[1]機械的構成および電気的構成の説明
パチンコホールの台島には、図1に示すように、外枠1が設置されている。この外枠1は前後面が開口する四角筒状をなすものであり、外枠1の前端面には前枠2が装着されている。この前枠2の前端面には横長な長方形状の上皿板3および横長な長方形状の下皿板4が上下2段に装着されており、上皿板3の前面には上面が開口する上皿5が固定され、下皿板4の前面には上面が開口する下皿6が固定されている。
下皿板4の前面には右端部に位置してハンドル台7が固定されており、ハンドル台7には発射ハンドル8が前後方向へ延びる軸を中心に回動可能に装着されている。このハンドル台7の後方には発射ソレノイド9が固定されており、発射ソレノイド9には打球槌10が連結されている。この発射ソレノイド9は打球槌10の駆動源に相当するものであり、発射ハンドル8が回動操作されたときには発射ソレノイド9に駆動電源が与えられ、打球槌10が駆動することに基づいて上皿5内の遊技球を上皿5内から弾き出す。この打球槌10は打球部材に相当するものである。
前枠2の前面には窓枠11が装着されている。この窓枠11は円形孔状の窓部12を有するものであり、窓部12の内周面には透明なガラス窓13が固定されている。この窓枠11の後面には左上隅部および右上隅部のそれぞれに位置してスピーカ14が固定されており、各スピーカ14の前方には網状のスピーカカバー15が配置されている。これら各スピーカカバー15は窓枠11に固定されたものであり、各スピーカ14が再生する音声は前方のスピーカカバー15を通して放出される。窓枠11には各スピーカカバー15の下方に位置して2個のランプカバー16が固定されており、各ランプカバー16の後方には複数の電飾LED17(図5参照)が配置されている。これら各電飾LED17は窓枠11に固定されたものであり、各ランプカバー16は後方の電飾LED17が発光することに基づいて照明される。
前枠2には、図2に示すように、遊技盤18が装着されており、遊技盤18は窓枠11のガラス窓13により前方から視覚的に認識可能に覆われている。この遊技盤18の前面には外レール19および内レール20が固定されている。これら外レール19および内レール20相互間には円弧状の発射通路21が形成されており、打球槌10が弾いた遊技球は発射通路21を通して遊技領域22内に放出される。この遊技領域22内には複数の障害釘23が固定されており、遊技領域22内に放出された遊技球は障害釘23に当りながら遊技領域22内を落下する。この遊技領域22は外レール19および内レール20によって囲まれた領域のうち発射通路21を除く円形状の領域を称するものであり、遊技球が転動可能な最大範囲である転動領域に相当する。
遊技領域22内には始動口24が固定されている。この始動口24は上面が開口するポケット状をなすものであり、遊技領域22内を転動する遊技球は始動口24内に上面から入賞可能にされている。この始動口24内には始動口センサ25(図5参照)が固定されており、始動口センサ25は始動口24内に遊技球が入賞したことを検出して始動信号を出力する。遊技領域22内には、図2に示すように、入賞口台板26が固定されており、入賞口台板26には前面が開口する四角筒状の特別入賞口が固定されている。この特別入賞口内にはカウントセンサ27(図5参照)が固定されており、カウントセンサ27は遊技球が特別入賞口内に入賞したことを検出してカウント信号を出力する。
入賞口台板26には、図2に示すように、扉28が下端部の水平な軸を中心に回動可能に装着されている。この扉28は特別入賞口ソレノイド29(図5参照)に連結されており、特別入賞口ソレノイド29は扉28を垂直状態に回動操作することに基づいて特別入賞口の前面を遊技球が入賞不能に閉鎖し、扉28を前方へ倒れた水平状態に回動操作することに基づいて特別入賞口の前面を遊技球が入賞可能に開放する。即ち、特別入賞口は遊技球が入賞不能な閉鎖状態および遊技球が入賞可能な開放状態に切換わるものであり、可変入球口に相当する。
入賞口台板26には、図2に示すように、特別図柄表示器30が固定されている。この特別図柄表示器30はLED表示器から構成されたものであり、特別図柄表示器30には特別図柄が表示される。遊技領域22内には表示台枠31が固定されており、表示台枠31には図柄表示器に相当する装飾図柄表示器32が固定されている。この装飾図柄表示器32は特別図柄表示器30に比べて大きな表示領域を有するカラー液晶表示器から構成されたものであり、装飾図柄表示器32には装飾図柄が表示される。この装飾図柄は左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素の3列の組合せ図柄から構成されたものであり、大当りおよび外れを識別する識別図柄に相当する。
遊技盤18の後方には、図3に示すように、上端部に位置して球タンク33が装着されている。この球タンク33は複数の遊技球を貯留するものであり、球タンク33にはタンクレール34の右端部が接続されている。このタンクレール34は右から左へ向って下降する傾斜樋状をなすものであり、タンクレール34の左端部には上通路35の上端部が接続されている。この上通路35の下端部は球払出し装置36の入口に接続されており、上通路35内には球タンク33内からタンクレール34を通して遊技球が充填されている。この球払出し装置36はステッピングモータからなる払出しモータ37を駆動源とするものであり、上通路35内の遊技球は払出しモータ37が作動することに基づいて球払出し装置36の出口から放出される。この球払出し装置36の出口は、図4に示すように、上皿通路38を介して上皿5に接続されており、球払出し装置36の出口から放出された遊技球は上皿通路38を通して上皿5内に供給される。この球払出し装置36は球払出し機構に相当するものである。
下皿6には、図4に示すように、下皿通路39の下端部が接続されている。この下皿通路39の上端部は上皿通路38の途中部分に接続されており、上皿5内に遊技球が満杯に貯留された状態で球払出し装置36の払出しモータ37が作動したときには球払出し装置36の出口から放出された遊技球が上皿5内に貯留されることなく上皿通路38内に充填される。この遊技球が上皿通路38の途中部分まで到達したときには下皿通路39の上端部から下端部を通して下皿6内に排出され、下皿6内に貯留される。この下皿6は上皿5内から溢れた遊技球を受けるものであり、遊技球が下皿6内に満杯に貯留された状態で球払出し装置36の払出しモータ37が作動したときには球払出し装置36の出口から放出された遊技球が下皿通路39内に充填される。
下皿6の底板には、図4に示すように、貫通孔状の球抜き口40が形成されている。この球抜き口40は遊技球の直径寸法に比べて直径寸法が大きな円形状をなすものであり、下皿6内の遊技球は球抜き口40を通して下皿6内から抜取られる。この下皿6の底板には球抜き板41が装着されている。この球抜き板41は球抜き口40を閉鎖する閉鎖位置および球抜き口40を開放する開放位置相互間で水平方向へスライド可能にされたものであり、球抜き板41には、図1に示すように、操作部42が形成されている。この操作部42は下皿6から前方へ突出するものであり、球抜き板41は遊技者が操作部42を操作することに基づいて閉鎖位置および開放位置相互間で移動操作される。即ち、下皿6内の遊技球は遊技者が球抜き板41を閉鎖位置から開放位置へ移動操作することに基づいて球抜き口40を通して抜取られる。
下皿通路39内には、図4に示すように、マイクロスイッチからなる満タンセンサ43が装着されている。この満タンセンサ43はボタン44に操作力が加わることに基づいてオフ状態からオン状態に切換わるものであり、ボタン44から操作力が除去されることに基づいてオン状態からオフ状態に自己復帰する。この満タンセンサ44は満杯検出器に相当するものであり、下皿通路39内に遊技球が満タンセンサ43のボタン44に届く位置まで充填された状態ではボタン44が遊技球によって押圧されることに基づいて満タンセンサ43がオン状態になる。即ち、満タンセンサ43は下皿6内に遊技球が満杯に貯留された状態でオンされ、下皿6内に遊技球が満杯に貯留されていない状態でオフされる。
図5のメイン制御回路50は遊技内容を制御する最上位の制御手段であり、CPU51とROM52とRAM53を有している。このメイン制御回路50のROM52には制御プログラムおよび制御データが記録されており、CPU51はRAM53をワークエリアとしてROM52の制御プログラムおよび制御データに基づいて制御動作を実行する。出力回路54は始動口センサ25からの始動信号およびカウントセンサ27からのカウント信号のそれぞれを波形成形してメイン制御回路50に出力するものであり、メイン制御回路50は出力回路54からの始動信号およびカウント信号のいずれかを検出することに基づいて賞球コマンドを設定する。タイマ回路55はメイン制御回路50に一定の時間間隔(4msec)でパルス信号を出力するものであり、メイン制御回路50はタイマ回路55からのパルス信号を検出する毎にタイマ割込処理を実行する。
ソレノイド回路56は特別入賞口ソレノイド29を通断電するものであり、メイン制御回路50はソレノイド回路56を駆動制御することに基づいて特別入賞口の扉28を開閉操作する。LED回路57は特別図柄表示器30に特別図柄を表示するものであり、メイン制御回路50はLED回路57を駆動制御することに基づいて特別図柄表示器30の表示内容を制御する。このメイン制御回路50はコマンド送信手段と当落判定手段と大当り遊技手段のそれぞれに相当するものである。
払出制御回路60は賞品球の払出動作を制御するものであり、CPU61とROM62とRAM63を有している。この払出制御回路60のROM62には制御プログラムおよび制御データが記録されており、CPU61はRAM63をワークエリアとしてROM62の制御プログラムおよび制御データに基づいて賞品球の払出動作を実行する。この払出制御回路60はメイン制御回路50から賞球コマンドの設定結果が送信されるものであり、賞球コマンドの設定結果を受信することに基づいて駆動信号を設定する。モータ回路64は払出制御回路60から駆動信号の設定結果が与えられるものであり、払出制御回路60からの駆動信号に基づいて払出しモータ37を駆動制御することに基づいて球払出し装置36から上皿5に向けて賞球コマンドに応じた個数の賞品球を払出す。満タンセンサ43は払出制御回路60に接続されたものであり、払出制御回路60のCPU61は満タンセンサ43からの出力信号に基づいて下皿6内に遊技球が満杯に貯留されているか否かを検出する。この払出制御回路60は満杯検出手段に相当するものである。
演出制御回路70は装飾図柄遊技の演出内容を総括的に制御するものであり、CPU71とROM72とRAM73を有している。この演出制御回路70のROM72には制御プログラムおよび制御データが記録されており、CPU71はRAM73をワークエリアとしてROM72の制御プログラムおよび制御データに基づいて処理動作を実行する。この演出制御回路70はメイン制御回路50からコマンドの設定結果が送信されるものであり、メイン制御回路50からのコマンドを受信することに基づいてコマンドを設定する。タイマ回路74は演出制御回路70に一定の時間間隔(4msec)でパルス信号を出力するものであり、演出制御回路70はタイマ回路74からのパルス信号を検出する毎にタイマ割込処理を実行する。この演出制御回路70は可変情報選択手段と図柄設定手段と第1の予告判定手段と第2の予告判定手段のそれぞれに相当するものである。
図柄制御回路80はCPU81とROM82とRAM83とVDP84とVROM85とVRAM86を有している。この図柄制御回路80のCPU81は演出制御回路70からのコマンドに基づいて制御データを設定し、制御データの設定結果に応じたビデオデータの再生をVDP84に指令するものであり、VDP84は指令内容に応じたビデオデータをVROM85から検出し、ビデオデータの検出結果に基づいて表示信号を設定する。このVDP84は表示信号の設定結果をLCD回路87に出力するものであり、LCD回路87はVDP84からの表示信号に応じた映像を装飾図柄表示器32に表示する。これら一連の動作はCPU81がROM82に記録された制御プログラムおよび制御データに基づいて実行するものであり、RAM83はCPU81のワークメモリとして機能する。この図柄制御回路80は図柄遊技手段に相当するものである。
音制御回路90はCPU91とROM92とRAM93を有している。この音制御回路90のCPU91は演出制御回路70からのコマンドに応じた音データをROM92から検出し、音データの検出結果に基づいて音信号を設定してスピーカ回路94に出力するものであり、スピーカ回路94は音信号に応じた音を両スピーカ14から出力する。このCPU91の一連の動作はROM92に記録された制御プログラムおよび制御データに基づいて行われるものであり、RAM93はCPU91のワークメモリとして機能する。この音制御回路90は演出音出力手段と第1の音データ記録手段と第2の音データ記録手段と第1の音データ選択手段と第2の音データ選択手段と報知音出力手段のそれぞれに相当するものである。
電飾制御回路100はCPU101とROM102とRAM103を有している。この電飾制御回路100のCPU101は演出制御回路70からのコマンドに応じた電飾データをROM102から検出し、電飾データの検出結果に基づいて電飾信号を設定してLED回路104に出力するものであり、LED回路104は複数の電飾LED17を電飾信号に応じた内容で発光させる。このCPU101の一連の動作はROM102に記録された制御プログラムおよび制御データに基づいて行われるものであり、RAM103はCPU101のワークメモリとして機能する。
[2]遊技機能の説明
[2−1]特別図柄遊技機能
遊技者が上皿5内に遊技球を投入して発射ハンドル8を回動操作すると、遊技盤18の遊技領域22内に遊技球が発射され、障害釘23に当りながら落下する。この遊技球が始動口24内に入賞したときには球払出し装置36から設定個数の遊技球が上皿5に向けて賞品球として払出され、特別図柄遊技が開始される。この特別図柄遊技は特別図柄表示器30に特別図柄を変動状態および変動停止状態で順に表示するものであり、特別図柄の変動停止時の態様には、図6に示すように、外れの態様と通常大当りの態様と確変大当りの態様の3種類が設定されている。
[2−2]大当り遊技機能
特別図柄表示器30に特別図柄が通常大当りの態様および確変大当りの態様のいずれかで停止表示されたときには大当り遊技が開始される。この大当り遊技は特別入賞口を開放し、特別入賞口内に遊技球が入賞することを許容する遊技者有利の状態を発生させるものであり、遊技球が特別入賞口内に入賞したときには球払出し装置36から設定個数の遊技球が上皿5に向けて賞品球として払出される。この特別入賞口は上限値(例えば10個)の遊技球が入賞する個数条件および開放時間が上限値(例えば30sec)に達する時間条件のいずれかが満足されるまで開放状態に保持される。この特別入賞口の個数条件および時間条件の双方を基準とする開閉動作は大当りラウンドと称されるものであり、大当りラウンドは固定的な設定回数(例えば4回)だけ繰返される。この大当りラウンドの繰返しは大当り遊技に相当するものであり、大当り遊技の実行中には装飾図柄表示器32に大当り遊技を映像的に演出する大当り遊技表示が行われ、両スピーカ14から大当り遊技を音的に演出する演出音が出力され、複数の電飾LED17が大当り遊技表示の演出内容に応じて発光する。
[2−3]特別図柄遊技保留機能
特別図柄遊技を即座に開始できない特別図柄遊技中および大当り遊技中のそれぞれに遊技球が始動口24内に入賞したときには特別図柄遊技が保留される。この特別図柄遊技の保留回数には上限値(例えば4回)が設定されており、保留回数が上限値に到達した状態で遊技球が始動口24内に入賞したときには特別図柄遊技が保留されない。この特別図柄遊技が保留されない遊技球の入賞を無効な入賞と称し、特別図柄遊技が保留される入賞を有効な入賞と称する。
[2−4]装飾図柄遊技機能
遊技球が始動口24内に入賞したときには特別図柄遊技に連動して装飾図柄遊技が開始される。この装飾図柄遊技は装飾図柄表示器32に映像を表示し、両スピーカ14から装飾図柄表示器32の映像に応じた演出音を出力し、複数の電飾LED17を装飾図柄表示器32の映像に応じて発光させることで組成されるものである。この装飾図柄遊技の映像は装飾図柄を変動状態および変動停止状態で順に表示し、装飾図柄の変動停止時の態様に基づいて外れと通常大当りと確変大当りのいずれが判定されたかを遊技者に報知するものである。この装飾図柄の変動開始は特別図柄の変動開始に時間的に同期して行われ、装飾図柄の変動停止は特別図柄の変動停止に時間的に同期して行われるものであり、特別図柄が外れの態様で変動停止するときには装飾図柄が完全外れの組合せおよび外れリーチの組合せのいずれかで変動停止し、特別図柄が通常大当りの態様で変動停止するときには装飾図柄が通常大当りの組合せで変動停止し、特別図柄が確変大当りの態様で変動停止するときには装飾図柄が確変大当りの組合せで変動停止する。この装飾図柄遊技は図柄遊技に相当するものであり、大当り遊技は装飾図柄が通常大当りの組合せおよび確変大当りの組合せのいずれかで停止表示された直後に開始される。
[2−5]確率変動機能
確率変動モードは大当りを確率変動モードの無効状態に比べて高い一定確率で判定する高確率モードである。この確率変動モードは特別図柄が確変大当りの態様で停止表示されることに基づいて有効化されるものであり、特別図柄が通常大当りの態様で変動停止することに基づいて無効化される。
[2−6]予告機能
下皿6内に遊技球が満杯に貯留された状態で装飾図柄遊技が開始されたときには今回の装飾図柄遊技中に両スピーカ14のそれぞれから予告音が出力されることがある。この予告音は今回の装飾図柄遊技で装飾図柄が通常大当りの組合せおよび確変大当りの組合せのいずれかになることを非確定的に予告するものであり、装飾図柄遊技を演出する演出音の出力を停止することなく演出音に重ねて出力される。この予告音は下皿6内から遊技球を抜取ることを遊技者に促す音声と共に出力されるものであり、今回の装飾図柄遊技が終了する前に遊技者が下皿6内から遊技球を抜取ることに基づいて下皿6の満杯状態を解消したときには今回の装飾図柄遊技中に両スピーカ14のそれぞれから予告音が再び出力される。この予告音は今回の装飾図柄遊技で装飾図柄が通常大当りの組合せおよび確変大当りの組合せのいずれかになることを非確定的に再び予告するものであり、演出音の出力を中断することなく下皿6の満杯状態が解消されたことを遊技者に促す音声と共に演出音に重ねて出力される。
[3]メイン制御回路50の内部処理の説明
[3−1]メイン処理
メイン制御回路50のCPU51は電源が投入されると、図7のステップS1の電源投入処理でRAM53の全データを初期設定し、ステップS2でタイマ割込フラグの設定状態を判断する。このタイマ割込フラグはCPU51がタイマ回路55からのパルス信号を受信することに基づいてタイマ割込処理でオンするものであり、CPU51はステップS2でタイマ割込フラグのオンを検出したときにはステップS3へ移行する。ここでタイマ割込フラグをオフし、ステップS4の入力処理〜ステップS7のデータ取得処理を順に実行する。このステップS7のデータ取得処理を終えたときにはステップS8の大当り判定処理〜ステップS13の大当り遊技処理をメイン制御フラグの設定状態に基づいて択一的に実行し、ステップS8の大当り判定処理〜ステップS13の大当り遊技処理のいずれかを終えたときにはステップS2に復帰する。このメイン制御フラグはステップS1の電源投入処理で大当り判定処理に初期設定されるものであり、CPU51はステップS2に復帰したときにはタイマ割込フラグのオンを新たに検出することに基づいてステップS3へ移行する。
[3−2]入力処理
図8は図7のステップS4の入力処理の詳細を示すものであり、CPU51は図8のステップS21で出力回路54からの始動信号の出力状態を判断する。ここで始動信号が有ることを判断したときにはステップS22で始動信号フラグをオンし、始動信号が無いことを判断したときにはステップS23で始動信号フラグをオフする。即ち、遊技球が始動口24内に入賞したときには出力回路54から始動信号が出力され、始動信号フラグがオンされる。
CPU51はステップS24へ移行すると、出力回路54からのカウント信号の出力状態を判断する。ここでカウント信号が有ることを判断したときにはステップS25でカウント信号フラグをオンし、カウント信号が無いことを判断したときにはステップS26でカウント信号フラグをオフする。即ち、遊技球が特別入賞口内に入賞したときには出力回路54からカウント信号が出力され、カウント信号フラグがオンされる。
[3−3]カウンタ更新処理
CPU51は図7のステップS5のカウンタ更新処理へ移行すると、ランダムカウンタR1の計測値〜ランダムカウンタR4の計測値のそれぞれに「1」を加算する。これらランダムカウンタR1〜R4の加算内容は次の通りである。
(1)ランダムカウンタR1は大当りであるか否かを抽選する乱数値に相当するものであり、図9に示すように、初期値「0」から上限値「98」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
(2)ランダムカウンタR2は大当りであることが判定されたときに特別図柄の種類を抽選する乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「19」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
(3)ランダムカウンタR3は大当りであることが判定されなかったとき(外れの判定時)に外れリーチであるか否かを判定する乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「49」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
(4)ランダムカウンタR4は変動パターンを選択する乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「100」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
[3−4]賞球コマンド処理
図10は図7のステップS6の賞球コマンド処理の詳細を示すものであり、CPU51は図10のステップS31で始動信号フラグの設定状態を判断する。ここで始動信号フラグがオンされていることを判断したときにはステップS32へ移行し、払出制御回路60に賞球コマンド1を送信する。この払出制御回路60のCPU61は賞球コマンド1を受信したときにはモータ回路64に賞球コマンド1を出力し、モータ回路64は賞球コマンド1が与えられたときには払出しモータ37に駆動信号1を出力することに基づいて球払出し装置36から設定個数(例えば5個)の遊技球を排出する。
CPU51はステップS33へ移行すると、カウント信号フラグの設定状態を判断する。ここでカウント信号フラグがオンされていることを判断したときにはステップS34へ移行し、払出制御回路60に賞球コマンド2を送信する。この払出制御回路60のCPU61は賞球コマンド2を受信したときにはモータ回路64に賞球コマンド2を出力し、モータ回路64は賞球コマンド2が与えられたときには払出しモータ37に駆動信号2を出力することに基づいて球払出し装置36から設定個数(例えば15個)の遊技球を排出する。
CPU51はステップS35へ移行すると、満タンコマンドの有無を判断する。この満タンコマンドは払出制御回路60のCPU61が満タンセンサ43のオンを判断することに基づいてメイン制御回路50に送信するものであり、満タンセンサ43がオンされている間は継続的に送信される。即ち、メイン制御回路50のCPU51は下皿6内に遊技球が満杯に貯留された状態ではステップS35へ移行する毎に満タンコマンドが有ることを判断し、下皿6内に遊技球が満杯に貯留されていない状態ではステップS35へ移行する毎に満タンコマンドが無いことを判断する。
CPU51はステップS35で満タンコマンドが無いことを判断すると、ステップS36で球抜き待機フラグの設定状態を判断する。この球抜き待機フラグはCPU51が図7のステップS7の電源投入処理でオフ状態に初期設定するものであり、CPU51は図10のステップS36で球抜き待機フラグのオフを判断したときには賞球コマンド処理を終える。
CPU51はステップS35で払出制御回路60からの満タンコマンドが有ることを判断すると、ステップS37でコマンド送信フラグの設定状態を判断する。このコマンド送信フラグはCPU51が図7のステップS1の電源投入処理でオフ状態に初期設定するものであり、CPU51は図10のステップS37でコマンド送信フラグのオフを判断したときにはステップS38へ移行する。ここで演出制御回路70に満タンコマンドを送信することに基づいて下皿6内に遊技球が満杯に貯留されていることを知らせ、ステップS39で球抜き待機フラグをオンし、ステップS40でコマンド送信フラグをオンする。この満タンコマンドは第1のコマンドに相当するものである。
遊技者が下皿6内から遊技球を抜取ることに基づいて下皿6の満杯状態を解消したときには満タンセンサ43がオン状態からオフ状態に切換わり、払出制御回路60が満タンコマンドの送信処理を停止する。この場合にはCPU51はステップS35で払出制御回路60からの満タンコマンドが無いことを判断し、ステップS36で球抜き待機フラグのオンを判断する。そして、ステップS41で演出制御回路70に球抜きコマンドを送信することに基づいて下皿6の満杯状態が解消されたことを知らせ、ステップS42で球抜き待機フラグをオフし、ステップS43でコマンド送信フラグをオフする。この球抜きコマンドは第2のコマンドに相当するものである。
[3−5]データ取得処理
図11は図7のステップS7のデータ取得処理の詳細を示すものであり、CPU51は図11のステップS51で始動信号フラグの設定状態を判断する。ここで始動信号フラグがオンされていることを判断したときにはステップS52へ移行し、ランダムカウンタR1の計測値〜ランダムカウンタR4の計測値のそれぞれを取得する。
メイン制御回路50のRAM53には、図12に示すように、保留データエリア1〜保留データエリア4が設定されている。これら保留データエリア1〜保留データエリア4のそれぞれはランダムカウンタR1〜R4の取得結果を記録しておくものであり、CPU51は図11のステップS53へ移行したときには保留データエリア1にランダムカウンタR1〜R4が記録されているか否かを判断する。ここで保留データエリア1にランダムカウンタR1〜R4が記録されていないことを判断したときにはステップS54へ移行し、ランダムカウンタR1〜R4の取得結果を保留データエリア1に記録する。そして、ステップS55へ移行し、演出制御回路70に保留コマンドを送信することに基づいて特別図柄遊技を保留したことを知らせる。
CPU51は図11のステップS53で保留データエリア1にランダムカウンタR1〜R4が記録されていることを判断すると、ステップS56で保留データエリア2にランダムカウンタR1〜R4が記録されているか否かを判断する。ここで保留データエリア2にランダムカウンタR1〜R4が記録されていないことを判断したときにはステップS57へ移行し、ランダムカウンタR1〜R4の取得結果を保留データエリア2に記録する。そして、ステップS55へ移行し、演出制御回路70に保留コマンドを送信する。
CPU51はステップS56で保留データエリア2にランダムカウンタR1〜R4が記録されていることを判断すると、ステップS58で保留データエリア3にランダムカウンタR1〜R4が記録されているか否かを判断する。ここで保留データエリア3にランダムカウンタR1〜R4が記録されていないことを判断したときにはステップS59へ移行し、ランダムカウンタR1〜R4の取得結果を保留データエリア3に記録する。そして、ステップS55へ移行し、演出制御回路70に保留コマンドを送信する。
CPU51はステップS58で保留データエリア3にランダムカウンタR1〜R4が記録されていることを判断すると、ステップS60で保留データエリア4にランダムカウンタR1〜R4が記録されているか否かを判断する。ここで保留データエリ4にランダムカウンタR1〜R4が記録されていないことを判断したときにはステップS61へ移行し、ランダムカウンタR1〜R4の取得結果を保留データエリア4に記録する。そして、ステップS55へ移行し、演出制御回路70に保留コマンドを送信する。
CPU51はステップS60で保留データエリア4にランダムカウンタR1〜R4が記録されていることを判断すると、ステップS62でランダムカウンタR1〜R4の取得結果をクリアする。即ち、ランダムカウンタR1〜R4の記録数には上限値「4組」が設定されており、上限組のランダムカウンタR1〜R4がRAM53に記録されている状態で遊技球が始動口24内に入賞したときにはランダムカウンタR1〜R4の記録処理および保留コマンドの送信処理のそれぞれが行われず、遊技球が始動口24内に入賞したことが無効化される。
[3−6]大当り判定処理
CPU51はメイン制御フラグが大当り判定処理にセットされていることを判断すると、図7のステップS7のデータ取得処理からステップS8の大当り判定処理へ移行する。図13は図7のステップS8の大当り判定処理の詳細を示すものであり、CPU51は図13のステップS71で保留データエリア1にランダムカウンタR1〜R4が記録されているか否かを判断する。ここで保留データエリア1にランダムカウンタR1〜R4が記録されていることを判断したときにはステップS72へ移行し、確率変動フラグの設定状態を判断する。この確率変動フラグは確率変動モードの設定状態を示すものであり、CPU51は確率変動モードの有効状態ではステップS72で確率変動フラグのオンを判断してステップS73へ移行し、確率変動モードの無効状態ではステップS72で確率変動フラグのオフを判断してステップS74へ移行する。
メイン制御回路50のROM52には確率変動モード用の9個の大当り値「7,17,27,37,47,57,67,77,87」および通常モード用の1個の大当り値「7」が予め記録されており、CPU51はステップS73へ移行したときにはROM52から確率変動モード用の9個の大当り値を選択する。そして、ステップS75で保留データエリア1からランダムカウンタR1の取得結果を検出し、ステップS76でランダムカウンタR1の検出結果を確率変動モード用の9個の大当り値のそれぞれと比較する。ここでランダムカウンタR1の検出結果が確率変動モード用の9個の大当り値のいずれかと同一であることを判断したときには大当りと判定し、ステップS77で大当りフラグをオンする。
CPU51はステップS74へ移行すると、ROM52から通常モード用の1個の大当り値を選択する。そして、ステップS75で保留データエリア1からランダムカウンタR1の取得結果を検出し、ステップS76でランダムカウンタR1の検出結果を通常モード用の1個の大当り値と比較する。ここでランダムカウンタR1の検出結果が通常モード用の1個の大当り値と同一であることを判断したときには大当りと判定し、ステップS77で大当りフラグをオンする。即ち、確率変動モードの有効状態では大当りが「9/99」の高確率で判定され、確率変動モードの無効状態では大当りが「1/99」の低確率で判定される。
CPU51はステップS77で大当りフラグをオンすると、ステップS78で保留データエリア1からランダムカウンタR2の取得結果を検出し、ランダムカウンタR2の検出結果を10個の確率変動値「0,1,2,3,4,5,6,7,8,9」のそれぞれと比較する。これら10個の確率変動値のそれぞれはROM52に予め記録されたものであり、CPU51はステップS78でランダムカウンタR2の検出結果が10個の確率変動値のいずれかと同一であることを判断したときにはステップS79へ移行し、特別図柄を確変大当りの態様(図6参照)に設定する。そして、図13のステップS80で確率変動フラグをオンすることに基づいて確率変動モードを有効化し、ステップS81で演出制御回路70に確変大当りコマンドを送信し、ステップS82でメイン制御フラグに変動パターン設定処理をセットする。
CPU51はステップS78でランダムカウンタR2の検出結果が10個の確率変動値のいずれとも相違していることを判断すると、ステップS83で特別図柄を通常大当りの態様(図6参照)に設定する。そして、図13のステップS84で確率変動フラグをオフすることに基づいて確率変動モードを無効化し、ステップS85で演出制御回路70に通常大当りコマンドを送信し、ステップS82でメイン制御フラグに変動パターン設定処理をセットする。即ち、確率変動モードは大当りが判定されたことを条件に「1/2」の確率で有効化され、「1/2」の確率で無効化される。
CPU51は図13のステップS76でランダムカウンタR1の検出結果が確率変動モード用の9個の大当り値のいずれとも相違していることを判断した場合およびランダムカウンタR1の検出結果が通常モード用の1個の大当り値と相違していることを判断した場合のそれぞれには外れと判定し、ステップS86で大当りフラグをオフする。そして、ステップS87で特別図柄を外れの態様(図6参照)に設定し、図13のステップS88で保留データエリア1からランダムカウンタR3の取得結果を検出する。
CPU51はステップS88でランダムカウンタR3の取得結果を検出すると、ステップS89でランダムカウンタR3の検出結果を5個の外れリーチ値「0,1,2,3,4」のそれぞれと比較する。これら5個の外れリーチ値のそれぞれはROM52に予め記録されたものであり、CPU51はステップS89でランダムカウンタR3の検出結果が5個の外れリーチ値のいずれかと同一であることを判断したときには外れリーチと判定し、ステップS90で外れリーチフラグをオンする。そして、ステップS91で演出制御回路70に外れリーチコマンドを送信し、ステップS82でメイン制御フラグに変動パターン設定処理をセットする。
CPU51はステップS89でランダムカウンタR3の検出結果が5個の外れリーチ値のいずれとも相違していることを判断すると、完全外れと判定する。この場合にはステップS92で外れリーチフラグをオフし、ステップS93で演出制御回路70に完全外れコマンドを送信し、ステップS82でメイン制御フラグに変動パターン設定処理をセットする。
[3−6]変動パターン設定処理
CPU51はメイン制御フラグが変動パターン設定処理にセットされていることを検出すると、図7のステップS7のデータ取得処理からステップS9の変動パターン設定処理へ移行する。図14は図7のステップS9の変動パターン設定処理の詳細を示すものであり、CPU51は図14のステップS101で大当りフラグの設定状態を判断する。例えば直前の大当り判定処理で確変大当りおよび通常大当りのいずれかを判定したときにはステップS101で大当りフラグのオンを判断し、ステップS102へ移行する。
メイン制御回路50のROM52には大当り用の変動パターンテーブルと外れリーチ用の変動パターンテーブルと完全外れ用の変動パターンテーブルが予め記録されている。これら各変動パターンテーブルはランダムカウンタR4と変動パターンと変動表示時間の相関関係を示すものであり、CPU51はステップS102へ移行したときにはROM52から大当り用の変動パターンテーブルを選択する。図15の(a)は大当り用の変動パターンテーブルの記録内容を示すものであり、大当り用の変動パターンテーブルには変動パターンP1〜P4が設定され、変動パターンP1〜P4のそれぞれにはランダムカウンタR4および変動表示時間の双方が設定されている。
CPU51は図14のステップS102で大当り用の変動パターンテーブルを選択すると、ステップS106で保留データエリア1からランダムカウンタR4の取得結果を検出し、大当り用の変動パターンテーブルからランダムカウンタR4の検出結果に応じた大当り用の変動パターンを選択する。そして、ステップS107へ移行し、大当り用の変動パターンテーブルから変動パターンの選択結果に応じた変動表示時間を選択する。例えばランダムカウンタR4の検出結果が「40」であるときには変動パターンP1が選択され、変動パターンの選択結果がP1であるときには変動表示時間「60.0sec」が選択される。
CPU51は直前の大当り判定処理で外れリーチを判定したときには図14のステップS101で大当りフラグのオフを判断し、ステップS103で外れリーチフラグの設定状態を判断する。ここで外れリーチフラグのオンを判断し、ステップS104でROM52から外れリーチ用の変動パターンテーブルを選択する。図15の(b)は外れリーチ用の変動パターンテーブルの記録内容を示すものであり、外れリーチ用の変動パターンテーブルには大当り用の変動パターンテーブルとは相違する変動パターンP5〜P8が設定され、変動パターンP5〜P8のそれぞれにはランダムカウンタR4および変動表示時間の双方が設定されている。
CPU51は図14のステップS104で外れリーチ用の変動パターンテーブルを選択すると、ステップS106で保留データエリア1からランダムカウンタR4の取得結果を検出し、外れリーチ用の変動パターンテーブルからランダムカウンタR4の検出結果に応じた外れリーチ用の変動パターンを選択する。そして、ステップS107へ移行し、外れリーチ用の変動パターンテーブルから変動パターンの選択結果に応じた変動表示時間を選択する。例えばランダムカウンタR4の検出結果が「40」であるときには変動パターンP7が選択され、変動パターンの選択結果がP7であるときには変動表示時間「40.0sec」が選択される。
CPU51は直前の大当り判定処理で完全外れを判定したときには図14のステップS101で大当りフラグのオフを判断し、ステップS103で外れリーチフラグのオフを判断し、ステップS105でROM52から完全外れ用の変動パターンテーブルを選択する。図15の(c)は完全外れ用の変動パターンテーブルの記録内容を示すものであり、完全外れ用の変動パターンテーブルには大当り用の変動パターンテーブルおよび外れリーチ用の変動パターンテーブルのいずれとも相違する変動パターンP9〜P10が設定され、変動パターンP9〜P10のそれぞれにはランダムカウンタR4および変動表示時間の双方が設定されている。
CPU51は図14のステップS105で完全外れ用の変動パターンテーブルを選択すると、ステップS106で保留データエリア1からランダムカウンタR4の取得結果を検出し、完全外れ用の変動パターンテーブルからランダムカウンタR4の検出結果に応じた完全外れ用の変動パターンを選択する。そして、ステップS107へ移行し、完全外れ用の変動パターンテーブルから変動パターンの選択結果に応じた変動表示時間を選択する。例えばランダムカウンタR4の検出結果が「40」であるときには変動パターンP9が選択され、変動パターンの選択結果がP9であるときには変動表示時間「4.0sec」が選択される。
CPU51は図14のステップS107で変動表示時間を選択すると、ステップS108で変動パターンの選択結果を変動パターンコマンドとして演出制御回路70に送信する。そして、ステップS109で変動表示時間の選択結果をタイマT1にセットし、ステップS110で保留データエリア1に記録されているランダムカウンタR1〜R4の取得結果のそれぞれをクリアする。
CPU51はステップS110で保留データエリア1のランダムカウンタR1〜R4をクリアすると、ステップS111で保留データエリア2にランダムカウンタR1〜R4が記録されているか否かを判断する。ここで保留データエリア2にランダムカウンタR1〜R4が記録されていないことを判断したときにはステップS117へ移行し、メイン制御フラグに特別図柄変動開始処理をセットする。
CPU51はステップS111で保留データエリア2にランダムカウンタR1〜R4が記録されていることを判断すると、ステップS112で保留データエリア2のランダムカウンタR1〜R4の取得結果のそれぞれを保留データエリア1にシフトする。そして、ステップS113へ移行し、保留データエリア3にランダムカウンタR1〜R4が記録されているか否かを判断する。ここで保留データエリア3にランダムカウンタR1〜R4が記録されていないことを判断したときにはステップS117へ移行し、メイン制御フラグに特別図柄変動開始処理をセットする。
CPU51はステップS113で保留データエリア3にランダムカウンタR1〜R4が記録されていることを判断すると、ステップS114で保留データエリア3のランダムカウンタR1〜R4の取得結果のそれぞれを保留データエリア2にシフトする。そして、ステップS115へ移行し、保留データエリア4にランダムカウンタR1〜R4が記録されているか否かを判断する。ここで保留データエリア4にランダムカウンタR1〜R4が記録されていないことを判断したときにはステップS117へ移行し、メイン制御フラグに特別図柄変動開始処理をセットする。
CPU51はステップS115で保留データエリア4にランダムカウンタR1〜R4が記録されていることを判断すると、ステップS116で保留データエリア4のランダムカウンタR1〜R4の取得結果のそれぞれを保留データエリア3にシフトする。そして、ステップS117へ移行し、メイン制御フラグに特別図柄変動開始処理をセットする。
[3−7]特別図柄変動開始処理
CPU51はメイン制御フラグが特別図柄変動開始処理にセットされていることを検出すると、図7のステップS7のデータ取得処理からステップS10の特別図柄変動開始処理へ移行する。図16は図7のステップS10の特別図柄変動開始処理の詳細を示すものであり、CPU51は図16のステップS121でLED回路57に特別図柄変動開始信号を出力する。すると、LED回路57は特別図柄変動開始信号を検出することに同期して特別図柄の変動表示を開始する。この特別図柄の変動表示は特別図柄を「確変大当りの態様」→「通常大当りの態様」→「外れの態様」→「確変大当りの態様」・・・の設定順序で循環的に可変表示するものである。
CPU51はステップS121で特別図柄変動開始信号を出力すると、ステップS122で演出制御回路70に装飾図柄遊技開始コマンドを送信する。そして、ステップS123へ移行し、メイン制御フラグに特別図柄変動停止処理をセットする。この装飾図柄遊技開始コマンドは装飾図柄遊技の開始指令に相当するものであり、演出制御回路70は装飾図柄遊技開始コマンドを受信することに基づいて装飾図柄遊技の映像的な演出を開始することを図柄制御回路80に指示し、装飾図柄遊技の音的な演出を開始することを音制御回路90に指示し、装飾図柄遊技の電飾的な演出を開始することを電飾制御回路100に指示する。
[3−8]特別図柄変動停止処理
CPU51はメイン制御フラグが特別図柄変動停止処理にセットされていることを検出すると、図7のステップS7のデータ取得処理からステップS11の特別図柄変動停止処理へ移行する。図17は図7のステップS11の特別図柄変動停止処理の詳細を示すものであり、CPU51は図17のステップS131でタイマT1の計測値からROM52に予め記録された単位値ΔT(4msec)を減算することに基づいて特別図柄遊技の残り時間を更新する。そして、ステップS132へ移行し、タイマT1の減算結果を「0」と比較する。この特別図柄遊技は装飾図柄遊技に時間的に同期して行われるものであり、特別図柄遊技の残り時間は装飾図柄遊技の残り時間と同一である。
CPU51はステップS132でタイマT1の減算結果が「0」であることを検出すると、特別図柄遊技の終了を判断する。そして、ステップS133へ移行し、LED回路57に特別図柄変動停止信号を出力する。この特別図柄変動停止信号は特別図柄の変動表示を大当り判定処理の選択結果で停止することを指示するものであり、大当り判定処理で確変大当りが判定されたときには特別図柄が図6の確変大当りの態様で停止表示され、大当り判定処理で通常大当りが判定されたときには特別図柄が図6の通常大当りの態様で停止表示され、大当り判定処理で外れリーチおよび完全外れのいずれかが判定されたときには特別図柄が図6の外れの態様で停止表示される。
CPU51は図17のステップS133でLED回路57に特別図柄変動停止信号を出力すると、ステップS134で演出制御回路70に装飾図柄遊技停止コマンドを送信する。この装飾図柄遊技停止コマンドは装飾図柄遊技の停止指令に相当するものであり、演出制御回路70は装飾図柄遊技停止コマンドを検出することに基づいて装飾図柄遊技の映像的な演出を停止することを図柄制御回路80に指示し、装飾図柄遊技の音的な演出を停止することを音制御回路90に指示し、装飾図柄遊技の電飾的な演出を停止することを電飾制御回路100に指示する。即ち、装飾図柄遊技は特別図柄の変動開始に同期して始まり、特別図柄の変動停止に同期して終わるものであり、特別図柄の変動表示時間は装飾図柄遊技の所要時間に相当する。
CPU51はステップS134で装飾図柄遊技停止コマンドを送信すると、ステップS135でタイマT2にウェイト時間(例えば2.0sec)をセットする。そして、ステップS136へ移行し、メイン制御フラグにウェイト処理をセットする。このウェイト時間はROM52に予め記録されたものであり、特別図柄遊技が保留されている場合には今回の特別図柄遊技が終了してからウェイト時間が経過したときに次の特別図柄遊技が開始される。
[3−9]ウェイト処理
CPU51はメイン制御フラグがウェイト処理にセットされていることを検出すると、図7のステップS7のデータ取得処理からステップS12のウェイト処理へ移行する。図18は図7のステップS12のウェイト処理の詳細を示すものであり、CPU51は図18のステップS141でタイマT2の計測値からROM52に予め記録された単位値ΔT(4msec)を減算することに基づいて残りウェイト時間を更新する。そして、ステップS142へ移行し、タイマT2の減算結果を「0」と比較する。
CPU51はステップS142でタイマT2の減算結果が「0」であることを検出すると、ステップS143で大当りフラグの設定状態を判断する。例えば直前の特別図柄遊技で特別図柄を通常大当りの態様および確変大当りの態様のいずれかで変動停止させたときにはステップS143で大当りフラグのオンを判断し、ステップS144でメイン制御フラグに大当り遊技処理をセットする。そして、ステップS145で大当りフラグをオフし、ステップS146で演出制御回路70に大当り遊技開始コマンドを送信する。この大当り遊技開始コマンドは大当り遊技を開始することを演出制御回路70に知らせるものであり、演出制御回路70は大当り遊技開始コマンドを受信することに基づいて大当り遊技の映像的な演出を開始することを図柄制御回路80に指示し、大当り遊技の音的な演出を開始することを音制御回路90に指示し、大当り遊技の電飾的な演出を開始することを電飾制御回路100に指示する。
CPU51は直前の特別図柄遊技で特別図柄を外れの態様で変動停止させたときにはステップS143で大当りフラグのオフを判断し、ステップS147へ移行する。ここでメイン制御フラグに大当り判定処理をセットし、ステップS148で外れリーチフラグをオフする。
[3−10]大当り遊技処理
CPU51はメイン制御フラグが大当り遊技処理にセットされていることを検出すると、図7のステップS7のデータ取得処理からステップS13の大当り遊技処理へ移行する。図19は図7のステップS13の大当り遊技処理の詳細を示すものであり、CPU51は図19のステップS151で大当りラウンド処理を実行する。この大当りラウンド処理は特別入賞口を開放する大当りラウンドを実行するものであり、大当りラウンドは特別入賞口内に上限値(例えば10個)の遊技球が入賞あるいは特別入賞口の開放時間が上限値(例えば30sec)に到達することに基づいて終了する。この大当りラウンドはROM52に予め記録された上限回(例えば4回)だけ繰返されるものであり、CPU51はステップS152へ移行したときには大当りラウンドの繰返し回数を上限回と比較する。ここで「繰返し回数=上限回」を判断したときにはステップS153へ移行する。
CPU51はステップS153へ移行すると、演出制御回路70に大当り遊技停止コマンドを送信する。そして、ステップS154へ移行し、メイン制御フラグに大当り判定処理をセットする。この大当り遊技停止コマンドは大当り遊技の演出を停止することを指令するものであり、演出制御回路70は大当り遊技停止コマンドを受信することに基づいて図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100のそれぞれに大当り遊技の演出を停止することを指令する。
[4]演出制御回路70の内部処理の説明
[4−1]メイン処理
演出制御回路70のCPU71は電源が投入されると、図20のステップS201の電源投入処理でRAM73の全データを初期設定する。そして、ステップS202へ移行し、タイマ割込フラグの設定状態を判断する。このタイマ割込フラグはCPU71がタイマ回路74からのパルス信号を受信することに基づいてタイマ割込処理でオンするものであり、CPU71はステップS202でタイマ割込フラグのオフを検出したときにはステップS203のカウンタ更新処理1へ移行し、ステップS202でタイマ割込フラグのオンを検出したときにはステップS204へ移行する。このステップS204でタイマ割込フラグをオフし、ステップS205のカウンタ更新処理2とステップS206の保留コマンド処理とステップS207のコマンド処理とステップS208の満タンコマンド処理とステップS209の球抜きコマンド処理を順に実行する。
[4−2]INT割込処理
演出制御回路70のCPU71はメイン制御回路50からのストローブ信号(INT信号)を受信すると、INT割込処理を起動する。このストローブ信号はメイン制御回路50がコマンドと共に送信するものであり、CPU71はINT割込処理を起動したときには図21のステップS211でコマンドを受信し、ステップS212でコマンドの受信結果をRAM73に記録する。そして、ステップS213へ移行し、コマンド処理フラグをコマンドの受信結果に応じてセットする。このコマンド処理フラグはステップS201の電源投入処理でコマンド待ち処理に初期設定されるものであり、図22はメイン制御回路50から送信されるコマンドの種類とコマンド処理フラグの設定内容との関係を示している。
CPU71はメイン制御回路50からの確変大当りコマンドと通常大当りコマンドと外れリーチコマンドと完全外れコマンドのいずれかを受信したときにはコマンド処理フラグを当落コマンド処理にセットし、変動パターンコマンドを受信したときにはコマンド処理フラグを変動パターンコマンド処理にセットし、装飾図柄遊技開始コマンドを受信したときにはコマンド処理フラグを装飾図柄遊技開始コマンド処理にセットし、装飾図柄遊技停止コマンドを受信したときにはコマンド処理フラグを装飾図柄遊技停止コマンド処理にセットし、大当り遊技開始コマンドを受信したときにはコマンド処理フラグを大当り遊技開始コマンド処理にセットし、大当り遊技停止コマンドを受信したときにはコマンド処理フラグを大当り遊技停止コマンド処理にセットし、保留コマンドと満タンコマンドと球抜きコマンドのいずれかを受信したときにはコマンド処理フラグをコマンド待ち処理にセットする。
[4−3]カウンタ更新処理1
図23は図20のステップS203のカウンタ更新処理1の詳細を示すものであり、CPU71は図23のステップS221でランダムカウンタR11の現在の計測値に「1」を加算する。このランダムカウンタR11は装飾図柄の各列の図柄要素を設定するためのものであり、3桁のカウンタから構成されている。このランダムカウンタR11の1桁目は、図24に示すように、「0」から「7」に加算された後に「0」に戻して循環的に加算され、2桁目は1桁目が「7」から「0」に加算される桁上げ毎に「1」だけ加算され、3桁目は2桁目が「7」から「0」に加算される桁上げ毎に「1」だけ加算される。
CPU71は図23のステップS221でランダムカウンタR11を更新すると、ステップS222でランダムカウンタR11の更新結果の1桁目と3桁目とを比較する。ここで両者が相違していることを検出したときにはステップS223へ移行し、ランダムカウンタR11の更新結果をRAM73の完全外れ図柄エリアに格納する。即ち、完全外れ図柄エリアは、図24に示すように、左列および右列が相違する完全外れ図柄の基礎データが格納されるものであり、完全外れ図柄エリアの格納データは次回のステップS223で更新される。
CPU71は図23のステップS222でランダムカウンタR11の1桁目および3桁目が相互に同一であることを検出すると、ステップS224でランダムカウンタR11の1桁目と2桁目を比較する。ここで両者が相違していることを検出したときにはステップS225へ移行し、ランダムカウンタR11の更新結果をRAM73の外れリーチ図柄エリアに格納する。即ち、外れリーチ図柄エリアは、図24に示すように、左列および右列が相互に同一で中列が相違する外れリーチ図柄の基礎データが格納されるものであり、外れリーチ図柄エリアの格納データは次回のステップS225で更新される。
[4−4]カウンタ更新処理2
CPU71は図20のステップS205のカウンタ更新処理2へ移行すると、ランダムカウンタR12の計測値に「1」を加算する。このランダムカウンタR12は装飾図柄を通常大当りの組合せおよび確変大当りの組合せのそれぞれに設定するための乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「7」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
[4−5]保留コマンド処理
CPU71は図20のステップS206の保留コマンド処理へ移行すると、図柄制御回路80に保留表示コマンドを送信する。この保留表示コマンドは装飾図柄表示器32に特別図柄遊技および装飾図柄遊技のそれぞれの保留回数を表示することを指令するものであり、図柄制御回路80のCPU81は保留表示コマンドを受信したときにはVDP84に保留表示コマンドを送信する。このVDP84は保留表示コマンドを受信したときにはVROM85から保留表示コマンドに応じた表示データを検出し、装飾図柄表示器32に表示データの検出結果に基づいて1個の保留絵柄201を表示する(図33参照)。即ち、メイン制御回路50が特別図柄遊技を保留する毎にメイン制御回路50から演出制御回路70を通して図柄制御回路80に保留表示コマンドが送信され、装飾図柄表示器32に1個の保留絵柄201が追加して表示されるので、装飾図柄表示器32には特別図柄遊技および装飾図柄遊技のそれぞれの保留回数と同数の保留絵柄201が表示される。
[4−6]コマンド処理
図25は図20のステップS207のコマンド処理の詳細を示すものであり、CPU71は図20のステップS207のコマンド処理では図25のステップS301のコマンド待ち処理〜ステップS307の大当り遊技停止コマンド処理をコマンド処理フラグの設定状態に基づいて択一的に実行する。
[4−6−1]コマンド待ち処理
CPU71はコマンド処理フラグがコマンド待ち処理にセットされていることを検出すると、図25のステップS301のコマンド待ち処理を経て図20のステップS202に復帰する。このコマンド待ち処理はメイン制御回路50からのコマンドを待つ処理であり、実質的な処理動作が行われない。
[4−6−2]当落コマンド処理
メイン制御回路50が図13の大当り判定処理で演出制御回路70に通常大当りコマンドと確変大当りコマンドと外れリーチコマンドと完全外れコマンドのいずれかを送信したときには演出制御回路70のCPU71がコマンド処理フラグをコマンド待ち処理から当落コマンド処理に書き換える。このコマンド処理フラグが当落コマンド処理にセットされた状態ではCPU71は図25のコマンド処理でステップS302の当落コマンド処理を実行する。
図26はステップS302の当落コマンド処理の詳細を示すものであり、CPU71は図26のステップS311でRAM73からコマンドの受信結果を検出する。そして、ステップS312へ移行し、コマンドの検出結果を通常大当りコマンドと比較する。ここでコマンドの検出結果が通常大当りコマンドであることを判断したときにはステップS313へ移行し、装飾図柄を通常大当りの組合せに設定する。
図27の(a)は演出制御回路70のROM72に予め記録された図柄テーブルを示すものである。この図柄テーブルにはランダムカウンタR12および図柄要素の相関関係が記録されており、CPU71は図26のステップS313でランダムカウンタR12の計測値を取得し、図27の(a)の図柄テーブルからランダムカウンタR12の取得結果に応じた図柄要素を選択し、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを図柄要素の選択結果に設定する。例えばランダムカウンタR12の取得結果が「6」であるときには図柄要素「8」が選択され、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれが共通の「8」に設定され、装飾図柄が大当りの組合せ「888」に設定される。この図柄テーブルには図柄要素として「2」・「4」・「6」・「8」の4種類が設定されており、メイン制御回路50が通常大当りを判定したときには装飾図柄が偶数の組合せ「222」・「444」・「666」・「888」のいずれかに設定される。
CPU71は図26のステップS312でコマンドの検出結果が通常大当りコマンドと相違していることを判断すると、ステップS314でコマンドの検出結果を確変大当りコマンドと比較する。ここでコマンドの検出結果が確変大当りコマンドであることを判断したときにはステップS315へ移行し、装飾図柄を確変大当りの組合せに設定する。図27の(b)は演出制御回路70のROM72に予め記録された図柄テーブルを示すものである。この図柄テーブルにはランダムカウンタR12および図柄要素の相関関係が記録されており、CPU71は図26のステップS315でランダムカウンタR12の計測値を取得し、図27の(b)の図柄テーブルからランダムカウンタR12の取得結果に応じた図柄要素を選択し、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを図柄要素の選択結果に設定する。例えばランダムカウンタR12の取得結果が「6」であるときには図柄要素「7」が選択され、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれが共通の「7」に設定され、装飾図柄が大当りの組合せ「777」に設定される。この図柄テーブルには図柄要素として「1」・「3」・「5」・「7」の4種類が設定されており、メイン制御回路50が確変大当りを判定したときには装飾図柄が奇数の組合せ「111」・「333」・「555」・「777」のいずれかに設定される。
CPU71は図26のステップS314でコマンドの検出結果が確変大当りコマンドと相違していることを判断すると、ステップS316でコマンドの検出結果を外れリーチコマンドと比較する。ここでコマンドの検出結果が外れリーチコマンドであることを判断したときにはステップS317へ移行し、RAM73の外れリーチ図柄エリアからランダムカウンタR11の計測値を取得する。そして、ランダムカウンタR11の検出結果の3桁目と2桁目と1桁目のそれぞれに「1」を加算し、左列の図柄要素を3桁目の加算結果に設定し、中列の図柄要素を2桁目の加算結果に設定し、右列の図柄要素を1桁目の加算結果に設定する。例えばランダムカウンタR11の3桁目が「1」であるときには左列の図柄要素が「2」に設定され、ランダムカウンタR11の2桁目が「0」であるときには中列の図柄要素が「1」に設定され、ランダムカウンタR11の1桁目が「1」であるときには右列の図柄要素が「2」に設定され、装飾図柄が外れリーチの組合せ「212」に設定される。
CPU71はステップS316でコマンドの検出結果が外れリーチコマンドと相違していることを判断すると、ステップS18でRAM73の完全外れ図柄エリアからランダムカウンタR11の計測値を取得する。そして、ランダムカウンタR11の検出結果の3桁目と2桁目と1桁目のそれぞれに「1」を加算し、左列の図柄要素を3桁目の加算結果に設定し、中列の図柄要素を2桁目の加算結果に設定し、右列の図柄要素を1桁目の加算結果に設定する。例えばランダムカウンタR11の3桁目が「1」であるときには左列の図柄要素が「2」に設定され、ランダムカウンタR11の2桁目が「7」であるときには中列の図柄要素が「8」に設定され、ランダムカウンタR11の1桁目が「3」であるときには右列の図柄要素が「4」に設定され、装飾図柄が完全外れの組合せ「284」に設定される。
CPU71は装飾図柄を確変大当りの組合せと通常大当りの組合せと外れリーチの組合せと完全外れの組合せのいずれかに設定すると、ステップS319で左列の図柄要素の設定結果と中列の図柄要素の設定結果と右列の図柄要素の設定結果のそれぞれを図柄制御回路80に送信する。そして、ステップS320へ移行し、RAM73に記録されているコマンドの受信結果(確変大当りコマンド,通常大当りコマンド,外れリーチコマンド,完全外れコマンド)をクリアする。次にステップS321へ移行し、コマンド処理フラグにコマンド待ち処理をセットする。
[4−6−3]変動パターンコマンド処理
メイン制御回路50が図14の変動パターン設定処理で演出制御回路70に変動パターンコマンドを送信したときには演出制御回路70のCPU71がコマンド処理フラグをコマンド待ち処理から変動パターンコマンド処理に書き換える。このコマンド処理フラグが変動パターンコマンド処理にセットされた状態ではCPU71は図25のコマンド処理でステップS303の変動パターンコマンド処理を実行する。図28は図25のステップS303の変動パターンコマンド処理の詳細を示すものであり、CPU71は図28のステップS331でRAM73から変動パターンコマンドの受信結果を検出し、ステップS332へ移行する。
演出制御回路70のROM72には、図29に示すように、演出パターンテーブルが予め記録されている。この演出パターンテーブルは変動パターンコマンドおよび演出パターンコマンドの相関関係を示すものであり、CPU71は図28のステップS332へ移行したときには演出パターンテーブルから変動パターンコマンドの受信結果に応じた演出パターンコマンドを選択する。例えば変動パターンコマンドの受信結果が「P1」であるときには演出パターンテーブルから演出パターンコマンドC1が選択される。これら演出パターンコマンドC1〜C10のそれぞれは可変情報に相当するものであり、演出パターンコマンドC1〜C4のそれぞれはメイン制御回路50が大当りを判定したときに選択される大当り用の可変情報に相当し、演出パターンコマンドC5〜C10のそれぞれはメイン制御回路50が外れを判定したときに選択される外れ用の可変情報に相当する。
CPU71は図28のステップS332で演出パターンコマンドを選択すると、ステップS333で図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100のそれぞれに演出パターンコマンドの選択結果を送信する。そして、ステップS334でRAM73に記録されている変動パターンコマンドの受信結果をクリアし、ステップS335でコマンド処理フラグにコマンド待ち処理をセットする。
図柄制御回路80のVROM85には、図30に示すように、装飾図柄遊技用のビデオデータV1〜V10が予め記録されている。これらビデオデータV1〜V10のそれぞれには演出パターンコマンドC1〜C10のいずれかが割付けられており、図柄制御回路80のCPU81は演出制御回路70から演出パターンコマンドC1〜C10のいずれかを受信したときにはビデオデータV1〜V10のうちから演出パターンコマンドの受信結果に応じた種類を選択し、VDP84に送信する。すると、VDP84はビデオデータV1〜V10のうちCPU81の選択結果に応じたものをVROM85から検出し、ビデオデータの検出結果を解凍してVRAM86に記録する。
ビデオデータV1〜V10のそれぞれはメイン制御回路50から装飾図柄遊技開始コマンドが送信されることに同期して再生開始され、メイン制御回路50から装飾図柄遊技停止コマンドが送信されることに同期して再生停止されるものであり、ビデオデータV1〜V10のそれぞれの再生時間は装飾図柄遊技開始コマンドが送信されてから装飾図柄遊技停止コマンドが送信されるまでの所要時間である変動表示時間と同一値に設定されている。例えばビデオデータV1は演出制御回路70が演出パターンコマンドC1を設定したときに選択されるものである。この演出パターンコマンドC1はメイン制御回路50が変動パターンP1を設定したときに選択されるものであり、ビデオデータV1の再生時間は変動パターンP1の変動表示時間と同一値「60.0sec」に設定されている。
音制御回路90のROM92には、図31に示すように、装飾図柄遊技用の音データS1〜S10が予め記録されている。これら音データS1〜S10のそれぞれには演出パターンコマンドC1〜C10のいずれかが割付けられており、音制御回路90のCPU91は演出制御回路70から演出パターンコマンドC1〜C10のいずれかを受信したときには音データS1〜S10のうち演出パターンコマンドの受信結果に応じたものをROM92から選択し、音データの検出結果をRAM93に記録する。これら音データS1〜S10のそれぞれはメイン制御回路50から装飾図柄遊技開始コマンドが送信されることに同期して再生開始され、メイン制御回路50から装飾図柄遊技停止コマンドが送信されることに同期して再生停止されるものであり、音データS1〜S10のそれぞれの再生時間は対応する変動表示時間と同一値に設定されている。例えば音データS3は演出制御回路70が演出パターンコマンドC3を設定したときに選択されるものである。この演出パターンコマンドC3はメイン制御回路50が変動パターンP3を設定したときに選択されるものであり、音データS3の再生時間は対応する変動パターンP3の変動表示時間と同一値「40.0sec」に設定されている。
電飾制御回路100のROM102には装飾図柄遊技用の複数の電飾データが記録されている。これら各電飾データには演出パターンコマンドC1〜C10のいずれかが割付けられており、電飾制御回路100のCPU101は演出制御回路70からの演出パターンコマンドを受信したときには演出パターンコマンドの受信結果に応じた電飾データをROM102から検出し、電飾データの検出結果をRAM103に記録する。
[4−6−4]装飾図柄遊技開始コマンド処理
メイン制御回路50が図16の特別図柄変動開始処理で演出制御回路70に装飾図柄遊技開始コマンドを送信したときには演出制御回路70のCPU71がコマンド処理フラグをコマンド待ち処理から装飾図柄遊技開始コマンド処理に書換える。このコマンド処理フラグが装飾図柄遊技開始コマンド処理にセットされた状態ではCPU71は図25のコマンド処理でステップS304の装飾図柄遊技開始コマンド処理を実行する。
図32は図25のステップS304の装飾図柄遊技開始コマンド処理の詳細を示すものであり、CPU71は図32のステップS341で図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100のそれぞれに装飾図柄遊技開始コマンドを送信し、ステップS342でRAM73に記録されている装飾図柄遊技開始コマンドの受信結果をクリアする。
図柄制御回路80のCPU81は装飾図柄遊技開始コマンドを受信すると、VDP84に再生開始コマンドを送信する。すると、VDP84はVRAM86に記録されているビデオデータの解凍結果を再生することに基づいて装飾図柄表示器32にビデオデータに応じた背景の演出映像を表示し、ビデオデータに数字データを重ねることに基づいて装飾図柄の左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素の3者を変動状態で表示する。これら各列の図柄要素の変動表示は縦一列に並ぶ8種の図柄要素「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」を縦方向へ表示範囲が移動するようにスクロール表示するものであり、各列の図柄要素は上から下へ移動しながら「1」→「2」→「3」→「4」→「5」→「6」→「7」→「8」→「1」…の順序で循環的に変化する。この装飾図柄の変動表示はVDP84が(1)左列の図柄要素(2)右列の図柄要素(3)中列の図柄要素の順序で停止するものであり、VDP84は最終の中列の図柄要素がビデオデータの再生時間内で変動停止するように左列の図柄要素の停止タイミング〜中列の図柄要素の停止タイミングのそれぞれを設定する。これら左列の図柄要素の停止表示と右列の図柄要素の停止表示と中列の図柄要素の停止表示のそれぞれはVDP84が演出制御回路70の設定結果で行うものであり、装飾図柄は3列の変動表示を開始してから変動パターンの選択結果に応じた変動表示時間内で3列が全て停止表示され、遊技者には通常大当りと確変大当りと外れリーチと完全外れのいずれが発生したかが装飾図柄の変動停止状態での組合せによって報知される。
図33はVDP84が大当り用のビデオデータV1を再生することに基づいて装飾図柄表示器32に表示する演出映像を示すものである。この場合には、図33の(a)に示すように、リングの映像が表示され、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれがリングの映像上で変動開始する。そして、図33の(b)に示すように、左列の図柄要素および右列の図柄要素がリングの映像上で順に変動停止し、左列および右列に相互に同一の数字が並ぶリーチ状態がリングの映像上で発生する。すると、図33の(c)に示すように、リング上にレスラーR1の映像およびレスラーR2の映像のそれぞれが表示され、図33の(d)に示すように、レスラーR1がレスラーR2に技Aを掛けるリーチ演出Aの映像がリーチ状態で表示され、図33の(e)に示すように、レスラーR1がレスラーR2を倒す結末でリーチ演出Aの映像が終了し、図33の(f)に示すように、中列の図柄要素が変動停止することで3列の図柄要素が通常大当りの組合せおよび確変大当りの組合せのいずれかになる。この図33はVDP84が外れ用のビデオデータV5を再生することに基づいて装飾図柄表示器32に表示する演出映像も示しており、ビデオデータV5の再生時には、図33の(g)に示すように、レスラーR1がレスラーR2を倒すことができない結末でリーチ演出Aの映像が終了し、図33の(h)に示すように、中列の図柄要素が変動停止することで3列の図柄要素が外れリーチの組合せとなる。
図34はVDP84が大当り用のビデオデータV2を再生することに基づいて装飾図柄表示器32に表示する演出映像を示すものである。このビデオデータV2は、図34の(d)に示すように、レスラーR1がレスラーR2に技Bを掛けるリーチ演出Bの映像がリーチ状態で表示される点でビデオデータV1と相違しており、リーチ演出Bの映像は、図34の(e)に示すように、レスラーR1がレスラーR2を倒す結末で終了し、3列の図柄要素は、図34の(f)に示すように、リーチ演出Bの終了後に通常大当りの組合せおよび確変大当りの組合せのいずれかになる。外れ用のビデオデータV6は、図34の(g)に示すように、レスラーR1がレスラーR2を倒すことができない結末にリーチ演出Bの映像が設定されており、3列の図柄要素は、図34の(h)に示すように、リーチ演出Bの終了後に外れリーチの組合せとなる。
図35はVDP84が大当り用のビデオデータV3を再生することに基づいて装飾図柄表示器32に表示する演出映像を示すものである。このビデオデータV3は、図35の(d)に示すように、レスラーR1がレスラーR2に技Cを掛けるリーチ演出Cの映像がリーチ状態で表示される点でビデオデータV1と相違しており、リーチ演出Cの映像は、図35の(e)に示すように、レスラーR1がレスラーR2を倒す結末で終了し、3列の図柄要素は、図35の(f)に示すように、リーチ演出Cの終了後に通常大当りの組合せおよび確変大当りの組合せのいずれかになる。外れ用のビデオデータV7は、図35の(g)に示すように、レスラーR1がレスラーR2を倒すことができない結末にリーチ演出Cの映像が設定されており、3列の図柄要素は、図35の(h)に示すように、リーチ演出Cの終了後に外れリーチの組合せになる。
図36はVDP84が外れ用のビデオデータV9を再生することに基づいて装飾図柄表示器32に表示する演出映像を示すものである。この場合には、図36の(a)に示すように、リングの映像が表示され、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれがリングの映像上で変動開始する。そして、図36の(b)に示すように、左列の図柄要素および右列の図柄要素がリングの映像上で順に変動停止し、図36の(c)に示すように、物語調のリーチ演出A〜Dがいずれも表示されることなく中列の図柄要素が変動停止することで3列の図柄要素が完全外れの組合せになる。
大当り用のリーチ演出Aの映像はメイン制御回路50が変動パターンP1を選択したときに表示されるものであり、変動パターンP1は、図15に示すように、大当りの判定時に「41/101」の高確率で選択される。外れ用のリーチ演出Aの映像はメイン制御回路50が変動パターンP5を選択したときに表示されるものであり、変動パターンP5は、図15に示すように、外れリーチの判定時に「11/101」の低確率で選択される。即ち、図33の(d)のレスラーR1がレスラーR2に技Aを掛けるリーチ演出Aの映像が表示されたときには装飾図柄が高確率で通常大当りの組合せおよび確変大当りの組合せのいずれかになる。これを高信頼度と称する。
大当り用のリーチ演出Bの映像はメイン制御回路50が変動パターンP2を選択したときに表示されるものであり、変動パターンP2は、図15に示すように、大当りの判定時に「30/101」の中確率で選択される。外れ用のリーチ演出Bの映像はメイン制御回路50が変動パターンP6を選択したときに表示されるものであり、変動パターンP6は、図15に示すように、外れリーチの判定時に「20/101」の中確率で選択される。即ち、図34の(d)のレスラーR1がレスラーR2に技Bを掛けるリーチ演出Bの映像が表示されたときには装飾図柄が中確率で通常大当りの組合せおよび確変大当りの組合せのいずれかになる。これを中信頼度と称する。
大当り用のリーチ演出Cの映像はメイン制御回路50が変動パターンP3を選択したときに表示されるものであり、変動パターンP3は、図15に示すように、大当りの判定時に「20/101」の低確率で選択される。外れ用のリーチ演出Cの映像はメイン制御回路50が変動パターンP7を選択したときに表示されるものであり、変動パターンP7は、図15に示すように、外れリーチの判定時に「30/101」の高確率で選択される。即ち、図35の(d)のレスラーR1がレスラーR2に技Cを掛けるリーチ演出Cの映像が表示されたときには装飾図柄が低確率で通常大当りの組合せおよび確変大当りの組合せのいずれかになる。これを低信頼度と称する。
音制御回路90のCPU91は装飾図柄遊技開始コマンドを受信したときにはRAM93に記録されている音データの検出結果を再生し、両スピーカ14のそれぞれから音データの検出結果に応じた演出音を出力する。電飾制御回路100のCPU101は装飾図柄遊技開始コマンドを受信したときにはRAM103に記録されている電飾データの検出結果を再生し、複数の電飾LED17のそれぞれを電飾データの検出結果に応じたパターンで点滅させる。
図37の(a)は音制御回路90のCPU91が音データS1を再生することに基づいて両スピーカ14のそれぞれから出力する演出音の内容を示すものである。この音データS1は大当り用のビデオデータV1の再生時に再生されるものであり、音データS1の再生時には大当り用のリーチ演出Aの映像が表示されている状態で大当り用のリーチ演出Aの映像に応じた大当り用の効果音Aが両スピーカ14のそれぞれから出力され、大当り用のリーチ演出Aの映像が表示されていない状態で両スピーカ14のそれぞれからBGMが出力される。この図37の(a)はCPU91が音データS5を再生することに基づいて両スピーカ14のそれぞれから出力する演出音の内容も示しており、音データS5の再生時には外れ用のリーチ演出Aの映像が表示されている状態で外れ用のリーチ演出Aの映像に応じた外れ用の効果音Aが両スピーカ14のそれぞれから出力される。
図37の(b)は音制御回路90のCPU91が音データS2を再生することに基づいて両スピーカ14のそれぞれから出力する演出音の内容を示すものである。この音データS2は大当り用のビデオデータV2の再生時に再生されるものであり、音データS2の再生時には大当り用のリーチ演出Bの映像が表示されている状態で大当り用のリーチ演出Bの映像に応じた大当り用の効果音Bが両スピーカ14のそれぞれから出力され、大当り用のリーチ演出Bの映像が表示されていない状態で両スピーカ14のそれぞれからBGMが出力される。この図37の(b)はCPU91が音データS6を再生することに基づいて両スピーカ14のそれぞれから出力する演出音の内容も示しており、音データS6の再生時には外れ用のリーチ演出Bの映像が表示されている状態で外れ用のリーチ演出Bの映像に応じた外れ用の効果音Bが両スピーカ14のそれぞれから出力される。
図37の(c)は音制御回路90のCPU91が音データS3を再生することに基づいて両スピーカ14のそれぞれから出力する演出音の内容を示すものである。この音データS3は大当り用のビデオデータV3の再生時に再生されるものであり、音データS3の再生時には大当り用のリーチ演出Cの映像が表示されている状態で大当り用のリーチ演出Cの映像に応じた大当り用の効果音Cが両スピーカ14のそれぞれから出力され、大当り用のリーチ演出Cの映像が表示されていない状態で両スピーカ14のそれぞれからBGMが出力される。この図37の(c)はCPU91が音データS7を再生することに基づいて両スピーカ14のそれぞれから出力する演出音の内容も示しており、音データS7の再生時には外れ用のリーチ演出Cの映像が表示されている状態で外れ用のリーチ演出Cの映像に応じた外れ用の効果音Cが両スピーカ14のそれぞれから出力される。
演出制御回路70のCPU71は図32のステップS342で装飾図柄遊技開始コマンドの受信結果をクリアすると、ステップS343で図柄制御回路80に保留消去コマンドを送信する。そして、ステップS344で装飾図柄遊技フラグをオンすることに基づいて装飾図柄遊技が実行されていることを記録し、ステップS345でコマンド処理フラグにコマンド待ち処理をセットする。この保留消去コマンドは1個の保留絵柄201を消去することを指令するものであり、図柄制御回路80のCPU81は演出制御回路70からの保留消去コマンドを受信したときにはVDP84に保留消去コマンドを送信し、VDP84はCPU81からの保留消去コマンドを受信したときには1個の保留絵柄201を消去する。即ち、装飾図柄表示器32にはメイン制御回路50のRAM53に記録されたランダムカウンタR1と同数の保留絵柄201が表示される。
[4−6−5]装飾図柄遊技停止コマンド処理
メイン制御回路50が図17の特別図柄変動停止処理で演出制御回路70に装飾図柄遊技停止コマンドを送信したときには演出制御回路70のCPU71がコマンド処理フラグをコマンド待ち処理から装飾図柄遊技停止コマンド処理に書き換える。このコマンド処理フラグが装飾図柄遊技停止コマンド処理にセットされた状態ではCPU71は図25のコマンド処理でステップS305の装飾図柄遊技停止コマンド処理を実行する。
図38は図25のステップS305の装飾図柄遊技停止コマンド処理の詳細を示すものであり、CPU71は図38のステップS351で図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100のそれぞれに装飾図柄遊技停止コマンドを送信し、ステップS352でRAM73に記録されている装飾図柄遊技停止コマンドの受信結果をクリアする。そして、ステップS353で装飾図柄遊技フラグをオフすることに基づいて装飾図柄遊技が実行されていないことを記録し、ステップS354でコマンド処理フラグをコマンド待ち処理にセットする。
装飾図柄遊技停止コマンドは装飾図柄遊技の停止を指令するエンドコマンドに相当するものであり、図柄制御回路80のCPU81は演出制御回路70からの装飾図柄遊技停止コマンドを受信したときにはVDP84に再生停止コマンドを送信し、VDP84は再生停止コマンドを受信することに基づいて装飾図柄遊技用のビデオデータの再生処理を停止する。音制御回路90のCPU91は演出制御回路70からの装飾図柄遊技停止コマンドを受信したときには装飾図柄遊技用の音データの再生処理を停止し、電飾制御回路100のCPU101は演出制御回路70からの装飾図柄遊技停止コマンドを受信したときには装飾図柄遊技用の電飾データの再生処理を停止する。
[4−6−6]大当り遊技開始コマンド処理
メイン制御回路50が図18のウェイト処理で演出制御回路70に大当り遊技開始コマンドを送信したときには演出制御回路70のCPU71がコマンド処理フラグをコマンド待ち処理から大当り遊技開始コマンド処理に書き換える。このコマンド処理フラグが大当り遊技開始コマンド処理にセットされた状態ではCPU71は図25のコマンド処理でステップS306の大当り遊技開始コマンド処理を実行する。
図39は図25のステップS306の大当り遊技開始コマンド処理の詳細を示すものであり、CPU71は図39のステップS361で図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100のそれぞれに大当り遊技開始コマンドを送信する。そして、ステップS362でRAM73に記録されている大当り遊技開始コマンドの受信結果をクリアし、ステップS363でコマンド処理フラグをコマンド待ち処理にセットする。
大当り遊技開始コマンドは大当り遊技の演出を開始することを指令するものであり、図柄制御回路80のCPU81は大当り遊技開始コマンドを受信したときにはVDP84に大当り遊技用のビデオデータを再生することを指令し、VDP84は大当り遊技用のビデオデータを再生することに基づいて装飾図柄表示器32に大当り遊技用の演出映像を表示する。音制御回路90のCPU91は大当り遊技開始コマンドを受信したときにはROM92から大当り遊技用の音データを選択し、大当り遊技用の音データを再生することに基づいて両スピーカ14のそれぞれから大当り遊技用の演出音を出力する。電飾制御回路100のCPU101は大当り遊技開始コマンドを受信したときにはROM102から大当り遊技用の電飾データを選択し、大当り遊技用の電飾データを再生することに基づいて複数の電飾LED17のそれぞれを大当り遊技用の電飾パターンで点滅させる。
[4−6−7]大当り遊技停止コマンド処理
メイン制御回路50が図19の大当り遊技処理で演出制御回路70に大当り遊技停止コマンドを送信したときには演出制御回路70のCPU71がコマンド処理フラグをコマンド待ち処理から大当り遊技停止コマンド処理に書き換える。このコマンド処理フラグが大当り遊技停止コマンド処理にセットされた状態ではCPU71は図25のコマンド処理でステップS307の大当り遊技停止コマンド処理を実行する。図40は図25のステップS307の大当り遊技停止コマンド処理の詳細を示すものであり、CPU71は図40のステップS371で図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100のそれぞれに大当り遊技停止コマンドを送信する。そして、ステップS372でRAM73に記録されている大当り遊技停止コマンドの受信結果をクリアし、ステップS373でコマンド処理フラグをコマンド待ち処理にセットする。
図柄制御回路80のCPU81は大当り遊技停止コマンドを受信したときにはVDP84に大当り遊技用のビデオデータの再生停止を指令し、VDP84は再生停止が指令されることに基づいて大当り遊技用のビデオデータの再生処理を停止する。音制御回路90のCPU91は大当り遊技停止コマンドを受信したときには大当り遊技用の音データの再生処理を停止し、電飾制御回路100のCPU101は大当り遊技停止コマンドを受信したときには大当り遊技用の電飾データの再生処理を停止する。
[4−7]満タンコマンド処理
図41は図20のステップS208の満タンコマンド処理の詳細を示すものであり、CPU51は図41のステップS381でRAM73に満タンコマンドの受信結果が記録されているか否かを判断する。この満タンコマンドは払出制御回路60が下皿6内に遊技球が満杯に貯留されていることを検出することに基づいてメイン制御回路50を通して送信するものであり、CPU71はステップS381でRAM73に満タンコマンドの受信結果が記録されていることを判断したときにはステップS382へ移行し、装飾図柄遊技フラグの設定状態を判断する。例えば装飾図柄遊技が実行されていないときにはステップS382で装飾図柄遊技フラグがオフされていることを判断し、ステップS383で音制御回路90に異常報知コマンドを送信する。そして、ステップS386へ移行し、RAM73に記録されている満タンコマンドの受信結果をクリアする。
音制御回路90のROM92には、図43に示すように、音データSA1〜SD1が予め記録されている。音データSA1〜SD1のそれぞれは下皿6内から遊技球を抜取ることを遊技者に報知する報知音を両スピーカ14のそれぞれから出力するための第1の音データに相当するものであり、音データSA1〜SC1のそれぞれは左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素が通常大当りの組合せおよび確変大当りの組合せのいずれかになることを予告する予告音を含んで設定され、音データSD1は左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素が通常大当りの組合せおよび確変大当りの組合せのいずれかになることを予告する予告音を含まないように設定されている。
音制御回路90のCPU91は演出制御回路70からの異常報知コマンドを受信したときにはROM92から異常報知コマンドに応じた音データSD1を検出し、音データSD1の検出結果を再生することに基づいて両スピーカ14のそれぞれから報知音「球を抜いて下さい」を出力する。即ち、装飾図柄遊技が実行されていない大当り遊技中等に遊技球が下皿6内に満杯に貯留されたときには両スピーカ14のそれぞれから報知音「球を抜いて下さい」が出力され、下皿6内から遊技球を抜取ることが遊技者に音声で促される。
CPU71は装飾図柄遊技の実行状態では図41のステップS382で装飾図柄遊技フラグのオンを判断し、ステップS384で演出パターンコマンドの設定結果を大当り用の演出パターンコマンドC1および外れ用の演出パターンコマンドC5のそれぞれと比較する。この演出パターンコマンドの設定結果とは今回の装飾図柄遊技を開始する直前に図28のステップS332で設定されたものであり、CPU71は図41のステップS384で演出パターンコマンドの設定結果が大当り用の演出パターンコマンドC1および外れ用の演出パターンコマンドC5のいずれかと同一であることを判断したときにはステップS385へ移行する。ここで音制御回路90に予告コマンドA1を送信し、ステップS386でRAM73に記録されている満タンコマンドの受信結果をクリアする。
音制御回路90のCPU91は演出制御回路70からの予告コマンドA1を受信したときにはROM92から予告コマンドA1に応じた音データSA1を検出し、音データSA1の検出結果を再生することに基づいて両スピーカ14のそれぞれから予告音A1「大当りします。超激熱ですから球を抜いて下さい」を出力する。この予告コマンドA1の受信時にはCPU91が大当り用の音データS1および外れ用の音データS5のいずれかを再生しており、CPU91は音データS1および音データS5のいずれかに音データSA1をミキシングし、音データS1および音データSA1を遊技者が聴覚的に相互に識別できるようにバランスさせて重ねて出力あるいは音データS5および音データSA1を遊技者が聴覚的に相互に識別できるようにバランスさせて重ねて出力する。この予告コマンドA1の設定時には図柄制御回路80が高信頼度のリーチ演出Aを含む大当り用のビデオデータV1および外れ用のビデオデータV5のいずれかを再生しており、下皿6内に遊技球が満杯に貯留されているときにはリーチ演出Aが発生する前段階またはリーチ演出Aが発生している途中段階またはリーチ演出Aが終了した後段階のいずれかで下皿6内から遊技球を抜取ることと共に装飾図柄が高確率で通常大当りの組合せおよび確変大当りの組合せのいずれかになることが音声で予告される。
CPU71は図41のステップS384で演出パターンコマンドの設定結果が大当り用の演出パターンコマンドC1および外れ用の演出パターンコマンドC5のいずれとも相違していることを判断すると、ステップS387で演出パターンコマンドの設定結果を大当り用の演出パターンコマンドC2および外れ用の演出パターンコマンドC6のそれぞれと比較する。ここで演出パターンコマンドの設定結果が大当り用の演出パターンコマンドC2および外れ用の演出パターンコマンドC6のいずれかと同一であることを判断したときにはステップS388へ移行し、音制御回路90に予告コマンドB1を送信する。そして、ステップS386へ移行し、RAM73に記録されている満タンコマンドの受信結果をクリアする。
音制御回路90のCPU91は演出制御回路70からの予告コマンドB1を受信したときにはROM92から予告コマンドB1に応じた音データSB1を検出し、音データSB1の検出結果を再生することに基づいて両スピーカ14のそれぞれから予告音B1「大当りのチャンスです。激熱ですから球を抜いて下さい」を出力する。この予告コマンドB1の受信時にはCPU91が大当り用の音データS2および外れ用の音データS6のいずれかを再生しており、CPU91は音データS2および音データS6のいずれかに音データSB1をミキシングし、音データS2および音データSB1を遊技者が聴覚的に相互に識別できるようにバランスさせて重ねて出力あるいは音データS6および音データSB1を遊技者が聴覚的に相互に識別できるようにバランスさせて重ねて出力する。この予告コマンドB1の設定時には図柄制御回路80が中信頼度のリーチ演出Bを含む大当り用のビデオデータV2および外れ用のビデオデータV6のいずれかを再生しており、下皿6内に遊技球が満杯に貯留されているときにはリーチ演出Bが発生する前段階またはリーチ演出Bが発生している途中段階またはリーチ演出Bが終了した後段階のいずれかで下皿6内から遊技球を抜取ることと共に装飾図柄が中確率で通常大当りの組合せおよび確変大当りの組合せのいずれかになることが音声で予告される。
CPU71は図41のステップS387で演出パターンコマンドの設定結果が大当り用の演出パターンコマンドC2および外れ用の演出パターンコマンドC6のいずれとも相違していることを判断すると、ステップS389で演出パターンコマンドの設定結果を大当り用の演出パターンコマンドC3および外れ用の演出パターンコマンドC7のそれぞれと比較する。ここで演出パターンコマンドの設定結果が大当り用の演出パターンコマンドC3および外れ用の演出パターンコマンドC7のいずれかと同一であることを判断したときにはステップS390へ移行し、音制御回路90に予告コマンドC1を送信する。そして、ステップS386へ移行し、RAM73に記録されている満タンコマンドの受信結果をクリアする。
音制御回路90のCPU91は演出制御回路70からの予告コマンドC1を受信したときにはROM92から予告コマンドC1に応じた音データSC1を検出し、音データSC1の検出結果を再生することに基づいて両スピーカ14のそれぞれから予告音C1「大当りのチャンスです。球を抜いて下さい」を出力する。この予告コマンドC1の受信時にはCPU91が大当り用の音データS3および外れ用の音データS7のいずれかを再生しており、CPU91は音データS3および音データS7のいずれかに音データSC1をミキシングし、音データS3および音データSC1を遊技者が聴覚的に相互に識別できるようにバランスさせて重ねて出力あるいは音データS7および音データSC1を遊技者が聴覚的に相互に識別できるようにバランスさせて重ねて出力する。この予告コマンドC1の受信時には図柄制御回路80が低信頼度のリーチ演出Cを含む大当り用のビデオデータV3および外れ用のビデオデータV7のいずれかを再生しており、下皿6内に遊技球が満杯に貯留されているときにはリーチ演出Cが発生する前段階またはリーチ演出Cが発生している途中段階またはリーチ演出Cが終了した後段階のいずれかで下皿6内から遊技球を抜取ることと共に装飾図柄が低確率で通常大当りの組合せおよび確変大当りの組合せのいずれかになることが音声で予告される。
CPU71は図41のステップS389で演出パターンコマンドの設定結果が大当り用の演出パターンコマンドC3および外れ用の演出パターンコマンドC7のいずれとも相違していることを判断すると、ステップS383へ移行する。ここで音制御回路90に異常報知コマンドを送信し、ステップS386でRAM73に記録されている満タンコマンドの受信結果をクリアする。この異常報知コマンドの受信時にはCPU91は大当り用の音データS4および外れ用の音データS8〜S10のいずれかを再生しており、CPU91は異常報知コマンドを受信することに基づいて音データSD1を大当り用の音データS4および外れ用の音データS8〜S10のいずれかにミキシングし、両音を遊技者が聴覚的に相互に識別できるようにバランスさせて重ねて出力する。
[4−8]球抜きコマンド処理
図42は図20のステップS209の球抜きコマンド処理の詳細を示すものであり、CPU51は図42のステップS401でRAM73に球抜きコマンドの受信結果が記録されているか否かを判断する。この球抜きコマンドは払出制御回路60が下皿6の満杯状態が解消されたことを検出することに基づいてメイン制御回路50を通して送信するものであり、CPU71はステップS401でRAM73に球抜きコマンドの受信結果が記録されていることを判断したときにはステップS402へ移行する。
CPU71はステップS402へ移行すると、装飾図柄遊技フラグの設定状態を判断する。例えば装飾図柄遊技が実行されていないときにはステップS402で装飾図柄遊技フラグがオフされていることを判断し、ステップS403で音制御回路90に異常解消コマンドを送信し、ステップS406でRAM73に記録されている球抜きコマンドの受信結果をクリアする。
音制御回路90のROM92には、図43に示すように、音データSA2〜SD2が予め記録されている。音データSA2〜SD2のそれぞれは下皿6の満杯状態が解消されたことを遊技者に報知する報知音を両スピーカ14のそれぞれから出力するための第2の音データに相当するものであり、音データSA2〜SC2のそれぞれは左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素が通常大当りの組合せおよび確変大当りの組合せのいずれかになることを予告する予告音を含んで設定され、音データSD2は左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素が通常大当りの組合せおよび確変大当りの組合せのいずれかになることを予告する予告音を含まないように設定されている。
音制御回路90のCPU91は異常解消コマンドを受信したときにはROM92から異常解消コマンドに応じた音データSD2を検出し、音データSD2の検出結果を再生することに基づいて両スピーカ14のそれぞれから報知音「球は抜けました」を出力する。即ち、装飾図柄遊技が実行されていない大当り遊技中等に遊技者が下皿6の満杯状態を解消したときには両スピーカ14のそれぞれから報知音が出力され、下皿6の満杯状態が解消されたことが遊技者に音声で報知される。
CPU71は装飾図柄遊技の実行状態では図42のステップS402で装飾図柄遊技フラグのオンを判断し、ステップS404で演出パターンコマンドの設定結果を大当り用の演出パターンコマンドC1および外れ用の演出パターンコマンドC5のそれぞれと比較する。ここで演出パターンコマンドの設定結果が大当り用の演出パターンコマンドC1および外れ用の演出パターンコマンドC5のいずれかと同一であることを判断したときにはステップS405へ移行し、音制御回路90に予告コマンドA2を送信する。そして、ステップS406へ移行し、RAM73に記録されている球抜きコマンドの受信結果をクリアする。
音制御回路90のCPU91は演出制御回路70からの予告コマンドA2を受信したときにはROM92から予告コマンドA2に応じた音データSA2を検出し、音データSA2の検出結果を再生することに基づいて両スピーカ14のそれぞれから予告音A2「球は抜けました。超激熱の状態です。」を出力する。この予告コマンドA2の受信時にはCPU91が大当り用の音データS1および外れ用の音データS5のいずれかを再生しており、CPU91は音データS1および音データS5のいずれかに音データSA2をミキシングし、音データS1および音データSA2を遊技者が聴覚的に相互に識別できるようにバランスさせて重ねて出力あるいは音データS5および音データSA2を遊技者が聴覚的に相互に識別できるようにバランスさせて重ねて出力する。この予告コマンドA2の設定時には図柄制御回路80が高信頼度のリーチ演出Aを含む大当り用のビデオデータV1および外れ用のビデオデータV5のいずれかを再生しており、今回の装飾図柄遊技中に下皿6の満杯状態が解消されたときにはリーチ演出Aが発生する前段階またはリーチ演出Aが発生している途中段階またはリーチ演出Aが終了した後段階のいずれかで下皿6の満杯状態が解消されたことと共に装飾図柄が高確率で通常大当りの組合せおよび確変大当りの組合せになることが音声で再び予告される。
CPU71は図42のステップS404で演出パターンコマンドの設定結果が大当り用の演出パターンコマンドC1および外れ用の演出パターンコマンドC5のいずれとも相違していることを判断すると、ステップS407で演出パターンコマンドの設定結果を大当り用の演出パターンコマンドC2および外れ用の演出パターンコマンドC6のそれぞれと比較する。ここで演出パターンコマンドの設定結果が大当り用の演出パターンコマンドC2および外れ用の演出パターンコマンドC6のいずれかと同一であることを判断したときにはステップS408へ移行し、音制御回路90に予告コマンドB2を送信する。そして、ステップS406へ移行し、RAM73に記録されている球抜きコマンドの受信結果をクリアする。
音制御回路90のCPU91は演出制御回路70からの予告コマンドB2を受信したときにはROM92から予告コマンドB2に応じた音データSB2を検出し、音データSB2の検出結果を再生することに基づいて両スピーカ14のそれぞれから予告音B2「球は抜けました。激熱の状態です。」を出力する。この予告コマンドB2の受信時にはCPU91が大当り用の音データS2および外れ用の音データS6のいずれかを再生しており、CPU91は音データS2および音データS6のいずれかに音データSB2をミキシングし、音データS2および音データSB2を遊技者が聴覚的に相互に識別できるようにバランスさせて重ねて出力あるいは音データS6および音データSB2を遊技者が聴覚的に相互に識別できるようにバランスさせて重ねて出力する。この予告コマンドB2の設定時には図柄制御回路80が中信頼度のリーチ演出Bを含む大当り用のビデオデータV2および外れ用のビデオデータV6のいずれかを再生しており、今回の装飾図柄遊技中に下皿6の満杯状態が解消されたときにはリーチ演出Bが発生する前段階またはリーチ演出Bが発生している途中段階またはリーチ演出Bが終了した後段階のいずれかで下皿6の満杯状態が解消されたことと共に装飾図柄が中確率で通常大当りの組合せおよび確変大当りの組合せになることが音声で再び予告される。
CPU71は図42のステップS407で演出パターンコマンドの設定結果が大当り用の演出パターンコマンドC2および外れ用の演出パターンコマンドC6のいずれとも相違していることを判断すると、ステップS409で演出パターンコマンドの設定結果を大当り用の演出パターンコマンドC3および外れ用の演出パターンコマンドC7のそれぞれと比較する。ここで演出パターンコマンドの設定結果が大当り用の演出パターンコマンドC3および外れ用の演出パターンコマンドC7のいずれかと同一であることを判断したときにはステップS410へ移行し、音制御回路90に予告コマンドC2を送信する。そして、ステップS406へ移行し、RAM73に記録されている球抜きコマンドの受信結果をクリアする。
音制御回路90のCPU91は演出制御回路70からの予告コマンドC2を受信したときにはROM92から予告コマンドC2に応じた音データSC2を検出し、音データSC2の検出結果を再生することに基づいて両スピーカ14のそれぞれから予告音C2「球は抜けました。大当りのチャンスです。」を出力する。この予告コマンドC2の受信時にはCPU91が大当り用の音データS3および外れ用の音データS7のいずれかを再生しており、CPU91は音データS3および音データS7のいずれかに音データSC2をミキシングし、音データS3および音データSC2を遊技者が聴覚的に相互に識別できるようにバランスさせて重ねて出力あるいは音データS7および音データSC2を遊技者が聴覚的に相互に識別できるようにバランスさせて重ねて出力する。この予告コマンドC2の受信時には図柄制御回路80が低信頼度のリーチ演出Cを含む大当り用のビデオデータV3および外れ用のビデオデータV7のいずれかを再生しており、今回の装飾図柄遊技中に下皿6の満杯状態が解消されたときにはリーチ演出Cが発生する前段階またはリーチ演出Cが発生している途中段階またはリーチ演出Cが終了した後段階のいずれかで下皿6の満杯状態が解消されたことと共に装飾図柄が低確率で通常大当りの組合せおよび確変大当りの組合せになることが音声で再び予告される。
CPU71は図42のステップS409で演出パターンコマンドの設定結果が大当り用の演出パターンコマンドC3および外れ用の演出パターンコマンドC7のいずれとも相違していることを判断すると、ステップS403へ移行する。ここで音制御回路90に異常解消コマンドを送信し、ステップS406でRAM73に記録されている球抜きコマンドの受信結果をクリアする。この異常解消コマンドの受信時にはCPU91は大当り用の音データS4および外れ用の音データS8〜S10のいずれかを再生しており、CPU91は異常解消コマンドを受信することに基づいて音データSD2を大当り用の音データS4および外れ用の音データS8〜S10のいずれかにミキシングし、両音を遊技者が聴覚的に相互に識別できるようにバランスさせて重ねて出力する。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
装飾図柄表示器32に装飾図柄遊技の映像が表示されていない状態で下皿6内に遊技球が満杯に貯留されているときには予告音を含まない音データSD1を選択し、下皿6内から遊技球を抜取ることを促す音声のみを両スピーカ14のそれぞれから出力した。これに対して装飾図柄表示器32に装飾図柄遊技の映像が表示されている状態で下皿6内に遊技球が満杯に貯留されているときには予告音を含む音データSA1〜SC1のいずれかを選択するか否かを演出パターンコマンドの設定結果に基づいて判定し、予告音を含む音データSA1〜SC1のいずれかを選択することが判定されたときには予告音を含む音データSA1〜SC1のいずれかを選択し、下皿6内から遊技球を抜取ることを促す音声と共に装飾図柄が通常大当りの組合せおよび確変大当りの組合せのいずれかになることを予告する予告音を両スピーカ14のそれぞれから装飾図柄遊技の映像を演出する演出音に重ねて予告音を出力した。このため、下皿6内から遊技球を抜取ることを遊技者に促す音声を予告演出に的確に応用することができる。しかも、装飾図柄遊技が行われている状態および装飾図柄遊技が行われていない状態で下皿6の満杯時に両スピーカ14のそれぞれから出力される音声を相互に変えたので、音声が相互に変わることを知らない遊技者に驚きを与えることができる。また、音声が相互に変わることを知っている遊技者は下皿6内に遊技球を意図的に満杯に詰めることで装飾図柄遊技中に予告音を発生させ、下皿6内に遊技球を意図的に満杯に詰めないことで装飾図柄遊技中に予告音を発生させないようにすることができるので、予告音を発生させるか否かを自らの意思で選択することが可能になる。
音制御回路90に相互に異なる予告音を出力するための音データSA1〜SC1を予め記録しておき、音データSA1〜SC1のいずれを再生するかを演出パターンコマンドの設定結果に応じて選択した。このため、両スピーカ14のそれぞれからリーチ演出の信頼度に応じた内容の予告音が出力されるようになるので、遊技者に信頼度の高低を予告音の内容によって報知することができる。
上記実施例1においては、音データSA1〜SD1および音データSA2〜SD2のいずれかを装飾図柄遊技中に両スピーカ14のそれぞれから出力するときに演出音を消去しても良い。
5は上皿、6は下皿、10は打球槌、14はスピーカ、18は遊技盤、22は遊技領域、24は始動口、32は装飾図柄表示器、36は球払出し装置、43は満タンセンサ、50はメイン制御回路、60は払出制御回路、70は演出制御回路、80は図柄制御回路、90は音制御回路を示している。