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JP5122884B2 - 看護支援システム - Google Patents
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Description

本発明は看護支援システムに関し、特に、病院内における患者の転床管理を行うシステムに用いて好適なものである。
一般に、入院患者を受け入れる病院では、患者の状態や病床(ベッド)の空き状況などにより、患者を転床させる(ベッドの位置を変える)ことがある。例えば、一般病床に入院している患者が、急性憎悪等により密度の高い医療行為を必要とすることになった場合は、当該患者をICU(集中治療室)に転床させて治療を行うのが通常である。また、ICUで適切な医療を提供し、病状が安定化あるいは軽症化した患者については一般病床に転床される。
また、一般病床といっても病室は多数ある。多くの病院では、各フロアに複数の病室を有し、フロア内の一室にナースセンタが設けられている。一般病床に入院している患者も病状は様々であり、看護師による看護の必要度は患者毎に異なっている。例えば、術後の患者は看護師による看護を多く必要とし、その後に患者の状態が安定してくると看護必要度は低くなる。このため、術後など看護必要度の高い患者がなるべくナースセンタに近い病室となるように、一般病床でも患者の転床が毎日のように行われている。
さらに、病院には毎日のように何人もの患者が入院し、退院していく患者もいる。入院している患者は全て症状が異なり、看護必要度も個人によって差がある。このように、患者もその看護必要度も日々変化する状況において、看護必要度や病床の空き状況などに応じた入院床の決定、その後の速やかな転床などを可能にするために、病院全体の転床管理を適切に行う必要がある。従来、この転床管理は、看護師による経験と勘に頼って行われていた。
なお、診療支援システムにおいて、転床が必要な患者や、その優先度を表示する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の技術では、所定の転床条件(当日の手術予定、当日のベッド使用期限の満了、看護度の変更)を満たした患者を要転床患者に登録し、患者が要転床患者に登録されているか否かを患者選択画面に表示する。または、患者が満たした転床条件の優先度を表示することにより患者が要転床患者に登録されていることを表示する。
特開2003−30320号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、要転床患者を画面表示する際に、転床条件の1つとして看護度の変更が考慮されているものの、その患者が看護度に応じて適切な病床(病室)に配置されているかどうかまでは考慮していない。すなわち、特許文献1では、看護度の変更が「有」に設定されている患者を要転床患者として画面表示する機能に加えて、要転床患者の看護度に適合する病床を検索する機能を備えるが、そもそも要転床患者として登録するか否かの判定の際に、その患者が看護度に応じた病床に既に配置されているかどうかは考慮していない。
このため、転床の必要がない患者も要転床患者として登録され画面表示されてしまうことがあるという問題があった。逆に、看護度が高く転床が必要な患者であっても、看護度が変更されない限り要転床患者として登録されず、要転床患者として画面表示されないことがあるという問題もあった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、患者の看護必要度および患者が配置されている病床に応じて転床の必要性を適切に表示できるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、各患者に割り当てられている病床までのナースセンタからの距離と各患者の看護必要度との関係から各患者に対する病床の割当の適合性を患者毎に判定し、適合性がないと判定された患者を要転床患者として画面表示するようにしている。
適合性の判定は、例えば以下のようにして行う。すなわち、ナースセンタから病床までの距離が短い順(または長い順)に各患者を順位付けする一方、看護必要度が高い順(または低い順)に各患者を順位付けし、両者の順位の差分を患者毎に算出し、その差分が所定の閾値以上の患者に対して、病床の割当の適合性がないと判定する。
あるいは、適合性の判定を以下のように行ってもよい。すなわち、複数のランクのそれぞれに対して、各ランクに属すべき看護必要度の範囲とナースセンタから病床までの距離の範囲とを定義したテーブル情報を参照して、看護必要度が属するランクを抽出するとともに、ナースセンタから病床までの距離が属するランクを上記テーブル情報を参照して抽出し、看護必要度が属するランクと距離が属するランクとが一致するか否かを判定し、両ランクが一致しないと判定された患者に対して、病床の割当の適合性がないと判定する。
上記のように構成した本発明によれば、各患者の看護必要度のみならず、各患者に割り当てられている病床までのナースセンタからの距離も考慮して病床の割当の適合性が判定されるので、患者の看護必要度および病床配置に応じて転床の必要性を適切に画面表示することができる。すなわち、看護必要度の高い患者はなるべくナースセンタに近い病床に配置し、看護必要度の低い患者はなるべくナースセンタから離れた病床に配置するのが病院の運営上好ましいが、本発明によれば、看護必要度が高いのにナースセンタから離れた病床に配置されている患者や、看護必要度が低いのにナースセンタの近くの病床に配置されている患者を要転床患者として画面表示することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、第1の実施形態による看護支援システムの構成例を示す機能ブロック図である。図1に示すように、第1の実施形態による看護支援システム100は、病床情報記憶部1、患者情報記憶部2、適合性判定部3、表示制御部4およびディスプレイ5を備えて構成されている。上記適合性判定部3は、第1のランキング部11、第2のランキング部12、差分演算部13および判定部14を備えている。ここで、適合性判定部3および表示制御部4は、実際にはコンピュータのCPUあるいはMPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROMに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。
病床情報記憶部1は、ナースセンタから病床までの距離を表した距離情報を含む病床情報を病床毎に記憶した記録媒体である。図2は、病床情報の一例を示す図である。図2に示すように、病床情報は、病室を一意に特定する病室番号と、病室内の病床(ベッド)を一意に特定する病床番号と、ナースセンタから病床までの距離の情報とを含んでいる。なお、距離は、同じ病室内の各病床は全て同じ値としても良いし、個々の病床毎に数メートル単位で異なる値としても良い。図2は、同じ病室内の各病床は全て同じ距離とした例を示している。
患者情報記憶部2は、患者に割り当てられている病床を表した病床割当情報および患者の看護必要度を表した看護必要度情報を含む患者情報を患者毎に記憶した記録媒体である。図3は、患者情報の一例を示す図である。図3に示すように、患者情報は、患者の氏名と、患者に割り当てられている病床(ベッド)を一意に特定する病床番号(病床割当情報)と、患者の看護必要度とを含んでいる。看護必要度は、その患者が看護をどの程度必要とするかを数値として表したものであり、数値が大きいほど看護必要度が高く、数値が小さいほど看護必要度が低いことを表している。なお、図3では特に本発明に関連する情報のみを示したが、患者の年齢、性別、状態など他の情報も実際には患者情報に含まれている。
図4は、看護必要度を数値化する際に用いる評価票の例を示す図である。評価票は大きく分けて、A.モニタリングおよび処置等に関する複数の項目と、B.患者の状況等に関する複数の項目とを含んでいる。何れの項目も、看護師による看護を必要とするかどうかの観点から定められたものであり、その項目に該当する場合には1点もしくは2点の点数が付く。そして、各項目に付けられた点数を全て合算することにより、看護必要度の数値が求められる。この評価票を用いた看護必要度の算出は毎日行われ、図3に示す患者情報の看護必要度は毎日更新して記憶される。
なお、本実施形態の看護支援システム100は、更新すべき患者情報を入力するための操作部を備えても良い。ここで、看護必要度情報に関しては、図4に示す評価票を用いて評価した結果の数値を直接入力するようにしても良い。または、図4に示す評価票の各項目の回答入力欄を設けた入出力画面をディスプレイ5に表示し、ユーザからの回答入力の結果をコンピュータが自動的に集計して看護必要度情報の数値を算出するようにしても良い。
適合性判定部3は、病床情報記憶部1に記憶されている距離情報および患者情報記憶部2に記憶されている患者情報に基づいて、患者の看護必要度と患者に割り当てられている病床のナースセンタからの距離との関係から、患者に対する病床の割当の適合性を患者毎に判定する。
具体的には、適合性判定部3の第1のランキング部11は、病床割当情報により示されている病床について距離情報により示される距離が短い順に各患者を順位付けする。また、第2のランキング部12は、看護必要度情報により示される看護必要度が高い順に各患者を順位付けする。差分演算部13は、第1のランキング部11により付与された距離に基づく順位と、第2のランキング部12により付与された看護必要度に基づく順位との差分を患者毎に算出する。判定部14は、差分演算部13により算出された差分が所定の閾値以上の患者に対して、病床割当の適合性がないと判定する。
例えば、ナースセンタから最も遠い病床が割り当てられている患者は、距離に基づく順位が最下位となる。患者が全員で50人いたとすると、その患者の順位は50位である。一方、その患者の看護必要度が最も高いとすると、その患者の看護必要度に基づく順位は1位となる。この場合、距離に基づく順位と看護必要度に基づく順位との差分は“49”である。このとき、例えば患者総数の半分の値“25”が所定の閾値に設定されていたとすると、順位の差分が閾値を超えているので、この患者は病床割当の適合性がないと判定される。つまり、看護必要度が高いのにナースセンタから離れた病床に配置されている患者が、要転床患者であると判定される。
また、ナースセンタから最も近い病床が割り当てられている患者は、距離に基づく順位が1位となる。一方、その患者の看護必要度が最も低いとすると、その患者の看護必要度に基づく順位は50位となる。この場合も、距離に基づく順位と看護必要度に基づく順位との差分は“49”であり、順位の差分が閾値を超えているので、この患者も病床割当の適合性がないと判定される。つまり、看護必要度が低いのにナースセンタの近くの病床に配置されている患者が、要転床患者であると判定される。
なお、ここでは第1のランキング部11が距離の短い順に各患者を順位付けするとともに、第2のランキング部12が看護必要度の高い順に各患者を順位付けする例について説明したが、これと逆でも良い。すなわち、第1のランキング部11が距離情報により示される距離の長い順に各患者を順位付けするとともに、第2のランキング部12が看護必要度情報により示される看護必要度の低い順に各患者を順位付けするようにしても良い。この場合でも、差分演算部13および判定部14の動作は同じである。
また、ここでは所定の閾値を患者総数の半分の値に設定する例について説明したが、これに限定されない。所定の閾値を大きな値にすると、要転床患者として抽出される患者が多くなりすぎる。そこで、所定の閾値は、病院の運用方法などに合わせて任意の値に設定できるようにするのが好ましい。
表示制御部4は、適合性判定部3により病床割当の適合性がないと判定された患者を要転床患者としてディスプレイ5に画面表示するように制御する。図5は、当該画面表示の一例を示す図である。ここに示す画面例は、ナースコールシステムが備えるナースコール親機の待機画面(患者状態表示画面)であり、患者に関する情報(例えば、患者の氏名を矩形枠で囲ったもの)が表示されている。
具体的には、表示制御部4は、患者情報記憶部2に記憶されている患者情報に基づいて、患者の年齢、性別、状態をフェイスアイコン50によって表示するとともに、そのフェイスアイコン50の上に患者の病床番号(ベッド番号)を表示し、フェイスアイコン50の右側に患者の氏名を表示している。
また、表示制御部4は、適合性判定部3により病床割当の適合性がないと判定された患者については、要転床患者であることを報知するための報知アイコン51を表示する。また、表示制御部4は、適合性判定部3により病床割当の適合性がないと判定された患者について、差分演算部13により算出された差分の大きさを表すインジケータ52を表示するようにしても良い。インジケータ52を表示する場合、距離に基づく順位と看護必要度に基づく順位との差分が小さい患者はインジケータ52の表示レベルが小さくなり、差分が大きい患者はインジケータ52の表示レベルが大きくなるので、インジケータ52を見た看護師は、患者の転床の必要度合いを直感的に把握することができる。
次に、上記のように構成した第1の実施形態による看護支援システム100の動作を説明する。図6は、第1の実施形態による看護支援システム100の動作例を示すフローチャートである。なお、このフローチャートの実行時において、病床情報および患者情報はそれぞれ病床情報記憶部1および患者情報記憶部2に既に記憶されているものとする。
図6において、適合性判定部3は、病床情報に含まれる距離情報を病床情報記憶部1から読み出すとともに(ステップS1)、患者情報に含まれる看護必要度情報を患者情報記憶部2から読み出す(ステップS2)。ここでは全病床の距離情報と全患者の看護必要度情報とを読み出すようにしているが、以下のようにしても良い。すなわち、第2のランキング部12が、図3のように病床割当情報および看護必要度情報が含まれる患者情報を患者情報記憶部2から読み出す。また、第1のランキング部11が、各患者の病床割当情報で示される病床の距離情報を病床情報記憶部1から読み出す。
次に、第1のランキング部11が、ナースセンタから病床までの距離が短い順に各患者を順位付けするとともに、第2のランキング部12が、看護必要度が高い順に各患者を順位付けする(ステップS3)。
次に、適合性判定部3は、患者の看護必要度と患者に割り当てられている病床のナースセンタからの距離との関係から、ある患者に対する病床の割当の適合性を判定する(ステップS4)。具体的には、差分演算部13が、その患者の距離に基づく順位と看護必要度に基づく順位との差分を算出し、判定部14が、その算出された差分が所定の閾値以上か否かを確認することによって、その患者に関して病床割当の適合性があるかどうか判定する。
そして、その患者に関して病床の割当の適合性がないと判定部14にて判断された場合には(ステップS5にてNo)、表示制御部4は、その患者を要転床患者としてディスプレイ5に画面表示するように制御する(ステップS6)。一方、その患者に関して病床の割当の適合性があると判定部14にて判断された場合には(ステップS5にてYes)、ステップS6の処理は行わずにステップS7に移行する。
適合性判定部3は、全ての患者について病床割当の適合性を判定したか否かを判定する(ステップS7)。ここで、まだ全ての患者について病床割当の適合性を判定し終わっていないと適合性判定部3にて判断した場合は(ステップS7にてNo)、ステップS4に戻り、次の患者を指定して病床割当の適合性を判定する。一方、全ての患者について病床割当の適合性を判定し終わったと適合性判定部3にて判断した場合は(ステップS7にてYes)、本フローチャートの処理を終了する。
以上詳しく説明したように、第1の実施形態では、各患者に割り当てられている病床までのナースセンタからの距離と各患者の看護必要度との関係から各患者に対する病床の割当の適合性を患者毎に判定し、適合性がないと判定された患者を要転床患者として画面表示するようにしている。これにより、各患者の看護必要度のみならず、各患者に割り当てられている病床までのナースセンタからの距離も考慮して病床の割当の適合性が判定されるので、本当に転床が必要な患者を適切に画面表示することができる。すなわち、看護必要度が高いのにナースセンタから離れた病床に配置されている患者や、看護必要度が低いのにナースセンタの近くの病床に配置されている患者を要転床患者として画面表示することができる。
また、第1の実施形態では、距離に基づく順位と看護必要度に基づく順位との差分から病床割当の適合性を患者毎に判定するようにしている。このような判定方法によれば、ある患者の病床割当の適合性を判定する際に、患者全体の中の相対的なランキングに基づいて病床割当の適合性を判定することができる。例えば、ナースセンタからある程度離れた同じ病室内に配置されている複数の患者の中でも、看護必要度の高い患者の方が優先して要転床患者として認定されるので、看護師は、要転床患者の画面表示を参照することによって、経験や勘に頼らずともより適切な転床の判断を行うことができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明による第2の実施形態を図面に基づいて説明する。図7は、第2の実施形態による看護支援システムの構成例を示す機能ブロック図である。なお、この図7において、図1に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
図7に示すように、第2の実施形態による看護支援システム200は、病床情報記憶部1、患者情報記憶部2、適合性判定部30、表示制御部4およびディスプレイ5を備えて構成されている。適合性判定部30は、テーブル情報記憶部21および判定部22を備えている。ここで、適合性判定部30および表示制御部4は、実際にはコンピュータのCPUあるいはMPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROMに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。
テーブル情報記憶部21は、複数のランクのそれぞれに対して、各ランクに属すべき看護必要度の範囲とナースセンタから病床までの距離の範囲とを定義したテーブル情報を記憶したテーブル情報を記憶する。図8は、このテーブル情報の構成例を示す図である。図8の例では、看護必要度と距離とを3つのランクA〜Cに分けて、それぞれのランクで必要な条件を定めている。例えばランクAは、看護必要度が10点以上の患者で、ナースセンタからの距離が0〜20m以内の近い病床に配置されるべきことを示している。ランクBは、看護必要度が5〜9点の患者で、ナースセンタからの距離が21〜40m以内の病床に配置されるべきことを示している。また、ランクCは、看護必要度が0〜4点の患者で、ナースセンタからの距離が41以上離れた病床に配置されるべきことを示している。
なお、図8に示したテーブル情報は単なる例示に過ぎず、これに限定されるものではない。例えば、分割するランクの数は2つまたは4つ以上であっても良い。また、各ランクに属する看護必要度の点数や距離も単なる例示である。本実施形態の看護支援システム200を使用する病院の病室レイアウトや転床の運用ルールなどに合わせて、看護必要度および距離のランク分けを任意に設定できるようにするのが好ましい。
また、図8では、複数のランクA〜Cに対して、ナースセンタから病床までの距離として各ランクに属すべき距離の範囲を定義しているが、これに限定されない。例えば、ナースセンタから病床までの距離の範囲を複数のランクA〜Cに対応して定義する代わりに、複数のランクA〜Cに属すべき病床番号をそれぞれ定義するようにしても良い。
判定部22は、各患者に設定されている看護必要度に該当するランクと、各患者に割り当てられている病床のナースセンタからの距離に該当するランクとが一致するか否かによって、患者に対する病床の割当の適合性を患者毎に判定する。具体的には、判定部22は、看護必要度のランクと距離のランクとが一致しない患者に対して、病床割当の適合性がないと判定する。例えば、看護必要度が10点以上である患者は、看護必要度に関してはランクAに属する。ところが、その患者がナースセンタから30mの位置にある病床に配置されていたとすると、距離に関してはランクBに属することになる。この場合、看護必要度のランクAと距離のランクBとが一致しないので、その患者については病床割当の適合性がないと判定する。
以上のように構成した第2の実施形態においても、看護必要度が高いのにナースセンタから離れた病床に配置されている患者や、看護必要度が低いのにナースセンタの近くの病床に配置されている患者を要転床患者として画面表示することができる。
なお、上記第1および第2の実施形態では、判定部14,22により病床割当の適合性がないと判定された患者を全て要転床患者として画面表示する例について説明したが、これに限定されない。例えば、第1の実施形態において、要転床患者として画面表示する患者の上限数を決めておき、病床割当の適合性がないと判定された患者がその上限数を超えて存在する場合には、看護必要度に基づく順位と距離に基づく順位との差分の大きい方から順に上限数の患者を要転床患者として画面表示するようにしても良い。
また、第2の実施形態において、看護必要度のランクと距離のランクとが2つ離れている患者だけを要転床患者として画面表示するようにしても良い。例えば、看護必要度がランクAに属する患者については、距離に関してランクBに属する患者は要転床患者とせず、距離に関してランクCに属する患者だけを要転床患者として画面表示する。看護必要度がランクBに属する患者については、距離に関してランクが2つ離れることはないので、要転床患者としない。また、看護必要度がランクCに属する患者については、距離に関してランクBに属する患者は要転床患者とせず、距離に関してランクAに属する患者だけを要転床患者として画面表示する。
判定部14,22により病床割当の適合性がないと判定された患者を全て要転床患者として画面表示すると、要転床患者の数が多くなり過ぎて、却って看護師に混乱を与えてしまうことがあるかもしれない。これに対して、上述のような手法により要転床患者として画面表示する対象患者数を制限することにより、画面表示される要転床患者の数が多くなり過ぎないようにすることができる。
その他、上記第1および第2の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
第1の実施形態による看護支援システムの構成例を示す機能ブロック図である。 病床情報の構成例を示す図である。 患者情報の構成例を示す図である。 看護必要度を数値化する際に用いる評価票の例を示す図である。 本実施形態の画面表示の一例を示す図である。 第1の実施形態による看護支援システムの動作例を示すフローチャートである。 第2の実施形態による看護支援システムの構成例を示す機能ブロック図である。 第2の実施形態で用いるテーブル情報の構成例を示す図である。
符号の説明
1 病床情報記憶部
2 患者情報記憶部
3 適合性判定部
4 表示制御部
5 ディスプレイ
11 第1のランキング部
12 第2のランキング部
13 差分演算部
14 判定部
21 テーブル情報記憶部
22 判定部
30 適合性判定部

Claims (3)

  1. ナースセンタから病床までの距離を表した距離情報を病床毎に記憶した病床情報記憶部と、
    患者に割り当てられている病床を表した病床割当情報および患者の看護必要度を表した看護必要度情報を含む患者情報を患者毎に記憶した患者情報記憶部と、
    上記病床情報記憶部に記憶されている上記距離情報および上記患者情報記憶部に記憶されている上記患者情報に基づいて、上記患者の看護必要度と上記患者に割り当てられている病床のナースセンタからの距離との関係から上記患者に対する病床の割当の適合性を患者毎に判定する適合性判定部と、
    上記適合性判定部により上記病床の割当の適合性がないと判定された患者を要転床患者として画面表示するように制御する表示制御部とを備え、
    上記適合性判定部は、上記病床割当情報により示されている病床について上記距離情報により示される距離が短い順に各患者を順位付けする第1のランキング部と、
    上記看護必要度情報により示される看護必要度が高い順に各患者を順位付けする第2のランキング部と、
    上記第1のランキング部により付与された順位と上記第2のランキング部により付与された順位との差分を患者毎に算出する差分演算部と、
    上記差分演算部により算出された差分が所定の閾値以上の患者に対して、上記病床の割当の適合性がないと判定する判定部とを備えたことを特徴とする看護支援システム。
  2. ナースセンタから病床までの距離を表した距離情報を病床毎に記憶した病床情報記憶部と、
    患者に割り当てられている病床を表した病床割当情報および患者の看護必要度を表した看護必要度情報を含む患者情報を患者毎に記憶した患者情報記憶部と、
    上記病床情報記憶部に記憶されている上記距離情報および上記患者情報記憶部に記憶されている上記患者情報に基づいて、上記患者の看護必要度と上記患者に割り当てられている病床のナースセンタからの距離との関係から上記患者に対する病床の割当の適合性を患者毎に判定する適合性判定部と、
    上記適合性判定部により上記病床の割当の適合性がないと判定された患者を要転床患者として画面表示するように制御する表示制御部とを備え、
    上記適合性判定部は、上記病床割当情報により示されている病床について上記距離情報により示される距離が長い順に各患者を順位付けする第1のランキング部と、
    上記看護必要度情報により示される看護必要度が低い順に各患者を順位付けする第2のランキング部と、
    上記第1のランキング部により付与された順位と上記第2のランキング部により付与された順位との差分を患者毎に算出する差分演算部と、
    上記差分演算部により算出された差分が所定の閾値以上の患者に対して、上記病床の割当の適合性がないと判定する判定部とを備えたことを特徴とする看護支援システム。
  3. ナースセンタから病床までの距離を表した距離情報を病床毎に記憶した病床情報記憶部と、
    患者に割り当てられている病床を表した病床割当情報および患者の看護必要度を表した看護必要度情報を含む患者情報を患者毎に記憶した患者情報記憶部と、
    上記病床情報記憶部に記憶されている上記距離情報および上記患者情報記憶部に記憶されている上記患者情報に基づいて、上記患者の看護必要度と上記患者に割り当てられている病床のナースセンタからの距離との関係から上記患者に対する病床の割当の適合性を患者毎に判定する適合性判定部と、
    上記適合性判定部により上記病床の割当の適合性がないと判定された患者を要転床患者として画面表示するように制御する表示制御部とを備え、
    上記適合性判定部は、複数のランクのそれぞれに対して、各ランクに属すべき看護必要度の範囲とナースセンタから病床までの距離の範囲とを定義したテーブル情報を記憶したテーブル情報記憶部と、
    上記看護必要度情報により示される看護必要度が属するランクを上記テーブル情報を参照して抽出するとともに、上記病床割当情報により示されている病床について上記距離情報により示される距離が属するランクを上記テーブル情報を参照して抽出し、上記看護必要度が属するランクと上記距離が属するランクとが一致するか否かを判定し、両ランクが一致しないと判定された患者に対して、上記病床の割当の適合性がないと判定する判定部とを備えたことを特徴とする看護支援システム。
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