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JP5078591B2 - エレベータ用防犯カメラ装置 - Google Patents
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Description

この発明は、防犯カメラで撮影される映像信号の信頼性を向上させるとともに、小形化およびコストダウンを実現したエレベータ用防犯カメラ装置に関するものである。
従来のエレベータ用防犯カメラ装置において、カゴ室内に設置された防犯カメラに対する電源供給は、カゴ上部に載置されたエレベータ機器から行われている。
また、防犯カメラで撮影された映像信号は、同軸ケーブルなどを用いた有線方式で、エレベータ制御用ケーブルを介して、監視室などに設置されたモニタに伝送される。
したがって、一般に、エレベータのカゴ室内に防犯カメラを設置する場合には、防犯カメラとエレベータ機器との間に、電源ケーブルおよび映像信号伝送用ケーブルを配線し、両者を電気的に接続する必要があった。
この結果、各ケーブルの配線を介して、エレベータ機器からの電気的ノイズが防犯カメラに侵入して、防犯カメラで撮影される映像信号の品質を劣化させるうえ、煩わしい配線作業に多大な時間を要するので、映像信号の信頼性が低下するとともに、装置全体の大形化およびコストアップを招くという問題があった。
一方、太陽電池と2次電池とを組み合わせた電源を用いるとともに、映像信号を無線伝送することにより、電源ケーブルおよび映像信号伝送用ケーブルの配線を不要にする技術も提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載のカメラ装置は、屋外設置を前提としており、エレベータのカゴ室内の監視機能を考慮していないので、エレベータ用防犯カメラ装置として用いることはできない。
特開2002−77893号公報
従来のエレベータ用防犯カメラ装置では、電源ケーブルおよび映像信号伝送用ケーブルを配線が必要となるので、映像信号の信頼性低下、装置全体の大形化およびコストアップを招くという課題があった。
また、特許文献1に記載のカメラ装置は、太陽光の下での使用を前提としており、太陽電池設置による外観性劣化を考慮していないので、エレベータのカゴ室内で適用することができないという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、平面形状のアモルファスシリコン太陽電池パネルを防犯カメラの上部に載置することにより、電源供給用の配線を不要とし、映像信号の信頼性を向上させるとともに、装置全体の小形化およびコストダウンを実現したエレベータ用防犯カメラ装置を得ることを目的とする。
この発明によるエレベータのカゴ室内に設置されるエレベータ用防犯カメラ装置は、カゴ室内の天井照明の下部に配置された防犯カメラと、防犯カメラの上部に載置された平面形状の太陽電池パネルとを備え、太陽電池パネルは、天井照明からの照射光を電気に変換して防犯カメラに電源供給するエレベータ用防犯カメラ装置において、防犯カメラは、撮影した映像信号を外部に送信するための伸縮可能なホイップアンテナを有し、ホイップアンテナは、カゴ室の側壁を貫通してエレベータの昇降路内に突出するように配設されたものである。
この発明によれば、可視光線の波長領域に対して光電変換効率の高いアモルファスシリコン太陽電池パネルを用い、アモルファスシリコン太陽電池パネルから防犯カメラに電源供給することにより、電源ケーブルの配線を不要として電気的ノイズの侵入を遮断し、映像信号の信頼性向上、装置全体の小形化およびコストダウンを実現ことができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ用防犯カメラ装置の防犯カメラ部を示す側面図である。
図1において、エレベータ用防犯カメラ装置の本体となる防犯カメラ10は、エレベータのカゴ室22内の側壁21に設置されている。
防犯カメラ10のカメラカバー11内には、カゴ室22内を撮影するためのボードカメラ12と、ボードカメラ12接続された中継装置13と、可視光波長域で最も効率的に光電変換するアモルファスシリコン太陽電池パネル(以下、単に「太陽電池パネル」という)14と、カゴ室22内の天井照明(後述する)からの照射光Lを集光して太陽電池パネル14に照射する集光レンズ15と、側壁21から昇降路内に突出するように伸縮可能なホイップアンテナ16とが設けられている。
中継装置13は、太陽電池パネル15で光−電気変換された電気信号Eにより電源供給され、太陽電池パネル15からの供給電力を安定化する安定化回路と、供給電力に基づきボードカメラ12に直流電源Dpを供給する電源出力回路と、ボードカメラ12からの映像信号Siを受信する受信回路と、映像信号Siを変調してホイップアンテナ16に出力する送信回路とを備えている。なお、中継装置13の回路構成は公知なので、個々では図示を省略する。
太陽電池パネル14は、カメラカバー11の上部の平面形状部に設けられており、さらに上部が集光レンズ15により覆われている。集光レンズ15は、太陽電池パネル14の面積を増大させることなく高効率で集光するためのデバイスであるが、具体例については、先行文献(たとえば、特許第2913024号)から公知なのでここでは省略する。
なお、平面形状の太陽電池パネル14は、カメラカバー11の上面平板部の外側に配置してもよいが、カメラカバー11が光透過性の材質であれば、図1のように、カメラカバー11の内側に配置してもよい。また、カメラカバー11の上部を開口部としてもよい。
太陽電池パネル14および集光レンズ15は、カゴ室22内の天井照明からの照射光Lを効率的に受光するために、図示したように、カゴ室22内の天井中央部(光源方向)に向けて若干傾斜するように設けられている。
また、太陽電池パネル14および集光レンズ15は、外観性を損なう要因となるが、ほぼ球状の防犯カメラ10の上面部の平面形状部に設けられているので、人間の目線よりも高い位置に設置された防犯カメラ10であれば、利用客から見られることはなく、外観性を損なうこともない。
図2はこの発明の実施の形態1が適用されるビル内のエレベータ装置全体を示す側面図であり、図1の防犯カメラ10が設置されたカゴ20の周辺構成を概略的に示している。
図2において、カゴ室22内には天井照明23が設けられ、カゴ20の上部にはエレベータ機器となるステーション24が載置されている。
カゴ20上のステーション24は、制御ケーブル25を介して、ビル屋上に設置されたエレベータ制御盤26に接続され、エレベータ制御盤26の制御下で、カゴ室22内への電源供給および各種制御情報の授受を行う。
カゴ20は、ロープ27に吊り下げられており、ロープ27の他端に吊り下げられた釣合錘28とともに、巻上機29を介して昇降路30内を昇降駆動する。
エレベータの昇降路30内の下端部には、受信用のダイバーシティアンテナ31が設置されている。
ダイバーシティアンテナ31には、映像信号伝送用ケーブル32を介して、監視センタのモニタ(図示せず)が接続されており、監視センタでは、伝送された映像信号に基づくカゴ室22内の監視が行われる。
カゴ室22内の天井照明23は、カゴ室22内の外観に関与しており、カゴ室22内を明るくするとともに、太陽光(天気状態や時間帯によって変化する)と違って、常に一定の照度を保持している。
防犯カメラ10は、カゴ室22の側壁21の上部において、天井照明23の下部に配置されている。防犯カメラ10内の太陽電池パネル14(図1参照)は、近距離で受光される天井照明23からの照射光Lを、電気に変換して防犯カメラ10に電源供給する。
したがって、天井照明23は、防犯カメラ10内の太陽電池パネル14を適正に設置すれば、低消費電力のボードカメラ12の電源供給に十分寄与することができる。
また、太陽電池パネル14の上部に集光レンズ15を併用することにより、演出的な目的で低照度に設定された天井照明23であっても、防犯カメラ10への電源供給が可能となる。すなわち、太陽電池パネル14および集光レンズ15の組み合わせにより、種々の照度の天井照明23に対処可能となる。
ホイップアンテナ16は、防犯カメラ10の背面からカゴ室22の側壁21を貫通してエレベータの昇降路30内に突出するように配設され、撮影した映像信号Siに基づく無線信号(電波信号)Wを、昇降路内のダーバーシティアンテナ31に送信する。
このとき、電波信号Wは、カゴ20の側壁21、昇降路30内の壁面および釣合錘28などによって反射されるので、種々の反射波ノイズが発生するが、受信アンテナとしてダイバーシティアンテナ31を用いているので、反射波ノイズによる映像信号の乱れを回避することができる。
ダイバーシティアンテナ31で受信された映像信号は、映像信号伝送用ケーブル32を介して、監視センタのモニタに有線で伝送される。
なお、従来装置においては、カゴ室22内に防犯カメラ10を設置した場合、カゴ20上のステーション24(エレベータ機器)から防犯カメラ10への電源供給は、ケーブル接続によって行われ、また、防犯カメラ10からの映像信号Siは、ケーブル接続によりステーション24に伝送され、さらに制御ケーブル25を介してエレベータ制御盤26に伝送され、電源供給および信号伝送の両方がケーブル接続で行われている。
これに対し、この発明の実施の形態1によれば、エレベータのカゴ室22内に設置されるエレベータ用防犯カメラ装置において、カゴ室22内の天井照明23の下部に配置された防犯カメラ10と、防犯カメラ10の上部に載置された平面形状の太陽電池パネル14とを備え、太陽電池パネル14は、天井照明23からの照射光Lを電気に変換して防犯カメラ10に電源供給するので、防犯カメラ10とステーション24(エレベータ機器)とのケーブル接続は不要となる。
これにより、カゴ20上のステーション24(エレベータ機器)と、カゴ室22内の防犯カメラ10との間のケーブル接続作業が不要となり、防犯カメラ10の設置時の作業労力を軽減することができる。
すなわち、防犯カメラ10からの映像信号伝送用ケーブル32の配線を不要にしつつ、カゴ室22内に防犯カメラ10を設置することができる。
また、太陽電池パネル14で防犯カメラ10の電源を確保することにより、エレベータ機器との間の電源ケーブルの配線を不要となり、装置全体の小形化およびコストダウンを実現することができる。
また、エレベータ機器からの電源供給用および映像信号伝送用のケーブル接続配線が不要になるので、エレベータ機器から電源ラインを介して侵入する電気的ノイズ(エレベータ運転用のインバータノイズ)や、エレベータ機器から映像信号伝送用ケーブル32への電磁誘導によって侵入する電気的ノイズ(インバータノイズ)を遮断することができる。
また、この発明の実施の形態1によれば、可視光線の波長領域の光に対して、光電変換効率の高いアモルファスシリコン太陽電池パネル14を用いたので、カゴ室22内の天井照明23からの照射光Lであっても、防犯カメラ10への電源供給が可能となる。
また、太陽電池パネル14を防犯カメラ10の上部に載置したので、天井照明23からの照射光Lを効率的に受けて電気変換することができる。
また、太陽電池パネル14は、平面形状であり、カゴ室22内の利用客からは見えないので、外観性を損なうこともない。
また、太陽電池パネル14の上部を覆う集光レンズ15を設け、集光レンズ15を通して多くの照射光Lを集光して受光可能にしたので、暗い(照度の低い)カゴ室22内においても、太陽電池パネル14の面積を特に広げることなく、防犯カメラ10への電源供給を行うことができる。
また、太陽電池パネル14を集光レンズ15で覆うことにより、外観性がさらに向上する。
また、防犯カメラ10の背面に伸縮可能なホイップアンテナ16を設け、ホイップアンテナ16は、カゴ室22の側壁21を貫通してエレベータの昇降路30内(カゴ室22の外部)に突出するように配設され、ボードカメラ12で撮影した映像信号Siを電波信号Wとして外部に送信するので、カゴ室22自体の側壁21で電波遮断されることなく、カゴ室22の外部に確実に電波信号W(映像信号Si)を送信することができる。
すなわち、電波信号Wは、カゴ室22の電波遮蔽による影響を受けることがないので、昇降路30内で無線通信が可能となり、カゴ室22内での電波遮蔽性を無視することができる。
したがって、低消費電力の微弱な電波信号Wであっても、映像信号Siを外部の受信アンテナに伝送することができる。
また、ホイップアンテナ16は、伸縮可能なので、防犯カメラ10の輸送時などの不要時には、カゴ室22内に収納することができ、搬送の邪魔になることもない。
また、ホイップアンテナ16から電波信号W(映像信号Si)を外部のダイバーシティアンテナ31に無線送信する構成としたので、エレベータ機器を経由する映像信号伝送用ケーブルの配線を不要にすることができる。
この発明の実施の形態1に係るエレベータ用防犯カメラ装置の防犯カメラ部を示す側面図である。 この発明の実施の形態1が適用されるビル内のエレベータ装置全体を示す側面図である。
符号の説明
10 防犯カメラ、11 カメラカバー、12 ボードカメラ、13 中継装置、14 太陽電池パネル(アモルファスシリコン太陽電池パネル)、15 集光レンズ、16 ホイップアンテナ、20 カゴ、21 側壁、22 カゴ室、23 天井照明、24 ステーション(エレベータ機器)、26 エレベータ制御盤、27 ロープ、28 釣合錘、29 巻上機、30 昇降路、31 ダイバーシティアンテナ、32 映像信号伝送用ケーブル、L 照射光、E 電気信号、Si 映像信号、W 電波信号。

Claims (2)

  1. エレベータのカゴ室内に設置されるエレベータ用防犯カメラ装置であって
    前記カゴ室内の天井照明の下部に配置された防犯カメラと、
    前記防犯カメラの上部に載置された平面形状の太陽電池パネルとを備え、
    前記太陽電池パネルは、前記天井照明からの照射光を電気に変換して前記防犯カメラに電源供給するエレベータ用防犯カメラ装置において、
    前記防犯カメラは、撮影した映像信号を外部に送信するための伸縮可能なホイップアンテナを有し、
    前記ホイップアンテナは、前記カゴ室の側壁を貫通して前記エレベータの昇降路内に突出するように配設されたことを特徴とするエレベータ用防犯カメラ装置。
  2. 前記太陽電池パネルの上部を覆う集光レンズを備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ用防犯カメラ装置。
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