以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る印刷システム5のシステム構成例を示している。印刷システム5は、任意台数の端末10と、各端末10からアクセスされる任意台数の複合機(MFP;Multi Function Peripheral/Multi Function Printer)20とをLAN(Local Area Network)などのネットワーク2に接続して構成される。
複合機20は、原稿のコピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能などを備えた装置(印刷装置/印刷ドライバ送信装置)である。この複合機20が備えるプリンタ機能には、端末10などから依頼された印刷を予め設定されている条件(印刷許可情報/ドライバコード)に基づいて制限(許可/禁止)する印刷制限機能が含まれている。
端末10は、複合機20に対してネットワーク2を通じてアクセスし、印刷など各種作業の依頼や操作の依頼などを行う装置(端末装置)であり、たとえば、パーソナルコンピュータ(Personal Computer;PC)に複合機20のドライバプログラム(印刷ドライバ)などを組み込んで構成される。
端末10に組み込まれる複合機20のドライバプログラムは、複合機20に保存されており、端末10が複合機20にアクセスしてダウンロードすることにより、複合機20から端末10に提供される。複合機20は、ドライバプログラムの提供時に、所定のドライバコードをドライバプログラムに付加して端末10に提供する。このドライバコードは、複合機20が端末10から依頼された印刷の許可判定に用いる印刷許可情報となる。
図2は、端末10の概略構成を示している。端末10は、オペレーティングシステム(Operating System;OS)とそのOS上で動作する各種のアプリケーションプログラムを搭載しており、アプリケーションプログラムによって文書や画像などのドキュメント(ファイル)を作成する機能、ドキュメントなどの印刷を行う際にドライバプログラムによって印刷データをネットワーク2を通じて複合機20に送信する機能を備えている。さらに端末10は、ネットワーク2を通じて複合機20にアクセスし、複合機20からドライバプログラムをダウンロードする機能、複合機20からダウンロードしたドライバプログラムをインストールしてセットアップする機能なども備えている。
端末10は、制御部としてのCPU(Central Processing Unit)11に、バス12を介してROM(Read Only Memory)13と、RAM(Random Access Memory)14と、ハードディスク装置15(図中、HDD;Hard Disk Driveと表示)と、表示部16と、操作部17と、ネットワーク通信部18とを接続して構成される。
CPU11は、ROM13に格納されているプログラムに基づいて端末10の動作を制御する。RAM14はCPU11がプログラムを実行する際に各種データを一時的に格納するワークメモリなどとして使用される。ハードディスク装置15は、OSやアプリケーションプログラムのほか、複合機20のドライバプログラム50、ドキュメントや各種の保存データなどを格納する。
表示部16は液晶ディスプレイなどの表示装置で構成されており、OS、アプリケーションプログラム、ドライバプログラム50の操作や設定などを行うための画面、および画像や映像などを表示する。操作部17はキーボードやマウスなどの入力装置で構成されており、ユーザが端末10に対して行う操作や入力を受け付ける。ネットワーク通信部18は、ネットワーク2を通じて複合機20などの外部装置と通信する機能を果たす。
複合機20からのドライバプログラム50のダウンロードは、端末10を使用するユーザが表示部16および操作部17を通して所定の操作を行うことにより行われる。詳細には、ユーザが複合機20へのアクセス操作を行い、複合機20によるアクセス認証で要求される認証情報の入力操作(認証操作)を行って複合機20に認証された場合のみ、ドライバプログラム50の保存先が公開されてダウンロード可能となる。ここで、ユーザがダウンロード操作を行うと、端末10は複合機20内の保存先からドライバプログラム50をダウンロードするようになっている。
複合機20に対するアクセス権限が与えられているユーザには、管理者により上記の認証情報が付与されて予め通知されている。この認証情報は、複合機20がネットワーク2を通じてアクセスしてくる端末10(ユーザ)を認証するために用いられる情報であり、更にはドライバプログラム50の送信を許可する端末10を認証してドライバプログラム50の保存先を公開するために用いられる情報である。本実施の形態では、認証情報はIDとパスワードである。IDは、印刷の枚数や課金などを部門毎に管理する場合には、部門毎に個別に付与された部門IDを使用する。このような部門管理を行わない場合には、共通のユーザIDを使用する。端末10は、複合機20へのアクセス認証でユーザにより入力された認証情報が複合機20に認証された場合のみ、複合機20からドライバプログラム50をダウンロードできるようになる。
端末10から複合機20への印刷の依頼は、端末10を使用するユーザが表示部16および操作部17を通して所望のドキュメントなどの印刷を指示することにより行われる。ユーザにより印刷の指示が行われると、端末10のドライバプログラム50は、印刷を指示されたドキュメントなどの印刷データを複合機20に送信して印刷を依頼する。またドライバプログラム50は、この印刷データのヘッダに、端末10に関する情報(端末情報)と、印刷の内容に関する情報(印刷内容情報)と、ドライバプログラム50自身が予め保持しているドライバコード40とを付加して複合機20に送信する。
印刷データに付加される端末情報は、たとえば、端末10の名称やネットワーク2上における端末10のIP(Internet Protocol)アドレスなどの情報である。印刷データに付加される印刷内容情報は、たとえば、印刷するドキュメントの名称、印刷データのサイズ、ドキュメントのページ数、記録紙のサイズ(A4/A3など)、印刷の向き(縦方向/横方向)、レイアウト(2in1/4in1など)、印刷モード(片面/両面)、カラーモード(白黒/カラー)、解像度、印刷部数などの情報である。
図3は、複合機20の概略構成を示している。複合機20は、制御部としてのCPU21に、バス22を介してROM23と、RAM24と、不揮発メモリ25と、ハードディスク装置26(図中、HDDと表示)と、操作表示部27と、ファクシミリ通信部28と、ネットワーク通信部29と、画像処理部30と、スキャナ部31と、プリンタ部32(印刷部)と、印刷許可判定部33とを接続して構成される。
CPU21は、ROM23に格納されているプログラムに基づいて複合機20の動作を制御する。RAM24はCPU21がプログラムを実行する際に各種データを一時的に格納するワークメモリとして使用されるほか、画像データを一時的に保存するための画像メモリなどにも使用される。不揮発メモリ25は、電源がオフされても記憶が保持されるメモリであり、上述したドライバコード40や認証情報41(IDおよびパスワード)などが記憶される。ハードディスク装置26は、複合機20を動作させるOSや複合機20の各種機能を動作させるアプリケーションプログラム、端末10などの外部装置に提供する複合機20のドライバプログラム50、各種の保存データなどを格納するほか、原稿のコピーや端末10などの外部装置から依頼された印刷における画像データ(印刷データ)なども保存する。
操作表示部27は、ユーザに各種の操作画面や案内画面を表示する表示部としての機能と、ユーザが複合機20に対して行う操作や入力を受け付ける操作部としての機能とを果たす。さらに操作表示部27は、ドライバコード40や認証情報41の入力を受け付ける入力部としての機能も果たす。ここでは、操作表示部27は液晶ディスプレイとその画面上に設けられたタッチパネルと、各種のスイッチ類とで構成される。
ファクシミリ通信部28は、ファクシミリ機能を備えた外部装置と公衆回線を通じて通信する機能を果たす。ネットワーク通信部29は、端末10などの外部装置とネットワーク2を通じて通信する機能を果たす。
スキャナ部31は、原稿を光学的に読み取って画像データを取得する機能を果たす。スキャナ部31は、たとえば、原稿に光を照射する光源と、原稿からの反射光を受光して原稿を幅方向に1ライン分読み取るイメージセンサと、イメージセンサによるライン単位の読み取り位置を原稿の長さ方向に移動させるスキャン機構と、原稿からの反射光をイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーからなる光学経路などで構成される。画像処理部30は画像データに対して、画像補正、回転、拡大/縮小、圧縮/伸張など各種の画像処理を施す機能を果たす。
プリンタ部32は、入力された画像データに対応する画像を記録紙に印刷して出力する機能を果たす。たとえば、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置などを備え、電子写真プロセスによって記録紙上に画像を形成するレーザープリンタなどとして構成される。
印刷許可判定部33は、ネットワーク通信部29により受信した印刷データのヘッダを解析し、ドライバコードの有無やドライバコードの内容に基づいて、その印刷データの印刷を許可または禁止するといった印刷の許可判定を行う機能を果たす。
また、CPU21はプログラムを実行することで、以下の動作を行う制御部としての機能を果たす。
(1)操作表示部27を通して入力されたドライバコード40や認証情報41を不揮発メモリ25に記憶する。
(2)端末10によるアクセス時に、端末10から受信した認証情報と不揮発メモリ25に記憶されている認証情報41とを照合してアクセス認証を行う。
(3)上記のアクセス認証で認証した場合のみ、認証した端末10に対するアクセス制限を解除してドライバプログラム50のダウンロード要求の受信を受け付ける。
(4)上記のダウンロード要求を受信した場合に、ハードディスク装置26に記憶されているドライバプログラム50に不揮発メモリ25に記憶されているドライバコード40を付加して端末10に送信する。
(5)端末10から印刷データを受信した場合に、印刷許可判定部33による判定結果(印刷の許可/禁止)に基づいて、その印刷データに対するプリンタ部32による印刷の実行または制限を行う。
図4〜図8は、複合機20の操作表示部27に表示される画面を示している。詳細には、図4は、印刷制限機能の設定とそれに付随する各種の操作を行うための印刷制限操作画面60と、図示しない各種のボタンが表示されるボタン画面65とを示している。ボタン画面65には、スタート操作を行うためのスタートボタンやストップ操作を行うためのストップボタン、設定のオン/オフを切り替えるオン/オフ切替ボタン、英数字の入力を行うための英数字ボタンなどが表示される。図5〜図7は、印刷制限操作画面60の下の階層に設けられた印刷制限機能の詳細な設定を入力するための印刷制限入力画面70を示している。図8は、印刷制限操作画面60の下の階層に設けられたドライバプログラム公開制限の設定を入力するためのドライバ公開制限入力画面90を示している。
上記の各画面による操作や設定の入力は、特定の権限を有する管理者のみが行うことができる。たとえば、複合機20は管理者認証が行われた場合に、管理者モードに移行して印刷制限操作画面60にアクセスできるようになっている。管理者は、この管理者モードに入り、印刷制限操作画面60やボタン画面65、印刷制限操作画面60の下の階層の印刷制限入力画面70およびドライバ公開制限入力画面90を通して、印刷制限機能に関する各種の操作や設定の入力などが行えるようになる。
図4に示した印刷制限操作画面60には、印刷制限入力ボタン61(印刷許可条件入力ボタン)と、ドライバ保存ボタン62と、ドライバ公開制限入力ボタン63とが表示される。
印刷制限入力ボタン61は、印刷制限機能の詳細な設定を入力する操作を行うためのボタンである。印刷制限入力ボタン61が押下されると、操作表示部27に表示されていた印刷制限操作画面60は印刷制限入力画面70に切り替わる。印刷制限入力画面70には、印刷制限設定ボタン71と、印刷制限設定表示部72と、部門管理設定ボタン73と、部門管理設定表示部74と、印刷条件設定ボタン75と、印刷条件設定表示部76と、設定保存ボタン77とが表示される。
印刷制限設定ボタン71は、印刷制限の設定を入力する操作を行うためのボタンである。印刷制限設定表示部72は、印刷制限の設定が表示される領域である。印刷制限設定ボタン71が押下されると、図5に示すように、印刷制限設定ボタン71および印刷制限設定表示部72は、選択されていることを示す表示状態に変化する。また、印刷制限入力画面70には印刷制限項目表示部78が表示される。
印刷制限の項目としては、「許可」が設けられており、印刷制限項目表示部78にはその項目が表示される。具体的には、印刷制限項目表示部78には、「1:許可」が表示される。ここで、ボタン画面65(図4参照)にて「1」を示すボタンが押下された場合には、印刷制限は許可に仮設定される。また、印刷制限設定表示部72には、現在仮設定されている印刷制限の状態が「許可」として表示される。なお、この印刷制限の項目は、デフォルトで「許可」を設定しておくことにより、上記の設定操作を省略できるようにしてもよい。
部門管理設定ボタン73は、複合機20による印刷枚数(上限枚数)や課金などを部門毎に管理する場合の部門管理の設定を入力する操作を行うためのボタンである。部門管理設定表示部74は、部門管理の設定が表示される領域である。部門管理設定ボタン73が押下されると、図6に示すように、部門管理設定ボタン73および部門管理設定表示部74は、選択されていることを示す表示状態に変化する。また、印刷制限入力画面70には部門管理項目表示部79が表示される。
部門管理の項目としては、部門管理機能の使用(オン設定)または不使用(オフ設定)、部門管理を行う部門を認証(識別)するために用いられる部門管理コード(部門コード)、および印刷条件が設けられている。印刷条件としては、カラーモードを示す「フルカラー」と「白黒のみ」が設けられている。これらの各項目は、ボタン画面65におけるオン/オフ切替ボタンや英数字ボタンの操作で仮設定または入力される。
具体的には、部門管理項目表示部79には、部門管理使用設定表示部80と、部門管理コード入力表示部81と、印刷条件表示部82とが設けられている。部門管理使用設定表示部80には、ボタン画面65におけるオン/オフ切替ボタンの操作で部門管理機能の使用が仮設定された場合は「部門管理:ON」が表示され、部門管理機能の不使用が仮設定された場合は「部門管理:OFF」が表示される。部門管理コード入力表示部81には、ボタン画面65における英数字ボタンの操作で入力された部門管理コードが表示される。部門管理コードは、たとえば4桁の文字列(数字)などである。印刷条件表示部82には、後述する印刷条件の設定操作でフルカラーが仮設定された場合は「カラー印刷許可」が表示され、白黒のみが仮設定された場合は「白黒印刷のみ許可」が表示される。
また、部門管理設定表示部74には、現在仮設定されている部門管理機能の使用状態が「使用」または「不使用」として表示される。なお、この部門管理機能は、デフォルトでは「不使用」に設定されている。また部門管理コードは、デフォルトでは「0(ゼロ)」に設定されている。
印刷条件設定ボタン75は、印刷条件の設定を入力する操作を行うためのボタンである。印刷条件設定表示部76は、印刷条件の設定が表示される領域である。印刷条件設定ボタン75が押下されると、図7に示すように、印刷条件設定ボタン75および印刷条件設定表示部76は、選択されていることを示す表示状態に変化する。また、印刷制限入力画面70には印刷条件項目表示部83が表示される。
印刷条件の項目としては、上述したように「フルカラー」と「白黒のみ」が設けられており、印刷条件項目表示部83にはそれらの項目が表示される。具体的には、印刷条件項目表示部83には、「0:フルカラー」と「1:白黒のみ」が表示される。ここで、ボタン画面65にて「0」を示すボタンが押下された場合には、印刷条件はフルカラーに仮設定される。ボタン画面65にて「1」を示すボタンが押下された場合には、印刷条件は白黒のみに仮設定される。また、印刷条件設定表示部76には、現在仮設定されている印刷条件の状態(種類)が「フルカラー」または「白黒のみ」として表示される。この印刷条件設定ボタン75およびボタン画面65の操作で仮設定された印刷条件は、上述した部門管理の項目における印刷条件に反映され、印刷条件表示部82(図6参照)に表示される。
設定保存ボタン77は、印刷制限、部門管理、印刷条件の設定を確定して保存する操作を行うためのボタンである。設定保存ボタン77が押下されると、上記の設定が確定されて保存される。詳細には、設定内容を示すデータ(権限データ)と部門管理コードとを含むドライバコード40がCPU11により生成され、不揮発メモリ25に保存される。
設定内容を示すデータは、印刷制限の設定内容を示す印刷制限フラグと、部門管理機能の使用/不使用の設定内容を示す部門管理フラグと、印刷条件の設定内容を示す印刷条件フラグとを含んでいる。
図9は、上記の各設定内容を示す各フラグの一例と部門管理コードの一例とを一覧表にして示している。
図9の一覧表において1番目に示した印刷制限フラグは、「1」が「許可」を示す。2番目に示した部門管理フラグは、「0」が部門管理機能の「不使用」を示し、「1」が部門管理機能の「使用」を示す。部門管理フラグは、デフォルトでは「不使用」を示す「0」に設定される。3番目に示した部門管理コードは、上述したように、「XXXX」といった4桁の文字列(数字)などであり、デフォルトでは「0000」に設定される。4番目に示した印刷条件フラグは、「0」が「フルカラー」を示し、「1」が「白黒のみ」を示す。
ドライバコード40は、この図9に示した各フラグ、すなわち、印刷制限機能に関する設定内容を示すデータと、部門管理コードとを含んで構成される。具体的には、ドライバコード40は、図9に示した各フラグと部門管理コードとを図9の一覧表における1〜4番目の順に上位桁から下位桁へ並べた7桁の文字列で記述される。
たとえば、印刷制限が許可、部門管理機能が不使用(部門管理コード:0000)、印刷条件が白黒のみに設定された場合には、ドライバコード40は「1000001」となる。印刷制限が許可、部門管理機能が使用(部門管理コード:ABCD)、印刷条件がフルカラーに設定された場合には、ドライバコード40は「11ABCD0」となる。
また、複合機20による印刷を管理する部門が複数存在する場合には、管理者が各部門専用の複数種類の部門管理コードを複合機20に登録し、複合機20へのアクセス権限が与えられた各部門のユーザには、公開したドライバプログラム50の送信時(ダウンロード時)に、そのユーザの所属する部門に対応する種類の部門管理コードを含むドライバコード40がドライバプログラム50に付加されて送信されるようにする。
具体的には、たとえば、部門A、部門B、部門Cといった3つの部門の印刷を管理する場合には、管理者は、部門Aには「ADGJ」、部門Bには「BEHK」、部門Cには「CFIL」といった異なる部門管理コードをそれぞれ付与してそれらを複合機20に登録する。
複合機20から端末10へのドライバプログラム50の送信時は、部門Aのユーザの端末10には、「ADGJ」の部門管理コードを含むドライバコード40(たとえば「11ADGJ0」)をドライバプログラム50に付加して送信する。部門Bのユーザの端末10には、「BEHK」の部門管理コードを含むドライバコード40(たとえば「11BEHK0」)をドライバプログラム50に付加して送信する。部門Cのユーザの端末10には、「CFIL」の部門管理コードを含むドライバコード40(たとえば「11CFIL0」)をドライバプログラム50に付加して送信する。
各部門のユーザが使用する端末10から複合機20への印刷の依頼時は、複合機20が端末10から受信した印刷データのヘッダに付加されているドライバコード40内の部門管理コードの種類を調べて、印刷を依頼してきたユーザの所属する部門を識別し、部門毎に印刷枚数(上限枚数)や課金などの管理を行うようにする。
図4に示した印刷制限操作画面60のドライバ保存ボタン62は、複合機20によりドライバプログラム50を保存する操作を行うためのボタンである。ドライバ保存ボタン62が押下されると、複合機20は、たとえば複合機20にセットされた記録媒体に記録されているドライバプログラム50を取得し、ハードディスク装置26に格納して保存する。また記録媒体のほかに、複合機20がネットワーク2に設けられたサーバにアクセスし、サーバからドライバプログラム50を取得してハードディスク装置26に保存するなどしてもよい。
ドライバ公開制限入力ボタン63は、ドライバプログラム50の公開を制限する設定を入力する操作を行うためのボタンである。ドライバ公開制限入力ボタン63が押下されると、操作表示部27に表示されていた印刷制限操作画面60は図8に示すドライバ公開制限入力画面90に切り替わる。ドライバ公開制限入力画面90には、ドライバ公開制限項目表示部91が表示される。
ドライバ公開制限の項目は、上述した認証情報としてのID(ユーザID/部門ID)とパスワードである。ここでは、ドライバ公開制限項目表示部91には、ID入力表示部92と、パスワード入力表示部93とが設けられており、さらに設定保存ボタン94が設けられている。
IDとパスワードは、ボタン画面65における英数字ボタンの操作で入力される。ID入力表示部92には、入力されたIDが表示され、パスワード入力表示部93には、入力されたパスワードが表示される。設定保存ボタン77は、IDとパスワードの設定を確定して保存する操作を行うためのボタンである。IDおよびパスワードの入力後に、設定保存ボタン94が押下されると、入力されたIDおよびパスワードの設定が確定され、それらは認証情報41として不揮発メモリ25に保存される。
次に、印刷システム5における複合機20と端末10の動作について説明する。
図10は、複合機20によるドライバプログラム50の保存と印刷制限に関する設定の処理の流れを示している。この処理において、ドライバプログラム50の保存の操作と印刷制限に関する設定の操作とは、上述したように管理者によって行われる。
複合機20で管理者により認証が行われると、CPU21は、複合機20を特定の操作や設定などを行うことができる管理者モードに移行させる。管理者モードにて、印刷制限機能用の操作画面を表示させる操作が行われると、CPU21は本処理を開始し(Start)、操作表示部27に印刷制限操作画面60およびボタン画面65を表示させて(図4参照)、それらの画面上に表示させた各種のボタンにより入力を受け付ける状態にする。
印刷制限操作画面60のドライバ保存ボタン62が押下されると、CPU21は、複合機20にセットされた記録媒体、もしくは、ネットワーク2上に設けられたサーバなどからドライバプログラム50を取得し、ハードディスク装置26に保存する(ステップS101)。
印刷制限操作画面60の印刷制限入力ボタン61が押下されると、CPU21は、操作表示部27に表示させていた印刷制限操作画面60を印刷制限入力画面70に切り替え(図5〜図7参照)、印刷制限、部門管理、印刷条件の各項目に対する設定の入力を受け付ける状態にする。
印刷制限入力画面70にて、印刷制限設定ボタン71の押下後にボタン画面65を通して印刷制限の項目に対する入力が行われたり、印刷条件設定ボタン75の押下後にボタン画面65を通して印刷条件の項目に対する入力が行われたりした場合には、CPU21は、それらの項目を入力された設定(仮設定)にする(ステップS102)。
さらに、部門管理設定ボタン73の押下後にボタン画面65を通して部門管理の項目に対する入力が行われた場合には(ステップS103;Y)、CPU21は、その項目を入力された設定(仮設定)にする(ステップS104)。部門管理の項目に対する入力が行われない場合には(ステップS103;N)、部門管理の項目はデフォルトの設定が維持される。
印刷制限入力画面70の設定保存ボタン77が押下されると、CPU21は、印刷制限、部門管理、印刷条件の設定を確定して保存する。詳細には、設定内容を示すデータである印刷制限フラグ、部門管理フラグ、印刷条件フラグと、部門管理コード(部門管理機能不使用の場合はデフォルトの部門管理コード)とを含むドライバコード40を生成し、不揮発メモリ25に保存する(ステップS105)。さらにCPU21は、操作表示部27に表示させていた印刷制限入力画面70を印刷制限操作画面60に戻す。
印刷制限操作画面60のドライバ公開制限入力ボタン63が押下されると、CPU21は、操作表示部27に表示させていた印刷制限操作画面60をドライバ公開制限入力画面90に切り替え(図8参照)、ドライバプログラム50の公開を制限するアクセス権限の設定の入力を受け付ける状態にする。
ドライバ公開制限入力画面90にて、アクセス権限の設定の入力が行われ、すなわち、ボタン画面65を通してIDとパスワードの入力が行われ、設定保存ボタン94が押下されると、CPU21は、入力されたIDとパスワードの設定を確定し、認証情報41として不揮発メモリ25に保存する(ステップS106)。さらに、CPU21は、操作表示部27に表示させていたドライバ公開制限入力画面90を印刷制限操作画面60に戻し、本処理を終了する(End)。
また、複合機20による印刷の部門管理において、管理対象の部門が複数存在する場合には、管理者は、部門毎に専用の部門管理コードと認証情報(部門IDおよびパスワード)を用意すると共に、部門毎に上記の印刷制限、部門管理、印刷条件の各項目に対する設定の入力と、アクセス権限(部門IDとパスワード)の設定の入力とを行い、部門毎に部門管理コードを含むドライバコード40と認証情報41を対応付けて複合機20に登録する。
図11は、端末10による複合機20からのドライバプログラム50のダウンロードとインストールの処理の流れを示している。
端末10でユーザにより複合機20へのアクセス操作が行われると、CPU11は本処理を開始し(Start)、ネットワーク2を通じて複合機20にアクセスする動作を行う(ステップS111)。複合機20へのアクセスにおいては、端末10は、複合機20からアクセス認証用のIDとパスワードの送信を要求される。
ユーザに複合機20に対するアクセス権限が与えられており、アクセス認証用のIDとパスワードが管理者から予め通知されている場合には、ユーザは、そのIDとパスワードを端末10に入力する。CPU11は、入力されたIDとパスワードを複合機20に送信する。
複合機20では、CPU21は、端末10から受信したIDおよびパスワードと、不揮発メモリ25に記憶されているIDおよびパスワード(認証情報41)とを照合する。それらが一致する場合には、CPU21は、端末10による当該複合機20へのアクセスを許可し、端末10に対して当該複合機20におけるドライバプログラム50の保存先を公開する。
また、一致しない場合や所定時間が経過してもIDとパスワードが端末10から送信されてこない場合などには、CPU21は、端末10による当該複合機20へのアクセスを許可せず、端末10に対して当該複合機20におけるドライバプログラム50の保存先を公開しない。さらにCPU21は、アクセスを不許可にした端末10に対して、アクセス権限が正しくない(IDやパスワードが一致しない)旨やタイムオーバーした旨の警告を行う。
またCPU21は、アクセスを許可した端末10からドライバプログラム50のダウンロード要求(送信要求)を受信した場合には、ハードディスク装置26に記憶されているドライバプログラム50に、不揮発メモリ25に記憶されているドライバコード40を付加して端末10に送信する。
端末10では、複合機20によるアクセス認証の完了とドライバプログラム50の保存先の公開を受けて、CPU11が複合機20におけるドライバプログラム50の保存先にアクセスできるようになる(ステップS112;Y)。また、複合機20によるアクセス認証が完了しない場合は、CPU11は、複合機20にアクセスすることができず(ステップS112;N)、複合機20から受けた警告を表示部16に表示させるなどした後に、本処理を終了する(End)。
複合機20によるアクセス認証の完了後に、ユーザによるドライバプログラム50のダウンロード操作が行われると、CPU11は、ドライバプログラム50のダウンロード要求を複合機20に送信し、このダウンロード要求を受けて複合機20から送信されるドライバコード40の付加されたドライバプログラム50を受信して保存する(ダウンロード)。さらに、ユーザによるドライバプログラム50のインストール操作が行われると、CPU11は、ドライバプログラム50を端末10にインストールしてハードディスク装置15に格納し(ステップS113)、本処理を終了する(End)。
また、複合機20による印刷の部門管理において、管理対象の部門が複数存在する場合には、管理者は、複合機20へのアクセス権限を与えた各部門のユーザに、そのユーザの所属する部門に対して付与したアクセス認証用の部門IDとパスワードを予め通知しておく。
上記のユーザが端末10にて複合機20へのアクセス操作を行い、管理者から通知された部門IDとパスワードを入力すると、その認証情報を受信した複合機20は、不揮発メモリ25に一致する認証情報41が記憶されていることを確認し、端末10にアクセスを許可してドライバプログラム50の保存先を公開する。そして、この端末10からドライバプログラム50のダウンロード要求を受信すると、複合機20は、この端末10から受信した認証情報41に対応するドライバコード40、すなわち、この端末10を使用するユーザの所属する部門に対して付与された部門管理コードを含むドライバコード40を、ドライバプログラム50に付加してこの端末10に送信する。これにより、部門管理の対象となる各部門のユーザが使用する端末10には、そのユーザの所属する部門専用の部門管理コードを含むドライバコード40が付加されたドライバプログラム50がインストールされるようになる。
図12は、複合機20による端末10から依頼された印刷に対する実行/制限の処理の流れを示している。
端末10でユーザにより印刷の指示が行われると、端末10にインストールされているドライバプログラム50は、上述した端末情報(端末10のIPアドレスなど)と、印刷内容情報(カラーモードなど)と、ドライバプログラム50自身の保持しているドライバコード40とを印刷データのヘッダに付加し、ネットワーク2を通じて複合機20に送信する。
複合機20で印刷データの受信が検知されると、CPU21は本処理を開始し(Start)、端末10からネットワーク2を通じて送信されてくる印刷データを受信する(ステップS121)。さらにCPU21は、印刷許可判定部33に印刷データのヘッダの解析と(ステップS122)、印刷の許可/禁止の判定とを行わせる(ステップS123)。
印刷データのヘッダの解析により、ドライバコードが検出された場合には、印刷許可判定部33は、そのドライバコードと不揮発メモリ25に記憶されているドライバコード40とを照合してそれらが一致しており、かつ、印刷条件が適合している、という2つの条件を満足するか否かにより、印刷の許可/禁止を判定する。印刷条件については、本実施の形態では、白黒印刷のみに設定されていて、印刷データのヘッダから白黒印刷を示す印刷内容情報が検知された場合と、フルカラーに設定されていて、印刷データのヘッダから白黒印刷またはフルカラー印刷を示す印刷内容情報が検知された場合とに、印刷条件が適合となる。また、白黒印刷のみに設定されていて、印刷データのヘッダからフルカラー印刷を示す印刷内容情報が検知された場合には、印刷条件が不適合となる。また、印刷データのヘッダからドライバコードが検出されない場合には、印刷許可判定部33は、印刷禁止の判定を下す。
図13は、印刷データのヘッダからドライバコードが検出された場合の印刷の許可/禁止の判定条件となるドライバコードの一致/不一致および印刷条件の適合/不適合と、判定結果となる印刷の許可/禁止との関係とを一覧表にして示している。
部門管理機能が不使用に設定されている場合(ドライバコードの上位2桁が「10」の場合)には、印刷許可判定部33は、ドライバコードにおける部門管理コード以外が一致しており、かつ、印刷条件が適合している場合にのみ印刷を許可する判定を下す。それ以外の場合には、印刷を禁止する判定を下す。
部門管理機能が使用に設定されている場合(ドライバコードの上位2桁が「11」の場合)には、印刷許可判定部33は、ドライバコードに含まれている部門管理コードが一致すると共に部門管理コード以外のコードが一致しており、すなわち、ドライバコード全体が一致しており、かつ、印刷条件が適合している場合にのみ印刷を許可する判定を下す。それ以外の場合には、印刷を禁止する判定を下す。
CPU21は、印刷許可判定部33から印刷許可の判定結果を受けた場合は(ステップS123;Y)、プリンタ部32に印刷データに基づいた印刷を実行させ(ステップS124)、本処理を終了する(End)。印刷許可判定部33から印刷禁止の判定結果を受けた場合は(ステップS123;N)、印刷データに対する印刷を制限し、印刷データの送信元の端末10に対して、ドライバコードやドライバコードに含まれている部門管理コードが一致しない旨、または、印刷条件が適合しない旨などの警告を行い(ステップS125)、本処理を終了する(End)。
また、複合機20による印刷の部門管理において、管理対象の部門が複数存在する場合には、管理対象となる各部門のユーザが使用する端末10のドライバプログラム50は、印刷データのヘッダにそのユーザの所属する部門専用の部門管理コードを含むドライバコード40を付加して、印刷データを複合機20に送信する。複合機20は、端末10から受信した印刷データのヘッダに付加されているドライバコード40内の部門管理コードの種類を調べて、印刷を依頼してきたユーザの所属する部門を識別し、部門毎に印刷枚数(上限枚数)や課金などの管理を行う。
たとえば、上記の印刷許可判定部33による判定結果が印刷許可であり、かつ、印刷を依頼してきたユーザの所属する部門に対して設定されている上限枚数を超過しない場合には、印刷が実行され、その印刷に係る枚数が印刷前のカウント枚数に加算される。また、判定結果が印刷許可であっても、上限枚数を超過する、もしくは、既に超過している場合などには、印刷が制限されるようになる。
このように、本実施の形態では、複合機20のドライバプログラム50がインストールされた端末10から複合機20への印刷の依頼時には、ユーザが端末10に認証情報などを入力しなくても、端末10のドライバプログラム50が印刷データにドライバコードを含ませて複合機20に送信する。複合機20は、端末10から受信した印刷データに、不揮発メモリ25に記憶されているドライバコードと一致するドライバコードが含まれていた場合に、その印刷データに対する印刷を実行する。一致するドライバコードが含まれていない場合などには、印刷を制限する。これにより、複合機20で印刷制限を行う場合に、ユーザが端末10の(ドライバプログラム50)を操作して行う認証のための操作が簡素化され、ユーザの負担が軽減されるようになる。
また、本実施の形態に係る複合機20は、端末10に対してドライバプログラム50を提供する機能も備えている。これにより、端末10に対してドライバプログラムを提供するサーバなどを別途設ける必要がなくなり、システム全体の構成を簡素化できるようになる。さらに、複合機20へのアクセス権限が与えられたユーザは、複合機20にアクセスしてドライバプログラム50をダウンロードする際に、管理者から事前に通知されている認証情報を端末10に入力する認証操作を一度行うだけで、その後、端末10から複合機20へ印刷を依頼する度に、同様の認証操作などを行わなくても、複合機20による印刷が行えるようになる。
また、本実施の形態に係る複合機20は、端末10から受信した印刷データ内のドライバコード40に含まれる部門管理コードに基づいて端末10を使用するユーザの所属部門を識別し、部門毎に印刷の管理を行う。これにより、印刷の制限に加えて印刷の部門管理も行えるようになる。
また、本実施の形態に係る複合機20は、端末10から受信した印刷データ内のドライバコード40に含まれる印刷条件フラグに基づいて、許可する印刷条件(本実施の形態ではカラーモード)を判定し、その判定した許可する印刷条件の元で印刷を行う。これにより、印刷の制限に加えて印刷条件の制限も行えるようになる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
たとえば、実施の形態で説明した複合機20では、印刷制限、部門管理、印刷条件の各項目の設定により生成されるドライバコード(印刷許可情報)を操作表示部27を通して入力するようにしているが、ドライバコードの入力はこの操作表示部27により行うものに限らない。ドライバコードは、複合機20がネットワーク2を通じてサーバなどから取得し入力するようにしてもよい。この場合は、複合機20のネットワーク通信部29がドライバコードの入力部として機能する。サーバは、ユーザの所属する部門や許可する印刷条件などのユーザ情報を管理するユーザ情報管理サーバなどを用いることができる。
また、ドライバプログラム50は複合機20内のハードディスク装置26に保存されて端末10に送信(提供)されるようにしているが、この端末10に対するドライバプログラム50の送信は複合機20自身が行うものに限らない。たとえば、ネットワーク2に接続された提供サーバなどにドライバプログラム50を保存しておき、アクセス認証したユーザの端末10にはその提供サーバなどによるドライバプログラム50の保存先を公開する。そして、端末10からダウンロード要求を受けた場合に、そのドライバプログラム50にドライバコード40を付加して送信するなどしてもよい。
また、端末10がドライバプログラム50をダウンロードするためのアクセス認証は、複合機20が行うようにしているが、ネットワーク2に接続された認証サーバなどが行うようにしてもよい。
また、実施の形態で説明したドライバコード40は、複合機20で許可する印刷条件を判定するために用いられる印刷条件情報(印刷条件フラグ)と、複合機20による印刷の管理を部門毎に行うために用いられる部門管理情報(部門管理コード)とを含み、部門管理情報は部門管理を行う場合のみ有効となるようにしたが、このような印刷条件情報や部門管理情報を含まないドライバコードを用いてもかまわない。また、印刷条件情報を含まないドライバコードによる印刷の許可判定は、複合機20の受信した印刷データからドライバコードが検出された場合に、そのドライバコードと不揮発メモリ25に記憶されているドライバコードとを照合してそれらが一致する場合に印刷を許可し、一致しない場合には印刷を禁止する判定を下すようにすればよい。
また、印刷条件はカラーモード(白黒/カラー)のほかに、ページ数(印刷枚数)、記録紙のサイズ、印刷部数などとしてもよい。具体的には、ページ数の場合は、たとえばNページ以下のみ許可など、記録紙のサイズの場合は、たとえばA4サイズ以下のみ許可など、印刷部数の場合は、たとえばM部以下のみ許可などとしてもよい。
また、印刷条件を制限した場合には、端末10のドライバプログラム50による印刷の設定で、制限された印刷条件を指定できないようにしてもよい。たとえば、フルカラー印刷を制限した場合には、ドライバプログラムによって表示されるカラーモードを指定する画面で、フルカラー印刷を選択できないようにするなどしてもよい。このように、制限された印刷条件をドライバプログラムにて指定できないようにした場合には、複合機20による印刷の許可判定で印刷条件を確認しないようにしてもよい。すなわち、ドライバコードにおける印刷条件の適合/不適合は確認せずに、ドライバコードの一致/不一致の確認のみで印刷の許可/禁止を判定するようにしてもよい。
また、図10に示した複合機20の処理においては、ドライバプログラム50の保存(ステップS101)と、印刷制限に関する設定・保存(ステップS102〜ステップS104)と、アクセス権限の設定・保存(ステップS105)とは、順番が入れ替わってもかまわない。これらは、管理者が行う操作の順番によって入れ替わるものであるため、何れの順番で実行してもかまわない。
また、端末10による複合機20からのドライバプログラム50のダウンロードは、専用のインストールプログラムを用いて行うようにしてもよい。具体的には、たとえば、複合機20はドライバプログラム50とそのインストールプログラムとを保存しており、端末10からダウンロード要求を受信したときには、その端末10に対してインストールプログラムを送信する。その後、端末10にてインストールプログラムが実行され、インストールプログラムにより送信されたダウンロード要求を複合機20が受信したときに、その端末10に対してドライバプログラム50を送信するなどしてもよい。
また、ネットワーク2に接続された複数の複合機20を全て同じ設定にしたい場合、たとえば、複合機20を新規追加もしくは置き換えた場合などには、その新設の複合機20が既設の複合機20から設定を取得できるようにしてもよい。具体的には、図1に示すように、たとえば、図中の「MFP2」で示す新設の複合機20がネットワーク2を通じて、図中の「MFP1」で示す既設の複合機20にアクセスし、その既設の複合機20内の設定情報(印刷制限、部門管理、印刷条件の各項目(ドライバコード)や認証情報など)をインポートするなどが可能である。
また、本発明に係る印刷ドライバ送信装置は、実施の形態で説明した複合機に限らず、端末装置に対して複合機の印刷ドライバを提供する上述の提供サーバなども含まれる。さらに、本発明に係る印刷装置は、実施の形態で説明した複合機に限らず、プリンタやプリンタ機能を備えた複写機なども含まれる。