JP4914262B2 - シールドフィルム及びシールドプリント配線板 - Google Patents
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Description
上記構成により、本発明のシールドフィルムは、難燃性樹脂を含有しているシールド層を有しており、難燃性樹脂(特に、耐熱性の高い難燃性熱硬化性樹脂)によって、プリント回路などへの密着性が低下することなく、後の工程でリフロー実装などされても問題なく使用可能な難燃性のシールドフィルムを提供できる。
カバーフィルムは、エンジニアリングプラスチックからなる。例えば、ポリプロピレン、架橋ポリエチレン、ポリエステル、ポリベンツイミダゾール、アラミド、ポリイミド、ポリイミドアミド、ポリエーテルイミド、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエチレンナフタレート(PEN)などが挙げられる。
あまり耐熱性を要求されない場合は、安価なポリエステルフィルムが好ましく、難燃性が要求される場合においては、ポリフェニレンサルファイドフィルム、さらに耐熱性が要求される場合にはアラミドフィルムやポリイミドフィルムが好ましい。
絶縁樹脂は、絶縁性を有する樹脂であればよく、例えば、熱硬化性樹脂又は紫外線硬化性樹脂などが挙げられる。熱硬化性樹脂としては、例えば、フェノール樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、シリコン樹脂、アクリル変性シリコン樹脂などが挙げられる。紫外線硬化性樹脂としては、例えば、エポキシアクリレート樹脂、ポリエステルアクリレート樹脂、及びそれらのメタクリレート変性品などが挙げられる。なお、硬化形態としては、熱硬化、紫外線硬化、電子線硬化などどれでもよく、硬化するものであればよい。
なお、絶縁層2の厚みは1μm〜10μm、好ましくは3μm〜7μmであることが好ましい。
ここで、リン含有熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、熱可塑性樹脂、リン化合物が含有されているものが挙げられる。
ここでのエポキシ樹脂としては、ビスフェノールA、ビスフェノールF、あるいは、ビスフェノールSを出発原料としてエピクロルヒドリンと反応させて得られる、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、また、フェノール、o−クレゾール、あるいは、ナフタレンジオールを出発原料としてホルムアルデヒドで縮合したものをエピクロルヒドリンと反応させて得られる、例えば、フェノールノボラック樹脂、o−クレゾールノボラック樹脂、ナフタレンノボラック樹脂などが挙げられ、これらは、1種単独で用いても、2種以上混合して用いてもよい。
また、ここでの熱可塑性樹脂としては、ポリアミド系樹脂、フェノキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリフェニレンオキシド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリビニル系樹脂などが挙げられ、これらは、1種単独で用いても、2種以上混合して用いてもよい。
エポキシ樹脂に熱可塑性樹脂を配合することで、柔軟性のある熱硬化性樹脂を得ることができる。
また、ここでのリン化合物としては、エポキシ樹脂などと直接反応する反応型、直接反応しない非反応型のいずれでもよい。エポキシ樹脂などと直接反応する反応型は、特に限定されないが、水酸基、アミノ基、カルボキシル基、メチロール基、エポキシ基、イソシアネート基、シラノール基、ビニル基などの官能基を有するものが挙げられ、耐熱性や接着性などが良好なものである。
リン含有熱硬化性樹脂の配合割合は、(A)エポキシ樹脂 5〜60重量部、(B)熱可塑性樹脂 100重量部、(C)(A)及び(B)の合計重量に対して、10〜35質量%である。これにより、基板実装(リフロー)に耐え、かつ、柔軟性のあるシールドフィルムを提供できる。
まず、絶縁層2の片面に、金属層3と、上記表1の各実施例及び各比較例の成分を有する接着剤層4とを設けて、各実施例及び各比較例のシールドフィルムとした。なお、難燃性試験及び可撓性試験以外の試験では、実施例1〜4及び比較例1〜4のシールドフィルムを評価するために、各実施例及び各比較例のシールドフィルムを、170℃で3分間、3MPaプレスして各試験の基材に貼り合わせた後、150℃で60分間、アフターキュア(後硬化)したものを用いている。
実施例1〜4及び比較例1〜4のシールドフィルムについて、以下の耐リフロー試験を行った。基材となる銅貼り積層板(ニッカン工業(株)製 F−30VC1)の銅箔に、接着剤層が接着するように各シールドフィルムを貼り合わせ、シールドフィルムの絶縁層側を上にしてIRリフロー炉(ピーク温度:265℃)を通した。その後、シールドフィルムの絶縁層表面の膨れ、剥がれ等の外観異状の有無を目視によって評価を行った。膨れ及び剥がれ等の外観異状が確認されなかったものを○、膨れ及び剥がれ等の外観異状が確認されたものを×として、結果を表1に示した。
実施例1〜4及び比較例1〜4のシールドフィルムについて、以下の難燃性試験を行った。まず、上記作製方法を用いて、各シールドフィルムの接着剤層表面に転写フィルムを形成した後、各シールドフィルム単体を170℃で3分間、3MPaプレスした。次に、転写フィルムを剥離して、150℃で60分間、アフターキュアを行った。そして、各シールドフィルムをマンドレルに巻き付けて丸めた後、取り外し、それぞれについて、UL−94の垂直燃焼性試験(VTM規格)に準拠して難燃性の評価を行った。VTM−0に合格したものを○、不合格のものを×として、結果を表1に示した。
実施例1〜4及び比較例1〜4のシールドフィルムをそれぞれ厚さが25μmのポリイミドフィルム(東レ・デュポン(株)製 カプトン100H)に貼り合わせたものについて、UL−94の垂直燃焼性試験(V規格)に準拠して難燃性の評価を行った。V−0に合格したものを○、不合格のものを×として、結果を表1に示した。
実施例1〜4及び比較例1〜4のシールドフィルムについて、以下の密着性試験を行った。まず、上記作製方法を用いて、基材となる厚さが25μmのポリイミドフィルム(東レ・デュポン(株)製 カプトン100H)に、接着剤層が接着するように各シールドフィルムを貼り合わせた。次に、ポリイミドフィルムを180°剥離し、シールドフィルムの強度(密着性)を測定した。この強度が4.0N/cm以上のものを○(合格)、4.0N/cm未満のものを×(不合格)として、結果を表1に示した。
2 絶縁層
3 金属層
4 接着剤層
5 ベースフィルム
6 プリント回路
6a 信号回路
6b グランド回路
6c 非絶縁部
7 絶縁フィルム
7a 絶縁除去部
8 基体フィルム
10 シールドプリント配線板
Claims (7)
- 絶縁層と、
前記絶縁層の片面に金属層と、260℃のリフロー実装に耐えうる耐熱性のあるリン含有熱硬化性樹脂、難燃剤及び導電性フィラーを含有する異方導電性接着剤層とを順次設けた状態で有しており、
前記難燃剤が、前記熱硬化性樹脂100重量部に対して10〜180重量部配合されていることを特徴とするシールドフィルム。 - 絶縁層と、
260℃のリフロー実装に耐えうる耐熱性のあるリン含有熱硬化性樹脂と、難燃剤と、導電性フィラーとを含有する等方導電性接着剤層とを有しており、
前記難燃剤が、前記熱硬化性樹脂100重量部に対して10〜180重量部配合されていることを特徴とするシールドフィルム。 - 前記リン含有熱硬化性樹脂は、エポキシ樹脂、熱可塑性樹脂及びリン化合物が含有されており、前記リン化合物が前記エポキシ樹脂と直接反応する反応型、又は直接反応しない非反応型の何れかであることを特徴とする請求項1又は2に記載のシールドフィルム。
- 前記リン含有熱硬化性樹脂の配合割合は、(A)エポキシ樹脂 5〜60重量部、(B)熱可塑性樹脂 100重量部、(C)(A)及び(B)の合計重量に対して、10〜35質量%であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のシールドフィルム。
- 前記導電性フィラーの配合割合は、難燃性樹脂100重量部に対して10〜100重量部であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のシールドフィルム。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載のシールドフィルムを、1層以上のプリント回路を含む基体の少なくとも片面上に有することを特徴とするシールドプリント配線板。
- 前記基体がフレキシブルプリント配線板であることを特徴とする請求項6記載のシールドプリント配線板。
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