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JP4974464B2 - 印判 - Google Patents
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JP4974464B2 - 印判 - Google Patents

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本発明は、主として無数の連続気孔を有する多孔性印材を用いた印面キャップ付の印判に関するものである。
無数の連続気孔を有する多孔性印材を用いた印面キャップ付の印判としては、端部の一側外面に軸受部が一体成形されている合成樹脂製の軸筒と、この軸筒の筒端開口に嵌め込まれる印鑑と、軸筒の筒端開口を塞ぐキャップ本体の一側に前記軸受部に介入支持されてヒンジ結合される連結腕部が一体成形されている合成樹脂製のキャップとよりなり、このキャップが常時はその縁部に形成された係止部とこれに対応して軸筒の筒端に形成した係止受部との係合により施蓋状態に保持されているが、捺印使用時にはロックを外して枢動させると開蓋されて印面が露呈される印判が特許文献1などにより既に知られている。
しかしながら、前記した従来から知られているこの種の印判では、軸受部に連結腕部を介入させてヒンジ結合したキャップが捺印使用時に自重により枢動されて印面より突出することがないように軸受部と連結腕部との結合部分にばねを組み込んであるため、軸受部が大きくなるうえに構造が複雑となり、ばねの組み込み作業などに手数を要してコスト高となるなどの問題があった。
特開2002−29128号公報 特開2003− 1916号公報
本発明が解決しようとするところは前記のような問題を解決し、軸受部を小さくできて体裁をよくするとともに構造が簡単で部品点数を減らすことができ、しかも、製作容易で安価に提供できる印判を提供することにある。
前記のような課題を解決した本発明の印判は、軸受部が筒端の一側外面に一体成形されている合成樹脂製の軸筒と、この軸筒の筒端開口に嵌め込まれる印鑑と、軸筒の筒端開口を塞ぐキャップ本体の一側に前記軸受部に形成された軸受穴にヒンジ結合されるピンを備えた連結腕部が一体成形されている合成樹脂製のキャップとよりなり、このキャップが常時はその縁部に形成された係止部とこれに対応して軸筒の筒端に形成した係止受部との係合により施蓋状態に保持されているが、捺印使用時にロックを外して枢動させると開蓋されて印面が露呈される印判において、前記した軸筒に一体成形されたクリップ部の基部上部には前面から上面にわたる縦長の凹欠部を開設し、その両側の両側板部の上方部に軸受孔を形成した軸受部を設けるとともに、キャップが全開された時、前記凹欠部に余裕をもって合わさる同形状の連結腕部に、前記軸受部の軸受孔とヒンジ結合するピンを設けるとともに、軸受部に施蓋状態保持用と開蓋状態保持用を兼ねる固定側保持部を設ける一方、前記したキャップの連結腕部の両側外面にキャップが全開された時に前記固定側保持部と係合される可動側保持部とキャップが閉じられた時に固定側保持部と係合する第2可動側保持部とが前記したピンより外向きに一体成形されていて、キャップが開かれる捺印使用時には前記固定側保持部と可動側保持部との係合によりキャップが印面より突出しない位置において印面と水平となるように保持され、係止受部と係止部とが係合される前記したキャップの施蓋時には前記した第2可動側保持部が固定側保持部に係止保持されて二重の保持状態をとるようにしたことを特徴とするものである。
そして、前記したような印判における軸筒を筆記具の軸筒としてその一端開口に印鑑を嵌め込んだものを請求項2の発明とし、前記した各発明において、固定側保持部を軸筒の軸受部内に一体成形されている縦長の小隆起とし、可動側保持部と第2可動側保持部を、前記した縦長の小隆起と係脱できる範囲においてキャップの連結腕部に一体成形されている小隆起としたものを請求項3の発明とする。また、前記した各発明において、固定側保持部が軸筒の軸受部内面に成形されている係合凹部であり、可動側保持部がキャップの連結腕部外面に一体成形されている係合突起であるものを請求項4の発明とし、固定側保持部が軸筒の軸受部内面に一体成形されている係合突起であり、可動側保持部がキャップの連結腕部外面に成形されている係合凹部であるものを請求項5の発明とする
このような印判は、合成樹脂製の軸筒を把持してその端部の一側外面にある軸受部に連結腕部をヒンジ結合させて常時はその縁部に形成された係止部を軸筒の筒端に形成した係止受部に係合させて施蓋状態を保持しているキャップを開き、この軸筒の筒端開口に嵌め込まれる印鑑を露呈させて捺印を行い、不使用時にはキャップを閉じて印面の乾燥や損壊或いは印面による他物の汚損をなくせることは従来のこの種の印判と同様であるが、本発明では、軸筒に一体成形されたクリップ部の基部上部には前面から上面にわたる縦長の凹欠部を開設し、その両側の両側板部の上方部に軸受孔を形成した軸受部を設けるとともに、キャップが全開された時、前記凹欠部に余裕をもって合わさる同形状の連結腕部に、前記軸受部の軸受孔とヒンジ結合するピンを設けるとともに、軸筒の軸受部にこれと一体成形された施蓋状態保持用と開蓋状態保持用を兼ねる固定側保持部を設ける一方、前記したキャップの連結腕部の外面にキャップが全開された時に固定側保持部と係合される可動側保持部とキャップが閉じられた時に固定側保持部と係合する第2可動側保持部とを前記したピンより外向きに一体成形したものとして、キャップの開閉操作だけで固定側保持部に対する可動側保持部と第2可動側保持部との係合が行われてこの係合により捺印使用時にキャップが印面より突出しない位置において印面と水平となるように保持されるとともに、不使用時にはキャップが印面を塞ぐことができるようにしてあるから、軸受部を小さくできて体裁をよくすることができるうえに構造が簡単で不品点数を減らすことができ、しかも、製作容易で安価に提供でき、また、係止受部と係止部とが係合される前記したキャップの施蓋時には前記した第2可動側保持部が固定側保持部に係止保持されて二重の保持状態をとるようにしたので、キャップの一層強固な施蓋状態が得られることとなる。
また、請求項2のように、軸筒を単なる印判軸とした場合のみならず、軸筒を筆記具の軸筒としてその一端開口に印鑑を嵌め込んである筆記具付の印判としてもよい。
なお、固定側保持部と可動側保持部とは所期の目的を達成できる範囲で任意に設計できるが、請求項3のように、固定側保持部を軸筒の軸受部内に一体成形されている縦長の小隆起とし、可動側保持部と第2可動側保持部を、前記した縦長の小隆起と係脱できる範囲においてキャップの連結腕部に一体成形されている小隆起としたものとしておけば、固定側保持部を1個設ければよいので好ましい。また、固定側保持部を軸筒の軸受部内面に成形されている係合凹部として、可動側保持部がキャップの連結腕部外面に一体成形されている係合突起としたり、固定側保持部を軸筒の軸受部内面に一体成形されている係合突起として、可動側保持部をキャップの連結腕部外面に成形されている係合凹部としてもよく、これらを請求項4,5としている
次に、本発明の好ましい実施の形態として、図示するボールペンを組み込んだ筆記具付の印判について詳細に説明する。
1は下端がポールペン先の出入口1a とされ、上端が印鑑収納部1b とされている合成樹脂製の軸筒、2はこの軸筒1の他端に枢動自在に取り付けられた合成樹脂製のキャップ、3は前記した軸筒1の印鑑収納部1b に嵌め込まれている無数の連続気孔を有する多孔性印材を用いた印鑑3である。
前記した軸筒1には前記した印鑑収納部1b 側の一側外面に基部を続かせたクリップ部4が一体成形されている。そして、このクリップ部4の基部に相当する上部にはその前面から上面にわたって凹欠部を開設してあり、その両側に残された両側板部の上方部には軸受穴14を形成してこの部分を軸受部11としてあり、さらに、この軸受部11の前記した両側板部には捺印使用時にキャップ2が印面より突出しない位置に保持させるための固定側保持部12が設けられている。なお、図示例における固定側保持部12は前記した軸受穴14の外側下方から下向きに一体成形されている縦長リブ状の小隆起としてキャップ2の施蓋状態保持用と開蓋状態保持用を兼ねている。また、軸筒1の前記した軸受部11とは反対側の筒端外縁には係止受部13が形成されている。
一方、軸筒1の他端に枢動自在に取り付けられているキャップ2は、逆皿状のキャップ本体の一側に前記した軸筒1の軸受部11に介入されたときに弾発支持されるように横断面形状をコ字形とした連結腕部21を一体成形するとともに、この連結腕部21とは反対側の縁部には前記した軸筒1の筒端の係止受部13に係合して施蓋状態に保持する係止部23を形成したもので、また、前記した連結腕部21の両側外面には前記した軸受穴14に結合されるピン24が一体成形されていてこのピン24と前記した軸受穴14とのヒンジ結合によりキャップ2が軸筒1の他端に枢動自在に取り付けられる。さらに、前記した連結腕部21の両側外面には前記したピン24より外向きに可動側保持部22と第2可動側保持部22aとが一体成形されている。そして、施蓋状態にあるキャップ2を開く方向に枢動させることにより可動側保持部22が固定側保持部12を乗り越えてこの固定側保持部12に係合される図4に示す状態までキャップ2を開く捺印使用時には前記した可動側保持部22と固定側保持部12との係合によってキャップ2が印面より突出しない位置に保持され、また、キャップ2が閉じられて軸筒1の筒端の係止受部13に係止部23が係合された図3に示した施蓋状態時には固定側保持部12に第2可動側保持部22aが係合されて二重の保持状態をとるようになっている。
すなわち、キャップ2を閉じるとキャップ2の縁部に形成された係止部23が前記した軸筒1の筒端の係止受部13を乗り越えてこれに係合されるので、キャップ2は施蓋状態に保持され、これにより印鑑3の印面はキャップ3により隠蔽されて捺印できない状態となるが、キャップ3を開く方向に枢動させると前記した係止部23と係止受部13との係合によるロックが外れてキャップ3が全開状態に保持される。
なお、前記した説明における固定側保持部12と軸受部11に一体成形されている可動側保持部22と第2可動側保持部22aは、固定側保持部12を縦長リブ状の小隆起とし、可動側保持部22と第2可動側保持部22aを前記した縦長リブ状の小隆起と係脱できる範囲においてキャップ2の連結腕部21にピン24から外側に向け張り出すように一体成形されている短い低隆起としたが、このようなものに限定されるものではなく、例えば、図5に示すように、固定側保持部12を軸筒1の軸受部11に一体成形されている係合突起とし、可動側保持部22をキャップ2の連結腕部21に成形されている係合凹部としたり、図6に示すように、固定側保持部12を軸筒1の軸受部11に成形されている係合凹部とし、可動側保持部22をキャップ2の連結腕部21に一体成形されている係合突起とするなど、一般に可動部材を固定部材に係合させるための手段として用いられている範囲で任意の設計が可能である。
このように構成されたものは、合成樹脂製の軸筒1の端部の一側外面にある軸受部11に連結腕部21をもってヒンジ結合させているキャップ3は常時はその縁部に形成された係止部23を軸筒1の筒端に形成した係止受部13に係合させて施蓋状態を保持しているが、捺印しようとするときは軸筒1を把持して軸筒1の筒端に形成した係止受部13に対する係止部23の係止を解いてキャップ2を開く方向に枢動させることによりこの軸筒1の筒端開口に嵌め込まれる印鑑3を露呈させて捺印を行い、不使用時にはキャップ2を閉じて旧状に復帰させれば、印面の乾燥や損壊或いは印面による他物の汚損を防止できることは従来のこの種の印判と同様であるが、本発明では、軸筒1の軸受部11にこれと一体成形された固定側保持部12を設ける一方、軸受部11に枢着してあるキャップ2の連結腕部21の外面にはキャップ2が全開された時に固定側保持部12と係合される可動側保持部22を一体成形したものとしてあるので、キャップ2を全開するだけでキャップ2は前記した固定側保持部12に可動側保持部22が自動的に係合され、この係合だけで図4、図5、図6に示したように捺印使用時にキャップが印面より突出しない位置において印面と水平となるように的確に保持される。
また、キャップ2の連結腕部21の外面に前記した可動側保持部22とは別にキャップ2が閉じられた時に固定側保持部12と係合する第2可動側保持部22aを一体成形してあるものでは、使用後にキャップ2を閉じればキャップ2の縁部に形成された係止部23が前記した軸筒1の筒端の係止受部13に係合されるだけではなく、固定側保持部12に対して第2可動側保持部12aが自動的に係合されるので、キャップ2の施蓋状態は二重の保持状態をとることとなるので施蓋状態はより的確なものとなり、このため、印鑑3の印面が乾燥したり、印面が他物に触れて周囲を汚すおそれもない。
しかも、前記したようなキャップ2の開蓋状態の保持が、軸受部11に一体成形された固定側保持部12とキャップ2に一体成形された可動側保持部12との係脱のみにより行われるようにしてあり、ばねなどを用いていないので、軸受部を小さくできて体裁をよくすることができるうえに、構造が簡単で部品点数を減らすことができ、しかも、製作容易で安価に提供できる印判を提供することができるものとなる。
本発明の実施形態を施蓋状態で示す正面図である。 キャップと軸筒とを分離して示す要部の一部切欠正面図である。 図1の要部を示す断面図である。 本発明の実施形態を開蓋状態で示す要部の断面図である。 固定側保持部と可動側保持部の第2の実施例を説明する断面図である。 固定側保持部と可動側保持部の第3の実施例を説明する断面図である。
1 軸筒
11 軸受部
12 固定側保持部
13 係止受部
14 軸受穴
2 キャップ
21 連結腕部
22 可動側保持部
22a 第2可動側保持部
23 係止部
24 ピン
3 印鑑
4 クリップ

Claims (5)

  1. 軸受部(11)が筒端の一側外面に一体成形されている合成樹脂製の軸筒(1) と、この軸筒(1) の筒端開口に嵌め込まれる印鑑(3) と、軸筒(1) の筒端開口を塞ぐキャップの一側に前記軸受部(11)に形成された軸受穴(14)にヒンジ結合されるピン(24)を備えた連結腕部(21)が一体成形されている合成樹脂製のキャップ(2) とよりなり、このキャップ(2) が常時はその縁部に形成された係止部(23)とこれに対応して軸筒(1) の筒端に形成した係止受部(13)との係合により施蓋状態に保持されているが、捺印使用時にロックを外して枢動させると開蓋されて印面が露呈される印判において、前記した軸筒(1) に一体成形されたクリップ部(4) の基部上部には前面から上面にわたる縦長の凹欠部を開設し、その両側の両側板部の上方部に軸受孔(14)を形成した軸受部(11)を設けるとともに、キャップ(2) が全開された時、前記凹欠部に余裕をもって合わさる同形状の連結腕部(21)に、前記軸受部( 11) の軸受孔(14)とヒンジ結合するピン(24)を設けるとともに、軸受部(11)に施蓋状態保持用と開蓋状態保持用を兼ねる固定側保持部(12)を設ける一方、連結腕部(21)の両側外面にキャップ(2) が全開された時に前記固定側保持部(12)と係合される可動側保持部(22)キャップ(2) が閉じられた時に固定側保持部(12)と係合する第2可動側保持部(22a) とがピン(24)より外向きに一体成形されていて、キャップ(2) が開かれる捺印使用時には前記固定側保持部(12)と可動側保持部(22)との係合によりキャップ(2) が印面より突出しない位置において印面と水平となるように保持され、係止受部(13)と係止部(23)とが係合される前記したキャップ(2) の施蓋時には前記した第2可動側保持部(22a) が固定側保持部(12)に係止保持されて二重の保持状態をとるようにしたことを特徴とする印判。
  2. 軸筒(1) が筆記具の軸筒で、その一端開口に印鑑(3) が嵌め込まれている請求項1に記載の印判。
  3. 固定側保持部(12)が、軸筒(1) の軸受部(11)に一体成形されている縦長の小隆起であり、可動側保持部(22)と第2可動側保持部(22a) が、前記した縦長の小隆起と係脱できる範囲においてキャップ(2) の連結腕部(21)に一体成形されている小隆起である請求項1または2に記載の印判。
  4. 固定側保持部(12)が軸筒(1) の軸受部(11)に成形されている係合凹部であり、可動側保持部(22)がキャップ(2) の連結腕部(21)に一体成形されている係合突起である請求項1または2に記載の印判。
  5. 固定側保持部(12)が軸筒(1) の軸受部(11)に一体成形されている係合突起であり、可動側保持部(22)がキャップ(2) の連結腕部(21)に成形されている係合凹部である請求項1または2に記載の印判。
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