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JP5113072B2 - 無線チャネルに関するチャネルインパルス応答推定を導くための方法および装置 - Google Patents
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JP5113072B2 - 無線チャネルに関するチャネルインパルス応答推定を導くための方法および装置 - Google Patents

無線チャネルに関するチャネルインパルス応答推定を導くための方法および装置 Download PDF

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本出願は、本願の譲渡人に譲渡され、本明細書において参考文献とされている2005年11月15日に出願の「LMMSE Based Methods for Improvement of Channel Impulse Response Estimates in a WCDMA Downlink」と題する米国仮出願第60/737454号に基づいて優先権を主張する。
本開示は、一般に、通信に関し、より詳細には、無線チャネルに関するチャネル推定を導くための技法に関する。
無線通信システムでは、送信機は、通常、トラヒックデータを処理して(例えば、符号化し、インターリーブし(interleaves)、および記号マップし(symbol maps))、データに関する変調記号であるデータ記号を生成する。コヒーレントシステムでは、送信機は、パイロット記号をデータ記号で多重化し、多重化されたデータおよびパイロット信号を処理して無線周波数(RF)信号を生成し、無線チャネルを介してこのRF信号を送信する。無線チャネルは、送信されたRF信号をチャネル応答により歪ませ、雑音および干渉で信号をさらに劣化させる。
受信機は、送信されたRF信号を受信し、また複数の入力サンプルを取得するために受信したRF信号を処理する。コヒーレントなデータ検出では、受信機は、受信したパイロットに基づいて、無線チャネルの応答を推定し、チャネル推定を導く。受信機は、次いで、送信機により送信されたデータ記号の推定である記号推定を取得するために、チャネル推定を用いて、該複数の入力サンプルに関してデータ検出(例えば、等化)を実施する。受信機は、次いで、記号推定を処理し(例えば、復調し、デインターリーブし(deinterleaves)、および復号し)、復号されたデータを取得する。
チャネル推定の品質は、データの検出性能に対して大きな影響を有する可能性があり、また記号推定の品質ならびに復号されたデータの信頼性に影響を与える可能性がある。したがって、無線通信システムにおける高品質チャネル推定を導くための技法が、当技術分野で求められている。
[発明の概要]
改善された品質を有するチャネルインパルス応答推定(CIRE)を導くための技法が本明細書で述べられる。CIREは、通信チャネルの時間ドメイン応答の推定である。CIREは、1組のチャネルタップ(taps)により与えられることができる。
一態様では、CIREは、例えば、点に関しての(point-wise)線形最小2乗平均誤差(LMMSE)技法に基づいて、複数のチャネルタップをスケールすること(scaling)により導かれる。初期のCIREは、受信されたパイロットに基づいて、例えば、パイロットシーケンスを用いて入力サンプルを逆拡散すること(despreading)により時間ドメインで導かれる。初期のCIREは、フィルタされたCIREを取得するためにフィルタされることができる。マルチプル(multiple)チャネルタップを有する第1のCIREは、初期のCIREまたはフィルタされたCIREに基づいて導かれる。第1のCIREにおけるチャネルタップは、第2のCIREを取得するために、マルチプルスケーリングファクタ(scaling factor)でスケールされる(scaled)。点に関してのLMMSEスケーリングでは、第1のCIREにおける各チャネルタップのエネルギーが推定される。第1のCIREにおける各チャネルタップに関する雑音エネルギーはまた、例えば、第1のCIREの左端および/または右端にある少数のチャネルタップのエネルギーに基づいて推定される。第1のCIREにおける各チャネルタップは、次いで、そのチャネルタップのエネルギーおよび雑音エネルギーにより決定されるスケーリングファクタに基づいてスケールされる。閾値Tより低いエネルギーを有する各チャネルタップは、ゼロに設定されることができる。閾値Tは、該雑音エネルギーまたは所定の値に基づいて設定されることができる。
他の態様では、第2のCIREは、第1のCIREにおけるチャネルタップのうちの選択されたものをゼロにすることにより取得される。一実施形態では、第1のCIREの左端にあるチャネルタップの第1のサブセット(subset)は、これらのチャネルタップに関する総計(aggregate)エネルギーが第1の閾値Tleftより低い場合、ゼロに設定される。第1のCIREの右端にあるチャネルタップの第2のサブセットはまた、これらのチャネルタップに関する総計エネルギーが第2の閾値Trightより低い場合、ゼロに設定される。第1および第2の閾値は、第1のCIREにおけるチャネルタップの合計エネルギーEtotalに基づいて設定されることができる。他の実施形態では、閾値Taccより小さい総計エネルギーを有する少なくとも1つのチャネルタップはゼロに設定される。閾値Taccは、Etotalに基づいて設定されることができる。ゼロにすべきチャネルタップは、第1のCIREの左端と右端とを交互しながら(alternating)、および両端から中央に向かってトラバースしながら(traversing)、所定の順序で選択することができる。その代りに、第1のCIREにおけるチャネルタップは、最も弱いものから最も強いものへとランク付けされる(ranked)ことができ、またゼロにされる(zeroed out)べきチャネルタップは、その最も弱いチャネルタップから始まる逐次順番で(in a sequential order)選択されることができる。さらに他の態様では、閾値Thより小さいエネルギーを有する第1のCIREにおける各チャネルタップは、ゼロに設定される。閾値Thは、第1のCIREにおけるチャネルタップの合計エネルギー、ピークエネルギー、または雑音エネルギーに基づいて設定されることができる。
以下、本発明の種々の観点および実施形態をさらに詳細に説明する。
[詳細な説明]
本発明の特徴および性質は、図面と併せて読めば以下で述べる詳細な説明からさらに明らかとなろう。図面中、同様の参照記号は、それに対応して全体を通じて識別する。
「例示的な(exemplary)」という用語は、本明細書では、「例(example)として、例証(instance)として、説明(illustration)として役立つ」ことを意味するために使用される。本明細書で「例示的な」として述べられる任意の実施形態または設計は、必ずしも、他の諸実施形態または設計に対して好ましく、または有利なものであると解釈されるべきではない。
図1は、無線通信システムにおける例示的な送信を示す。簡単にするために、図1は、1つの基地局110、および1つの無線装置120だけを示している。基地局は、概して、無線装置と通信する固定局であり、またノードB、アクセスポイント、または何らかの他の専門用語で呼ばれることもある。無線装置は、固定または移動体であってよく、またユーザ装置(UE)、移動局、ユーザ端末、加入者装置、または何らかの他の専門用語で呼ばれることもある。無線装置は、セルラー(cellular)電話、携帯情報端末(personal digital assistant)(PDA)、無線モデムカード、または何らかの他のデバイスもしくは装置であってもよい。
基地局110は、RF信号を無線装置120に送信する。このRF信号は、直接の経路および/または反射された経路を含み得る1つまたはそれより多くの信号経路を介して、無線装置120に達することができる。反射された経路は、無線環境における障害物(例えば、建造物、木、乗物、および他の構造物)による無線波の反射により生成される。無線装置120は、送信されたRF信号のマルチプルインスタンス(instances)またはコピーを受信することができる。各受信された信号のインスタンスは、異なる信号経路を介して取得され、またその信号経路により決定される特定の時間遅延および特定の複素利得を有する。無線装置120における受信されたRF信号は、無線装置で受信されたすべての信号インスタンスの重ね合わせ(superposition)である。無線装置120はまた、他の送信している局から干渉した送信を受信することがある。干渉した送信は、図1に破線で示される。
本明細書で述べるチャネル推定技法は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時間分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア(single-carrier)FDMA(SC−FDMA)システム、および以下同様のものなど、様々な通信システムに使用することができる。CDMAシステムは、広帯域CDMA(W−CDMA)、cdma2000、および以下同様のものなど、1つまたはそれより多くの無線アクセス技術(RATs)を実施することができる。cdma2000は、IS−2000、IS−856、およびIS−95標準をカバーする(covers)。TDMAシステムは、移動体通信のためのグローバルシステム(Global System for Mobile Communications)(GSM)などのRATを実施することができる。これらの様々なRATsおよび標準は、当技術分野で知られている。W−CDMAおよびGSMは、「第3の世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project)」(3GPP)と名付けられた団体からの文書に記述されている。cdma2000は、「第3の世代パートナーシッププロジェクト2(3rd Generation Partnership Project 2)」(3GPP2)と名付けられた団体からの文書に記述されている。3GPPおよび3GPP2文書は公的に入手可能である。OFDMAシステムは、OFDMを用いて、直交周波数サブキャリア上の周波数ドメインで、変調記号を送信する。SC−FDMAシステムは、直交周波数サブキャリア上の時間ドメインで、変調記号を送信する。
本明細書で述べるチャネル推定技法は、無線装置ならびに基地局に対して使用することができる。明確化のために、これらの技法は、CDMAシステムにおける無線装置に関して以下で述べるが、それはW−CDMAシステムまたはcdma2000システムであってもよい。説明のいくつかの部分は、W−CDMAシステムに関するものである。
図2は、基地局110および無線装置120のブロック図を示す。基地局110で、送信(TX)データプロセッサ210は、サービスされる無線装置のためのトラヒックデータを受信し、そのトラヒックデータを処理して(例えば、符号化して、インターリーブして、および記号マップして)データ記号を生成する。本明細書で使用する場合、データ記号はデータに関する変調記号であり、パイロット記号はパイロットに関する変調記号であり、変調記号は(例えば、M−PSK、M−QAMなどのための)信号コンステレーション(constellation)における点に関する複素値であり、またパイロットは基地局と無線装置の両方でアプリオリに(a priori)知られているデータである。CDMA変調器220は、以下で述べるようにデータ記号およびパイロット記号を処理し、また送信機(TMTR)230に出力チップ(chips)を提供する。送信機230は、その出力チップを処理し(例えば、アナログに変換し、増幅し、フィルタし、および周波数アップコンバートし(upconverts))、RF信号を生成し、それはアンテナ232から送信される。
無線装置120で、アンテナ252は、直接および/または反射された経路を介して送信されたRF信号を受信し、また受信したRF信号を受信機(RCVR)254に提供する。受信機254は、受信したRF信号を処理し(例えば、フィルタし、増幅し、周波数ダウンコンバートし(downconverts)、またデジタル化し)、受信したサンプルを取得する。受信機254はまた、受信したサンプルに関して前処理(pre-processing)を実施することも可能であり、複数の入力サンプルを等化器(equalizer)/レイク(Rake)受信機260に提供する。前処理は、例えば、自動利得制御(AGC)、周波数補正、デジタルフィルタリング、サンプルレート変換、および以下同様のものなどを含むことができる。等化器/レイク受信機260は、該複数の入力サンプルを(例えば、等化器またはレイク受信機を用いて)処理し、複数の出力サンプルを提供する。CDMA復調器(Demod)270は、CDMA変調器220による処理に相補的な方法で該複数の出力サンプルを処理し、記号推定を提供し、それらは、基地局110により無線装置120に送られたデータ記号の推定である。レイク受信機およびCDMA復調器はまた、組み合わせられてもよい。受信(RX)データプロセッサ280は、記号推定を処理し(例えば、記号デマップし(symbol demaps)、デインターリーブし、および復号し)、復号されたデータを提供する。一般に、CDMA復調器270およびRXデータプロセッサ280による処理は、それぞれ、基地局110におけるCDMA変調器220およびTXデータプロセッサ210による処理に相補的である。
コントローラ/プロセッサ240および290は、それぞれ、基地局110および無線装置120における様々な処理装置の動作を指示する(direct)。メモリ242および292は、それぞれ、基地局110および無線装置120のデータおよびプログラムコードを記憶する。
図3は、基地局110におけるCDMA変調器220のブロック図を示す。明確化のために、以下の説明は、W−CDMAに関するものである。CDMA変調器220は、トラヒックデータに使用される各物理チャネルのための物理チャネルプロセッサ310、およびパイロットのためのパイロットチャネルプロセッサ320を含む。物理チャネルmのためのプロセッサ310内では、拡散器(spreader)312が、物理チャネルmに関する直交可変拡散率(orthogonal variable spreading factor)(OVSF)符号o(n)を用いてデータ記号を拡散し、複数のデータチップを提供する。スクランブラ(scrambler)314は、基地局110に関するスクランブルするシーケンスs(n)でデータチップを乗算する。乗算器316は、利得gでスクランブラ314の出力をスケールし、物理チャネルmに関する出力チップx(n)を提供する。
パイロットチャネルプロセッサ320内では、拡散器322が、すべてがゼロのシーケンスであるパイロットのためのOVSF符号o(n)を用いてパイロット記号を拡散し、複数のパイロットチップを提供する。スクランブラ324は、該スクランブルするシーケンスs(n)で該複数のパイロットチップを乗算する。乗算器326は、利得gでスクランブラ324の出力をスケールし、パイロットチャネルに関する複数の出力チップp(n)を提供する。加算器330は、すべての物理チャネルに関する複数の出力チップを加算し、基地局110に関する複数の出力チップz(n)を提供する。
無線装置120では、受信機254からの複数の入力サンプルは、以下のように表される:
Figure 0005113072
ただし、x(n)は無線装置120に重要な信号成分であり、
p(n)は基地局110からのパイロットであり、
h(n)は、基地局110と無線装置120の間の無線チャネルのインパルス応答であり、
w(n)は、x(n)およびp(n)により観察される合計の雑音および干渉であり、
y(n)は、無線装置120における複数の入力サンプルであり、また
Figure 0005113072
は畳込み(convolution)を示す。
複数の入力サンプルy(n)は、所望の信号x(n)の推定を取得するために等化器で処理することができる。
図4は等化器260aのブロック図を示し、それは図2の等化器/レイク受信機260の1実施形態である。この実施形態では、受信機254からの複数の入力サンプルy(n)は、チャネルエスティメータ(estimator)410および有限インパルス応答(FIR)フィルタ430に提供される。チャネルエスティメータ410は、基地局110と無線装置120との間の無線チャネルに関するチャネルインパルス応答推定(CIRE)h(n)を導く。計算装置420は、CIRE h(n)を受け取り、例えば、LMMSE、最小2乗平均(least mean square)(LMS)、再帰最小二乗法(recursive least square)(RLS)、直接行列逆変換(direct matrix inversion)(DMI)、ゼロフォーシング(zero-forcing)(ZF)、または何か他の技法を用いて、このCIRE h(n)に基づき複数の等化器係数c(n)を導く。FIRフィルタ430は、該複数の等化器係数c(n)を用いて該複数の入力サンプルy(n)をフィルタし、望まれる複数の出力チップx(n)の推定である複数の出力サンプル
Figure 0005113072
を提供する。
チャネルエスティメータ410は、基地局110から受信されたパイロットに基づいて、初期のCIREを導くことができる。一実施形態では、その初期のCIREは、以下のように導くことができる:
n=1、・・・、Lに対して、
Figure 0005113072
ただし、
Figure 0005113072
は、指標nに対する実際のチャネルタップh(n)の初期推定であり、
Kは累算長であり、
」は複素共役(complex conjugate)を示す。
式(2)において、指標nにおけるチャネルタップh(n)は、パイロットシーケンスを用いて時間ドメインで逆拡散を実施することにより推定される。逆拡散は、複数の入力サンプルy(n)を複数の複素数共役された(conjugated)パイロットチップp(n)で乗算し、その結果をKチップにわたり累算することにより達成することができる。Kは、パイロットに対して使用される直交符号の長さの整数倍である。W−CDMAにおけるパイロットのためのOVSF符号は、256チップの長さを有し、cdma2000におけるパイロットのためのウォルシュ符号は、128チップの長さを有する。Kは、1つのパイロット記号、マルチプルパイロット記号、1つのスロット、マルチプルスロット、および以下同様のものに設定することができる。1つのスロットは、W−CDMAでは2560チップ、cdma2000では768チップを含む。
図5は、基地局110と無線装置120の間の無線チャネルに関する例示的な初期のCIREを示す。初期のCIREは、L個のチャネルタップを含む。各チャネルタップは、特定の複素利得および特定の時間遅延を有し、それらは共に、無線環境により決定される。各チャネルタップは、異なる信号経路またはマルチパスと関連付けられている。最も早いチャネルタップと、最も遅いチャネルタップとの間の差は、チャネル遅延拡散と呼ばれる。遠いオブジェクトからの反射を有する「長い」チャネルは、長い遅延拡散を有する。Lは、システムに関して最も長く予測される遅延拡散以上となるように選択することができる。この場合、実際の遅延拡散は、多くの例でLよりもはるかに短い可能性がある。さらに、チャネルタップの多くは、すべてもしくは大部分が雑音であり、有益なエネルギーを、ほとんどもしくは全く含まない可能性がある。
初期のCIREは、推定誤差および雑音を含む。h(n)=0を有する純粋の雑音タップでは、その対応する初期のチャネルタップ
Figure 0005113072
は、I/(K・E)の雑音エネルギーを有することを示すことができ、ここで、Iは、無線装置120における合計の受信されたエネルギーであり、Eは、基地局110により送信されたパイロットに関するチップ当たりのエネルギーである。さらに、弱いチャネルタップは、より強いチャネルタップよりも多くの雑音が観察されることが示され得る。初期のCIREを改善するために、様々な技法を使用することができる。これらの技法は、個々に、または組み合わせて適用されることができる。
初期のCIREは、雑音を低減するために、マルチプル更新インターパルにわたりフィルタされることができる。一実施形態では、フィルタリングは、以下のように、1タップの無限インパルス応答(IIR)フィルタに基づき各チャネルタップに対して別個に実施される:
n=1、・・・、Lに対して、
Figure 0005113072
ただし、
Figure 0005113072
は、更新インターバルtに関する指標nにおけるフィルタされたチャネルタップであり、
αは、フィルタリング量を決定するIIRフィルタ係数である。
一般に、1>α>0であり、より大きいαはより少ないフィルタリングに対応し、その逆の場合も同様である。例えば、αは、0.15から0.5の範囲内に設定されることができる。αは、固定された値または構成可能な値であってよく、また良好な性能を提供するように選択することができる。式(3)におけるフィルタリングにより雑音が低減する。該フィルタリングはまた、他の方法で、また他のタイプのフィルタにより実施されることができる。簡単化のために、以下の説明では指標tを削除し、
Figure 0005113072
は、現在の更新インターバルに関するフィルタされたチャネルタップを示す。
一実施形態では、初期のチャネルタップ
Figure 0005113072
は、第1のCIREに関する入力チャネルタップh(n)として、すなわち
Figure 0005113072
として使用され、改善された品質を有する第2のCIREに関する出力チャネルタップh(n)が導かれる。他の実施形態では、フィルタされたチャネルタップ
Figure 0005113072
は、入力チャネルタップh(n)として、すなわち
Figure 0005113072
として使用されて、出力チャネルタップh(n)が導かれる。両実施形態について、出力チャネルタップh(n)は、フィルタされることもあり、またはフィルタされないこともある。出力チャネルタップは、様々な後処理スキームに基づいて導かれることができる。
1つの後処理スキームでは、第2のCIREにおける出力チャネルタップは、第1のCIREにおける入力チャネルタップをスケールすることにより取得される。入力チャネルタップh(n)は、以下のように表されることができる:
n=1、・・・、Lに対して、
Figure 0005113072
ただし、w(n)は、入力チャネルタップh(n)に関する推定誤差および雑音(または単に、雑音)である。簡単化のために、雑音w(n)は、
Figure 0005113072
の分散とのゼロ平均であると仮定されることができる。雑音分散はL個の入力チャネルタップh(n)のすべてに関して同様のものであり、したがって、タップ指標nの関数ではない
Figure 0005113072
で表されることができることを示すことができる。この雑音特性は、以下で示すように、改善された品質を有する出力チャネルタップを導くために利用することができる。
実際のチャネルタップh(n)の改善された推定は、点に関してのLMMSE技法または何か他の技法に基づいて導かれることができる。点に関してのLMMSEとは、タップごとにLMMSE技法を適用することを指す。h(n)の点に関してのLMMSE推定は、以下のように表されることができる:
n=1、・・・、Lに対して、
Figure 0005113072
ただし、E{ }は、期待値演算を示し、
E{|h(n)|}は、実際のチャネルタップh(n)の期待されるエネルギーであり、
E{|h(n)|}は、入力チャネルタップh(n)の期待されるエネルギーであり、また
(n)は、h(n)の点に関してのLMMSE推定である出力タップである。
式(5)は、雑音のある(noisy)推定h(n)から、h(n)の「最良」線形推定を提供するが、この場合「最良」とは、推定における最小2乗平均誤差の意味で使用され、したがって、h(n)は、E{|h(n)−h(n)|}に対する最小値を生ずる。式(5)は、h(n)の最良線形推定が、h(n)のスケールされたバージョンにより与えられることを示しており、ここで該スケーリングファクタは、E{|h(n)|}および
Figure 0005113072
により決定される。E{|h(n)|}および
Figure 0005113072
の量は、以下で述べるように推定されることができる。
入力チャネルタップh(n)のエネルギーは、様々な方法で推定されることができる。一実施形態では、チャネルタップのエネルギーは、以下のように、入力チャネルタップの2乗の大きさを計算することにより推定される:
n=1、・・・、Lに対して、
Figure 0005113072
ただし、E(n)は、入力チャネルタップh(n)の推定されるエネルギーである。
他の実施形態では、チャネルタップのエネルギーは、更新インターバルごとに入力チャネルタップの2乗の大きさを計算し、マルチプル更新インターバルにわたって平均することにより推定される。その平均化は、以下のように、1タップのIIRフィルタを用いて実施されることができる:
n=1、・・・、Lに対して、
Figure 0005113072
ただし、E(n)は、更新インターバルtに関する入力チャネルタップh(n)の推定されるエネルギーであり、
αは、チャネルタップのエネルギーに関するIIRフィルタ係数である。
係数αは、固定された値または構成可能な値であってよく、良好な性能を達成するように選択されてもよい。例えば、αは、0.5または何か他の値に設定されてもよい。
チャネルタップのエネルギーはまた、他の方法で推定されることもできる。以下の説明において、E(n)は、入力チャネルタップh(n)の推定されるエネルギーを示す。E(n)は、式(6)もしくは(7)で示されるように導かれることができるが、あるいは何か他の式に基づいて導かれることができる。
雑音エネルギーとも呼ばれる雑音分散
Figure 0005113072
は、様々な方法で推定されることができる。第1のCIREの長さは、少なくとも一つの端部が、純粋なまたは大部分雑音のタップ含むことが期待され得るように、十分長くなるように選択されることができる。第1のCIREの両端が、純粋なまたは大部分雑音のタップを含むことが期待され得るように、非ゼロチャネルタップは中心化される(centered)ことができる。この中心化は、(1)第1のCIREにおけるチャネルタップの重みの中心を計算することにより、また(2)指標L/2に、またはその近傍に、重みの中心を配置することにより行われ得る。次いで、雑音エネルギーは、第1のCIREの一方または両方の端部にある雑音タップに基づいて推定され得る。
一実施形態では、雑音エネルギーは、以下のように、第1のCIREのQ個の最左端のチャネルタップ、およびQ個の最右端のチャネルタップのエネルギーを平均することにより推定される。
Figure 0005113072
ただし、Eは、指標1からQまでのQ個の最左端チャネルタップの平均エネルギーであり、Eは、指標L−Q+1からLまでのQ個の最右端チャネルタップの平均エネルギーであり、またEnoiseは、推定される雑音エネルギーである。一般に、QおよびLは、任意の適切な値であることができる。例として、Lは64に等しく、Qは4に等しくてもよい。
他の実施形態では、雑音エネルギーは、以下のように、EおよびEの最小値をとることにより推定される:
Figure 0005113072
ここで、ηは、EおよびEの最小値をとることにより真の雑音エネルギーのより小さい推定が統計的に生ずることを説明するために使用されるスケーリングファクタである。例えば、ηは1.3または何か他の値に設定されることができる。この実施形態は、非ゼロのチャネルタップが第1のCIREで中心化されないとき、よりロバスト(robust)である。
さらに、他の実施形態では、雑音エネルギーEnoiseは、プログラム可能な値であり、h(n)の雑音のある推定に基づいて計算されない。以下の説明では、Enoiseは、出力チャネルタップh(n)を導くために使用される入力チャネルタップh(n)に関する推定される雑音エネルギーを示す。
一実施形態では、各入力チャネルタップは、点に関してのLMMSE技法に基づいてスケールされる。この実施形態では、出力チャネルタップは、以下のように導くことができる:
n=1、・・・、Lに対して、
Figure 0005113072
式(12)に示す実施形態では、各入力チャネルタップh(n)は、そのチャネルタップのエネルギーE(n)および雑音エネルギーEnoiseにより決定されるスケーリングファクタに基づいてスケールされる。
他の実施形態では、各入力チャネルタップは、そのタップが十分に強い場合、点に関してのLMMSE技法に基づいてスケールされ、その他の場合はゼロにされる。入力チャネルタップは、そのエネルギーが閾値Tを超える場合、十分に強いと見なされることができる。この実施形態では、出力チャネルタップは、以下のように導くことができる。
n=1、・・・、Lに対して、
Figure 0005113072
閾値Tは、雑音エネルギーEnoise、合計エネルギーなどに基づいて設定されることができる。例えば、Tは、T=β・Enoiseとして設定されることができ、ただし、βは、1.5または何か他の値に設定されることができる。Tはまた、プログラム可能な値であってもよい。
入力チャネルタップはまた、他の方法でスケールされることもできる。例えば、入力チャネルタップは、点に関してのLMMSE技法に代えて何か他の技法に基づいてスケールされてもよい。入力チャネルタップはまた、一緒にスケールされることもできる。この実施形態では、マルチプルチャネルタップにわたる相関が決定され、そのチャネルタップをスケールするために使用され得る。
図6は、第1の後処理スキームのためのチャネルエスティメータ410の一実施形態のブロック図を示す。初期のチャネルエスティメータ610は、入力サンプルy(n)を受け取り、例えば、式(2)で示すように、初期のCIREを導く。フィルタ612は、例えば、式(3)で示すように、初期のCIREにおけるチャネルタップ
Figure 0005113072
をフィルタし、フィルタされたチャネルタップ
Figure 0005113072
を提供する。セレクタ614は、第1のCIREに関する入力チャネルタップh(n)として、初期のチャネルタップ
Figure 0005113072
またはフィルタされたチャネルタップ
Figure 0005113072
を提供する。例えば、セレクタ614は、高速で変化するチャネルには、初期のチャネルタップ
Figure 0005113072
を提供し、低速で変化するチャネルについては、フィルタされたチャネルタップ
Figure 0005113072
を提供することができる。
チャネルタップエネルギーエスティメータ616は、例えば、式(6)または(7)で示すように、各入力チャネルタップのエネルギーE(n)を推定する。雑音エネルギーエスティメータ618は、例えば、式(10)または(11)で示すように、第1のCIREの一方または両方の端部にある少数の入力チャネルタップのエネルギーに基づいて、入力チャネルタップに関する雑音エネルギーEnoiseを推定する。最終のチャネルエスティメータ620は、例えば、式(12)または(13)で示すように、入力チャネルタップh(n)、チャネルタップエネルギーE(n)、および雑音エネルギーEnoiseに基づいて第2のCIREに関する出力チャネルタップh(n)を導く。最終のチャネルエスティメータ620はまた、例えば、IIRフィルタまたは何か他のタイプのフィルタに基づいて、出力チャネルタップをフィルタすることができる。
図7は、チャネルタップをスケールすることにより、CIREを導くためのプロセス700を示す。初期CIREは、例えば、パイロットシーケンスを用いて複数の入力サンプルを逆拡散することにより時間ドメインで、受信されたパイロットに基づいて導かれる(ブロック712)。初期CIREはフィルタされ、フィルタされたCIREが取得される(ブロック714)。マルチプルチャネルタップを有する第1のCIREは、初期CIREまたはフィルタされたCIREに基づいて導かれる(ブロック716)。第1のCIREにおけるチャネルタップは、第2のCIREを取得するためにマルチプルスケーリングファクタでスケールされる(ブロック720)。
ブロック720の一実施形態では、第1のCIREにおける各チャネルタップのエネルギーが、例えば、式(6)または(7)で示すように推定される(ブロック722)。第1のCIREにおけるチャネルタップに関する雑音エネルギーがまた、例えば、第1のCIREの左端および/または右端にある少数のチャネルタップのエネルギーに基づいて推定される(ブロック724)。第1のCIREにおける各チャネルタップは、例えば、式(12)に示すように、そのチャネルタップのエネルギーおよび雑音エネルギーにより決定されるスケーリングファクタに基づいてスケールされる(ブロック726)。閾値Tより低いエネルギーを有する各チャネルタップは、例えば、式(13)で示すように、ゼロに設定され得る(ブロック730)。閾値Tは、雑音エネルギーまたは所定の値に基づいて設定されることができる。
第2の後処理スキームにおいて、第2のCIREにおける出力チャネルタップは、第1のCIREにおける入力チャネルタップのうちの選択されたものをゼロにすることにより取得される。第2のスキームは、様々な方法で実施されることができる。
第2のスキームの第1の実施形態では、第2のCIREは、雑音エネルギーに基づいて適応的に選択された長さを有する。この実施形態では、第1のCIREの左端のエネルギーEleft、右端のエネルギーEright、合計エネルギーEtotalは、以下のように推定され得る:
Figure 0005113072
ただし、PleftおよびPrightは、それぞれ、左端および右端のエネルギーを計算するために使用されるチャネルタップの数である。一般に、PleftはPrightと等しくてもよいし、あるいは等しくなくてもよい。例として、Lは64に等しくてもよく、PleftおよびPrightは共に15に等しくてもよい。PleftおよびPrightは、固定された値または構成可能な値であってもよく、良好な性能を達成するように選択されることができる。E(n)は、式(6)で示すように、入力チャネルタップh(n)の瞬時エネルギー、または式(7)で示すように、h(n)の平均エネルギーとすることができる。左端のエネルギーEleftはまた、CIREの左端にあるチャネルタップの第1のサブセットに基づいて決定されることができ、また右端のエネルギーErightは、CIREの右端にあるチャネルタップの第2のサブセットに基づいて決定されることができる。各サブセットは、関連する端部にある任意の数のチャネルタップの任意の数および任意のものを含むことができる。
左端にあるPleft個のチャネルタップは、以下のように、左端のエネルギーが閾値Tleftより低い場合はゼロにされ、その他の場合は保持される:
n=1、・・・、Pleftに対して、
Figure 0005113072
同様に、右端にあるPright個のチャネルタップは、以下のように、右端のエネルギーが閾値Trightより低い場合はゼロにされ、その他の場合は保持される:
n=L−Pright+1,・・・,Lに対して、
Figure 0005113072
閾値TleftおよびTrightは、合計エネルギーEtotalに基づいて設定されることができる。例えば、TleftおよびTrightは、Tleft=Tright=β・Etotalとして設定されることができ、ここで、βは0.05または何か他の値に設定されることができる。TleftおよびTrightはまた、プログラム可能な値であってよい。
第2のスキームの第2の実施形態では、入力チャネルタップは、合計エネルギーのうちの一部(fraction)が除去されるまで、一度に1チャネルタップずつ、所定の順序で連続的にゼロにされる。この実施形態では、指標jは、検討される入力チャネルタップの数を示し、1からLまで、すなわちj=1、2、・・・、Lであることができる。入力チャネルタップは、例えば、両端から開始して中央に向けて移動しながら、また2つの端部間を交互しながら、一度に1つずつ検討されることができる。指標j’は、どの入力チャネルタップを検討すべきかを示し、以下のように、指標jに基づいて規定されることができる:
奇数のjに対して、
Figure 0005113072
偶数のjに対して、
Figure 0005113072
指標j’は、まず、2つの端部にある入力チャネルタップを選択し、右端と左端との間で交互に行う。したがって、指標jが1からLまで進むにつれて、j’=1、L、2、L−1、3、L−2、・・・、L/2、L/2+1となる。
jの入力チャネルタップに関する累算されたエネルギーEacc(j)は、以下のように表わされることができる:
acc(j)=Eacc(j−1)+E(j’)、 式(21)
ただし、E(j’)は、入力チャネルタップh(j’)の推定されたエネルギーであり、それは、式(6)または(7)で示すように導かれることができ、またEacc(j)はEacc(0)=0として初期化され得る。
jの各値について、入力チャネルタップh(j’)が選択され、累算されたエネルギーEacc(j)が、選択されたチャネルタップのエネルギーE(j’)で更新される。入力チャネルタップh(j’)は、以下のように、更新された累算されたエネルギーEacc(j)が閾値Taccより低い場合はゼロにされ、その他の場合は保持される:
j=1,・・・,Lに対して、
Figure 0005113072
閾値Taccは、合計エネルギーEtotalに基づいて設定されることができる。例えば、Taccは、Tacc=βacc・Etotalとして設定されることができ、ただし、βaccは0.05または何か他の値に設定されることができる。Taccはまた、プログラム可能な値であってよい。
第2のスキームの第3の実施形態では、弱い入力チャネルタップは、合計エネルギーのうちの一部が除去されるまで、一度に1つのチャネルタップずつ、所定の順序で連続的にゼロにされる。この実施形態では、指標jは1からLまでであることができる。jの各値について、入力チャネルタップh(j’)は、そのエネルギーE(j’)が閾値Tより低い場合、弱いと見なされ得る。入力チャネルタップh(j’)が弱い場合、(1)累算されたエネルギーEacc(j)は、このチャネルタップのエネルギーを含むように更新され、(2)更新された累算されたエネルギーが閾値Taccより低い場合、このチャネルタップはゼロにされる。入力チャネルタップh(j’)は、それが弱くない場合または更新された累算されたエネルギーが閾値Taccより低くない場合に保持される。閾値TおよびTaccは、雑音エネルギーEnoise、合計エネルギーEtotalなどに基づいて設定され得るが、またはプログラム可能な値とすることもできる。
第2のスキームの第4の実施形態では、入力チャネルタップは、最も弱いものから最も強いものへと並べられ、合計エネルギーのうちの一部が除去されるまで、一度に1チャネルタップずつ、逐次順番で連続的にゼロにされる。この実施形態では、指標jは、1からLまでであることができる。jの各値について、検討されていないすべての入力チャネルタップ中の最も弱いチャネルタップが選択され、また累算されたエネルギーEacc(j)は、その選択されたチャネルタップのエネルギーを含むように更新される。選択されたチャネルタップは、更新された累算されたエネルギーが閾値Taccより低い場合にゼロにされ、その他の場合は保持される。閾値Taccは、合計エネルギーEtotalに基づいて設定されてもよく、またはプログラム可能な値であってもよい。
第2のスキームの第5の実施形態では、弱い初期チャネルタップはゼロにされる。入力チャネルタップは、そのエネルギーが閾値Tより低い場合、弱いと見なされることができる。一実施形態では、閾値Tは、合計エネルギーEtotalに基づいて、例えば、T=βht・Etotalとして設定され、ただし、βhtは0.01に、または何か他の値に設定されることができる。他の実施形態では、閾値Tは、雑音エネルギーEnoiseに基づいて、例えば、T=βhn・Enoiseとして設定され、ただし、βhnは1.5に、または何か他の値に設定されることができる。さらに他の実施形態では、閾値Tは、最大の入力チャネルタップのエネルギーEpeakに基づいて、例えば、T=βhp・Epeakとして設定され、ただし、βhpは0.01に、または何か他の値に設定されることができる。閾値Tはまた、何か他の量に基づいて設定されてもよく、あるいはプログラム可能な値であってもよい。
入力チャネルタップを選択的にゼロにするための様々な実施形態が上記で述べられてきた。入力チャネルタップはまた、他の方法でゼロにすることができ、これは本発明の技術的範囲内のものである。
図6に戻って参照すると、最終のチャネルエスティメータ620は、初期チャネルタップ
Figure 0005113072
またはフィルタされたチャネルタップ
Figure 0005113072
であり得る入力チャネルタップh(n)を受け取る。最終のチャネルエスティメータチャネル620はまた、チャネルタップのエネルギーE(n)、端部エネルギーEleftおよび/またはEright、合計エネルギーEtotal、雑音エネルギーEnoise、および以下同様のものを受け取ることができる。最終のチャネルエスティメータ620は、受け取ったエネルギーおよび/またはプログラム可能な値に基づいて1つまたはそれより多くの閾値を導くことができる。最終のチャネルエスティメータチャネル620は、次いで、上記で述べた実施形態のうちの任意の1つ、または任意の組合せに基づいて、入力チャネルタップのうちの選択されたものをゼロにすることができる。
図8は、チャネルタップを選択的にゼロにすることにより、CIREを導くためのプロセス800を示す。初期のCIREが、例えば、パイロットシーケンスを用いて、複数の入力サンプルを逆拡散することにより時間ドメインで、受信されたパイロットに基づいて導かれる(ブロック812)。初期のCIREはフィルタされ、フィルタされたCIREを取得することができる(ブロック814)。マルチプルチャネルタップを有する第1のCIREは、初期のCIREまたはフィルタされたCIREに基づいて導かれる(ブロック816)。第1のCIREにおけるチャネルタップのうちの選択されたものはゼロに設定され、第2のCIREが取得される(ブロック820)。
上記で述べた第1の実施形態では、第1のCIREの左端にあるチャネルタップの第1のサブセットは、これらのチャネルタップに関する総計エネルギーEleftが第1の閾値Tleftより低い場合、ゼロに設定される(ブロック822)。第1のCIREの右端にあるチャネルタップの第2のサブセットはまた、これらのチャネルタップに関する総計エネルギーErightが第2の閾値Trightより低い場合、ゼロに設定される(ブロック824)。第1および第2のサブセットは、同じまたは異なる数のチャネルタップを含むことができる。各サブセットは、第1のCIREにおけるチャネルタップの合計数のうちの一部(例えば、約4分の1)を含むことができる。第1の閾値は第2の閾値と等しくてもよく、また両方の閾値は、第1のCIREにおけるチャネルタップの合計エネルギーに基づいて設定されることができる。
上記で述べた第2、第3、および第4の実施形態では、閾値Taccより小さい総計エネルギーを有する少なくとも1つのチャネルタップは、ゼロに設定される(ブロック832)。閾値Taccは、第1のCIREにおけるチャネルタップの合計エネルギーに基づいて設定されることができる。第2および第3の実施形態では、ゼロにされるべき(複数の)チャネルタップは、第1のCIREの左端と右端とを交互しながら、および2つの端部から中央に向かってトラバースしながら、所定の順序で選択される。第4の実施形態では、第1のCIREにおけるチャネルタップは、最も弱いものから最も強いものへとランク付けされ、ゼロにされるべき(複数の)チャネルタップは、最も弱いチャネルタップから始まる逐次順番で選択される。第5の実施形態では、閾値Tより小さいエネルギーを有する各チャネルタップは、ゼロに設定される(ブロック842)。閾値Tは、第1のCIREにおけるチャネルタップの合計エネルギー、ピークエネルギー、または雑音エネルギーに基づいて設定することができる。
入力チャネルタップはまた、第1および第2の後処理スキームの両方に基づいて処理されることができる。例えば、入力チャネルタップは、上記で述べた諸実施形態の任意のものに基づいてゼロにされることができ、またゼロにされない入力チャネルタップは、タップに関しての(tap-wise)LMMSE技法に基づいてスケールされることができる。
第2のCIREは、図4に示すように、等化器のための係数を導くために使用されることができる。第2のCIREはまたレイク受信機のために使用されることができる。レイク受信機は、マルチプルフィンガ(finger)プロセッサ(または、単に「フィンガ(fingers)」)を含み、また対象とする(of interest)信号インスタンス(instance)を処理するために、各フィンガを割り当てることができる。第2のCIREは、該フィンガによる処理のために割り当てられる強い信号インスタンスを識別するために使用され得る。第2のCIREはまた、割り当てられたフィンガの出力に、これらの出力を組み合わせる前に重み付けをするために使用することができる。
本明細書で述べたチャネル推定技法は、様々な手段によって実施されることができる。例えば、これらの技法は、ハードウェア、ファームウェア(firmware)、ソフトウェア、またはその組合せで実施されることができる。ハードウェア実装では、チャネル推定を行うために使用される処理装置は、1つまたはそれより多くの特定用途向け集積回路(ASICs)、デジタル信号プロセッサ(DSPs)、デジタル信号処理装置(DSPDs)、プログラム可能な論理装置(PLDs)、フィールドプログラマブル(field programmable)ゲートアレイ(FPGAs)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子装置、本明細書で述べられた機能を実施するように設計された他の電子装置、またはその組合せの内において実装され得る。
ファームウェアおよび/またはソフトウェア実装では、本技法は、本明細書で述べられた機能を実施するモジュール(例えば、手順、機能など)を用いて実施されることができる。ファームウェアおよび/またはソフトウェアコード(codes)は、メモリ(例えば、図2のメモリ292)に記憶され、プロセッサ(例えば、プロセッサ290)により実行され得る。メモリは、プロセッサ内に、またはプロセッサの外部に実装され得る。
開示された諸実施形態のこれまでの記述は、任意の当業者が本発明を作成し、または使用することを可能にするために提供される。これらの諸実施形態に対する様々な変更は、当業者にとって容易に明らかになり、本明細書で定義されている一般的な原理は、本発明の技術的範囲を逸脱することなく他の諸実施形態に適用されることができる。したがって、本発明は、本明細書中に示された諸実施形態に限定されるものではなく、本明細書で開示された原理および新規な特徴と一致する最も広い範囲が与えられるべきである。
無線通信システムにおける送信送信を示す図。 基地局と無線装置のブロック図。 基地局におけるCDMA変調器のブロック図。 無線装置における等化器のブロック図。 例示的なチャネルインパルス応答推定を示す概略図。 チャネルエスティメータのブロック図。 チャネルタップをスケールすることによりCIREを導くためのプロセスを示す図。 チャネルタップを選択的にゼロにすることによりCIREを導くためのプロセスを示す図。

Claims (12)

  1. 下記を具備する装置:
    マルチプルチャネルタップを有する第1のチャネルインパルス応答推定(CIRE)を導き出し、第2のCIREを取得するために、マルチプルスケーリングファクタを用いて前記マルチプルチャネルタップをスケールするように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリ、
    ここにおいて、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記マルチプルチャネルタップのそれぞれのエネルギーを推定し、前記マルチプルチャネルタップに関する雑音エネルギーを推定し、前記雑音エネルギーおよび前記チャネルタップの前記エネルギーにより決定されるスケーリングファクタに基づいて、前記マルチプルチャネルタップのそれぞれをスケールし、前記第1のCIREの左端にある少なくとも1つのチャネルタップと、右端にある少なくとも1つのチャネルタップとの平均エネルギーに基づいて、前記雑音エネルギーを推定するように構成される。
  2. 前記少なくとも1つのプロセッサは、閾値より低いエネルギーを有する各チャネルタップをゼロに設定するように構成される、請求項1に記載の装置。
  3. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記雑音エネルギーに基づいて前記閾値を設定するように構成される、請求項2に記載の装置。
  4. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第1のCIREの左端にある少なくとも1つのチャネルタップに関する第1のエネルギー値を決定し、前記第1のCIREの右端にある少なくとも1つのチャネルタップに関する第2のエネルギー値を決定し、前記第1および第2のエネルギー値のより低い方に基づいて、前記雑音エネルギーを推定するように構成される、請求項1に記載の装置。
  5. 前記少なくとも1つのプロセッサは、パイロットシーケンスを用いて複数の入力サンプルを逆拡散することにより前記第1のCIREを導き出すように構成される、請求項1に記載の装置。
  6. 前記少なくとも1つのプロセッサは、複数の入力サンプルに基づいて初期のCIREを導き出し、前記第1のCIREを取得するために前記初期のCIREをフィルタするように構成される、請求項1に記載の装置。
  7. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第2のCIREに基づいて等化器のための複数の係数を導き出し、前記複数の係数を用いて複数の入力サンプルをフィルタするように構成される、請求項1に記載の装置。
  8. 前記少なくとも1つのプロセッサは、レイク受信機のために前記第2のCIREを用いるように構成される、請求項1に記載の装置。
  9. 下記を具備する、無線通信装置によるチャネル推定の方法:
    プロセッサを使用して、マルチプルチャネルタップを有する第1のチャネルインパルス応答推定(CIRE)を導き出し;および
    第2のCIREを取得するために、マルチプルスケーリングファクタを用いて前記マルチプルチャネルタップをスケールする、
    ここにおいて、前記マルチプルチャネルタップを前記スケールすることは、前記マルチプルチャネルタップのそれぞれのエネルギーを推定すること、前記マルチプルチャネルタップに関する雑音エネルギーを推定すること、前記雑音エネルギーおよび前記チャネルタップの前記エネルギーにより決定されるスケーリングファクタに基づいて、前記マルチプルチャネルタップのそれぞれをスケールすることを備える、ここにおいて、雑音エネルギーを推定することは、前記第1のCIREの左端にある少なくとも1つのチャネルタップと、右端にある少なくとも1つのチャネルタップとの平均エネルギーに基づく。
  10. 閾値より低いエネルギーを有する各チャネルタップをゼロに設定することをさらに備える、請求項に記載の方法。
  11. 下記を具備する装置:
    マルチプルチャネルタップを有する第1のチャネルインパルス応答推定(CIRE)を導き出すための手段と、
    第2のCIREを取得するために、マルチプルスケーリングファクタを用いて前記マルチプルチャネルタップをスケールするための手段、
    ここにおいて、前記マルチプルチャネルタップをスケールするための前記手段は、前記マルチプルチャネルタップのそれぞれのエネルギーを推定するための手段と、前記マルチプルチャネルタップに関する雑音エネルギーを推定するための手段と、前記雑音エネルギーおよび前記チャネルタップの前記エネルギーにより決定されるスケーリングファクタに基づいて、前記マルチプルチャネルタップのそれぞれをスケールするための手段とを備える、ここにおいて、前記雑音エネルギーを推定するための手段は、前記第1のCIREの左端にある少なくとも1つのチャネルタップと、右端にある少なくとも1つのチャネルタップとの平均エネルギーに基づいて前記雑音エネルギーを推定するための手段を備える。
  12. 閾値より低いエネルギーを有する各チャネルタップをゼロに設定するための手段をさらに備える、請求項11に記載の装置。
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