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JP4947449B2 - 自動ドアの防犯装置 - Google Patents
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発明の詳細な説明
本発明は、自動ドアの上方に人の入退出を感知する人感センサと、ドア開閉時に人がドア間に挟まれるのを防止する安全装置のビームセンサとの既存の2つにのセンサを利用して、前記人感センサの感知により犯人の自動ドアへの最接近時に周囲に迷惑をかけない程度に犯人を威嚇する威嚇装置と、自動ドアの損壊するために自動ドアに犯人が最接近したときに強烈な威嚇をして周囲にそれを警報する警報装置とを作動させて犯人を完璧に退散させることにより、犯人による自動ドアの損壊を事前に防止するようにした自動ドアの防犯装置に関するものである。
例えば、特許文献1には、「ドアの開閉操作時の位置検出用として出力されるパルス信号を利用するとともに、ドアコントローラにより制御される電気錠の制御状態によって、防犯対策に必要な警報信号の生成要否をドアコントローラが判断する。ドアコントローラは、警報信号の生成要と判断した時の警報信号を生成してこれを送信する。具体的には、電気錠が施錠状態にあり、この状態をドアコントローラが認識しているにもかかわらずパルス信号が所定の数だけ計数されることで、不審者が電気錠を例えば強引に解錠、或いは損壊してドアを開放している状況にあると考えて警戒信号を生成もので、部品点数の削減やコストの削減、また作業効率の改善を図ることを可能とし、さらには防犯対策を施す対象を広げることを可能とする自動ドア装置及び自動ドア装置のドアコントローラにおける警報信号生成出力方法」が記載されている。
そして、「ドアの開閉動作時のブレーキ位置、全開位置、全閉位置の検出用として前記ドアを開閉する駆動機構のモータに取り付けられたセンサからの、前記ドアの移動量に比例したパルス信号と、前記ドアをロックするために備えられた電気錠に対しての制御状態とに基づいて警報信号の生成要否を判断するとともに、生成要と判断したときには、前記警報信号を送信対象機器又は装置に対して出力する構成のドアコントローラを備える」旨説明されている(段落0006)。
また、「ドアの開閉動作時の位置検出用として出力されるパルス信号を利用するとともに、ドアコントローラにより制御される電気錠の制御状態によって、ドアコントローラは、警報信号の生成要と判断したときに警報信号を生成してこれを送信する」旨説明されている(段落0007)。
さらに、「電気錠が施錠状態にあるとドアコントローラが認識しているにもかかわらずパルス信号が所定の数だけ計測されることで、不審者が電気錠を例えば強引に解錠、或いは損壊してドアを開放している状況にあると考え、この場合ドアコントローラは不法侵入と確定して警報を生成する」旨等説明されている(段落0011)。
しかしながら、特許文献1記載の発明においては、ドアを開閉する駆動機構のモータに取り付けられたセンサからのドアの移動量に比例したパルス信号の所定数により警報の生成要否を判断するドアコントローラを必要とするものであって、さらに、自動ドアの上方に人の入退出を感知する人感センサと、ドア開閉時に人がドア間に挟まれるのを防止する安全装置のビームセンサとを利用するものではないので、構成が極めて複雑となり安価に提供することができない。
また、特許文献2には、「窓ガラス用防犯センサシステムは、室内と室外とを仕切る窓ガラス付近に設置されるものであり、窓ガラスの室外側に第1人体検知可能エリアを有する第1センサと、窓ガラスの室内側に第2人体検知可能エリアに有する第2センサとを備え、窓ガラスを破壊して室内に侵入する不審者を検知するのに有利なまだガラス用の防犯センサシステムを提供する」旨が記載されている。
そして、「前記第2センサの第2人体検知可能エリアは、前記窓ガラスが破壊されたとき、窓ガラスの破壊空間部分を介して第1空間に拡張される」旨、また「第1センサは前記第2空間に設置されており、窓ガラスを透過する電磁波に基づいて、窓ガラスで仕切られる第1空間側の前記第1人体検知可能エリアに存在する人体を検知する」旨説明されている。(請求項2及び3)
しかしながら、特許文献2記載の発明においては、不法侵入時、自動ドア開放破損にいたる事前において犯人を威嚇するものでなく、また、自動ドアの上方に人の入退出を感知する人感センサと、ドア開閉時に人がドア間に挟まれるのを防止する安全装置のビームセンサとを利用するものではないので、構成が極めて複雑となり安価に提供することができない。
また、特許文献3には、「ドアの内側に設けられた内部ユニットと、ドアの外部に設置された外部ユニットとを有し、当該内外のユニットを通して設けられたCCDカメラである撮像手段と、これらユニットとは別の位置に配置された撮像手段により来訪者を撮像する。内部ユニットは人物検知センサのON動作により撮像を開始したこれら3つの撮像手段から画像情報をモニタし、これら撮像手段のうち、一から画像情報が受信できなくなった時点で、撮像手段の破壊等の悪意があったものと判断して警報音を発生、ストロボライト点灯等を行い、これ以上の悪戯或いは犯行の遂行を断念させることにより、来訪者の善意、悪意を判断して適切な対応をとるよう構成した外部視認システムを提供する」旨記載されている。
そして、「・・・不在モードに設定されている装置は、撮像と共に録画を開始する。この場合、内部システムの中央処理部は複数の撮像手段の全てが撮像しているか否かを監視し、若し一部の撮像手段から画像情報が入力しなくなったら、異変ありとして警報を発する。・・・万一センサーが検知した人物が、前記ピッキング犯、悪戯等、犯意若しくは悪意をもって来宅した者である場合には、この表示が出ることによってその者である場合は自己が撮像、録画されていることに危険を感じ、犯罪或いは悪戯を実行することなく直ちに逃走し、犯罪や悪戯は未遂に終わることが期待できる。・・・撮像手段を破壊し、或いはレンズを覆う等して無機能化することは事実上不可能であるため、また複数台撮像装置を同時に破壊或いは無機能化することは事実上不可能であるため、複数の撮像手段から画像情報が途絶えた時点で、異変有りとして警報を発する・・・」旨説明されている。(段落0009〜0011)
しかしながら、特許文献3記載の発明においては、前記撮像手段(1,2、7,8)が4個も必要となり、撮像手段であるカメラ等の正確な位置設定が要求されるばかりか、防犯装置全体が複雑かつ高価となる。また、自動ドアの上方に人の入退出を感知する人感センサと、ドア開閉時に人がドア間に挟まれるのを防止する安全装置のビームセンサとを利用するものではないので、構成が極めて複雑となり安価に提供することができない。
また、特許文献4には、「犯行現場に犯人が侵入したことを検出して、この犯行を断念させる防犯システムであって、犯人が犯行に及ぶと推定される検知エリアに侵入すると検知信号を出力する防犯センサである例えば遠赤外腺センサと、繰返し周期Tの検出単位時間を有するパルス信号Eを発信しながら、前記検知信号の入力に対して比較演算した結果、不審行動とみなされる場合には、威嚇信号を出力する威嚇処理Pを行う防犯制御装置Aと、該威嚇信号の入力に応じて犯人を威嚇する威嚇装置Cとを備え、犯人に該当すると予測される行動不審者のみに対して、鍵部が破壊されたりドアが開れる前に、断続的に威嚇して心理的圧力を加え、犯行を断念させることによって、これらの犯行を未然に防ぎ、被害を最小限に留める防犯システム」が記載されている。
そして、「待機状態の前記防犯制御装置において、防犯センサの最初の検知信号が入力されると共に警戒状態に移行して前記検出単位信号をカウントするカウント処理を開始し、所定の終了条件に至らない限りは、前記威嚇処理において、各種の犯行の特徴に応じた特定の検出カウント数の検出単位信号が発信されているか判定し、検出カウント数の検出単位信号が発信されている時には、その間に前記防犯センサの検知信号の入力があるかその都度検出し、検知信号の入力が検出されている時には、威嚇信号をその都度出力し、前記威嚇装置によって犯人を断続的に威嚇し、これにより犯行を断念させて未然に防止する」旨説明されている。(請求項1)
また、「断続的に威嚇した後にもなお検知エリアに留まる犯人による犯行を防止するために、各種の犯行の特徴に応じた特定の移行カウント数の検出単位信号が発信されているか判定し、移行カウント数の検出単位信号が発信されている時には、威嚇処理を終了して警報処理に移行し、所定の終了条件に至らない限りは、警報処理において、前記防犯センサの検知信号の入力があるか検出し、検知信号の入力が検出された時には、警報信号を出力して、警報装置により犯人に対して警報を発する」旨説明されている。(請求項2)
しかしながら、特許文献4記載の発明においては、各種の犯行の特徴に応じた特定の移行カウント数の検出単位信号が発信されているか判定しなければならず、このような判断を行うにあたり別途センサや判別回路が必要となり、装置全体が複雑かつ高価となる。また、自動ドアの上方に人の入退出を感知する人感センサと、ドア開閉時に人がドア間に挟まれるのを防止する安全装置のビームセンサとを利用するものではないので、構成が極めて複雑となり安価に提供することができない。
特開2008−255638号公報 特開2006−090720号公報 特開2003−169322号公報 特開2004−252716号公報
発明が解決しようとする課題
本発明は、自動ドアの上方に人の入退出を感知する人感センサと、ドア開閉時に人がドア間に挟まれるのを防止する安全装置のビームセンサとの既存の2つにのセンサを利用して、前記人感センサの感知により犯人の自動ドアへの最接近時に周囲に迷惑をかけない程度に犯人を威嚇する威嚇装置と、自動ドアの損壊するために自動ドアに犯人が最接近したときに強烈な威嚇をして周囲にそれを警報する警報装置とを作動させて犯人を完璧に退散させることにより、犯人による自動ドアの損壊を事前に防止するようにした自動ドアの防犯装置を提供することにある。
課題を解決する手段
請求項1の発明は、自動ドアの上方に人の入退出を感知する人感センサと、ドア開閉時に人がドア間に挟まれるのを防止する安全装置のビームセンサとからなる自動ドアにおいて、前記ビームセンサは犯人が自動ドア前面へ近接したとき にONとなるように自動ドア外側前面に沿って左右に設けると共に、自動ドアモードと防犯モードとを切り替える切替スイッチを設け、前記モード切替スイッチが防犯モードの時前記人感センサのON作動により周辺に迷惑のかからない程度に犯人を威嚇する威嚇装置と、前記ビームセンサのON作動により犯人が自動ドア前面へ最接近したことを周辺に強烈に報知する警報装置とを設けた自動ドアの防犯装置を提供するものである。
この発明においては、前記ビームセンサは犯人が自動ドア前面へ近接したときにONとなるように自動ドア外側前面に沿って左右に設けているので、犯人が自動ドアの下端を持ち上げてドアをこじ開けドアを吊車から脱輪させるという破損行為に至る以前に警報を発することができる。
また、前記人感センサの感知により威嚇装置によって犯人の自動ドアへの接近を周囲に迷惑をかけない程度の第1段階の威嚇をするとともに、前記ビームセンサの感知により警報装置によって犯人が自動ドアに最接近したとき強烈に威嚇をして周囲に警報する第2段階の威嚇をするもので、これら2段階の威嚇によって犯人を完璧に退散させることができる。
前記人感センサの感知による威嚇は周囲に迷惑をかけない程度の威嚇であるので、犯人でないものが誤って人感センサの感知領域に入って威嚇装置が作動しても、周囲の迷惑とはならない。
以下に本発明の一実施形態を図面に基づき説明する。図1は自動ドア外側の感知エリア内に人が入った状態を表す説明図、図2はビームセンサに人が感知した状態を表す説明図、図3はモード切替スイッチの概略説明図、図4は各センサと威嚇モード・警報モードの動作説明図である。
図1及び図2に示すように、自動ドアAT上方には、ドアDの外側の感知エリア5内に人Pが侵入したことを感知する人感センサ2が設けられている。この人感センサ2は、例えば、近赤外線を発する人感センサから感知エリア5下方フロアの検出エリアE(図示せず)に光を照射して、これら検出エリアEからの反射光を受光して、図1及び2のエンジンボックス1に内蔵されてドア開閉駆動モータを作動させるものである(例えば、特開2008−008004参照)。
また、自動ドアAT開閉位置近傍の外側面に沿って左右にビームセンサ3が設けられていて、この自動ドアATは開放したドアD近辺に人が存在した場合に、このビームセンサ3がそれを感知して、人が挟まれないようにドアDを解放状態に維持するようにしている。
図3に示すように、この自動ドアの防犯装置においては、通常自動ドアとして使用する場合の自動ドアモードXと防犯用として使用する場合の防犯モードYに切り替えるモード切替スイッチ7を設けている。そして、自動ドアモードXに切り替えて通常自動ドアとして使用するように人感センサ及びビームセンサに接続して人の出入開閉及びドア近辺に人が存在する場合のドア開放維持する一方、防犯モードYに切り替えて人感センサ2及びビームセンサ3に接続して、これらの感知により威嚇装置及び/又は警報装置を作動させるようにしている。
図4に示すごとく、一般の自動ドアモードXに切り替えている場合は、人Pが感知エリア5に入ると人感センサ2がONとなり自動ドアATが開放され、人が感知エリア5から出ると人感センサ2がOFFとなり自動ドアATが閉鎖される。また、自動ドアが開放していてこのドア近辺に人が存在していると、人感センサ2がOFFであっても、ビームセンサ3が作動して自動ドアATの開放状態を維持し、ドア間に人が挟まれないよう安全対策がなされている。尚、人がドアD間にいなくなりビームセンサがOFFであると自動ドアATは閉鎖される。
一方、モード切替スイッチ7が防犯モードの時、前記人感センサ3がONすると威嚇モードに切り替わり、不信者が感知エリア5内に侵入したとして、フラッシュライト、回転灯、人声、シャッタ音等の周囲に迷惑をかけない程度の威嚇装置を作動させる。
さらに、図2にも示すように、不信者Pが感知エリア5内にさらに留まり、ドアDをこじ開ける等の損壊行為を行うべくドアD近傍の外側面に近接すると(図2では犯人の頭が近接)、前記ビームセンサ3がONとなり警報モードに切り替わり警報装置(図示せず)を作動させる。この警戒装置はサイレン等周辺に鳴り響くような大きな警報と強烈な照明手段により犯人を威嚇すると共に周囲に警報して、犯人を退散させ犯人による自動ドアの損壊行為を未然に防止するようにしている。
尚、4はシリンダ本締錠、6は電気錠であり、本発明ではこれらシリンダ本締錠4及び電気錠6の閉鎖状態を条件に防犯モードの作動が許容されるものではない。
発明の効果
この発明においては、前記ビームセンサは犯人が自動ドア前面へ近接したときにONとなるように自動ドア外側前面に沿って左右に設けているので、犯人が自動ドアの下端を持ち上げてドアをこじ開けドアを吊車から脱輪させるという破損行為に至る以前に警報を発することができる。
また、前記人感センサの感知により威嚇装置によって犯人の自動ドアへの接近を周囲に迷惑をかけない程度の第1段階の威嚇をするとともに、前記ビームセンサの感知により警報装置によって犯人が自動ドアに最接近したとき強烈に威嚇をして周囲に警報する第2段階の威嚇をするもので、これら2段階の威嚇によって犯人を完璧に退散させることができる。
前記人感センサの感知による威嚇は周囲に迷惑をかけない程度の威嚇であるので、犯人でないものが誤って人感センサの感知領域に入って威嚇装置が作動しても、周囲の迷惑とはならない。
自動ドア外側の感知エリア内に人が入った状態を表す説明図 ビームセンサに人が感知した状態を表す説明図 モード切替スイッチの概略説明図 各センサと威嚇モード・警報モードの動作説明図
1 エンジンボックス
2 人感センサ
3 ビームセンサ
4 シリンダー本締錠
5 人体検知エリア
6 電気錠
7 防犯切替スイッチ
AT 自動ドア
D ドア(左右開閉ドア)
X 自動ドアモード
Y 防犯モード

Claims (1)

  1. 自動ドアの上方に人の入退出を感知する人感センサと、ドア開閉時に人がドア間に挟まれるのを防止する安全装置のビームセンサとからなる自動ドアにおいて、前記ビームセンサは犯人が自動ドア前面へ近接したときにONとなるように自動ドア外側前面に沿って左右に設けると共に、自動ドアモードと防犯モードとを切り替える切替スイッチを設け、前記モード切替スイッチが防犯モードの時前記人感センサのON作動により周辺に迷惑のかからない程度に犯人を威嚇する威嚇装置と、前記ビームセンサのON作動により犯人が自動ドア前面 へ最接近したことを周辺に強烈に報知する警報装置とを設けた自動ドアの防犯装置。
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