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JP5087973B2 - 無線通信制御方法、無線通信システム、および無線制御局 - Google Patents
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JP5087973B2 - 無線通信制御方法、無線通信システム、および無線制御局 - Google Patents

無線通信制御方法、無線通信システム、および無線制御局 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信制御技術に関し、特に高速上りパケット伝送を行うシステムにおける無線通信制御方法、無線通信システム、および無線制御局に関する。
移動局、基地局、および無線制御局からなる第三世代移動通信システムにおいて、上り方向である移動局から基地局にデータを伝送する方式として、上り個別チャネル(DPCH:Dedicated Physical Channel)を使用する方式と、高速の上りパケット伝送方式であるHSUPA(High Speed Uplink Packet Access)方式がある。これらは、第三世代移動通信システムの国際標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)の仕様書(例えば、非特許文献1など参照)で規定されている。
DPCHは、個別物理チャネルであり、制御信号を伝送するDPCCH(Dedicated Physical Control Channel)と、データを伝送するDPDCH(Dedicated Physical Data Channel)から構成される。無線リソース(基地局受信電力を指す)は、無線制御局において移動局毎に個別に確保される。データの伝送レートは上りトラヒックや伝播環境に応じて切り替えることができる。送信電力は、基地局の受信品質が一定となるように、閉ループ型高速電力制御に従って制御される。
一方、HSUPA方式は、上り方向の物理チャネルとして、制御信号を伝送するE−DPCCH(Enhanced Dedicated Physical Control Channel)と、データを伝送するE−DPDCH(Enhanced Dedicated Physical Data Channel)と、パイロット信号と電力制御信号を伝送するDPCCHから構成される。E−DPCCHとE−DPDCHを総称してE−DPCH(Enhanced Dedicated Physical Channel)と呼ぶ。無線リソースは、干渉やDPCHに割り当てた分を除いた残りを使用し、基地局において、2msまたは10ms間隔で高速に移動局間でスケジューリングされる。E−DPCHの送信電力は、閉ループ型高速電力制御に従うDPCCHの送信電力に対して、スケジューリングによって決定された電力オフセットを加えて制御される。
移動局は、DPCHまたはHSUPA方式を使用して、基地局にデータを伝送する場合、無線制御局にDPCH(HSUPA方式の場合はDPCCH)の確立を要求する。その際、無線制御局はAC(Admission Control)を実施する(例えば、非特許文献2など参照)。ACは、次の(1)式で計算されるセル負荷ρを用いて実施される。
Figure 0005087973
SIRi(Signal to Interference Ratio)は、移動局iが確立しているDPCHの目標受信品質を表し、目標とする誤り率を満たすために必要なSIRを意味する。SFi(Spreading Factor)は移動局iが確立しているDPCHの拡散率を表し、伝送レート毎に異なる。Σは確立している全てのDPCHで総和をとることを表す。HSUPA方式を使用する場合は、DPCCHの負荷が加算される。移動局が新規にDPCHの確立を要求する場合、(2)式のように、DPCHを確立した場合のセル負荷を推定し、推定したセル負荷が所定の閾値より小さい場合、DPCHの確立要求を許可する。
Figure 0005087973
(2)式において、新規のDPCHのSIRおよびSFをそれぞれ、SIRnew,SFnewで表し、AC閾値をρmax,new,ULとした。推定したセル負荷が所定の閾値以上の場合は、DPCHの確立要求を拒否する。AC閾値は、DPCH、HSUPA方式のDPCCHそれぞれ独立に設定できる。
上記の第三世代移動通信システムでは、DPCHの規制はACにより無線制御局で行い、DPCHとHSUPA方式のリソース使用状況の測定は基地局で行う。無線制御局は、基地局でのリソース使用状況として、基地局の全受信電力を表すRTWP(Received Total Wideband Power)を、基地局から報告されるCommon Measurementから知ることができる(例えば、非特許文献3など参照)。
3GPP TS 25.211 v7.0.0 (2006-03) ハリ ホルマ、アンティ トスカラ(Harri Holma、Antti Toskala)著、ダブリューシーディーエムエー フォー ユーエムティーエス(W-CDMA FOR UMTS Revised edition)、2001年、p.211-213 3GPP TS 25.433 v7.3.0 (2006-12)
しかしながら、このような従来技術では、DPCH方式とHSUPA方式のように、互いに異なる独立した無線通信方式が混在して使用された場合、一方(DPCH)の使用リソースが増加する場合、他方(HSUPA)で使用可能なリソースが減少し、他方(HSUPA)のスループットが著しく劣化するという問題点があった。
その理由は、例えばDPCHとHSUPAの場合、HSUPA方式で使用可能なリソースは、DPCHが使用したリソースの残りであり、その残りのリソースが減少しても、無線制御局はDPCHを規制することができないからである。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、互いに異なる独立した無線通信方式が混在して使用される場合でも、いずれかの方式に偏ったスループットの減少を回避することができる無線通信制御方法、無線通信システム、および無線制御局を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる無線通信制御方法は、複数の移動局と、所定のスケジューリング方法に基づき割り当てたリソースを用いてセル内の移動局と無線通信を行う基地局と、この基地局に対して無線通信でのリソースの使用を制御する無線制御局とからなる通信システムで用いられる無線通信制御方法であって、第1のスケジューリング方法に基づき割り当てた第1のリソースを用いて、移動局から基地局へデータを送信する第1のデータ送信ステップと、第2のスケジューリング方法に基づき割り当てた、第1のデータ送信ステップで使用されない第2のリソースを用いて、移動局から基地局へデータを送信する第2のデータ送信ステップと、無線制御局により、第2のリソースとして割り当てた第2のリソース量と、このリソース量のうち第2のデータ送信ステップで使用される割合である第2のリソース使用率に応じて、第1のリソースの使用規制を基地局に対して指示するリソース制御ステップとを含む。
この際、リソースとして、基地局受信電力を用いてもよい。
また、第1のスケジューリング方法として、基地局により各移動局に対して第1のリソースに関するスケジューリングを行わない方法を用いてもよい。
また、第1のデータ送信ステップにおいて、移動局から基地局への無線チャネルとして、上り個別チャネルを使ってデータを送信するようにしてもよい。
また、第2のスケジューリング方法として、基地局により各移動局に対して第2のリソースに関するスケジューリングを行う方法を用いてもよい。
また、第2のデータ送信ステップにおいて、移動局から基地局への無線チャネルとして、上り高速パケット伝送方式で適用される上り個別チャネルを使ってデータを送信するようにしてもよい。
また、基地局により、全チャネルのリソースと第2のデータ送信ステップで使用する上り無線チャネルのリソースを測定して、無線制御局に通知するようにしてもよい。
また、無線制御局により、全チャネルのリソースと第2のデータ送信ステップで使用する上り無線チャネルのリソースから、第2のリソース量と第2のリソース使用率を計算するようにしてもよい。
また、リソース制御ステップにおいて、第1のデータ送信ステップで使用する上り無線チャネルを確立した場合に推定される新たなセル負荷が所定の閾値以上の場合、第1のデータ送信ステップで使用する上り無線チャネルの確立規制を基地局へ指示するステップと、所定の閾値を下げることにより第1のリソースの使用を規制するようにしてもよい。
また、リソース制御ステップにおいて、第1のリソースの使用を規制する際、第1のデータ送信ステップで使用する上り無線チャネルの伝送レート低下を基地局へ指示するようにしてもよい。
また、リソース制御ステップにおいて、第1のリソースの使用を規制する際、第1のデータ送信ステップで使用する上り無線チャネルのリソース解放を基地局へ指示するようにしてもよい。
また、リソース制御ステップにおいて、第2のリソース量が所定のリソース閾値より小さい場合、または、第2のリソース使用率が所定の使用率閾値よりも大きい場合に、第1のリソースの使用規制を基地局へ指示するようにしてもよい。
また、無線制御局により、第2のリソース使用率の増加に応じて単調増加する第2のリソース量の下限値を計算し、リソース制御ステップにおいて、第2のリソース量が下限値よりも小さい場合に、第1のリソースの使用規制を基地局へ指示するようにしてもよい。
また、無線制御局により、第2のリソース量と第2のリソース使用率から未使用リソースを計算し、リソース制御ステップにおいて、未使用リソースが所定のリソース閾値より小さい場合に、第1のリソースの使用規制を基地局へ指示するようにしてもよい。
また、リソースとして、周波数帯域を用いてもよい。
また、第1のスケジューリング方法として、所定の送信タイミングにおいて第1のリソースを移動局が使用できるようにスケジューリングする方法を用いてもよい。
また、第2のスケジューリング方法として、最小送信時間単位で動的に第2のリソースを移動局間でスケジューリングして割り当てる方法を用いてもよい。
また、本発明にかかる無線通信システムは、複数の移動局と、所定のスケジューリング方法に基づき割り当てたリソースを用いてセル内の移動局と無線通信を行う基地局と、この基地局に対して無線通信でのリソースの使用を制御する無線制御局とからなる通信システムであって、第1のスケジューリング方法に基づき割り当てた第1のリソースを用いて、移動局から基地局へデータを送信する第1のデータ送信手段と、第2のスケジューリング方法に基づき割り当てた、第1のデータ送信手段で使用されない第2のリソースを用いて、移動局から基地局へデータを送信する第2のデータ送信手段とを備え、無線制御局は、第2のリソースとして割り当てた第2のリソース量と、このリソース量のうち第2のデータ送信手段で使用される割合である第2のリソース使用率に応じて、第1のリソースの使用規制を基地局に対して指示するリソース制御手段を有している。
この際、リソースとして、基地局受信電力を用いてもよい。
また、第1のスケジューリング方法として、基地局により各移動局に対して第1のリソースに関するスケジューリングを行わない方法を用いてもよい。
また、第1のデータ送信手段において、移動局から基地局への無線チャネルとして、上り個別チャネルを使ってデータを送信するようにしてもよい。
また、第2のスケジューリング方法として、基地局により各移動局に対して第2のリソースに関するスケジューリングを行う方法を用いてもよい。
また、第2のデータ送信手段において、移動局から基地局への無線チャネルとして、上り高速パケット伝送方式で適用される上り個別チャネルを使ってデータを送信するようにしてもよい。
また、基地局により、全チャネルのリソースと第2のデータ送信ステップで使用する上り無線チャネルのリソースを測定して、無線制御局に通知するようにしてもよい。
また、無線制御局により、全チャネルのリソースと第2のデータ送信ステップで使用する上り無線チャネルのリソースから、第2のリソース量と第2のリソース使用率を計算するようにしてもよい。
リソース制御手段において、第1のデータ送信ステップで使用する上り無線チャネルを確立した場合に推定される新たなセル負荷が所定の閾値以上の場合、第1のデータ送信ステップで使用する上り無線チャネルの確立規制を基地局へ指示するステップと、所定の閾値を下げることにより第1のリソースの使用を規制するようにしてもよい。
リソース制御手段において、第1のリソースの使用を規制する際、第1のデータ送信ステップで使用する上り無線チャネルの伝送レート低下を基地局へ指示するようにしてもよい。
リソース制御手段において、第1のリソースの使用を規制する際、第1のデータ送信ステップで使用する上り無線チャネルのリソース解放を基地局へ指示するようにしてもよい。
リソース制御手段において、第2のリソース量が所定のリソース閾値より小さい場合、または、第2のリソース使用率が所定の使用率閾値よりも大きい場合に、第1のリソースの使用規制を基地局へ指示するようにしてもよい。
無線制御局に、第2のリソース使用率の増加に応じて単調増加する第2のリソース量の下限値を計算する手段を設け、リソース制御手段において、第2のリソース量が下限値よりも小さい場合に、第1のリソースの使用規制を基地局へ指示するようにしてもよい。
無線制御局に、第2のリソース量と第2のリソース使用率から未使用リソースを計算する手段を設け、リソース制御手段において、未使用リソースが所定のリソース閾値より小さい場合に、第1のリソースの使用規制を基地局へ指示するようにしてもよい。
また、リソースとして、周波数帯域を用いてもよい。
また、第1のスケジューリング方法として、所定の送信タイミングにおいて第1のリソースを移動局が使用できるようにスケジューリングする方法を用いてもよい。
また、第2のスケジューリング方法として、最小送信時間単位で動的に第2のリソースを移動局間でスケジューリングして割り当てる方法を用いてもよい。
また、本発明にかかる無線制御局は、複数の移動局と、所定のスケジューリング方法に基づき割り当てたリソースを用いてセル内の移動局と無線通信を行う基地局と、この基地局に対して無線通信でのリソースの使用を制御する無線制御局とからなり、第1のスケジューリング方法に基づき割り当てた第1のリソースを用いて、移動局から基地局へデータを送信する第1のデータ送信手段と、第2のスケジューリング方法に基づき割り当てた、第1のデータ送信手段で使用されない第2のリソースを用いて、移動局から基地局へデータを送信する第2のデータ送信手段とを備える通信システムで用いられる無線制御局であって、第2のリソースとして割り当てた第2のリソース量と、このリソース量のうち第2のデータ送信手段で使用される割合である第2のリソース使用率に応じて、第1のリソースの使用規制を基地局に対して指示するリソース制御手段を有している。
この際、基地局から報告される全チャネルのリソースと第2のデータ送信手段で使用する上り無線チャネルのリソースから、第2のリソース量と第2のリソース使用率を計算する手段を設けてもよい。
また、リソース制御手段において、第1のデータ送信手段で使用する上り無線チャネルを確立した場合に推定される新たなセル負荷が所定の閾値以上の場合、第1のデータ送信手段で使用する上り無線チャネルの確立規制を指示し、所定の閾値を下げることにより第1のリソースの使用を規制するようにしてもよい。
また、リソース制御手段において、第1のリソースの使用を規制する際、第1のデータ送信手段で使用する上り無線チャネルの伝送レート低下を基地局へ指示するようにしてもよい。
また、リソース制御手段において、第1のリソースの使用を規制する際、第1のデータ送信手段で使用する上り無線チャネルのリソース解放を基地局へ指示するようにしてもよい。
また、リソース制御手段において、第2のリソース量が所定のリソース閾値より小さい場合、または、第2のリソース使用率が所定の使用率閾値よりも大きい場合に、第1のリソースの使用規制を基地局へ指示するようにしてもよい。
また、第2のリソース使用率の増加に応じて単調増加する第2のリソース量の下限値を計算する手段をさらに設け、リソース制御手段において、未使用リソースが所定のリソース閾値より小さい場合に、第1のリソースの使用規制を基地局へ指示するようにしてもよい。
また、第2のリソース量と第2のリソース使用率から未使用リソースを計算する手段をさらに設け、リソース制御手段において、未使用リソースが所定のリソース閾値より小さい場合に、第1のリソースの使用規制を基地局へ指示するようにしてもよい。
本発明によれば、第1のデータ送信手段の第1のリソース量が大きくて、第2のデータ送信手段の使用リソース量が小さく、第2のデータ送信手段で使用可能な無線リソースが不足した場合、第1のリソースの使用が規制されて、第2のリソースが増加するように動作する。このため、第2のデータ送信手段のスループットを増加させることができ、互いに異なる独立した無線通信方式が混在して使用される場合でも、いずれかの方式に偏ったスループットの減少を回避できる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる無線通信システムの概略構成について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる無線通信システムの概略構成を示すブロック図である。
この無線通信システムは、無線アクセス方式として、第3世代移動通信システムで用いられるW−CDMA移動通信方式を採用するものであって、有線回線のネットワーク1に直接接続された無線制御局2と、無線制御局2と接続された基地局3A、3Bと、基地局3A、3Bがそれぞれ形成するセル4A、4Bと、基地局3A、3Bのいずれかと無線による通信が行われる移動局5とを有する。図1には、基地局3Aが形成するセル4Aに1つの移動局5が属する状態を示してある。
なお、図1には基地局は2つしか示されていないが、3つ以上であってもよい。また、各基地局によって形成されるセルは1つになっているが、1つの基地局が複数のセルを形成することもできる。また、1つのセルに属する移動局5の数は複数であってもよい。さらに、図1では無線制御局2と基地局3A、3Bとを独立の装置として図示しているが、1つの装置として構成することも可能である。
無線制御局2は、基地局3Aまたは3Bと接続する移動局に対する無線チャネルの設定を制御する。
基地局3A、3Bは、いずれも同じ構成のものであって、それぞれセル4A、4Bを形成しており、それぞれのセルにおいて移動局5との間で無線による通信が可能である。
セル4A、4Bは、基地局3A、3Bが移動局5との間で無線による通信をすることができる領域を表す。
移動局5は、基地局3Aと無線で接続し、上り方向に音声またはパケットデータを伝送することができる。
[無線通信システム]
次に、図2を参照して、本発明の第1の実施の形態における無線通信システムについて具体的に説明する。図2は、無線通信システムの基本構成を示すブロック図である。
図2を参照すると、無線制御局2は、無線制御部21、測定情報受信部22、HSUPA状態計算部23、HSUPA状態判定部24、AC閾値更新部25、およびDCHリソース更新部26から構成されている。DCH(Dedicated Channel)は、物理チャネルであるDPCHに対応するトランスポートチャネルである。このうち、無線制御部21、HSUPA状態判定部24、AC閾値更新部25、およびDCHリソース更新部26は、リソース制御手段20を構成する。
無線制御部21は、第3世代移動通信システムにおいて用いられるRNC(Radio Network Controller)と同様の機能を有しており、ネットワーク1に接続されている。また、無線制御部21は、基地局3との間で各種制御メッセージをやり取りすることにより、基地局3と移動局5との間の無線通信に用いる無線リソースの制御や、基地局3からのリソース使用要求(確立要求)に対して拒否を行うことによりリソースの使用規制を行う。無線制御部21の構成および動作の詳細については周知であるので、説明は省略する。
測定情報受信部22は、基地局3における受信電力測定部32から制御メッセージにより報告されたRTWPとRSEPS(Received Scheduled E-DCH Power Share)を受信し、無線制御局21およびHSUPA状態計算部23に通知する。RSEPSは、基地局3が形成するセルの傘下でHSUPA方式を用いた移動局からの全受信電力とRTWPとの比を表す。
HSUPA状態計算部23は、RTWPとRSEPSを用いてHSUPA方式で使用可能なリソースの利用状態を計算し、計算結果をHSUPA状態判定部24に通知する。
HSUPA状態判定部24は、通知された利用状態の情報を用いて処理内容を判定し、AC閾値更新部25、あるいはDCHリソース更新部26に、判定結果を通知する。
AC閾値更新部25は、HSUPA状態判定部24からの通知に基づいて、DCHのAC閾値を更新し、更新結果を無線制御部21に通知して、AC閾値の更新を実施させる。
DCHリソース更新部26は、HSUPA状態判定部24からの通知に基づいて、DCHの伝送レートを所定の伝送レートに下げるか、またはDCHのリソースを解放するように、無線制御部21に通知する。
基地局3は、移動局5と接続している基地局動作部31と、受信電力測定部32とから構成されている。
基地局動作部31は、第3世代移動通信システムにおいて用いられるNodeBと同様の機能を有しており、その構成および動作については周知であるので、説明は省略する。
受信電力測定部32は、RTWPとRSEPSを測定する。計時情報として、測定区間と平均区間と報告区間とを有する。測定区間は、RTWPとRSEPSを測定する時間間隔である。平均区間は、その区間内で測定された全てのRTWPとRSEPSを使って、それらの平均値を求める時間間隔である。報告区間は、平均されたRTWPとRSEPSを無線制御局2に報告する時間間隔である。
移動局5は、例えば第3世代移動通信端末などの周知の無線端末装置からなり、第1のスケジューリング方法に基づき割り当てた第1のリソースを用いて、移動局から基地局へデータを送信する第1のデータ送信手段(図示せず)と、第2のスケジューリング方法に基づき割り当てた、第1のデータ送信手段で使用されない第2のリソースを用いて、移動局から基地局へデータを送信する第2のデータ送信手段(図示せず)とを有している。
第1のデータ送信手段の具体例としては前述したDPCH方式があり、第1のスケジューリング方法として、例えば基地局3により各移動局5に対して第1のリソースに関するスケジューリングを行わず、移動局5での送信データの発生に応じて任意のリソースを用いて送信する方法が用いられる。第2のデータ送信手段の具体例としては前述したHSUPA方式があり、第2のスケジューリング方法として、例えば基地局3により各移動局5に対して第2のリソースに関するスケジューリングを行い、決められたリソースを用いて決められた時間に移動局5から基地局3へデータを送信する方法が用いられる。
以下では、第1のデータ送信手段として上り個別チャネルを用いてデータを送信するDPCH方式を用い、第2のデータ送信手段として上り高速パケット伝送方式で適用される個別チャネルを用いてデータを送信するHSUPA方式を用いる場合を例として説明する。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図3〜図8を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる無線通信システムの動作について説明する。図3は、HSUPA状態計算部の動作を示すフローチャートである。図4は、上り回線の無線リソースの内訳の一例を示す図である。図5は、PUとUPに応じたHSUPA方式で使用可能な電力リソースの利用状態を表す図である。図6は、HSUPA状態判定部の動作を示すフローチャートである。図7は、AC閾値更新部の動作を示すフローチャートである。図8は、DCHリソース更新部の動作を示すフローチャートである。
[HSUPA状態計算動作]
まず、図3を参照して、無線制御局2のHSUPA状態計算部23の動作について説明する。
HSUPA状態計算部23は、測定情報受信部22からRTWPとRSEPSが通知されたかどうかを判定する(S1)。それらが通知された場合、HSUPA方式で使用可能なリソースの利用状態を示すHSUPA使用可能電力リソース量PUと電力リソース使用率UPを計算する(S2)。計算結果は、HSUPA状態判定部24に通知される。
Uは、平均的にHSUPA方式に割り当てることができる電力リソースを表し、次の(3)式でセル毎に計算される。各項の単位はWattで、計算は真値で実施される。
Figure 0005087973
Target RTWPは、基地局のHSUPAスケジューラで用いられる目標RTWPを表し、全使用リソースであるRTWPがこの値以下になるように、スケジューラはリソースを移動局間で割り振る。Target RTWPは無線制御局2から基地局3に通知される。RTWPは基地局から報告されたRTWPを表す。PS−HSUPAは、計算対象のセルの傘下でHSUPA方式を使用する移動局からの全受信電力を表し、報告されたRTWPとRSEPSを用いて(RSEPS×RTWP)の式で計算される。S−HSUPAのSはServing Cellを表し、傘下のHSUPAを使用する移動局にデータを提供する。
Pは、HSUPA使用可能電力リソースのうち実際に使用された電力リソースの割合を表し、次の(4)式でセル毎に計算される。計算は真値(Watt)で実施される。本実施の形態では、PUが0の場合、前回計算したUPを用いる。
Figure 0005087973
上り回線の無線リソースの内訳は、例えば図4のような例となる。RTWPは、自セルのHSUPA受信電力、他セルのHSUPA受信電力、DCH受信電力、および熱雑音から構成される。自セルのHSUPA受信電力は、HSUPA方式を使用し、自セルがServing Cellとなっている移動局からの全受信電力を表し、PS−HSUPAに対応する。他セルのHSUPA受信電力は、HSUPA方式を使用し、自セルと隣接する他セルがServing Cellとなっている移動局からの全受信電力を表す。DCH受信電力は、自セルおよび他セルでDCHを使用している移動局からの全受信電力を表す。HSUPA使用可能電力リソースは、(3)式から、これらの受信電力とは図4にあるような関係にある。また、Target RTWPからRTWPを引いた残りを未使用リソースと定義し、図4のような関係にある。
UとUPに応じたHSUPA方式で使用可能な電力リソースは、図5のような利用状態で、HSUPA状態判定部24に保持されている。電力リソースの利用状態として、3つの状態を定義する。1つめはReserve状態とし、HSUPA方式が使用できる電力リソースが不足し、電力リソースを確保する必要がある状態を表す。2つめはRelease状態とし、HSUPA方式が使用できる電力リソースが十分にあり、電力リソースを解放する状態を表す。3つめはKeep状態とし、HSUPA方式が使用できる電力リソースが過不足なくあり、電力リソースの確保も解放もしない状態を表す。PUを縦軸、UPを横軸として、PUに対して2つの閾値PU,th,HighとPU,th,Low(PU,th,High>PU,th,Low)、UPに対して2つの閾値UP,th,HighとUP,th,Low(UP,th,High>UP,th,Low)を、図5のように設定する。
Uの最大値PU,maxは、図4の関係から(目標RTWP−熱雑音)に等しく、UPの最大値は1とする。そしてPUとUPの閾値設定に対して、Reserve、Release、およびKeep状態を図5のように定義する。PUが下限閾値PU,th,Lowより小さい場合、電力リソースが不足しているので、Reserve状態とした。UPが上限閾値UP,th,Highより大きい場合、電力リソースが必要となっているので、同じくReserveとした。PUが上限閾値PU,th,Highより大きく、UPが下限閾値UP,th,Lowより小さい場合、大量に確保した電力リソースをほとんど使用していないので、Releaseとした。それ以外は、電力リソースが過不足なく使用されているので、Keep状態とした。なお、図5ではPUとUPに対して閾値をそれぞれ2つ設定しているが、その数に制限はない。
[HSUPA状態判定動作]
次に、図6を参照して、HSUPA状態判定部24の動作について説明する。
HSUPA状態判定部24は、まず、HSUPA状態計算部23から通知されるPUとUPを取得する(S11)。次に、UP<UP,th,Highが成り立つがどうかを確認し(S12)、成り立たない場合、状態=Reserveと判定される(S13)。Reserveと判定された場合、AC閾値更新部25およびDCHリソース更新部26に判定結果が通知される(S14)。UP<UP,th,Highが成り立つ場合、さらにPU<PU,th,Lowが成り立つかどうかを確認し(S15)、成り立つ場合は、状態=Reserveの判定と判定結果の通知が同様に実施される。
一方、PU<PU,th,Lowが成り立たない場合、さらにUP<UP,th,LowかつPU≧PU,th,Highが成り立つかどうかを確認し(S16)、成り立つ場合は、状態=Releaseと判定される(S17)。Releaseと判定された場合、AC閾値更新部25に判定結果が通知される(S18)。成り立たない場合は、状態=Keepと判定される(S19)。Keepと判定された場合、判定結果の通知は実施しない。
以上の一連の動作は、予め設定された報告周期でRTWPとRSEPSが基地局から報告される度に実施される。ReserveまたはReleaseと継続して判定される場合、Keepと判定されるまでReserveやReleaseの動作を繰り返す。
[AC閾値更新動作]
次に、図7を参照して、AC閾値更新部25の動作について説明する。
AC閾値更新部25は、まず、HSUPA状態判定部24から通知される、ReserveまたはReleaseの状態を取得する(A1)。次に、状態がReleaseかどうかを確認し(A2)、Releaseであった場合、DCHのAC閾値Thを、現在の値よりステップ幅ΔUPだけ加算した値とAC閾値の最大値Th_maxのうち大きくない方に更新する(A3)。更新されたAC閾値は無線制御部21に通知される(A4)。一方、状態がReleaseでなかった場合は、状態がReserveかどうかを確認し(A5)、Reserveであった場合、DCHのAC閾値Thを、現在の値よりステップ幅ΔDOWNだけ減算した値とAC閾値の最小値Th_minのうち小さくない方に更新する(A6)。更新されたAC閾値は、同様に無線制御部21に通知される(A4)。
[DCHリソース更新動作]
次に、図8を参照して、DCHリソース更新部26の動作について説明する。まず、HSUPA状態判定部24から通知される状態(=Reserve)を取得する(B1)。次に、状態の通知元のセルにDCHを確立し、パケットデータを送信中の移動局が存在するかどうかを確認し(B2)、移動局が存在する場合は、さらに設定可能な最小レートでないレートで送信しているかどうかを確認する(B4)。これらの確認は、全て無線制御部21と交信することで実施される。最小レートでない移動局が存在した場合、その中から伝送レートの高い順に、予め設定された最大値N1まで移動局を選択して、選択した移動局のレートを最小レートに切り替える(B4)。更新されたレートは無線制御部21に通知される。
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、第1のスケジューリング方法に基づき割り当てた第1のリソースを用いて、移動局から基地局へデータを送信する第1のデータ送信手段と、第2のスケジューリング方法に基づき割り当てた、第1のデータ送信手段で使用されない第2のリソースを用いて、移動局から基地局へデータを送信する第2のデータ送信手段とを備え、無線制御局のリソース制御手段で、第2のリソースとして割り当てた第2のリソース量と、このリソース量のうち第2のデータ送信手段で使用される割合である第2のリソース使用率に応じて、第1のリソースの使用規制を指示している。
具体的には、基地局3において、全チャネルの受信電力であるRTWPと、HSUPA方式の受信電力とRTWPとの比を表すRSEPS(Received Scheduled E-DCH Power Share)を測定して、無線制御局に通知する受信電力測定部32を備え、無線制御局2において、RTWPとRSEPSから、HSUPA方式の使用可能な電力リソースと使用可能な電力リソースの使用率を計算するHSUPA状態計算部23と、使用可能な電力リソースと使用率に応じて、上り個別チャネルの使用の規制を判断するHSUPA状態判定部24と、上り個別チャネルの使用を規制するAC閾値更新部25およびDCHリソース更新部26とを備え、使用可能な電力リソースが所定の電力リソース閾値より小さく、または、使用率が所定の使用率閾値よりも大きい場合に、上り個別チャネルのAC閾値を下げ、かつ伝送レートを下げるように動作する。
これにより、DCH方式(第1のデータ送信手段)の使用リソース(第1のリソース)量が大きくて、HSUPA方式(第2のデータ送信手段)の使用リソース(第2のリソース)量が小さく、HSUPA方式で使用可能な電力リソースが不足した場合、DCH方式の使用リソース(第1のリソース)の使用が規制されて、HSUPA方式のリソース(第2のリソース)が増加するように動作する。このため、HSUPA方式のスループットを増加させることができ、互いに異なる独立した無線通信方式が混在して使用される場合でも、いずれかの方式に偏ったスループットの減少を回避できる。
[第2の実施の形態]
次に、図9を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる無線通信システムについて説明する。図9は、DCHリソース更新部の他の動作を示すフローチャートである。
第2の実施の形態は、図8のフローチャートを、図9のフローチャートに変更した点で、第1の実施の形態と異なる。さらに、図9を参照すると、本発明の第2の実施の形態における動作は、図8のステップB3およびステップB4を、以下のステップB5に変更している点が、第1の実施の形態と異なる。無線通信システムにおけるその他の構成は、前述した図1および図2と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
本実施の形態において、DCHリソース更新部26は、図8において、状態の通知元のセルに、DCHを確立し、パケットデータを送信中の移動局が存在する場合、その中から伝送レートの高い順に、予め設定された最大値N2個まで移動局を選択して、選択した移動局が有するDCHのリソースを解放する(B5)。更新されたリソースは無線制御部21に通知される。ただし、移動局が音声サービスに同時に加入している場合は、その移動局は選択の対象外とする。
[第2の実施の形態の効果]
このように、第2の実施の形態では、上り個別チャネルの伝送レートを下げる代わりに、上り個別チャネルの電力リソースを解放するようにしたので、第1の実施の形態よりも、1つの移動局に対して解放するリソースが大きい。このため、第1の実施の形態より少ない数の移動局の規制で、HSUPA方式で使用可能な電力リソースを増加することができる。
[第3の実施の形態]
次に、図10および図11を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかる無線通信システムについて説明する。図10は、PUとUPに応じたHSUPA方式で使用可能な電力リソースの他の利用状態を表す図である。図11は、HSUPA状態判定部の他の動作を示すフローチャートである。
第3の実施の形態は、図5のグラフを図10に変更し、図6のフローチャートを図11にそれぞれ変更した点で、第1の実施の形態と異なる。無線通信システムにおけるその他の構成は、前述した図1および図2と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
HSUPA状態判定部24には、図10に示すような、PUとUPに応じたHSUPA方式で使用可能な電力リソースの利用状態が保持されている。電力リソースの利用状態として、図5と同様に3つの状態、すなわちReserve、Release、およびKeepの状態を定義する。PUを縦軸、UPを横軸とするグラフにおいて、一例として、2点(0,PU,th,High)、(UP,th,Low,PU,max)を通る直線71と、2点(0,PU,th,Low)、(UP,th,High,PU,max)を通る直線72を、図9のようにそれぞれ設定する。PU,th,LowとPU,th,Highは、UPが非常に小さいときに確保すべく電力リソースの下限値および上限値となるように設定する。UP,th,LowとUP,th,Highは、PUがPU,max近傍のときに使用される電力リソース使用率の下限値および上限値となるように設定する。
2点の座標から、直線71はPU=((PU,max−PU,th,High)/UP,th,Low,)×UP+PU,th,High、直線72はPU=((PU,max−PU,th,Low)/UP,th,High,)×UP+PU,th,Lowとそれぞれ表される。Reserve、Release、およびKeep状態は図10のように定義する。グラフにおいて、直線72より下側の領域を、電力リソースが不足しているReserve状態とした。直線71より上側の領域を、大量に確保した電力リソースをほとんど使用していないRelease状態とした。それ以外は、Keep状態とした。なお、それぞれの直線は、PUが最大値に達するまで同一の直線であるが、途中で傾きが変わるように設定してもよい。その場合は、傾きが変わる点の座標を設定する必要がある。
[HSUPA状態判定動作]
次に、図11を参照して、HSUPA状態判定部24の動作について説明する。
図11を参照すると、本発明の第3の実施の形態における動作は、図6のステップS12がなくなり、ステップS15およびステップS16を、ステップS20およびステップS21にそれぞれ変更している点が、第1の実施の形態と異なる。
すなわち、HSUPA状態判定部24は、通知されたUPに対して、直線71および直線72上のPUの値を計算し、それぞれPU,1、PU,2とする。ただし、PU,1、PU,2ともにPU,maxを最大値とする。通知されたPUに対して、PU<PU,2が成り立つかどうかを確認し(S20)、成り立つ場合はReserveの判定および判定結果の通知が実施される。成り立たない場合は、さらにPU≧PU,1が成り立つかどうかを確認し(S21)、成り立つ場合は、Releaseの判定および判定結果の通知が実施される。成り立たない場合は、Keepと判定される。
[第3の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、HSUPA状態判定部24において、使用率の増加に応じて単調増加する使用可能な電力リソースの下限値を計算し、使用可能な電力リソースが下限値よりも小さい場合に、上り個別チャネルのAC閾値を下げ、かつ伝送レートを下げるように動作する。
これにより、HSUPA方式で使用可能な電力リソースをその使用率に依存して滑らかに変化させることができ、第1の実施の形態よりも、HSUPA方式で使用可能な電力リソースを無駄に確保する機会を少なくする効果がある。
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態にかかる無線通信システムについて説明する。
第4の実施の形態は、第3の実施の形態のDCHリソース更新部26の動作を、図8のフローチャートから図9のフローチャートに変更した点で、第3の実施の形態と異なる。すなわち、第4の実施の形態の第3の実施の形態との差異は、第2の実施の形態の第1の実施の形態との差異に一致する。これにより、第2および第3の実施の形態の効果が得られる。
[第5の実施の形態]
次に、図12および図13を参照して、本発明の第5の実施の形態にかかる無線通信システムについて説明する。図12は、PUとUPに応じたHSUPA方式で使用可能な電力リソースの他の利用状態を表す図である。図13は、HSUPA状態判定部の動作を示すフローチャートである。
第5の実施の形態は、図5のグラフを図12に、図6のフローチャートを図13にそれぞれ変更した点で、第1の実施の形態と異なる。
HSUPA状態判定部24には、図12に示すような、PUとUPに応じたHSUPA方式で使用可能な電力リソースの利用状態が保持されている。電力リソースの利用状態として、図5と同様に3つの状態、すなわちReserve、Release、およびKeepの状態を定義する。PUを縦軸、UPを横軸とするグラフにおいて、次の(5)式を定義する。
Figure 0005087973
(5)式は、第1の実施の形態におけるPUとUPの定義式(3)および(4)式から導くことができる。上式の左辺は、HSUPA使用可能電力リソースの未使用分を表し、図4の未使用リソースに対応する。右辺は、目標RTWPからRTWPの報告値を差し引いた量であり、やはり図4の未使用リソースに対応する。未使用リソースに対する閾値PU,th,HighとPU,th,Low(PU,th,High>PU,th,Low)をそれぞれ持つ曲線81:PU=PU,th,High/(1−UP)、曲線82:PU=PU,th,Low/(1−UP)を、図12のように設定する。Reserve、Release、およびKeep状態は図12のように定義する。グラフにおいて、曲線82より下側の領域を、電力リソースが不足しているReserve状態とした。曲線81より上側の領域を、大量に確保した電力リソースをほとんど使用していないRelease状態とした。それ以外は、Keep状態とした。なお、図12では2つの曲線を設定して領域分けをしているが、曲線の数に制限はない。
[HSUPA状態判定動作]
次に、図13を参照して、HSUPA状態判定部24の動作について説明する。
図13を参照すると、本発明の第5の実施の形態における動作は、図6のステップS12がなくなり、ステップS15およびステップS16を、ステップS22およびステップS23にそれぞれ変更している点が、第1の実施の形態と異なる。
すなわち、HSUPA状態判定部24は、通知されたPUとUPに対して、未使用リソースの値Rを、(5)式の左辺(=PU×(1−UP))から計算する。まず、R<PU,th,Lowが成り立つかどうかを確認し(S22)、成り立つ場合はReserveの判定および判定結果の通知が実施される。成り立たない場合は、さらにR≧PU,th,Highが成り立つかどうかを確認し(S23)、成り立つ場合は、Releaseの判定および判定結果の通知が実施される。成り立たない場合は、Keepと判定される。
[第5の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、HSUPA状態判定部24において、使用可能な電力リソースと使用率から未使用リソースを計算し、未使用リソースが所定のリソース閾値より小さい場合に、上り個別チャネルのAC閾値を下げ、かつ伝送レートを下げるように動作する。
これにより、未使用リソースを所定の範囲内に維持することができるため、第1や第3の実施の形態よりも、HSUPA方式で使用可能な電力リソースを無駄に確保する機会を少なくし、DCHの使用の規制をより効率よく実現できる効果がある。
[第6の実施の形態]
次に、本発明の第6の実施の形態にかかる無線通信システムについて説明する。
第6の実施の形態は、第5の実施の形態のDCHリソース更新部26の動作を、図8のフローチャートから図9のフローチャートに変更した点で、第5の実施の形態と異なる。すなわち、第6の実施の形態の第5の実施の形態との差異は、第2の実施の形態の第1の実施の形態との差異に一致する。これにより、第2および第5の実施の形態の効果が得られる。
[実施の形態の拡張]
以上の各実施の形態において、無線制御局2の無線制御部21あるいは新たに設けた機能部により、DPCHで使用する上り無線チャネルを確立した場合に推定される新たなセル負荷を前述の(2)式に基づき計算し、セル負荷が所定の閾値以上の場合、DPCHで使用する上り無線チャネルの確立規制を指示するようにしてもよい。この際、上記閾値を下げることによりDPCHのリソースの使用を規制するようにしてもよい。
また各実施の形態は、前述したHSUPA方式への適用に限られるものではなく、移動通信システムの標準化団体である3GPP(3rd Generation Partnership Project)にて検討されているLTE(Long Term Evolution)ネットワークにも適用できる。LTEネットワークは、図は省略するが、無線制御局の機能を備えた基地局であるeNodeBから構成され、eNodeBがネットワークおよび移動局と接続する。
また、各実施の形態では、基地局3の受信電力を無線リソースとした場合を例として説明したが、基地局3で用いる無線周波数帯域など、他の無線リソースにも前述と同様にして適用できる。
上記LTEでは、周波数帯域である無線リソースをRB(Resource Block)というブロックに分割して、各RBを所定の時間単位TTI(Transmission Time Interval)で移動局に割り当てて、各セルにおいて多数の移動局が音声通信やパケット通信をすることができるようになっている。
また、例えば音声通信に対しては、第1のスケジューリング方法として、半固定的に規則的にRBを割り当てるLong-lived Schedulingを適用し、パケット通信に対しては、第2のスケジューリング方法として、TTI単位で動的にRBを割り当てるShort-lived Schedulingを適用するような場合においても、本発明を同様に適用することができる。
[第1の実施例]
次に、本発明の第1の実施の形態にかかる無線通信システムに関する第1の実施例について説明する。
まず、図3の動作例を説明する。パラメータとして、Target RTWP=−96dBmを仮定し、受信電力測定部32からの報告値として、RTWP=−97dBm、RSEPS=0.1を受信したと仮定する。このとき、HSUPA状態計算部23では、PS−HSUPA=RSEPS×RTWP=−107dBmとなるから、PUとUPが次の式(6)および式(7)のように計算される。ただし、計算は真値(Watt)で実施される。この計算結果はHSUPA状態判定部24に通知される。
Figure 0005087973
Figure 0005087973
次に、図5および図6の動作例を説明する。HSUPA状態判定部24において、閾値として、PU,th,High=−98dBm、PU,th,Low=−100dBm、UP,th,High=0.8、UP,th,Low=0.2と設定されていると仮定する。PU=−101.4dBm<PU,th,Low、かつUP,th,Low<UP=0.28<UP,th,Highとなることから、HSUPA方式で使用可能な電力リソースの利用状態はReserveと判定される。この判定結果は、AC閾値更新部25およびDCHリソース更新部26に通知される。
次に、図7の動作例を説明する。現在、DCHのAC閾値をTh=0.60と仮定する。また、ΔDOWN=0.05、Th_min=0.40と設定されていると仮定する。このとき、AC閾値更新部25は、Reserveの状態を受信しているので、AC閾値を減算する処理を実施する。現在のAC閾値Th=0.60を、ΔDOWN=0.05だけ減算してもTh_min=0.40を下回らないので、AC閾値は新たにTh=0.60−0.05=0.55と更新され、更新結果は無線制御部21に通知される。
次に、図8の動作例を説明する。現在、DCHでパケット送信中のユーザがA、B、およびCの3人存在し、それぞれ伝送レートとして、64kbps、32kbps、128kbpsを持つとする。また、パラメータとして、最小レート=32kbps、N1=1と設定されていると仮定する。このとき、DCHリソース更新部26は、伝送レート128kbpsを持つユーザC一人を選択し、選択したユーザCに対して、最小レートである32kbpsに切り替えるように、無線制御部21に通知する。
[第2の実施例]
次に、本発明の第5の実施の形態にかかる無線通信システムに関する第2の実施例について説明する。
図12および図13の動作例を説明する。HSUPA状態判定部24において、閾値として、PU,th,High=−98dBm、PU,th,Low=−102dBmと設定されていると仮定する。PU,th,Lowの値は、UPが小さいときにPU,th,Lowが小さくなるように、実施例1より小さく設定する。また、PU=−101dBm、UP=0.10がHSUPA状態計算部23から通知されたと仮定する。このとき、R=PU×(1−UP)=(−101dBm)×(1−0.1)=−101.5dBmと計算されるので、PU,th,Low<R=−101.5dBm<PU,th,Highとなり、HSUPA方式で使用可能な電力リソースの利用状態はKeepと判定される。
一方、実施例1における図5の動作の場合は、実施例1の設定で同様の報告値であればReserveと判定される。今、UP=0.10と非常に小さいため、実際はHSUPA方式のリソースを確保する必要はない。したがって、本実施例のようにKeepと判定されるのが望ましく、本実施例の方が実施例1より効果的に動作する。
本発明の第1の実施の形態にかかる無線通信システムの概略構成を示すブロック図である。 無線通信システムの基本構成を示すブロック図である。 HSUPA状態計算部の動作を示すフローチャートである。 上り回線の無線リソースの内訳の一例を示す図である。 UとUPに応じたHSUPA方式で使用可能な電力リソースの利用状態を表す図である。 HSUPA状態判定部の動作を示すフローチャートである。 AC閾値更新部の動作を示すフローチャートである。 DCHリソース更新部の動作を示すフローチャートである。 DCHリソース更新部の他の動作を示すフローチャートである。 UとUPに応じたHSUPA方式で使用可能な電力リソースの他の利用状態を表す図である。 HSUPA状態判定部の他の動作を示すフローチャートである。 UとUPに応じたHSUPA方式で使用可能な電力リソースの他の利用状態を表す図である。 HSUPA状態判定部の他の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1…ネットワーク、2…無線制御局、20…リソース制御手段、21…無線制御部、22…測定情報受信部、23…HSUPA状態計算部、24…HSUPA状態判定部、25…AC閾値更新部、26…DCHリソース更新部、3,3A、3B…基地局、31…基地局動作部、32…受信電力測定部、4A、4B…セル、5…移動局。

Claims (37)

  1. 複数の移動局と、所定のスケジューリング方法に基づき割り当てたリソースを用いてセル内の移動局と無線通信を行う基地局と、この基地局に対して前記無線通信でのリソースの使用を制御する無線制御局とからなる通信システムで用いられる無線通信制御方法であって、
    第1のスケジューリング方法に基づき割り当てた第1のリソースを用いて、前記移動局から前記基地局へデータを送信する第1のデータ送信ステップと、
    第2のスケジューリング方法に基づき割り当てた、前記第1のデータ送信ステップで使用されない第2のリソースを用いて、前記移動局から前記基地局へデータを送信する第2のデータ送信ステップと、
    前記基地局により、全チャネルのリソースと前記第2のデータ送信ステップで使用する上り無線チャネルのリソースを測定して、前記無線制御局に通知する受信電力測定ステップと、
    前記無線制御局により、前記基地局から通知された、前記全チャネルのリソースと前記第2のデータ送信ステップで使用する上り無線チャネルのリソースとを用いて、前記第2のリソースとして割り当てた第2のリソース量と、このリソース量のうち前記第2のデータ送信ステップで使用される割合である第2のリソース使用率を計算する状態計算ステップと、
    前記無線制御局により、前記状態計算ステップで計算された、前記第2のリソースとして割り当てた第2のリソース量と、このリソース量のうち前記第2のデータ送信ステップで使用される割合である第2のリソース使用率に応じて、前記第1のリソースの使用規制を前記基地局に対して指示するリソース制御ステップと
    を含むことを特徴とする無線通信制御方法。
  2. 前記リソースは、基地局受信電力であることを特徴とする請求項1に記載の無線通信制御方法。
  3. 前記第1のスケジューリング方法は、前記基地局により前記各移動局に対して前記第1のリソースに関するスケジューリングを行わない方法であることを特徴とする請求項1に記載の無線通信制御方法。
  4. 前記第1のデータ送信ステップは、前記移動局から前記基地局への無線チャネルとして、上り個別チャネルを使ってデータを送信するステップであることを特徴とする請求項1に記載の無線通信制御方法。
  5. 前記第2のスケジューリング方法は、前記基地局により前記各移動局に対して前記第2のリソースに関するスケジューリングを行う方法であることを特徴とする請求項1に記載の無線通信制御方法。
  6. 前記第2のデータ送信ステップは、前記移動局から前記基地局への無線チャネルとして、上り高速パケット伝送方式で適用される上り個別チャネルを使ってデータを送信するステップであることを特徴とする請求項1に記載の無線通信制御方法。
  7. 前記リソース制御ステップは、前記第1のデータ送信ステップで使用する上り無線チャネルを確立した場合に推定される新たなセル負荷が所定の閾値以上の場合、前記第1のデータ送信ステップで使用する上り無線チャネルの確立規制を前記基地局へ指示するステップと、前記所定の閾値を下げることにより前記第1のリソースの使用を規制するステップとを含むことを特徴とする請求項1に記載の無線通信制御方法。
  8. 前記リソース制御ステップは、前記第1のリソースの使用を規制する際、前記第1のデータ送信ステップで使用する上り無線チャネルの伝送レート低下を前記基地局へ指示するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の無線通信制御方法。
  9. 前記リソース制御ステップは、前記第1のリソースの使用を規制する際、前記第1のデータ送信ステップで使用する上り無線チャネルのリソース解放を前記基地局へ指示するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の無線通信制御方法。
  10. 前記リソース制御ステップは、前記第2のリソース量が所定のリソース閾値より小さい場合、または、前記第2のリソース使用率が所定の使用率閾値よりも大きい場合に、前記第1のリソースの使用規制を前記基地局へ指示するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の無線通信制御方法。
  11. 前記無線制御局により、前記第2のリソース使用率の増加に応じて単調増加する前記第2のリソース量の下限値を計算するステップをさらに含み、
    前記リソース制御ステップは、前記第2のリソース量が前記下限値よりも小さい場合に、前記第1のリソースの使用規制を前記基地局へ指示するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の無線通信制御方法。
  12. 前記無線制御局により、前記第2のリソース量と前記第2のリソース使用率から未使用リソースを計算するステップをさらに含み、
    前記リソース制御ステップは、前記未使用リソースが所定のリソース閾値より小さい場合に、前記第1のリソースの使用規制を前記基地局へ指示するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の無線通信制御方法。
  13. 前記リソースは、周波数帯域であることを特徴とする請求項1に記載の無線通信制御方法。
  14. 前記第1のスケジューリング方法は、所定の送信タイミングにおいて前記第1のリソースを前記移動局が使用できるようにスケジューリングする方法であることを特徴とする請求項1に記載の無線通信制御方法。
  15. 前記第2のスケジューリング方法は、最小送信時間単位で動的に前記第2のリソースを前記移動局間でスケジューリングして割り当てる方法であることを特徴とする請求項1に記載の無線通信制御方法。
  16. 複数の移動局と、所定のスケジューリング方法に基づき割り当てたリソースを用いてセル内の移動局と無線通信を行う基地局と、この基地局に対して前記無線通信でのリソースの使用を制御する無線制御局とからなる通信システムであって、
    第1のスケジューリング方法に基づき割り当てた第1のリソースを用いて、前記移動局から前記基地局へデータを送信する第1のデータ送信手段と、
    第2のスケジューリング方法に基づき割り当てた、前記第1のデータ送信手段で使用されない第2のリソースを用いて、前記移動局から前記基地局へデータを送信する第2のデータ送信手段と
    を備え、
    前記基地局は、全チャネルのリソースと前記第2のデータ送信手段で使用する上り無線チャネルのリソースを測定して、前記無線制御局に通知する受信電力測定部を備え、
    前記無線制御局は、前記基地局から通知された、前記全チャネルのリソースと前記第2のデータ送信手段で使用する上り無線チャネルのリソースとを用いて、前記第2のリソースとして割り当てた第2のリソース量と、このリソース量のうち前記第2のデータ送信手段で使用される割合である第2のリソース使用率を計算する状態計算部と、前記状態計算部で計算された、前記第2のリソースとして割り当てた第2のリソース量と、このリソース量のうち前記第2のデータ送信手段で使用される割合である第2のリソース使用率に応じて、前記第1のリソースの使用規制を前記基地局に対して指示するリソース制御手段を有する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  17. 前記リソースは、基地局受信電力であることを特徴とする請求項16に記載の無線通信システム。
  18. 前記第1のスケジューリング方法は、前記基地局により前記各移動局に対して前記第1のリソースに関するスケジューリングを行わない方法であることを特徴とする請求項16に記載の無線通信システム。
  19. 前記第1のデータ送信手段は、前記移動局から前記基地局への無線チャネルとして、上り個別チャネルを使ってデータを送信する手段であることを特徴とする請求項16に記載の無線通信システム。
  20. 前記第2のスケジューリング方法は、前記基地局により前記各移動局に対して前記第2のリソースに関するスケジューリングを行う方法であることを特徴とする請求項16に記載の無線通信システム。
  21. 前記第2のデータ送信手段は、前記移動局から前記基地局への無線チャネルとして、上り高速パケット伝送方式で適用される上り個別チャネルを使ってデータを送信する手段であることを特徴とする請求項16に記載の無線通信システム。
  22. 前記リソース制御手段は、前記第1のデータ送信手段で使用する上り無線チャネルを確立した場合に推定される新たなセル負荷が所定の閾値以上の場合、前記第1のデータ送信手段で使用する上り無線チャネルの確立規制を指示する手段と、前記所定の閾値を下げることにより前記第1のリソースの使用を規制する手段とを有することを特徴とする請求項16に記載の無線通信システム。
  23. 前記リソース制御手段は、前記第1のリソースの使用を規制する際、前記第1のデータ送信手段で使用する上り無線チャネルの伝送レート低下を前記基地局へ指示する手段を有することを特徴とする請求項16に記載の無線通信システム。
  24. 前記リソース制御手段は、前記第1のリソースの使用を規制する際、前記第1のデータ送信手段で使用する上り無線チャネルのリソース解放を前記基地局へ指示する手段を有することを特徴とする請求項16に記載の無線通信システム。
  25. 前記リソース制御手段は、前記第2のリソース量が所定のリソース閾値より小さい場合、または、前記第2のリソース使用率が所定の使用率閾値よりも大きい場合に、前記第1のリソースの使用規制を前記基地局へ指示する手段を有することを特徴とする請求項16に記載の無線通信システム。
  26. 前記無線制御局は、前記第2のリソース使用率の増加に応じて単調増加する前記第2のリソース量の下限値を計算する手段をさらに有し、
    前記リソース制御手段は、前記第2のリソース量が前記下限値よりも小さい場合に、前記第1のリソースの使用規制を前記基地局へ指示する手段を有することを特徴とする請求項16に記載の無線通信システム。
  27. 前記無線制御局は、前記第2のリソース量と前記第2のリソース使用率から未使用リソースを計算する手段をさらに有し、
    前記リソース制御手段は、前記未使用リソースが所定のリソース閾値より小さい場合に、前記第1のリソースの使用規制を前記基地局へ指示する手段を有することを特徴とする請求項16に記載の無線通信システム。
  28. 前記リソースは、周波数帯域であることを特徴とする請求項16に記載の無線通信システム。
  29. 前記第1のスケジューリング方法は、所定の送信タイミングにおいて前記第1のリソースを前記移動局が使用できるようにスケジューリングする方法であることを特徴とする請求項16に記載の無線通信システム。
  30. 前記第2のスケジューリング方法は、最小送信時間単位で動的に前記第2のリソースを前記移動局間でスケジューリングして割り当てる方法であることを特徴とする請求項16に記載の無線通信システム。
  31. 複数の移動局と、所定のスケジューリング方法に基づき割り当てたリソースを用いてセル内の移動局と無線通信を行う基地局と、この基地局に対して前記無線通信でのリソースの使用を制御する無線制御局とからなり、第1のスケジューリング方法に基づき割り当てた第1のリソースを用いて、前記移動局から前記基地局へデータを送信する第1のデータ送信手段と、第2のスケジューリング方法に基づき割り当てた、前記第1のデータ送信手段で使用されない第2のリソースを用いて、前記移動局から前記基地局へデータを送信する第2のデータ送信手段とを備える通信システムで用いられる無線制御局であって、
    前記基地局により測定されて通知された、全チャネルのリソースと第2のデータ送信手段で使用する上り無線チャネルのリソースとを用いて、前記第2のリソースとして割り当てた第2のリソース量と、このリソース量のうち前記第2のデータ送信手段で使用される割合である第2のリソース使用率を計算する状態計算部と、
    前記状態計算部で計算された、前記第2のリソースとして割り当てた第2のリソース量と、このリソース量のうち前記第2のデータ送信手段で使用される割合である第2のリソース使用率に応じて、前記第1のリソースの使用規制を前記基地局に対して指示するリソース制御手段
    を有することを特徴とする無線制御局。
  32. 前記リソース制御手段は、前記第1のデータ送信手段で使用する上り無線チャネルを確立した場合に推定される新たなセル負荷が所定の閾値以上の場合、前記第1のデータ送信手段で使用する上り無線チャネルの確立規制を指示する手段と、前記所定の閾値を下げることにより前記第1のリソースの使用を規制する手段とを有することを特徴とする請求項31に記載の無線制御局。
  33. 前記リソース制御手段は、前記第1のリソースの使用を規制する際、前記第1のデータ送信手段で使用する上り無線チャネルの伝送レート低下を前記基地局へ指示する手段を有することを特徴とする請求項31に記載の無線制御局。
  34. 前記リソース制御手段は、前記第1のリソースの使用を規制する際、前記第1のデータ送信手段で使用する上り無線チャネルのリソース解放を前記基地局へ指示する手段を有することを特徴とする請求項31に記載の無線制御局。
  35. 前記リソース制御手段は、前記第2のリソース量が所定のリソース閾値より小さい場合、または、前記第2のリソース使用率が所定の使用率閾値よりも大きい場合に、前記第1のリソースの使用規制を前記基地局へ指示する手段を有することを特徴とする請求項31に記載の無線制御局。
  36. 前記第2のリソース使用率の増加に応じて単調増加する前記第2のリソース量の下限値を計算する手段をさらに有し、
    前記リソース制御手段は、前記未使用リソースが所定のリソース閾値より小さい場合に、前記第1のリソースの使用規制を前記基地局へ指示する手段を有することを特徴とする請求項31に記載の無線制御局。
  37. 前記第2のリソース量と前記第2のリソース使用率から未使用リソースを計算する手段をさらに有し、
    前記リソース制御手段は、前記未使用リソースが所定のリソース閾値より小さい場合に、前記第1のリソースの使用規制を前記基地局へ指示する手段を有することを特徴とする請求項31に記載の無線制御局。
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