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JP5120974B2 - 水準器 - Google Patents
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Description

本発明は、建築、土木、造園工事等のコンクリートブロック積等の施工工事等に用いられる水準器に関するものである。
従来コンクリートブロック等を積む場合広く使用されてきた水準器は、水準器だけの機能であるため、ブロック等を積むには水準器以外に基準となる水糸を張り渡しそれを固定する機器を必要とした。そのため複数の機器を使い分けている。また、水糸を張り渡す従来の工具は脆弱なため張り渡す距離も狭く、糸張り作業を頻繁に行うのが一般的である。
実開平01-120612
本発明は水準器の機能と、コンクリートブロック等を積む基準となる水糸を張る機能を一体化することによって、複数の機器の使い分け作業の簡略化並びに紛失等による作業中断等を防止することと、基準糸を張り渡す距離を拡げることでコンクリートブロック等を効率良く積むことの出来る水準器を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため本発明は次のような構成を採用した。すなわち請求項1に係る水準器は、コンクリートブロックに容易に固定できる、水準器本体の上面両端に設けた突起部と、水糸を容易に巻き措ける糸巻部を水準器本体下部に一体化として設けている。
請求項2に係る水準器は、突起部の互いに対向する面を粗面で且つ、曲面としたものである。
請求項3に係る水準器は、糸巻部の下面に在り、水準器本体に対し横断する溝を形成したものである。
請求項1に記載の本発明に係る水準器は、突起部を有することに因り容易にコンクリートブロック等の上面に動かないように載せることが出来る。また、水準器本体下部に水糸を巻き置ける糸巻部を具備しているため、従来のようにもう一つの機器を用意する必要が無くなり簡潔な工事環境が整う。
請求項2に記載の本発明に係る水準器は、突起部の互いに対向する面を粗面とし且つ、曲面としたことで、二つの効果を発揮し安定した工事の進捗を図れる。
一つは、コンクリートブロック等の上面に動かないように載せた場合、突起部の曲面とコンクリートブロック等との接触面は一点となる。また同時に、この一点から水糸を繰り出すことで基準糸の位置精度が高くなることと、容易に同一点を求めることができる。
もう一つは、粗面で且つ、曲面としたことで、基準糸に引張力を与え基準糸を張った場合、水準器に滑動の可能性を生じることに対し、大きな抵抗を得て安定性がある。
請求項3に記載の本発明に係る水準器は、糸巻部の下面に在り、水準器本体に対し横断する溝を形成することによって、この溝を用い繰り出す水糸を反対側の突起部の曲面と水準器本体上面のコーナーに沿うように回すことを容易にし、基準糸の基準位置の高い精度の確保を簡潔に行うことで作業効果を高めた。
本発明の分解図。 本発明の使用前斜視図。 本発明の使用状態示す斜視図。 使用状態示す部分詳細斜視図。
以下、本発明の実施形態について図1を用いて具体的に説明する。
2は水準器本体、3は突起部で、水準器本体2の上面両端部に形成し、突起部3をブロックの内側と外側へ跨ぐように設置することで容易に固定できる。更に、突起部3の互いに対向する面4を粗面で且つ、曲面としている。また、突起部3は出っ張っていることから取り扱う上で、衝突、摩擦等の衝撃を受けやすい部分である。このことから、強度の確保も充分でなければならない。そのため、一体としている。
5は糸巻部で、水準器本体2下部に一体に設けられていて、前面後面、両側面に凹面加工を施し、水糸16を巻き易くしている。この凹面加工は、水準器の構成部材に金属類、プラスチック類、木質類を使用した場合、重量の軽減、資源の節約を目的とすることと、この部位に水糸16を巻き置いた場合、水糸16が水準器本体2より大きく張り出すことを防ぐことも兼ねている。また、工事現場の移動時などで他の機器類と一緒に収納され運搬されることは多々あって、他の機器との接触は避けられない。このとき、水準器本体2より水糸16が大きく張り出していれば水糸16の破断、あるいは摩擦等により水糸16への擦過傷、摩滅などにより著しく引張力等の強度低下を招く恐れを未然に防ぐ目的で形成するものである。
6は溝で、糸巻部5の下面に在り、水準器本体2に対し横断する形で設けられており、突起部3の曲面4の真下に相当する位置に、それぞれ一個所設ける。この溝6は、水糸16を正確な位置に基準糸16として繰り出し易くなるように設けたもので、溝6を設けることにより容易に、そして正確に突起部3の曲面4と水準器本体2上面のコーナーに沿うように水糸16を繰り出すことが出来る。他方として溝6を設けずに、水糸16を糸巻部5から突起部3へ回して曲面4から繰り出す方法も考えられるが、突起部5の曲面4と水準器本体2上面のコーナーに沿うように水糸16を繰り出すには多大な注意力と細やかな取り扱いを求められる等の煩わしさも在り、現場での対応精度の信頼性に欠けるため採用できない。
10は水平用水準器ユニットを指し、一般既製品で既に気泡管を組み込んだ完成部品を使用し、水準器本体2に組み込むための水平用水準器設置空間8、水平用水準器確認開口9を施すことによって上面からだけでなく前面、後面からも視認できることとし、発条11と止め具12を用いて固定する。この場合、発条11を用いるのは長期間の使用による水平測定の狂いを調整できるように螺旋状の発条11を用いることで解決している。
13は垂直用水準器で、一般既製品の気泡管を用い、突起部3のどちらか一方の上部から垂直用水準器設置開口14を穿孔し、垂直用水準器13を視認するために突起部3の前面から後面に貫通する垂直用水準器確認開口7を穿孔した上で、垂直用水準器13を垂直用水準器設置開口14から挿入し固定する。
16は水糸で、一般市販品を用いることを前提としている。
15は窪みで、水準器本体2の下面に設けてある。水準器の軽量化と省資源を図っている。
図2は、本発明の水準器を一対用い、使用直前の状態を示すものである。この状態までの経緯は、先ず一対の水準器を用意し、一方の水準器の糸巻部5に水糸16を適量数巻き、更にもう一方の水準器にも同じ水糸16を同量数程度巻きつける。これで、二つの水準器は水糸16で繋がれた状態となる。この状態から、一方の水準器の糸巻部5の水糸16を少し繰り出し、溝6を経由し反対側へ回しこみ、突起部3の曲面4と水準器本体2上面のコーナーに沿うように引出し、更にもう一方の水準器にも同じ操作を行ったものである。
二つの水準器は常に一本の水糸で繋がっていて、一対として利用するこの状態を保つことにより、機器の散逸は少なくなる。
図3は、本発明の水準器を用い、コンクリートブロックを積み上げている使用状態を示す斜視図である。この状態までの経緯を説明する。
二段ほど積み上げられたコンクリートブロック塀17の状態から、水準器を用いて、ブロック18を据付ける。据付を終えると、水準器に巻いて在る水糸16を前記のような手順で繰り出し、水準器の突起部3を下に向けブロック18の上端へもって行き、突起部3でブロック18を跨ぐように載せ固定する。この時水準器は、基準糸16を繰り出す方向に傾げる形となる。
次に、もう一方の水準器1を持ち糸巻部5に巻いて在る水糸16を繰り出しながら対向のブロック19の位置に行き、持ってきた水準器を用いてブロック19を据付ける。ブロック19を据付後、水準器の水糸16を繰り出したり、巻き取ったりして基準糸16へ必要な引張力を与え、水準器をブロック19の上端へ、ブロック18と同じ要領で載せる。このとき水準器は、概ね3.5kgから10kg程度の引張力の1/2の負荷をそれぞれ負担することになる。この負荷に対処できるように、曲面4を粗面としたことで安定性が増し安心して使用できる。
この後、基準糸16で張られた空間にブロックを積む際、基準糸16はブロック18,19の出隅の基準位置に等しい。拠って基準糸16に沿うようにブロックの長辺方向を調整し、且つ短辺方向は既に据え終わったブロック18若しくは19の短辺に揃うように調整して据付ければ良い。以降、同作業を繰り返し、所定の積み上げ段数までこの作業を繰り返す。また、更に横へ延長する場合も同様である。
図4は、本発明の水準器を用い、水糸を回し込んで基準糸として張り渡す使用状態の部分詳細斜視図である。
水準器の水糸16は、糸巻部5から溝6を通して向こう側へ回し、突起部3の曲面4と水準器本体2上面のコーナーに沿って繰り出されて固定されている。基準糸16が、突起部3の曲面4と水準器本体2上面のコーナーに沿って通過することは、ブロック18の上端出隅に沿うことになり、この基準糸16の位置の精度は高いものになり、工事の完成美にもつながり重要であると言える。
基準糸16の位置は、水準器をブロック18に載せ固定した場合、曲面4とブロック18との接触面は一点である。同じように、水糸16もその接触面を通過すると同時に曲面4から離れ、対向するブロック19に向かう。この、接触と離反が同時に行われるこの一点こそ精度の高い信頼性のおける部分である。ブロック19でも、同様の工程を経ることで精度の高い基準糸16の位置を決定できる。
1 水準器
2 水準器本体
3 突起部
4 曲面
5 糸巻部
6 溝
7 垂直用水準器開口
8 水平用水準器ユニット設置空間
9 水平用水準器確認開口
10 水平用水準器ユニット
11 発条
12 止め具
13 垂直用水準器
14 垂直用水準器設置開口
15 窪み
16 水糸
17 コンクリートブロック塀
18 コンクリートブロックA
19 コンクリートブロックB

Claims (4)

  1. 水準器本体の上面両端に互いに対向する面を曲面とした突起部を形成するとともに、水準器本体下部に糸巻部を一体に設けた水準器
  2. 前記、突起部の互いに対向する面を粗面とした、請求項1に記載の水準器
  3. 糸巻部の下面に在り、水準器本体に対し横断する溝を形成した、請求項1に記載の水準器
  4. 前記糸巻部は、前記水準器本体下部の前面後面両側面に凹面加工を施した構成である請求項1に記載の水準器
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