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JP5115812B2 - 無線式ガス漏れ警報システム - Google Patents
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Description

本発明は、無線式ガス漏れ警報システムに関し、ガス漏れ警報器とガスメータ間の無線区間の正常性を確認する機能を有するガス漏れ警報システムに関する。
従来、無線式ガス漏れ警報システムとして、例えば図5に示すものがある。このシステムは、ガス漏れの発生を警報するガス漏れ警報器110とガスメータ120を有し、一般住宅等に設置されている。そして、ガス漏れ警報器110には送信機111、ガスメータ120には受信機121がそれぞれ接続されており、ガス漏れ警報器110はガス漏れ発生の検出等に応じて予め定められた警報電文を送信機111を介してガスメータ120に送信し、ガスメータ120は受信機121による警報電文の受信によりガス流路の遮断を行う。
このように無線式のものでは、送信機と受信機との無線区間で通信が正常に行われることが、システムの正常な稼働の条件となる。そこで、このような無線式ガス漏れ警報システムにおいて、受信機が受ける電波の強さを検査して設置場所を決定するようにしたものが例えば特開平9−51583号公報(特許文献1)に開示されている。また、テスト通信を行い、受信機で受信したテスト用警報データの受信強度を報知するものが例えば特開2007−104214号公報(特許文献2)に開示されている。
また、既存のガス漏れ警報システムにおいて、定期的に通信状態をチェックする機能を有するものがある。例えば図5に示すように、ガス漏れ警報器110側の送信機111が24時間間隔の一定の周期で点検電文を送信する。これによりガスメータ120側の受信機121では、無線区間が正常であれば、例えば午前2時のように一定の周期で点検電文が受信される。受信機121では、例えば50時間間隔で点検電文の有無を監視し、50時間の間に一度も点検電文が受信されなければ(2回のNG)、無線区間の異常と判断する。
特開平9−51583号公報 特開2007−104214号公報
しかしながら、前記従来の方式によれば、常に同時刻に点検電文が送信されることとなる。このため、場合によっては、一日の内で最も冷え込む時間、あるいは最も温度が高い時間に常に通信が行われることになり、一過性の極低温や高温の影響により、無線区間が異常であると判断されてしまうおそれがある。
本発明は、無線式ガス漏れ警報システムにおいて、一過性の極低温や高温の影響による無線区間異常の誤判定を低減することを課題とする。
請求項1の無線式ガス漏れ警報システムは、送信手段を有するガス漏れ警報器と、受信手段を有するガスメータとを備え、該ガス漏れ警報器で検知されたガス漏れ警報電文を無線により該ガスメータへ通信することで、該ガスメータによりガス流路を遮断する無線式ガス漏れ警報システムにおいて、前記ガス漏れ警報器側の送信手段から前記ガスメータ側の受信手段に対して、所定点検期間内で複数の不規則な時刻に点検電文を送信するとともに、前記ガスメータ側の受信手段にて所定点検期間内に前記ガス漏れ警報器側の送信手段から点検電文を受信しなければ無線区間の異常と判定するよう構成され、前記ガス漏れ警報器側の送信手段は、期間の異なる第1期間と第2期間の経過毎に前記点検電文を送信するよう構成され、前記第1期間と前記第2期間の和は前記所定点検期間より短く設定されていることを特徴とする。
請求項の無線式ガス漏れ警報システムは、請求項に記載の無線式ガス漏れ警報システムであって、前記第1期間と前記第2期間との和が24時間の倍数とならないように設定されていることを特徴とする。
請求項1の無線式ガス漏れ警報システムによれば、ガスメータ側の受信手段にて所定点検期間内にガス漏れ警報器側の送信手段からの点検電文が受信されなければ、無線区間の異常と判断できるが、ガス漏れ警報器側の送信手段からは所定点検期間より短い期間となる不規則な時刻に点検電文が送信されるので、点検電文の送信時刻が一定の周期とならない。したがって、仮に一過性の極低温や高温の影響により、無線区間が異常となっても、次の送信においては正常に送信される可能性が高くなり、この一過性の極低温や高温の影響による無線区間異常の誤判定を低減することができる。
また、ガス漏れ警報器側の送信手段が、期間の異なる第1期間と第2期間の経過毎に点検電文を送信するだけでよいので、制御が簡単になる。さらに、所定点検期間内で1回の受信しかない場合でも、異常と判断しないで、誤判定を低減できる。
請求項の無線式ガス漏れ警報システムによれば、請求項の効果に加えて、第1期間と第2期間との和が24時間の倍数とならないので、点検電文を送信する時刻が日時の経過で順次ずれるようになり、さらに一過性の極低温や高温の影響を受けにくくなり、誤判定をさらに低減することができる。
次に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の実施形態に係る無線式ガス漏れ警報システムのブロック図である。この実施形態の無線式ガス漏れ警報システムは、屋内等に設けられたガス漏れ警報器1と、屋外等に設けらてガス供給ラインに組み込まれたガスメータ2と、ガス漏れ警報器1に入出力可能に接続された送信手段としての送信機10と、ガスメータ2に入出力可能に接続された受信手段としての受信機20とを有して構成している。
送信機10は、マイコン11と、メモリ部12と、接続部13と、通信部14と、を有しており、メモリ部12、接続部13、通信部14の各々はマイコン11に電気的に接続されている。マイコン11は、周知のように、予め定めたプログラムに従って各種の処理や制御などを行うCPU11a、CPU11aのためのプログラム等を格納した読み出し専用のメモリであるROM11b、各種のデータを格納するとともにCPU11aの処理作業に必要なエリアを有する読み出し書き込み自在のメモリであるRAM11c、日時を認識するためのタイマ11d等を有して構成されている。ROM11bにはCPU11aが実行するプログラムが記憶されており、CPU11aはそのプログラムを実行することで、送信手段として機能する。
メモリ部12は、CPU11aの処理作業に必要な各種格納エリアを有する電気的消去/書き換え可能な読み出し専用のメモリ(EEPROM)等が用いられる。メモリ部12には、第1期間を示すデータ、第2期間を示すデータ等が記憶されている。この第1期間及び第2期間は、点検電文を送信する時刻を決定、更新するための設定データであり、この実施形態では第1期間は「37時間」、第2期間は「13時間」に設定されている。
接続部13は、ガス漏れ警報器2との間で信号の入出力が可能なように接続する例えばコネクタ、端子台等の各種接続部材を用いることができる。そして、接続部13は、ガス漏れ警報器2からの入力信号をマイコン11に出力するとともに、マイコン11からの信号をガス漏れ警報器2に出力する。
通信部14は、無線通信装置等が用いられ、マイコン11によって制御される。通信部14は、受信機20の通信部24に無線通信可能に接続され、マイコン11から入力される電文を示す信号を相手側の通信部24に送信する。
なお、電文の一例としては、公知であるように、先頭にヘッダSTX、後尾にフッタETXがそれぞれ付加され、その間にデータを設定するエリアを有するデータ構造となっている。そして、「ガス漏れ警報」に対応した警報電文、及び点検電文を送信する。
次に、受信機20は、送信機10と同様にマイコン21と、メモリ部22と、接続部23と、通信部24と、を有しており、メモリ部22、接続部23、通信部24の各々はマイコン21に電気的に接続されている。なお、受信機20と送信機10の基本構成は同一であるため、異なる部分のみを詳細に説明する。
マイコン21は、CPU21aとROM21bとRAM21cとタイマ21dとを有して構成されている。そして、ROM21bにはCPU21aが実行するプログラムが記憶されており、CPU21aはそのプログラムを実行することで、受信手段として機能する。
メモリ部22は、メモリ部12と同様なEEPROM等が用いられ、このメモリ部22には、所定点検期間を示すデータ等が記憶されている。この所定点検期間は送信機10からの点検電文の受信の有無を監視する期間の設定データであり、この実施形態では所定点検期間は「51時間」に設定されている。
通信部24は、無線通信装置等が用いられ、マイコン21によって制御される。通信部24は、送信機10の通信部14に無線通信可能に接続され、その相手側の通信部14から受信した電文をマイコン21に出力する。
以上の構成により、ガス漏れ警報器1は図示しないガスセンサ等によりガス濃度を検出し、ガス漏れと判断したときに接続部1aを介して送信機10に警報信号を出力する。これにより送信機10は通信部12を介して受信機20に警報電文を送信する。受信機20はこの警報電文を受信するとガスメータ2に対して警報信号を出力する。ガスメータ2はマイコン式のガスメータであり、受信機20からの警報信号によりガス流路を遮断する。さらに、送信機10は、後述の点検時刻になると受信機20に対して点検電文を送信し、受信機20は、所定点検期間における点検電文の受信の有無により無線区間の正常性を判断する。
なお、この実施形態では送信機10及び受信機20をそれぞれガス漏れ警報器1及びガスメータ2とは別体にして説明しているが、ガス漏れ警報器1及びガスメータ2の通信モジュール等として組み込む実施形態とすることもできる。さらに、送信機10から受信機20への単方向の通信を前提に説明するが、当然のことながら、両者が送受信機であって、双方向通信とすることもできる。
図3は送信機10におけるCPU11aが実行する制御プログラムの要部フローチャート、図4は受信機20におけるCPU21aが実行する制御プログラムの要部フローチャートである。以下、同図に基づいて動作を説明する。
図3の送信機10側の処理では、ステップS1で第1期間(37時間)を現在時刻に加算して次回の点検時刻を設定し、ステップS2で期間フラグを第2期間を指定するように設定する。これは初期設定である。次にステップS3で現在時刻が点検時刻であるかを判定し、点検時刻でなければ、ステップS4でガス漏れ判定処理を行い、ステップS5でガス漏れであるか否かを判定する。そして、ガス漏れでなければ、そのままステップS13に進み、ガス漏れであれば、ステップS6で警報電文を受信機20に送信してステップS13に進む。
一方、ステップS3で、現在時刻が点検時刻になっていれば(達していれば)、ステップS7で点検電文を受信機20に送信してステップS8に進む。ステップS8では、期間フラグが第1期間を指定するものであるかを判定し、第1期間でなければ、ステップS9で第2期間(13時間)を現在時刻に加算して次回の点検時刻を設定し、ステップS10で期間フラグを第1期間を指定するように設定してステップS13に進む。ステップS8で期間フラグが第1期間であれば、ステップS11で第1期間(37時間)を現在時刻に加算して次回の点検時刻を設定し、ステップS12で期間フラグを第2期間を指定するように設定してステップS13に進む。ステップS13では、ガス漏れ警報器1との通信等のその他の処理を行い、ステップS3に戻る。
図4の受信機20側の処理では、ステップS21でタイマーをスタートし、ステップS22で、送信機10から新規の受信が有るかを判定する。新規受信があれば、ステップS23でタイマーをリスタートし、ステップS24で受信した電文が点検電文であるかを判定する。点検電文であればステップS29に進み、受信した電文が点検電文でなければ、ステップS25で警報電文であるかを判定し、警報電文でなければステップS29に進む。警報電文であれば、ガス漏れ警報器1でガス漏れが検出された状態であるので、ステップS26で、ガスメータ2に警報信号を出力してステップS29に進む。
一方、ステップS22で新規の受信がなければ、ステップS27で、タイマーの値(t)が所定点検期間(51時間)に達したかを判定する。所定点検期間に達していなければステップS29に進み、所定点検期間に達していれば、所定点検期間中に何らかの電文が1回も受信されていない状態であり、ステップS28でガスメータ2に無線区間異常信号を出力し、ステップS29に進む。なお、ステップS29では、ガスメータ2や受信機20との間でその他の情報通信を行うなど、その他の処理を行い、ステップS22に戻る。
図2は実施形態の点検電文の送受信動作の一例を示す図であり、以上の処理により、送信機10は第1期間(37時間)及び第2期間(13時間)が交互に経過する毎に、点検電文を受信機20に送信しており、これらの点検電文を受信機20が受信している。この例では、それぞれ、時刻AM2:00、PM3:00、AM4:00、PM5:00、AM6:00…に送受信が行われている。そして、受信機20は、点検電文が受信されるとタイマをリスタートさせ、所定点検期間(51時間)内に点検電文が受信されなければ、無線区間の異常と判定する。
このように、点検電文の送受信は異なる時刻に行われ、また、一定の周期とならないため、従来の一定時刻に送受信する場合に比べて、一過性の極低温や高温の影響により、無線区間が異常となっても、次の送信においては正常に送信される可能性が高くなる。したがって、この一過性の極低温や高温の影響による無線区間異常の誤判定を低減することができる。また、第1期間と第2期間の和は49時間であり、24時間の倍数となっていないので、日時の経過で順次ずれるようになっている。この例では2時間ずつずれている。したがて、さらに一過性の極低温や高温の影響を受けにくくなる。また、第1期間と第2期間の和は所定点検期間である51時間より短く成っているので、無線区間が正常であれば一回の所定点検期間内に点検電文を2回受信することになるが、この所定点検期間内で1回の受信しかない場合でも、異常と判断しないで、誤判定を低減している。
なお、上記の第1期間、第2期間、所定点検期間の数値は一例であり、他の値であってもよいし、第1期間、第4期間…のようにさらに複数もうけてもよい。
本発明の実施形態に係る無線式ガス漏れ警報システムのブロック図である。 実施形態の点検電文の送受信動作の一例を示す図である。 実施形態の送信機側の制御プログラムの要部フローチャートである。 実施形態の受信機側の制御プログラムの要部フローチャートである。 従来の無線式ガス漏れ警報システムの概略及び動作を示す図である。
符号の説明
1 ガス漏れ警報器
2 ガスメータ
10 送信機(送信手段)
20 受信機(受信手段)

Claims (2)

  1. 送信手段を有するガス漏れ警報器と、受信手段を有するガスメータとを備え、該ガス漏れ警報器で検知されたガス漏れ警報電文を無線により該ガスメータへ通信することで、該ガスメータによりガス流路を遮断する無線式ガス漏れ警報システムにおいて、
    前記ガス漏れ警報器側の送信手段から前記ガスメータ側の受信手段に対して、所定点検期間内で複数の不規則な時刻に点検電文を送信するとともに、前記ガスメータ側の受信手段にて所定点検期間内に前記ガス漏れ警報器側の送信手段から点検電文を受信しなければ無線区間の異常と判定するよう構成され、
    前記ガス漏れ警報器側の送信手段は、期間の異なる第1期間と第2期間の経過毎に前記点検電文を送信するよう構成され、前記第1期間と前記第2期間の和は前記所定点検期間より短く設定されていることを特徴とする無線式ガス漏れ警報システム。
  2. 前記第1期間と前記第2期間との和が24時間の倍数とならないように設定されている
    ことを特徴とする請求項に記載の無線式ガス漏れ警報システム。
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