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JP4947574B2 - グースネック型マイクロホン装置 - Google Patents
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Description

本発明は、フレキシブルパイプと、その連結対象部材としての相手材とを相互に確実に電気的に導通させながら連結させたグースネック型マイクロホン装置に関する技術である。
グースネック型マイクロホン装置は、その一部にフレキシブルパイプが用いられている。また、このフレキシブルパイプは、よく知られているように、鋼などの丸線材で復元力を担う引張コイルバネを作成し、その上から引張コイルバネの丸線材相互間に隙間を形成しつつ、断面略三角形状を呈して塑性変形する銅合金などの三角線材を挟み込むことにより形成されている。
このため、フレキシブルパイプは、丸線材と三角線材との間に生成される強い摩擦力のもとで相互が接触する結果、任意の位置へと屈曲変形させた際にその変形状態を自己保持することができる。したがって、グースネック型マイクロホン装置は、音源に対しての好適位置へとマイクロホンユニットを調整することができることから、発言者の多い会議場などにおいて机を含む設置体に配置して利用されている。
図3は、従来からあるグースネック型マイクロホン装置の一例について、その一部に断面構造を含めて示す要部説明図である。同図によれば、グースネック型マイクロホン装置101を構成しているマイクロホンスタンド102は、フレキシブルパイプ103と、該フレキシブルパイプ103の連結対象部材である相手材としてのユニット保持部113、中間パイプ123、中継パイプ133および基台部143とで構成されている。
この場合、フレキシブルパイプ103は、上側に配設される一側パイプ部104と、下側に配設される他側パイプ部105との2本で構成されている。そして、一側パイプ部104は、その先端側に図示しないマイクロホンユニット用のユニット保持部113が、基端側に中間パイプ123の先端部位がそれぞれ相手材として連結されている。また、他側パイプ部105は、その先端側に中継パイプ133を介在させた中間パイプ123の基端部位が、基端側に基台部143がそれぞれ相手材として連結されている。
また、相手材であるユニット保持部113、中間パイプ123、中継パイプ133および基台部143は、一側フパイプ部104と他側パイプ部105とで構成されるフレキシブルパイプ103側との連結部位のそれぞれに、該フレキシブルパイプ103の外径と略同等の内径が付与された導入部113a,123a,133a,143aを備えている。フレキシブルパイプ103は、それぞれの両端部104a,104bおよび105a,105bのそれぞれを対応する位置関係にある各導入部113a,123a,133a,143a内へとへ挿入して連結させて形成されるそれぞれの導電連結部108を介して電気的に導通され、これにより電磁波に対するシールド性が付与された1本のマイクロホンスタンド102を形成することができるようになっている。
また、グースネック型マイクロホン装置101は、その先端に取り付けられる図示しないマイクロホンユニット側から取り出される電気ケーブルが、中空体であるマイクロホンスタンド102内をその長さ方向に沿って引き出すことができるようになっている。
ところで、各導入部113a,123a,133a,143aは、フレキシブルパイプ103を切断するとその切断面近傍の巻きが戻って拡径することから、それぞれの内径フレキシブルパイプ103の連結対応部位の外径よりも大径となって形成されている。
このため、フレキシブルパイプ103は、それぞれの連結対応部位を各導入部113a,123a,133a,143a内にエポキシ接着剤などの接着剤ともども挿入することで、相手材側と抜脱困難となって確実に連結されことになる。
しかも、グースネック型マイクロホン装置101においては、フレキシブルパイプ103側と対応する相手材側とを電気的に確実に導通させた導電連結部108をそれぞれ形成することによりシールド性を確保する必要がある。
一方、今日における携帯電話の急激な普及は、グースネック型マイクロホン装置101が設置された会議場等への携帯電話の持ち込みを誘発し、該グースネック型マイクロホン装置101に対し携帯電話に由来して発生する電磁波の影響を及ぼしやすくしている。
特に、マイクロホンユニットがコンデンサマイクロホンである場合には、マイクロホンスタンド102の全長にわたりシールド性が確保されていないと、電磁波の侵入により、とりわけ多くの雑音を発生させてしまう傾向がある。
一方、下記特許文献1には、バネ性を付与して形成された金属部材を介在させて形成された導電連結部位を介して、フレキシブルパイプと相手材とを長期的、かつ、安定的に電気的導通を確保しながら連結させたマイクロホン装置が開示されている。
特開2005−204114号公報
ところで、図3に示すグースネック型マイクロホン装置101によれば、フレキシブルパイプ103は、相手材である例えば中間パイプ123の導入部123aに対し挿入・連結して形成される導電連結部108を介して相互の電気的導通を確保することができることになる。
しかし、フレキシブルパイプ103の外径に対し、中間パイプ123の導入部123aの内径が大きすぎたり、逆に内径が小さすぎたりする場合には、フレキシブルパイプ103と中間パイプ123の導入部123aとの間に形成される導電連結部108における相互の導通接触状態が不確実なものになってしまうことになる。
とりわけ、相手材として用いられる部材点数が多くなって導電連結部位108の数が増える場合には、グースネック型マイクロホン装置101のシールド性の確保もそれだけ困難性が増し、電磁波に起因する雑音の発生を招きやすくなる不都合があった。
一方、上記特許文献1に開示されているマイクロホン装置による場合には、フレキシブルパイプと相手材とを相互の電気的導通を確実にして連結させることはできるものの、導電連結部位に介在させる金属部材を精密に加工する必要があるほか、弾性接着剤を併用する必要もあることから、それだけ製造工程が煩雑になる不具合があった。
本発明は、従来技術の上記課題に鑑み、相手材として用いられる部材点数の多寡にかかわりなく、簡単な連結構造のもとでフレキシブルパイプと相手材とを電気的に確実に導通させながら連結することでシールド性に優れたグースネック型マイクロホン装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成すべくなされたものであり、連結対象部材としての相手材が備える導入連結部に対して、少なくともいずれか一方の開放端部を挿入して形成される導電連結部を介して連結されたフレキシブルパイプを備えるグースネック型マイクロホン装置において、
前記導電連結部は、前記フレキシブルパイプの外径と略同径の略ドーナツ形状を呈する弾性導電布材からなる弾性導電体を前記導入連結部内に設けられた縮径部を介して定置させ、該導入連結部内に挿入された前記フレキシブルパイプの開放端面と前記弾性導電体とを相互に密に面接触させて形成したことに最も主要な特徴がある。
本発明によれば、導電連結部は、結対象部材である相手材が備える導入連結部内に設けられた縮径部を介して定置させた弾性導電体にフレキシブルパイプの開放端面を密に接触させることで形成することができるので、簡単な構造のもとでシールド性に優れたグースネック型マイクロホン装置を提供することができる。また、弾性導電布からなる弾性導電体は、振動に対する緩衝材としての機能を有しており、該弾性導電体を定置させた導電連結部を経ることで振動雑音を効果的に低減することもできる。
図1は、本発明における、フレキシブルパイプと相手材とで形成される導電連結部の部材構成とその配置関係を分解して例示する要部説明図であり、図2は、図1に示す相手材を含む各種の相手材とフレキシブルパイプとの間の連結構造を示す全体説明図である。
これらの図によれば、グースネック型マイクロホン装置11を構成しているマイクロホンスタンド12は、フレキシブルパイプ13と複数個の相手材23とで構成されている。
このうち、フレキシブルパイプ13は、上側に配置される一側パイプ部14と、下側に配置される他側パイプ部18とで構成されている。また、フレキシブルパイプ13の連結対象部材である相手材23は、ユニット保持部24と中間パイプ26と中継パイプ28と基台部30とで構成されている。
まず、図1に基づいて一側パイプ部14と、該一側パイプ部14の先端側と連結される相手材23としてのユニット保持部24と、一側パイプ部14の基端側と連結される相手材23としての中間パイプ26との間の連結構造について説明する。
同図によれば、一側パイプ部14は、図示しないマイクロホンユニットが取り付けられるユニット保持部24の導入連結部25内に、通孔44を有して略ドーナツ形状を呈する弾性導電体43を介在させた上で、その先端側に位置する一側開放端部15を挿入してユニット保持部24と連結される。なお、弾性導電体43については、弾性導電布材(例えば太陽金網株式会社製の導電布SUI−78−5010T)を用いて形成されているもの用いられる。
この場合、ユニット保持部24は、その下端面に開口を位置させ、かつ、一側パイプ部14の外径よりもやや大径な内径を有する導入連結部25を備え、該導入連結部25の奥端側に一側パイプ部14の外径と略同径の弾性導電体43を定置させる縮径部25aが形成されている。なお、図中の符号25bは、図示しないマイクロホンユニットから引き出される電気ケーブルをマイクロホンスタンド12の長さ方向に沿わせてその基端側へと引き出すための通孔を示す。
また、相手材23である中間パイプ26の上側に位置して一側パイプ部14の外径よりもやや大径な内径を有する導入連結部27内には、一側パイプ部14の外径と略同径の弾性導電体43を介在させた上で、一側パイプ部14の基端側に位置する他側開放端部16を挿入して相互を連結させる。
この場合、中間パイプ26は、その導入連結部27内に弾性導電体62を定置させるための縮径部27aを設けて形成されている。
かくして、一側パイプ部14の一方の開放端部である一側開放端部15の開放端面15aとユニット保持部24の導入連結部25との間と、一側パイプ部14の他方の開放端部である他側開放端部16の開放端面16aと中間パイプ26の導入連結部27との間とのそれぞれには、弾性導電体43を介在配置させた導電連結部53を各別に形成して一体化されることになる。なお、各弾性導電体43は、適宜の導電性接着剤を介して貼着配置しておくこともできる。
また、図1に示すフレキシブルパイプ32と相手材52との連結構造は、グースネック型マイクロホン装置11を構成しているマイクロホンスタンド12の全体にも適用されることになる。
すなわち、マイクロホンスタンド12の全体は、図2に示すように一側パイプ部14と他側パイプ部18とからなるフレキシブルパイプ13と、該フレキシブルパイプ13側に連結される相手材23としてのユニット保持部24、中間パイプ26、中継パイプ28および基台部30とで構成されている。
この場合、一側パイプ部14とユニット保持部24および中間パイプ26との連結構造は、図1に基づいて既に説明してあるので、以下に、他側パイプ部18と中間パイプ26、中継パイプ28および基台部30との間の連結構造について説明する。
すなわち、一側パイプ部14の外径よりもやや大径な外径を有する他側パイプ部18は、先端側に位置する一側開放端部19が中間パイプ26の基端部位と、基端側に位置する他側開放端部20が基台部30側とそれぞれ連結されている。
この場合、他側パイプ部18は、中間パイプ26の外径と略同径の外径を有しているので、これら他側パイプ部18と中間パイプ26とを外側から覆う中継パイプ28を介在配置することで中間パイプ26と連結されることになる。
この場合、他側パイプ部18の一側開放端部19と中間パイプ26の基端部位とは、相互間に他側パイプ部18の外径と略同径の外径を有する弾性導電体43を介在させ、かつ、中継パイプ28を外嵌させて一体的に連結することで導電連結部53が形成されることになる。すなわち、他側パイプ部18の一側開放端部19は、中継パイプ28の下端部に位置する導入連結部28b内に弾性導電体43を介在させて挿入することで導電連結部53が形成される。また、中間パイプ26の基端部位は、中継パイプ28の上端部に位置する導入連結部28a内に弾性導電体43を介在させて挿入することで導電連結部53が形成される。
一方、相手材23としての基台部30は、その上面側を開口させて他側パイプ部18の他側開放端部20が導入される導入連結部31を備えている。
該導入連結部31は、その内部に他側パイプ部18の他側開放端部20の外径と略同径の外径を有する弾性導電材43を定置するための縮径部31aを備えており、該縮径部31a上に弾性導電体43を介在させた上で、他側パイプ部18の他側開放端部20を導入して基台部56と連結させることで導電連結部53が形成されている。
かくして、図示例のマイクロホンスタンド12においては、計四カ所に導電連結部53を備えてその全体が一体的に連結されることになる。
次に、本発明の作用・効果を一側パイプ部14とユニット保持部24との連結関係を例にまず説明すれば、一側パイプ部14は、その一側開放端部15がユニット保持部24が備える導入連結部25内に弾性導電体43を介在させたうえで挿入される。
この場合、一側パイプ部14は、その外径が導入連結部25の内径と略同等であることから、導入連結部25内に一側開放端部15を圧入することで密に連結されることになる。このため、一側パイプ部14は、その開放端面15aを弾性導電体43と圧接させた状態のもとでユニット保持部24側と連結させることができ、該ユニット保持部24との間で導電連結部53を形成することができることになる。
つまり、弾性導電体43は、導電連結部53にあって一側パイプ部14側と相手材23であるユニット保持部24側との双方に面接触させた状態となって介在させることができる結果、一側パイプ14とユニット保持部24とを確実な電気的導通状態を確保して連結させることができることになる。
この場合、一側パイプ部14とユニット保持部24とは、エポキシ接着剤などの接着剤を用いて接合することで相互の機械的連結強度を高めておく必要がある。また、接着剤は、相互の電気的な接触関係(導電性)を阻害しない配慮を施して用いる必要がある。
フレキシブルパイプ13と各相手材23との間の連結構造は、図2に示す各導電連結部53においても弾性導電体43を介在させることで同様に形成されているので、それぞれの導電連結部位53も確実、かつ、強固な電気的導通を確保した状態のもとで実現されることになる。
このため、本発明によれば、フレキシブルパイプ13と相手材23との間に弾性導電体62を介在させて導電連結部53を形成するという簡単な連結構造のもとで、マイクロホンスタンド12の全長にわたり確実な電気的導通状態を確保して相互を連結することができるので、優れたシールド効果を付与して携帯電話などがもたらす電磁波に起因する雑音の発生を効果的に防止することができることになる。
さらに、本発明によれば、弾性導電体43は、弾性導電布を用いて形成されていることから振動に対する緩衝材としての機能も発揮させることができるので、基台部30の側から加わる振動が各導電連結部53を経ることで段階的に弱められてマイクロホンユニット側へと伝達されるので、それだけ振動雑音を効果的に低減することもできる。
しかも、本発明によれば、その全体構造をシンプルな構成とすることができるので、相手材23となるべき材数点数が多くなってもその組立て工程を効率化してコスト低減に有効に寄与させるころができることになる。
以上は、本発明を図示例に基づいて説明したものであり、その具体的な構成はこれに限定されるものではない。例えば、マイクロホンスタンド12は、図示例のように1本の中間パイプ26を介在させて連結されたものに限らず、複数本の中間パイプを介在させて形成することができる。また、マイクロホンスタンド12は、中間パイプを介在させることなく、ユニット保持部24と基台部30との間に1本のフレキシブルパイプ13のみを介在させて形成することもできる。
本発明におけるフレキシブルパイプと相手材とで形成する導電連結部位の部材構成とその配置関係を分解して例示する説明図。 図1に例示した相手材を含む各種相手材とフレキシブルパイプとを連結した状態で示す説明図。 従来からあるグースネック型マイクロホン装置の一例を一部省略して断面構造を含めて示す説明図。
11 グースネック型マイクロホン装置
12 マイクロホンスタンド
13 フレキシブルパイプ
14 一側パイプ部
15 一側開放端部
15a 開放端面
16 他側開放端部
16a 開放端面
18 他側パイプ部
19 一側開放端部
20 他側開放端部
23 相手材
24 ユニット保持部
25 導入連結部
25a 縮径部
25b 通孔
26 中間パイプ
27 導入連結部
27a 縮径部
28 中継パイプ
28a,28b 導入連結部
30 基台部
31 導入連結部
31a 縮径部
43 弾性導電体
44 通孔
53 導電連結部

Claims (1)

  1. 連結対象部材としての相手材が備える導入連結部に対して、少なくともいずれか一方の開放端部を挿入して形成される導電連結部を介して連結されたフレキシブルパイプを備えるグースネック型マイクロホン装置において、
    前記導電連結部は、前記フレキシブルパイプの外径と略同径の略ドーナツ形状を呈する弾性導電布材からなる弾性導電体を前記導入連結部内に設けられた縮径部を介して定置させ、該導入連結部内に挿入された前記フレキシブルパイプの開放端面と前記弾性導電体とを相互に密に面接触させて形成したことを特徴とするグースネック型マイクロホン装置。
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