JP5034221B2 - 放射線撮影装置 - Google Patents
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Description
すなわち、請求項1に記載の発明は、被検体に向けて放射線を照射する放射線照射手段と、前記被検体を透過した放射線を検出する放射線検出手段と、前記放射線照射手段および前記放射線検出手段の相対的な位置関係の変化を制御するように放射線照射手段および放射線検出手段を駆動させる駆動制御手段とを備え、放射線照射手段および放射線検出手段の相対的な位置関係を駆動制御手段によって変化させて、放射線検出手段から検出された放射線に基づいて放射線撮影を行う放射線撮影装置であって、前記放射線撮影よりも事前に放射線照射手段の電流値設定のための設定用撮影を前記放射線撮影と同じ被検体に対して行う設定用撮影手段と、前記設定用撮影で得られた設定用画像における各々の画素値の平均値に対する画素値の標準偏差の比率を、または前記設定用撮影で得られた各々の画素値の最大値あるいはヒストグラム解析による値を、画素ノイズとして求める画素ノイズ算出手段と、画素ノイズ算出手段で求められた画素ノイズおよび前記設定用撮影時における放射線照射手段の電流値に基づいて、放射線照射手段から放射線検出手段へ放射線が入射する入射角度について所定の入射角度のときを基準とした前記放射線撮影時における放射線照射手段の基準電流値を求める基準電流値算出手段とを備え、基準電流値算出手段で求められた放射線照射手段の基準電流値に基づいて放射線撮影を行うことを特徴とするものである。
図1は、実施例1に係るX線断層撮影装置のブロック図であり、図2は、X線断層撮影装置を用いた各撮影形態を模式的に表した側面図である。後述する実施例2も含めて、本実施例1では放射線検出手段としてフラットパネル型X線検出器(以下、適宜「FPD」という)を例に採るとともに、放射線撮影装置としてX線断層撮影装置を例に採って説明する。
設定用撮影のための撮影条件を設定する。具体的には、コントローラ15からX線発生部5や駆動制御部6に撮影条件を与え、その撮影条件にしたがってX線発生部5はX線管2の管電圧や管電流を発生させ、駆動制御部6はコリメータ4を含みX線管2やFPD3を駆動させる。撮影条件としては、X線絞り条件(開き角α)、管電圧、管電流、X線管2の走査条件などがある。これらのうち、管電圧や管電流の設定については、コントローラ15からX線発生部5に指令を与え、X線絞り条件(開き角α)やX線管2の走査条件の設定については、コントローラ15から駆動制御部6に指令を与えることになる。このステップS1の段階においては、これらの各撮影条件については、被検体Mの撮影部位ごとに適当な値に設定すればよく、厳密な値に設定する必要はない。
関心領域ROIを含む所定の領域の設定を行うときには、図2(a)に示すような設定用撮影時の形態になるように、所定の入射角度θ(本実施例1では0°)でX線を入射させるべくX線管2およびFPD3をそれぞれ移動させる。この設定の際、オペレータがX線管2を移動させたときに、その移動に連動してFPD3がX線管2の対向位置に自動的に移動するように、駆動制御部6がFPD3を制御してもよい。逆に、オペレータがFPD3を移動させたときに、その移動に連動してX線管2がFPD3の対向位置に自動的に移動するように、駆動制御部6がX線管2を制御してもよい。もちろん、所定の入射角度θでX線を入射させるべくX線管2およびFPD3がそれぞれ自動的に移動するようにしてもよいし、オペレータが手動でX線管2およびFPD3をそれぞれ移動させてもよい。
次に、X線発生部5に付随するハンドスイッチ(入力部16の1つ)等を押下することで、設定用撮影を開始する。具体的には、ハンドスイッチなどに代表される入力部16に撮影開始の指令に係る入力データを、コントローラ15を介してX線発生部5に与える。すると、図2(a)の形態でX線管2から対象となる被検体Mに向けてX線を照射して、その被検体Mを透過したX線をFPD3が検出する。この検出されたX線に基づいて設定用撮影を行う。
設定用撮影で得られた設定用画像をモニタ9に表示する。この設定用画像は、関心領域ROIを含んだX線領域に相当する広さを有する。具体的には、メモリ部7から設定用画像を読み出して、コントローラ15を介して関心領域設定部10に送り込む。一方でメモリ部7から読み出されてモニタ9に表示された設定用画像に対して関心領域設定部10は関心領域ROIを設定する。具体的には、上述したように、モニタ9に表示された設定用画像に対してオペレータが、入力部16で関心領域ROIの範囲を入力設定し、コントローラ15を介して関心領域設定部10に送る。また、モニタ9に表示された設定用画像に対して関心領域設定部10が関心領域ROIを自動的に設定することも可能である。
その関心領域ROIにおける各々の画素値の統計量に基づいて画素ノイズ算出部11は画素ノイズを求める。具体的には、関心領域設定部10で設定された関心領域ROIと、メモリ部7から読み出された設定用画像とを画素ノイズ算出部11に送り込む。後述する実施例2も含めて、本実施例1では、関心領域ROIにおける各々の画素値の統計量として、各々の画素の平均値に対する画素値のバラツキ(標準偏差)の比率を採用する。そして平均値に対する画素値の標準偏差の比率を画素ノイズとして求める。なお、本実施例1では、平均値に対する画素値の標準偏差の比率を画素ノイズとして求めたが、最大値やヒストグラム解析による値などでもよく、画素値の統計量に基づくものならば算出方法に特に限定されない。
画素ノイズ算出部11で求められた画素ノイズと、ステップS1で設定された設定用撮影時におけるX線管2の管電流値とに基づいて、所定の入射角度θ(本実施例1では0°)のときを基準とし、かつ断層撮影時におけるX線管2の基準管電流値を求める。具体的には、画素ノイズ算出部11で求められた画素ノイズを基準管電流値算出部11に送り込む。基準管電流値算出部11は、画素ノイズおよび管電流値に基づいて基準管電流値を求める。
所定の入射角度θ(本実施例1では0°)を含んだ各入射角度θごとの断層撮影を行うためにの撮影条件を設定する。ステップS7以降の断層撮影では、図5に示すように入射角度θ=θ0,θ1,…,θK,…,θN-1,θNの順に行うものとして説明する。また、入射角度θに応じて断層撮影を行う際には、X線管2およびFPD3を各入射角度θに合わせるようにそれぞれ移動させる。移動方法については、ステップS2で述べたのと同じ方法を用いる。
上記(1)式で求められたI0を、入射角度θ=θ0での断層撮影のための管電流値として設定する。
ステップS3と同様にX線発生部5に付随するハンドスイッチ等を押下することで、入射角度θ=θ0での断層撮影を開始する。すると、図5(a)(あるいは図2(b))の形態でX線管2から対象となる被検体Mに向けてX線を照射して、その被検体Mを透過したX線をFPD3が検出し、それに基づいて入射角度θ=θ0での断層撮影を行う。ステップS3と同様に、メモリ部7への記憶や演算部8による演算を行う。そして、入射角度θ=θ0での断層画像を取得する。
入射角度θ=θ0での断層撮影で得られた断層画像での関心領域ROIにおける各々の画素量の統計量に基づいて画素ノイズ算出部11は入射角度θ=θ0での画素ノイズを求める。画素ノイズの算出方法については、ステップS5と述べたのと同じ方法を用いる。入射角度θ=θ0での画素ノイズをN0とする。
ここで、入射角度θや入射角度θに応じた撮影管電流値Iや画素ノイズNの下付き添え字を表すK(Kは0〜Nまでの値をとる)の値を1つずつインクリメントして増やす。ステップS9からステップS10に移行した場合には、K=0の値をインクリメントしてK=1にする。なお、ステップS9以外にも、後述するステップS16からこのステップS10に移行する。このステップS10でX線管2およびFPD3を、インクリメントされたKでの入射角度θKに合わせるようにそれぞれ移動させる。移動方法については、ステップS2で述べたのと同じ方法を用いる。
K=1の場合(すなわちステップS9からステップS10に移行した場合)について説明する。次の対象となる断層撮影(ここでは入射角度θ=θ1での断層撮影)よりも以前の撮影(ここでは入射角度θ=θ0での断層撮影)で行われた入射角度(ここでは入射角度θ=θ0)、その断層撮影で得られた各々の画素値の統計量に基づいて求められた画素ノイズ(ここではステップS9で求められた画素ノイズN0)および設定用撮影時における基準管電流値IBASEに基づいて、その対象となる断層撮影(ここでは入射角度θ=θ1での断層撮影)での入射角度(ここでは入射角度θ=θ1)に応じた撮影管電流値(ここではI1)を求める。
上記(2)式で求められたIKを、入射角度θ=θKでの断層撮影のための管電流値として設定する。
ステップS11で求められた入射角度θ=θKに応じた撮影管電流値IKを用いて、入射角度θ=θKでの断層撮影に係る撮影条件の設定(ステップS13)および入射角度θ=θKでの断層撮影(ステップS14)を行ってもよいが、このステップ12のように補正を行うのが好ましい。
上記(3)式で補正された補正後の撮影管電流値I´Kを補正前の撮影管電流値IKに代入する。以後、説明の便宜上、補正後の撮影管電流値をIKとする。
ステップS12で補正された撮影管電流値IKを、入射角度θ=θKでの断層撮影のための管電流値として設定する。
ステップS8と同様に、入射角度θ=θKでの断層撮影を開始して、その断層撮影によって入射角度θ=θKでの断層画像を取得する。
入射角度θ=θKでの断層撮影で得られた断層画像での関心領域ROIにおける各々の画素量の統計量に基づいて画素ノイズ算出部11は入射角度θ=θKでの画素ノイズを求める。画素ノイズの算出方法については、ステップS5やS9と述べたのと同じ方法を用いる。入射角度θ=θKでの画素ノイズをNKとする。
インクリメントされたKがNに達したか否かを判断する。KがNに達していなければ、最後の断層撮影である入射角度θ=θNでの断層撮影が終了していないと判断して、ステップS10に戻って、インクリメントされた状態で同じステップS10〜S16を繰り返す。KがNに達していれば、最後の断層撮影である入射角度θ=θNでの断層撮影(図5(c)を参照)が終了したとして、一連の撮影を終了する。
上述した実施例1と共通する箇所については同じ符号を付してその説明を省略する。図6は、本実施例2に係るX線断層撮影装置のブロック図である。
上述した実施例1でのステップS7と同じなので、その説明を省略する。なお、入射角度θ=θ0での撮影管電流値I0を求めるには、実施例1でのステップS7と同様に上記(1)式を用いる。
上述した実施例1でのステップS8と同じなので、その説明を省略する。
上述した実施例1でのステップS10と同じなので、その説明を省略する。
本実施例2では、撮影管電流値算出部13は、入射角度θ=θKおよび設定用撮影時における基準管電流値IBASEに基づいて、その入射角度θ=θKに応じた撮影管電流値IKを求める。入射角度θ=θKに応じた撮影管電流値IKは、下記(4)式のように表される。
上記(4)式で求められたIKを、入射角度θ=θKでの断層撮影のための管電流値として設定する。この(4)式から、本実施例2での撮影管電流値算出部13による撮影管電流値の算出時には、入射角度θ=θKおよび設定用撮影時における基準管電流値IBASEのみが必須で、実施例1のように以前の撮影で得られた画素ノイズが必須でないことがわかる。この(4)式は、上記(1)式について、K=0の場合から一般的なK(K=0〜N)の場合に拡張した式となる。つまり、(4)式のK=0の場合が(1)式となる。
上述した実施例1でのステップS13と同じなので、その説明を省略する。ただし、実施例1では補正された撮影管電流値IKを、入射角度θ=θKでの断層撮影のための管電流値として設定したのに対して、本実施例2ではステップS´11で求められた撮影管電流値IKを、入射角度θ=θKでの断層撮影のための管電流値として設定する。
上述した実施例1でのステップS14と同じなので、その説明を省略する。
上述した実施例1でのステップS16と同じなので、その説明を省略する。
3 … フラットパネル型X線検出器(FPD)
4 … コリメータ
6 … 駆動制御部
10 … 関心領域設定部
11 … 画素ノイズ算出部
12 … 基準管電流値算出部
13 … 撮影管電流値算出部
14 … 撮影管電流値補正部
ROI … 関心領域
θ … 入射角度
M … 被検体
Claims (6)
- 被検体に向けて放射線を照射する放射線照射手段と、前記被検体を透過した放射線を検出する放射線検出手段と、前記放射線照射手段および前記放射線検出手段の相対的な位置関係の変化を制御するように放射線照射手段および放射線検出手段を駆動させる駆動制御手段とを備え、放射線照射手段および放射線検出手段の相対的な位置関係を駆動制御手段によって変化させて、放射線検出手段から検出された放射線に基づいて放射線撮影を行う放射線撮影装置であって、前記放射線撮影よりも事前に放射線照射手段の電流値設定のための設定用撮影を前記放射線撮影と同じ被検体に対して行う設定用撮影手段と、前記設定用撮影で得られた設定用画像における各々の画素値の平均値に対する画素値の標準偏差の比率を、または前記設定用撮影で得られた各々の画素値の最大値あるいはヒストグラム解析による値を、画素ノイズとして求める画素ノイズ算出手段と、画素ノイズ算出手段で求められた画素ノイズおよび前記設定用撮影時における放射線照射手段の電流値に基づいて、放射線照射手段から放射線検出手段へ放射線が入射する入射角度について所定の入射角度のときを基準とした前記放射線撮影時における放射線照射手段の基準電流値を求める基準電流値算出手段とを備え、基準電流値算出手段で求められた放射線照射手段の基準電流値に基づいて放射線撮影を行うことを特徴とする放射線撮影装置。
- 請求項1に記載の放射線撮影装置において、前記設定用撮影で得られた設定用画像に対して関心領域を設定する関心領域設定手段を備え、その関心領域における前記画素ノイズおよび前記所定の入射角度のときを基準とした設定用撮影時における前記放射線照射手段の基準電流値に基づいて、前記基準電流値算出手段は前記放射線撮影時における放射線照射手段の基準電流値を求めることを特徴とする放射線撮影装置。
- 請求項2に記載の放射線撮影装置において、撮影条件と撮影位置とが対応付けられた情報に基づいて前記放射線照射手段から照射される放射線領域が前記関心領域を含む所定の領域になるように、放射線照射手段の開き角を制御する開き角制御手段を備えることを特徴とする放射線撮影装置。
- 請求項1から請求項3のいずれかに記載の放射線撮影装置において、一連の放射線撮影からなる断層撮影における所定の前記放射線撮影よりも以前の放射線撮影で行われた入射角度、前記以前の放射線撮影で得られた各々の画素値の平均値に対する画素値の標準偏差の比率、または前記設定用撮影で得られた各々の画素値の最大値あるいはヒストグラム解析による値に基づいて求められた画素ノイズおよび前記所定の入射角度のときを基準とした前記設定用撮影時における放射線照射手段の基準電流値に基づいて、前記所定の放射線撮影時での入射角度に応じた放射線照射手段の電流値を求める撮影電流値算出手段を備えることを特徴とする放射線撮影装置。
- 請求項4に記載の放射線撮影装置において、前記所定の放射線撮影時での入射角度および前記以前の放射線撮影で行われた入射角度に基づいて、前記撮影電流値算出手段で求められた入射角度に応じた放射線照射手段の電流値を補正する撮影電流値補正手段を備えることを特徴とする放射線撮影装置。
- 請求項1から請求項3のいずれかに記載の放射線撮影装置において、前記入射角度および前記所定の入射角度のときを基準とした前記設定用撮影時における放射線照射手段の基準電流値に基づいて、その入射角度に応じた放射線照射手段の電流値を求める撮影電流値算出手段を備えることを特徴とする放射線撮影装置。
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