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JP5118918B2 - 無線ローカルネットワークにおいてアクセスポイントを選択する方法及び装置 - Google Patents
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無線ローカルネットワークにおいてアクセスポイントを選択する方法及び装置 Download PDF

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本発明は、無線ローカルネットワークにおいてアクセスポイント(AP,Access Point)を選択する方法及び装置に関し、特に、無線端末が使用可能なチャンネルで個別にチャンネルの繁忙程度を検出することで、当該APにアクセスするときに隠れ端末による影響を推定して、上がりパケット同士の衝突を減らし、無線ローカルネットワーク全体の性能を向上させることができる、無線ローカルネットワークにおける関連付け(Association)及び再関連付け(Reassociation)プロセスにおいてアクセスポイントを選択する方法及び装置に関する。
標準化の推進に従って、無線ローカルネットワーク(WLAN,Wireless LocalArea Network)は、その低コストと高伝送レートなどの特徴によって、インターネットに対する高速無線アクセスサービスを提供するために、会社やオフィスなどの公共ホットポイントエリアに広く応用されつつある。特に、WLANに対する大規模応用において、複数の無線ローカルネットワークの基本ユニット(cell:セル)であるIEEE802.11規格中で定義されている基本サービスセット(BSS,Basic Service Set)は、オーバーラップしてシームレスカバーを実現し得る。このようにして、BSS、いわゆるAPの選択問題が出てくることとなる。
無線ローカルネットワークの規格の中で最も広く応用されているのはIEEE802.11シリーズである。IEEE802.11シリーズは、通常、二つの異なるネットワーク構造形式として存在する。一つは無線アクセスポイントのない自己組織方式のWLANであり、ここでは、全ての無線端末同士が直接通信し合う。もう一つは架構式のWLANであり、その基本ユニットは、一つの無線アクセスポイントと複数の無線端末とを含む基本サービスセットである。架構式WLANでは、全ての無線端末がAPを介してネットワーク内の端末間通信を実現し、複数のBBSは、拡張サービスセット(ESS)を構成してカバー範囲の拡張を実現できる。
従来の無線ローカルネットワークにおいては複数のカバーオーバーラップ領域があるので、各無線端末のそれぞれは、どのセルにアクセスするのかを確定するために、WLANのサービス領域に入るときにアクセスポイントに対する選択を行う必要がある。このため、無線端末は、WLANのサービス領域に入るときに、無線チャンネルを順次スキャンしてその近所で使用可能なアクセスポイントがあるかどうかを検出し、通常、最強の受信信号エネルギー指示(RSSI)を有するAPを選択してそれと関連付けることで、当該APが位置するBSSに加入する。
図1は、無線端末が無線ローカルネットワークにおいてアクセスポイントを選択する模式図を示している。図1に示されているとおり、アクセスポイントAP1とAP2とは二つの非オーバーラップチャンネルにおいてそれぞれ動作する。無線端末MT1はAP1と関連付く無線端末であり、無線端末MT2はAP2と関連付く無線端末である。ユーザMT3は、WLANに入るとき使用可能な無線チャンネルを個別にスキャンし、AP1とAP2からの最強の受信信号エネルギー指示に応じて、加入しようとするBSSを決定して選択する。IEEE802.11規格では、受動スキャンと主動スキャンという二つのチャンネルスキャン方式を定義している(図2に図示の通り)。受動スキャンとは、無線端末が各無線チャンネルを順次センシングし、APから周期的に送信されるビーコン(Beacon)パケットエネルギーを検出することでアクセスポイントを選択することを指す(図2(a)に図示の通り)。ビーコンパケットは、目前のセルにおける幾つかの特定の情報を含んでいる。ユーザは、受信されたビーコンパケットから相関する情報を抽出することができる。例えば、当該セルがサポートしているレートセット、チャンネル利用率などである。主動スキャンとは、無線端末がWLANに入った後で、各無線チャンネル上にプローブ要求パケット(Probe Request)を順次送信することを指す。アクセスポイントAPは、当該パケットを受信すると、プローブ応答パケット(Probe Response)を返す。プローブ応答パケットには、相応するセルにおける相関する情報が含まれている。無線端末は、プローブ応答パケットからのエネルギーを検出することでアクセスポイントを選択する(図2(b)に図示の通り)。
なお、ネットワークのダイナミック変化に従って、無線端末が既に関連付けたBBS内の通信状況も変化し、無線端末に対するサービス品質が保証され得ない場合、APに対して再関連付けを行う必要があるが、これにも同様にアクセスポイントに対する選択問題がある。
前記のアクセスポイントを選択するプロセスは容易に実現できるものであるが、この方法では新規アクセスノード自身の状況しか考慮しない。二つのBBSのサービスロードが均一に分配されない場合、信号エネルギーが最強のAPを選択することは、サービス密度の大きいBBSのロードを加重することになるので、システム全体の性能の低下を招来する。このため、より有効なAP選択方法を既に提出した。
最も常用される802.11の製品では、通常、最強受信信号エネルギー指示(RSSI)に対する判断方法を採用してアクセスポイントを選択している。つまり、一つの移動ノードが二つ以上のアクセスポイントを検出できる場合、受信した信号エネルギー指示に応じて最大のRSSIを有するアクセスポイントを選択する。当該方法は、両セルのロードが異なる場合、一方のセルが非常に渋滞しているのに対して他方のセルには余裕がある状態になることがあり、各BBSが不平等となることが課題となる。
そこで、ロードを利用してAPを選択する幾つかの従来技術が出現した。S. Misra and A. Banerjeeが発表した論文は、ロードを考慮したAP選択方法を提示しており、ここでは、各無線端末のそれぞれは、目前のロードが最小且つ無線端末の移動方向に位置するアクセスポイントを選択する(例えば、非特許文献1参照)。
Hyun−woo Lee等が発表した論文もロードの要素を考慮している(例えば、非特許文献2参照)。当該論文には、ビーコンとプローブ応答パケットに目前のBSS内の無線端末の数及びサービス量(ビット/秒)を挿入することで最適なアクセスポイントを選択することを提示している。
その外、S. Vasudevan, K. Papagiannaki, C. Diot, J. Kurose,及びD. Towsleyが発表した論文は、ビーコンパケット中のタイムスタンプとターゲットビーコン送信時刻(TBTT)との差分を利用して取得可能な帯域幅を推定する方法を提示している(例えば、非特許文献3参照)。しかし、このような推定の前提は、ビーコンパケットとデータパケットとが同じ優先度で伝送されることである。しかしながら、実際にはビーコンパケットはデータより優先的に送信されるものであり、これは推定の不正確を招来する。
T.Korakis等が発表した論文にも、双方向リンクレートを考慮して使用可能な帯域幅を推定することが提示されている(例えば、非特許文献4参照)。しかし、このような方法は、ポイント協調機能(PCF,Point Coordination Function)の媒体アクセス制御(MAC,Medium Access Control)のみに適用され、無線ローカルネットワーク製品に広く応用されている分散式協調機能(DCF, Distributed Coordination Function)には適用され得ない。
最大RSSI方法と比べて、上記の方法は、ロード、移動方向、双方向伝送などのより多い要素を考慮し、あるシナリオ下では優れたシステム性能を提供できる。しかしながら、上記の従来技術は、何れもノード分布による影響を考慮していない。一つのセルにおいて、下りリンク方向では、アクセスポイントがそのカバー範囲内の全ての無線端末をセンシングできるのに対して、上がりリンク方向では、無線端末が隠れ端末の存在をセンシングできず、互いに隠れ端末となるノードがデータパケットを同時に送信するとき、受信ノードに衝突が発生するので、非隠れ端末より隠れ端末の方が厳重な性能低下を招いてしまう。
図3は、一つのBSS環境でシステムスループットが無線端末の数の増加に伴って変化している様子を示している。図3から分かるように、隠れ端末がある場合、ノード数の増加は上がり、スループットの顕著な低下を招いている。したがって、隠れ端末の影響が最小のアクセスポイントを選択して関連付け/再関連付けを行うように、ノード分布状況を考慮して、APが流す下り情報を利用して隠れ端末による影響を推定する必要がある。
架構式WLANの広範な応用性と拡張可能性を考慮すると、架構式WLANに向かって、大規模応用環境で無線端末が複数のAPを検出したときの選択問題を研究する必要がある。IEEE802.11(“ANSI/IEEE Std 802.11−1999 Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY) Specifications”,1999を参照)規格には複数のチャンネルが定義されているので、通常、非オーバーラップチャンネルを採用して隣接BBS同士の干渉を回避する。ここで、無線端末が検出した複数のBBSは異なる非オーバーラップチャンネルで働く、即ち隣接セル同士の干渉が存在しないこととする。
S. Misra and A. Banerjee「A Novel Load Sensitive Algorithm for AP selection in 4G Networks」(CODEC 2003, Calcutta, INDIA, 2003を参照) Hyun−woo Lee等「Performance of an efficient method for association admission control in public wireless LAN systems」(VTC2004−Fallを参照) S. Vasudevan, K. Papagiannaki, C. Diot, J. Kurose,及びD. Towsley「Facilitating Access Point Selection in IEEE 802.11 Wireless Networks」(ACM Internet Measurement Conference, New Orleans, LA, October, 2005を参照) T.Korakis等「Link Quality based Association Mechanism in IEEE 802.11h compliant. Wireless LANs」(in Workshop on Resource Allocation in Wireless. Networks (RAWNET), April 2005.を参照)
上記課題に鑑み、本発明は、無線端末が使用可能なチャンネルでチャンネルの繁忙をそれぞれ検出することで、当該APにアクセスするときに隠れ端末による影響を推定して、上がりパケット同士の衝突を減らし、無線ローカルネットワーク全体の性能を向上させることができる、無線ローカルネットワークにおいてアクセスポイントを選択する方法及び装置を提供することを目的とする。
本発明の一つのアスペクトによると、無線ネットワークにおいてアクセスポイントを選択する方法であって、a.無線端末が、ネットワーク中のチャンネルに対するチャンネルスキャンを行い、アクセスポイントから送信されたチャンネル情報を受信し、当該情報からチャンネル利用率uを抽出するステップと、b.受信したチャンネル情報に基づいて現在スキャンしているチャンネルのサポート可能な最高データ伝送レートvを確定するステップと、c.前記スキャンの時間間隔内のチャンネル占用確率rを統計処理し、前記チャンネル利用率u、前記最高データ伝送レートv、及び前記チャンネル占用確率rに基づいて、隠れ端末影響因子fを計算するステップと、d.無線端末にアクセス可能な全てのチ
ャンネルに対して上記ステップa乃至ステップcを実行し、計算された隠れ端末影響因子fに基づいてAPを選択し、選択されたアクセスポイントが位置する基本サービスセットに加入するステップと、を含む方法を提供する。
本発明の他のアスペクトによると、無線ネットワークにおいてアクセスポイントを選択する方法であって、a.無線端末が、ネットワーク中のアクセスポイントにプローブ要求パケットを送信し、アクセスポイントから返されるプローブ応答パケットを受信して、当該情報からチャンネル利用率uを抽出するステップと、b.受信したチャンネル情報に基づいて現在スキャンしているチャンネルのサポート可能な最高データ伝送レートvを確定するステップと、c.スキャンの時間間隔内のチャンネル占用確率rを統計処理し、前記チャンネル利用率u、前記最高データ伝送レートv、及び前記チャンネル占用確率rに基づいて、隠れ端末影響因子fを計算するステップと、d.無線端末にアクセス可能な全てのチャンネルに対して上記ステップa乃至ステップcを実行し、計算された隠れ端末影響因子fに基づいてアクセスポイントAPを選択し、選択されたアクセスポイントが位置する基本サービスセットに加入するステップと、を含む方法を提供する。
本発明の更に他のアスペクトによると、無線ネットワークにおいてアクセスポイントを選択する装置であって、ネットワーク中のチャンネルに対してチャンネルスキャンを行い、アクセスポイントから返されるチャンネル情報を受信するチャンネルスキャン手段と、チャンネルスキャン手段で受信された情報からチャンネル利用率uを抽出し、受信されたチャンネル情報に基づいて現在スキャンしているチャンネルのサポート可能な最高データ伝送レートvを確定する判断手段と、判断手段が取得したチャンネル利用率u、最高データ伝送レートvを記憶し、スキャンの時間間隔内のチャンネル占用確率rを統計処理し、前記チャンネル利用率u、前記最高データ伝送レートv、チャンネル占用確率rに基づいて、隠れ端末影響因子fを計算する計算記憶手段と、計算記憶手段がチャンネル毎に計算したfに基づいて、アクセスポイントを選択するアクセスポイント選択手段と、アクセスポイント選択手段が選択した結果に基づいてアクセスしているチャンネルを変更し、無線インターフェースで情報を送受信する送受信手段と、を備える装置を提供する。
本発明のまた更に他のアスペクトによると、無線ネットワークにおいてアクセスポイントを選択する方法であって、無線ネットワークにおいてチャンネル使用状況の指示情報を受信するステップと、受信した情報からチャンネル利用率uを取得し、サポート可能な最高データ伝送レートvを確定するステップと、スキャン時間が最小スキャン時間以上となるとき、当該無線端末がセンシングしたチャンネル占用確率を統計処理するステップと、前記チャンネル利用率u 、前記最高データ伝送レートv 、前記チャンネル占用確率r に基づいて隠れ端末影響因子fを計算し、計算された隠れ端末影響因子fに基づいてアクセスポイントAPを選択し、選択されたアクセスポイントが位置する基本サービスセットに加入するステップと、を含む方法を提供する。
本発明によると、従来の無線ローカルネットワーク規格IEEE802.11プロトコルに従うことで、IEEE802.11eの既存のフレームフォーマットを変更する必要はなく、実現が容易であると共に後向交換性を有する。これにより、上がりパケット同士の衝突を減らし、無線ローカルネットワーク全体の性能を向上させることができる、無線ローカルネットワークにおいてアクセスポイントを選択する方法及び装置を得ることができる。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、以下に示す実施形態の説明を、添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかとなるであろう。
以下、本発明の実施例について図面を参照しつつ詳細に説明するが、本発明の理解が曖昧にならないよう説明の際に本発明にとって必要ではない細部及び機能を省略する。
本発明によれば、無線端末を隠れ端末による影響が最小であるセルにアクセスさせる必要がある。本発明の方法は、初期関連付けと再関連付け二つの部分を含む。初期関連付けとは、無線端末が初めてWLANにアクセスするとき、前記の受動又は主動スキャンモードを採用して一つのアクセスポイントを選択することである。時間の経過につれて、ネットワーク中のノード分布が不断に変化する。そこで、無線端末はそのアクセスポイントを更新して更なる最適化を完成する必要がある。アクセスポイントがIEEE802.11プロトコルに従うものであれば、チャンネル利用率を指示する情報フィールドを下りリンクのビーコンとプローブ応答パケットに加入する必要がある。アクセスポイントがIEEE802.11eプロトコルに従うものであれば、ビーコンとプローブ応答パケットを変更する必要はない。
図4は、802.11e規格に従って定義されたビーコンとプローブ応答パケットのフレームフォーマットにおけるサービス品質基本サービスセットロード要素(QBSS Load Element)を示した模式図である。図4に示されたものは、その中の能力情報(capability information)に含まれる内容である。目前のフォーマットには、要素IDフィールドと、長さ(length)フィールドと、ステーション数(station count)フィールドと、チャンネル利用率(channel utilization)と、可用アクセス容量フィールド(available admission capacity)とを含む。ここで、チャンネル利用率とは、本発明のアクセスポイントのチャンネル情報から取得しようとするチャンネル利用率uのことである。したがって、本発明の方法では、IEEE802.11eのシステムにおいては、新たなドメインを追加したり、又はフレームフォーマットを変更する必要はない。一方、当該アクセスポイントが伝統的なIEEE802.11のアクセスポイントであれば、チャンネル利用率を指示するチャンネル利用(channel utilization)情報を、そのビーコンとプローブ応答パケット中の保留資源に加入する必要がある。注意すべきことは、本発明はこれに限られるものではなく、類似した方法によってチャンネル利用率を示してもよい、ということである。
無線端末は、受動スキャン又は主動スキャンの方式によって、ビーコンとプローブ応答パケット中のチャンネル利用率を示す情報を抽出することができる。
以下、無線端末がアクセスポイントを選択するプロセスについて、図5を結合して詳しく説明する。図5は、本発明の実施例に基づき、無線ローカルネットワークにおいて無線アクセスポイントを選択するプロセスを示すフローチャートである。まず、ステップS501において、無線端末がWLANのサービス領域にはいるとき、当該無線端末は、パラメータの初期化を行いチャンネルを順次スキャンする。ここで、kは目前のスキャンしようとしているチャンネルの番号を示し、uは当該チャンネルのチャンネル利用率であり、Nは当該無線端末がサポートしている可用チャンネル総数である。初期化に際して、現在スキャンしているチャンネルの番号kを1に設定し、uをマイナス1に設定する。これは、無線端末がチャンネル利用率に関する情報をまだ受信していないことを表している。ステップS502において、既にスキャンしたチャンネル数が、当該無線端末がサポートしている可用チャンネル総数を超えているかどうかを判断する。既スキャンチャンネル数が可用チャンネル総数を未だ超えていない場合(ステップS502の「NO」)、フローはステップS503に移行してチャンネルスキャンを行う。当該ステップは、受動スキャンと主動スキャンの二つの方式を含む(図2参照)。受動スキャンであれば、当該無線端末は、当該チャンネルをセンシングしてビーコンパケットの受信を検出する。一方、主動スキャンであれば、無線端末は、チャンネルアイドルをセンシングしてから、プローブ要求パケット(Probe Request)を送信してプローブ応答パケットの回答を待つ。次に、ステップS504において、APからのビーコンパケット又はプローブ応答パケットの受信に成功したか否かを判断する。APからのビーコンパケット又はプローブ応答パケットの受信が成功である場合、ステップS505において、これらのパケットの能力情報要素からチャンネル利用率フィールドの情報を抽出し、uとして記録又は更新する。続いて、ステップS506において、当該無線端末のサポート可能な最高データ伝送レートvを推定する。実例として、受信したビーコン又はプローブ応答パケットのエネルギー、或いは受信キャリア信号干渉雑音比(SINR)に基づいて、当該無線端末のサポート可能な最高データ伝送レートvを推定し、ステップS507において、目前のスキャン時間が最小スキャン時間Tminに達したか否かを判断する。「YES」となれば、フローはステップS508に移行し、当該チャンネルをスキャンする時間内にセンシングしたチャンネル占用比率を統計処理してrとして記録し、ステップS509において、下記の式(1)に従ってアクセス可能測定値、即ち隠れ端末影響因子fを推定する。
=max(0,Ldata/v*(u−r)) (1)
ここで、Ldataは当該無線端末が送信しようとするデータパケットの平均長さである。そして、ステップS510において、kの値をインクリメントしステップS502に戻り、次のチャンネルに対するスキャンを準備する。
ステップS509における計算式(1)において、uは目前のセル中のロード状況、即ちチャンネルが占用されている比率を反映でき、rは当該無線端末のセンシング可能な周囲のノードであって、非隠れノードがチャンネルを占用している時間を表している。したがって、(u−r)項は、実際には隠れ端末が産生するものであり、当該無線端末が目前のセンシングできないチャンネル占用状況となる。また、伝送プロセスにおいて、送信待ちデータパケットの伝送時間も伝送に影響を与えている。伝送時間が長いほど、隠れ端末からのパケットが衝突を産生する確率が大きくなり、隠れ端末に影響される可能性が大となる。したがって、送信待ちデータの長さとサポート可能な最高データ伝送レートv(受信エネルギー又はSINRで決まる)との比「Ldata/v」である、即ちデータパケットの伝送時間を用いて、隠れ端末が与える影響を評価する。無線端末がAPと近いほど、無線端末が受信する信号レベル又はキャリア干渉雑音比(SINR)が大きくなり、当該無線端末がサポートのデータ伝送レートvが大きくなり、「Ldata/v」項が小さくなる。同様に、送信待ちデータパケットの長さが短いほど、その「Ldata/v」項が小さくなり、そして無線端末が当該アクセスポイントにアクセスする可能性が大きくなる。
また、ステップS507において、目前のスキャン時間が最小スキャンTmin時間より小さければ、ステップS503に戻って当該チャンネルに対するスキャンを続ける。注意すべきことは、最小スキャン時間の設定は、ビーコン周期長さ、データパケット長さ、データパケットの伝送レート、及び目前のBBS内の無線端末数、サービス分布などの状況によって決まり、その設定値は、当該スキャン時間内に穏やかな伝送状況が得られることを満足すべきである。Tminが大きいほどチャンネル占用率の統計処理が精確となるが、アクセス遅延の増加をもたらす。一方、Tminが小さいほど統計処理の誤差が大きくなるが、アクセス遅延が低減される。応用に際しては、シミュレーション、環境又は具体的な要求に応じて適当な値とすればよい。
今一度、ステップ504に戻る。ここで、無線端末がチャンネルスキャンプロセスにおいてビーコン又はプローブ応答パケットを成功裏に受信していなければ、これは、データを受信はしたが成功裏に受信していないことと、プローブ要求パケットの送信後の閾値時間内に如何なるデータも受信していないこととを含む。そして、フローはステップS511に移行し、uが0以上であるかどうかを検出し、「YES」であれば、当該端末が、当該チャンネルスキャン期間内にビーコンパケット又はプローブ応答パケットを受信したことがあることを表明している。この時、フローはステップS507に転じ、スキャン時間が最小スキャン時間Tminに達するときにチャンネル占用比率を計算する。ステップS511にて「NO」と判断する、即ちuが0より小であれば、当該端末が、今回のチャンネルスキャン期間内にビーコンパケット又はプローブ応答パケットを受信したことがないことを表明している。この時、フローはステップS512に移行して、最大スキャン時間Tmaxに達したか否かを判断する。未だに最大スキャン時間に達していなければ、フローはステップS503に戻って、k番目のチャンネルに対するスキャンを引き続き行う。ここで、受動スキャン方式ではセンシングを継続するのに対し、主動スキャン方式では、基本MACアクセスプロセスに従ってプローブ要求パケットを再送することとなり、前記のプロセスを繰り返す。ステップS512にてスキャン時間が既に最大スキャン時間Tmaxに達したと判断すれば、ステップS513にてfを無限大に設定する。これは、当該チャンネルの使用不可を表明している。次いで、フローはステップS510に移行し、kの値をインクリメントし、ステップS502に戻って次のチャンネルに対するスキャンを準備する。
無線端末が全ての無線チャンネルに対するスキャンをし終ると(ステップS502のYES)、フローはステップS514に移行して、無線端末にアクセス可能な全てのチャンネルに対して上記ステップを実行し、計算された隠れ端末影響因子fに基づいてアクセスポイントAPを選択し、選択されたアクセスポイントが位置する基本サービスセットに加入する。好ましくは、fの値が最小且つ無限大とならないアクセスポイントを選択してそれに関連付け、当該基本サービスセットに加入する。
図6は、本発明の実施例による無線ローカルネットワークにおいて無線アクセスポイントを選択する装置の配置ブロック図を示している。以下、本発明による無線アクセスポイントを選択する装置の配置実施例について詳しく説明する。
本発明と従来技術とを混同しないようにすべく、説明に際しては、本発明にとって必要ではない細部及び機能を省略し、本発明に関する部分のみを説明する。この点は、当業者は理解できる。
前記アクセスポイントを選択する装置は無線端末に含まれている。本発明によるアクセスポイントを選択する装置は、送・受信装置61と、チャンネルスキャン装置62と、アクセスポイント選択装置63と、判断装置64と、計算記憶装置65とを備えている。送・受信装置61は、チャンネルスキャン装置62とアクセスポイント選択装置63が出力する結果に応じてチャンネルを変更して、無線インタフェースにて情報を送・受信する。チャンネルスキャン装置62は、チャンネルの状態をスキャンしてスキャン結果を判断装置64に送信する。また、チャンネルスキャン装置62が新たなチャンネルに対するスキャンの開始を指示するとき、計算記憶装置65に対してパラメータの初期化を行い、送・受信装置61が操作するチャンネルを変更する。判断装置64は、チャンネルスキャン装置62からの結果を受信して判断を行う。チャンネルスキャン装置62がスキャンプロセスにおいて非雑音情報を受信する、又はプローブ要求パケットの送信後の閾値時間内に如何なるデータも受信していない場合、判断装置64は、チャンネルスキャン装置62がビーコンパケット又はプローブ応答パケットを正確に受信したか否かを判断する。もしビーコンパケット又はプローブ応答パケットであるならば、当該パケットを計算記憶装置65に入れて処理する。そうでないならば、判断装置64は、さらに目前の計算記憶装置65において当該チャンネルでのuが0であるか否かを検出する。YESであれば、判断装置64は、スキャン時間が最小スキャン時間以上となったと判断するまで、チャンネルに対するスキャンを引き続き行うことをチャンネルスキャン装置62に指示する。この時、判断装置64は、前記相関情報を計算することを計算記憶装置65に通知する。uが0でないならば、スキャン時間が最大スキャン時間に達したか否かの判断を引き続き行う。既に最大スキャン時間に達している条件下では、チャンネル占用比率fを無限大に設定することを計算記憶装置65に通知する。そうでないのであれば、チャンネルに対するスキャンを引き続き行うことをスキャン装置62に指示する。ここで、受動スキャン方式ではセンシングを引き続き行うのに対し、主動スキャン方式では基本MACアクセスプロセスに従ってプローブ要求パケットを再送することとなり、前記プロセスを繰り返す。また、判断装置64はさらに計算記憶装置65で計算された情報を受信して、全てのチャンネルがスキャンされたか否かを判断する。YESであれば、次のチャンネルに対するスキャンをチャンネルスキャン装置62に指示する。そうでないのであれば、計算記憶装置65で計算されたfに基づいてアクセスポイントを選択することをアクセスポイント選択装置63に指示する。
判断装置64がビーコンパケット又はプローブ応答パケットの成功裏の受信を指示するとき、チャンネル利用率uをこれらのパケットから抽出し、これらの受信したパケットのエネルギーに応じて最大サポート可能なデータ伝送率vを決定し、これらの結果を計算記憶装置65に入れる。判断装置64が、スキャン時間がTmin以上であると指示するとき、計算記憶装置65は、チャンネル占用比率rを計算すると共に、既存のu、vに基づいてf=max(0,Ldata/v*(u−r))を計算する。判断装置64が、スキャン時間がTmax以上であると指示するとき、計算記憶装置65は、f=inf(無限大)と設定する。判断装置64が、全てのチャンネルに対するスキャンが終了したと指示するとき、アクセスポイントの選択をアクセスポイント選択装置63に指示する。アクセスポイント選択装置63は、計算記憶装置65が提供する情報に基づいて、計算された隠れ端末影響因子fに基づいてアクセスポイントAPを選択し、選択されたアクセスポイントが位置する基本サービスセットに加入する。好ましくは、fの値が最小且つ無限大ではないアクセスポイントを選択してアクセスを準備し、当該アクセスポイントの動作しているチャンネルで動作することを送信・受信装置61に通知する。
無線端末は、ネットワークにアクセスした後、ネットワーク中の状態に応じて動作チャンネルを変更し、前記のプロセスを利用してアクセスポイントを改めて選択する、即ち再関連付けを行うことができる。
本発明によれば、ある無線端末は、関連付け又は再関連付けの要求があるとき、各チャンネルを順次スキャンし、受信したビーコンパケット又はプローブ応答パケットからチャンネル利用率情報uを取得し、受信したパケットのエネルギー又はSINRに基づいてサポート可能な最大データ伝送レートvを確定し、スキャン時間が最小スキャン時間以上となる場合、当該無線端末がセンシングしたチャンネル占用比率rを統計処理して、上記の値に基づいてf=max(0,Ldata/v*(u−r))を計算し、無線端末にアクセス可能な全てのチャンネルに対して上記ステップを実行し、計算された隠れ端末影響因子fに基づいてアクセスポイントAPを選択し、選択されたアクセスポイントが位置する基本サービスセットに加入する。好ましくは、全てのチャンネルに対するスキャンが終了した後、最小のfを有し且つfが無限大ではないチャンネルを選択してアクセスする。
図7は、本発明の一実例に基づいて、受動チャンネルスキャン方式でアクセスポイントを選択する時のタイミングチャートである。
ここで、二つのアクセスポイントを例として説明する。本発明の方法は、任意数のアクセスポイントに対しても応用できるものであり、特に限定していないことを理解すべきである。アクセスポイントAP1とAP2はそれぞれ非オーバーラップチャンネルCHとCH上で動作するが、一定のビーコン間隔でビーコンパケットBeaconを周期的に送信することとしてもよい。IEEE802.11プロトコルによれば、アクセスポイントがターゲット送信時刻(TBTT,Target Beacon Transmission Time)にチャンネルビジーを検出した場合、チャンネルアイドルまで待たされてからビーコンパケットを送信すべきである。そこで、アクセスポイントAP1とAP2がビーコンパケットBeaconを送信する時間間隔は、一定のビーコン間隔で上下に浮動するものである。
図7に示すように、時刻Tにおいて、無線端末MTは、WLANネットワークに入る、又はサービス品質が悪くなるなどの原因によって、アクセスポイント選択又は再選択の要求を産生する。この時、無線端末MTは、チャンネルスキャン装置62によってパラメータを初期化しCHに対するスキャンを開始する。時刻Tにおいて、無線端末MTは、判断装置64によるチャンネルスキャン装置62がAP1からのビーコンパケットを成功裏に受信したとの判断に基づいて、当該パケットからチャンネル利用率uを抽出し、計算記憶装置65に提供してその中に記憶する。これと同時に、判断装置64は、受信したビーコンパケットのエネルギーに応じてサポート可能な最高データ伝送レートvをさらに決定し、計算記憶装置65に記憶する。前記情報の抽出を完成し、且つサポート可能な最高データ伝送レートvを確定した後、判断装置64は、スキャン時間が最小スキャン時間Tmin以上となっているか否かを検出する。図7に示す通り、(T−T)>Tminとなっているので、判断装置64はTからTの時間間隔内のチャンネル占用確率rを統計処理することを計算記憶装置65に通知し、統計処理し得るチャンネル占用確率rに基づいてf=max(0,Ldata/v*(u−r))を計算する。その後、判断装置64は全てのチャンネルに対するスキャンがまだ終了していないことを検出すると、次のチャンネルCHに対するスキャンを開始することをチャンネルスキャン装置62に通知する。
時刻Tにおいて、無線端末MTは、判断装置64によるAP2からのビーコンパケットが成功裏に受信したとの判断に基づいて、その中からチャンネル利用率uを抽出し計算記憶装置に記憶すると共に、受信したビーコンパケットのエネルギーに基づいてサポート可能な最高データ伝送レートvを決定し計算記憶装置65に記憶する。その後、判断装置は、スキャン時間が最小スキャン時間Tmin以上となっているか否かを検出する。図7に示すように、(T−T)<Tminとなっているので、判断装置64は、時刻Tまでチャンネルに対するスキャンを引き続き行い、(T−T)=Tminが満足される。
時刻Tにおいて、無線端末MTは、判断装置64を介してTからTの時間間隔中のチャンネル占用確率rを統計処理することを計算記憶装置65に通知し、f=max(0,Ldata/v*(u−r))を計算する。その後、判断装置64は、全てのチャンネルに対するスキャンが終了したことを検出すると、計算記憶装置65の計算結果に基づいてf,fのうち最小の値に対応するアクセスポイントAPを選択することを、選択装置63に通知する。ここで、fとfが等しくなれば、ランダムに又は他の既存のAP選択方法、例えば最大RSSI、最小ロードなどに従って、一つのAPを選択する。
時刻Tにてアクセスポイントの選択が終了した後、無線端末MTは関連付け又は再関連付けの構築要求(Association Request/Reassociation Request)を発する。関連付け又は再関連付け応答パケット(Association Response/Reassociation Response)を成功裏に受信した後、選択されたアクセスポイントが位置する基本サービスセットに加入する。
図8は、本発明に基づいて受動チャンネルスキャン方式でアクセスポイントを選択する他の実例のタイミングチャートである。
図7に示した実例と類似しており、時刻Tにおいて、無線端末MTは、チャンネルスキャン装置62を介してパラメータ初期化を行い、CHに対するスキャンを開始する。時刻Tにおいて、無線端末MTは、チャンネルスキャン装置62を介してデータを受信したが、判断装置64は、当該データが成功裏に受信されていないと判断する。そして、計算記憶装置65中の目前のチャンネルに対応する利用率uが0より大きくなっているか否かを検出するが、チャンネルスキャン期間内にビーコンパケットを成功裏に受信していないので、uは依然として初期値である“−1”である。続いて、無線端末は、最大スキャン時間Tmaxに達するまでチャンネルに対するスキャンを引き続いて行う。時刻Tにおいて、無線端末MTの判断装置64は、最大スキャン時間Tmaxに達したと指示すると、fを無限大として設定することを計算記憶装置65に通知する。その後、判断装置64は、スキャンされていないチャンネルがまだ残っていることを検出すると、次のチャンネルCHに対するスキャンを開始することをチャンネルスキャン装置62に通知する。その後の時刻Tから時刻Tまでの操作は、図7に示した実例における時刻Tから時刻Tまでの操作と同じであるので、ここではその説明を省略する。そして、時刻Tにおいて、チャンネルCHに対して、無線端末MTは、判断装置64を介して時刻Tから時刻Tまでの時間間隔内のチャンネル占用確率rを統計処理することを計算記憶装置65に通知し、f=max(0,Ldata/v*(u−r))を計算する。その後、判断装置64は、全てのチャンネルに対するスキャンが終了したことを検出し、計算記憶装置65の計算結果に基づいてf,fのうち最小の値に対応するアクセスポイントAPを選択することを、選択装置63に通知する。fは無限大となるので、AP2しかを選択できない。この時、無線端末MTは関連付け又は再関連付けの構築要求(Association Request/Reassociation Request)を発する。関連付け又は再関連付け応答パケット(Association Response/Reassociation Response)を成功裏に受信した後、選択されたアクセスポイントが位置する基本サービスセットに加入する。
図9は、本発明の他の実施例に基づいて、主動チャンネルスキャン方式でアクセスポイントを選択するときのタイミングチャートである。
時刻Tにおいて、無線端末MTは、WLANネットワークに入る、又はサービス品質が悪くなるなどの原因によって、アクセスポイント選択又は再選択の要求を産生する。この時、無線端末MTは、チャンネルスキャン装置62を介してパラメータ初期化を行い、CHのアイドルを検出した場合、媒体アクセス制御プロトコルに従ってCH上にプローブ要求パケット(P_Req, Probe Request)を送信する。時刻Tにおいて、アクセスポイントAP1は、無線端末MTからのプローブ要求パケットを成功裏に受信し、受信したパケットに応答してプローブ応答パケット(P_Res, Probe Response)を送信する。プローブ応答パケットには、目前のチャンネルの利用率情報uが含まれている。時刻Tにおいて、無線端末MTは、判断装置64を介してMTからの、プローブ応答パケットを成功裏に受信したことを検出し、肯定応答パケット(ACK)を返す。同時に、判断装置64を用いてチャンネル利用率uを抽出し計算記憶装置65に記憶する。また、判断装置64は、受信したプローブ応答パケットのエネルギーに応じてサポート可能な最高データ伝送レートvを決定し、それを計算記憶装置65に記憶する。時刻Tにおいて、無線端末MTは、ACKパケットの送信を終了すると、判断装置64を介してスキャン時間が最小スキャン時間Tmin以上となっているか否かを判断する。(T−T)>Tminとなっているので、判断装置は、TからTまでの時間間隔内のチャンネル占用確率rを統計処理することを計算記憶装置65に通知し、f=max(0,Ldata/v*(u−r))値を計算する。その後、判断装置64は、全てのチャンネルに対するスキャンがまだ終了していないことを検出すると、次のチャンネルCHに対するスキャンを開始することをスキャン装置62に通知する。
時刻Tにおいて、無線端末MTは、CHのアイドルを検出すると、チャンネルCH上にプローブ要求パケットを送信する。その後のプローブ応答パケット、肯定応答パケットの送信は、TからTまでの時刻内の上記プロセスと同じであるので、ここではその説明を省略する。その後、時刻Tにおいて、無線端末MTは、肯定応答ACKパケットの返答が終了すると、判断装置64を介してスキャン時間が最小スキャン時間Tminより小さくなっていると判断する、即ち、(T−T)<Tminとなっており、そして判断装置64は、時刻Tまでにチャンネルに対するスキャンを引き続き行うことをスキャン装置62に通知し、(T−T)=Tminが満足される。時刻Tにおいて、無線端末MTは、判断装置64を介して時刻Tから時刻Tまでの時間間隔内のチャンネル占用確率rを統計処理することを計算記憶装置65に通知し、f=max(0,Ldata/v*(u−r))の値を計算する。その後、判断装置64は、全てのチャンネルに対するスキャンが終了したことを検出すると、計算記憶装置65の計算結果に基づいてf,fのうち最小の値に対応するアクセスポイントAPを選択することを、アクセスポイント選択装置63に通知する。この時、fとfが等しければ、ランダムに又は他の既存のAP選択方法、例えば最大RSSI、最小ロードなどに従って、一つのAPを選択する。時刻Tにてアクセスポイントの選択が終了した後、無線端末MTは関連付け又は再関連付けの構築要求(Association Request/Reassociation Request)を発し、選択されたアクセスポイントAPが位置する基本サービスセットに加入する。
本発明によれば、無線端末はチャンネルスキャンによってそのセンシング範囲内の非隠れ端末ノードによるチャンネル利用程度rを取得すると共に、受信したビーコン又はプローブ応答パケットに搭載しているチャンネル利用率情報uに基づいて、当該基本サービスセット中の隠れ端末によるチャンネル占用比率(u−r)を推定することができる。さらに、隠れ端末による衝突は、データパケット伝送の時間に依存するので、f=max(0,Ldata/v*(u−r))により当該無線端末がk番目のチャンネルで動作に際して隠れ端末による影響を推定できることで、隠れ端末による影響が最小のアクセスポイントを選択してアクセスし、システムのトータルスループットを増加できる。本発明は既存のプロトコルに従い、完全に従来の通信プロトコルに定義されたフレームフォーマットを採用し、簡単に実現できるので、優れた応用価値がある。
ここまで、本発明について好ましい実施例を結合して説明してきた。当業者であれば本発明の精神及び範囲から逸脱しない限り、様々な変更、交換及び追加を行ってもよいことが理解されるはずである。そこで、本発明の範囲は前記特定の実施例に限られるものと理解してはならず、添付した請求項の範囲によって限定されるものである。
図1は、無線端末が無線ローカルネットワークにおいてアクセスポイントを選択する模式図である。 図2(a)及び図2(b)は、無線ローカルネットワークにおいて無線端末がアクセスポイントと関連付けを構築するプロセスを説明する模式図である。 図3は、BSS環境でシステムスループットが無線端末数の増加につれて変更している状況を模式的に説明する。 図4は、本発明の実施例に基づいて使用するビーコン及びプローブ応答パケットのフレームフォーマットにおいて、チャンネル利用率と相関するフィールドの模式図である。 図5は、本発明の実施例に基づいて、無線ローカルネットワークにおいて無線アクセスポイントを選択するプロセスのフローチャートを示している。 図6は、本発明の実施例に基づいて、無線ローカルネットワークにおいて無線アクセスポイントを選択する装置のブロック図を示している。 図7は、本発明によるアクセスポイントの選択時に実行する一チャンネルスキャンモードを説明するタイミングチャートの一実例である。 図8は、本発明によるアクセスポイントの選択時に実行する一チャンネルスキャンモードを説明するタイミングチャートの他の実例である。 図9は、本発明によるアクセスポイントの選択時に実行する他のチャンネルスキャンモードを説明するタイミングチャートの一実例である。

Claims (37)

  1. 無線ネットワークにおいてアクセスポイントを選択する方法であって、
    a.無線端末が、ネットワーク中のチャンネルに対するチャンネルスキャンを行い、アクセスポイントから送信されたチャンネル情報を受信し、当該情報からチャンネル利用率uを抽出するステップと、
    b.受信したチャンネル情報に基づいて現在スキャンしているチャンネルのサポート可能な最高データ伝送レートvを確定するステップと、
    c.前記スキャンの時間間隔内のチャンネル占用確率rを統計処理し、前記チャンネル利用率u、前記最高データ伝送レートv、及び前記チャンネル占用確率rに基づいて、隠れ端末影響因子fを計算するステップと、
    d.無線端末にアクセス可能な全てのチャンネルに対して上記ステップa乃至ステップcを実行し、計算された隠れ端末影響因子fに基づいてアクセスポイントAPを選択し、選択されたアクセスポイントが位置する基本サービスセットに加入するステップと、を含む方法。
  2. 無線端末は、受信したチャンネル情報に含まれるエネルギー情報に基づいて、サポート可能な最高データ伝送レートvを決定することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記ステップcは、スキャン時間が最小スキャン時間Tmin以上となるか否かを検出し、スキャン時間が最小スキャン時間より少なくなれば、アクセスポイントからのチャンネル利用率uを含むチャンネル情報を受信したままで、チャンネルに対するスキャンを続けるステップを、さらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. チャンネル利用率u及びスキャンしているチャンネルの番号を初期化するステップを、さらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 無線ネットワークにおいて同じfを有するアクセスポイントが少なくとも二つある場合、同じfを有するアクセスポイントから一つをランダムで選択するステップを、さらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 既に最小スキャン時間に達した条件では、チャンネル占用確率r及びfを計算するステップを、さらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 計算された隠れ端末影響因子fのうち最小で且つ無限大ではない値に対応するアクセスポイントAPを選択し、選択されたアクセスポイントが位置する基本サービスセットに加入するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 無線端末の送信しようとするデータパケットの平均長さ、最高データ伝送レートv、チャンネル利用率u、チャンネル占用確率rに基づいて、隠れ端末影響因子fを計算することを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の方法。
  9. 下記の式に従ってfを計算し、
    =max(0,Ldata/v*(u−r))
    ここで、Ldataは当該無線端末の送信しようとするデータパケットの平均長さであり、kは現在スキャンしているチャンネルの番号を表すことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 無線端末がチャンネル情報を成功裏に受信していない場合、最大スキャン時間Tmaxに達したまでチャンネルに対するスキャンを引き続き、最大スキャン時間Tmaxに達したとき、fを無限大として設定するステップを、さらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 無線端末が如何なるビーコンパケットをセンシングしていない場合、最大スキャン時間に達したとき、fを無限大として設定するステップを、さらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  12. 無線端末が如何なるビーコンパケットをセンシングしていない場合、まだ最大スキャン時間に達していないとき、現在スキャンしているチャンネルに対するスキャンを引き続くステップを、さらに含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 無線端末が如何なるビーコンパケットをセンシングしていない場合、チャンネル利用率uが0以上となると検出すると、スキャン時間が最小スキャン時間Tminに達したときにチャンネル占用確率rを計算するステップを、さらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  14. 無線ネットワークにおいてアクセスポイントを選択する方法であって、
    a.無線端末が、ネットワーク中のアクセスポイントにプローブ要求パケットを送信し、アクセスポイントから返されるプローブ応答パケットを受信して、当該情報からチャンネル利用率uを抽出するステップと、
    b.受信したチャンネル情報に基づいて現在スキャンしているチャンネルのサポート可能な最高データ伝送レートvを確定するステップと、
    c.スキャンの時間間隔内のチャンネル占用確率rを統計処理し、前記チャンネル利用率u、前記最高データ伝送レートv、及び前記チャンネル占用確率rに基づいて、隠れ端末影響因子fを計算するステップと、
    d.無線端末にアクセス可能な全てのチャンネルに対して上記ステップa乃至ステップcを実行し、計算された隠れ端末影響因子fに基づいてアクセスポイントAPを選択し、選択されたアクセスポイントが位置する基本サービスセットに加入するステップと、を含む方法。
  15. 無線端末は、受信したチャンネル情報に含まれるエネルギー情報に基づいて、サポート可能な最高データ伝送レートvを決定することを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 前記ステップcは、スキャン時間が最小スキャン時間Tmin以上となるか否かを検出し、スキャン時間が最小スキャン時間より少なくなれば、アクセスポイントからのチャンネル利用率uを含むチャンネル情報を受信したままで、現在スキャンしているチャンネルに対するスキャンを引き続くステップを、さらに含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  17. チャンネル利用率u及びスキャンしているチャンネルの番号を初期化するステップを、さらに含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  18. 無線ネットワークにおいて同じfを有するアクセスポイントが少なくとも二つある場合、同じfを有するアクセスポイントから一つをランダムで選択するステップを、さらに含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  19. 既に最小スキャン時間に達した条件では、チャンネル占用確率r及びfを計算するステップを、さらに含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  20. 計算された隠れ端末影響因子fのうち最小で且つ無限大ではない値に対応するアクセスポイントAPを選択し、選択されたアクセスポイントが位置する基本サービスセットに加入するステップをさらに含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  21. 無線端末の送信しようとするデータパケットの平均長さ、最高データ伝送レートv、チャンネル利用率u、チャンネル占用確率rに基づいて、隠れ端末影響因子fを計算することを特徴とする請求項14〜20の何れかに記載の方法。
  22. 下記の式に従ってfを計算し、
    =max(0,Ldata/v*(u−r))
    ここで、Ldataは当該無線端末の送信しようとするデータパケットの平均長さであり、kはチャンネルの番号を表すことを特徴とする請求項21に記載の方法。
  23. 無線端末がチャンネル情報を成功裏に受信していない場合、最大スキャン時間Tmaxに達したまでチャンネルに対するスキャンを引き続き、最大スキャン時間Tmaxに達したとき、fを無限大として設定するステップを、さらに含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  24. 無線端末がプローブ要求パケットの送信後にプローブ応答パケットを受信していない場合、最大スキャン時間に達したとき、fを無限大として設定するステップを、さらに含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  25. 無線端末がプローブ要求パケットの送信後にプローブ応答パケットを受信していない場合、まだ最大スキャン時間に達していないき、プローブ要求パケットを再送するステップを、さらに含むことを特徴とする請求項24に記載の方法。
  26. 無線端末がプローブ要求パケットの送信後にプローブ応答パケットを受信していない場合、チャンネル利用率uが0以上となると検出すると、スキャン時間が最小スキャン時間Tminに達したときにチャンネル占用確率rを計算するステップを、さらに含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  27. 無線ネットワークにおいてアクセスポイントを選択する装置であって、ネットワーク中のチャンネルに対してチャンネルスキャンを行い、アクセスポイントから返されるチャンネル情報を受信するチャンネルスキャン手段と、
    チャンネルスキャン手段で受信された情報からチャンネル利用率uを抽出し、受信されたチャンネル情報に基づいて現在スキャンしているチャンネルのサポート可能な最高データ伝送レートvを確定する判断手段と、
    判断手段が取得したチャンネル利用率u、最高データ伝送レートvを記憶し、スキャンの時間間隔内のチャンネル占用確率rを統計処理し、前記チャンネル利用率u、前記最高データ伝送レートv、チャンネル占用確率rに基づいて、隠れ端末影響因子fを計算する計算記憶手段と、
    計算記憶手段がチャンネル毎に計算したfに基づいて、アクセスポイントを選択するアクセスポイント選択手段と、
    アクセスポイント選択手段が選択した結果に基づいてアクセスしているチャンネルを変更し、無線インターフェースで情報を送受信する送受信手段と、を備える装置。
  28. 前記チャンネルスキャン手段は、新たなチャンネルに対するスキャンを開始すると指示されたとき、計算記憶手段に記憶しているパラメータを初期化することを特徴とする請求項27に記載の装置。
  29. 前記判断手段は、スキャン時間が最小スキャン時間Tmin以上となるか否かを検出し、スキャン時間が最小スキャン時間より少なくなれば、現在スキャンしているチャンネルに対するスキャンを引き続くことを特徴とする請求項27に記載の装置。
  30. 無線端末の送信しようとするデータパケットの平均長さ、最高データ伝送レートv、チャンネル利用率u、チャンネル占用確率rに基づいて、隠れ端末影響因子fを計算することを特徴とする請求項27〜29の何れかに記載の装置。
  31. 前記計算記憶手段は、下記の式に従ってfを計算し、
    =max(0,Ldata/v*(u−r))
    ここで、Ldataは当該無線端末の送信しようとするデータパケットの平均長さであり、kはチャンネルの番号を表すことを特徴とする請求項30に記載の装置。
  32. 前記判断手段がチャンネル情報を成功裏に受信していない場合、最大スキャン時間Tmaxに達したまでチャンネルに対するスキャンを引き続き、最大スキャン時間Tmaxに達したとき、前記計算記憶手段がfを無限大として設定することを特徴とする請求項27に記載の装置。
  33. 前記判断手段が如何なるビーコンパケットをセンシングしていない又はプローブ要求パケットの送信後にプローブ応答パケットを受信していない場合、最大スキャン時間に達したとき、前記計算記憶手段はfを無限大として設定することを特徴とする請求項27に記載の装置。
  34. 前記アクセスポイント選択手段は、計算された隠れ端末影響因子fのうち最小で且つ無限大ではない値に対応するアクセスポイントAPを選択し、選択されたアクセスポイントが位置する基本サービスセットに加入するステップをさらに含むことを特徴とする請求項27に記載の装置。
  35. 無線ネットワークにおいてアクセスポイントを選択する方法であって、
    無線ネットワークにおいてチャンネル使用状況の指示情報を受信するステップと、
    受信した情報からチャンネル利用率uを取得し、サポート可能な最高データ伝送レートvを確定するステップと、
    スキャン時間が最小スキャン時間以上となるとき、当該無線端末がセンシングしたチャンネル占用確率rを統計処理するステップと、前記チャンネル利用率u、前記最高データ伝送レートv、前記チャンネル占用確率rに基づいて、隠れ端末影響因子fを計算し、計算された隠れ端末影響因子fに基づいてアクセスポイントAPを選択し、選択されたアクセスポイントが位置する基本サービスセットに加入するステップと、を含む方法。
  36. 既に最大スキャン時間に達した且つチャンネル情報を成功裏に受信していない場合、前記計算記憶手段はfを無限大として設定することを特徴とする請求項35に記載の方法。
  37. 計算された隠れ端末影響因子fのうち最小で且つ無限大ではない値に対応するアクセスポイントAPを選択し、選択されたアクセスポイントが位置する基本サービスセットに加入するステップをさらに含むことを特徴とする請求項35に記載の方法。
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