JP5035269B2 - 位置決め組付装置 - Google Patents
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これに対し、装置の増大化、低コスト化を図るために、手動操作によって組付を行うことが考えられる。
上記被組付対象へ組付部品を組み付ける組付スライド部と、
該組付スライド部に対する上記被組付対象の位置決めを行う位置決めスライド部と、
手動操作又は動力源による入力荷重が加えられる、回動操作可能な操作部と、
該操作部の回動操作に連動する複数のトグルリンクが上記組付スライド部を下降させ、上記操作部に加えられた入力荷重を、該入力荷重よりも大きなロック荷重に変換して、上記組付スライド部へ伝達するトグル機構と、
上記操作部の回動操作に連動する複数の連結リンクが上記位置決めスライド部を上昇させる連結リンク機構と、
上記載置部、上記組付スライド部、上記位置決めスライド部、上記操作部、上記トグル機構及び上記連結リンク機構を配設した架台とを有しており、
上記操作部を1ストローク回動操作させたときには、上記連結リンク機構を介して上記位置決めスライド部が上昇することによって、上記被組付対象を上記載置部から上昇させると共に上記組付スライド部に対する上記被組付対象の位置決めを行い、さらに上記トグル機構を介して上記組付スライド部が下降することによって、上記被組付対象に対する上記組付部品の組付を行うよう構成してあることを特徴とする位置決め組付装置にある(請求項1)。
具体的には、連結リンク機構を用いることによって、操作部の1ストローク操作における前半段階を位置決めスライド部を上昇させる動作に変換し、被組付対象を組付スライド部に対して位置決めを行うことができる。また、トグル機構を用いることによって、操作部の1ストローク操作における後半段階を組付スライド部を下降させる動作に変換し、位置決めを行った被組付対象へ組付部品を組み付けることができる。
また、被組付対象の位置決めを行う際には、被組付対象を載置部から上昇させることにより、載置部に対して被組付対象が接触しない状態で、組付部品の組付を行うことができる。これにより、組付の際の荷重は、載置部ではなく、位置決めスライド部を介して受けることができる。そのため、載置部には組付による大きな荷重が加わらず、載置部を、搬送を兼ねたローラ等の簡便な構造にすることができる。
本発明の位置決め組付装置において行う組付の動作は、被組付対象へ組付部品を圧入、嵌合、嵌込等をする動作とすることができる。
また、上記位置決めスライド部を上昇させたときには、この位置決めスライド部によって、組付スライド部から加わる組付時の荷重を受けることができる。
また、上記被組付対象は、所定の大きさに形成したパレットの上に保持しておくことができる。
また、上記回動体にバックアップ外周面及び軸状突起を形成し、上記第1連結リンクに円弧状摺動面及び係合溝を形成した構造は、連続回転運動を断続回転に変換する機構であるジェネバ機構(ゼネバ機構)を応用した構造とすることができる。当該構造を採用することにより、上記組付を行う際に、位置決めスライド部が被組付対象の位置決めを行う状態の維持を簡単な構造で実現することができる。
この場合には、くさび部とローラとの転がり接触を利用した簡単な構造によって、連結リンク機構における複数の連結リンクの回動動作を、位置決めスライド部及び被組付対象を上昇させる動作に変換することができる。また、位置決めスライド部に設けた荷重伝達部が水平スライダーに設けた荷重受け部の上に載置されることにより、組付部品の組付を行う際の荷重を位置決めスライド部及び水平スライダーを介して受けることができる。
この場合には、連結リンク機構における複数の連結リンクの構造が適切であり、連結リンク機構を安定して動作させることができる。
この場合には、トグル機構を適切な構造で実現することができ、上記組付部品の組付を行うための大きな組付荷重を適切に発生させることができる。
本例の位置決め組付装置1は、図1、図2に示すごとく、操作部13の1回のストローク操作によって、被組付対象8の位置決め及び被組付対象8に対する組付部品81の組付を連続して行うことができるものである。本例の位置決め組付装置1は、以下の載置部12、組付スライド部3、位置決めスライド部6、操作部13、トグル機構2、連結リンク機構5及び架台11を有している。
図1に示すごとく、本例の位置決め組付装置1は、被組付対象8に対して組付部品81を圧入するものである。位置決め組付装置1への被組付対象8と組付部品81との搬入は、被組付対象8に対して組付部品81を仮組みした状態で行う。そして、位置決め組付装置1においては、仮組みした状態の組付部品81を被組付対象8へ圧入することができる。被組付対象8は、自動変速機に用いる部品であり、組付部品81は、上記部品に圧入するシリンダーである。被組付対象8及び組付部品81は、これ以外にも種々の部品とすることができる。
図5に示すごとく、本例の載置部12は、複数のローラ121を用いたコンベヤ12によって構成してある。複数のローラ121は、被組付対象8において互いに対向する両端部の荷重を受けるよう、位置決めスライド部6に対する両脇に配設してある。
被組付対象8は、パレット85に保持された状態で、コンベヤ(載置部)12上に載置される。また、パレット85に保持した被組付対象8には組付部品81を配置しておく。コンベヤ12上に搬入されたパレット85は、ストッパー等によって移動が停止され、位置決めスライド部6によって組付スライド部3の組付中心線に対する位置決めがなされる。本例のパレット85には、一対の挿入穴851が形成してあり、本例の位置決めスライド部6の上面には、一対の挿入穴851へ挿入する位置決めピン61が一対に設けてある。パレット85は、所定の大きさのプレート852の上に、被組付対象8を保持する保持部853を形成してなる。
具体的には、図3に示すごとく、操作ハンドル13における回動中心部131の周辺には、操作ハンドル13と一体に回動する円盤形状の回動体41が設けてある。回動体41には、回動中心部131の回りの円周に沿った形状のバックアップ外周面421と、軸状突起43とが形成してある。バックアップ外周面421は、回動中心部131の回りの円周に沿って形成した円弧状突起42の外周に設けてある。軸状突起43は、回動体41に対して空転可能なローラから構成してあり、回動中心部131からバックアップ外周面421までの半径よりも長い半径位置に設けてある。
同図に示すごとく、位置決め組付装置1において、操作ハンドル13が斜め上方の原位置130にある状態においては、係合溝512内に軸状突起43が配置されている。そして、図6に示すごとく、操作ハンドル13と一体となって回動体41が回動するときには、軸状突起43が係合溝512に係合して連結リンク機構5における第1連結リンク51が回動し、図7に示すごとく、位置決めスライド部6の上昇による上記位置決めが行われる。これに併せて、図6に示すごとく、バックアップ外周面421に対して円弧状摺動面511が対面して、位置決めスライド部6の下降防止が行われる。
図5、図7に示すごとく、水平スライダー55は、水平方向にスライドして位置決めスライド部6に係合するよう構成されている。水平スライダー55は、架台11に設けたレール14に対して水平方向へスライドするリニヤスライダー551に対してベースプレート552を取り付けて構成されている。ベースプレート552には、位置決めスライド部6の自重及び組付時に位置決めスライド部6に加わる荷重を受ける荷重受け部553が設けてある。また、本例の水平スライダー55のベースプレート552には、くさび部56が設けてある。くさび部56は、水平方向に傾斜する傾斜面561と、傾斜面561に隣接して水平方向に平行な水平面562とを上面に形成してなる。
そして、第1連結リンク51が回動するときには、第2連結リンク52を介して回動部材54が回動することにより、第3連結リンク53を介して水平スライダー55が水平方向へスライドし、くさび部56における傾斜面561とローラ62との転がり接触を受けて位置決めスライド部6が上昇する。
図3、図4に示すごとく、第1トグルリンク21は、操作ハンドル13と一体となって回動するよう構成されている。第2トグルリンク22は、下端部222を組付スライド部3の上部に対して回動可能に連結してなる。第3トグルリンク23は、上端部231を架台11に対して回動可能に連結すると共に、下端部233を第2トグルリンク22の上端部221に対して回動可能に連結してなる。第4トグルリンク24は、一端部241を第1トグルリンク21において操作ハンドル13の回動中心部131から所定間隔離れた位置に回動可能に連結すると共に、他端部242を第2トグルリンク22と第3トグルリンク23との連結部221に対して回動可能に連結してなる。
本例の位置決め組付装置1において、作業者が操作ハンドル13を下方へ回動させるときには、図6に示すごとく、第1トグルリンク21及び回動体41が一体的に回動する。このとき、第1トグルリンク21の回動を受けて第4トグルリンク24が引っ張られることにより、第2トグルリンク22及び第3トグルリンク23が回動し、組付スライド部3が下降を開始する。また、図7に示すごとく、回動体41の回動を受けて第1連結リンク51が下方へ回動し、第1連結リンク51によって第2連結リンク52が下方に押され、回動部材54が下方へ回動する。そして、回動部材54が下方へ回動するときには、第3連結リンク53によって水平スライダー55が水平方向へ押される。このとき、くさび部56における傾斜面561上をローラ62が転がり接触して、位置決めスライド部6が上昇することによって、パレット85に保持した被組付対象8を載置部12から持ち上げる。
そして、ローラ62が、くさび部56の水平面562に対して転がり接触した後、水平面562の角部に接触した状態で下方へ転がったときには、パレット85がコンベヤ(載置部)12から離れた状態で、水平スライダー55に設けた荷重受け部553の上に、位置決めスライド部6に設けた荷重伝達部63が載置されて、被組付対象8及びパレット85の自重を受けることができる。
具体的には、上記のごとく、連結リンク機構5を用いることによって、操作ハンドル13の1ストローク操作における前半段階を位置決めスライド部6を上昇させる動作に変換し、組付スライド部3に対する被組付対象8の位置決めを行うことができる。また、トグル機構2を用いることによって、操作ハンドル13の1ストローク操作における後半段階を組付スライド部3を下降させる動作に変換し、位置決めを行った被組付対象8へ組付部品81を組み付けることができる。
また、被組付対象8の位置決めを行う際には、被組付対象8及びパレット85を載置部12から上昇させることにより、載置部12に対して被組付対象8及びパレット85が接触しない状態で、組付部品81の組付を行うことができる。これにより、組付の際の荷重は、載置部12ではなく、位置決めスライド部6を介して受けることができる。そのため、載置部12には組付による大きな荷重が加わらず、載置部12を、搬送を兼ねたローラ121によって構成することができる。
それ故、本例の位置決め組付装置1によれば、操作ハンドル13の1ストローク操作によって、位置決め動作及び組付動作を連続して行うことができ、装置の小型化及び低コスト化を図ることができる。
11 架台
12 載置部
13 操作部(操作ハンドル)
131 回動中心部
2 トグル機構
21 第1トグルリンク
22 第2トグルリンク
23 第3トグルリンク
24 第4トグルリンク
3 組付スライド部
4 ジェネバ機構
41 回動体
42 円弧状突起
421 バックアップ外周面
43 軸状突起
5 連結リンク機構
51 第1連結リンク
511 円弧状摺動面
512 係合溝
52 第2連結リンク
53 第3連結リンク
54 回動部材
55 水平スライダー
553 荷重受け部
56 くさび部
561 傾斜面
6 位置決めスライド部
61 位置決めピン
62 ローラ
63 荷重伝達部
8 被組付対象
81 組付部品
Claims (5)
- 被組付対象を載置するための載置部と、
上記被組付対象へ組付部品を組み付ける組付スライド部と、
該組付スライド部に対する上記被組付対象の位置決めを行う位置決めスライド部と、
手動操作又は動力源による入力荷重が加えられる、回動操作可能な操作部と、
該操作部の回動操作に連動する複数のトグルリンクが上記組付スライド部を下降させ、上記操作部に加えられた入力荷重を、該入力荷重よりも大きなロック荷重に変換して、上記組付スライド部へ伝達するトグル機構と、
上記操作部の回動操作に連動する複数の連結リンクが上記位置決めスライド部を上昇させる連結リンク機構と、
上記載置部、上記組付スライド部、上記位置決めスライド部、上記操作部、上記トグル機構及び上記連結リンク機構を配設した架台とを有しており、
上記操作部を1ストローク回動操作させたときには、上記連結リンク機構を介して上記位置決めスライド部が上昇することによって、上記被組付対象を上記載置部から上昇させると共に上記組付スライド部に対する上記被組付対象の位置決めを行い、さらに上記トグル機構を介して上記組付スライド部が下降することによって、上記被組付対象に対する上記組付部品の組付を行うよう構成してあることを特徴とする位置決め組付装置。 - 請求項1において、上記操作部は、手動操作による入力荷重が加えられる回動可能な操作ハンドルによって構成してあり、
該操作ハンドルにおける回動中心部の周辺には、該操作ハンドルと一体に回動する回動体が設けてあり、該回動体には、上記回動中心部の回りの円周に沿った形状のバックアップ外周面と、軸状突起とが形成してあり、
上記連結リンク機構において回動可能に設けた第1連結リンクには、上記バックアップ外周面に対して摺動する円弧状摺動面と、上記軸状突起に係合可能な係合溝とが形成してあり、
上記操作ハンドルと一体となって上記回動体が回動するときには、まず、上記軸状突起が上記係合溝に係合して上記連結リンク機構における上記第1連結リンクが回動して、上記位置決めスライド部の上昇による上記位置決めが行われ、次いで、上記バックアップ外周面に対して上記円弧状摺動面が対面して、上記位置決めスライド部の下降防止が行われるよう構成したことを特徴とする位置決め組付装置。 - 請求項2において、上記連結リンク機構は、水平方向にスライドして上記位置決めスライド部に係合する水平スライダーを有しており、
該水平スライダーと上記位置決めスライド部とのいずれか一方には、水平方向に対して傾斜する傾斜面と水平方向に平行な水平面とを備えたくさび部が設けてあり、他方には、該くさび部の上記傾斜面及び上記水平面を転がるローラが設けてあり、
上記水平スライダーの水平方向へのスライド動作を受けて、上記くさび部の上記傾斜面に対して上記ローラが転がり接触することによって、上記位置決めスライド部が上昇して、上記組付スライド部に対する上記被組付対象の位置決めが行われ、上記ローラが、上記くさび部の上記水平面に対して転がり接触した後、該水平面の角部に接触した状態で上下方向に転がったときには、上記水平スライダーに設けた荷重受け部の上に、上記位置決めスライド部に設けた荷重伝達部が載置されるよう構成したことを特徴とする位置決め組付装置。 - 請求項3において、上記連結リンク機構は、上記第1連結リンクと、上記水平スライダーと、上記位置決めスライド部の側方において上記架台に固定した固定部材に対して上下方向に回動可能に設けた回動部材と、上端部を上記第1連結リンクに対して回動可能に連結すると共に下端部を上記回動部材の上側端部に対して回動可能に連結した第2連結リンクと、一端部を上記回動部材に対して回動可能に連結すると共に他端部を上記水平スライダーに対して回動可能に連結した第3連結リンクとを有しており、
上記第1連結リンクが回動するときには、上記第2連結リンクを介して上記回動部材が回動することにより、上記第3連結リンクを介して上記水平スライダーが水平方向へスライドし、上記くさび部における上記傾斜面と上記ローラとの転がり接触を受けて上記位置決めスライド部が上昇するよう構成したことを特徴とする位置決め組付装置。 - 請求項1〜4のいずれか一項において、上記トグル機構は、上記操作部と一体となって回動する第1トグルリンクと、下端部を上記組付スライド部の上部に対して回動可能に連結した第2トグルリンクと、上端部を上記架台に対して回動可能に連結すると共に、下端部を上記第2トグルリンクの上端部に対して回動可能に連結した第3トグルリンクと、一端部を上記第1トグルリンクにおいて上記操作部の回動中心部から所定間隔離れた位置に回動可能に連結すると共に、他端部を上記第2トグルリンクと上記第3トグルリンクとの連結部に対して回動可能に連結した第4トグルリンクとを有しており、
上記第1トグルリンクの回動に伴って上記第4トグルリンクが当該第1トグルリンクの側へ引かれ、上記第2トグルリンクと上記第3トグルリンクとが上下方向に略平行に並ぶことによって、上記トグル機構における上記ロック荷重を上記組付スライド部へ伝達するよう構成したことを特徴とする位置決め組付装置。
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