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JP5059654B2 - 平面製造図作成支援装置、平面製造図作成支援方法、及び、平面製造図作成支援プログラム - Google Patents
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JP5059654B2 - 平面製造図作成支援装置、平面製造図作成支援方法、及び、平面製造図作成支援プログラム - Google Patents

平面製造図作成支援装置、平面製造図作成支援方法、及び、平面製造図作成支援プログラム Download PDF

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Description

本発明は、複数のワイヤハーネスで形成する立体構造物の布線板上での製造を指示するときに用いられ且つ前記立体構造物を平面形に展開した平面製造図の作成を支援する平面製造図作成支援装置、平面製造図作成支援方法、及び、平面製造図作成支援プログラムに関するものである。
移動体としての自動車などには、種々の電子機器が搭載される。このため、前記自動車などは、前記電子機器に電源などからの電力やコンピュータなどからの制御信号などを伝えるために、ワイヤハーネスを配索している。ワイヤハーネスは、複数の電線と、該電線の端部などに取り付けられたコネクタなどを備えている。
電線は、導電性の芯線と該芯線を被覆する絶縁性の合成樹脂からなる被覆部とを備えている。電線は、所謂被覆電線である。コネクタは、導電性の端子金具と絶縁性のコネクタハウジングとを備えている。端子金具は、電線の端部などに取りつけられかつ該電線の芯線と電気的に接続する。コネクタハウジングは、箱状に形成されかつ端子金具を収容する。
ワイヤハーネスを組み立てる際には、まず電線を所定の長さに切断した後、該電線の端部などに端子金具を取り付ける。必要に応じて電線同士を接続する。その後、端子金具をコネクタハウジング内に挿入する。こうして、前述したワイヤハーネスを組み立てる。
ワイヤハーネスの設計は、該ワイヤハーネスが配索される車両等の設計進行と平行して準備される。通常、ワイヤハーネスの経路レイアウトは、車両等のメーカ(単に、カーメーカとよぶ)から要望が出され、これを受けた部品メーカがその要望を満たすワイヤハーネスを製造治具を用いて製造する。詳細には、カーメーカが、回路設計によって例えば品種、サイズ、回路等を示す回路情報を生成し、該回路情報に基づいて、補器や固定位置、ボディ形状等を考慮した3次元の経路計画を示す経路計画情報を作成する。そして、該経路計画情報が示す3次元のワイヤハーネスを作業者が手作業等によって2次元(平面形)に変換して2次元(平面)製造図を作成し、該出図した2次元製造図に基づいて製造メーカ等にワイヤハーネスの製造を指示していた。
また、ワイヤハーネスの3次元データを2次元図面に容易に変換し得るワイヤハーネス設計支援方法が特許文献1に記載されている。この特許文献1では、ワイヤハーネスデータを2次元的に展開するための展開平面を設定して、ワイヤハーネスデータを所定の分割点毎に複数のセグメントとして分割し、全ての当該セグメントが展開平面に含まれるように当該各セグメント毎に展開するようにして、ワイヤハーネスの3次元データを2次元図面に容易に変換することを可能とし、ワイヤハーネスの設計期間の短縮が図られてきた。
特開2003−22721号公報
しかしながら、カーメーカから製造メーカ等に2次元製造図によってワイヤハーネスの製造を指示すると、製造メーカ側ではその2次元製造図に基づいて、ワイヤハーネスを実際に製造する布線板の治具レイアウトを検討し、布線板上で製造したワイヤハーネスがカーメーカで希望する経路計画情報が示す形状に復元できるかを検討し、該検討により不具合が生じたときに、該不具合を解消するための設計変更がカーメーカに依頼されていたため、カーメーカ等が設計した経路計画からの変更量が多いとその修正箇所も増加してしまい、設計工程から製造工程に移行するまでの時間が遅くなってしまい、製造開始がスケジュールから遅れてしまうという問題が生じる。
よって本発明は、上述した問題点に鑑み、平面形状での立体構造物の製造を指示する平面製造図の精度向上を図ることが可能な平面製造図作成支援装置、平面製造図作成支援方法、及び、平面製造図作成支援プログラムを提供することを課題としている。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項1記載の平面製造図作成支援装置は、図1の基本構成図に示すように、立体構造物を形成する複数のワイヤハーネスの立体的な経路計画を示す経路計画情報に基づいて、平面形状での前記立体構造物の製造を指示するために、前記立体構造物を平面展開した平面製造図の作成を支援する平面製造図作成支援装置であって、支援対象となる前記立体構造物に対応した前記経路計画情報を取得する経路計画情報取得手段11aと、前記立体構造物を製造時に平面形状に展開するときの展開条件を示す製造要件情報を取得する製造要件情報取得手段11bと、前記取得した経路計画情報と製造要件情報とに基づいて、前記立体構造物を平面化して展開したレイアウト形状モデルを作成するレイアウト形状作成手段11cと、前記レイアウト形状作成手段11cが作成したレイアウト形状モデルから、前記立体構造物を装着対象物に装着するときの装着形状モデルへの変形を模擬する模擬手段11dと、前記模擬手段11dによる模擬結果と前記経路計画情報が示す立体構造物とを比較して、予め定められた評価項目の評価を行う評価手段11eと、前記評価手段11eによる評価結果を示す評価結果情報を、前記立体構造物の経路設計又は前記平面製造図の作成の少なくとも一方を支援するために出力する評価結果情報出力手段11fと、を有することを特徴とする。
上記請求項1に記載した本発明の平面製造図作成支援装置によれば、経路計画情報取得手段11aによって経路計画情報が取得され、製造要件情報取得手段11bによって製造要件情報が取得されると、それらの情報に基づいて製造レイアウト、ワイヤハーネスハーネスのねじれ等を考慮した上で立体構造物を平面化して展開したレイアウト形状モデルがレイアウト形状作成手段11cによって作成される。そして、このレイアウト形状モデルから立体構造物を装着対象物に装着するときの装着形状モデルへの変形が模擬手段11dによって模擬されると、該模擬結果と経路計画情報が示す立体構造物とを比較して、予め定められた評価項目が評価項目評価手段11eによって評価され、該評価結果が立体構造物の経路設計又は前記平面製造図の作成の少なくとも一方を支援するために評価結果情報出力手段11fによって出力される。
請求項2記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求項1に記載の平面製造図作成支援装置において、支援対象となる前記立体構造物を形成する複数のワイヤハーネスによる回路を示す回路情報を取得する回路情報取得手段11gを有し、前記レイアウト形状作成手段11cが、前記取得した経路計画情報と製造要件情報と回路情報とに基づいて、前記立体構造物を平面化して展開するレイアウト形状モデルを作成する手段であることを特徴とする。
上記請求項2に記載した本発明の平面製造図作成支援装置によれば、回路情報取得手段11gによって支援対象となる立体構造物に対応した回路情報が取得されると、経路計画情報と製造要件情報と回路情報とに基づいてレイアウト形状モデルがレイアウト形状作成手段11cによって作成される。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項記載の平面製造図作成支援プログラムは、図1の基本構成図に示すように、立体構造物を形成する複数のワイヤハーネスの立体的な経路計画を示す経路計画情報に基づいて、平面形状での前記立体構造物の製造を指示するために、前記立体構造物を平面展開した平面製造図の作成を支援する手段としてコンピュータを機能させるための平面製造図作成支援プログラムであって、支援対象となる前記立体構造物に対応した前記経路計画情報を取得する経路計画情報取得手段11aと、前記立体構造物を平面形状で製造するときの製造要件を示す製造要件情報を取得する製造要件情報取得手段11bと、前記取得した経路計画情報と製造要件情報とに基づいて、前記立体構造物を平面化して展開したレイアウト形状モデルを作成するレイアウト形状作成手段11cと、前記レイアウト形状作成手段11cが作成したレイアウト形状モデルから、前記立体構造物を装着対象物に装着するときの装着形状モデルへの変形を模擬する模擬手段11dと、前記模擬手段11dによる模擬結果と前記経路計画情報が示す立体構造物とを比較して、予め定められた評価項目の評価を行う評価手段11eと、前記評価手段11eによる評価結果を示す評価結果情報を、前記立体構造物の経路設計又は前記平面製造図の作成の少なくとも一方を支援するために出力する評価結果情報出力手段11fと、してコンピュータを機能させることを特徴とする。
上記請求項に記載した本発明の平面製造図作成支援プログラムによれば、コンピュータは、支援対象となる立体構造物に対応した経路計画情報及び製造要件情報を取得すると、それらの情報に基づいて製造レイアウト、ワイヤハーネスハーネスのねじれ等を考慮した上で立体構造物を平面化して展開したレイアウト形状モデルを作成する。そして、このレイアウト形状モデルから立体構造物を装着対象物に装着するときの装着形状モデルへの変形を模擬すると、該模擬結果と経路計画情報が示す立体構造物とを比較して、予め定められた評価項目を評価し、該評価結果を立体構造物の経路設計又は前記平面製造図の作成の少なくとも一方を支援するために出力する。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項記載の平面製造図作成支援方法は、請求項3の平面製造図作成支援プログラムを実行することにより、コンピュータを経路計画情報取得手段、製造要件情報取得手段、レイアウト形状作成手段、装着形状モデルへの変形を模擬する模擬手段、評価項目の評価を行う評価手段及び評価結果情報出力手段として機能させて行う平面製造図作成支援方法であって、立体構造物を形成する複数のワイヤハーネスの立体的な経路計画を示す経路計画情報に基づいて、平面形状での前記立体構造物の製造を指示するために、前記立体構造物を平面展開した平面製造図の作成を支援する平面製造図作成支援方法において前記経路計画情報取得手段によって、支援対象となる前記立体構造物に対応した前記経路計画情報を取得する経路計画情報取得工程と、前記製造要件情報取得手段によって、前記立体構造物を平面形状で製造するときの製造要件を示す製造要件情報を取得する製造要件情報取得工程と、前記レイアウト形状作成手段によって、前記取得した経路計画情報と製造要件情報とに基づいて、前記立体構造物を平面化して展開したレイアウト形状モデルを作成するレイアウト形状作成工程と、前記装着形状モデルへの変形を模擬する模擬手段によって、前記レイアウト形状作成工程で作成したレイアウト形状モデルから、前記立体構造物を装着対象物に装着するときの装着形状モデルへの変形を模擬する模擬工程と、前記評価項目の評価を行う評価手段によって、前記模擬工程による模擬結果と前記経路計画情報が示す立体構造物とを比較して、予め定められた評価項目の評価を行う評価工程と、前記評価結果情報出力手段によって、前記評価工程による評価結果を示す評価結果情報を、前記立体構造物の経路設計又は前記平面製造図の作成の少なくとも一方を支援するために出力する評価結果情報出力工程と、を有することを特徴とする。
上記請求項に記載した本発明の平面製造図作成支援方法によれば、支援対象となる立体構造物に対応した経路計画情報及び製造要件情報が取得されると、それらの情報に基づいて製造レイアウト、ワイヤハーネスハーネスのねじれ等を考慮した上で立体構造物を平面化して展開したレイアウト形状モデルが作成される。そして、このレイアウト形状モデルから立体構造物を装着対象物に装着するときの装着形状モデルへの変形が模擬されると、該模擬結果と経路計画情報が示す立体構造物とを比較して、予め定められた評価項目が評価され、該評価結果が立体構造物の経路設計又は前記平面製造図の作成の少なくとも一方を支援するために出力される。
以上説明したように請求項1,3,4に記載した本発明によれば、経路計画情報と製造要件情報を取得することで、製造要件を考慮したレイアウト形状モデルを形成し、その装着形状モデルへの変形の模擬結果から評価を行い、該評価結果を立体構造物の経路設計又は前記平面製造図の作成の少なくとも一方を支援するために出力するようにしたことから、平面製造図を作成する前の経路計画情報を作成した段階で、設計変更の要因を低減することができるため、経路計画情報の精度を向上することができる。従って、経路計画情報に基づいて作成する平面製造図の精度が向上し、製造工程における不具合の発生を低減させることができるため、設計工程から製造工程への移行の効率化を図ることができる。また、製造工程における検討工数の削減、製造治具等の試作の排除等に貢献することができるため、立体構造物のライフサイクルの短縮を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、立体構造物の回路情報を取得し、該回路情報と経路計画情報と製造要件情報に基づいてレイアウト形状モデルを作成するようにしたことから、ワイヤハーネスに接続されるコネクタの向き等を考慮することができるため、レイアウト形状モデルから装着形状モデルへの変形の模擬をより正確に行うことができる。従って、経路計画情報に基づいて作成する平面製造図の完成度をより一層向上できるため、設計変更の発生を低減させることができる。
以下、本発明に係る平面製造図作成支援装置を有する立体構造物設計システムを用いて、複数のワイヤハーネス(W/H)で形成する立体構造物の布線板上での製造を指示する平面製造図の作成を支援する場合の実施形態を、図2〜図9を参照して説明する。
図2において、立体構造物設計システム1は、車両に装着する立体構造物2(図3参照)をコンピュータを利用して設計し、該設計した立体構造物2の製造を、出図した平面製造図で製造メーカ等に指示するシステムとなっている。
立体構造物2は、図3に示すように、複数の電線(電線束)からなるワイヤハーネスW1と、該ワイヤハーネスW1の端部等に設けられたコネクタW2と、を有している。なお、前記電線は、導電性の芯線と該芯線を被覆する絶縁性の合成樹脂からなる被覆部とを有している。コネクタW2は、導電性の端子金具と絶縁性のコネクタハウジングとを有している。
立体構造物設計システム1は、図2に示すように、設計装置5と、製造要件情報提供装置7と、平面製造図作成支援装置10と、を有している。そして、設計装置5と製造要件情報提供装置7と平面製造図作成支援装置10の各々は、インターネットを介して通信可能な構成となっている。
まず、設計装置5は、立体構造物2を設計するカーメーカ等に設けられ、コンピュータ等によって実現される。設計装置5は、アプリケーション・プログラムを実行することで、車両における立体構造物2の回路を設計して回路情報D1を作成し、車両に搭載する補機やその固定位置、ボディの形状等を考慮して設計した回路の経路を計画して経路計画情報D2を作成する。
回路情報D1の一例としては、ワイヤハーネスW1の品種、サイズ、ワイヤハーネスW1の接続先(From−To)等の各種データを有して構成しており、ハードディスク装置等に回路情報データベース(DB)として記憶されている。
経路計画情報D2の一例としては、立体構造物2を形成するワイヤハーネスW1の3次元形状、経路等を図4に示すように表示するための各種データを有して構成しており、立体構造物2の品番等によって前記回路情報に関連付けられてハードディスク装置等に経路計画情報データベース(DB)として記憶されている。
本実施形態では、上述した回路情報D1と経路計画情報D2を参照することで、図3に示す立体構造物2の構成、形状、経路等を表示することができる。即ち、上述した回路情報D1と経路計画情報D2は、カーメーカ等で設計され且つ装着対象物である車両のボディ等に立体構造物2を装着するときの装着形状モデルM2を示している。なお、経路計画情報D2のみで装着形状モデルM2を表示する実施形態とすることもできる。
次に、製造要件情報提供装置7は、平面製造図作成支援装置10との通信が可能なように製造メーカ等の任意の場所に設けられ、コンピュータ等によって実現される。製造要件情報提供装置7は、アプリケーション・プログラムを実行することで、平面製造図作成支援装置10からの送信要求に応じて製造要件情報D3等を送信する。より具体的には、製造要件情報提供装置7は複数種類の製造要件情報D3を予め記憶しており、取得した回路情報D1、経路計画情報D2等に基づいて、立体構造物2の大きさ、形状、構成等を特定し、該立体構造物2に対応した製造要件情報D3を予め記憶している複数種類の製造要件情報D3の中から抽出して送信要求元に送信する。
製造要件情報D3の一例としては、ワイヤハーネスW1の製造に用いる布線板8(図7参照)、治具等を示す製造治具データや、その布線板上で製造したときのワイヤハーネスW1、立体構造物2の剛性、製造要件等を考慮するための製造要件データ等を有して構成している。このように製造要件情報D3は、カーメーカ側の出図前に、製造を指示すべき立体構造物2を製造時に平面形状に展開するときの展開条件等の製造要件やワイヤハーネスW1の剛性を考慮するための各種データを有する構成となっており、その構成は任意に設定することができる。
布線板8は、公知であるように、作業者側が低くなるように傾斜した板材で構成されている。布線板8には、立設した布線治具等が設けられており、布線治具に沿うようにワイヤハーネスW1が布線される。そして、布線板8に布線されたワイヤハーネスW1が、立体構造物2を平面化して展開したレイアウト形状モデルM1に相当している。なお、レイアウト形状モデルM1は、布線板8上に展開されたものだけではなく、任意の領域に平面展開したものとすることができる。
次に、平面製造図作成支援装置10は、公知であるコンピュータを用いており、図5に示すように、予め定めたプログラムに従って装置全体の動作の制御などを行う中央演算処理装置(CPU)11を有している。このCPU11には、バスBを介してCPU11のためのプログラム等を格納した読み出し専用のメモリであるROM12、CPU11の処理作業に必要な各種データを格納する作業エリア等を有する読み出し書き込み自在のメモリであるRAM13が接続されている。
CPU11には、記憶装置14がバスBを介して接続されており、この記憶装置14にはハードディスク装置、大容量のメモリなどが用いられる。記憶装置14は、図6に示すように、平面製造図作成支援プログラムP、前記回路情報D1、経路計画情報D2、製造要件情報D3、評価項目情報D4、評価結果情報D5等の各種プログラム、各種情報を記憶する記憶領域を有している。そして、平面製造図作成支援プログラムP及び評価項目情報D4等は、CD−ROM等からインストールされたり、ネットワークを介してダウンロードされて記憶装置14に記憶される。
平面製造図作成支援プログラムPは、複数のワイヤハーネスW1で形成する立体構造物2の構成を示す回路情報D1と、前記立体構造物2における前記ワイヤハーネスW1の立体的な経路計画を示す経路計画情報D2と、に基づいて、布線板上での前記立体構造物2の製造を指示するために、前記立体構造物2を平面展開した平面製造図の作成を支援する手段としてコンピュータを機能させるための平面製造図作成支援プログラムPであって、上述した図1に示す経路計画情報取得手段11aと、製造要件情報取得手段11bと、レイアウト形状作成手段11cと、模擬手段11dと、評価手段11eと、評価結果情報出力手段11fと、回路情報取得手段11gとしてCPU11(コンピュータ)を機能させるための平面製造図作成支援プログラムPとなっている。つまり、CPU11は、平面製造図作成支援プログラムPを実行することで、上述した各種手段として機能することになる。
上述した回路情報D1及び経路計画情報D2は、設計装置5から取得されて記憶装置14に記憶される。上述した製造要件情報D3は、製造要件情報提供装置7から取得されて記憶装置14に記憶される。なお、製造要件情報D3については、複数種類の製造要件情報D3と抽出するためのプログラムを記憶装置14に予め記憶しておき、必要に応じて該当する製造要件情報D3を抽出するような実施形態とすることもできる。
評価項目情報D4は、立体構造物2を平面化して展開した上記レイアウト形状モデルM1から、立体構造物2を装着対象物に装着するときの装着形状モデルM2へ変形したときの、ワイヤハーネスW1の線長過不足、分岐方向、ワイヤハーネスW1の物性を考慮した経路等の各種評価項目データを有している。そして、この評価項目情報D4の構成については、任意に設定することができる。なお、本実施形態では、装着形状モデルM2を立体構造物2とした場合について説明するが、本発明はこれに限定したものではなく、立体構造物2の分岐箇所、折り曲げ箇所等の任意の部分とすることもできる。
評価結果情報D5は、経路計画情報D2が示す立体構造物2を布線板8上において平面形で製造したときの評価項目情報D4に対応した不具合箇所、不具合内容等を示すための不具合データを有して構成している。なお、評価結果情報D5は、評価結果のみを示す構造とするなど種々異なる実施形態とすることができる。
上述したCPU11には、入力装置15、通信装置16、表示装置17等がバスBを介して接続されている。入力装置15は、キーボード、マウス等を有しており、利用者の操作に応じた入力データをCPU11に出力する。通信装置16は、LANカード、携帯電話用モデム等の通信機器を用いている。そして、通信装置16は、受信した情報をCPU11に出力するとともに、CPU11から入力された情報を指示された送信先に送信する。
表示装置17は、周知である液晶ディスプレイ、CRT等の各種表示器が用いられる。そして、表示装置17は、CPU11の制御によって各種情報を表示する。つまり、表示装置17は、それらの各種情報に基づいて、レイアウト形状モデルM1、評価結果等を示す各種画面を表示する。
次に、上述したCPU11が上述した平面製造図作成支援プログラムPを実行したときの平面製造図作成支援処理の一例を、図8のフローチャートを参照して以下に説明する。
CPU11によって平面製造図作成支援プログラムPが実行されると、ステップS11において、表示装置17に支援対象の立体構造物2を識別するための識別データを利用者等に入力させる入力画面が表示され、該入力画面に基づいて入力された識別データが入力装置15から取得され、その後ステップS12に進む。
ステップS12(経路計画情報取得手段に相当)において、前記識別データに対応する経路計画情報D2が通信により設計装置5から取得されて記憶装置14に記憶され、ステップS13(回路情報取得手段に相当)において、前記経路計画情報D2に対応する回路計画情報D1が通信により設計装置5から取得され、前記経路計画情報D2に関連付けられて記憶装置14に記憶され、その後ステップS14に進む。
ステップS14(製造要件情報取得手段に相当)において、通信装置16を介して前記経路計画情報D2を製造要件情報提供装置7に送信されると、製造要件情報提供装置7が前記経路計画情報D2に用いることが可能な製造要件情報D3を、管理している複数種類の製造要件情報D3の中から抽出して平面製造図作成支援装置10に送信することから、通信装置16を介して当該製造要件情報D3が受信されて記憶装置14に記憶されることで、製造要件情報D3が製造要件情報提供装置7から取得され、その後ステップS15に進む。
ステップS15(レイアウト形状作成手段に相当)において、取得した経路計画情報D2と回路情報D3と製造要件情報D4とに基づいて、図3に示す前記立体構造物2を図7に示すように布線板8上に平面化して展開したレイアウト形状モデルM1が作成され、該レイアウト形状モデルM1を示すレイアウト形状モデル情報として記憶装置14に記憶され、その後ステップS16に進む。
なお、レイアウト形状モデルM1の作成例としては、ワイヤハーネスW1のねじれが最小となり、布線板8、布線治具等の各種製造要件を考慮して、ワイヤハーネスW1における分岐箇所を接線展開、平面展開等の公知技術を用いて平面化している。そして、展開技術の詳細に関しては、例えば、特開平2004−22188号公報、特開平2004−119134号公報、特開2004−362542号公報等を参照されたい。
ステップS16(模擬手段に相当)において、記憶装置14から評価項目情報D4が取得され、記憶装置14に予め記憶されたシミュレーション・プログラムが実行されることで、前記作成されたレイアウト形状モデルM1(図7参照)から前記回路情報D1及び前記経路計画情報D2によって示される装着形状モデルM2(図3参照)への変形が該評価項目情報D4が示す評価項目、評価ポイント等に基づいて模擬され、該模擬結果が記憶装置14に記憶され、その後ステップS17に進む。
ステップS17(評価手段に相当)において、記憶装置14の模擬結果と評価項目情報D4が示す判定基準とが比較されて評価が行われ、該評価結果が経路計画情報D2等に関連付けられて記憶装置14に記憶され、ステップS18(評価結果情報出力手段に相当)において、そられの評価結果から評価結果情報が作成され、該評価結果情報が立体構造物2の経路設計又は前記平面製造図の作成の少なくとも一方を支援するために、表示装置17、通信装置16を介して他の装置に出力され、その後処理を終了する。
次に、上述した立体構造物設計システム1における立体構造物2の設計工程から製造工程のワークフローに関連した動作(作用)の一例を、図9の図面を参照して以下に説明する。
自動車等の装着対象物の設計完了等に応じた設計者からの要求に応じて、設計装置5は、装着対象物に搭載する補機やその固定位置、ボディの形状等を考慮して回路を設計して回路情報D1を作成し(W1)、該回路の経路を計画して経路計画情報D2を作成し、該回路情報D1と経路計画情報D2を関連付けて記憶する(W2)。
設計者によって起動された平面製造図作成支援装置10は、上述したように回路情報D1、経路計画情報D2、製造要件情報D3を設計装置5又は製造要件情報提供装置7から取得し、それらの情報に基づいて図7に示すレイアウト形状モデルM1を作成し、該レイアウト形状モデルM1から図3に示す装着形状モデルM2への変形を模擬し、その模擬結果と評価項目情報D4から評価項目の評価を行い、該評価結果を示す評価結果情報を表示装置10に出力することで、表示装置10に評価結果を設計者に対して表示する(W3)。
設計者は評価結果を参照し、布線板8上で製造した立体構造物2が前記装着対象物に装着できない箇所が存在する等の不具合箇所が発生している場合、経路計画工程(W3)に戻って、その不具合箇所に対する経路計画情報D2の設計変更を行って、再度、平面製造図作成支援工程を行う(W4)。一方、評価結果で不具合箇所が発生していない場合、設計者は平面製造図を出図し、カーメーカ等は該平面製造図により製造メータ等に立体構造物2の製造を指示する(W4)。
製造メータ等は、前記平面製造図に基づいて、製造に用いる布線板8、製造治具、治具レイアウト等の検討、車両成立性評価等の製造が検討され、該検討結果で不具合が生じた場合、その不具合情報をカーメーカ等に通知する。これにより、設計者はその不具合箇所に対する経路計画情報D2の設計変更を行って(W3)、再度、平面製造図作成支援工程以降の一連の工程を行う。一方、工程W5の検討結果で不具合が生じていない場合、平面製造図で製造が指示された立体構造物2を布線板8上において平面形状で製造する(W6)。
以上説明した本発明の平面製造図作成支援装置10によれば、経路計画情報D2と製造要件情報D3を取得することで、製造要件を考慮したレイアウト形状モデルM1を形成し、その装着形状モデルM2への変形の模擬結果から評価を行い、該評価結果を立体構造物2の経路設計又は前記平面製造図の作成の少なくとも一方を支援するために出力するようにしたことから、平面製造図を作成する前の経路計画情報D2を作成した段階で、設計変更の要因を低減することができるため、経路計画情報D2の精度を向上することができる。従って、経路計画情報D2に基づいて作成する平面製造図の精度が向上し、製造工程における不具合の発生を低減させることができるため、設計工程から製造工程への移行の効率化を図ることができる。また、製造工程における検討工数の削減、製造治具等の試作の排除等に貢献することができるため、立体構造物2のライフサイクルの短縮を図ることができる。
また、立体構造物2の回路情報D1を取得し、該回路情報D1と経路計画情報D2と製造要件情報D3に基づいてレイアウト形状モデルM1を作成するようにしたことから、ワイヤハーネスに接続されるコネクタの向き等を考慮することができるため、レイアウト形状モデルM1から装着形状モデルM2への変形の模擬をより正確に行うことができる。従って、経路計画情報D2に基づいて作成する平面製造図の完成度をより一層向上できるため、設計変更の発生を低減させることができる。
なお、上述した実施形態では、設計装置5と製造要件情報提供装置7と平面製造図作成支援装置10を別個の装置で実現する場合について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、例えば、設計装置5に全てのアプリケーション・プログラムをインストールして1台の装置で実現する、設計装置5と平面製造図作成支援装置10を1台の装置で実現するなど種々異なる実施形態とすることができる。
なお、前述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明に係る平面製造図作成支援装置の基本構成を示す構成図である。 立体構造物設計システムの概略構成を示すシステム構成図である。 立体構造物及び装着形状モデルの一例を示す斜視図である。 経路計画情報が示す経路計画を説明するための図である。 平面製造図作成支援装置の概略構成の一例を示す構成図である。 図5の記憶装置が記憶するプログラム及び各種情報の一例を説明するための図である。 レイアウト形状モデルの一例を説明するための図である。 図5のCPUが実行する平面製造図作成支援処理の一例を示すフローチャートである。 平面製造図作成支援装置を用いたワークフローの一例を説明するための図である。
符号の説明
1 立体構造物設計システム
2 立体構造物
10 平面製造図作成支援装置
11a 経路計画情報取得手段(CPU)
11b 製造要件情報取得手段(CPU)
11c レイアウト形状作成手段(CPU)
11d 模擬手段(CPU)
11e 評価手段(CPU)
11f 評価結果情報出力手段(CPU)
11g 回路情報取得手段(CPU)

Claims (4)

  1. 立体構造物を形成する複数のワイヤハーネスの立体的な経路計画を示す経路計画情報に基づいて、平面形状での前記立体構造物の製造を指示するために、前記立体構造物を平面展開した平面製造図の作成を支援する平面製造図作成支援装置であって、
    支援対象となる前記立体構造物に対応した前記経路計画情報を取得する経路計画情報取得手段と、
    前記立体構造物を製造時に平面形状に展開するときの展開条件を示す製造要件情報を取得する製造要件情報取得手段と、
    前記取得した経路計画情報と製造要件情報とに基づいて、前記立体構造物を平面化して展開したレイアウト形状モデルを作成するレイアウト形状作成手段と、
    前記レイアウト形状作成手段が作成したレイアウト形状モデルから、前記立体構造物を装着対象物に装着するときの装着形状モデルへの変形を模擬する模擬手段と、
    前記模擬手段による模擬結果と前記経路計画情報が示す立体構造物とを比較して、予め定められた評価項目の評価を行う評価手段と、
    前記評価手段による評価結果を示す評価結果情報を、前記立体構造物の経路設計又は前記平面製造図の作成の少なくとも一方を支援するために出力する評価結果情報出力手段と、
    を有することを特徴とする平面製造図作成支援装置。
  2. 支援対象となる前記立体構造物を形成する複数のワイヤハーネスによる回路を示す回路情報を取得する回路情報取得手段を有し、
    前記レイアウト形状作成手段が、前記取得した経路計画情報と製造要件情報と回路情報とに基づいて、前記立体構造物を平面化して展開するレイアウト形状モデルを作成する手段であることを特徴とする請求項1に記載の平面製造図作成支援装置。
  3. 立体構造物を形成する複数のワイヤハーネスの立体的な経路計画を示す経路計画情報に基づいて、平面形状での前記立体構造物の製造を指示するために、前記立体構造物を平面展開した平面製造図の作成を支援する手段としてコンピュータを機能させるための平面製造図作成支援プログラムであって、
    支援対象となる前記立体構造物に対応した前記経路計画情報を取得する経路計画情報取得手段と、
    前記立体構造物を平面形状で製造するときの製造要件を示す製造要件情報を取得する製造要件情報取得手段と、
    前記取得した経路計画情報と製造要件情報とに基づいて、前記立体構造物を平面化して展開したレイアウト形状モデルを作成するレイアウト形状作成手段と、
    前記レイアウト形状作成手段が作成したレイアウト形状モデルから、前記立体構造物を装着対象物に装着するときの装着形状モデルへの変形を模擬する模擬手段と、
    前記模擬手段による模擬結果と前記経路計画情報が示す立体構造物とを比較して、予め定められた評価項目の評価を行う評価手段と、
    前記評価手段による評価結果を示す評価結果情報を、前記立体構造物の経路設計又は前記平面製造図の作成の少なくとも一方を支援するために出力する評価結果情報出力手段と、
    してコンピュータを機能させることを特徴とする平面製造図作成支援プログラム。
  4. 請求項3の平面製造図作成支援プログラムを実行することにより、コンピュータを経路計画情報取得手段、製造要件情報取得手段、レイアウト形状作成手段、装着形状モデルへの変形を模擬する模擬手段、評価項目の評価を行う評価手段及び評価結果情報出力手段として機能させて行う平面製造図作成支援方法であって、
    立体構造物を形成する複数のワイヤハーネスの立体的な経路計画を示す経路計画情報に基づいて、平面形状での前記立体構造物の製造を指示するために、前記立体構造物を平面展開した平面製造図の作成を支援する平面製造図作成支援方法において
    前記経路計画情報取得手段によって、支援対象となる前記立体構造物に対応した前記経路計画情報を取得する経路計画情報取得工程と、
    前記製造要件情報取得手段によって、前記立体構造物を平面形状で製造するときの製造要件を示す製造要件情報を取得する製造要件情報取得工程と、
    前記レイアウト形状作成手段によって、前記取得した経路計画情報と製造要件情報とに基づいて、前記立体構造物を平面化して展開したレイアウト形状モデルを作成するレイアウト形状作成工程と、
    前記装着形状モデルへの変形を模擬する模擬手段によって、前記レイアウト形状作成工程で作成したレイアウト形状モデルから、前記立体構造物を装着対象物に装着するときの装着形状モデルへの変形を模擬する模擬工程と、
    前記評価項目の評価を行う評価手段によって、前記模擬工程による模擬結果と前記経路計画情報が示す立体構造物とを比較して、予め定められた評価項目の評価を行う評価工程と、
    前記評価結果情報出力手段によって、前記評価工程による評価結果を示す評価結果情報を、前記立体構造物の経路設計又は前記平面製造図の作成の少なくとも一方を支援するために出力する評価結果情報出力工程と、
    を有することを特徴とする平面製造図作成支援方法。
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