JP5065550B2 - オキセタン化合物の保存方法 - Google Patents
オキセタン化合物の保存方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5065550B2 JP5065550B2 JP2000064962A JP2000064962A JP5065550B2 JP 5065550 B2 JP5065550 B2 JP 5065550B2 JP 2000064962 A JP2000064962 A JP 2000064962A JP 2000064962 A JP2000064962 A JP 2000064962A JP 5065550 B2 JP5065550 B2 JP 5065550B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oxetane compound
- compound
- liquid
- oxetane
- nitrogen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Polyethers (AREA)
- Epoxy Compounds (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カチオン硬化性樹脂の材料などとして有用なオキセタン化合物を安定に保存する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、オキセタン化合物を室温下で長期間にわたって安定に保存できる方法は知られていない。
例えば、トリメチレンオキシド(オキセタン)は冷蔵品として2〜10℃で遮光下(暗所)に保存されているが、室温下で長期間安定に保存する方法は全く知られていない。また、3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタンなどの3−アルキル−3−ヒドロキシメチルオキセタンについても、3ヶ月程度の長期保存を室温下で行うとオリゴマー状の白濁成分が生成するなどの問題が起こり、有効な保存方法は知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、オキセタン化合物を室温下で長期間にわたって安定に保存できる方法を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の課題は、オキセタン化合物を窒素、ヘリウム、アルゴン又はそれらの混合ガス雰囲気下で保存するオキセタン化合物の保存方法により解決される。
【0005】
【発明の実施の形態】
オキセタン化合物としては、トリメチレンオキシド(オキセタン)や、3−メチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン、3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン等の3−アルキル−3−ヒドロキシメチルオキセタンなど、トリメチレンオキシド(オキセタン)環を有する化合物が挙げられる。本発明では、中でも前記の3−アルキル−3−ヒドロキシメチルオキセタンが好ましく使用される。このアルキル基は置換基(水酸基、ハロゲン原子等)を有していてもよく、またその炭素鎖に不飽和結合(二重結合等)を有していてもよい。アルキル基としては炭素数1〜6のアルキル基が好ましく挙げられる。
【0006】
オキセタン化合物、例えば、3−アルキル−3−ヒドロキシメチルオキセタンは、J.Am.Chem.Soc.,79,3455(1957)記載のように、トリオール化合物とジアルキルカーボネートを触媒存在下でエステル交換反応させて相当する環状カーボネートを生成させ、更にこの環状カーボネートを熱分解(脱炭酸)して相当するオキセタン化合物を生成させ、次いで蒸留精製する方法により製造される。このとき、エステル交換反応の温度は50〜200℃、更には70〜150℃、特に80〜130℃の範囲であることが好ましく、脱炭酸反応の温度は100〜300℃、更には150〜250℃、特に170〜220℃の範囲であることが好ましい。
【0007】
この方法により、ガスクロマトグラフィーによる純度が90%以上、水分含量が0.5重量%以下、pHが4.0〜7.0、酸価が0.5mgNaOH/g以下、更には、ガスクロマトグラフィーによる純度が95%以上、水分含量が20〜1000重量ppm、pHが5.5〜6.5、酸価が0.01〜2mgNaOH/g、特に、ガスクロマトグラフィーによる純度が98%以上(中でも特に98.0〜99.9%)、水分含量が20〜200重量ppm、pHが5.5〜6.5、酸価が0.01〜0.1mgNaOH/gであるオキセタン化合物を得ることができる。本発明では、前記の方法により製造されるこのような物性を有するオキセタン化合物が好適に使用される。
なお、ガスクロマトグラフィーによる純度は面積百分率(後述の条件による)で表わし、酸価は試料1g当たりのNaOH滴定値で表した。pHは試料を純水で10重量%に希釈して測定した。
【0008】
前記の方法において、トリオール化合物としては、1,1,1−トリメチロールエタン、1,1,1−トリメチロールプロパン等の1,1,1−トリメチロールアルカン(アルカンの炭素数は好ましくは2〜6である)や、1,2,6−ヘキサントリオール、1,2,4−ブタントリオールなどが使用される。ジアルキルカーボネートとしては、炭素数1〜4の低級アルキル基を有するものが好ましいが、中でもジメチルカーボネートが更に好ましい。
【0009】
また、エステル交換反応の触媒としては、アルカリ金属のアルコラート(ナトリウムメトキシド、カリウムメトキシド等)、アルカリ金属の炭酸塩(炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等)、アルカリ金属の水酸化物(水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等)、アルカリ土類金属のアルコラート(マグネシウムメトキシド等)、アルカリ土類金属の炭酸塩(炭酸マグネシウム等)、アルカリ土類金属の水酸化物(水酸化マグネシウム等)、脂肪族3級アミン(トリエチルアミン、トリブチルアミン等)、脂肪族アンモニウム塩(テトラメチルアンモニウムブロミド、テトラブチルアンモニウムブロミド等)などが少なくとも一種使用される。その使用量は、トリオール化合物に対して0.00001〜0.1倍モル、更には0.00005〜0.01倍モル、特に0.0001〜0.05倍モルであることが好ましい。
【0010】
本発明の保存方法では、オキセタン化合物は、窒素、ヘリウム、アルゴン又はそれらの混合ガス雰囲気下、即ち、容器内の液面上部空間が窒素、ヘリウム、アルゴン又はそれらの混合ガスで置換されている(但し、液蒸気は存在する)と共に、液中の溶解炭酸ガスが除去された状態で保存される。このとき、オキセタン化合物は容器内で密閉状態もしくは外気の侵入が遮断された状態で保存されることが好ましく、更に遮光下(暗所)で保存されることが好ましい。保存温度は室温でも更に低温でもよいが、実用的には室温が好ましい。
【0011】
本発明で用いるガスとしては、窒素、ヘリウム又はアルゴンが単独又は複数で使用されるが、中でも窒素ガスが安価であることから実用的に好ましい。なお、窒素、ヘリウム、アルゴン又はそれらの混合ガスは、5容量ppm以下の酸素含量、露点が−65℃以下になる水分含量を有するものであることが好ましい。
【0012】
オキセタン化合物を窒素、ヘリウム、アルゴン又はそれらの混合ガス雰囲気下で保存する具体的な方法としては、例えば、前記のオキセタン化合物の製造法において、生成したオキセタン化合物の蒸留精製の際に、設定した圧力(減圧度)に影響しない範囲で窒素、ヘリウム、アルゴン又はそれらの混合ガスを留出液タンク中の液内に導通して、タンク内の液面上部空間を窒素、ヘリウム、アルゴン又はそれらの混合ガスで置換する(但し、留分蒸気や液蒸気は存在する)と共に、脱炭酸で生成して液中に溶解した炭酸ガスを除去して該タンク内に保存する方法が挙げられる。
【0013】
更に、前記のオキセタン化合物の製造法において、蒸留精製の後に、窒素、ヘリウム、アルゴン又はそれらの混合ガスを留出液タンク及び/又は製品タンク中の液内に吹き込んで、タンク内の液面上部空間を窒素、ヘリウム、アルゴン又はそれらの混合ガスで置換する(但し、液蒸気は存在する)と共に、液中の溶解炭酸ガスを除去して該タンク内に保存する方法も本発明の保存方法として挙げられる。この場合、窒素、ヘリウム、アルゴン又はそれらの混合ガスの吹き込み量はタンク内の液面上部空間容積の10容量倍以上、好ましくは10〜200容量倍程度であればよい。但し、空間部容積が液容量の5%以下である場合は、吹き込み量は液容量に対して5〜100容量倍程度であればよい。また、蒸留精製後、留出液タンクや製品タンク以外の容器に保存する場合も同様に窒素、ヘリウム、アルゴン又はそれらの混合ガス雰囲気下として保存することができる。これらの方法においても、前記のように、オキセタン化合物の保存は容器内で密閉状態もしくは外気の侵入が遮断された状態で行われることが好ましく、更に遮光下(暗所)で行われることが好ましい。
【0014】
このようにして、室温で長期間安定に保存可能な安定化オキセタン化合物を得ることができる。即ち、容器内の液面上部空間が窒素、ヘリウム、アルゴン又はそれらの混合ガスで置換されている(但し、液蒸気は存在する)と共に液中の溶解炭酸ガスが除去されていて、容器内で密閉状態もしくは外気の侵入が遮断された状態にある安定化オキセタン化合物、特に、容器内の液面上部空間が窒素、ヘリウム、アルゴン又はそれらの混合ガスで置換されている(但し、液蒸気は存在する)と共に液中の溶解炭酸ガスが除去されていて、容器内で密閉状態もしくは外気の侵入が遮断された状態で遮光下にある安定化オキセタン化合物を得ることができる。
【0015】
本発明の保存方法では、前記のように窒素、ヘリウム、アルゴン又はそれらの混合ガス雰囲気下(密閉状態もしくは外気の侵入が遮断された状態や、遮光下を含む)で保存するのみでオキセタン化合物を安定に保存できるが、前記ガス雰囲気下で、更に塩基性化合物をオキセタン化合物中に存在させてオキセタン組成物として保存しても差し支えない。この塩基性化合物としては、塩基性アルカリ金属化合物、塩基性アルカリ土類金属化合物、含窒素有機塩基性化合物などが使用される。塩基性化合物を存在させる際のその濃度は、オキセタン化合物に対して1重量ppm〜1重量%、更には10〜1000重量ppm、特に20〜500重量ppmの範囲であることが好ましい。なお、塩基性化合物は単独で使用しても複数で使用してもよい。
【0016】
前記の塩基性アルカリ金属化合物としては、アルカリ金属の水酸化物(水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等)、アルカリ金属の炭酸塩(炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等)、アルカリ金属のアルコラート(ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムメトキシド、カリウムエトキシド等)が挙げられる。
【0017】
前記の塩基性アルカリ土類金属化合物としては、同様に、アルカリ土類金属の水酸化物(水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等)、アルカリ金属の炭酸塩(炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム等)、アルカリ金属のアルコラート(マグネシウムメトキシド等)が挙げられる。
【0018】
前記の含窒素塩基性化合物としては、脂肪族3級アミン(トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン等の炭素数1〜6のアルキル基を有するトリアルキルアミン)、脂肪族アンモニウム塩(テトラメチルアンモニウムクロリド、テトラメチルアンモニウムブロミド、テトラエチルアンモニウムクロリド、テトラエチルアンモニウムブロミド等の炭素数1〜6のアルキル基を有するテトラアルキルアンモニウムハライド)などが挙げられる。また、脂肪族2級アミン(ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、ジブチルアミン等の炭素数1〜6のアルキル基を有するジアルキルアミン)、脂肪族1級アミン(メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン等の炭素数1〜6のアルキル基を有するモノアルキルアミン)も挙げられる。更に、環構造に窒素原子を含む環状アミン(モルホリン、ピペリジン、ピリジン、メチルピリジン、ジメチルアミノピリジン等)も挙げることができる。また、アンモニアそのものも使用することが可能である。
【0019】
オキセタン化合物を窒素、ヘリウム、アルゴン又はそれらの混合ガス雰囲気下及び塩基性化合物の存在下で保存する具体的な方法としては、例えば、前記のオキセタン化合物の製造法において、生成したオキセタン化合物の蒸留精製の際に、設定した圧力(減圧度)に影響しない範囲で窒素、ヘリウム、アルゴン又はそれらの混合ガスを留出液タンク中の液内に導通して、タンク内の液面上部空間を前記ガスで置換する(但し、留分蒸気や液蒸気は存在する)と共に、脱炭酸で生成して液中に溶解した炭酸ガスを除去し(即ち、窒素、ヘリウム、アルゴン又はそれらの混合ガス雰囲気下とした後)、次いで前記塩基性化合物を留出液タンクの液内に添加して該タンク内に保存する方法が挙げられる。
【0020】
更に、前記のオキセタン化合物の製造法において、蒸留精製の後に、窒素、ヘリウム、アルゴン又はそれらの混合ガスを留出液タンク及び/又は製品タンク中の液内に吹き込んで、タンク内の液面上部空間を窒素、ヘリウム、アルゴン又はそれらの混合ガスで置換する(但し、液蒸気は存在する)と共に、液中の溶解炭酸ガスを除去し(即ち、窒素、ヘリウム、アルゴン又はそれらの混合ガス雰囲気下とした後)、次いで塩基性化合物を留出液タンクの液内及び/又は製品タンクの液内に添加して該タンク内に保存する方法も本発明の保存方法として挙げられる。また、蒸留精製後、留出液タンクや製品タンク以外の容器に保存する場合も、前記と同様に窒素、ヘリウム、アルゴン又はそれらの混合ガス雰囲気下及び塩基性化合物の存在下として保存することができる。
【0021】
このようにして、室温で長期間安定に保存可能な安定化オキセタン組成物を得ることができる。即ち、容器内の液面上部空間が窒素、ヘリウム、アルゴン又はそれらの混合ガスで置換されている(但し、液蒸気は存在する)と共に液中の溶解炭酸ガスが除去されていて、保存容器内で密閉状態もしくは外気の侵入が遮断された状態にあって、かつ塩基性化合物を含有している安定化オキセタン組成物、
【0022】
特に、容器内の液面上部空間が窒素、ヘリウム、アルゴン又はそれらの混合ガスで置換されている(但し、液蒸気は存在する)と共に液中の溶解炭酸ガスが除去されていて、保存容器内で密閉状態もしくは外気の侵入が遮断された状態で遮光下にあって、かつ塩基性化合物を含有している安定化オキセタン組成物を得ることができる。これら安定化オキセタン組成物中の塩基性化合物の濃度は前記と同様で、オキセタン化合物に対して1重量ppm〜1重量%、更には10〜1000重量ppm、特に20〜500重量ppmの範囲であることが好ましい。
【0023】
【実施例】
次に、実施例及び比較例を挙げて本発明を具体的に説明する。なお、以下の操作は特に記載しない限り常圧下で行い、分析はガスクロマトグラフィーにより行った。
【0024】
参考例1
攪拌機、温度計、オールダーショー(30mmφ×20段)及び窒素シール用ノズルを取り付けた内容積5Lの四つ口フラスコに、トリメチロールプロパン(12.0モル)、ジメチルカーボネート(12.0モル)及び炭酸カリウム(0.006モル)を仕込み、攪拌しながら85℃まで昇温した。副生するメタノールを共沸分のジメチルカーボネートと共に抜き出しながら、同温度で1時間反応させた後、ジメチルカーボネート(4.8モル)を4時間かけて供給すると共に、副生するメタノールを同様に抜き出しながら反応を続けた。この間、反応温度は徐々に上昇したが、120℃以下に保持した。
【0025】
ジメチルカーボネートの供給を終了した後、0.005MPaまで徐々に減圧して低沸物(未反応ジメチルカーボネートと残存メタノール)を抜き出した。次いで、圧力を常圧に戻して、液温を200℃まで上げ、この温度で5時間加熱して脱炭酸を行った。
脱炭酸終了後、反応液を0.001〜0.005MPaの減圧下で蒸留して、3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン(以下、EHOと略記する)1kgを得た。このEHOは無色透明で、透光率は99.5%であった。また、ガスクロマトグラフィーによる純度は99.8%、水分含量は70重量ppm、pHは6.1、酸価は0.02mgNaOH/gであった。
【0026】
なお、透光率は、試料1gをイオン交換水に溶かして100gにしたものについて、分光光度計により波長600nmで測定した。また、水分含量はカールフィッシャー水分計により測定し、pHは試料を純水で10重量%に希釈して測定し、酸価は試料を0.01N−NaOHで滴定することにより測定した。
【0027】
ガスクロマトグラフィーによる純度は、以下の条件による分析から求めた面積百分率で表した。
カラム:キャピラリーカラムTC−1、30m×0.53φ
カラム温度:80〜240℃(4℃/minで昇温)
インジェクション温度:330℃
検出器:FID(330℃)
キャリアーガス:He、40ml/min
【0028】
実施例1
参考例1で得られたオキセタン化合物(EHO)1kgの液中にガラス管を通して高純度窒素ガス(日本酸素製)を1L/minの流量で15分間吹き込んだ後、窒素雰囲気下で、乾燥した100ml容のガラス製サンプル瓶5本に該オキセタン化合物を100mlずつ取り分け、栓をして(密閉状態で)暗所に室温下で保存した。
3ヶ月後に保存サンプルを取出したところ、5本とも無色透明のままで、透光率は99.3〜99.8%であった。なお、このサンプルのpHは4.5〜5.0、酸価は0.03〜0.05mgNaOH/gであった。
【0029】
比較例1
実施例1において、窒素ガスの吹き込みを行わず、窒素雰囲気下で操作しなかったほかは、実施例1と同様にサンプルの保存を行った。
3ヶ月後に保存サンプルを取出したところ、5本とも白濁しており、透光率は95.2〜96.1%であった。なお、このサンプルのpHは3.6〜4.0、酸価は0.10〜0.20mgNaOH/gを示しかなりの変化が認められた。
【0030】
実施例2
実施例1において、窒素雰囲気下でガラス製サンプル瓶にオキセタン化合物を100ml取り分ける際に、トリエチルアミンを50重量ppmになるように添加したほかは、実施例1と同様に行った。7ヶ月後でも白濁は見られなかった。
【0031】
【発明の効果】
本発明により、オキセタン化合物を室温下で長期間にわたって安定に保存できるという格別の効果が達成される。即ち、本発明によれば、オキセタン化合物は白濁することもなく、室温下で長期間安定に(例えば、99%以上の透光率を維持した状態で)保存することができる。
Claims (5)
- オキセタン化合物の液中に、窒素、ヘリウム、アルゴン又はそれらの混合ガスを導通して、液面上部空間を同ガスで置換すると共に、液中の溶解炭酸ガスを除去して、同ガス雰囲気下で保存することを特徴とする、オキセタン化合物の保存方法であって、
オキセタン化合物が、
(i)トリオール化合物とジアルキルカーボネートを触媒存在下でエステル交換反応させて相当する環状カーボネートを生成させ、更にこの環状カーボネートを熱分解(脱炭酸)して製造される3−アルキル−3−ヒドロキシメチルオキセタン化合物であるか、あるいは
(ii)トリオール化合物とジアルキルカーボネートを触媒存在下でエステル交換反応させて相当する環状カーボネートを生成させ、更にこの環状カーボネートを熱分解(脱炭酸)して生成させ、次いで蒸留精製する方法により製造される3−アルキル−3−ヒドロキシメチルオキセタン化合物である、
オキセタン化合物の保存方法。 - オキセタン化合物を容器内で密閉状態もしくは外気の侵入が遮断された状態で保存する、請求項1記載のオキセタン化合物の保存方法。
- 更に、塩基化合物を存在させてオキセタン化合物を保存する、請求項1又は2に記載のオキセタン化合物の保存方法。
- オキセタン化合物の液中へ、窒素、ヘリウム、アルゴン又はそれらの混合ガスを導通する方法が、オキセタン化合物の蒸留精製の際に窒素、ヘリウム、アルゴン又はそれらの混合ガスを留出液タンク中の液内に導通する方法である、請求項1記載のオキセタン化合物の保存方法。
- オキセタン化合物の液中へ、窒素、ヘリウム、アルゴン又はそれらの混合ガスを導通する方法が、オキセタン化合物の蒸留精製の後に窒素、ヘリウム、アルゴン又はそれらの混合ガスを留出液タンク中及び/又は製品タンク中の液内に導通する方法である、請求項1記載のオキセタン化合物の保存方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000064962A JP5065550B2 (ja) | 1999-03-12 | 2000-03-09 | オキセタン化合物の保存方法 |
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1999066316 | 1999-03-12 | ||
| JP6631699 | 1999-03-12 | ||
| JP11-66316 | 1999-03-12 | ||
| JP2000064962A JP5065550B2 (ja) | 1999-03-12 | 2000-03-09 | オキセタン化合物の保存方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000327673A JP2000327673A (ja) | 2000-11-28 |
| JP5065550B2 true JP5065550B2 (ja) | 2012-11-07 |
Family
ID=26407518
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000064962A Expired - Fee Related JP5065550B2 (ja) | 1999-03-12 | 2000-03-09 | オキセタン化合物の保存方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP5065550B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP4129991A4 (en) * | 2020-04-03 | 2024-04-17 | Changzhou Tronly Advanced Electronic Materials Co., Ltd. | METHOD FOR THE SYNTHESIS OF AN OXETONE COMPOUND USING A MICROREACTOR |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005075961A (ja) * | 2003-09-02 | 2005-03-24 | Konica Minolta Medical & Graphic Inc | 活性エネルギー線硬化型インクジェットインクの保存方法及び活性エネルギー線硬化型インクジェット記録装置 |
| JP4604531B2 (ja) * | 2004-03-23 | 2011-01-05 | 宇部興産株式会社 | 環状カーボネート類及びオキセタン類の製造方法。 |
| JP5098328B2 (ja) * | 2006-02-10 | 2012-12-12 | 宇部興産株式会社 | オキセタン環含有化合物の保存方法及び当該方法によって得られる組成物 |
Family Cites Families (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB787406A (en) * | 1955-04-20 | 1957-12-11 | Bayer Ag | Process for the manufacture of trimethylene oxide compounds containing hydroxyl groups |
| US3209013A (en) * | 1961-09-14 | 1965-09-28 | Carlisle Chemical Works | Oxetane ring containing phosphites |
| JPH0613462B2 (ja) * | 1990-09-25 | 1994-02-23 | 東亞合成化学工業株式会社 | ジメチルアミノエチルアクリレートの貯蔵方法 |
| US5463084A (en) * | 1992-02-18 | 1995-10-31 | Rensselaer Polytechnic Institute | Photocurable silicone oxetanes |
| JPH05320106A (ja) * | 1992-05-22 | 1993-12-03 | Mitsubishi Kasei Corp | グリシンまたはその金属塩水溶液の保存方法 |
| JP3167208B2 (ja) * | 1993-02-17 | 2001-05-21 | 花王株式会社 | エステル基を有するアミノ化合物の保存方法 |
| JP2938727B2 (ja) * | 1993-09-14 | 1999-08-25 | 信越化学工業株式会社 | メチルジメトキシシランの保存方法 |
| JPH07173279A (ja) * | 1993-12-17 | 1995-07-11 | Toagosei Co Ltd | 硬化物の製造方法 |
| JPH08277385A (ja) * | 1995-04-05 | 1996-10-22 | Toagosei Co Ltd | 活性エネルギー線硬化型粘着剤組成物 |
| JP3162634B2 (ja) * | 1995-10-02 | 2001-05-08 | 関西ペイント株式会社 | 紫外線硬化型缶用塗料組成物 |
| JP3784945B2 (ja) * | 1996-11-19 | 2006-06-14 | 第一製薬株式会社 | タキソール誘導体 |
| JPH10251189A (ja) * | 1997-01-13 | 1998-09-22 | Toray Ind Inc | 光学活性α−置換環状ケトンの保存方法 |
| JP3990060B2 (ja) * | 1998-12-21 | 2007-10-10 | 東亞合成株式会社 | オキセタン環を有する化合物の貯蔵安定化方法 |
-
2000
- 2000-03-09 JP JP2000064962A patent/JP5065550B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP4129991A4 (en) * | 2020-04-03 | 2024-04-17 | Changzhou Tronly Advanced Electronic Materials Co., Ltd. | METHOD FOR THE SYNTHESIS OF AN OXETONE COMPOUND USING A MICROREACTOR |
| US12545655B2 (en) | 2020-04-03 | 2026-02-10 | Changzhou Tronly Advanced Electronic Materials Co., Ltd. | Method for synthesizing oxetane compound by microreactor |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000327673A (ja) | 2000-11-28 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0095077B1 (en) | Novel fluorodioxoles and fluorodioxole polymers | |
| US11905499B2 (en) | High-purity isopropyl alcohol and method for manufacturing same | |
| US10941100B2 (en) | Method for the purification of natural vanillin | |
| JP5655908B2 (ja) | 2−メチル−3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)プロパナール組成物 | |
| JP5065550B2 (ja) | オキセタン化合物の保存方法 | |
| US4535175A (en) | Fluorodioxoles | |
| JP2000327672A (ja) | オキセタン化合物の保存法 | |
| JP2021038190A (ja) | 1,3−ブチレングリコール製品 | |
| KR20020031318A (ko) | 비닐 에테르기 함유 (메트)아크릴산 에스테르 조성물 및이의 제조방법 | |
| JPWO2014024891A1 (ja) | カーボネート化合物および芳香族ポリカーボネートの製造方法 | |
| US12091379B2 (en) | Product 1,3-butylene glycol | |
| Cram et al. | Electrophilic Substitution at Saturated Carbon. XXI. Isoracemization Reactions Involving Ion-Pair Intermediates | |
| US12152002B2 (en) | Method for the treatment of a composition comprising natural vanillin | |
| CN114174253B (zh) | 天然香草醛组合物 | |
| KR100631002B1 (ko) | 디아릴 카르보네이트 함유 반응 혼합물의 처리 방법 | |
| JP2023036452A (ja) | 含フッ素ジオキソランの製造方法及びその製造に有用な組成物 | |
| JP2001213824A (ja) | 精製1,3−ブチレングリコールの製造方法 | |
| US20010023071A1 (en) | Method and producing cyclododecanone compound | |
| JP2003226751A (ja) | 高純度炭酸ジフェニル組成物とポリカーボネートの製法 | |
| CN117486673A (zh) | 一种六氟化硫合成含萘基炔丙氟类化合物的方法 | |
| EP1667974B1 (en) | Process for producing high purity 3,5-dihydroxy-6-heptenoic acid derivative | |
| JP7824545B2 (ja) | 含フッ素ジオキソランの製造方法及びその製造に有用な組成物 | |
| JP2016540736A (ja) | 30未満のapha色指数を有する1,4−ブタンジオールの製造方法 | |
| Kagan et al. | Comparison between the thermal and photochemical 1, 3-cycloaddition reactions of ethyl 2-methyl-3-phenylglycidate with benzaldehyde. Thermal fission of a carbonyl ylide | |
| JP5098328B2 (ja) | オキセタン環含有化合物の保存方法及び当該方法によって得られる組成物 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050812 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090303 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090501 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090714 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090909 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090909 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091020 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100120 |
|
| A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20100402 |
|
| A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20100423 |
|
| RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20111017 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120704 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120810 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150817 Year of fee payment: 3 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |