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JP5072762B2 - スタビライザブッシュ - Google Patents
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JP5072762B2 - スタビライザブッシュ - Google Patents

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Description

この発明はスタビライザバーを軸方向に貫通の挿通孔に挿通させる状態にブラケットにより車体に固定され、スタビライザバーを車体に弾性支持させるスタビライザブッシュに関する。
スタビライザバーは車体の傾きを減らすために取り付けられる捩り剛ばね(トーションバー)で、その両端を左右のサスペンションに取り付け、左右の車輪が上下に異なる動きをするときこれを抑制するように作用する。
例えばコーナを曲がるときサスペンションは遠心力によって外輪側が縮み、内輪側が伸びようとし、結果として車体が遠心力で外側に傾こうとする。
スタビライザバーはこのように左右の車輪が上下逆相で動くとき(ローリングするとき)捩れを発生させて、その捩れ剛性による抵抗によって左右の車輪の上下逆相の動きを抑制し、また捩れにより蓄えられた弾性復元力で上下逆相に動いた左右の車輪を速やかに元に戻すように働く。
このようにスタビライザバーはロール角を抑える働きを有しており、これにより車両の操縦安定性(走行安定性)が高められる。
このスタビライザバーを車体に取り付けるに当っては、振動絶縁部材としてのスタビライザブッシュを車体とスタビライザバーとの間に介在させ、スタビライザバーを車体に弾性支持させるようにする。
スタビライザバーは、全体として平面形状が概略コ字形状をなしており、車幅方向(車両の左右方向)にほぼ直線状に延びる中央部が一対のスタビライザブッシュを介して車体に固定され、また両端の腕部の各端部が車輪を支持するサスペンションに固定される。
スタビライザブッシュは、軸方向に貫通の挿通孔を径方向の中心部に有するゴム弾性体にて構成されており、その挿通孔にスタビライザバーを挿通させた状態で剛性のブラケットにより車体に固定される。
図8は、従来用いられているスタビライザブッシュの例を示したもので、図中200はスタビライザブッシュを、202はスタビライザバーを挿通させる軸方向に貫通の挿通孔を表している。
図8に示しているようにスタビライザブッシュ200には、軸方向の両端部に径方向外方に突出したゴムフランジ部204が周方向に沿って形成されている。
このスタビライザブッシュ200には軸方向に切割206が入れられて、その切割206を通じてスタビライザバーに軸直角方向に嵌め合わされ、その状態でブラケット208にて車体に固定される。
ブラケット208は、スタビライザブッシュ200に外嵌される外嵌部210と、その周方向の両端から水平に突出した固定部212とを有しており、外嵌部210をスタビライザブッシュ200に外嵌させた状態で、固定部212が車体に固定され、スタビライザブッシュ200を車体に取り付ける。
ところで、図9に示しているようにスタビライザブッシュ200には、車輪が上下逆相に動くときにスタビライザバー214から図中Pで示す方向のこじり方向の力が作用する。
このとき挿通孔202が開く、いわゆる口開きの現象が生じて、図9の部分拡大図に示しているようにそこに隙間Sが生じ、その隙間Sを通じてスタビライザブッシュ200の内部、詳しくは挿通孔202の内部に泥水や小石(例えば大きさ数mm程度)が入り込み、その状態でスタビライザバー214とスタビライザブッシュ200とが相対運動することで、スタビライザブッシュ200が侵入した小石等によって擦られて損傷を生じる恐れがある問題があった。
そこで本出願人は、この問題を解決することを狙いとしたスタビライザブッシュを先の特許願において提案している(下記特許文献1)。
この特許文献1に開示のものは、スタビライザブッシュを、筒状のゴム弾性体にて構成されたブッシュ本体と、ブッシュ本体の軸方向の端面且つ挿通孔の周囲から軸方向の外方に突出し、スタビライザバーの外周面に弾性嵌合してシール作用を行うシールリップとで構成し、そしてそのシールリップを、スタビライザバーの挿通前の状態で軸方向の先端側に向って径方向内方に小径化する先細り形状で形成したものである。
このようにシールリップをスタビライザブッシュに備えておくことで、上記隙間Sの形成によるスタビライザブッシュ内部への泥水や砂等の侵入による不具合を改善することができたものの、未だ問題解決のために必ずしも十分とは言えず、更なる改善が求められていた。
尚、本発明に一見類似した技術として下記特許文献2に開示されたものがある。
このものは、スタビライザブッシュの車両の左右方向のばね剛性を高くすることを目的としたもので、本発明とは課題を異にしており、そのためこの特許文献2に開示のものでは、本発明のスタビライザブッシュのようにシールリップを備えておらず、また補強部材の埋設位置がブッシュ本体の径方向の中間位置ないし外側位置であり、本発明とは別異のものである。
特開2007−203756号公報 特開平11−82625号公報
本発明は以上のような事情を背景とし、スタビライザバーにこじりの力が入力した場合であっても、スタビライザバーにおける挿通孔の軸方向端部がいわゆる口開きの現象を生じず、隙間を通じて挿通孔内に泥水や砂等が侵入する問題を従来に増して良好に防止することのできるスタビライザブッシュを提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、(イ)筒状のゴム弾性体にて構成され、径方向の中心部にスタビライザバーを挿通させる軸方向に貫通の挿通孔を有するとともに、軸方向の両端部にゴムフランジ部を有するブッシュ本体と、(ロ)該ブッシュ本体の軸方向の端面且つ前記挿通孔の周囲から軸方向の外方に突出し、前記スタビライザバーの外周面に弾性嵌合してシール作用を行う、該スタビライザバーの挿通前の状態で軸方向の先端側に向って径方向内方に小径化する先細り形状のゴム弾性体から成るシールリップと、を備えて成り、前記スタビライザバーを前記挿通孔に挿通させる状態にブラケットにて車体に固定され、該スタビライザバーを該車体に弾性支持させるスタビライザブッシュにおいて、軸方向の両端部に径方向外方に突出したフランジ部を有する筒状且つ前記ゴム弾性体よりも高剛性の中間板を前記ブッシュ本体内に埋設し、該中間板は該ブッシュ本体の該中間板より内周側に位置するゴム内層の径方向の肉厚が、該中間板より外周側に位置するゴム外層の肉厚よりも薄く、且つ該中間板の内周位置が前記シールリップの前記ブッシュ本体側の付根の外周位置よりも径方向の内方に位置する状態に、該ブッシュ本体に埋設してあることを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記筒状を成す中間板には周方向の所定部位に軸方向全長に亘って切欠部が設けられているとともに、該切欠部に対して軸直角方向に対向する部位が、軸方向の両端間に形成された開口形状の窓部を備えた可撓部とされていて、該中間板のそれら可撓部と切欠部との間の部分が第1及び第2半筒状部を成しており、前記ゴム弾性体は内部に潤滑剤を含有した自己潤滑性を有するものとされていて、前記中間板は該ゴム弾性体に対して非接着とされており、且つ前記中間板における前記第1半筒状部と第2半筒状部との各筒壁部には、前記ゴム外層と前記ゴム内層とを連絡する複数の貫通孔が設けられていて、該貫通孔が前記ゴム弾性体にて埋められていることを特徴とする。
請求項3のものは、請求項2において、前記中間板の前記フランジ部には、前記ゴムフランジ部を軸方向の内外に連絡する複数の貫通孔が設けられていて、該貫通孔が前記ゴム弾性体にて埋められていることを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように本発明は、軸方向の両端部に径方向外方に突出したフランジ部を有する筒状且つゴム弾性体よりも高剛性の中間板をブッシュ本体に埋設し、そしてその中間板を、ブッシュ本体の中間板より内周側に位置するゴム内層の肉厚が、外周側に位置するゴム外層の肉厚よりも薄く、且つ中間板の内周位置が、シールリップのブッシュ本体側の付根の外周側の位置よりも径方向の内方に位置する状態に、ブッシュ本体に埋設したものである。
かかる本発明のスタビライザブッシュにあっては、中間板よりも内側に位置するゴム内層、即ちスタビライザバーに直接接触する、中間板より内側のゴム内層の肉厚が薄く、ばねの硬いものとなるため、スタビライザバーに対してこじり方向の力が入力したとき、ゴム内層の硬いばね特性によって、即ち中間板による拘束作用によって、スタビライザブッシュをシールリップとともにスタビライザバーに追従してこじり方向に一体的に変位させることができる。
その結果、スタビライザブッシュに対してスタビライザバーが相対的にこじり方向に変位することによって、挿通孔の軸方向端部で生じる口開きの現象、即ち上記の隙間Sを生じる現象を効果的に防止でき、その隙間を通じてスタビライザブッシュの内部、詳しくは挿通孔内部に泥水や砂等が侵入するのを有効に防止でき、侵入した砂等によってスタビライザブッシュが摩耗したり損耗したりするのを良好に防止することができる。
本発明ではまた、上記中間板の軸方向の両端部にフランジ部を設けてあり、そのことによって上記こじり方向における中間板の剛性を高め得、またブッシュ本体及びシールリップに対するこじり方向の拘束力も高め得て、スタビライザバーのこじり方向の変位に対しスタビライザブッシュをより良好に追従させることができ、上記口開きの現象を一層効果的に防止することができる。
またその中間板は内周位置がシールリップのブッシュ本体側の付根の外周位置よりも径方向の内方に位置しているため、シールリップ自身の口開きの現象を従来に増して一層効果的に防止することができる。
本発明ではまた、ブッシュ本体内部に埋設した中間板が軸直角方向のばね特性を硬くする働きも有しており、そのことによって操縦安定性を高める効果を奏する。
ところでスタビライザブッシュには、車両がコーナを回るときにこじり方向,軸直角方向の変形抵抗を高めることで車両の操縦安定性(走行安定性)を高める働きが求められる一方で、車両の左右両輪が路面の段差を乗り越えたときにスタビライザバーをスタビライザブッシュに対して円滑に回転させ、そのことによって車輪が段差を乗り越えたときの衝撃が車体に伝わるのを抑制する働きが求められる。
これを実現するため、スタビライザブッシュのゴム弾性体として内部に潤滑剤を含有した自己潤滑性を有する自己潤滑ゴムを用いることが行われる。
この自己潤滑性を有するゴム弾性体(自己潤滑ゴム)は、内部に含有されたシリコンオイル等の潤滑剤をスタビライザバーの外周面に接する挿通孔内周面を含む表面に滲出させることによって、スタビライザバーとゴム弾性体との間に潤滑剤を介在させ、そのことによってスタビライザバーとゴム弾性体との間の摺動抵抗を低くして、スタビライザバーの回転運動を円滑化する働きをなす。
しかしながらこの潤滑剤はまた、ゴム弾性体の内部に埋設した中間板の表面、つまりゴム弾性体の、中間板と接する部分の面にも滲出して、そこで中間板をゴム弾性体に対してすべり易くしてしまう。
また中間板表面に滲出し、中間板とゴム弾性体との間に介在した潤滑剤は中間板とゴム弾性体との間の接着を阻害する問題を生ずる。
中間板をゴム弾性体の内部に埋設するにあたっては、通常、予め中間板のゴム弾性体と接する表面に接着剤を塗布処理し、ゴム弾性体の加硫成形時に同時にゴム弾性体と中間板とを加硫接着するが、自己潤滑ゴム、特にゴム弾性体の内部に潤滑剤を多量に含有させたものでは、中間板表面に多くの潤滑剤が滲出してそこで潤滑剤の膜を形成し、その膜が、中間板に塗付処理した接着剤とゴム弾性体との間の接着反応を阻害し、中間板をゴム弾性体に対して加硫接着にて良好に接着するのを困難化する。
而して中間板がゴム弾性体に対して強固に接着固定されていないと、中間板とゴム弾性体との間ですべりが生じ、中間板による上記の拘束機能が低下し、またゴム弾性体の上記のこじり方向,軸直角方向のばね剛性を低くしてしまう。
ここにおいて請求項2のものは、自己潤滑性を有するゴム弾性体と中間板とを非接着となした上で、中間板における切欠部と、これに対して軸直角方向に対向した部位の可撓部との間の第1半筒状部と第2半筒状部との各筒壁部に、ゴム外層とゴム内層とを連絡する複数の貫通孔を設けたものである。
ここで中間板に設けられた上記の切欠部は、スタビライザブッシュをスタビライザバーに対して軸直角方向に嵌め込む際に、スタビライザバーを軸直角方向に通過させるべく設けられたものであり、またこれに対して軸直角方向に対向する部位の可撓部は、スタビライザブッシュを切割部分で周方向に開き変形させる際に、内部に埋設した中間板を容易にこれと一体に可撓変形させるためのものである。
この請求項2によれば、中間板における第1半筒状部と第2半筒状部との各筒壁部に設けた複数の貫通孔で外ゴム層と内ゴム層とが繋がった形となるため、中間板をゴム弾性体に対して非接着としたにもかかわらず、貫通孔に埋り込んだゴムによるアンカー効果によって、中間板がゴム弾性体に対して滑りを生ずるのを良好に防止することができる。
そしてそのことによって中間板による上記の拘束作用、更に中間板によるゴム弾性体の上記のこじり方向,軸直角方向のばね剛性の増大効果を良好に発揮させることができる。
中間板に設けた上記の複数の貫通孔はまた、次のような働きも有する。
即ち、スタビライザバーの外周面と接するゴム内層の挿通孔内周面に滲出した潤滑剤は、スタビライザバーによる擦れによって少しずつ失われて行く。
このようにしてスタビライザバー表面に接する部分で潤滑剤が失われて行くと、スタビライザバーが円滑に挿通孔内周面に対して回転運動できなくなるばかりか、そこで生ずる摩擦抵抗の増大によって異音を発生させるようになる。
この挿通孔内周面には、ゴム内層に含有されている潤滑剤が漸次供給されて来るが、本発明においてはゴム内層の軸直角方向の肉厚が薄く、ゴム内層に含有される潤滑剤の量は多くはない。
しかるにこの請求項2では、中間板に複数の貫通孔が設けてあるため、ゴム外層に含有されている潤滑剤もまた、この貫通孔を通じてゴム内層に、更にスタビライザバーの外周面に接する挿通孔内周面に連続的に供給される。
これによりスタビライザバーの外周面とゴム内層の内周面即ち挿通孔内周面との間に、常に潤滑剤の膜を形成保持しておくことができ、スタビライザバーによる擦れによって、ゴム弾性体とスタビライザバーとの間の潤滑剤が消失するのを良好に防ぐことができる。
この請求項2は、ゴム弾性体に対して潤滑剤を10質量%以上に多く配合したものに適用して効果の大なるものである。
また中間板に設けた貫通孔は、上記の働きを行わせることを主目的としたものであることから、この請求項2では単一の大きな貫通孔を設けるのでなく、小孔からなる多数の開口を分散して設けておくことが望ましい。
単一の大きな貫通孔を設けた場合、その貫通孔を設けた部分においてゴム弾性体のこじり方向,軸直角方向のばね剛性が低下してしまう。
またゴム外層に含まれている潤滑剤が、軸方向においてゴム外層からゴム内層へと径方向内方に均等に供給され難くなる。
これに対して大きさの小さい貫通孔を多数分散状に設けておくことで、ゴム弾性体におけるこじり方向,軸直角方向のばね剛性の低下を効果的に防ぐことができるとともに、ゴム外層からゴム内層に向けて軸方向の広い範囲に亘って均等に潤滑剤をそれら貫通孔を通じて供給することが可能となる。
この意味において、請求項2のものでは最大径部の寸法が1mm以上5mm以下の小孔からなる貫通孔を、最も近接して隣接する小孔同士の間隔(貫通孔となっていない部分の距離)が0.5mm以上3mm以下の間隔となる小間隔で個数30以上の多数を分散形成しておくことが望ましい。
ここで最大径部の寸法が1mmより小さいと成形時に小孔へゴムがまわらず、アンカー効果や径方向内方への潤滑剤の供給に支障があり、最大径部の寸法が5mmを超えるとばね剛性に影響を及ぼすことになる。
また間隔が0.5mmよりも狭いと中間板の強度上問題があり、3mmよりも大きいと径方向内方へ潤滑剤が均等に供給され難くなる。
次に請求項3は、中間板のフランジ部にも複数の貫通孔を設け、その貫通孔を通じて、ゴム弾性体の両端部に設けたゴムフランジ部を軸方向の内外に連絡するようになしたもので、この請求項3によれば、ブッシュ本体の軸方向両端部のゴムフランジ部及びシールリップに対する中間板の拘束作用を更に高め得、スタビライザバーのこじり方向の変位に対してシールリップ部の追従性をより一層高め得て、上記の口開きの現象、更にそのことによって生ずる隙間への泥水や小石等の浸入をより確実に防止することが可能となる。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10はスタビライザブッシュで、径方向の中心部に軸方向に貫通の断面円形の挿通孔12を有していて、そこに金属製のスタビライザバー14を挿通させ、その状態で金属製の剛性のブラケット16により車体18に固定されて、スタビライザバー14を車体18にて弾性支持させている。
図3に示しているようにスタビライザブッシュ10は、ゴム弾性体から成るブッシュ本体19,同じくゴム弾性体から成り、ブッシュ本体19に一体に成形されたシールリップ20、及びブッシュ本体19と車体18との間に介在させられるプレート状の台座部材22とを有している。
本実施形態において、ブッシュ本体19及びシールリップ20を構成するゴム弾性体は自己潤滑性を有するものとされている。
具体的には、ブッシュ本体19及びシールリップ20を構成するゴム弾性体には潤滑剤が含有されており、使用中にその含有された潤滑剤が挿通孔12内周面を含む表面に滲出する。そして挿通孔12内周面に滲出した潤滑剤によって、挿通孔12内周面とスタビライザバー14の外周面との間の摩擦抵抗が低くなり、スタビライザブッシュ10に対するスタビライザバー14の摺動抵抗が低下せしめられる。
この潤滑性を有するゴム弾性体(自己潤滑ゴム)は従来公知のもので、ゴム弾性体にシリコンオイルその他の潤滑剤を含有させることでゴム弾性体が自己潤滑化される。
この自己潤滑ゴムについては、例えば特開2004−292678,特開2006−206788等に開示されており、前者においては潤滑剤として分子鎖末端に2重結合を有するα−オレフィンワックスが用いられており、また後者に記載のものでは潤滑剤として不飽和脂肪酸アミド,ポリエチレングリコール型界面活性剤が用いられている。
ブッシュ本体19は、図2に示しているように全体として筒状をなしており、その軸方向の両端部には径方向外方に突出したゴムフランジ部24が周方向に沿って形成されている。
ブッシュ本体19に一体に成形されたシールリップ20は、図1に示しているようにスタビライザバー14の外周面に弾性嵌合してシール作用をなす部分で、挿通孔12の周囲から軸方向外方に突出する断面円形の筒状をなしている。
ここで本実施形態ではかかるシールリップ20がブッシュ本体19の軸方向の一端側と他端側との両方に設けられている。
このシールリップ20は図2及び図3に示す状態、即ちスタビライザバー14の挿通前の状態で、付根側から先端側に進むにつれて径方向内方に移行する先細り形状、即ちスタビライザバー14の軸心位置(厳密には挿通孔12の中心位置)に接近する先細り形状をなしている。
また軸方向中間部に変曲部26を有しており、この変曲部26より付根側の第1部分28,先端側の第2部分30の何れもがテーパ形状をなしている。
第2部分30は実質的にシール作用を行う部分で、第1部分28はこの第2部分30を弾性的に支持する支持部としての働きを有している。
第2部分30の傾き角は、第1部分28の傾き角よりも急角度をなしている。即ちこの第2部分30は、その先端から変曲部26にかけて急角度で立ち上がった形態をなしている。
また第2部分30の先端且つ内周側には、スタビライザバー14に向かって突出する突起32が形成されている。
尚、シールリップ20はその全体が挿通孔12よりも内径が小径とされている。
このシールリップ20は、挿通孔12にスタビライザバー14を挿通したとき、図1に示しているようにその全体が径方向外方に弾性的に拡径変形する。
詳しくはスタビライザバー14を挿通すると、その外周面によって第2部分30の先端部が弾性的に拡径変形させられ、これに伴って第1部分28を含むシールリップ20全体が拡径変形し、その変形によって蓄えられた弾性力に基づいて、第2部分30の先端部がスタビライザバー14の外周面に弾性接触せしめられ、シール作用を行う。
図2に示しているように、スタビライザブッシュ10には軸方向の切割34が設けられている。
この切割34は、ブッシュ本体19及びシールリップ20の外周面から内周面即ち挿通孔12に到っている。
スタビライザブッシュ10は、この切割34を開くようにして図1のスタビライザバー14に軸直角方向に嵌め合わされる。
上記台座部材22はゴム弾性体よりも硬質の、具体的にはここでは樹脂製の部材であって、平面視においてその中央部に挿込孔36(図3参照)を有し、更にその下側に凹部38を有している。
上記ブッシュ本体19には下向きの挿込突起40が設けられ、この挿込突起40が、挿込孔36において台座部材22に対し下向きに挿し込まれている。そしてその挿込突起40の先端部に形成された頭部42が凹部38内に収納されている。
頭部42は挿込孔36よりも大径をなしており、挿込孔36に挿し込まれた挿込突起40は、頭部42によって台座部材22に対し抜止めされている。
ここで挿込孔36,凹部38,挿込突起40,頭部42は何れも平面形状が円形を成している。
上記ブラケット16は、図2に示しているように全体として門形をなしている。
このブラケット16はスタビライザブッシュ10、詳しくはブッシュ本体19の外周面に径方向外方から嵌められて嵌合する外嵌部44と、その周方向の両端から折れ曲った固定部46とを有しており、外嵌部44をスタビライザブッシュ10におけるブッシュ本体19の外周面、詳しくは一対のゴムフランジ部24の間の部分の外周面に弾性嵌合させる状態で、固定部46が車体18に固定されるようになっている。
図3に示しているように、ブッシュ本体19の内部には中間板48が埋設されている。ここで中間板48はブッシュ本体19のゴム弾性体に対し加硫接着にて一体に固着されている。
中間板48はゴム弾性体よりも高剛性を有するもので、全体として円形の筒形状をなしており、軸方向の両端部に径方向外方に突出したフランジ部50を有しており、それらフランジ部50をブッシュ本体19のゴムフランジ部24内に位置させる状態で、ブッシュ本体19内部に埋設されている。
本実施形態において、この中間板48は樹脂(ここではPA(ポリアミド)66樹脂でガラス繊維を30%含有させたもの)にて構成されている。但し鉄,アルミニウム合金等の金属製とすることもできるし或いは他の材質にてこれを構成することもできる。
尚この中間板48は、図2に示すブッシュ本体19の切割34に対応する位置で周方向に分断されている。
本実施形態において、中間板48はその形状及びブッシュ本体19への埋設位置が次のように定められている。
即ち、ブッシュ本体19の中間板48より内周側、つまりスタビライザバー14側に位置するゴム内層52の径方向の肉厚が、外周側に位置するゴム外層54の径方向の肉厚よりも薄くなる状態に、また中間板48の内周位置が、シールリップ20におけるブッシュ本体19側の付根の外周位置よりも径方向の内方に位置するように、中間板48の形状,埋設位置が定められている。
実際にはこの実施形態では、ゴム外層54の径方向の肉厚(中間板48よりも図中上側部分の肉厚)3mmに対し、ゴム内層52の肉厚が1.5mmとされている。
尚、中間板48の肉厚はここでは1.2mmであり、またシールリップ20のブッシュ本体19側の付根の肉厚は3mmで、ゴム内層52はそのシールリップ20よりも肉厚が薄いものとなっている。
この実施形態では、ゴム内層52の肉厚を薄くするように中間板48がブッシュ本体19に埋設されている結果、中間板48がブッシュ本体19及びシールリップ20の動きをスタビライザバー14のこじり方向の動きに追従させる拘束部材として働く。
具体的には、図4に示しているようにスタビライザバー14が図中矢印Pで示す方向にこじり運動したとき、ゴム内層52の肉厚が薄く、ゴム内層52のばねが硬いことによって、ゴム内層52が自身の弾性変形によりスタビライザバー14のこじり運動を吸収することができず、スタビライザバー14がこじり運動したときにブッシュ本体19がこれに追従してスタビライザバー14と一体的に同方向にこじり運動せしめられる。
このときシールリップ20もまた、スタビライザバー14のこじり運動に追従して全体的にこじり方向に変位せしめられる。その結果として、シールリップ20とスタビライザバー14との間に図9の拡大図に示すような隙間Sが生じるのが防止される。
つまりいわゆる口開きの現象を生ぜしめることなく、シールリップ20が全周に亘ってスタビライザバー14の外周面に密着状態に接触し、スタビライザバー14と挿通孔12との間を良好にシールした状態に保持する。
以上のように本実施形態のスタビライザブッシュ10にあっては、中間板48よりも内側に位置するゴム内層52、即ちスタビライザバー14に直接接触する、中間板48より内側のゴム内層52の肉厚が薄く、ばねの硬いものとなるため、スタビライザバー14に対してこじり方向の力が入力したとき、ゴム内層52の硬いばね特性によって、即ち中間板48による拘束作用によって、スタビライザブッシュ10をシールリップ20とともにスタビライザバー14に追従してこじり方向に一体的に変位させることができる。
その結果、スタビライザブッシュ10に対してスタビライザバー14が相対的にこじり方向に変位することによって、挿通孔12の軸方向端部で生じる口開きの現象、即ち上記の隙間Sを生じる現象を効果的に防止でき、その隙間を通じてスタビライザブッシュ10の内部、詳しくは挿通孔12内部に泥水や砂等が侵入するのを有効に防止でき、侵入した砂等によってスタビライザブッシュ10が摩耗したり損耗したり、或いはまた異音を発生させたりするのを良好に防止することができる。
本実施形態ではまた、上記中間板48の軸方向の両端部にフランジ部50を設けてあり、そのことによって上記こじり方向における中間板48の剛性を高め得、またブッシュ本体19及びシールリップ20に対するこじり方向の拘束力も高め得て、スタビライザバー14のこじり方向の変位に対しスタビライザブッシュ10をより良好に追従させることができ、上記口開きの現象を一層効果的に防止することができる。
またその中間板48は内周位置がシールリップ20のブッシュ本体19側の付根の外周位置よりも径方向の内方に位置しているため、シールリップ20自身の口開きの現象を従来に増して一層効果的に防止することができる。
本実施形態ではまた、ブッシュ本体19内部に埋設した中間板48が軸直角方向のばね特性を硬くする働きも有しており、そのことによって操縦安定性を高める効果を奏する。
次に図5〜図7は本発明の他の実施形態を示している。
この例では、ゴム弾性体として潤滑剤をゴムポリマーベースで10質量%以上の多量に、具体的にはここでは30質量%含有させた自己潤滑ゴムが用いられている。
具体的な配合内容は以下に示す通りである(以下の配合内容中の各配合剤はゴムポリマーを基準として、それに対する添加割合を示している)。
尚この配合内容は、特開2006−206788に配合の一例として開示されているものである。
NR:20質量部
BR:80質量部
α−オレフィンワックスA:30質量部
カーボンブラック:80質量部
加硫剤(硫黄):4質量部
加硫促進剤:1質量部
酸化亜鉛:5質量部
ナフテン系オイル:3質量部
ステアリン酸:1質量部
老化防止剤:2質量部
尚α−オレフィンワックスAは直鎖状炭化水素の片末端に2重結合を有するα−オレフィンワックスで日本精蝋社製、炭素数の分布頂点が20、融点38℃のものである。
中間板48は、図7に示しているように周方向の所定部位に軸方向全長に亘る切欠部60を有しており、またこれと軸直角方向に対向する部位に可撓部62を有している。
可撓部62は、単一の大きな開口からなる窓部64を有していて、この窓部64の形成により可撓部62が他部に対して低剛性化され、そこに可撓性が付与されている。
中間板48は、この可撓部62の可撓変形によって切欠部60の周方向の開口幅を大きくする方向に弾性変形可能である。
中間板48は、この切欠部60を図2の切割34に位置させる状態でゴム弾性体内部に埋設されている。
尚、中間板48が切欠部60を有し、その切欠部60を切割34に一致させる状態でゴム弾性体内部に埋設されている点は、図1〜図4に示す第1の実施形態においても同様である。
中間板48はまた、可撓部62の位置において一対のフランジ部50のそれぞれが切り欠かれている。図中66はそれらフランジ部50の切欠部を表している。
この実施形態において、中間板48は切欠部60と可撓部62とによって、図中上側の第1の半筒状部68-1と、図中下側の第2の半筒状部68-2とに分けられている。
これら半筒状部68-1と68-2とのそれぞれの筒壁部70には、小孔から成る多数の貫通孔72が設けられており、図6に示しているようにそれら貫通孔72において、ゴム内層52とゴム外層54とが互いに連絡されている。即ち貫通孔72のそれぞれの内部にはゴムが充填されており、貫通孔72に充填されたゴムによってゴム内層52とゴム外層54とが互いに連絡されている。
本例では、これら小孔から成る貫通孔72は何れも同じ大きさのもので、ここではφ2.5mmの円孔をなしている。
また貫通孔72は、ここでは半筒状部68-1,68-2のそれぞれの筒壁部70ごとに個数35の多数個形成されている。
これら貫通孔72は、半筒状部68-1,68-2とで図中上下対称形状且つ対称位置に配置されており、中間板48全体で貫通孔72の個数は70である。
貫通孔72は、半筒状部68-1,68-2のそれぞれにおいて図中上下、左右方向に隣接して位置する(即ち最も近接して位置する)貫通孔72同士の間隔(貫通孔72となっていない部分の距離)が3mm以下の小間隔で形成してある。
またこの貫通孔72は、半筒状部68-1,68-2のそれぞれの筒壁部70の5割を占める大部分に亘って均等に分散形成してある(貫通孔72は少なくとも各筒壁部70の4割以上の大部分に亘って均等に分散形成しておくことが望ましい)。
尚ここでは貫通孔72を円孔としているが、貫通孔72をこれ以外の形状、例えば4角形状その他の形状としておくことも可能である。
この実施形態ではまた、一対のフランジ部50のそれぞれにも、これを軸方向に貫通する複数の貫通孔74が設けられている。そしてこれら貫通孔74に充填され、埋められたゴムによってゴムフランジ部24が軸方向の内外に連絡されている。
尚この実施形態では、各半筒状部68-1と68-2とのそれぞれについて、貫通孔72を30個以上の多数個、中間板48全体として60個以上の多数個形成しておくことが望ましい。
この実施形態によれば、中間板48における第1半筒状部68-1と第2半筒状部68-2との各筒壁部70に設けた複数の貫通孔72で、ゴム外層54とゴム内層52とが繋がった形となるため、中間板48をブッシュ本体19に対して非接着としたにもかかわらず、貫通孔72に埋り込んだゴムによるアンカー効果によって、中間板48がブッシュ本体19に対して滑りを生ずるのを良好に防止することができる。
そしてそのことによって中間板48による上記の拘束作用、更に中間板48によるゴム弾性体の上記のこじり方向,軸直角方向のばね剛性の増大効果を良好に発揮させることができる。
中間板48に設けた複数の貫通孔72はまた次のような働きも有する。
即ち、スタビライザバー14の外周面と接するゴム内層52の挿通孔12内周面に滲出した潤滑剤は、スタビライザバー14による擦れによって少しずつ失われて行く。
このようにしてスタビライザバー14表面に接する部分で潤滑剤が失われて行くと、スタビライザバー14が円滑に挿通孔12内周面に対して回転運動できなくなるばかりか、そこで生ずる摩擦抵抗の増大によって異音を発生させるようになる。
この挿通孔12内周面には、ゴム内層52に含有されている潤滑剤が漸次供給されて来るが、本実施形態においてはゴム内層52の軸直角方向の肉厚が薄く、ゴム内層52に含有される潤滑剤の量はブッシュ本体19全体に含有されている量に比べて多くはない。
しかるにこの実施形態では、中間板48に複数の貫通孔72が設けてあるため、ゴム外層54に含有されている潤滑剤もまた、この貫通孔72を通じてゴム内層52に、更にスタビライザバー14の外周面に接する挿通孔12内周面に連続的に供給される。
これによりスタビライザバー14の外周面とゴム内層52の内周面、即ち挿通孔12内周面との間に、常に潤滑剤の膜を形成保持しておくことができ、スタビライザバー14による擦れによってブッシュ本体19とスタビライザバー14との間の潤滑剤が消失するのを良好に防ぐことができる。
この実施形態において、貫通孔72は、上記の働きを行わせることを主目的としたものであることから、単一の大きな貫通孔を設けるのでなく、小孔からなる多数の貫通孔72を分散して設けてある。
単一の大きな貫通孔を設けた場合、その貫通孔を設けた部分においてゴム弾性体のこじり方向,軸直角方向のばね剛性が低下してしまう。
またゴム外層54に含まれている潤滑剤が、軸方向においてゴム外層54からゴム内層52へと径方向内方に均等に供給され難くなる。
これに対して本実施形態では小孔から成る貫通孔72を多数分散状に設けてあるため、ブッシュ本体19におけるこじり方向,軸直角方向のばね剛性の低下を効果的に防ぐことができるとともに、ゴム外層54からゴム内層52に向けて軸方向の広い範囲に亘って均等に潤滑剤をそれら貫通孔72を通じて供給することが可能となる。
本実施形態ではまた、中間板48のフランジ部50にも複数の貫通孔74を設け、その貫通孔74を通じて、ブッシュ本体19の両端部に設けたゴムフランジ部24を軸方向の内外に連絡するようになしており、かかる本実施形態によれば、ブッシュ本体19の軸方向両端部のゴムフランジ部24及びシールリップ20に対する中間板48の拘束作用を更に高め得、スタビライザバー14のこじり方向の変位に対してシールリップ20の追従性をより一層高め得て、上記の口開きの現象、更にそのことによって生ずる隙間Sへの泥水や小石等の浸入をより確実に防止することが可能となる。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれはあくまで一例示である。
例えば上記実施形態ではシールリップ20がブッシュ本体19の軸方向の一端側と他端側との両方とに設けられているが、場合によってこのシールリップ20を軸方向の一端側にだけ設けておくことも可能である(特に他端側にスタビライザバー14とスタビライザブッシュ10との軸方向の相対移動を阻止する横ずれストッパがスタビライザバー14に取り付けられている場合)。
その他本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
本発明の一実施形態であるスタビライザブッシュをスタビライザバー挿通状態で示す図である。 図1のスタビライザブッシュとブラケットとをそれぞれ分離して示した斜視図である。 図1のスタビライザブッシュをスタビライザバー挿通前の状態で示す断面図である。 同実施形態の作用説明図である。 他の実施形態のスタビライザブッシュをスタビライザバー挿通前の状態で示す縦断面図である。 同実施形態のスタビライザブッシュの横断面図である。 図5及び図6に示す中間板を単体で示した図である。 従来のスタビライザブッシュをブラケットとともに示した斜視図である。 従来のスタビライザブッシュの問題点の説明図である。
符号の説明
10 スタビライザブッシュ
12 挿通孔
14 スタビライザバー
16 ブラケット
18 車体
19 ブッシュ本体
20 シールリップ
48 中間板
50 フランジ部
52 ゴム内層
54 ゴム外層
60 切欠部
62 可撓部
64 窓部
72,74 貫通孔

Claims (3)

  1. (イ)筒状のゴム弾性体にて構成され、径方向の中心部にスタビライザバーを挿通させる軸方向に貫通の挿通孔を有するとともに、軸方向の両端部にゴムフランジ部を有するブッシュ本体と、(ロ)該ブッシュ本体の軸方向の端面且つ前記挿通孔の周囲から軸方向の外方に突出し、前記スタビライザバーの外周面に弾性嵌合してシール作用を行う、該スタビライザバーの挿通前の状態で軸方向の先端側に向って径方向内方に小径化する先細り形状のゴム弾性体から成るシールリップと、を備えて成り、前記スタビライザバーを前記挿通孔に挿通させる状態にブラケットにて車体に固定され、該スタビライザバーを該車体に弾性支持させるスタビライザブッシュにおいて
    軸方向の両端部に径方向外方に突出したフランジ部を有する筒状且つ前記ゴム弾性体よりも高剛性の中間板を前記ブッシュ本体内に埋設し、
    該中間板は該ブッシュ本体の該中間板より内周側に位置するゴム内層の径方向の肉厚が、該中間板より外周側に位置するゴム外層の肉厚よりも薄く、且つ該中間板の内周位置が前記シールリップの前記ブッシュ本体側の付根の外周位置よりも径方向の内方に位置する状態に、該ブッシュ本体に埋設してあることを特徴とするスタビライザブッシュ。
  2. 請求項1において、前記筒状を成す中間板には周方向の所定部位に軸方向全長に亘って切欠部が設けられているとともに、該切欠部に対して軸直角方向に対向する部位が、軸方向の両端間に形成された開口形状の窓部を備えた可撓部とされていて、該中間板のそれら可撓部と切欠部との間の部分が第1及び第2半筒状部を成しており、
    前記ゴム弾性体は内部に潤滑剤を含有した自己潤滑性を有するものとされていて、前記中間板は該ゴム弾性体に対して非接着とされており、
    且つ前記中間板における前記第1半筒状部と第2半筒状部との各筒壁部には、前記ゴム外層と前記ゴム内層とを連絡する複数の貫通孔が設けられていて、該貫通孔が前記ゴム弾性体にて埋められていることを特徴とするスタビライザブッシュ。
  3. 請求項2において、前記中間板の前記フランジ部には、前記ゴムフランジ部を軸方向の内外に連絡する複数の貫通孔が設けられていて、該貫通孔が前記ゴム弾性体にて埋められていることを特徴とするスタビライザブッシュ。
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