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JP4929094B2 - 電力量計 - Google Patents
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Description

本発明は、需要家における消費電力を計測する電力量計に関し、特に電力量計の内部を浸水から保護する技術に関する。
近年、電子式電力量計の普及に伴い、その低コスト化が求められている。また、近年の傾向として、電力量計の筐体にはデザイン性も求められている。従来の金属材料を加工して作製する筐体では、低コスト化およびデザイン性の向上は実現が困難であるため、プラスチック材料を使用して筐体を作製することが行われている。
例えば、特許文献1に開示された電力量計は、電力測定回路および電力量表示のための表示回路を内蔵する電力測定部と、この電力測定部に固着されて電源の供給側と負荷側の電力線を中継する端子ボックスとを覆うための検定封印カバーおよび電力封印カバーを備えている。
検定封印カバーおよび電力封印カバーは、需要家における取り付け環境に長期間耐えられる耐候性を有する材料、例えば、ポリカーボネートで作製され、且つ、電力測定部の電子回路や表示部を保護し、長期間にわたって密封性および防水性を確保できる構造を有する。検定封印カバーと電力封印カバーとは、端子ボックスに当接する部分において互いに嵌合するように成形されており、且つ、図示しないパッキンやOリングが嵌合部の周囲に布設されることによって、組み立てが容易なシール構造が可能となっている。
特開2004−245704号公報
しかしながら、上述した従来の電力量計では、プラスチック材料を用いた低コスト化およびデザイン性の向上を、パッキンなどを用いた防水構造で実現しようとすると、プラスチック材料がパッキンなどの影響によって劣化し、その実現は困難であるという問題がある。
本発明は、上述した問題を解消するためになされたものであり、その課題は、プラスチック材料を用いて低コスト化およびデザイン性の向上を図った筐体の防水性能を向上させることができる電力量計を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、電子回路および表示器を含む内部部品と、内部部品を収容する内部部品カバーであって側面から外側に張り出して先端部が下方に折り曲げられた張出部が設けられた内部部品カバーと一体に形成され、電源および負荷に接続するための端子を備えた端子ブロックと、内部部品が収容された内部部品カバーを収容するケースと、ケースに嵌合されて端子ブロックを覆う端子カバーとを備え、端子カバーは、該端子カバーの端部がケースの端部の内側に入り込んで該ケースと嵌合し、且つ、内部部品カバーに設けられた張出部の下方に折り曲げられた部分がケースの端部と端子カバーの端部との間に挟み込まれていることを特徴とする。
また、本発明は、電子回路および表示器を含む内部部品と、内部部品を収容する内部部品カバーであって側面から外側に張り出して先端部が下方に折り曲げられた張出部が設けられた内部部品カバーと電源および負荷に接続する端子を備えた端子ブロックと、内部部品が収容された内部部品カバーを収容するケースと、ケースに嵌合されて端子ブロックを覆う端子カバーとを備え、端子カバーは、該端子カバーの端部がケースの端部の内側に入り込んで該ケースと嵌合し、且つ、内部部品カバーに設けられた張出部の下方に折り曲げられた部分がケースの端部と端子カバーの端部との間に挟み込まれていることを特徴とする。
本発明によれば、端子カバーは、その端部がケースの端部の内側に入り込んでそのケースと嵌合し、且つ、内部部品カバーに設けられた張出部の下方に折り曲げられた部分がケースの端部と端子カバーの端部との間に挟み込まれているので、外部から水が浸入したとしても、ケースと張出部の下方に折り曲げられた部分との間を通り、さらに、ケースと端子カバーとが嵌合している部分から外部に排出される。したがって、パッキンを使用する必要がないのでプラスチック材料の劣化を考慮する必要がなく、プラスチック材料を用いて低コスト化およびデザイン性の向上を図った筐体の防水性能を向上させることができる。
また、端子ブロックと内部部品カバーを分離しても、同様の作用および効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、実施例1に係る電力量計の概略を説明する。図1は、本発明の実施例1に係る電力量計の概略の構成を分解して示す斜視図である。この電力量計は、ケース1、端子カバー2、端子ブロック3、内部部品カバー4および内部部品5から構成されている。
ケース1は、プラスチック材料から構成されており、電力量計の外観の上半分を形成する。このケース1は、内部部品カバー4に収容された内部部品5を収容する。このケース1には、内部部品の1つである表示器(図示は省略する)を見ることができるように、窓11が設けられている。また、ケース1の前面には、締結部12aおよび12bが形成されており、これら締結部12aおよび12bには、内部部品カバー4に収容された内部部品5を検定封印するための検定封印ねじ6aおよび6bが挿入されるねじ孔13aおよび13bが設けられている。
なお、検定封印とは、日本電気計器検定所で行われるものであり、各需要家で計量される電力量に格差を生じないように各電力量計の精度を同一とするために、電力量計の内部計測回路の調整を行い、この後、外部からいたずら等されないように行うものである。
端子カバー2は、プラスチック材料から構成されており、電力量計の外観の下半分を形成する。この端子カバー2は、ケース1に嵌合されて端子ブロック3を覆う。この嵌合は、端子カバー2の端部21がケース1の端部14の内側に入り込むようにして行われる。また、端子カバー2の前面には、締結部22aおよび22bが形成されており、これら締結部22aおよび22bには、電力量計の電力封印を行うための電力封印ねじ7aおよび7bが挿入されるねじ孔23aおよび23bが設けられている。
なお、電力封印とは、電力量計が需要家に取り付けられて配線等が終了した時に行われるものであり、検定封印された電力量計が取り付けられた後、電力線の配線等が変えられて不正な計量がされないように行うものである。
端子ブロック3は、プラスチック材料から成るブロックに、電源および負荷に接続する電力線を固定するための端子31が設けられて構成されている。この端子ブロック3は、電源の供給側から負荷側に至る電力線を中継するとともに、内部部品5に電源を供給する。端子ブロック3の側面には、電力封印ねじ7aおよび7bが螺合されるねじ孔32aおよび32bが設けられている。
内部部品カバー4は、プラスチック材料から構成されており、内部部品5を収容する。そして、内部部品5を収容した状態で端子ブロック3に取り付けられる(接続される)。この内部部品カバー4には、検定封印ねじ6aおよび6bが螺合される有底ねじ孔41aおよび41bが設けられている。なお、図1においては、内部部品カバー4の形状は簡略化して描いている(詳細は後述する)。
内部部品5は、電力量を測定するための電子回路を構成する電子部品および上述した表示器などを搭載した基板から構成されている。この内部部品5は、上述したように、内部部品カバー4に収容される。
次に、実施例1に係る電力量計の要部の詳細を説明する。図2(a)は、実施例1に係る電力量計が組み立てられた場合の詳細な構成を示す正面図であり、図2(b)は、側断面図である。また、図3は、図2(b)の丸印で囲った部分を拡大して示す拡大図である。
端子カバー2の端部21は、図3に拡大して示すように、該端子カバー2がケース1に嵌合されるときに、ケース1の端部14の内側に容易に入り込むことができるように、内側に傾斜して成形されている。
また、内部部品カバー4には、検定封印ねじ6aおよび6bが螺合される有底ねじ孔41aおよび41bの下方に、その側面から外側(ケース1側)に張り出し、先端部43が下方に折り曲げられた張出部42が形成されている。
ケース1と端子カバー2との嵌合は、次のようにして行われている。すなわち、端子カバー2の端部21がケース1の端部14の内側に入り込み、且つ、内部部品カバー4に設けられた張出部42の下方に折り曲げられた先端部43がケース1の端部14と端子カバー2の端部21との間に挟み込まれて嵌合されている。
上記のように構成される本発明の実施例1に係る電力量計においては、図3に矢印で示すように、雨や放水などによってケース1と端子カバー2とが嵌合する部分の上方から流れる水があっても電力量計の内部に入り込むことはない。
また、図4に矢印で示すように、風雨や放水などによってケース1と端子カバー2とが嵌合する部分の下方からの水があり、一部がケース1と端子カバー2との接合部分から内部に入ったとしても、張出部42の先端部43で浸入が阻止され、電力量計の内部に入り込むことはない。
また、図5に矢印で示すように、風雨や放水などによって締結部12aまたは12bの検定封印ねじ6aおよび6bと有底ねじ孔41aおよび41bとの間に水が浸入した場合は、ケース1と内部部品カバー4との間から張出部42の上外面から張出部42の下方に折り曲げられた先端部43とケース1との間を通って外部に排出されるので、電力量計の内部に入り込むことはない。
以上説明したように、本発明の実施例1に係る電力量計によれば、端子カバー2は、その端部21がケース1の端部14の内側に入り込んでそのケース1と嵌合し、且つ、内部部品カバー4に設けられた張出部42の下方に折り曲げられた先端部43がケース1の端部14と端子カバー2の端部21との間に挟み込まれているので、外部から水が浸入したとしても、電力量計の内部に入り込まれることはない。したがって、パッキンを使用する必要がないのでプラスチック材料の劣化を考慮する必要がなく、プラスチック材料を用いて低コスト化およびデザイン性の向上を図った筐体の防水性能を向上させることができる。
なお、上述した実施例1に係る電力量計は、内部部品カバー4の張出部42の成形を容易にするために、端子ブロック3と内部部品カバー4とを別体に構成したが、図6に概略の構造を示すように、端子ブロック3と内部部品カバー4とを一体に構成することができる。この構成によれば、電力量計の組み立ての工程を減らすことができる。
本発明の実施例1に係る電力量計の概略の構成を分解して示す斜視図である。 本発明の実施例1に係る電力量計の詳細な構成を示す正面図および側断面図である。 図2(b)の側断面図に示す丸印の部分を拡大して示す拡大図である。 本発明の実施例1に係る電力量計において下方からの水の浸入防止を説明するための図である。 本発明の実施例1に係る電力量計において締結部からの水の浸入防止を説明するための図である。 本発明の実施例1に係る電力量計の他の構成例を示す図である。
符号の説明
1 ケース
2 端子カバー
3 端子ブロック
4 内部部品カバー
5 内部部品
6a、6b 検定封印ねじ
7a、7b 電力封印ねじ
11 窓
12a、12b、22a、22b 締結部
13a、13b、23a、23b、32a、32b ねじ孔
14 ケースの端部
21 端子カバーの端部
31 端子
41a、41b 有底ねじ孔
42 張出部
43 張出部の先端部

Claims (3)

  1. 電子回路および表示器を含む内部部品と、
    前記内部部品を収容する内部部品カバーであって側面から外側に張り出して先端部が下方に折り曲げられた張出部が設けられた内部部品カバーと一体に形成され、電源および負荷に接続するための端子を備えた端子ブロックと、
    前記内部部品カバーを収容するケースと、
    前記ケースに嵌合されて前記端子ブロックを覆う端子カバーとを備え、
    前記端子カバーは、該端子カバーの端部が前記ケースの端部の内側に入り込んで該ケースと嵌合し、且つ、前記内部部品カバーに設けられた張出部の下方に折り曲げられた部分が前記ケースの端部と前記端子カバーの端部との間に挟み込まれていることを特徴とする電力量計。
  2. 電子回路および表示器を含む内部部品と、
    前記内部部品を収容する内部部品カバーであって側面から外側に張り出して先端部が下方に折り曲げられた張出部が設けられた内部部品カバーと、
    電源および負荷に接続する端子を備えた端子ブロックと、
    前記内部部品カバーを収容するケースと、
    前記ケースに嵌合されて前記端子ブロックを覆う端子カバーとを備え、
    前記端子カバーは、該端子カバーの端部が前記ケースの端部の内側に入り込んで該ケースと嵌合し、且つ、前記内部部品カバーに設けられた張出部の下方に折り曲げられた部分が前記ケースの端部と前記端子カバーの端部との間に挟み込まれていることを特徴とする電力量計。
  3. 前記内部部品カバーを前記張出部の上方で前記ケースにねじ止めにより締結して内部部品を封印する締結部を備え、
    前記締結部のねじから水が入り込んだ場合に、該水を、前記内部部品カバーに設けられた張出部の上外面から該張出部の下方に折り曲げられた部分の外面と前記ケースとの間を通って外部に導く経路が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の電力量計。
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