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JP4978482B2 - 血圧測定装置および血圧測定システム - Google Patents
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血圧測定装置および血圧測定システム Download PDF

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Description

この発明は、血圧測定装置および血圧測定システムに関し、特に、医師と該血圧測定装置で測定された測定データのやり取りを行なうための血圧測定装置および血圧測定システムに関する。
近年、高血圧を要因とする生活習慣病が一般的となってきており、日常の健康管理の指標としては、血圧値を日々測定、管理を行なうことが重要である。しかし、血圧は生活環境やストレスによって容易に変動する。よって、血圧測定の際、測定ごとの血圧値に一喜一憂するのではなく、トレンドによる管理や平均値を用いた管理方法が有用である。
このことから、従来より、血圧管理としては、家庭向けの血圧計で使用者が日々血圧値を測定し、その測定した血圧値を該血圧計に付属されている所定の記録紙(例えば血圧手帳など)に記録しておき、該記録紙を医療機関に持参して医師による診断を仰ぐのが一般的である。
そのため、家庭向けの血圧計には、測定した血圧値を測定日時等と関連付けて格納するためのメモリ機能を有し、使用者が該メモリから読み出すことによって、複数日時の測定データをまとめて記録紙に転記することを可能としたものが普及している。これによれば、使用者が、測定するたびに測定した血圧値を記録紙に記録しなければならないという手間が省略される。
この種の生体情報の記憶手段を備えた生体情報記憶装置としては、例えば特開平10−127587号公報(特許文献1)には、生体情報検出装置により検出された生体情報を書き込むことのできるメモリカードが着脱可能に装着された生体情報記憶装置が開示される。これによれば、メモリカードが装着されていることを条件として、監視中の生体情報がメモリカード内の生体情報記憶場所に記憶させることから、確実に生体情報が記録される。また、監視後においてメモリカードを生体情報記憶装置から取外すことで、必要とする生体情報を得ることができる。
また、特開2004−267510号公報(特許文献2)には、使用者の血圧や体温などの健康データを収集し、通信回線を介して医療機関に設置されたサーバに送信するという基本機能に加えて、パソコン接続端子を介してパソコンと接続可能とすることにより、パソコンの持っている機能(グラフィカル表示能力など)を活かした多機能および高機能なサービスを使用者に提供可能とする健康データ収集装置が開示されている。
さらに、特開2003−235834号公報(特許文献3)には、体重、体脂肪率等の生体情報を入力する入力手段と、この入力手段からの生体情報をビデオ信号に変換する変換手段と、このビデオ信号を表示する表示手段とから構成された健康管理装置が開示されている。
特開平10−127587号公報 特開2004−267510号公報 特開2003−235834号公報
しかしながら、上記のようなメモリ機能を具備した血圧計においては、測定データを所定の記録紙に転記するという作業は、血圧計本体に設置された記録呼出スイッチ等を使用者が操作することによって、所望の測定日時の測定データをメモリから読出して血圧計の表示部に表示させ、かつ、その表示させた測定データを記録紙の指定された箇所に転記するといった一連の動作を逐次繰返すことによって実行されるのが一般的である。そのため、血圧計の表示部が小さいこと、あるいは、測定データを読出すためのスイッチ操作の煩雑さなどに起因して、使用者が測定データを記録紙の指定された箇所とは誤った箇所に転記してしまう、いわゆる転記ミスが少なからず生じていた。この結果、血圧管理について、使用者が医師から的確な診断を受けることが出来ないという問題があった。
その一方で、特開平10−127587号公報(特許文献1)によれば、着脱可能なメモリカードに測定データを記憶させておくことで、該メモリカードそのものを生体情報記憶装置から取外して医療機関に持参することによって、上述の測定データを転記する作業を不要とすることができるものの、メモリカードから測定データを読み出すための装置を医療機関側に設置する必要が新たに発生するため、コストが嵩むという不具合が生じてしまう。
また、特開2004−267510号公報(特許文献2)では、パソコン特有のグラフィカル表示を用いたガイダンスや、テレビ電話、画像処理およびグラフ機能を使用したサービスを開示するに留まり、使用者が測定データを記録紙に転記する作業については全く言及していない。その結果、上述したような転記ミスに対する解決手段については何ら開示されていない。
さらに、特開2003−235834号公報(特許文献3)においても同様に、測定結果をビデオ信号として表示手段としての汎用ディスプレイであるテレビに送信する構成を開示するものの、使用者が測定データを記録紙に転記する作業については全く言及しておらず、その結果、上述したような転記ミスに対する解決手段については何ら開示されていない。
それゆえ、この発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、その目的は、簡易かつ低廉な装置構成で、測定データの転記ミスを防止可能な血圧測定装置および血圧測定システムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、血圧測定装置であって、測定用流体袋と、測定用流体袋の内圧変化を測定するセンサと、センサで得られる測定用流体袋の内圧変化に基づいて、血圧値を算出する血圧測定手段と、測定結果を格納するための記憶手段と、算出された血圧値を測定日時と関連付けて、記憶手段に格納するための記録処理手段と、使用者が測定結果を所定の記録媒体に転記するときに、記憶手段から読出した測定結果を、装置外部の表示装置に表示させるための表示制御手段とを備える。表示制御手段は、測定結果を、所定の記録媒体で指定される表示形式に変換して表示装置に表示させる。
好ましくは、血圧測定装置は、血圧測定手段により血圧を測定した時点での測定結果を表示する通常表示モードにおいて、測定結果を表示する表示手段と、使用者が、通常表示モードから測定結果を所定の記録媒体に転記する転記モードへの移行を指示するために操作される第1の操作手段とをさらに備える。表示制御手段は、第1の操作手段からの指示に従って、転記モードを選択する表示モード設定手段を含む。
好ましくは、表示制御手段は、次回に転記の対象となる測定結果を、転記対象外の測定結果と区別して表示するための測定結果明示手段をさらに含む。
より好ましくは、測定結果明示手段は、次回に転記の対象となる測定結果を音声に変換して使用者に提供する。
好ましくは、表示制御手段は、使用者によって転記されたことが確認された測定結果を格納するための記憶部をさらに含む。測定結果明示手段は、記憶部に格納された測定結果に基づいて、次回に転記の対象となる測定結果を、転記対象外の測定結果と区別して表示する。
好ましくは、測定結果明示手段は、使用者によって転記されたことが確認された測定結果を、次回以降に転記の対象となる測定結果と区別して表示する。
好ましくは、血圧測定装置は、転記モードにおいて、使用者が、転記の対象となる測定結果が転記されたことを指示するために操作される第2の操作手段をさらに備える。表示制御手段は、第2の操作手段が操作される毎に、記憶部に格納される測定結果を更新する。
好ましくは、測定結果明示手段は、次回に転記の対象となる測定結果として、血圧値と該血圧値に関連付けられた測定日時とを該測定時刻単位で一体的に表示する第1の明示モードと、次回に転記の対象となる測定結果として、血圧値と該血圧値に関連付けられた測定日時とを該測定日単位で一体的に表示する第2の明示モードと、次回に転記の対象となる測定結果として、血圧値と該血圧値に関連付けられた測定日時とを測定値単位で個別に表示する第3の明示モードと有し、第1〜第3の明示モードを択一的に選択する。
好ましくは、表示装置は、AVデータ表示装置である。
本発明の他の局面に従うと、血圧測定システムであって、測定用流体袋と、測定用流体袋の内圧変化を測定するセンサと、センサで得られる測定用流体袋の内圧変化に基づいて、血圧値を算出する血圧測定手段と、測定結果を格納するための記憶手段と、算出された血圧値を測定日時と関連付けて、記憶手段に格納するための記録処理手段とを備えた血圧測定装置と、使用者が測定結果を所定の記録媒体に転記するときに、記憶手段から読出した測定結果を、表示装置に表示させるための表示制御装置とを備える。表示制御装置は、測定結果を、所定の記録媒体で指定される表示形式に変換して表示装置に表示させる。
この発明によれば、簡易かつ低廉な装置構成で、血圧測定装置で測定された測定データの転記ミスを防止することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
[第1の実施の形態]
図1は、この発明の実施の形態1に係る血圧測定装置(以下、血圧計)1の外観の概略図である。
図1を参照して、血圧計1は、本体2と、測定部位である上腕に巻付ける腕帯5とを備え、それらがエア管10で接続される。本体2の正面には、ボタン等の操作部3と、測定結果を表示する表示部4とが配備される。
操作部3は、電源のオン/オフを指示するためのボタン302と、測定の開始/停止を指示するためのボタン304と、後述する「転記モード」の選択を指示するためのボタン(以下、転記モードボタン)306と、該転記モードにおいて転記対象となる測定結果が転記されたことを指示するためのボタン(以下、転記確認ボタン)308とを含む。
腕帯5には、測定用空気袋13(図2参照)が配置され、腕帯5を測定部位である上腕に巻付けることで測定用空気袋13が測定部位に押付けられる。
本体2は、コネクタ6およびケーブル62を介して、AVデータ表示装置(たとえばテレビとする)60と接続可能に構成される。本体2にAVデータ表示装置60が接続された状態において、測定結果は、後述する方法によって映像データに変換されてAVデータ表示装置60に転送される。AVデータ表示装置60では、映像信号に基づいて測定結果が表示される。
図2は、血圧計1のハードウェア構成の具体例を示すブロック図である。
図2を参照して、血圧計1は、本体2と、測定部位である上腕に巻付ける腕帯5とを備え、それらがエア管10で接続される。本体2の正面には、ボタン等の操作部3と、測定結果等を表示する表示部4とが配備される。腕帯5には測定用空気袋13が配置され、腕帯5を測定部位である上腕に巻付けることで測定用空気袋13が測定部位に押付けられる。
測定用空気袋13は、測定用エア系20に接続されている。測定用エア系20は、測定用空気袋13の内圧変化を測定する圧力センサ23と、測定用空気袋13に対する給気/排気を行なうポンプ21と、弁22とを含む。
また、血圧計1の本体2内には、血圧計1全体を制御するCPU(Central Processing Unit)40と、測定用エア系20に接続される増幅器28、ポンプ駆動回路26および弁駆動回路27と、増幅器28に接続されるA/D(Analog to Digital)変換器29と、測定日時を得るためのタイマ部44と、CPU40で実行されるプログラムや測定結果を記憶するメモリ部42とが含まれる。
CPU40は、操作部3から入力される操作信号に基づいてメモリ部42に記憶されている所定のプログラムを実行し、ポンプ駆動回路26および弁駆動回路27に制御信号を出力する。ポンプ駆動回路26および弁駆動回路27は、制御信号に従ってポンプ21および弁22を駆動させ、血圧測定動作を実行させる。
圧力センサ23は、測定用空気袋13の内圧変化を検出し、検出信号を増幅器28に入力する。入力された圧力信号は、増幅器28において所定振幅まで増幅され、A/D変換器29においてデジタル信号に変換された後にCPU40に入力される。CPU40は、圧力センサ23から得られた測定用空気袋13の内圧変化に基づいて所定の処理を実行し、その結果に応じてポンプ駆動回路26および弁駆動回路27に上記制御信号を出力する。また、CPU40は、圧力センサ23から得られた測定用空気袋13の内圧変化に基づいて血圧値を算出し、測定結果を表示部4に表示させるために出力する。
弁22は、CPU40からの制御信号に従った弁駆動回路27によってその開閉が制御されて、測定用空気袋13内の空気を排出する。
さらに、血圧計1は、本体2外部に配されたAVデータ表示装置60の表示を制御する表示制御部50を備える。
表示制御部50は、コネクタ6(図1)およびケーブル62を介してAVデータ表示装置60に接続可能に構成される。表示制御部50は、使用者が「転記モード」を血圧計1の表示モードとして選択する場合に、使用者によってコネクタ6が閉成されることによりAVデータ表示装置60に接続される。
ここで、「転記モード」とは、後述する転記を行なうための処理(以下、「転記処理」)において、メモリ部42に格納されている測定結果を、所定の記録紙に転記するためにAVデータ表示装置60に表示させる表示モードをいう。なお、この転記モードに対して、通常の血圧測定処理において測定結果を表示部4に表示させる表示モードを「通常表示モード」という。転記モードにおける「所定の記録紙」には、例えば血圧計1に付属されている血圧手帳、あるいは医療機関から配布される血圧記録紙などが含まれる。
CPU40は、ボタン302(図1)の操作による操作信号の入力を受けると、各部への電源供給を開始し、その後さらなる操作信号の入力の待ち受け状態となる。この状態においてボタン304の操作による操作信号の入力を受けた場合には、CPU40は、通常の血圧測定処理を実行する。
その一方で、転記モードボタン306(図1)の操作による操作信号の入力を受けた場合には、転記処理を実行する。具体的には、CPU40は、表示モードを、通常表示モードから転記モードに移行する。そして、メモリ部42に記憶されている測定結果を読出し、その読出した測定結果を表示制御部50へ出力する。
なお、本実施の形態では、転記モードへの移行を指示するための操作手段として、転記モードボタン306を用いた構成例について説明するが、他の例として、コネクタ6(図1)が閉成されたことに応答して転記モードに移行する構成としてもよい。
表示制御部50は、CPU40から与えられた測定結果を、後述する方法によって映像信号に変換してAVデータ表示装置60へ転送する。AVデータ表示装置60は、転送された測定結果を表示する。
図3は、血圧計1が転記モードにおいて、測定結果をAVデータ表示装置60に表示する処理(以下、「表示処理」)を行なうための機能構成の具体例を示すブロック図である。図3に示される機能は、CPU40および表示制御部50がメモリ部42に記憶されている所定のプログラムを実行することで、CPU40および表示制御部50により実行される機能である。また、図3に示される機能のうちの一部または全部が、ハードウェアによって実現されてもよい。
図3を参照して、血圧計1で表示処理を行なうための機能は、CPU40により実現される血圧測定部402、血圧記録処理部404および表示モード設定部406と、表示制御部50により実現される表示処理部504とを含む。
血圧測定部402は、ボタン304の操作による操作信号の入力を受けて、血圧測定処理を実行する。
血圧記録処理部404は、増幅器28およびA/D変換器29を介して圧力センサ23からの測定結果の入力を受付けて、タイマ部44より得られる測定日時を関連付けてメモリ部42へデータの格納処理を行なう。また、血圧記録処理部404は、圧力センサ23からの測定結果を表示部4に表示する。
表示モード設定部406は、転記モードボタン306の操作による操作信号の入力に応答して、測定結果の表示モードを通常表示モードから転記モードに切替えて設定する。さらに、表示モード設定部406は、メモリ部42に格納された測定結果を読出し、その読出した測定結果を表示処理部504へ送信する。
表示処理部504は、表示モード設定部406から測定結果を受けると、該測定結果を、予め設定された所定の表示形式に変換する。このときの所定の表示形式は、上述した所定の記録紙(例えば血圧手帳とする)に指定された表示形式と一致するように予め設定されている。
なお、所定の表示形式としては、一種類に限定されるものではなく、複数種類の記録紙に対応させた複数の表示形式を予め設定しておき、使用者が所望の表示形式を適宜選択可能とする構成とすることができる。この場合の使用者による表示形式の選択は、一例として、操作部3の操作内容に基づいて行なわれる。あるいは、記録紙毎に付された管理番号やバーコード等の入力情報に基づいて行なわれる。
そして、表示処理部504は、所定の表示形式に変換された測定結果を映像信号に変換してAVデータ表示装置60へ転送する。
なお、表示処理部504は、その内部に、転記された測定結果を記録するためのメモリ506を有する。メモリ506は、転記確認ボタン308の操作による操作信号を入力可能に構成されており、転記対象となる測定結果が転記されて転記確認ボタン308がオン操作されたことに応答して、該測定結果を転記済みの測定結果として格納する。これにより、メモリ506に格納される測定結果は、転記確認ボタン306がオン操作されるごとに、直前の転記対象となる測定結果を含んだ内容に更新されることになる。
そして、表示処理部504は、メモリ506に格納される測定結果に基づいて、後述する方法によって次回に転記対象となる測定結果を、転記対象外の測定結果と区別して表示する。
図4は、このようにしてAVデータ表示装置60に表示された測定結果の表示例を示す図である。
図4を参照して、測定結果は、所定の記録紙と同一の表示形式に従って表示される。すなわち、所定の記録紙と同じ形式で、測定日時および測定結果(最高血圧値、最低血圧値および脈拍数)が配列されて表示される。
このように転記モードにおいては、測定結果を、AVデータ表示装置60に所定の記録紙を同一の表示形式で表示させる構成とすることによって、使用者は、AVデータ表示装置60と記録紙とを対比させながら転記することができる。したがって、本実施の形態によれば、記録呼出スイッチ等の操作によって転記対象となる測定結果を逐次血圧計の表示部に表示させていく従来の血圧計と比較して、使用者の利便を図ることができる。その結果、使用者が測定結果を記録紙に転記する際の転記ミスを低減することが可能となる。
さらに、以下に述べるように、AVデータ表示装置60において、表示された測定結果のうち、次回の転記の対象となる測定結果を明示させる構成とすることによって、使用者の利便性をより一層向上させることが可能となる。
図5は、図4の表示例において転記対象となる測定結果を明示するための表示例を示す図である。
図5を参照して、AVデータ表示装置60に表示された表示結果のうち、次回の転記対象となる測定結果(図中のdt1に相当)には、該測定結果を反転表示するためのカーソルが位置している。したがって、使用者はこのカーソルにより指定された測定結果を、記録紙のうちのカーソル位置に対応する箇所と正確に一致させて記載することが可能となる。これによれば、転記ミスのさらなる低減を図ることができる。
図5に示されるような表示例は、図3の表示処理部504が、メモリ506に格納される測定結果に基づいて、次回に転記対象となる測定結果に該測定結果を反転表示するためのカーソルを移動させることによって実現されるものである。より具体的には、表示処理部504は、転記確認ボタン308がオン操作されると、メモリ506に格納される測定結果を、直前の転記対象となる測定結果を含んだ内容に更新する。そして、更新後のメモリ506の記憶内容に基づいて、次回の転記対象となる測定結果を指定するようにカーソルを移動させる。その結果、AV表示装置60の画面上では、使用者が転記確認ボタン308をオン操作するごとに、これに連動するように、測定結果を反転表示するためのカーソルが次回に転記対象となる測定結果を指定するように移動していくこととなる。
なお、使用者によっては、1つの測定結果を転記するごとに転記確認ボタン308をオン操作するのではなく、複数の測定結果をまとめて転記し、その後、操作部3(図1)に設けられたカーソル移動用のキー(図示せず)などを操作することにより、カーソルを該複数の測定結果を飛ばして次回に転記対象となる測定結果にまで移動させる場合がある。このような場合には、表示処理部504は、メモリ506に格納される測定結果を、最終的なカーソル位置に基づき、該複数の測定結果を含んだ内容に更新する。
また、次回の転記対象となる測定結果を明示させる方法としては、図5のような反転表示に限らず、該測定結果の文字を拡大して表示すること、文字の色およびフォントを転記対象外の測定結果と異ならせること、あるいは、次回の転記対象となる測定結果のみを画面上でブリンク表示することも可能である。
さらに、本実施の形態では、次回の転記の対象となる測定結果として、図5に示されるように、測定時刻、血圧値および脈拍を、測定データ単位で個別に明示させる構成としたが、血圧値および脈拍とこれらに関連付けられた測定日時とを測定日単位で一体的に明示させる構成としてもよい。もしくは、血圧値および脈拍とこれらに関連付けられた測定日時とを測定時刻単位で一体的に明示させる構成としてもよい。これらの場合、画面上のカーソルは、測定日単位もしくは測定時刻単位でそれぞれ移動することになる。
図6は、図5の表示例をAVデータ表示装置60に表示する処理を説明するためのフローチャートである。
図6を参照して、転記モードボタン306から入力される操作信号に応答して転記処理が開始されると、まず、CPU40により実現される表示モード設定部406は、表示モードを転記モードに設定するとともに(ステップS01)、メモリ部42に格納されている測定結果を読出し、その読出した測定結果を表示制御部50により実現される表示処理部504に転送する。
表示処理部504は、転送された測定結果を予め設定された表示形式(すなわち、記録紙と同一の表示形式)に変換する(ステップS02)。そして、表示処理部504は、表示形式が変換された測定結果を、さらに映像データに変換してコネクタ6およびケーブル62を介してAVデータ表示装置60に送信する(ステップS03)。これにより、AVデータ表示装置60では、送信された測定結果が図5に示したような表示形式に従って表示される。
さらに、表示処理部504は、転記確認ボタン308から入力される操作信号に基づいて、転記確認ボタン308がオンされているか否かを判断する(ステップS04)。転記確認ボタン308がオンされていると判断したときには(ステップS04でYES)、使用者により転記対象となる測定結果が転記されたものと判断し、該測定結果を表示処理部504内部のメモリ506に記録する(ステップS05)。
これに対して、転記確認ボタン308がオンされていないと判断したときには(ステップS04でNO)、表示処理部504は、使用者により転記対象となる測定結果が転記されていないものと判断して一定時間待機状態となる(ステップS08)。そして、一定時間が経過した後、処理はステップS04に戻される。
ステップS05において転記済みの測定結果をメモリ506に記録すると、表示処理部504は、メモリ部42から読出した測定結果がすべて転記されたか否か、すなわち、転記が完了したか否かを判断する(ステップS06)。転記が完了した場合(ステップS06でYESの場合)には、一連の転記処理は終了する。
これに対して、転記が完了していない場合(ステップS06でNOの場合)には、表示処理部504は、次回の転記対象となる測定結果に、該測定結果を反転表示させるためのカーソルを移動させる(ステップS07)。さらに、表示処理部504は、処理をステップS02に戻す。
なお、本実施の形態では、使用者が転記確認ボタン308をオン操作することにより、測定結果を反転表示するためのカーソルが次回に転記対象となる測定結果を指定するように移動する構成としたが、かかる構成の他に、予め設定された所定時間が経過するごとに自動的にカーソルが次回に転記対象となる測定結果を指定するように移動していく構成としてもよい。
また、使用者が転記確認ボタン308を手動操作するのに替えて、図示しない音声入力装置を介して使用者が転記したことを指示するための音声信号を入力したことに連動して、カーソルが次回に転記対象となる測定結果を指定するように移動する構成とすることも可能である。
[変更例]
図5の表示例および図6に示される表示処理では、次回の転記対象となる測定結果を反転表示することによって、該測定結果を明示させる構成としたが、図7および図8に示される表示例に従っても、図5の表示例と同様の作用効果を得ることができる。
図7は、図4の表示例において転記対象となる測定結果を明示するための他の表示例を示す図である。
図7に示される表示例では、AVデータ表示装置60に表示された表示結果のうち、既に転記された測定結果である転記済み測定結果(図中のdt2に相当)が網掛け表示される。なお、この網掛け表示は、図6のステップS07に示される処理において、表示処理部504が転記された測定結果を網掛け表示させることによって実現される。
したがって、使用者は、この網掛け表示された測定結果を参照して、次回に転記対象となる測定結果を容易に識別することができるため、該測定結果を記録紙の対応する箇所に正確に一致させて記載することが可能となる。
図8は、図4の表示例において転記対象となる測定結果を明示するための他の表示例を示す図である。
図8に示される表示例では、AVデータ表示装置60に表示された表示結果のうち、次回の転記対象となる測定結果(図中のdt1に相当)が表示画面の上部に拡大表示される。この拡大表示は、同図のように、測定結果が関連付けられた測定日時等とともに一体的に拡大表示される以外に、測定データ単位で拡大表示される構成としてもよい。いずれの構成においても、かかる拡大表示は、図6のステップS07に示される処理において、表示処理部504が少なくとも転記対象となる測定データを含む測定結果を拡大表示させることによって実現される。
なお、本実施の形態およびその変更例はいずれも、図5、図7および図8の表示例に示されるように、次回に転記対象となる測定結果をAV表示装置60の画面上で視覚的に使用者に明示する構成としたが、聴覚的に使用者に明示するように構成しても同様の作用効果を得ることができる。一例として、図1の血圧計1の本体2を、次回に転記対象となる測定結果を音声に変換して使用者に提供する読み上げ部をさらに備えるように構成してもよい。
以上のように、この発明の実施の形態1によれば、転記モードにおいては、測定結果を、AVデータ表示装置60に所定の記録紙を同一の表示形式で表示させる構成としたことによって、使用者が測定結果を記録紙に転記する際の転記ミスを低減することが可能となる。
さらに、測定結果をメモリカードに記憶させる従来の生体情報記憶装置と比較した場合には、メモリカードから測定データを読み出すための装置を医療機関側に設置する必要がなくなるため、簡易かつ低廉な装置構成で測定結果の転記ミスを低減することができる。
また、使用者は、家庭内でテレビ等のAVデータ表示装置に血圧計を接続するとともに、簡易な操作によって転記モードに移行することができるため、パソコンを用いて測定結果を表示させる従来の健康データ収集装置と比較して、パソコンが不要となる点および優れた操作性により使用者の利便性をさらに高めることができる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態においては、先の実施の形態1で説明した血圧計1のハードウェア構成の他の具体例について説明する。
図9は、実施の形態2に係る血圧計1Aのハードウェア構成の具体例を示すブロック図である。血圧計1Aは、実施の形態1で示した血圧計1に対して、本体2内部に含まれる表示制御部50を、本体2とは別体の表示制御装置50Aで構成した点で異なっている。すなわち、血圧計1A、表示制御装置50AおよびAVデータ表示装置60は、本実施の形態による「血圧測定システム」を構成する。
図9を参照して、血圧計1Aは、本体2Aと、測定部位である上腕に巻付ける腕帯5とを備え、それらがエア管10で接続される。本体2Aの正面には、ボタン等の操作部3と、測定結果等を表示する表示部4とが配備される。腕帯5には測定用空気袋13が配置され、腕帯5を測定部位である上腕に巻付けることで測定用空気袋13が測定部位に押付けられる。
血圧計1Aの本体2A内には、CPU40と、測定用エア系20に接続される増幅器28、ポンプ駆動回路26および弁駆動回路27と、増幅器28に接続されるA/D変換器29と、測定日時を得るためのタイマ部44と、CPU40で実行されるプログラムや測定結果を記憶するメモリ部42とが含まれる。
さらに、血圧計1Aは、外部の表示制御装置50Aを通信により接続するための外部I/F52を備える。外部I/F52は、通信回線54を介して外部の表示制御装置50Aを接続する。通信回線54は、有線または無線であり、CPU40は、使用者によって転記モードが指定された場合に、メモリ部42に格納された測定結果を読出して外部I/F52を介して表示制御装置50Aに送信する。
表示制御装置50Aは、CPU508と、メモリ510と、通信回線54を接続するためのI/F部512とを含む。CPU508は、表示処理部504と同様に血圧測定データの表示処理機能を有する。
より詳細には、CPU508は、図示しないコネクタおよびケーブル62を介してAVデータ表示装置60に接続可能に構成される。CPU508は、使用者が血圧計1Aの表示モードとして転記モードを選択する場合に、使用者によってコネクタが閉成されることによりAVデータ表示装置60に接続される。
本体2A内部のCPU40Aは、転記モードボタン306の操作による操作信号の入力を受けると、転記モードに移行する。そして、CPU40Aは、メモリ部42に記憶されている測定結果を読出し、その読出した測定結果を外部I/F52および通信回線54を介して表示制御装置50Aへ出力する。
表示制御装置50Aでは、CPU508が、CPU40Aから与えられた測定結果を、所定の記録紙に指定された表示形式と同一の表示形式に変換する。そしてCPU508は、その変換した測定結果を映像信号に変換してケーブル62を介してAVデータ表示装置60へ転送する。AVデータ表示装置60は、転送された測定結果を表示する。
なお、本実施の形態においても、表示制御装置50AのCPU508は、次回の転記対象となる測定結果を使用者に明示することが可能に構成される。具体的には、CPU508は、本体2Aに設けられた転記確認ボタン308がオンされていると判断した場合には、使用者により転記対象となる測定結果が転記されたものと判断して該測定結果をメモリ510に記録する。そして、CPU508は、次回の転記対象となる測定結果を明示(例えば反転表示)させる。
また、表示制御部50Aにおいて、測定結果の表示形式が、所定の記録紙に指定された表示形式と一致するように予め設定されている構成としたが、複数種類の記録紙に対応させた複数の表示形式を予め設定しておき、使用者が所望の表示形式を適宜選択可能とするように構成してもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
血圧計1の外観の概略図である。 血圧計1のハードウェア構成の具体例を示すブロック図である。 血圧計1が転記モードにおいて、表示処理を行なうための機能構成の具体例を示すブロック図である。 AVデータ表示装置60に表示された測定結果の表示例を示す図である。 図4の表示例において転記対象となる測定結果を明示するための表示例を示す図である。 図5の表示例をAVデータ表示装置60に表示する処理を説明するためのフローチャートである。 図4の表示例において転記対象となる測定結果を明示するための他の表示例を示す図である。 図4の表示例において転記対象となる測定結果を明示するための他の表示例を示す図である。 血圧計1Aのハードウェア構成の具体例を示すブロック図である。
符号の説明
1,1A 血圧計、3 操作部、4 表示部、5 腕帯、6 コネクタ、10 エア管、13 測定用空気袋、20 測定用エア系、21 ポンプ、22 弁、23 圧力センサ、26 ポンプ駆動回路、27 弁駆動回路、28 増幅器、29 A/D変換器、40 CPU、42 メモリ部、44 タイマ部、50 表示制御部、52 外部I/F、50A 表示制御装置、54 通信回線、60 AVデータ表示装置、62 ケーブル、302,304 ボタン、306 転記モードボタン、308 転記確認ボタン、402 血圧測定部、404 血圧記録処理部、406 表示モード設定部、504 表示処理部、508 CPU、506,510 メモリ、512 I/F部。

Claims (10)

  1. 測定用流体袋と、
    前記測定用流体袋の内圧変化を測定するセンサと、
    前記センサで得られる前記測定用流体袋の内圧変化に基づいて、血圧値を算出する血圧測定手段と、
    測定結果を格納するための記憶手段と、
    算出された前記血圧値を測定日時と関連付けて、前記記憶手段に格納するための記録処理手段と、
    使用者が前記測定結果を所定の記録媒体に転記するときに、前記記憶手段から読出した前記測定結果を、装置外部の表示装置に表示させるための表示制御手段とを備え、
    前記表示制御手段は、前記測定結果を、前記所定の記録媒体で指定される表示形式に変換して前記表示装置に表示させる、血圧測定装置。
  2. 前記血圧測定手段により血圧を測定した時点での前記測定結果を表示する通常表示モードにおいて、前記測定結果を表示する表示手段と、
    前記使用者が、前記通常表示モードから前記測定結果を前記所定の記録媒体に転記する転記モードへの移行を指示するために操作される第1の操作手段とをさらに備え、
    前記表示制御手段は、前記第1の操作手段からの指示に従って、前記転記モードを選択する表示モード設定手段を含む、請求項1に記載の血圧測定装置。
  3. 前記表示制御手段は、次回に転記の対象となる前記測定結果を、転記対象外の前記測定結果と区別して表示するための測定結果明示手段をさらに含む、請求項2に記載の血圧測定装置。
  4. 前記測定結果明示手段は、前記次回に転記の対象となる測定結果を音声に変換して前記使用者に提供する、請求項3に記載の血圧測定装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記使用者によって転記されたことが確認された前記測定結果を格納するための記憶部をさらに含み、
    前記測定結果明示手段は、前記記憶部に格納された前記測定結果に基づいて、前記次回に転記の対象となる測定結果を、転記対象外の前記測定結果と区別して表示する、請求項3に記載の血圧測定装置。
  6. 前記測定結果明示手段は、前記使用者によって転記されたことが確認された測定結果を、次回以降に転記の対象となる前記測定結果と区別して表示する、請求項5に記載の血圧測定装置。
  7. 前記転記モードにおいて、前記使用者が、転記の対象となる前記測定結果が転記されたことを指示するために操作される第2の操作手段をさらに備え、
    前記表示制御手段は、前記第2の操作手段が操作される毎に、前記記憶部に格納される前記測定結果を更新する、請求項5に記載の血圧測定装置。
  8. 前記測定結果明示手段は、前記次回に転記の対象となる測定結果として、前記血圧値と該血圧値に関連付けられた測定日時とを該測定時刻単位で一体的に表示する第1の明示モードと、前記次回に転記の対象となる測定結果として、前記血圧値と該血圧値に関連付けられた測定日時とを該測定日単位で一体的に表示する第2の明示モードと、前記次回に転記の対象となる測定結果として、前記血圧値と該血圧値に関連付けられた測定日時とを測定値単位で個別に表示する第3の明示モードと有し、前記第1〜第3の明示モードを択一的に選択する、請求項3〜7のいずれか1項に記載の血圧測定装置。
  9. 前記表示装置は、AVデータ表示装置である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の血圧測定装置。
  10. 測定用流体袋と、前記測定用流体袋の内圧変化を測定するセンサと、前記センサで得られる前記測定用流体袋の内圧変化に基づいて、血圧値を算出する血圧測定手段と、測定結果を格納するための記憶手段と、算出された前記血圧値を測定日時と関連付けて、前記記憶手段に格納するための記録処理手段とを備えた血圧測定装置と、
    使用者が前記測定結果を所定の記録媒体に転記するときに、前記記憶手段から読出した前記測定結果を、表示装置に表示させるための表示制御装置とを備え、
    前記表示制御装置は、前記測定結果を、前記所定の記録媒体で指定される表示形式に変換して前記表示装置に表示させる、血圧測定システム。
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