JP6516521B2 - 電線束の判定装置 - Google Patents
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Description
特許文献1〜特許文献3で提案した技術は、いかなる複雑な配線も、接続を示す情報は下記の(a)及び(b)のいずれかに集約できることに基づいている。
(a)コネクタと電線
(b)コネクタと端末装置または中継装置
特に、試験装置を限られた閉鎖空間内で行う必要がある場合は、サブシステム単位での試験が必須となる。なお、ここでいう閉塞空間としては、試験装置全体を、温度環境試験を行う場合の恒温室、電磁波・耐雷試験を行う場合の電波反響室等が該当する。
サブシステムの試験で、実機用ハーネスをそのまま用いて試験を行う事は原理的には不可能ではないが、試験を行う空間の制約等により、サブシステム試験では評価対象機器以外の機器、および不要なハーネスを除外する必要がある。
案1:サブシステム試験で通電する実機ハーネスをそのまま用いるが、実機ハーネスで接続先のない枝分岐ケーブルは分岐点から物理的に切断するか、または、枝分岐末端のコネクタでノイズが混入しないようシールドキャップを施す。なお、物理的に切断するには、切断箇所にて、通電する電線が1本も存在しないことが前提となり、多芯線の電線ケーブルに1本でも通電がある場合は切断不可であるために、シールドキャップを施す。
案1は、実機ハーネスをそのまま用いるので、実機を模擬している点で好ましい試験状態であるが、試験に直接関与しないハーネスが混在するため、試験規模が大きくなる。
案2は、試験に不要な電線を除去するので、試験規模は小さくなるものの、電線束全体に流れる耐雷電流は変わらないために、電線が減少した本数分だけ、1本当たりに流れる耐雷電流が大きくなり、厳しい試験条件となる。
そこで本発明は、実機に適用される配線システムに関する設計データから、試験用ハーネスに必要な電線及びコネクタからなる配線経路を、電線束の単位で判定できる装置を提供することを目的とする。
そして、本発明における処理部は、同じ電線束に、端末装置と導通がある試験用電線が1本でも含まれていれば、当該電線束について、試験に用いる電線束であることを示す評価Aを付与し、同じ電線束に、端末装置と導通のない電線しか含まれていなければ、当該電線束を試験に用いない電線束であることを示す評価Cを付与する、ことを特徴とする。
評価A及び評価Cを付与することで、上述した案2に対応することができる。
このように、評価A及び評価Cに加えて、評価Bを付与することにより、上述した案1に対応することができる。
本実施形態による判定装置10は、複数のハーネスが接続される配線システムの設計データである電線、コネクタ等の接続情報を参照することにより、数多く存在する電線の経路から、導通がある特定の電線の経路を電線束の単位で判定、抽出するものである。例えば、電気的な試験を行う際に、配線システムの中から試験に必要な配線経路を抽出することで、試験用のハーネスを正確にしかも効率よく作製するのを支援する。ここで、ハーネスは、コネクタと電線束(バンドル)で構成されるアセンブリである。各電線はコネクタのピン(又は端子)とそれぞれ電気的に接続されている。
図1に示すように、判定装置10は、入力部1と、処理部2と、第一記憶部3と、第二記憶部4と、表示部5と、を備えている。判定装置10は、パーソナルコンピュータ、その他のコンピュータ装置により構成することができる。
判定装置10は配線描画システム20と接続されている。配線描画システム20もまた、コンピュータ装置により構成される。
入力部1は、判定装置10を実行するために必要な指示を入力する部位である。コンピュータの入力装置としてのキーボードにより入力部1を構成できる。
処理部2は、第一記憶部3に記憶された接続情報及び必要コネクタ・ピン情報(入力テーブル)を読み出して、後述する手順1〜5を実行し、その結果を第二記憶部4に記憶させたり、表示部5に表示させたりする。第一記憶部3及び第二記憶部4に記憶される情報については、追って説明する。
表示部5は、処理部2により処理された結果を表示する。コンピュータの表示装置としての例えば液晶表示装置により表示部5を構成できる。
配線描画システム20は、CAD(Computer Aided Design)21を備える。CAD21は、配線設計作業にともなうコネクタ、ケーブル及び機器に関する接続情報を取得して、結線図(Wiring Diagrams、以下単にWDということがある)を作成する。WDはハーネスに属する電線とコネクタとの接続関係が図示されたものである。WDに基づく接続情報は、ハーネスの識別情報(ハーネスID)と、電線の識別情報(電線ID)と、コネクタ及びピンの識別情報(コネクタID,ピンID)と、が対応付けられている。CAD21は、取得した接続情報を判定装置10の第一記憶部3に提供する。第一記憶部3は、CAD21から提供される接続情報を記憶する。
図2に配線システムの一例を示す。
図2の例は、2台の端末装置30,40を備えており、端末装置30,40の間には2つのハーネスWH1,WH2が介在している。各端末装置30,40は、ハーネスWH1,WH2のコネクタC1,C5と電気的に接続されるコネクタC7,C8を備えている。なお、端末装置30が試験対象となる端末装置である。
ハーネスWH1は、端末装置30と接続されるコネクタC1と、図示を省略する他のハーネスとの中継を担うコネクタC2,C9と、ハーネスWH2との中継を担うコネクタC3と、を備えている。コネクタC1とコネクタC2は電線W17,W19で接続され、コネクタC1とコネクタC3は電線W12,W14,W16,W18で接続され、また、コネクタC1とコネクタC9は電線W11,W13,W15で接続されている。電線W12,W14,W16は、電線W11,W13,W15から分岐した電線である。
なお、ここでは理解を容易にするために、9本の電線でハーネスWH1を構成する例を示しているが、実際のハーネスにはこの本数を超える多数本の電線が束ねられることがある。また、WH1,WH2はハーネスを特定する識別記号(ハーネスID)を、同様に、電線についてのW11等は電線を特定する特定する識別記号(電線ID)を、コネクタについてのC1等はコネクタを特定する識別記号(コネクタID)を意味するものとする。
また、図18に基づいて説明したように、ハーネスWH1,WH2に含まれる電線W11等の接続状態は、その外観からは分別することができない。
図2は、ハーネスを備える配線システムの構成を理解するために用いたものであり、大規模なシステムにおいては、図2に例示した構成が多数組み合わされていることがある。
図3に、第一記憶部3に記憶される接続情報の一例を示す。
この接続情報は、図2に示されるハーネスWH1,WH2に属する電線とコネクタの接続関係を対応付けている。図3は、互いに嵌合されるコネクタにおいて接続されるピンの対応関係をテーブル形式で示す接続情報((a),(b),(c))と、それぞれの電線とその両端に接続されるコネクタの対応関係をテーブル形式で示す接続情報((d),(e))を含んでいる。
コネクタC7とコネクタC1の接続情報を示す図3(a)を例にして説明すると、図3(a)には、コネクタC7(ITEM−1)とコネクタC1(ITEM−2)とが接続されることが示されている。次に、図3(a)には、コネクタC7がP1〜P9のピンIDで特定される6つのピンを備えていること、コネクタC1がJ1〜J9というピンIDで特定される6つのピンを備えていること、さらに、P1〜P9とJ1〜J9のそれぞれが接続されることが示されている。
次に、図3(d)を例にすると、電線IDがW12,14,16,18の電線はコネクタC1とコネクタC3に接続され、電線IDがW11,13,15の電線はコネクタC1とコネクタC9に接続され、電線IDがW17,19の電線はコネクタC1とコネクタC2に接続されることが示されている。その中で、電線IDがW12,14,16,18の電線は、コネクタC1とはピンIDがJ1,J3,J5,J7のピンと接続され、コネクタC3とはピンIDがJ2,J4,J6,J8のピンと接続されることが示されている。他の電線についても同様である。
図3に示す接続情報は、以上説明した以外に、試験に使用されるか否かに関する情報が記載されるカテゴリの欄及び総合評価の欄を含むが、これらについては追って言及する。
図4(a)に、第一記憶部3に記憶される必要コネクタ・ピン情報を記述する入力テーブルの一例を示す。
入力テーブルは、試験用のハーネスに必要なコネクタのコネクタIDと、そのコネクタが備えるピンの中で、試験に必要とされる電線が接続されるピンのピンIDが対応付けられたものである。
ここで、コネクタが、仮に10本のピンを備えているものとする。実機に係る配線システムは10本の全てのピンに電線が接続されるが、試験用のハーネスには10本の中の1本のピンだけに電線が接続されれば足りることがある。これを示すのが入力テーブルであり、第一記憶部3に記憶されている。
図4(a)において、コネクタC7はピンP1とピンP5が試験に必要とされる電線と接続されることを示している。
入力テーブルは、配線設計の結果、つまり、WD及びWHDを参照することにより特定しておき、予め第一記憶部3に記憶されている。
なお、以下の説明は、サブシステム試験で通電する実機ハーネスをそのまま用いる案1に対応するものである。
図4(b)に、第二記憶部4に記憶される要否コネクタ情報(以下、出力テーブル)の一例を示す。
出力テーブルは、次に説明する本実施形態の判定処理を行った結果を示すものであり、同じハーネスIDに属するコネクタを、“必要コネクタ”と“不要コネクタ”の二つに区分し、さらに、不要コネクタを“導通有”と“導通無”の二つに区分して、第二記憶部4に記憶される。そして、この出力テーブルは、表示部5に表示させることができる。
ここで、必要コネクタとは、入力テーブルに記載されているピンIDに対応するピンと電線により接続され導通があり、試験に用いられるコネクタをいう。入力テーブルに記載されているコネクタも必要コネクタに該当する。
不要(導通有)コネクタとは、入力テーブルに記載されているコネクタと導通するが、入力テーブルに記載されているピンIDとは異なるピンで導通されており、試験には用いられないコネクタをいう。
また、不要(導通無)コネクタとは、入力テーブルに記載されているコネクタ及びピンとは全く導通がないコネクタをいう。
次に、本実施形態における電線束の判定手順を図5〜図13を参照しながら説明する。なお、図2に示される配線図及び図3に示される接続情報は手順の初期状態を示しており、この初期状態に続いて、以下説明する手順1から手順5を順番に実行する。
手順1は、接続情報テーブルの全てのコネクタ及び電線のカテゴリ「a」,「b」,「c」の中の「c」が仮に付与される。なお、カテゴリa,b,cの内訳は以下の通りである。
これにより、図5に示される配線図の全ての電線W11〜W28がカテゴリcに対応する破線で示されており、また、図6に示される接続情報テーブルの全てにおいてカテゴリの欄にcが付与されている。この時点では、総合評価の欄は空いている。
図3以降に示される配線図において、カテゴリaを実線で、カテゴリbを一点鎖線で、また、カテゴリcを破線で示している。
カテゴリa:端末装置30と導通があり、試験で用いる電線(実線)
カテゴリb:端末装置30と導通があるが、試験では使用しない電線(一点鎖線)
カテゴリc:端末装置30と導通がなく、試験で使用しない電線(破線)
手順2は、はじめに、入力テーブルに記述されるコネクタID及びピンIDをハーネスの接続情報と紐づける。この紐付けがなされたことは図8に示される通りであり、入力テーブルに記述されるコネクタID及びピンIDと同じコネクタID及びピンIDであって接続情報テーブルに記述されるものが、矢印で繋がれており、また、該当する欄が網掛けされている。例えば、入力テーブルに記述されるP1について、図8(a)の接続情報テーブルのコネクタC7におけるピンP1とコネクタC1におけるピンJ1とが紐づけられている。さらに、図8(d)のコネクタC1におけるピンJ1と、ピンJ1に接続される電線W12と、電線W12に接続されるコネクタC3のピンJ2とが紐づけられている。
この変更は、図7の電線W11,12,15,16が実線で示され、また、図8(a)の紐づけられているピンJ1及びピンJ5のカテゴリが「a」になり、図8(d)の電線W11,12,15,16のカテゴリが「a」になっていることにより表されている。
この総合評価は、以下の基準に基づいて行われる。
すなわち、同じハーネスに異なるカテゴリの電線が存在した場合、以下のA,B,Cに区別できる。
そして、電線に対するカテゴリの優先順位をa>b>cとすると、コネクタの総合評価は、電線の優先順位の高いカテゴリを大文字で表している。
A:1本でも端末装置30と導通があり、試験で用いる電線が存在すれば、試験で用いる電線束
B:端末装置30と導通があるが、試験では用いない電線が少なくとも1本存在すれば、試験対象である端末装置30と導通があるため、物理的に枝線の根本で切断してはいけない電線束
C:全ての電線が、端末装置30と導通がなく、試験で使用しない線であれば、枝分岐の根本で切断可能な電線束
次に、端末装置30と接続されるコネクタC1のピンの中で、入力テーブルで指定されていないピンID、および当該ピンに接続されるハーネスWH1の電線のカテゴリを「c」から「b(端末装置30と導通があるが、試験では使用しない電線)」に変更する。
この変更は、図9の電線W14,W18,W13,W17,W19が一点鎖線で示されていること、図10(a)のピンJ3,J7,J8,J9のカテゴリが「b」で示されていること、図10(d)の電線W14,W18,W13,W17,W19のカテゴリが「b」で示されていることに表されている。
その後、ハーネスWH1の電線で最もカテゴリの高いものを接続コネクタに対する総合評価とする。このことは、図10(d)のコネクタC2の総合評価が、電線W17,W19のカテゴリ「b」に対応して、「B」であることに表されている。
手順4は、手順2及び手順3をハーネスWH2に拡張して実施する。
つまり、手順2として、図12(d),(b),(e),(c)の順に紐づけられていることが矢印及び網掛けで示されている。また、図12(b)において、コネクタC4のカテゴリが「c」から「a」又は「b」に変更され、図12(e)において、電線W21,22,23,24,25,26のカテゴリが「c」から「a」又は「b」に変更され、図12(c)において、コネクタC8のカテゴリが「c」から「a」又は「b」に変更されている。
また、手順3として、図12(b)において、コネクタC4の総合評価が「A」に、また、図12(e)において、コネクタC0,C5,C6の総合評価がそれぞれ「C」,「A」,「B」となる。
図11に示す配線例の電線の線種が、以上のカテゴリの変更を反映している。
総合評価A:試験で用いる電線を含むために、何も加工しない。
総合評価B:試験に必要ない電線を含むが、試験対象とする端末装置30と導通状態にあるため、途中で切断できない。よって、コネクタ末端に導体のキャップを被せる。
総合評価C:電線は全て試験に必要なく、かつ、試験対象の端末装置30と導通状態にないため、コネクタを含むケーブルの枝分岐根本で切断できる。
図4(b)に示すように、出力テーブルに、各ワイヤハーネスに接続するコネクタの総合評価を集約する。
出力テーブルは、得られた評価の集約結果にすぎないので、試験でコネクタ(および付随ケーブル)の要否は分かるが、各電線の要否は、手順1〜4で得られた接続情報テーブルに記載した結果に基づくことになる。
図13には、総合評価がCのコネクタC10,C0に接続される電線W27,28が切断され、総合評価がBのコネクタC2,C6には導体のキャップ15を被せている。
以上説明したように、判定装置10によれば、試験に必要な配線経路を、電線束を単位として容易に判定できるとともに、試験に必要な電線束と不要な電線束とを明確に区別して表示させることができる。
しかも、判定装置10によれば、配線設計が変更されたとしても、この変更に伴って接続情報及び入力テーブルを書き換えることにより、それまでと同様に、試験に必要な配線経路を備える電線束を容易に抽出するとともに、試験に必要な電線束と不要な電線束とを視覚的に明確に区別して表示させることができる。
なお、図2に示す配線例、図3に示す接続情報及び入力テーブル(図15(a)に再掲)は、案1と同じものとし、以下では案1との相違点を中心に説明する。
以上の結果より、新規に作製すべき配線図としては、図17に示すように、試験で通電する電線、つまり図15に実線で示されている電線W12,W16,W11,W15,W21,W23と、これら電線と接続されるコネクタ、端末装置30,40だけが示されている。そして、出力テーブルとしては、図16(b)に示すように、必要コネクタと不要(導通無)の二つに区分されている。
案2と案1を比べると、案2はカテゴリbに該当する不要(導通有)な電線を削除する分だけ、必要な他の電線に加わる耐雷電流が増えるために、実機を忠実に模擬する点では案1の方が好ましいと言える。したがって、案1は、試験機材、試験に要する手間が案2に比べて増える。
図3に示す接続情報テーブルは、理解を容易にするために、(a)〜(e)に区分して示しているが、必要な紐づけ、カテゴリの付与及び総合評価ができるのであれば、図3に示す形態に限定されない。
また、例えば、案1の実施形態において、カテゴリcを仮に付与した後、その中からカテゴリaに変更し、次いで、カテゴリbに変更するという手順を踏んでいるが、最終的にa,b,cのカテゴリに区別できれば、この手順を変更してもよい。
そして、本発明の実施形態では、理解を容易にするために、入力テーブル(図4(a))には試験用のハーネスに必要なコネクタを1つ(コネクタID C7)だけ登録しているが、現実的には複数個のコネクタが必要な場合が多く、勿論、入力テーブルに複数のコネクタに対応するするピン情報(ピンID)を登録することができる。
その場合、上記の通り、1つのコネクタとそのコネクタが備えるピン情報からa,b,cのカテゴリに区別されたとしても、他のコネクタとそのコネクタが備えるピン情報が加わると、b,cとカテゴリに区別されていた電線が、前者がカテゴリaに、また、後者がカテゴリaあるいはカテゴリbにさらに変わることがありうることは言うまでもない。
さらに、入力テーブルに登録した複数のピン情報が結果として繋がっていた場合でも(即ち、接続情報が重複していても)、得られる結果は何も変わらないため、入力テーブルの作成時に重複の有無を留意する必要もない。
2 処理部
3 第一記憶部
4 第二記憶部
5 表示部
10 判定装置
20 配線描画システム
30,40 端末装置
C0〜C10 コネクタ
W11〜W19 電線
W21〜W28 電線
WH1,WH2 ハーネス
Claims (5)
- 電線束を構成する複数の電線と前記電線が接続されるコネクタをそれぞれが備える複数のワイヤハーネスにより、端末装置の間を接続する配線構造体において、電気的な試験に用いられる試験用電線を含む前記電線束を判定する電線束の判定装置であって、
前記電線と前記コネクタの接続関係を記憶する記憶部と、
前記試験用電線を含む前記電線束を、前記記憶部に記憶されている前記接続関係に基づいて判定する処理部と、を備え、
前記処理部は、
同じ前記電線束に、前記端末装置と導通がある前記試験用電線が1本でも含まれていれば、当該電線束について、前記試験に用いる電線束であることを示す評価Aを付与し、
同じ前記電線束に、前記端末装置と導通のない前記電線しか含まれていなければ、当該電線束について、前記試験に用いない電線束であることを示す評価Cを付与する、
ことを特徴とする電線束の判定装置。 - 前記処理部は、
同じ前記電線束に、前記端末装置と導通があるが、前記試験用電線に該当しない前記電線が少なくとも1本含まれていれば、当該電線束について、切断してはいけないことを示す評価Bを付与する、
請求項1に記載の電線束の判定装置。 - 前記処理部は、
前記試験に用いられる前記端末装置が備える前記コネクタのピンの識別情報に基づいて、前記記憶部に記憶される前記接続関係を紐づけ、
紐づけられた前記電線のそれぞれについて、前記試験用電線に該当することを示すカテゴリaを付与し、
前記処理部は、
前記カテゴリaが付与された前記試験用電線が1本でも含まれていれば、当該電線束に前記評価Aを付与する、
請求項1又は請求項2に記載の電線束の判定装置。 - 電線束を構成する複数の電線と前記電線が接続されるコネクタをそれぞれが備える複数のワイヤハーネスにより、端末装置の間を接続する配線構造体において、電気的な試験に用いられる試験用電線を含む前記電線束を判定する電線束の判定装置であって、
前記電線と前記コネクタの接続関係を記憶する記憶部と、
前記試験用電線を含む前記電線束を、前記記憶部に記憶されている前記接続関係に基づいて判定する処理部と、を備え、
前記処理部は、
同じ前記電線束に、前記端末装置と導通がある前記試験用電線が1本でも含まれていれば、当該電線束について、前記試験に用いる電線束であることを示す評価Aを付与し、
同じ前記電線束に、前記端末装置と導通のない前記電線しか含まれていなければ、当該電線束について、前記試験に用いない電線束であることを示す評価Cを付与し、かつ、
前記処理部は、
同じ前記電線束に、前記端末装置と導通があるが、前記試験用電線に該当しない前記電線が少なくとも1本含まれていれば、当該電線束について、切断してはいけないことを示す評価Bを付与し、かつ、
前記処理部は、
前記試験に用いられる前記端末装置が備える前記コネクタのピンの識別情報に基づいて、前記記憶部に記憶される前記接続関係を紐づけ、
紐づけられた前記電線のそれぞれについて、前記試験用電線に該当することを示すカテゴリaを付与し、かつ、
前記処理部は、
前記カテゴリaが付与された前記試験用電線が1本でも含まれていれば、当該電線束に前記評価Aを付与し、
前記処理部は、
前記試験に用いられる前記端末装置と嵌合されるコネクタのピンであって、前記コネクタのピン以外のピンの識別情報に基づいて、前記記憶部に記憶される前記接続関係を紐づけ、
紐づけられた前記電線のそれぞれについて、前記端末装置と導通があるが、前記試験用電線に該当しないことを示すカテゴリbを付与し、
前記処理部は、
前記カテゴリaが付与された電線を含まず、かつ前記カテゴリbが付与された前記電線を含んでいれば、当該電線束に前記評価Bを付与する、
ことを特徴とする判定装置。 - 前記処理部は、
前記接続関係に含まれる全ての前記電線及び前記コネクタに対して、前記端末装置と導
通のないことのカテゴリcを仮に付与し、
前記処理部は、
前記カテゴリa及び前記カテゴリbが付与された前記電線について、前記カテゴリcを
前記カテゴリa又は前記カテゴリbに変更し、
変更されなかった前記カテゴリcしか含まれていない前記電線束に前記評価Cを付与す
る、
請求項4に記載の電線束の判定装置。
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