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JP5050426B2 - 非接触icタグの製造方法及び装置 - Google Patents
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Description

本発明は、外部のリーダ・ライタと非接触でデータの授受を行うことができる非接触ICタグの製造方法及び装置に関する。
従来、外部のリーダ・ライタと非接触でデータの授受を行う非接触ICタグは、ICチップと、外部のリーダ・ライタと非接触でデータの送受信を行うアンテナ回路とを有しており、このような非接触ICタグを基材シートに設けることにより非接触ICタグ付シートが得られる。
このような非接触ICタグ付シートを製造するには、例えば特許文献1に開示された発明がある。この発明は、帯状の導電体の中央部をスリッタ装置により切断することにより、スリットにより分離された一対の導電体シートを得て、この一対の導電体シートが、その後基材シート上に積層される。次いで、上記スリットを跨いで上記一対の導電体シート間に、複数のICチップが実装され、このICチップ上が保護フィルムにより覆われる。
そして、上記基材シート、一対の導電体シート、ICチップ及び保護フィルムからなるシート体は、カッタにより切断されて非接触ICタグ付シートが得られる。
なお、上記特許文献1に開示された発明では、上記帯状の導電体の中央部をカッタやレーザ装置により切断することも開示されている。
特開2005−63201号公報
ところで、近年のICチップは、その長さを300μmとし、ICチップの電極バンプの幅を50〜100μmとした場合、スリットの幅が100μmとなる。最近では、ICチップの微小化が一段と進み、スリットの幅も一層狭小にする必要性が生じてきている。
上記特許文献1に開示された発明では、帯状の導電体の中央部をスリッタ装置により切断し、スリットにより分離された一対の導電体シートを基材シート上に積層することから、その積層の際、両者の精細な位置決めが困難であるため、スリットの幅を狭くするには、自ずと限界がある。
したがって、従来では、導電体の中央部をカッタやレーザ装置により切断したとしても、スリット幅100μmが限界となり、これにより長さ300μmより微小なICチップを実装することができないという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、より微小なICチップを実装可能な非接触ICタグの製造方法及び装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用する。
請求項に係る発明は、基材(2)を走行させつつその表面に接着剤層(5)を介してアンテナパターンと当該アンテナパターンから分岐された静電容量を可変するための複数のコンデンサパターンとを有する導電層(3)を接着する接着工程と、基材(2)上で導電層(3)を所定のパターンに打ち抜く打ち抜き工程と、アンテナパターンに狭小なギャップ(7)を形成するギャップ形成工程と、ギャップ(7)を跨いでアンテナパターンにICチップ(8)を実装するICチップ実装工程とを包含してなり、前記分岐された複数のコンデンサパターンのいずれかを切断することにより前記非接触ICタグとしての共振周波数を調整し、前記ギャップ形成工程は、レーザ照射手段(11)によりレーザ光を照射してギャップ(7)を形成するものであって、前記ギャップの開口端の両側にバリを発生させる出力でレーザ光を照射した後に、当該ギャップの開口端の両側に前記ギャップを形成する際のレーザ光の出力より低い値のレーザ光を照射して前記バリを取り除く非接触ICタグの製造方法であることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項に記載の非接触ICタグ(1)の製造方法において、前記ICチップ実装工程の直前に前記ギャップ形成工程を行うことを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項に記載の非接触ICタグの製造方法において、前記ギャップ形成工程を行った後に、前記導電層(3)のパターンのギャップ形成部位を加熱プレスする熱プレス工程を行うことを特徴とする。
請求項に係る発明は、基材(2)の表面に接着剤層(5)を介してアンテナパターンと当該アンテナパターンから分岐された静電容量を可変するための複数のコンデンサパターンとを有する導電層(3)を接着する接着手段と、基材(2)上で導電層(3)を所定のパターンに打ち抜く打ち抜き手段と、アンテナパターンに狭小なギャップ(7)を形成するギャップ形成手段と、ギャップ(7)を跨いでアンテナパターンにICチップ(8)を実装するICチップ実装手段(12)とを包含してなり、前記分岐された複数のコンデンサパターンのいずれかを切断することにより前記非接触ICタグとしての共振周波数を調整し、前記ギャップ形成手段は、レーザ光を照射してギャップ(7)を形成するレーザ照射装置(11)であって、前記ギャップの開口端の両側にバリを発生させる出力でレーザ光を照射した後に、当該ギャップの開口端の両側に前記ギャップを形成する際のレーザ光の出力より低い値のレーザ光を照射して前記バリを取り除く非接触ICタグの製造装置であることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項に記載の非接触ICタグの製造装置において、前記レーザ照射装置は、YAGレーザ照射装置であって、このYAGレーザ照射装置から出力10〜50W程度でYAG基本波を照射することを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項に記載の非接触ICタグの製造装置において、前記導電層のパターンのギャップ形成部位を加熱プレスする熱プレス手段を設けたことを特徴とする。
本発明に係る非接触ICタグ(1)とその製造方法及び装置によれば、導電層(3)のパターンに狭小なギャップ(7)を形成し、このギャップ(7)を跨いで導電層(3)のパターンにICチップ(8)を実装して製造することにより、数10μmの狭小なギャップ(7)が形成されるため、極めて微小なICチップ(8)を確実かつ容易に実装することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
<実施形態>
図1〜図4に示すように、非接触ICタグ1は、基材2の表裏面にそれぞれ熱可塑性接着剤層が所定のパターンに形成され、基材2の表裏面における熱可塑性接着剤層の上に熱可塑性接着剤層のパターンと同じ形状のパターンの導電層3,4が接着されている。
基材2は、例えば紙、樹脂等のシート又はそれらを積層したシートにより形成される。また、図示例では長方形に形成されるが、その他の所望の形状とすることができる。
導電層3,4は、アルミニウム、銅、銅合金、リン青銅、SUS等の金属箔又は合金箔により形成される。例えば、アルミニウム箔の場合、厚さが7μm〜35μmのものが使用可能である。
導電層3,4のうち基材2の表側の導電層3は、アンテナのパターン及びコンデンサの一方の電極のパターンにそれぞれ形成される。また、導電層3,4のうち基材2の裏側の導電層4は、ブリッジのパターン及びコンデンサの他方の電極のパターンにそれぞれ形成される。図4及び図5において、符号3aはアンテナのパターンに対応した導電層、符号3bはコンデンサの一方の電極のパターンに対応した導電層、符号4aはブリッジのパターンに対応した導電層、符号4bはコンデンサの他方の電極のパターンに対応した導電層をそれぞれ示す。
アンテナのパターンは、図示例では渦巻状パターンとされるが、それ以外にも通信周波数帯によってバー形状パターン、パット形状パターン、クロス形状パターンなど様々のパターンとすることができる。
ブリッジのパターンは、図示例では細長い長方形であるが、それ以外の形状に適宜変更可能である。
また、コンデンサのパターンは、一方の電極について細長い長方形に形成されるが、他方の電極については多数個の互いに電気的に接続された細片に形成される。非接触ICタグ1が完成した後、細片間のつなぎ部の導電層4cを切断することにより、静電容量を可変し、非接触ICタグ1としての共振周波数を最適値に調整することができる。
熱可塑性接着剤層は、上記導電層3,4の各種パターンに合致したパターンで基材2の表裏面又は導電層3,4にそれぞれ付着形成され、導電層3,4を基材2上に付着させる。図4において、符号5はアンテナのパターンに対応した表側の熱可塑性接着剤層を示している。
熱可塑性接着剤層5は、インクジェット印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷、スクリーン印刷等の印刷方式により基材2又は導電層3に塗布される。熱可塑性接着剤層5が基材2又は導電層3に薄く形成されることにより、導電層3は大きく盛り上がることなく基材2上に貼着され、また、導電層3下からの熱可塑性接着剤の食み出しが防止される。
図1に示すように、アンテナの両端子のパターンに対応した導電層3cとブリッジのパターンに対応した導電層4aとは、導通手段である図示しないスルーホールにより電気的に導通している。導電層3c,4aの上から基材2を厚さ方向で超音波溶接することによっても表裏の導電層3,4間を電気的に接続することも可能である。
図2に示すように、非接触ICタグ1におけるアンテナのパターンの導電層3aは、ICチップ接続電極に対応する導電層3dを含んでいる。この導電層3dは、後述するYAGレーザ照射装置によりレーザ光を照射して切断除去することで、図4に示すような100μm未満の狭小なギャップ7が形成される。
このギャップ7は、ICチップ8の入出力用ギャップであり、ギャップ7を跨いで導電層3dにICチップ8が配置され、このICチップ8は電極バンプ9を有し、この電極バンプ9を介して導電層3dとICチップ8とが電気的に接続される。すなわち、電極バンプ9は、ギャップ7近傍の導電層3dに接続されている。
また、基材2上にICチップ8が実装された非接触ICタグ1は、図4に示すように、紙、樹脂フィルム等からなる保護層10で覆われる。この保護層10はアンテナのパターン等を形成する導電層3を保護するためのもので、その表面には所望の内容が印刷等により表示される。
したがって、本実施形態の非接触ICタグ1によれば、導電層3のパターンにレーザ照射による狭小なギャップ7が形成され、このギャップ7を跨いで導電層3のパターンにICチップ8を配置したことにより、数10μmの狭小なギャップ7が形成されるため、長さ300μmより微小なICチップを実装することができる。
また、本実施形態の非接触ICタグ1によれば、ICチップ8の電極バンプ9をギャップ7近傍の導電層3のパターンに接続したことにより、一段と微小なICチップを実装することができる。
次に、図5及び図6に基づき、上記非接触ICタグ1の製造方法について製造装置と共に説明する。
この製造方法は、基材2を走行させつつその表面において表側熱可塑性接着剤層5の上から表側導電層3を所定のパターンで打ち抜くと同時に加熱プレスにより接着し、表側導電層3のパターンにYAGレーザ照射装置によりレーザ光を照射して狭小なギャップ7を形成し、次に、このギャップ7を跨いで表側導電層3のパターンにICチップ8を実装するものである。
この製造方法を実施するための製造装置は、図5に示すように基材2の表面において表側熱可塑性接着剤層5の上から表側導電層3を所定のパターンで打ち抜くと同時に加熱プレスする打ち抜き手段としての表側成形型18と、表側導電層3のパターンにレーザ光を照射して狭小なギャップ7を形成するYAGレーザ照射装置11と、図6に示すようにギャップ7を跨いで表側導電層3のパターンにICチップ8を実装するICチップ実装装置12とを備える。
以下にこの製造方法と製造装置をより詳しく説明する。
(1)図5に示すように、まず、基材2の連続体2xと金属箔である表側導電層3の連続体3xとを用意し、双方の連続体2x,3xを矢印方向に同速度で連続走行させる。
(2)基材2の連続体2xの走行路の上方にはインクジェットノズル20が配置され、このインクジェットノズル20が液状の熱可塑性接着剤5xを基材2の連続体2xの表面に向かって吐出する。これにより、基材2の連続体2xの表面にアンテナのパターンおよびコンデンサの一方の電極のパターンと同じパターンで表側熱可塑性接着剤層5が一定間隔で印刷される。
(3)インクジェットノズル20より下流側には乾燥機21が配置される。基材2の連続体2xの表面に印刷された表側熱可塑性接着剤層5は乾燥機21によりその含有する溶剤等が除去され乾燥される。乾燥機21は使用する熱可塑性接着剤5xの種類によっては省略される。
なお、上記(2)(3)におけるインクジェットノズル20及び乾燥機21を省略し、表側熱可塑性接着剤層5をあらかじめ所定のパターンで塗布し乾燥させた基材2を使用することも可能である。この場合は、インクジェットノズル20等の印刷装置又は塗布装置を製造ラインから除去し、製造装置を簡素化することができる。
(4)金属箔である表側導電層3の連続体3xが、ガイドローラ22により案内されつつ基材2の連続体2xにその表側熱可塑性接着剤層5の上から重ね合わされる。
(5)ガイドローラ22の下流側には、表側成形型18が配置される。この表側成形型18は、平盤式プレス機であり、平盤状の打ち抜き型18aと受け台18bとを具備する。
打ち抜き型18aはその下面にアンテナ、コンデンサの一方の電極等のパターンに合致した形状の刃23を備える。打ち抜き型18aは図示しない電熱ヒータを内蔵し、刃と刃の間のパターンに合致する部分には伝熱体24が挿入され、パターンに合致しない部分は熱プレスされないよう空洞とされる。伝熱体24は、望ましくはゴム、耐熱樹脂等で出来たクッション性のある材料で作られる。導電層3の連続体3xにパターンを打ち抜くための刃23は、図1に示す一つの非接触型データキャリア用導電部材1の表側のパターンに対応したものが、打ち抜き型18aに一セット又は複数セット取り付けられる。
受け台18bは基材2の裏面に当たる平滑面を備える。受け台18bの平滑面には、シート状のクッション性押圧体18cが取り付けられている。これにより、打ち抜き及び加熱プレスの際に導電層3と基材2との重畳体を適度な加圧力で加圧することができる。
この打ち抜き型18aと受け台18bとが基材2の連続体2xと金属箔である導電層3の連続体3xとを挟むように水平に配置される。
基材2の連続体2xと金属箔である導電層3の連続体3xは、打ち抜き型18aと受け台18bとの間に一定ピッチで間欠送りされ、両連続体2x,3xが停止する都度打ち抜き型18aが受け台18bに対して上下に往復運動をする。そして、打ち抜き型18aは、一往復運動するごとに金属箔である導電層3の連続体3xを刃23でアンテナ等のパターンに打ち抜き、伝熱体24で基材2の連続体2x上の熱可塑性接着剤層5を溶かし、導電層3の各種パターンを溶融した熱可塑性接着剤層5に押圧する。これにより、図2に示すように所定パターンの導電層3が基材2の表面に加熱プレスされる。
なお、必要に応じて、打ち抜き型18aにおける伝熱体24以外の不要部対応箇所には、空気孔25が形成される。打ち抜き型18aの刃23が、金属箔である導電層3の連続体3xを打ち抜く時に空気孔25より空気を刃23側すなわち矢印a方向に吸引することにより、導電層3の不要部3yを刃23側に吸引する。これにより、導電層3がより正確なパターンで打ち抜かれる。また、打ち抜いた後に空気孔25より空気を矢印b方向に吹き出して導電層3の不要部3yを刃23の外へと押し出す。これにより、導電層3の不要部3yの回収を容易に行うことができる。また、不要部3yが打ち抜き型18aにおける伝熱体24以外の不要部対応箇所に詰まるのを防止することができる。
(6)表側成形型18よりも下流側には、表側導電層3のパターンにレーザ光を照射して狭小なギャップ7を形成するYAGレーザ照射装置11が配置されている。このYAGレーザ照射装置11は、ICチップ接続電極に対応する導電層3dに出力10〜50W程度でYAG基本波を照射して切断除去することにより、後述するようにICチップ8の実装用として導電層3dに狭小なギャップ7を形成するようにしている。
なお、レーザ照射装置としては、YAGレーザ等の固体レーザ以外に、炭酸ガスレーザ等の気体レーザも適用可能である。YAGレーザを用いた場合には、切断除去部分の位置精度を数μmに設定することができるため、本実施形態のように微小なギャップを形成するのに好適である。
(7)YAGレーザ照射装置11よりも下流側には、基材2の表面から表側導電層3の不要部3yを除去する表側不要部除去手段として、分離ローラ26と、表側導電層3の不要部3yを吸引する吸引筒27と、表側導電層3の不要部3yと基材2との間に気体を吹き掛けるノズル28とが設けられる。
金属箔である表側導電層3の連続体3xが、表側成形型18の打ち抜き型18aと受け台18bとにより、アンテナ等のパターンに対応した箇所だけ基材2の連続体2xに加熱接着された後、基材2の連続体2xが吸引管27と分離ローラ26の設置箇所に到来すると、表側導電層3の不要部3yが吸引管27により吸引され、一方基材2の連続体2xは分離ローラ26に案内されつつ鋭角状に反転走行する。これにより、表側導電層3の不要部3yは基材2の連続体2x上から適正に引き剥がされ、吸引管27が繋がる図示しない回収箱に回収される。アンテナのパターンが渦巻状である場合、表側導電層3の不要部3yも渦巻状に発生するが、このように吸引管27で吸引すると、渦巻状の不要部3yを円滑に回収することができる。
導電層3の不要部3yが基材2の連続体2x上から分離する箇所には、空気等の気体を噴出するノズル28が必要に応じて配置される。このノズル28から噴射される気体が基材2の連続体2xと表側導電層3の不要部3yとの境界部に向かって吹き掛けられることにより、表側導電層3の不要部3yの剥離除去が促進される。
なお、表側不要部除去手段として、互いに接触する一対の分離ローラを設けてもよい。一対の分離ローラを設けた場合は、基材2の連続体2xと金属箔である表側導電層3の連続体3xとの重畳体が一対の分離ローラ間を通過したところで、両連続体2x,3xを互いに異方向に引っ張り、アンテナ等の表側導電層3は基材2の連続体2x上に担持されたまま矢印方向に走行し、表側導電層3の不要部3yは基材2の連続体2xから分離されつつ矢印方向に走行する。
(8)アンテナ等の表側導電層3を担持した基材2の連続体2xは、加熱プレス手段により加熱プレスされる。具体的には、加熱ローラ29と圧ローラ30とで熱プレスされる。これにより、表側導電層3と基材2との間に気泡等が混入していたり、表側導電層3のパターンのエッジが基材2から浮き上がっていたり、表側導電層3の表面が波打っていたりしても、表側導電層3のパターンがその全体にわたり基材2上に平滑に接着される。
特に、(6)において導電層3dに狭小なギャップ7を形成した部位には、若干バリが形成されるものの、加熱ローラ29と圧ローラ30とで熱プレスされることで、そのバリを除去し、狭小なギャップ7を形成した部位の導電層3dを平滑にすることができる。
(9)図5に示すように、基材2の連続体2xがターンバー31により走行方向を変更し、裏面を上に向けて走行する。
(10)図6に示すように、基材2の連続体2xの走行路の上方にはインクジェットノズル32が配置され、このインクジェットノズル32が液状の熱可塑性接着剤6xを基材2の連続体2xの裏面に向かって吐出する。これにより、基材2の連続体2xの裏面にブリッジのパターンおよびコンデンサの他方の電極のパターンとそれぞれ同じパターンで裏側熱可塑性接着剤層6が一定間隔で印刷される。
(11)インクジェットノズル32より下流側には乾燥機33が配置される。基材2の連続体2xの裏面に印刷された裏側熱可塑性接着剤層6は乾燥機33によりその含有する溶剤等が除去され乾燥される。乾燥機33は使用する熱可塑性接着剤6xの種類によっては省略可能である。
(12)金属箔である裏側導電層4の連続体4xがガイドローラ34により案内されつつ基材2の連続体2xにその裏側熱可塑性接着剤層6の上から重なり合う。
(13)ガイドローラ34の下流側には、平盤式プレス機である裏側成形型19が配置される。この裏側成形型19は、それぞれ平盤状の打ち抜き型19aと受型17とを具備する。
打ち抜き型19aはその下面にブリッジ、コンデンサの他方の電極等のパターンに合致した形状の刃35を備える。打ち抜き型19aは図示しない電熱ヒータを内蔵し、刃と刃の間のパターンに合致する部分には伝熱体36が設けられ、パターンに合致しない部分には熱プレスされないよう空洞が設けられる。伝熱体36は、望ましくはゴム、耐熱樹脂等で出来たクッション性のある材料で作られる。裏側導電層4の連続体4xにパターンを打ち抜くための刃35は、図1に示す一つの非接触ICタグの裏側パターン4に対応したものが、打ち抜き型19aに一セット又は複数セット取り付けられる。
受型17は下向きとなったパターンの表側導電層3が嵌り込む凹部17aを有する。この凹部17aは平滑な金属材料をマシニングセンタ等の工作機械で切削することにより形成される。あるいは、表側導電層3のパターンを打ち抜いた後に残る表側導電層3yを利用することもできる。基材2が裏側成形型19内で一時停止すると、その下面に担持されたアンテナのパターン等の導電層3が受型17の凹部17aに正対する。
(14)裏側成形型17の近傍には、基材2及び裏側導電層4を同期的に搬送する図示しない搬送手段が設けられる。この搬送手段により基材2の連続体2x及び裏側導電層4の連続体4xを同期的に送り、裏側成形型17内の定位置で停止させ、アンテナのパターン等の導電層3を受型17の凹部17aに正対させる。そこで、打ち抜き型19aと受型17とが両連続体2x,4xを挟み込み、裏側導電層4の連続体4xに対し加熱プレス及び打ち抜きを行い、ブリッジ等のパターンの裏側導電層4を基材2の裏面に付着させる。このとき基材2の表側導電層3が受型17の凹部17a内に嵌り込むので、基材2の表裏における導電層3,4のパターンが相互に異なるものであっても、基材2は平坦に保持され、表側導電層3の縁が段差となって作用せず、裏面の導電層4が基材2に正確に貼着される。
(15)裏側成形型19と上記搬送手段との連動により、基材2の連続体2xと金属箔である裏側導電層4の連続体4xは、打ち抜き型19aと受型17との間に一定ピッチで間欠送りされ、両連続体2x,4xが停止する都度、受型17が上昇して基材2の連続体2xを表側導電層3側から支え、裏側導電層4の連続体4xに対して打ち抜き型19aが下降してブリッジ等のパターンを打ち抜き、伝熱体36で基材2の連続体2x上の裏側熱可塑性接着剤層6を溶かし、裏側導電層4のパターンを溶融した裏側熱可塑性接着剤層6に押圧する。これにより、図3に示すように所定パターンの裏側導電層4が基材2の裏面に加熱プレスされる。
なお、必要に応じて、打ち抜き型19aにおける伝熱体36以外の不要部対応箇所には、空気孔40が形成される。刃35が、金属箔である導電層4の連続体4xを打ち抜く時に空気孔40より空気を刃35側すなわち矢印a方向に吸引することにより、導電層4の不要部4yを刃35側に吸引する。これにより、導電層4がより正確なパターンで打ち抜かれる。また、打ち抜いた後に空気孔40より空気を矢印b方向に吹き出して導電層4の不要部4yを刃35の外へと押し出す。これにより、導電層4の不要部4yの回収を容易に行うことができる。また、不要部4yが打ち抜き型19aにおける伝熱体36以外の不要部対応箇所に詰まるのを防止することができる。
(16)裏側成形型19よりも下流側には、基材2の裏面から裏側導電層4の不要部4yを除去する裏側不要部除去手段として、分離ローラ41と、裏側導電層4の不要部4yを吸引する吸引筒42と、裏側導電層4の不要部4yと基材2との間に気体を吹き掛けるノズル43とが設けられる。
金属箔である裏側導電層3の連続体4xが、裏側成形型19の打ち抜き型19aと受型17とにより、ブリッジ等のパターンに対応した箇所だけ基材2の連続体2xに加熱接着された後、基材2の連続体2xが吸引管42と分離ローラ41の設置箇所に到来すると、裏側導電層4の不要部4yが吸引管42により吸引され、一方基材2の連続体2xは分離ローラ41に案内されつつ鋭角状に反転走行する。これにより、裏側導電層4の不要部4yは基材2の連続体2x上から適正に引き剥がされ、吸引管42が繋がる図示しない回収箱に回収される。アンテナのパターンが渦巻状である場合、裏側導電層4の不要部4yも渦巻状に発生するが、このように吸引管42で吸引すると、渦巻状の不要部4yを円滑に回収することができる。
裏側導電層4の不要部4yが基材2の連続体2x上から分離する箇所には、空気等の気体を噴出するノズル43が必要に応じて配置される。このノズル43から噴射される気体が基材2の連続体2xと裏側導電層4の不要部4yとの境界部に向って吹き掛けられることにより、裏側導電層4の不要部4yの剥離除去が促進される。
(17)アンテナ等の表側導電層3及びブリッジ等の裏側導電層4を担持した基材2の連続体2xは、加熱プレス手段により加熱プレスされる。具体的には、加熱ローラ44と圧ローラ45とで熱プレスされる。これにより、裏側導電層4と基材2との間に気泡等が混入していたり、裏側導電層4のパターンのエッジが基材2から浮き上がっていたり、裏側導電層4の表面が波打っていたりしても、裏側導電層4のパターンがその全体にわたり基材2上に平滑に接着される。
なお、この加熱プレス手段を設けることにより、図5に示した表側導電層3を加熱プレスする加熱ローラ29及び圧ローラ30は省略することができる。
(18)表裏面に各種導電層3,4のパターンを備えた基材4の連続体4aは、ターンバー46で走行方向を変え、ロール状に巻き取られ、あるいはICチップ実装装置12によりICチップ8を取り付けられ、このICチップ8を実装することで非接触ICタグが製造される。すなわち、図4に示すようにICチップ8は、(6)のギャップ形成工程により形成されたギャップ7を跨いで導電層3dに配置され、ICチップ8の電極バンプ9がギャップ7近傍の導電層3dに接続される。
なお、この(18)のICチップ実装工程は、上述したようにアンテナ形成のインラインにて行ったが、これに限らず上記(6)のギャップ形成工程の直後に行うことにより、ICチップ8を実装する際の位置決めが極めて容易になる。
したがって、本実施形態の非接触ICタグ1の製造方法及び製造装置によれば、導電層3のパターンにYAGレーザ照射装置11によりレーザ光を照射して狭小なギャップ7を形成し、このギャップ7を跨いで導電層3のパターンにICチップ8を実装するように製造することにより、数10μmの狭小なギャップ7が形成されるため、長さ300μmより微小なICチップを確実かつ容易に実装することができる。
また、本実施形態の非接触ICタグ1の製造装置によれば、YAGレーザ照射装置11から出力10〜50W程度でYAG基本波を照射してギャップ7を形成するので、数10μmの狭小なギャップ7を容易に形成することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、アンテナの両端子のパターンに対応した導電層3cとブリッジのパターンに対応した導電層4aとは、導通手段である図示しないスルーホールにより導通させて表裏の導電層3,4間を電気的に接続するようにしたが、これに限らず導電層3cに直接導電層4aを接続するようにしてもよい。この場合には、導電層4aにおけるアンテナのパターンの導電層3aに接合する部分に絶縁層が積層されるものの、裏側導電層4を形成する必要がなくなる。
また、本実施形態では、コンデンサの他方の電極のパターンに対応した導電層4bを打ち抜き型19aにより形成するようにしたが、これ以外に上記YAGレーザ照射装置11によりレーザ光を照射して形成するようにしてもよい。
さらに、本実施形態では、導電層3のパターンにYAGレーザ照射装置11によりレーザ光を照射して狭小なギャップ7を形成するようにしたが、これに限定することなく、ナノインプリント・リソグラフィ等の微細加工技術を用いて形成するようにしてもよい。
<実験例>
次に、導電層3のパターンにYAGレーザ照射装置11によりレーザ光を照射して狭小なギャップ7を形成するための実験を本発明者らは諸条件に基づいて行った結果、以下のような知見を得た。
(実験例1)
実験例1では、YAGレーザ照射装置11のレーザ出力[W]が低く、レーザスイッチング周波数[Hz]を高くし、スキャン速度[mm/sec]を速くし、導電層3のパターンに対して同一線上に複数回スキャンすることにより、加工時間を短縮し、ギャップ7の開口端にバリを発生させず、装置を大型化することなく、数10μmの狭小なギャップ7を確実に形成可能であることが判明した。
具体的には、YAGレーザ照射装置11から照射するレーザスポット径を0.05mmとし、厚さが6〜20μmのアルミニウムからなる導電層3に数10μmの狭小なギャップ7を形成する場合、レーザ出力が10〜30[W]の範囲、レーザスイッチング周波数が15000〜50000[Hz]の範囲、スキャン速度が1000〜1500[mm/sec]の範囲、導電層3のパターンに対する同一線上のスキャン回数が2〜9回であることが望ましいことが判明した。
次に、各パラメータの数値限定の理由について説明する。
導電層3の厚さが6〜20μmのアルミニウムを用いる理由は、導電層3の厚さが5μm未満では、アルミニウムの場合、導電層3を形成するのが困難でコストが高くなり汎用性に乏しい。導電層3の厚さが20μmを超えると、加工時間が長くなり、限られた時間で狭小なギャップ7を形成しようとすると、バリが発生し易くなる。
レーザ出力を10〜30[W]の範囲とする理由は、レーザ出力が10[W]未満では、スキャン回数が多くなるため、加工時間が長くなる。レーザ出力が30[W]を超えると、バリの高さが10μm以上に形成されてICチップ8を実装することが困難な場合がある。
レーザスイッチング周波数を15000〜50000[Hz]の範囲とする理由は、レーザスイッチング周波数が15000[Hz]未満では、ギャップ7が線状に形成されず、点線状に形成されることになる。50000[Hz]を超えると、装置を大型化する必要がある。
スキャン速度を1000〜1500[mm/sec]の範囲とする理由は、スキャン速度が1000[mm/sec]未満では、バリの高さが10μm以上に形成されてICチップ8を実装することが困難な場合がある。スキャン速度が1500[mm/sec]を超えると、同一周波数の場合、ギャップ7が線状に形成されず、点線状に形成されることになる。
したがって、上記の条件において、レーザスイッチング周波数をf[Hz]、スキャン速度をV[mm/sec]、レーザスポット径をa[mm]とし、このレーザスポット径aが0.05mmの場合には、図7のグラフに示すような関係になる。
すなわち、境界線BLより上の領域A1は、ギャップ7が線状に形成されず、点線状に形成される。また、境界線BLより下の領域A2は、ギャップ7を確実に形成することのできる条件領域となる。このような関係から、ギャップ7を確実に形成可能な条件領域は、V≦A×f(1)の関係式で表される。
導電層3のパターンに対する同一線上のスキャン回数を2〜9回の範囲とする理由は、スキャン回数が2回未満、すなわち1回では、レーザ出力[W]を高くせざるを得ないため、バリが発生し易くなる。スキャン回数が10回を超えると、加工時間が長くなる。
このように実験例1によれば、YAGレーザ照射装置11から照射するレーザスポット径を0.05mmとし、厚さが6〜20μmのアルミニウムからなる導電層3に数10μmの狭小なギャップ7を形成する場合には、レーザ出力を10〜30[W]の範囲、レーザスイッチング周波数を15000〜50000[Hz]の範囲、スキャン速度を1000〜1500[mm/sec]の範囲、導電層3のパターンに対する同一線上のスキャン回数を2〜9回の範囲とすることにより、加工時間を短縮し、ギャップ7の開口端にバリを発生させず、装置を大型化することなく、数10μmの狭小なギャップ7を確実に形成することができた。
また、実験例1によれば、レーザ出力を10〜30[W]の範囲、レーザスイッチング周波数を15000〜50000[Hz]の範囲、スキャン速度を1000〜1500[mm/sec]の範囲、導電層3のパターンに対する同一線上のスキャン回数を2〜9回の範囲であって、YAGレーザ照射装置11から照射するレーザスポット径aを0.05mmとし、レーザスイッチング周波数をf[Hz]、スキャン速度をV[mm/sec]とした場合に式(1)を満足するようにレーザスイッチング周波数f[Hz]、スキャン速度V[mm/sec]を設定することにより、数10μmの狭小なギャップ7を一段と確実に形成することができた。
(実験例2)
図8(A),(B),(C)は、実験例2による導電層3のパターンに対するスキャン状態を示す断面図である。
この実験例2では、導電層3のパターンに対して異なる線上を3回スキャンする例である。すなわち、実験例2では、1回目のスキャンでは、導電層3のパターンにギャップ7が形成されるとともに、ギャップ7の開口端の両側にそれぞれバリ3eが発生する程度のレーザ出力でスキャンし、2回目及び3回目では、1回目のスキャンのレーザ出力より低い出力にてギャップ7の開口端の両側に形成されたバリ3eを順次除去するようにスキャンする。
具体的には、YAGレーザ照射装置11から照射するレーザスポット径aを0.05mmとし、1回目のスキャンでは、レーザ出力を30〜50[W]の範囲、レーザスイッチング周波数を30000[Hz]の範囲、スキャン速度を1500[mm/sec]の範囲で行う。
このようにして1回目のスキャンを行うと、図8(A)に示すように導電層3のパターンにギャップ7が形成されるとともに、ギャップ7の開口端の両側にそれぞれバリ3eが発生する。
次いで、2回目のスキャンでは、レーザ出力を30[W]未満とし、レーザスイッチング周波数を30000[Hz]の範囲、スキャン速度を1500[mm/sec]の範囲で行う。
このようにして2回目のスキャンを行うと、図8(B)に示すようにギャップ7の開口端に形成されたバリ3eの一方が除去される。
さらに、3回目のスキャンでは、2回目のスキャンと同様にレーザ出力を30[W]未満とし、レーザスイッチング周波数を30000[Hz]の範囲、スキャン速度を1500[mm/sec]の範囲で行う。
このようにして3回目のスキャンを行うと、図8(C)に示すようにギャップ7の開口端に形成されたバリ3eの他方が除去され、全てのバリ3eが除去される。
このように実験例2によれば、1回目のスキャンでは、導電層3のパターンにギャップ7が形成されるとともに、このギャップ7の開口端の両側にそれぞれバリ3eが発生する程度のレーザ出力でスキャンし、2回目及び3回目のスキャンではレーザ出力を1回目のスキャンより低くしてバリ3eを順次除去するようにスキャンすることにより、実験例1と同様に、加工時間を短縮し、ギャップ7の開口端にバリを発生させず、装置を大型化することなく、数10μmの狭小なギャップ7を確実に形成することができた。
なお、実験例2では、導電層3のパターンに対して異なる線上を3回スキャンする例について説明したが、これに限らず、導電層3のパターンにおいてギャップ7を形成する部位と、バリ3eがそれぞれ形成される部位との3箇所にレーザ光を照射するような光学系を設けるようにすれば、1回のスキャンで済み、加工時間を大幅に短縮することができる。
本発明に係る非接触ICタグの一実施形態を示す表面図である。 ICチップの実装前の導電層を示す表面図である。 図2の裏面図である。 図1のICチップの実装状態を示す断面図である。 本発明に係る非接触ICタグの製造方法の一実施形態を示し、図1に示す非接触ICタグの前段の製造工程を示す概略側面図である。 図5に示す製造工程に続いて行われる後段の製造工程を示す概略側面図である。 実験例1においてレーザスポット径aが0.05mmの場合にレーザスイッチング周波数fとスキャン速度Vとの関係を示すグラフである。 (A),(B),(C)は実験例2による導電層のパターンに対するスキャン状態を示す断面図である。
符号の説明
1…非接触ICタグ
2…基材
2x…基材の連続体
3,4…導電層
3a…アンテナのパターンの導電層
4a…ブリッジのパターンの導電層
3c…アンテナの両端子の導電層
3x,4x…導電層の連続体
3y,4y…導電層の不要部
5,6…熱可塑性接着剤層
5a…アンテナのパターンの熱可塑性接着剤層
6a…ブリッジのパターンの熱可塑性接着剤層
7…ギャップ
8…ICチップ
9…電極バンプ
10…保護層
11…YAGレーザ照射装置
12…ICチップ実装装置
17…受型
17a…凹部
18…表側成形型
19…裏側成形型
24…クッション性伝熱体
25…空気孔
26,41…分離ローラ
27,42…吸引筒
28,43…ノズル
29…加熱ローラ
30…圧ローラ

Claims (6)

  1. 基材を走行させつつその表面に接着剤層を介してアンテナパターンと当該アンテナパターンから分岐された静電容量を可変するための複数のコンデンサパターンとを有する導電層を接着する接着工程と、前記基材上で前記導電層を所定のパターンに打ち抜く打ち抜き工程と、前記アンテナパターンに狭小なギャップを形成するギャップ形成工程と、前記ギャップを跨いで前記アンテナパターンにICチップを実装するICチップ実装工程とを包含してなり、
    前記分岐された複数のコンデンサパターンのいずれかを切断することにより前記非接触ICタグとしての共振周波数を調整し、
    前記ギャップ形成工程は、レーザ照射手段によりレーザ光を照射してギャップを形成するものであって、
    前記ギャップの開口端の両側にバリを発生させる出力でレーザ光を照射した後に、当該ギャップの開口端の両側に前記ギャップを形成する際のレーザ光の出力より低い値のレーザ光を照射して前記バリを取り除くことを特徴とする非接触ICタグの製造方法。
  2. 請求項に記載の非接触ICタグの製造方法において、前記ICチップ実装工程の直前に前記ギャップ形成工程を行うことを特徴とする非接触ICタグの製造方法。
  3. 請求項に記載の非接触ICタグの製造方法において、前記ギャップ形成工程を行った後に、前記導電層のパターンのギャップ形成部位を加熱プレスする熱プレス工程を行うことを特徴とする非接触ICタグの製造方法。
  4. 基材の表面に接着剤層を介してアンテナパターンと当該アンテナパターンから分岐された静電容量を可変するための複数のコンデンサパターンとを有する導電層を接着する接着手段と、前記基材上で前記導電層を所定のパターンに打ち抜く打ち抜き手段と、前記アンテナパターンに狭小なギャップを形成するギャップ形成手段と、前記ギャップを跨いで前記アンテナパターンにICチップを実装するICチップ実装手段とを包含してなり、
    前記分岐された複数のコンデンサパターンのいずれかを切断することにより前記非接触ICタグとしての共振周波数を調整し、
    前記ギャップ形成手段は、レーザ光を照射してギャップを形成するレーザ照射装置であって、
    前記ギャップの開口端の両側にバリを発生させる出力でレーザ光を照射した後に、当該ギャップの開口端の両側に前記ギャップを形成する際のレーザ光の出力より低い値のレーザ光を照射して前記バリを取り除くことを特徴とする非接触ICタグの製造装置。
  5. 請求項に記載の非接触ICタグの製造装置において、前記レーザ照射装置は、YAGレーザ照射装置であって、このYAGレーザ照射装置から出力10〜50W程度でYAG基本波を照射することを特徴とする非接触ICタグの製造装置。
  6. 請求項に記載の非接触ICタグの製造装置において、前記導電層のパターンのギャップ形成部位を加熱プレスする熱プレス手段を設けたことを特徴とする非接触ICタグの製造装置。
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