JP4903025B2 - 発泡飲料用の注ぎ口構造並びにそれを有する泡改善缶容器、泡改善ポリエチレンテレフタレート樹脂製容器、泡改善泡立て具、泡改善ディスペンサー及び泡改善発泡飲料用ピッチャー - Google Patents
発泡飲料用の注ぎ口構造並びにそれを有する泡改善缶容器、泡改善ポリエチレンテレフタレート樹脂製容器、泡改善泡立て具、泡改善ディスペンサー及び泡改善発泡飲料用ピッチャー Download PDFInfo
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Description
注ぎ口がプラスチック樹脂で形成されてなるか、或いは、注ぎ口の少なくとも内壁面がプラスチック樹脂からなる被覆層で覆われており、且つ、
前記プラスチック樹脂で形成された注ぎ口の内壁面又は前記被覆層の表面は、JIS K6768 1999で規定される濡れ性が38dyn/cm以上であるように表面改質されていることを特徴とする。
注ぎ口がプラスチック樹脂で形成されてなるか、或いは、注ぎ口の少なくとも内壁面がプラスチック樹脂からなる被覆層で覆われており、且つ、
前記注ぎ口を形成しているプラスチック樹脂又は前記被覆層を形成しているプラスチック樹脂は、JIS K6768 1999で規定される濡れ性が38dyn/cm以上であることを特徴とする。
泡は、ビール、発泡酒等の発泡飲料の液体中において発生するよりも、液と接している容器等の壁面で発生しやすいが、さらに泡の発生の程度は、壁面の素材の濡れ性及び表面エネルギーに大きな影響を受け、水に対する濡れ性が良い、つまり表面エネルギーが大きな壁面である場合、泡量、泡持ちともに良好となることが判明した。本発明者らの調査によれば、プラスチック容器又は内面塗料を施した金属缶の注ぎ口の壁面は、ガラス瓶の注ぎ口の壁面と比較して、濡れ性が低いので、実際に、泡量が少なく、また泡持ち時間が短かった。容器の形状を類型ごとに分類し、いずれの分類においてもこの傾向は同じであった。そこで、プラスチック容器又は内面塗料を施した金属缶において、注ぎ口の壁面のJIS K6768 1999で規定される濡れ性(以下、単に「濡れ性」と省略して表記する。)を38dyn/cm以上とすることで、泡量を多く、泡持ちを良くすることができた。濡れ性改善によって発泡飲料用の注ぎ口構造に泡改善効果を付与する技術は、プラスチック容器又は金属缶だけでなく、他にも適用できる。例えば、ビールディスペンサーの注ぎ出し部やビールピッチャーの注ぎ口の濡れ性を改善し、また、泡立ちを良くするために容器の注ぎ口に装着する泡改善泡立て具の注ぎ口の濡れ性を改善する。
図1は第一形態に係る発泡飲料用の注ぎ口構造をプラスチック容器に持たせた場合の概略図であり、(a)は被覆層が容器の注ぎ口の内壁面のみを覆っている場合、(b)は被覆層が注ぎ口を含む容器の内壁面の全体を覆っている場合を示した。図1(a)に示すように、第一形態に係る発泡飲料用の注ぎ口構造10は、発泡飲料を注ぎ出すための注ぎ口構造において、注ぎ口の少なくとも内壁面がプラスチック樹脂からなる被覆層2で覆われており、且つ、被覆層2の表面は、濡れ性が38dyn/cm以上であるように表面改質されている。図1(a)に示した被覆層2は、プラスチック容器1の注ぎ口の内壁面のみを覆っているが、図1(b)に示すように被覆層2は、プラスチック容器1の内壁面全体を被覆していても良い。
図2は第二形態に係る発泡飲料用の注ぎ口構造をプラスチック容器に持たせた場合の概略図であり、(a)は被覆層が容器の注ぎ口の内壁面のみを表面改質した場合、(b)は被覆層が注ぎ口を含む容器の内壁面の全体を表面改質した場合を示した。図2(a)に示すように、第二形態に係る発泡飲料用の注ぎ口構造20は、発泡飲料を注ぎ出すための注ぎ口構造において、注ぎ口がプラスチック樹脂で形成されてなり、且つ、プラスチック樹脂で形成された注ぎ口の内壁面の表面3は、濡れ性が38dyn/cm以上であるように表面改質されている。図2(a)では、プラスチック容器1の注ぎ口の内壁面のみが表面改質されているが、図2(b)のように、プラスチック容器1の内壁面全体を表面改質しても良い。なお、図2(a)(b)において、表面改質した箇所を点線4で示した。
図1(a)に示すように、第三形態に係る発泡飲料用の注ぎ口構造30は、発泡飲料を注ぎ出すための注ぎ口構造において、注ぎ口の少なくとも内壁面がプラスチック樹脂からなる被覆層2で覆われており、且つ、被覆層2を形成しているプラスチック樹脂は、濡れ性が38dyn/cm以上である。図1(a)に示した被覆層2は、プラスチック容器1の注ぎ口の内壁面のみを覆っているが、図1(b)に示すように被覆層2は、プラスチック容器1の内壁面全体を被覆していても良い。
第四形態に係る発泡飲料用の注ぎ口構造は、発泡飲料を注ぎ出すための注ぎ口構造において、注ぎ口がプラスチック樹脂で形成されてなり、且つ、注ぎ口を形成しているプラスチック樹脂は、濡れ性が38dyn/cm以上である。少なくとも注ぎ口のみが濡れ性38dyn/cm以上のプラスチック樹脂で形成されていれば良い。したがって、第四形態に係る発泡飲料用の注ぎ口構造には、例えば、注ぎ口を含む成形体全体が38dyn/cm以上のプラスチック樹脂で形成されている形態、また、注ぎ口以外の部分が他の樹脂で形成されている形態がある。濡れ性が38dyn/cm未満であると、泡量が少なく、また、泡持ちが悪い。
500mlの耐圧PETボトルに5℃にて保管したビールを充填後、高さ105mm、満容量190mlのガラスコップに5秒で満量となるようにビールを注ぐ。このとき、コップの口の周端より30mm高のところに支持治具を配置し、支持治具に耐圧PETボトルの首を支えさせ、耐圧PETボトルを倒して、ビールをコップの中央で注ぎ込むようにする。このとき、泡までの高さを測定し、コップの高さから泡までの高さを差し引いて、泡量(mm)を算出する。同時に、泡持ち(時間)を測定する。泡切れの瞬間は、液面が見えた瞬間とする。泡量・泡持ちともに2杯目まで連続して測定する。2杯目ではビールの量が少なくなっていることによる流速及び注ぎ状態の変化に起因して、1杯目とは泡が異なる。そして、1杯目と2杯目の両方とも泡量及び泡持ちが良好であることが望まれる。試験は5回行ない、平均値を求めた。
図3の形状の泡立て具を用いた。図3は、実施例で用いた泡立て具の形状を示す図であり、(a)は上面図、(b)はA−A線での断面図である。口の内径(図3(a)の内径に相当する)は16.3mmである。
2 被覆層
3 注ぎ口の内壁面の表面
4 表面改質した箇所
10,20,30 発泡飲料用の注ぎ口構造
Claims (8)
- 発泡飲料を注ぎ出すための注ぎ口構造において、
注ぎ口がプラスチック樹脂で形成されてなるか、或いは、注ぎ口の少なくとも内壁面がプラスチック樹脂からなる被覆層で覆われており、且つ、
前記プラスチック樹脂で形成された注ぎ口の内壁面又は前記被覆層の表面は、JIS K6768 1999で規定される濡れ性が38dyn/cm以上であるように表面改質されていることを特徴とする発泡飲料用の注ぎ口構造。 - 発泡飲料を注ぎ出すための注ぎ口構造において、
注ぎ口がプラスチック樹脂で形成されてなるか、或いは、注ぎ口の少なくとも内壁面がプラスチック樹脂からなる被覆層で覆われており、且つ、
前記注ぎ口を形成しているプラスチック樹脂又は前記被覆層を形成しているプラスチック樹脂は、JIS K6768 1999で規定される濡れ性が38dyn/cm以上であることを特徴とする発泡飲料用の注ぎ口構造。 - 前記注ぎ口の内壁面又は前記被覆層の表面が、粗面化処理されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の発泡飲料用の注ぎ口構造。
- 請求項1、2又は3に記載の発泡飲料用の注ぎ口構造を有する缶容器であって、
該缶容器の内面に被覆されたプラスチック樹脂からなる内面塗料層は、JIS K6768 1999で規定される濡れ性が38dyn/cm以上であるように表面改質されているか、或いは、前記濡れ性が38dyn/cm以上のプラスチック樹脂で形成されていることを特徴とする泡改善缶容器。 - 請求項1、2又は3に記載の発泡飲料用の注ぎ口構造を有するポリエチレンテレフタレート樹脂製容器であって、
該ポリエチレンテレフタレート樹脂製容器の少なくとも内面にJIS K6768 1999で規定される濡れ性が38dyn/cm以上であるプラスチック樹脂を被覆しているか、或いは、該ポリエチレンテレフタレート樹脂製容器の少なくとも内面を表面改質して前記濡れ性を38dyn/cm以上としていることを特徴とする泡改善ポリエチレンテレフタレート樹脂製容器。 - 発泡飲料用の注ぎ口に装着可能な取り付け構造を有し、且つ、請求項1、2又は3に記載の発泡飲料用の注ぎ口構造を有することを特徴とする泡改善泡立て具。
- 発泡飲料抽出経路と泡抽出経路とを有するディスペンサーにおいて、
前記泡抽出経路の注ぎ出し部が請求項1、2又は3に記載の発泡飲料用の注ぎ口構造を有することを特徴とする泡改善ディスペンサー。 - プラスチック樹脂製の発泡飲料用ピッチャーにおいて、
該発泡飲料用ピッチャーの注ぎ口が請求項1、2又は3に記載の発泡飲料用の注ぎ口構造を有することを特徴とする泡改善発泡飲料用ピッチャー。
Priority Applications (1)
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| JP2006287753A JP4903025B2 (ja) | 2006-10-23 | 2006-10-23 | 発泡飲料用の注ぎ口構造並びにそれを有する泡改善缶容器、泡改善ポリエチレンテレフタレート樹脂製容器、泡改善泡立て具、泡改善ディスペンサー及び泡改善発泡飲料用ピッチャー |
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| JP2006287753A JP4903025B2 (ja) | 2006-10-23 | 2006-10-23 | 発泡飲料用の注ぎ口構造並びにそれを有する泡改善缶容器、泡改善ポリエチレンテレフタレート樹脂製容器、泡改善泡立て具、泡改善ディスペンサー及び泡改善発泡飲料用ピッチャー |
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| JP2006287753A Active JP4903025B2 (ja) | 2006-10-23 | 2006-10-23 | 発泡飲料用の注ぎ口構造並びにそれを有する泡改善缶容器、泡改善ポリエチレンテレフタレート樹脂製容器、泡改善泡立て具、泡改善ディスペンサー及び泡改善発泡飲料用ピッチャー |
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