JP5114543B2 - 遮熱シートの押さえ込み工具 - Google Patents
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Description
本発明は、遮熱シートを溝形フレームの溝内に押さえ込む、遮熱シートの押さえ込み工具に関する。
従来、屋根上に遮熱シートを配設するために、屋根上固定具を介して溝形フレームを屋根上に架設し、その溝形フレームで遮熱シートを固定、張設するようにした遮熱シートの取付構造が提案されている(特許文献1参照)。
遮熱シートをこのように溝形フレームの溝内に固定状態に取り付けるためには、まず、遮熱シートが溝形フレームの溝内面と、溝形状の内装フレームの外面との間に挟まれるようにして、内装フレームと遮熱シートを溝内に押さえ込み、さらにその内装フレームの内底面上で、略長方形状の平板よりなる固定部材の両短辺を溝内の両側壁に向け、その固定部材で溝部の両側壁を押圧させて、遮熱シートを溝内に固定(仮固定)する方法が採られている。確実に遮熱シートを固定するために、溝内にはさらに溝内固定用の波形スプリングを内装し、フレームカバーを溝開口を塞ぐように取り付け、ビス等で固定する固定構造となっている。
上記固定部材は、その長辺を溝形フレームの長手方向に向けて溝内に落とし込んだ後、それを約90度回転させることで溝の両側壁間に圧嵌され、押圧によって遮熱シートを固定できるようになっている。例えば、L形杆状のドライバーの先端を固定部材の表面に設けた操作溝に差し込んで回転操作することで、固定部材の圧嵌取付は簡単に行える。
ところで、遮熱シートの取り付けにおいてもっとも面倒な作業は、遮熱シートをある程度強い張力で溝形フレーム間に張設することであり、そのためには遮熱シートを張った状態を維持しながら、その遮熱シートとともに内装フレームを溝形フレームの溝内に押さえ込まなければならない。
しかしながら、従来では、この押さえ込み作業を手指や手近にある工具等を使って行っていたため、作業途中で遮熱シートが弛んでしまうことがあった。つまり、遮熱シートの一端あるいは中間等を溝形フレームに取り付けた後、隣設された別の溝形フレームに遮熱シートの他の部位を取り付ける際には強い力で確実に張力を維持する必要があるから、その場合には困難な作業を強いられていた。
また、遮熱シートの溝形フレームへの押さえ込みにおいて張力を維持できなかった場合、そのままの状態では、その後の固定部材による固定作業ができないから、十分な張力状態となるまで押さえ込み作業をなんども繰り返さなければならなかった。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、遮熱シートの溝形フレームの溝内への押さえ込み作業が簡便に行える、遮熱シートの押さえ込み工具を提供することにある。
請求項1に記載の遮熱シートの押さえ込み工具は、遮熱シートを溝形フレームの溝内に押さえ込む、遮熱シートの押さえ込み工具であって、遮熱シートは、溝形フレームの溝内面と、溝形状の内装フレームの外面との間に挟まれた状態に配され、溝内に収容された内装フレームの上面で、略長方形状の平板よりなる固定部材で溝内の両側壁を押圧して遮熱シートが溝内に固定される固定構造となっており、上面に押圧板部を有し、該押圧板部に、固定部材を溝内に収容するための開口部を備えるとともに、下面に上記内装フレームを押さえ込む押さえ込み脚片を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の遮熱シートの押さえ込み工具は、1枚の折曲板体にて一体形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の遮熱シートの押さえ込み工具は、2枚のL字形板体の1片同士を固着して形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の遮熱シートの押さえ込み工具によれば、上面に押圧板部が形成され、下面に押さえ込み脚片が形成されているので、押さえ込み工具を内装フレームに合体させた状態で押圧板部を上方より押圧しながら溝形フレームの溝部の中に押さえ込むようにするだけで、簡単に装着できる。
また、遮熱シートの押さえ込み工具は押圧板部に開口部を備えているので、その開口部を、遮熱シートを溝形フレームの溝部に固定するための固定部材の装着操作のための操作窓として使用できる。そのため、内装フレームを溝形フレームに嵌め入れた後に遮熱シートの押さえ込み工具を取り外さなくても、固定部材の溝内への装着が行えるので、遮熱シートを溝形フレームに収容させた後は遮熱シートがずれないように押圧板部を押さえていればよく、作業が楽に行える。
請求項2に記載の遮熱シートの押さえ込み工具によれば、1枚の折曲板体にて一体形成されているので、工具の製造において溶接や固着工程を必要とせず、簡易な製造工程で製造できる。また、折曲形成であるため操作しやすい形状に形成することができる。
請求項3に記載の遮熱シートの押さえ込み工具によれば、2枚のL字形板体の1片同士を固着して形成されているので、製造を簡易、迅速に行える。同一形状のL字形2部材を組み合わせて形成すれば、部品点数を増やす必要がなく、部品管理の上で便利である。
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。
図1(a)、(b)、(c)、(d)はそれぞれ、本発明の第1実施形態に係る遮熱シートの押さえ込み工具の平面図、正面図、底面図、側面図である。図2は、その押さえ込み工具等を使用して取り付けた遮熱シートの取付状態を示す正面図および部分拡大断面図である。図3は、遮熱シートの取付状態を示す平面図および部分拡大平面図である。なお、以下では遮熱シートの押さえ込み工具を押さえ込み工具と省略して記す。
図1に示すように、この押さえ込み工具20は、1枚の金属等の折曲板体よりなり、上面にやや上方に湾曲した押圧板部21を有し、その押圧板部21の長手方向に断続的に開口部22を備えるとともに、下面には押圧板部21の幅方向の両端より下方に延び、下端の板片間が狭まるように階段状に折曲して突出した押さえ込み脚片23を備えた構成となっている。
本図例の押さえ込み工具20は2つの開口部22、22を有し、押圧板部21の開口部22、22を除く部位には押さえ操作部21aが形成されている。
なお、押さえ込み工具20は、使用対象の遮熱シート10の幅寸法に対応させて種々の長さに形成することが望ましく、その工具に形成する開口部22については、その押さえ込み工具20の長さ寸法に応じて適宜数の開口部22を設ければよい。
本図例では、開口部22は板体の幅方向の端部から一部を切除することで形成されている。この開口部22は少なくとも上方から下方に通じる、固定部材61の挿入空間および載置空間が形成されていればよい。
また、押さえ込み脚片23の両脚部23bのうち、開口部22を切り欠いていない側の脚部23bの開口部22の下方に位置する部位には、固定部材61を後述する内装フレーム50の底部51の上に脚部23bに触れることなく載置できるように切欠き部23cが形成されている(図1(b)および後出の図4参照)。なお、図1(a)には固定部材61の配置状態を2点鎖線で図示している。
また、本実施形態では、後述するように、この押さえ込み脚片23の中央段部23aおよび脚部23bが内装フレーム50を上方から押さえ付ける押さえ部を構成している。この中央段部23aは、図1(c)に示すように、開口部22を切り欠いた側では断続的に形成され、切り欠いていない側では長手方向に連続して形成されている。
また、押さえ込み脚片23の脚部23bの板片間に空隙が形成されており、脚部23bの幅寸法は後述する内装フレーム50の溝部51の開口幅よりも小さく形成されている。
この押さえ込み工具20の使用方法の詳細については、後出の図4〜図9において詳述する。
一方、遮熱シート10の取付対象は、図2に示しているように波形屋根1であり、波形屋根1の屋根材の端部を連結した連結山部1aに屋根上固定具3を固定したうえで、その上に溝形フレーム30を架設して、さらにその上に遮熱シート10を取り付けるようにしたものである。なお、取付対象の屋根は波形屋根1に限定されず、他の形状の屋根であってもよい。
屋根上固定具3は、その構造の詳細を図示していないが、2つの挟着片3aを組み合わせてなり、連結山部1aの上方に突出した連結用のボルト体2の軸部に2つの挟着片3aを挟着して屋根に固定される構造となっている。また、溝形フレーム30は、屋根上固定具3に対してビス止めにて固定される構造となっている。なお、図2中の3bは、2つの挟着片3aを緊締してボルト体2の軸部に挟着する緊締ボルトであり、1bはボルト体2で固定するための屋根材支持金具(タイトフレーム)である。
屋根上固定具3については、他の構造の屋根上固定具を用いてもよい。また、屋根材がハゼ結合されている屋根の場合、そのハゼ部に対して固定可能な屋根上固定具が用いられるが、本発明はそのような屋根上固定具を用いたものについても適用可能である。
また、遮熱シート10を固定する溝形フレーム30は、金属または硬質の合成樹脂(例えばFRP)より製された凹溝体よりなり、その溝部31の開口の幅方向の両端部には巻き込み成形した強化リップ部34が形成されている。
遮熱シート10を屋根上に固定、張設するためには、溝形フレーム30の他に、溝形フレーム30と断面が略同一形状の内装フレーム50と、角部をアール成形した長方形状の固定部材61と、長尺状の波形スプリング62と、溝部31の開口を塞ぐフレームカバー40とを使用している。このフレームカバー40の幅方向の両端には、遮熱シート10を押さえる押さえ片41が形成されている。このフレームカバー40は、溝形フレーム30の底部32と、屋根上固定具3の天板部をビスSで貫通させて固定される。
遮熱シート10は、このように溝形フレーム30の溝内で内装フレーム50の外面と溝形フレーム30の溝内面との間に挟み込み、遮熱シート10がずれないように溝内側より固定部材61および波形スプリング62で押圧して固定する固定構造となっている。
このような挟み込みの構造であるから、溝形フレーム30の溝部31に内装させる内装フレーム50はその底部52が幅方向への伸張および長手方向に沿った折曲が可能であり、かつ開口フランジ片54が溝形フレーム30の強化リップ部34より外れないように、凹溝形状が変形しないように成形されていることが望ましい。例えば、硬質の合成樹脂で形成し、幅方向に伸びるように、かつ長手方向に沿って折り曲げられるように底部52に長手方向に複数の千鳥状の切り溝を入れた内装フレーム50を使用すればよい。
一方、遮熱シート10は、柔軟性、伸縮性を有し、太陽熱を反射して遮断・遮熱する合成樹脂シートで構成されており、例えば本実施形態に示すように、太陽熱等を反射して遮断・遮熱する銀色等に着色した樹脂糸材を縦横に編んで形成した織物シートを好適に使用できる。
この遮熱シート10は、屋根上に固定した溝形フレーム30に固定され、溝形フレーム30間に張設されるようになっている。本実施形態では、溝形フレーム30に直交する方向に帯状に長い遮熱シート10が用いられている。なお、本実施形態で用いる遮熱シート10は、図3に示すように、幅方向の両端部11、11を除く部分(クロスハッチングで示した部位)は縦横の樹脂糸材で編み込まれて目が詰まっているが、両端は樹脂糸材(横糸10a)を縦糸10bで固定しないようにしている(図3の1点鎖線で囲んだ部分拡大平面図参照)。
ついで、遮熱シート10の固定張設手順について、図4〜図9を参照しながら説明する。
まず、図4、図5に示すように、内装フレーム50の溝部51に押さえ込み工具20の押さえ込み脚片23の脚部23bを挿入し、溝形フレーム30への装着準備をする。この押さえ込み脚片23の内装フレーム50への挿入は、上述したように、押さえ込み脚片23の脚部23bと内装フレーム50の溝部51の開口の幅寸法の関係から遊嵌状態となるため、内装フレーム50の開口フランジ片54を手指で挟んで両部材が外れないように持っておけばよい。
その状態で押さえ込み工具20を、遮熱シート10を溝形フレーム30の溝部31の開口の上に配した状態で、内装フレーム50の底部52を変形させながら溝形フレーム30の溝内に押さえ込んでいき、押し入れる(図4〜図6参照)。
そして、遮熱シート10、内装フレーム50および押さえ込み工具20の押さえ込み脚片23の脚部23bを溝形フレーム30の溝部31に押し入れた状態で、押さえ込み工具20の押圧板部21の押さえ操作部21aを手指で押えて、遮熱シート10がずれないようにしておき、その状態で固定部材61を開口部22より落とし入れる(図6参照)。
押さえ込み工具20の下部においては、一方の脚部23bには開口部22により固定部材61の落とし入れ空間が形成され、他方の脚部23bには切欠き部23cが形成されているので、落とし入れおよび内装フレーム50の底部52への載置もスムーズに行える。
このように、この押さえ込み工具20によれば、上面に押圧板部21が形成され、下面に押さえ込み脚片23が形成されているので、押さえ込み工具20を内装フレーム50に合体させた状態で押圧板部21で押圧しながら溝形フレーム30の溝部31の中に押さえ込むようにするだけで、簡単に内装フレーム50を遮熱シート10とともに溝形フレーム30に装着できる。
また、押さえ込み工具20は押圧板部21の長手方向に断続的に開口部22を備えているので、その開口部22を固定部材61の装着用の操作窓として使用できる。そのため、内装フレーム50を溝形フレーム30に嵌め入れた後に押さえ込み工具20を取り外さなくても、固定部材61の溝内への装着が行える。内装フレーム50を溝内に押し入れた後は、遮熱シート10がずれないように押圧板部21を押さえていればよく、そのため作業が楽に行える。
特に、本実施形態の押さえ込み工具20によれば、1枚の折曲板体にて一体形成されているので、製造において溶接や固着工程を必要とせず、簡易な製造工程で製造できる。また、本図例のものは、上部が中空の略口字形に形成されているので、手指で掴みやすく特に作業がしやすい。
また、本実施形態の図例では、押さえ込み脚片23の脚部23bの先端が内装フレーム50の底部52に接触していないが、装着途中においては、遮熱シート10の張力が作用して底部52が上方に突出するように変形し、脚部23bはその変形した底部52がさらに変形しないように押圧する。なお、底部52が上方に突出しないように脚部23bをさらに長く形成してもよい。その場合でも、切欠き部23cが形成されているので、図1(a)に示したような固定部材61の底部52への載置は問題なく行える。
以上のように溝形フレーム30に装着された遮熱シート10は、以下に説明する固定部材61の溝内への装着によって、溝形フレーム30にずれないように固定される。
固定部材61は、合成樹脂または金属で製された略長方形状の平板よりなり、その中央には、長辺方向に沿った操作溝61aが形成されている。なお、この操作溝61aは両面のいずれでも使用できるように貫通溝とすることが望ましい。
また、この固定部材61の長辺の寸法は、両短辺で溝形フレーム30の溝部31の側壁33を押圧できる程度の寸法とすることが望ましい。
まず、このような固定部材61を、上述したように、遮熱シート10が内装フレーム50とともに装着された溝内に落とし入れ、溝形フレーム30の長手方向に沿って配置する(図6、図7参照)。
その状態で、L形杆状のドライバー4の回転操作片4a下方に向け、溝内に置かれた固定部材61の操作溝61aに回転操作片4aを差し込み、差し込んだ状態で、固定部材61の両短辺が溝内の内装フレーム50の側壁53に圧接するまで回転させる(図7、図8参照)。
固定部材61は、その両短辺が溝内の内装フレーム50の側壁53(溝形フレーム30の側壁33)を押圧する構成であるため、長辺が溝形フレーム30の長手方向に直交するまで回転することで固定部材61は圧嵌され、その結果、遮熱シート10は溝形フレーム30の溝内面と、内装フレーム50の外面との間に挟着された状態となり、固定される。
このような固定部材61を遮熱シート10の幅方向に複数箇所、取り付けることで、遮熱シート10はほとんどずれないように、溝形フレーム30の溝部31に固定される。
本図例の押さえ込み工具20は2つの開口部22を備えているので、押さえ込み工具20を移動させることなく2箇所に固定部材61を取り付けることができる。押さえ込み工具20を移動させなくてもよいから、押圧状態を維持でき、作業中に遮熱シート10が弛むことを防止できる。なお、開口部22は1つだけでもよく、その場合には押さえ込み工具20を溝形フレーム30の長手方向にスライドさせて開口部22を別の位置に移動させればよい。
こうして遮熱シート10を仮固定した後、さらに波形スプリング62を、その山部62aと谷部62bとで溝部31の側壁33を内側から押圧するように溝部31内に装着する(図9参照)。
波形スプリング62は、内装前の弾性力が作用しない状態では、その山部62aから谷部62bまでの幅寸法(振幅の2倍)が溝部31の底部32の幅寸法(内寸法)よりも大きく形成されており、溝部31に内装することで弾性変形し、弾性復帰力が作用して、さらに内装フレーム50を溝部31の側壁33側へ押圧する。
このように遮熱シート10を溝部31の内側からの押圧によって溝形フレーム30に固定してから、フレームカバー40を溝部31の開口を隠すように被せて、ビスS(ドリルねじ等)で溝形フレーム30に固定する(図9参照)。
つぎに、本発明の第2実施形態について説明する。
図10(a)、(b)、(c)、(d)はそれぞれ、第2実施形態に係る遮熱シートの押さえ込み工具の平面図、正面図、底面図、側面図である。
本実施形態に示した押さえ込み工具20は、同形状の2枚の側面視L字形の金属等よりなる板体20a、20aを結合してなり、上面には2枚の板体20a、20aの1片同士が連なってなる押圧板部21を有し、その押圧板部21の長手方向に断続的に開口部22、22を備えるとともに、下面には2枚の板体20a、20aの他片同士が重なってなる押さえ込み脚片23を備えた構成となっている。なお、他片同士の連結はかしめ結合によりなされているが、ボルト、ナット止めや溶接などで結合してもよい。
本図例の押さえ込み工具20は2つの開口部22、22を有し、押圧板部21の開口部22、22を除く部位には押さえ操作部21aが形成されている。
なお、この押さえ込み工具20についても、使用対象の遮熱シート10の幅寸法に対応させて種々の長さに形成することが望ましく、その工具に形成する開口部22については、その押さえ込み工具20の長さ寸法に応じて適宜数の開口部22を設ければよい。
本図例では、開口部22は各板体の上記他片の端部から上記1片の幅方向中央までの一部を切除することで形成されている。この開口部22は少なくとも上方から下方に通じる、固定部材61の挿入空間が形成されていればよい。
また、押圧板部21は図10(d)に示すように、上記1片同士が略面一に連なって形成されている。この押圧板部21の下面部21bが、後述する内装フレーム50の開口フランジ片54を上方から押さえ付ける押さえ部を構成している。
一方、押さえ込み脚片23は、幅寸法が後述する内装フレーム50の溝部51の開口幅よりも小さく形成されている。後述するように、この押さえ込み脚片23も内装フレーム50の底部52を押さえる押さえ部を構成している。
本実施形態において用いられる、遮熱シート10の取付対象である波形屋根および屋根上固定具については第1実施形態に示したものと同様であるため、図示および説明は省略する。また、遮熱シート10も第1実施形態と同様であり、詳細構造については説明を割愛する。
また、溝形フレーム30および遮熱シート10の溝形フレーム30への取付構造についても第1実施形態に示したものと同様であり、図示および説明は省略する(第1実施形態の図2、図3参照)。
ついで、遮熱シート10の固定張設手順のうち遮熱シート10の溝形フレーム30への押さえ込み手順について、図11〜図13を参照しながら説明する。なお、遮熱シート10の固定張設手順のうち固定部材61による溝形フレーム30への固定手順およびフレームカバー40の取付手順については第1実施形態と同様であるため図示および説明を省略する(第1実施形態の図7〜図9参照)。
まず、図11、図12に示すように、内装フレーム50の溝部51に押さえ込み工具20の押さえ込み脚片23を挿入し、溝形フレーム30への装着準備をする。この押さえ込み脚片23の内装フレーム50への挿入は、上述したように、押さえ込み脚片23と内装フレーム50の溝部51の開口の幅寸法の関係から遊嵌状態となるため、内装フレーム50の開口フランジ片54を手指で挟んで両部材が外れないように持っておけばよい。
その状態で押さえ込み工具20を、遮熱シート10を溝形フレーム30の溝部31の開口の上に配した状態で、押さえ込み脚片23の先端で内装フレーム50の底部52を押圧し変形させながら溝形フレーム30の溝内に押さえ込んでいき、押し入れる(図11〜図13参照)。
このように、本実施形態においても、押さえ込み工具20は上面に押圧板部21が形成され、下面に押さえ込み脚片23が形成されているので、押さえ込み脚片23を内装フレーム50に装着した状態で押圧板部21を手指で押圧しながら溝形フレーム30の溝部31の中に押さえ込むようにするだけで、簡単に内装フレーム50を遮熱シート10とともに溝形フレーム30に装着できる。
さらに、押さえ込み脚片23の基部である押圧板部21の下面部21bが内装フレーム50の開口フランジ片54を押さえる構成であるため、内装フレーム50を溝形フレーム30の溝内に装着した後は、遮熱シート10がずれないように押圧板部21を押さえていればよく、そのため作業が楽に行える。
また、押さえ込み工具20は押圧板部21の長手方向に断続的に開口部22を備えているので、その開口部22を固定部材61の装着用の操作窓として使用できる。そのため、内装フレーム50を溝形フレーム30に嵌め入れた後に押さえ込み工具20を取り外さなくても、固定部材61の溝内への装着が行える。作業中は遮熱シート10がずれないように押圧板部21を押さえていればよく、そのため作業が楽に行える。
特に、本実施形態の押さえ込み工具20によれば、2枚のL字形板体の1片同士を固着して形成されているので、製造を簡易、迅速に行える。同一形状のL字形2部材を組み合わせて形成すれば、部品点数を増やす必要がなく、部品管理の上で便利である。また、本図例のものは、押圧板部21がL字形の板片の幅広の1片をつないで連成されているので、押圧板部21を幅広に形成でき、押圧操作をしやすくできる。
10 遮熱シート
20 押さえ込み工具
21 押圧板部
21a 押さえ操作部
21b 下面部
22 開口部
23 押さえ込み脚片
23a 中央段部
23b 脚部
23c 切欠き部
30 溝形フレーム
31 溝部
32 底部
33 側壁
34 強化リップ部
40 フレームカバー
50 内装フレーム
51 溝部
52 底部
53 側壁
54 開口フランジ片
61 固定部材
62 波形スプリング
1 波形屋根
3 屋根上固定具
20 押さえ込み工具
21 押圧板部
21a 押さえ操作部
21b 下面部
22 開口部
23 押さえ込み脚片
23a 中央段部
23b 脚部
23c 切欠き部
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40 フレームカバー
50 内装フレーム
51 溝部
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54 開口フランジ片
61 固定部材
62 波形スプリング
1 波形屋根
3 屋根上固定具
Claims (3)
- 遮熱シートを溝形フレームの溝内に押さえ込む、遮熱シートの押さえ込み工具であって、
上記遮熱シートは、上記溝形フレームの溝内面と、溝形状の内装フレームの外面との間に挟まれた状態に配され、溝内に収容された内装フレームの上面で、略長方形状の平板よりなる固定部材で溝内の両側壁を押圧して遮熱シートが溝内に固定される固定構造となっており、
上面に押圧板部を有し、該押圧板部に、上記固定部材を溝内に収容するための開口部を備えるとともに、下面に上記内装フレームを押さえ込む押さえ込み脚片を備えたことを特徴とする、遮熱シートの押さえ込み工具。 - 請求項1において、
1枚の折曲板体にて一体形成されていることを特徴とする、遮熱シートの押さえ込み工具。 - 請求項1において、
2枚のL字形板体の1片同士を固着して形成されていることを特徴とする、遮熱シートの押さえ込み工具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010262441A JP5114543B2 (ja) | 2010-11-25 | 2010-11-25 | 遮熱シートの押さえ込み工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010262441A JP5114543B2 (ja) | 2010-11-25 | 2010-11-25 | 遮熱シートの押さえ込み工具 |
Publications (2)
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