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JP5143955B2 - 人口流動情報生成システム及び人口流動情報生成方法 - Google Patents
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人口流動情報生成システム及び人口流動情報生成方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の移動機を対象に人口流動情報を生成する人口流動情報生成システム及び人口流動情報生成方法に関するものである。
従来から、携帯電話機や船舶等の移動体の位置情報を取得して、その位置情報をもとに移動体の移動方向や移動軌跡を検出する方法が知られている(下記特許文献1,2参照)。特許文献1に記載の方法では、写真画像を携帯電話機の現在位置を原点として移動方向に応じて4つの区画に区分けし、区分けした写真画像を表示画面上に表示する。また、特許文献2に記載の方法では、自船位置及びその航跡を他船位置及びその航跡とともに表示する。
特開2002−63700号公報 特開2008−190956号公報
しかしながら、上述したような従来の方法では、個々の移動体の移動方向や移動軌跡を検出することはできるが、多くの移動端末が接続される移動通信システムにおける携帯端末のユーザ全体の移動傾向を把握することは困難である。また、複数の移動端末内での測位演算結果を集計して利用しようとする場合には、各移動端末における測位演算方式や測位演算タイミングが様々であるため、携帯端末全体の移動傾向を算出する処理が複雑化する傾向にある。
そこで、本発明は、かかる課題に鑑みて為されたものであり、移動通信システム全体のユーザの移動傾向に関する情報を効率的に生成することが可能な人口流動情報生成システム及び人口流動情報生成方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するための本発明の人口流動情報システムは、移動機の在圏するセクタに対応して移動機に無線接続される複数の基地局を制御する無線ネットワーク制御装置から、情報の受信が可能にされた人口流動情報生成システムであって、無線ネットワーク制御装置から、移動機のハンドオーバ時に追加されたブランチに係る移動元のセクタ識別情報および移動先のセクタ識別情報を含むブランチ追加報告を受信する受信部と、ブランチ追加報告に基づいて、移動元のセクタ識別情報と移動先のセクタ識別情報の組み合わせ毎に、ブランチの追加数を記憶する記憶部と、二次元座標において予め設定された複数の集計エリア毎に、それぞれの集計エリアに対応する組み合わせに関して、記憶部によって記憶されたブランチの追加数を集計する集計部と、複数の集計エリア毎に集計されたブランチの追加数を、所定の出力形式に変換して人口流動情報として出力する出力部と、を備え、集計部は、集計エリアの中心から所定距離に含まれるセクタの数に応じて半径を算出し、集計エリアから半径の範囲に含まれる組み合わせを対象に、ブランチの追加数を集計する。
或いは、本発明の人口流動情報生成方法は、移動機が在圏するセクタに対応して移動機に無線接続される複数の基地局を制御する無線ネットワーク制御装置から、情報を受信して人口流動情報を生成する人口流動情報生成方法であって、人口流動情報生成システムが、無線ネットワーク制御装置から、移動機のハンドオーバ時に追加されたブランチに係る移動元のセクタ識別情報および移動先のセクタ識別情報を含むブランチ追加報告を受信する受信ステップと、人口流動情報生成システムが、ブランチ追加報告に基づいて、移動元のセクタ識別情報と移動先のセクタ識別情報の組み合わせ毎に、ブランチの追加数を記憶する記憶ステップと、人口流動情報生成システムが、二次元座標において予め設定された複数の集計エリア毎に、それぞれの集計エリアに対応する組み合わせに関して、記憶ステップによって記憶されたブランチの追加数を集計する集計ステップと、人口流動情報生成システムが、複数の集計エリア毎に集計されたブランチの追加数を、所定の出力形式に変換して人口流動情報として出力する出力ステップと、を備え、集計ステップで、集計エリアの中心から所定距離に含まれるセクタの数に応じて半径を算出し、集計エリアから半径の範囲に含まれる組み合わせを対象に、ブランチの追加数を集計する。
このような人口流動情報生成システム及び人口流動情報生成方法によれば、移動局が無線接続される複数の基地局を制御する無線ネットワーク制御装置から、ハンドオーバ時に追加されたブランチに係るブランチ追加報告が受信され、ブランチ追加報告に含まれる移動元のセクタ識別情報と移動先のセクタ識別情報との組み合わせ毎に、ブランチの追加数が記憶され、所定の集計エリア毎にその集計エリアに対応する組み合わせのブランチの追加数が集計され、集計されたブランチの追加数が人口流動情報に変換して出力される。このように、ブランチ追加報告を用いて人口流動情報を出力することで、複雑な処理の追加無しに複数の移動機のユーザに関する移動情報が効率的に生成される。さらに、所定の集計エリア毎にユーザの移動数が集計されることにより、基地局が形成するセクタの構成に関係なく移動機のユーザ全体の移動傾向を容易に把握することができる。また、かかる構成を採れば、集計エリアにおける集計対象のセクタをその集計エリア内のセクタ数に応じて調整することができるので、人口流動情報に対してセクタ間のユーザの移動傾向を正確に反映させることができる。
出力部は、人口流動情報を所定の地図画像に重畳させて重畳画像データとして出力する、ことが好ましい。こうすれば、移動機のユーザ全体の移動傾向をより一層容易に把握することができる。
上述の課題を解決するための本発明の人口流動情報システムは、予め定められたエリア間を移動する移動機の移動数を集計する集計部と、集計部により集計された移動数に基づいて、集計エリアごとの人口流量を算出する算出部と、算出部により算出された集計エリアごとの人口流量を、所定の出力形式に変換して人口流動情報として出力する出力部と、集計部において集計対象となったエリア間の移動距離に基づいて、ユーザの予想される一の移動範囲を規定する規定部と、を備え、算出部は、規定部により規定された移動範囲と、当該一の移動範囲に含まれ、予め定められている一の集計エリアとの面積比、および集計部により集計対象とされたエリア間における移動数に基づいて、当該一の集計エリアにおける人口流量を算出する。これにより、移動機のユーザ全体の移動傾向を容易に把握することができる。また、これにより、ユーザの移動範囲に応じて人口流量を分散して把握することができ、人口流量を適正に把握することができる。
また、本発明の人口流動情報システムは、各移動機の位置情報を取得する取得部と、取得部により取得された位置情報を記憶する記憶部と、を備え、集計部は、記憶部に記憶された位置情報に基づいて、エリア間として予め定められたエリア間の移動機の移動数を集計することが好ましい。これにより、位置情報からエリア間の移動機の移動数を把握することができる。
また、本発明の人口流動情報システムにおいて、ハンドオーバ時に追加されたブランチに係る移動元のセクタ識別情報および移動先のセクタ識別情報を含むブランチ追加報告を受信する受信部をさらに備え、集計部は、集計エリアごとに、受信部により受信されたブランチ追加報告に基づいてブランチ追加数を移動数として集計することが好ましい。これにより、ブランチ追加報告を用いて人口流動情報を出力することで、複雑な処理の追加無しに複数の移動機のユーザに関する移動情報が効率的に生成される。さらに、所定の集計エリア毎にユーザの移動数が集計されることにより、基地局が形成するセクタの構成に関係なく移動機のユーザ全体の移動傾向を容易に把握することができる。
また、本発明の人口流動情報システムにおいて、各移動機の位置情報を取得する取得部と、取得部により取得された位置情報を記憶する記憶部と、を備え、集計部は、記憶部に記憶された位置情報に基づいて、エリア間として予め定められた集計エリア間の移動機の移動数を集計することが好ましい。これにより、集計エリアごとに人口流量を把握することができる。
また、本発明の人口流動情報システムにおいて、規定部は、さらに、他のエリア間の移動距離に基づいて、ユーザの予想される他の移動範囲を規定し、算出部は、面積比およびエリア間における移動数に加えて、当該他の移動範囲に含まれている一の集計エリア、形成された他の移動範囲、および他のエリア間を移動する移動機の移動数に基づいて、当該一の集計エリアにおける人口流量を算出することが好ましい。これにより、ユーザの移動範囲に応じて人口流量を分散して把握することができ、人口流量を適正に把握することができる。
また、本発明の人口流動情報システムにおいて、算出部は、移動範囲にすべて含まれている集計エリアのうち、他の移動範囲と一部重複している一の集計エリアにおける重複部分について、当該重複部分と他の移動範囲との面積比、および他のエリア間の移動数に基づいて、一の集計エリアのうちの重複部分における人口流量を算出し、一の集計エリアにおける一の移動範囲に対して算出された人口流量と合算して、他のエリア間の移動数を考慮した一の集計エリアにおける人口流量を算出することが好ましい。これにより、ユーザの移動範囲に応じて人口流量を分散して把握することができ、人口流量を適正に把握することができる。
また、本発明の人口流動情報システムにおいて、ユーザの属性情報を記憶する属性記憶部に対してアクセス可能にする通信部をさらに備え、集計部は、属性記憶部に記憶されているユーザの属性情報により示される属性ごとの移動数を集計することが好ましい。これにより、属性ごとの人口流量を把握することができ、属性ごとの移動機のユーザの移動傾向を把握することができる。
また、本発明の人口流動情報システムにおいて、取得部は、位置情報とともに当該位置する時刻を示す時刻情報をもあわせて取得し、記憶部は、取得部により取得された位置情報および時刻情報を対応付けて記憶し、集計部は、時刻情報において示された時間帯に含まれている移動数を集計することが好ましい。これにより時間帯ごとの人口流量を把握することができ、属性ごとの移動機のユーザの移動傾向を把握することができる。
また、本発明の人口流動情報システムにおいて、移動機の位置情報を、時間経過とともに取得する取得部と、取得部により取得された位置情報の移動遷移に基づいて、ユーザの予想される移動範囲を規定する規定部と、規定部において規定されたユーザの予想される移動範囲と、予め定めた集計エリアとの面積比を示す流量指数を算出し、当該流量指数を、集計エリア単位に全ユーザ分、累積加算することで、集計エリアごとの人口流量を算出する算出部と、を備える。これにより基地局が形成するセクタの構成に関係なく移動機のユーザ全体の移動傾向を容易に把握することができる。また、エリア間の移動数を把握することなく、ユーザの位置情報の変遷のみから人口流量を把握することができる。
また、本発明の人口流動情報システムにおいて、規定部は、移動機の位置情報により示される2点間の中点を中心にした円を形成し、算出部は、当該円に含まれている集計エリアと、形成された円との面積比を示す流量指数を算出し、全ユーザ分の流量指数を累積加算することで人口流量を算出することが好ましい。これにより、ユーザの予想される移動範囲を円で形成することができる。よって、ユーザの移動距離に応じた円を形成することができ、人口流量を分散して、適正なものとすることができる。
また、本発明の人口流動情報システムにおいて、規定部は、さらに、取得部により取得された位置情報の移動遷移に基づいて、ユーザの予想される他の移動範囲を規定し、算出部は、移動範囲と他の移動範囲との重複部分に含まれている各集計エリアに対しては、形成された移動範囲における人口流量と、当該他の移動範囲における人口流量とを合算することで、当該各集計エリアにおける人口流量を算出することが好ましい。ユーザの位置情報の変遷のみから人口流量を把握することができる。
また、本発明の人口流動情報システムにおいて、算出部は、移動範囲にすべて含まれている集計エリアのうち、一の集計エリアと他の移動範囲と一部重複している重複エリアについては、当該重複エリアと他の移動範囲との面積比からなる流量指数を算出し、一の集計エリアにおける流量指数に加算することで、人口流量を算出することが好ましい。ユーザの位置情報の変遷のみから人口流量を把握することができる。また、集計エリアが移動範囲で分割されている場合でも、その面積比により、適正な人口流量を算出することができる。
さらに、集計部は、組み合わせ毎に、移動元のセクタ中心と移動先のセクタ中心位置との間の中点を中心とし、セクタ間距離に対応する半径を有する円を特定し、集計エリア毎に円との重複面積に対応してブランチの追加数を分配して集計する、ことも好ましい。この場合、セクタ間の移動機の移動数を、セクタ範囲に対応して集計エリアに配分することができるので、人口流動情報に対してセクタ間のユーザの移動傾向を正確に反映させることができる。
本発明によれば、移動通信システム全体のユーザの移動傾向に関する情報を効率的に生成することができる。
本発明の好適な一実施形態にかかる移動通信システムの概略構成図である。 人口流動生成システムの一実施形態である移動通信システムの機能構成を示すブロック図である。 図2の情報分析装置に送信されるブランチ追加数情報のデータ構成を示す図である。 図2のセクタ間流量算出部が出力するブランチ追加数情報のデータ構成を示す図である。 図2のセクタ情報記憶部、地図情報記憶部に記憶されたデータの構成図である。 図2の情報集計部による集計処理を説明するための概念図である。 図2の情報集計部による集計処理を説明するための概念図である。 図2の出力地図生成部によって生成される画像データを示す概念図である。 図2の出力地図生成部によって生成される画像データを示す概念図である。 図2の情報分析装置による人口流動情報生成時の動作を示フローチャートである。 本発明の変形例における出力地図生成部によって生成される画像データを示す概念図である。 本発明の変形例における出力地図生成部によって生成される画像データを示す概念図である。 変形例における移動通信システム10aの概略構成図である。 移動機100の位置情報を記憶する記憶テーブルの説明図である。 エリア間の移動数を管理する管理テーブルの説明図である。 位置情報記憶部606aが記憶している位置情報を示す説明図である。 移動遷移状態を示す移動遷移テーブルを示す説明図である。 第三の実施形態における人口流量を算出する方法を示す説明図である。
以下、図面とともに本発明による人口流動情報生成システム及び人口流動情報生成方法の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[第一の実施形態]
図1は、本発明の好適な一実施形態にかかる移動通信システム10の概略構成図である。図1に示すように、この移動通信システム10は、移動機100、BTS(基地局)200、RNC(無線ネットワーク制御装置)300、交換機400、および管理センタ500を含んで構成されている。また、この管理センタ500は、社会センサユニット501、ペタマイニングユニット502、モバイルデモグラフィユニット503、および可視化ソリューションユニット504から構成されている。
交換機400は、BTS200、RNC300を介して、移動機100の位置情報を収集する。RNC300は、移動機100との間で通信接続が行われる際に、RRCコネクション要求信号における遅延値を用いて移動機100の位置を測定することができる。交換機400は、このように測定された移動機100の位置情報を、移動機100が通信接続を実行する際に受け取ることができる。交換機400は受け取った位置情報を記憶しておき、所定のタイミング、または管理センタ500からの要求に応じて収集した位置情報を管理センタ500に出力する。ここで、一般的に、RNC300は、約千個からなるものであり、日本全国に配置されている。一方で、交換機400は、300個程度日本国内に配置されている。
管理センタ500は、上述したとおり、社会センサユニット501、ペタマイニングユニット502、モバイルデモグラフィユニット503、および可視化ソリューションユニット504を含んで構成されており、各ユニットでは、移動機100の位置情報に用いた統計処理を行う。
社会センサユニット501は、各交換機400から移動機100の位置情報等を含んだデータを収集するサーバ装置である。この社会センサユニット501は、交換機400から定期的に出力されたデータを受信したり、または社会センサユニット501において予め定められたタイミングに従って交換機400からデータを取得したりできるように構成されている。
ペタマイニングユニット502は、社会センサユニット501から受信したデータを所定のデータ形式に変換するサーバ装置である。例えば、ペタマイニングユニット502は、ユーザIDをキーにソーティング処理を行ったり、データの属するエリアごとにソーティング処理を行ったりする。
モバイルデモグラフィユニット503は、ペタマイニングユニット502において処理されたデータに対する集計処理、すなわち各項目のカウンティング処理を行うサーバ装置である。例えば、モバイルデモグラフィユニット503は、あるエリアに在圏するユーザ数をカウントしたり、また在圏分布を集計したりすることができる。
可視化ソリューションユニット504は、モバイルデモグラフィユニット503において集計処理されたデータを可視可能に処理するサーバ装置である。例えば、可視化ソリューションユニット504は、集計されたデータを地図上にマッピング処理することができる。この可視化ソリューションユニット504にて処理されたデータは、企業、官公庁または個人等に提供され、店舗開発、道路交通調査、災害対策、環境対策などに利用される。なお、このように統計処理された情報は、当然にプライバシーを侵害しないように個人等は特定されないように加工されている。
なお、社会センサユニット501、ペタマイニングユニット502、モバイルデモグラフィユニット503および可視化ソリューションユニット504はいずれも、前述したようにサーバ装置により構成され、図示は省略するが、通常の情報処理装置の基本構成、即ち、CPU、RAM、ROM、キーボードやマウス等の入力デバイス、外部との通信を行う通信デバイス、情報を記憶する記憶デバイス、および、ディスプレイやプリンタ等の出力デバイスを備えることは言うまでもない。
次に、本実施形態に係る人口流動情報生成システムの機能ブロック構成について説明する。図2は、人口流動生成システムの好適な一実施形態である移動通信システム10の機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、移動通信システム10では、複数のBTS(基地局)200が通信エリアであるセクタを形成し、複数の移動機100が複数のセクタに在圏している。移動通信システム10は、複数のBTS200の通信を制御するRNC300と情報分析装置600とを含んでいる。情報分析装置600は、前述した図1のモバイルデモグラフィユニット503および可視化ソリューションユニット504に相当する。図1の交換機400、社会センサユニット501およびペタマイニングユニット502は、本発明とは直接関係しない装置であるため図示を省略している。
移動機100は、ハンドオーバ時に追加されたブランチに関するブランチ追加報告をRNC300あてに送信する送信部101を備える。ここでの「ブランチ追加報告」には、移動元のセクタ識別情報(以下「移動元セクタID」という)および移動先のセクタ識別情報(以下「移動先セクタID」という)を含んでいる。なお、標準仕様書「Radio Resource Control (RRC) Protocol Specification: 3GPP TS 25.331」によれば、ブランチ追加時には「ACTIVE SET UPDATECOMPLETE」メッセージが移動機100からRNC300へ送信される旨が規定されており、同メッセージが上記のブランチ追加報告に対応する。
RNC300は、移動機100からのブランチ追加報告を受信する受信部301と、受信されたブランチ追加報告に基づいて、移動元セクタIDと移動先セクタIDの組合せ毎にブランチの追加数を集計する集計部302と、集計により得られた移動元セクタIDと移動先セクタIDの組合せ毎のブランチの追加数に関する情報(以下「ブランチ追加数情報」という)を情報分析装置600に送信する追加数情報送信部303と、を備える。
上記ブランチ追加数情報は、例えば図3に示すように、移動元セクタID(「FromセクタID」と表記)、移動先セクタID(「ToセクタID」と表記)、およびブランチ追加数を対応付けたデータ形式で送信される。また、集計部302による集計処理は、任意のタイミングで任意の時間間隔で実施することができる。ここでは、一例として、集計処理実行時刻は1時間間隔に設定されている。
情報分析装置600は、移動元セクタIDと移動先セクタIDの組合せ毎のブランチ追加数情報をRNC300から受信する追加数情報受信部601と、受信された移動元セクタIDと移動先セクタIDの組合せ毎のブランチ追加数情報を一時的に記憶する追加数情報記憶部606と、ブランチ追加数情報からセクタ間の人口流量(人口流動数)を算出するセクタ間流量算出部602と、セクタ間の人口流量に関するデータにセクタ情報を結合するセクタ情報結合部603と、所定の集計エリア毎に人口流量を集計する情報集計部604と、人口流量を地図上に統計的に出力するための地図データを生成する出力地図生成部605と、セクタ情報記憶部607と、地図情報記憶部608と、出力データ記憶部609と、を備える。ここでの「出力」は、表示出力および印刷出力を広く含むことは言うまでもない。即ち、人口流量情報は、最終的にディスプレイ等に表示出力されてもよいし、プリンタ等から印刷出力されてもよいし、表示と印刷の両方で出力されてもよい。
以下、情報分析装置600の構成要素について詳細に説明する。
追加数情報受信部601は、RNC300から、移動元セクタID、移動先セクタID、およびブランチ追加数を対応付けたブランチ追加数情報を受信し、所定期間の間に発生したブランチ追加報告に対応するブランチ追加数情報を追加数情報記憶部606に記憶する。
セクタ間流量算出部602は、追加数情報記憶部606からブランチ追加数情報を読み出して、セクタ間における双方向の人口流量を算出する。具体的には、セクタ間流量算出部602は、追加数情報記憶部606に記憶されたブランチ追加数を、移動元セクタIDと移動先セクタIDとの組み合わせが同じデータどうし、すなわち、移動元セクタIDと移動先セクタIDとが逆に設定されているデータどうしで合算する。そして、セクタ間流量算出部602は、追加数情報記憶部606に記憶された全てのセクタIDの組み合わせに関してブランチ追加数を合算し、合算された複数のブランチ追加数を、第1セクタIDと第2セクタIDの組み合わせに対応付けてセクタ情報結合部603に出力する。図4には、セクタ間流量算出部602が出力するブランチ追加数情報のデータ構成の一例を示している。このように、セクタ間流量算出部602は、移動元セクタID“1”及び移動先セクタID“2”に対応するブランチ追加数“10”と、移動元セクタID“2”及び移動先セクタID“1”に対応するブランチ追加数“30”とを合算することにより、第1セクタID“1”及び第2セクタID“2”に対応したブランチ追加数“40”を出力する。
セクタ情報結合部603は、セクタ間流量算出部602から出力されたブランチ追加数を含むデータに、セクタの属性に関するセクタ属性情報を結合する。すなわち、セクタ情報結合部603は、ブランチ追加数に対応付けられた第1セクタID及び第2セクタIDに基づいてセクタ情報記憶部607を参照して、セクタ属性情報を読み出す。図5(a)には、セクタ情報記憶部607に記憶されたセクタ属性情報のデータ構成の一例を示しており、セクタ属性情報においては、当該セクタにおいて無線接続時に使用される電波の周波数帯を示すセクタ周波数情報“BAND1”と、セクタの中心位置を示す緯度情報“SX1”及び経度情報“SY2”と、当該セクタを形成するBTS200の位置を示す緯度情報“BX1”及び経度情報“BY1”とが、セクタID“1”に関連づけて記憶されている。そこで、セクタ情報結合部603は、ブランチ追加数を含むデータのそれぞれに、第1セクタID及び第2セクタIDに対応するセクタ属性情報を結合して、セクタ属性情報を追加したデータを情報集計部604に出力する。
情報集計部604は、セクタ情報結合部603から出力されたブランチ追加数を含むデータを対象にして、所定の集計エリア毎にブランチ追加数を集計する。この集計エリアは、移動通信システム10が通信サービス提供範囲としてカバーするエリアを含む2次元座標を、所定形状で区切るエリアであって、本実施形態における人口流動の集計単位となるものである。集計エリアの設定情報は、地図情報記憶部608に予め記憶されており、図5(b)に示すように、集計エリアを識別するメッシュID“1”と、その集計エリアの位置、形状、及び大きさを特定するためのポリゴンデータ“MDATA1”とを含んでいる。そこで、情報集計部604は、集計エリア毎に、その集計エリアに対応するセクタIDの組み合わせに関して、ブランチ追加数を集計する。
ここで、図6〜7を参照して、情報集計部604の機能をより詳細に説明する。図6に示すように、2次元座標が矩形の集計エリアで区切られている場合に、まず、情報集計部604は、セクタ情報記憶部607を参照して特定される2次元座標上におけるセクタの中心座標S,S,S,S,…を基にして、2次元座標上の平面をそれぞれのセクタに対応したボロノイ領域に分割する。そして、情報集計部604は、集計対象の集計エリアMの中点を中心にして半径Rの円Cを作成して、この円Cで囲まれる領域内のセクタを集計対象にする。このときの半径Rは、この円Cの内部に重なるボロノイ領域の数が集計エリア毎に同等になるように調整される。これにより、人口流動のエリア全体としての傾向を平均化して捉えやすくなる。例えば、情報集計部604は、半径Rを、集計エリアMの中点から1kmの範囲に含まれるボロノイ領域の数と反比例するように調整する。
図7を参照して、情報集計部604は、作成した円Cの内側の範囲に位置するセクタの中心座標S,S,S,S,…を抽出し、抽出したセクタの全ての組み合わせに対応するブランチ追加数を集計する。例えば、セクタIDが“1”、“2”、“3”の3つのセクタが抽出された場合には、セクタIDの組み合わせ“1−2”、“1−3”、“2−3”を特定し、それらの組み合わせに対応するブランチ追加数Iij(i,jはi<jである自然数)にセクタ中心間を結ぶベクトルの大きさ(セクタ中心間距離)Vijを乗じた値を集計し、その集計値を円Cの面積Aで除した値ω=Σ(Iijij)/Aを、集計エリアMに対応した人口流量として集計する。このようにして、情報集計部604は、2次元座標上の全ての集計エリアに関して人口流量ωを集計して出力地図生成部605に出力する。なお、情報集計部604は、集計した人口流量を、集計時間とともに記憶するようにしてもよい。また、人口の流量時間帯(移動した時刻)と対応付けて記憶するようにしてもよい。
出力地図生成部605は、集計エリア毎に集計された人口流量を地図データ形式、表データ形式等の所定データ形式に変換して出力する。出力データは、情報分析装置600から外部のサーバ装置に送信されてもよいし、出力データ記憶部609に外部から参照可能に記憶しておいてもよい。
例えば、出力地図生成部605は、図8(a)に示すような地図画像データを、地図情報記憶部608から読み込む。このような地図画像データには、道路や鉄道等の交通網の形状や位置に関するポリゴンデータを含むネットワーク情報が付加されている(図5(c))。それと並行して、出力地図生成部605は、図8(b)に示すように、2次元座標上のそれぞれの集計エリアの領域が人口流量ωに対応する画素データを有するような画像データを生成する。このような画素データとしては、人口流量ωに対応するような色情報を集計エリアに持たせたり、人口流量ωに対応する画素値(濃淡値)を持たせたり、人口流量ωに対応する模様を集計エリアに重畳したりするようなことが考えられる。そして、出力地図生成部605は、人口流量から導出した画像データに、地図画像データを重畳させて重畳画像データを生成し出力する。詳細には、図8(b)に示したような画像データから、図8(a)に示した地図画像データ中の交通網に対応する形状の部分を切り取り、切り取られた部分の画像データを地図画像データに重ね合わせる(図9)。
なお、図4に示されるブランチ追加数情報のデータ構成の一例について、ハンドオーバをした時間帯(移動時間帯)も合わせて対応付けて記憶してもよい。例えば、時間帯(例えば、0:00〜1:00)において、第1セクタID、第2セクタID、およびブランチ追加数を対応付けて記憶してもよい。セクタ間流量算出部602、セクタ情報結合部603、および情報集計部604は、この情報分析装置600のオペレータの指示に基づいて、時間帯が指定されると、この指定された時間帯ごとに人口流量を集計するように動作する。これにより、時間帯における人口流量を把握することができる。
また、情報分析装置600は、図示しないユーザの属性を示す属性情報(性別、年齢、住所など)を記憶する記憶部をさらに備えるか、またはこのような情報を記憶するサーバに対してアクセスするアクセス手段をさらに備え、属性ごとに情報を収集するようにしてもよい。すなわち、属性ごとに、セクタ間流量算出部602は、ブランチ追加数を算出し、セクタ情報結合部603および情報収集部604は、属性ごとに区別されたブランチ追加数を利用することにより、属性ごとの人口流量を算出することができる。
次に、図10を参照して、情報分析装置600の動作について説明するとともに、併せて情報分析装置600における人口流動情報生成方法について詳述する。図10は、情報分析装置600による人口流動情報生成時の動作を示フローチャートである。
まず、情報分析装置600の追加数情報受信部601によって、RNC300から、所定のタイミングで(例えば、1時間間隔で)ブランチ追加数情報が受信されて追加数情報記憶部606に記憶される(ステップS101)。そうすると、セクタ間流量算出部602により、追加数情報記憶部606に記憶されたブランチ追加数情報に基づいて、セクタ間における双方向の人口流量が算出される(ステップS102)。次に、セクタ情報結合部603により、セクタ間流量算出部602から出力されたブランチ追加数を含むデータにセクタ属性情報が結合される(ステップS103)。
その後、情報集計部604によって、セクタ情報結合部603から出力されたブランチ追加数を含むデータを対象にして、所定の集計エリア毎にブランチ追加数が集計されて人口流量データが生成される(ステップS104)。そして、出力地図生成部605により、集計エリア毎の人口流量データが地図データ形式等の所定のデータ形式に変換される(ステップS105)。最後に、変換された人口流量データは出力地図生成部605から出力されて出力データ記憶部609に記憶される(ステップS106)。
以上説明した情報分析装置600及び人口流動情報生成方法によれば、移動機100が無線接続される複数のBTS200を制御するRNC300から、ハンドオーバ時に追加されたブランチに係るブランチ追加報告が受信され、ブランチ追加報告に含まれる移動元のセクタ識別情報と移動先のセクタ識別情報との組み合わせ毎に、ブランチの追加数が記憶され、所定の集計エリア毎にその集計エリアに対応する組み合わせのブランチの追加数が集計され、集計されたブランチの追加数が所定データ形式の人口流動情報に変換して出力される。このように、ブランチ追加報告を用いて人口流動情報を出力することで、複雑な処理の追加無しに複数の移動機100のユーザに関する移動情報が効率的に生成される。さらに、所定の集計エリア毎にユーザの移動数が集計されることにより、BTS200が形成するセクタの構成に関係なく移動機100のユーザ全体の移動傾向を容易に把握することができる。つまり、セクタの形状や数は通信ネットワークの構成によって地域間で様々に変化しうるが、そのような場合であっても人口流動の傾向を通信ネットワークのエリア全体に関して均等に把握することができる。
出力地図生成部605は、人口流動情報を所定の地図画像に重畳させて重畳画像データとして出力するので、移動機100のユーザ全体の移動傾向をより一層容易に把握することができる。
また、情報集計部604は、集計エリアの中心から所定距離に含まれるセクタの数に応じて半径を算出し、集計エリアから半径の範囲に含まれるセクタの組み合わせを対象に、ブランチの追加数を集計することにより、集計エリアにおける集計対象のセクタをその集計エリア近傍のセクタ数に応じて調整することができる。その結果、セクタの形状や配置が様々である場合であっても人口流動情報に対してセクタ間のユーザの移動傾向を正確に反映させることができる。
本実施形態においては、人口流量をハンドオーバ時におけるブランチの追加数に基づいて算出したが、これに限るものではない。セクタ間の移動数を算出することができれば、上述の処理方法に限定するものではない。例えば、図13に示される移動通信システム10aのように、移動機100の位置情報の履歴を示す履歴情報を記憶しておき、その履歴情報に基づいてセクタ間の移動数を算出するようにしてもよい。以下、具体的に図13を用いてその構成について説明する。
図13は、本実施形態の変形例における移動通信システム10aの概略構成図である。図1に示される移動通信システム10とは、ブランチ追加数を取得する構成ではない点で相違する。すなわち、RNC300は、受信部301および位置情報送信部303aを含んだものとなり、集計部302、追加数情報送信部303を備えていない。また、情報分析装置600は、追加数情報受信部601および追加数情報記憶部606に代えて、位置情報受信部601aおよび位置情報記憶部606aを備えている。
このような構成の移動通信システム10aおよび情報分析装置600においては、以下の処理を行う。まず、動機100から発信要求または位置登録要求が出力されると、RNC200では、それら要求に従って、基地局200から移動機100の在圏位置を示すセクタ識別子(セクタID)の取得が行われる。RNC300における受信部301および位置情報送信部303aは、基地局200から移動機100が在圏するセクタのセクタ識別子を受信し、移動機100の識別情報とともにセクタ識別子を情報分析装置600に送信する。情報分析装置600において、移動機100の識別情報とセクタ識別子とを対応づけて記憶する。ここでは位置情報記憶部606aにおいて移動機100の識別子とセクタ識別子とを対応づけて記憶する。なお、いわゆるRNC200から移動機100に対して所定の信号の送受信の遅延値を用いて算出して得た概略位置情報を取得する場合には、さらに概略位置情報を記憶するようにしてもよい。
すなわち、情報分析装置600aの位置情報受信部601aは、RNC300を介して送信されたセクタ識別子および概略位置情報、時刻情報および識別情報を受信し、位置情報記憶部606aは、受信されたセクタ識別子、概略位置情報、時刻情報および識別情報を記憶する。具体的には、図14に示されるとおり、位置情報記憶部606aは、識別情報ごとに、時刻情報および概略位置情報、ならびにセクタ識別子を記憶する。図14においては、識別情報により特定されるユーザaは、時刻0:00に、位置情報(X1、Y1)の座標で示される位置であって、その位置はセクタ識別子xxxであるセクタにいることが分かる。なお、概略位置情報はなくてもよい。
情報分析装置600aは、所定期間(例えば1日)における各移動機100から概略位置情報、セクタ識別子、時刻情報および識別情報を受信し、記憶しておくことで、当該所定期間(1日)における各移動機100の位置を把握することができる。
そして、セクタ間流量算出部602は、位置情報記憶部606aに記憶されているセクタ識別子に基づいて、移動元セクタIDおよび移動先セクタIDを含んだセクタ間移動情報を導出する。セクタ間流量算出部602は、各移動機100におけるセクタ間移動情報を導出すると、このセクタ間移動情報に含まれるセクタIDの組み合わせが一致するもの同士をカウントすることで、セクタ間における移動数を算出する。例えば、ユーザaにおいて、FromセクタID:xxxx、ToセクタID:yyyyを含んだセクタ間移動情報があり、ユーザbにおいて、FromセクタID:xxxx、ToセクタID:yyyyを含んだセクタ間移動情報があった場合には、Fromセクタ、Toセクタが同じであるため、移動数は2とカウントすることができる。なお、ここでは、説明の便宜上ユーザごとに集約して集計するような記載をしているが、そのようなものに限らず、一のユーザが何度も往復した場合にはそれごとに移動数がカウントされる。なお、同じ一のユーザが何度も往復して移動数がカウントされる場合には、その回数で除算して分散するようにすることもできる。たとえば、一定期間(x月y日の0:00−1:00)においてあるユーザから4つの移動(軌跡)を把握できた場合には、各移動に対して1/4=0.25の重みを分配するという方法がある。
このような処理を繰り返すことにより、セクタ間流量算出部602は、図15に示されるように、時間帯ごとに、Fromエリア、Toエリア、およびその移動数を算出して、記憶することができる。この図15は、本実施形態における図3および図4に相当するものであり、この移動数に基づいてセクタ間の人口流量を把握することができる。
以降の処理は、上述第一の実施形態と同等に行われる。すなわち、セクタ情報結合部603においては、セクタ間における移動数情報を用いて、セクタ属性情報を結合し、情報集計部604は、セクタ属性情報が結合された情報を用いて集計エリアごとにおける移動数を用いて、人口流量を算出することができる。
なお、上述の方法は、位置登録処理などで得たセクタ識別子を利用した方法であるが、これに限るものではなく、GPSなどの位置情報を移動機100から取得して、エリア間の移動を把握する方法もある。たとえば、以下の通りの処理によりGPSなどで得た座標である位置情報からセクタ識別子を把握することができる。
まず、移動機100は、定期的または不定期に、自己の位置を測位して、その測位した位置情報、その測位時刻である時刻情報および移動機100を識別するための識別情報を、RNC300を介して、情報分析装置600aに送信する。移動機100においては、予め定めた周期をもって位置情報を送信してもよいし、ユーザによる操作に基づいて位置情報を送信するようにしてもよい。
RNC300における位置情報送信部303aは、位置情報を情報分析装置600に送信する。情報分析装置600における位置情報受信部601aは、位置情報を受信し、位置情報記憶部606aは、測位時刻である時刻情報とともに位置情報を記憶する。なお、位置情報記憶部606aにおいては、セクタ識別子の項目がある場合には、その項目は空欄となる。
つぎに、セクタ間流量算出部602は、位置情報記憶部606に記憶されている位置情報に基づいて、所定期間におけるセクタ間の流量を算出することができる。ここでは、セクタ情報記憶部607に記憶されているセクタ情報と、位置情報記憶部606aに記憶されている各移動機100の位置情報とを参照することにより、一の移動機100におけるセクタを跨いで移動した場合の、そのセクタの対となるセクタ間移動情報を導出する。すなわち、移動元セクタIDおよび移動先セクタIDを含んだセクタ間移動情報を導出する。なお、セクタ情報には、セクタの中心座標および基地局の配置座標が記述されており、これら座標に基づいてセクタの領域を把握することができ、よってセクタ間の移動を把握することができる。なお、GPSにより位置情報を取得する方法、位置登録などによりセクタ識別子を取得する方法を混在して利用してもよい。
さらに、上述においては、セクタ間の移動数を求めたが、予め定めた集計エリアを形成するメッシュ領域間における移動数を求めてもよい。この場合、セクタ間流量算出部602は、位置情報記憶部606aに記憶されている位置情報および地図情報記憶部608に記憶されている集計エリアの設定情報(図5(b)参照)に基づいて、集計エリアを跨いだ場合の集計エリア間移動情報を導出する。この集計エリア間移動情報は、FromメッシュIDおよびToメッシュIDを含んだものである。以降は、この集計エリア間移動情報に含まれるメッシュIDの組み合わせが一致するものの数をカウントすることで、集計エリア間における移動数を算出することができる。
なお、上述の位置情報の測位タイミングによっては、セクタを大幅に跨いで移動する場合もありえる。例えば、移動元となる一のセクタに隣接するセクタを飛ばして、さらに隣接したセクタを移動先のセクタと認識できる場合があるが、人口流量を把握する上では特に問題にはならない。
[第二の実施形態]
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。例えば、情報集計部604の各集計エリアに関して集計対象のセクタの組み合わせを選定する方法は、様々な変形態様を採ることができる。なお、全体の移動通信システム10および情報分析装置600(または情報分析装置600a)の構成は第一の実施形態と同じである。
詳細には、情報集計部604は、2つのセクタ中心位置の間の中点を中心とした、セクタ間距離に対応する半径を有する円を形成し、集計エリア毎にその円との重複面積に対応してブランチ追加数を分配して集計してもよい。図11〜12を参照して、この場合の情報集計部604の機能をより詳細に説明する。図11に示すように、情報集計部604(規定部)は、2次元座標上におけるセクタの中心座標S,S,S,…を基にして、2つのセクタの中心座標の間の中点CS12,CS23,…の座標を中心とし、対応する2つのセクタ間距離V12,V23,…を所定の関数fで数値変換した値f(V12),f(V23),…を半径とする円C12,C23,…の領域を規定する。このような関数f(k)としては、数値kをkに比例する値に変換するような関数が適用される。これにより、セクタ間隔が密な場所と粗な場所との両方に適合した人口流動情報が得られる。得られた人口流動情報は、出力部として機能する出力地図生成部605において地図上に合成され、視覚的に人口流量を把握することができる。
図12に移って、情報集計部604は、集計エリアMの人口流量を計算する際には、特定した円C12,C23,…と集計エリアMとの重複面積D12,D23,…を算出する。そして、情報集計部604は、2つのセクタの組み合わせに対応するブランチ追加数Iij(i,jは、i<jである自然数)と、重複面積Dijと、セクタの組み合わせに対応する円Cijの面積Aijとを用いて、集計エリアMに対応した人口流量ωを、下記式(1);
ω = Σ(αn,ij×Iij×D/Aij) …(1)
により集計する。なお、αn,ijは、集計エリアMと、円Cijと集計エリアMとの重複している部分との面積比を示す。また、面積Dは、集計エリアの面積であり、固定値である。また、後述する変形例において、ブランチ追加数という概念はないため、ブランチ追加数Iijに代えて、セクタ間(またはメッシュ間)の移動数としてIijを扱う。
この場合、セクタ間の移動機100の移動数を、セクタ範囲に対応して集計エリアに配分することができるので、人口流動情報に対してセクタ間のユーザの移動傾向を正確に反映させることができる。
図12の例では、円C12と集計エリアMとが重複している領域である重複エリアM12は、円C12のみ(円C23は除く)から人口流量の影響を受けているが、円C23と集計エリアMとが重複しているエリアである重複エリアM23は、円C12とも重複して、その影響を受けているため、それら両方から人口流量の影響を受けている。このように、円C12と円C23とが完全に重なっている部分(例えば、集計エリアM20)、円C12と円C23とによる境界線で分割された部分(例えば、重複エリアM12、重複エリアM23)、円C12のみと重複している部分(例えば、集計エリアM10)のそれぞれにおいて、人口流量が上述式(1)により算出される。
すなわち、集計エリアM10は、円C12のみから人口流量の影響を受けているため、
ω12=α10,12×I12×D/A12 …(2)
により人口流量ω12が算出される。なお、α10、12は、1である。
また、集計エリアM20は、同様に円C12および円C23から影響を受けているため、
ω23=α20,23×I23×D/A23+α20,12×I12×D/A12 …(3)
により人口流量ω23が算出される。なお、この場合、α20,23およびα20、12は、1である。
また、集計エリアMは、
ω=α1、23×I23×D/A23+α1、12×I12×D/A12 …(4)
により人口流量ωが算出される。なお、この場合、α1、12は、1であり、α1、23は、集計領域Mの面積DをD23で割った数値である。面積D23は、円C23と集計エリアMとの位置関係および円C23の大きさから求めることができる。
このようにして、集計エリアごとに人口流量ωを算出することができる。なお、以下のとおり変形例も当然に考えうる事項である。すなわち、この第二の実施形態においては、第一の実施形態におけるブランチ追加情報およびブランチ追加数を利用したものであるが、第一の実施形態における変形例と同様に、各移動機100の位置情報の変遷から、セクタ間移動情報を取得し、そのセクタ間移動情報に基づいて人口流量を算出するようにしてもよい。また、第一の実施形態の変形例に記載されているメッシュ領域間移動情報に基づいて人口流量を算出するようにしてもよい。なお、メッシュ領域間移動情報を利用する場合には、セクタの中心座標に代えてメッシュ領域の中心座標を算出し、その中心座標に基づいて算出された円Cを上述式(1)に適用する。
つぎに、第二の実施形態の作用効果について説明する。第二の実施形態において、情報分析装置600または情報分析装置600aにおいては、情報収集部603が、規定部として動作して、セクタ間の移動距離に基づいて、ユーザの予想される一の移動範囲である円(例えば円C12)を規定する。そして、情報収集部604は、規定された移動範囲である円C12と、当該一の移動範囲である円C12に含まれ、予め定められている一の集計エリアM10との面積比(D12/A12)、およびセクタ間における移動数I12に基づいて、当該一の集計エリアM10における人口流量を算出する。
さらに、集計エリアM20に対する人口流量を算出する場合には、情報収集部603は、他のセクタ間(例えば位置SとSの間)の移動距離(f(v))に基づいて、ユーザの予想される他の移動範囲である円C23を規定する。そして、情報収集部603は、上述の方法で円12に基づいて算出した集計エリアM20における人口流量に加えて、当該他の移動範囲である円C23に含まれている一の集計エリアM20、形成された他の移動範囲である円C23、および他のセクタ間を移動する移動機の移動数I23に基づいて、当該一の集計エリアM20における円C12および円C23を考慮した人口流量を算出する。これにより、ユーザの移動範囲に応じて人口流量を分散して把握することができ、人口流量を適正に把握することができる。
さらに、集計エリアMにあるように円C12および円C23で分割されているような集計エリアについては、情報収集部603は、移動範囲である円C12にすべて含まれている集計エリアMのうち、他の移動範囲である円C23と一部重複している一の集計エリアMにおける重複部分M23について、当該重複部分M23と他の移動範囲である円C23との面積比(α1、23×D/A23=D23/A23)、および他のセクタ間の移動数I23に基づいて、一の集計エリアMのうちの重複部分M23における人口流量を算出する。そして、一の集計エリアMにおける一の移動範囲である円C12に対して算出された人口流量と合算して、他のセクタ間の移動数I23を考慮した一の集計エリアMにおける人口流量を算出することができる。これにより、ユーザの移動範囲に応じて人口流量を分散して把握することができ、人口流量を適正に把握することができる。
なお、この第二の実施形態においても、第一の実施形態に記載されているように、属性ごとの位置情報および移動遷移を導出して、属性ごとの流量を算出するようにしてもよいし、また時間帯ごとの位置情報および移動遷移を導出して、時間帯ごとの人口流量を算出するようにしてもよい。
[第三の実施形態]
つぎに、第三の実施形態について説明する。この第三の実施形態における人口流量算出方法は、第二の実施形態とほぼ同様の算出方法をとっているが、その入力値となるものが第二の実施形態においては、セクタの中心座標を利用して、円Cを求めていたが、この第三の実施形態においては、移動機100の位置情報を利用して円Cを求めようとするものである。なお、全体の移動通信システム10および情報分析装置600の構成は第一の実施形態に記載されているとおりである。以下、第三の実施形態における特徴部分について説明する。
図13に示されるとおり、移動機100から送信される位置情報、時刻情報、識別情報を位置情報記憶部606aは記憶する。図16は、位置情報記憶部606aが記憶している位置情報を示す説明図である。図16に示されるとおり、ユーザごとに(識別情報ごとに)測位時刻とその位置情報とが記憶されている。そして、セクタ間流量算出部602は、識別情報ごとに定められている位置情報から、その移動遷移を導出する。図17にセクタ間流量算出部602により導出された移動遷移状態を示す移動遷移テーブルを示す。この移動遷移テーブルは、セクタ間流量算出部602に記憶されている。図17に示されるとおり、この移動遷移テーブルは、識別情報および時間帯ごとに、その移動遷移状態を示しており、移動元を示す移動元座標(From緯度、From経度)および移動先を示す移動先座標(To緯度およびFrom緯度)を対応付けて記憶している。
この移動遷移テーブルに記憶されている情報を使って人口流量を算出することができる。以下にその具体例について説明する。図18は、第三の実施形態における情報収集部604において人口流量を算出する方法を示す説明図である。
図18(a)に示されるとおり、ユーザuの位置S、SおよびSが示されている。図17に示される移動遷移テーブルからも明らかなとおり、位置S、S、Sの順でユーザuは移動している。ここで、情報収集部604は、位置Sで示されるFrom座標と、位置Sで示されるTo座標との中点V12を求める。また、次の移動遷移状態に基づいて、位置Sで示されるFrom座標と、位置Sで示されるTo座標との中点V23を求める。そして、情報収集部604は、これら中点V12および中点V23を中心とした円Cu,12および円Cu,23を形成する。この円Cu,12およびCu,23の半径は、測位方式の平均的な測位誤差で調整されたものとし、おおむねユーザuが位置Sから位置Sに、また位置Sから位置Sに移動した場合における、その移動可能範囲を示したものである。この円の半径は、おおむね位置Sと位置Sとの距離に比例したものとすることが好ましい。
そして、メッシュ領域である集計エリアごとに、人口流量を算出する。この第三の実施形態では、情報収集部604により、図17で示された一レコード(1行)ごとに、円Cが形成され、当該円Cに含まれている集計エリアの一つ一つに対して、集計エリアの面積Dと円Cの面積Aとの面積割合が算出される。そして、一の集計エリアに対して、すべてのユーザにおける当該面積割合を累積加算が行われる。これにより、メッシュ領域である集計エリアごとの人口流量を算出しようとするものである。すなわち、ユーザごと、および各ユーザの移動遷移ごとに、円Cが形成されており、ひとつの集計エリアは、いくつもの円Cの影響を受けている。よって、ユーザuごと、および各ユーザの移動遷移(移動元および移動先)ごとに算出された円Cに基づいて、一の集計エリアとの面積割合(流量指数)を算出し、これを累積加算することで、人口流量を算出することができる。
図18(b)に、円Cu、12に集計エリアを重ね合わせた状態を示すが、ここでは一レコードにおける円Cu、12および円Cu、23を示す。以下、図18(b)に示された円Cu、12および円Cu、23を、式(5)に適用することにより人口流量を算出する算出方法について説明する。なお、便宜上図18(b)は、2つの円で表現しているが、ユーザごとに円が形成され、重ね合わされている。
人口流量ωMnm=Σi=1,j=1(Σu=1(αu、nm、ij×Dnm/Au、ij)) …(5)
なお、ここで、i、jは、移動元と移動先とを示し、nおよびmは集計エリアを示し、uはユーザを示す。また、Dnmは、集計エリアMnmの面積、Au,ijは、ユーザuが位置iから位置jに移動したときに形成される円Cu、ijの面積を示す。また、係数αu、nm、ijは、集計エリアMnmと円Cu、ijとが重複している部分を、集計エリアMmnの面積Dnmで除算した値である。なお、面積Dnmは、集計エリアMnmはすべて同じ面積であるため、実質的には固定値である。
この式(5)によると、人口流量ωMnmは、まず一のメッシュ領域である集計エリアMnmごとにその位置を含んだ円Cを形成できる全ユーザにおける、その円Cの面積Au,ijを集計エリアMnmの面積Dnmで割った値を累積加算する。さらに、他の円Cに含まれている場合には、当該他の円Cを含んだ場合を考慮して累積加算する。
例えば、図18(b)のその具体例を模式的に示す。図18(b)に示されるとおり、メッシュ領域となる集計エリアMnmが全体にわたって形成されている。なお、図では、便宜上一部の集計エリアのエリア群を表現している。ここで、集計エリアM35は、円Cu、12に含まれている一集計エリアである。ここで式(5)を適用すると、
人口流量ωM35=α1、35、12×D35/A1、12+α2、35、12×D35/A2,12+α3、35、12×D35/A3、12・・・αx、35、12×D35/Ax、12 …(6)
により人口流量ωが算出される。ユーザuは1〜xまでいたものとする。
ここでは、円Cu、12にのみ、集計エリアM35が含まれていることから、他の円Cについては累積加算されない。よって、上述αu、nm、ijは、1として扱われている。なお、ユーザごとに移動元、移動先は異なるものであることから、これら移動元および移動先に基づいて形成される円Cも異なるものである。ここでは、異なるユーザが移動した場合に形成される円Cに含まれる同一の集計エリアに対して、面積比(流量指数)を累積加算することで人口流量を算出しようとするものである。
一方で、集計エリアM87を見てみると、円Cu、12および円Cu、23に含まれている。これを考慮して式(5)に適用してみると、
人口流量ωM87=(α1、87、12×D87/A1、12+α2、87、12×D87/A2、12+α3、87、12×D87/A3、12・・・αx、87、12×D87/Ax、12
+(α1、87、23×D87/A1、23+α2、87、23×D87/A2、23+α3、87、23×D87/A3、23・・・αx、87、23×D87/Ax、23) …(7)
により人口流量ωが算出される。なお、ここでAu、ijは、ユーザuにおける移動元である位置Sおよび移動先である位置Sにより形成された円Cu、ijの面積を示す。また、αu、nm、ijは、1として扱われる。
図18(b)においては、便宜上、ユーザの移動は、3点で説明したが、実際は、複数のユーザu(1〜x)が多数の位置に適宜移動しており、ユーザごとに複数の円Cu、ijが形成されることになる。
つぎに、第三の実施形態の情報分析装置600aについて、その作用効果を説明する。位置情報受信部601aは、移動機100の位置情報を、時間経過とともに取得する。セクタ間流量算出部602は、取得された位置情報に基づいて、その移動遷移を示した移動遷移テーブル(図17)を生成し、セクタ情報結合部603は生成した移動遷移テーブルにセクタ情報に結合する。
情報収集部604は、生成された移動遷移テーブル(図17)にしたがって、ユーザuの移動元位置および移動先位置に基づいて、ユーザの予想される移動範囲である円Cu、12を規定する。また、情報収集部604は、規定されたユーザの予想される移動範囲である円Cu、12と、予め定めた集計エリアM35との面積比(D35/Au、12)を示す流量指数を算出し、当該流量指数を、集計エリア単位に全ユーザ分、累積加算することで、集計エリアごとの人口流量を算出する。例えば、ユーザがx人いた場合には、そのユーザによる移動によって形成されたそれぞれの円Cu、12が、集計エリアM35を含んでいた場合には、そのユーザx人分の流量指数を累積加算する。これにより、ユーザの位置情報の変遷のみから人口流量を把握することができる。
また、情報収集部604は、移動機100の位置情報により示される2点間の中点V12を中心にした円Cu、12を形成する。情報収集部604は、当該円Cu、12に含まれている集計エリアM35と、形成された円Cu、12との面積比を示す流量指数を算出し、全ユーザ分の流量指数を累積加算することで人口流量を算出する。これによりユーザの移動距離に応じた円を形成することができ、人口流量を分散して、適正なものとすることができる。
また、情報収集部604は、さらに、位置情報受信部601aにより取得された位置情報の移動遷移に基づいて、ユーザuの予想される他の移動範囲である円Cu、23を規定する。そして、情報収集部604は、移動範囲である円Cu、12と他の移動範囲である円Cu、23との重複部分に含まれている各集計エリア(例えば、集計エリアM87)に対しては、形成された移動範囲であるCu、12における人口流量と、当該他の移動範囲である円Cu、23における人口流量とを合算することで、当該各集計エリアにおける人口流量を算出する。これにより、ユーザの位置情報の変遷のみから人口流量を把握することができる。
また、情報収集部604は、移動範囲である円Cu、12にすべて含まれている集計エリアのうち、一の集計エリアM67と他の移動範囲である円Cu、23と一部重複している重複エリアM67bについては、当該重複エリアM67と他の移動範囲である円Cu、23との面積比からなる流量指数を算出し、一の集計エリアM67における流動指数に加算することで、人口流量を算出する。また、集計エリアが移動範囲で分割されている場合でも、その面積比によりより適正な人口流量を算出することができる。
例えば、図18(b)において、集計エリアM67は、円Cu,12においては、すべてのエリアを含んだものとなっているが、円Cu,23においては、一部のエリアである重複エリアM67bのみ含んだものとなっており、エリアM67aは、円Cu,23に含まれていない。このようなものにおいて、上述式(5)を適用すると以下のとおりとなる。
人口流量ωM67=(α1、67、12×D67/A1、12+α2、67、12×D67/A2、12+α3、67、12×D67/A3、12・・・αx、67、12×D67/Ax、12
+(α1、67、23×D67/A1、23+α2、67、23×D67/A2、23+α3、67、23×D67/A3、23・・・αx、67、23×D67/Ax、23) …(8)
この場合、α1、67、12など、すべて円C1,12に含まれている場合には、1として扱われるが、α1、67、23など、円C1,12の一部と重複している場合には、その面積比が代入される。このようにして、面積比による重み付けが行われ、より適正な人口流量を把握することができる。
なお、この第三の実施形態においても、第一の実施形態に記載されているように、属性ごとの位置情報および移動遷移を導出して、属性ごとの流量を算出するようにしてもよいし、また時間帯ごとの位置情報および移動遷移を導出して、時間帯ごとの人口流量を算出するようにしてもよい。このようにして得られた人口流量、出力部として機能する出力地図生成部605において地図上に合成され、視覚的に人口流量を把握することができる。
10…移動通信システム、100…移動機、200…BTS(基地局)、300…RNC(無線ネットワーク制御装置)、600…情報分析装置、601…追加数情報受信部、604…情報集計部、605…出力地図生成部(出力部)。

Claims (15)

  1. 移動機の在圏するセクタに対応して前記移動機に無線接続される複数の基地局を制御する無線ネットワーク制御装置から、情報の受信が可能にされた人口流動情報生成システムであって、
    前記無線ネットワーク制御装置から、前記移動機のハンドオーバ時に追加されたブランチに係る移動元のセクタ識別情報および移動先のセクタ識別情報を含むブランチ追加報告を受信する受信部と、
    前記ブランチ追加報告に基づいて、前記移動元のセクタ識別情報と前記移動先のセクタ識別情報の組み合わせ毎に、前記ブランチの追加数を記憶する記憶部と、
    二次元座標において予め設定された複数の集計エリア毎に、それぞれの前記集計エリアに対応する前記組み合わせに関して、前記記憶部によって記憶された前記ブランチの追加数を集計する集計部と、
    前記複数の集計エリア毎に集計された前記ブランチの追加数を、所定の出力形式に変換して人口流動情報として出力する出力部と、を備え
    前記集計部は、前記集計エリアの中心から所定距離に含まれる前記セクタの数に応じて半径を算出し、前記集計エリアから前記半径の範囲に含まれる前記組み合わせを対象に、前記ブランチの追加数を集計する、
    ことを特徴とする人口流動情報生成システム。
  2. 前記出力部は、前記人口流動情報を所定の地図画像に重畳させて重畳画像データとして出力する、ことを特徴とする請求項記載の人口流動情報生成システム。
  3. 予め定められたエリア間を移動する移動機の移動数を集計する集計部と、
    前記集計部により集計された移動数に基づいて、集計エリアごとの人口流量を算出する算出部と、
    前記算出部により算出された集計エリアごとの人口流量を、所定の出力形式に変換して人口流動情報として出力する出力部と、
    前記集計部において集計対象となったエリア間の移動距離に基づいて、ユーザの予想される一の移動範囲を規定する規定部と、
    を備え、
    前記算出部は、
    前記規定部により規定された移動範囲と、当該一の移動範囲に含まれ、予め定められている一の集計エリアとの面積比、および前記集計部により集計対象とされた前記エリア間における移動数に基づいて、当該一の集計エリアにおける人口流量を算出する
    ることを特徴とする人口流動情報生成システム。
  4. 各移動機の位置情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された位置情報を記憶する記憶部と、を備え、
    前記集計部は、前記記憶部に記憶された位置情報に基づいて、エリア間として予め定められたセクタ間の移動機の移動数を集計することを特徴とする請求項に記載の人口流動情報生成システム。
  5. ハンドオーバ時に追加されたブランチに係る移動元のセクタ識別情報および移動先のセクタ識別情報を含むブランチ追加報告を受信する受信部をさらに備え、
    前記集計部は、集計エリアごとに、前記受信部により受信されたブランチ追加報告に基づいてブランチ追加数を移動数として集計することを特徴とする請求項に記載の人口流動生成システム。
  6. 各移動機の位置情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された位置情報を記憶する記憶部と、を備え、
    前記集計部は、前記記憶部に記憶された位置情報に基づいて、エリア間として予め定められた集計エリア間の移動機の移動数を集計することを特徴とする請求項に記載の人口流動情報生成システム。
  7. 前記規定部は、さらに、他のエリア間の移動距離に基づいて、ユーザの予想される他の移動範囲を規定し、
    前記算出部は、
    前記面積比および前記エリア間における移動数に加えて、
    当該他の移動範囲に含まれている前記一の集計エリア、前記形成された他の移動範囲、および前記他のセクタ間を移動する移動機の移動数に基づいて、当該一の集計エリアにおける人口流量を算出する
    ことを特徴とする請求項に記載の人口流量情報生成システム。
  8. 前記算出部は、
    前記移動範囲にすべて含まれている集計エリアのうち、前記他の移動範囲と一部重複している一の集計エリアにおける重複部分について、当該重複部分と前記他の移動範囲との面積比、および前記他のセクタ間の移動数に基づいて、前記一の集計エリアのうちの重複部分における人口流量を算出し、前記一の集計エリアにおける一の移動範囲に対して算出された人口流量と合算して、他のセクタ間の移動数を考慮した一の集計エリアにおける人口流量を算出する
    ことを特徴とする請求項に記載の人口流量情報生成システム。
  9. ユーザの属性情報を記憶する属性記憶部に対してアクセス可能にする通信部をさらに備え、
    前記集計部は、前記属性記憶部に記憶されているユーザの属性情報により示される属性ごとの移動数を集計することを特徴とする請求項3から8のいずれか一項に記載の人口流動生成システム。
  10. 前記取得部は、位置情報とともに当該位置する時刻を示す時刻情報をもあわせて取得し、
    前記記憶部は、前記取得部により取得された位置情報および時刻情報を対応付けて記憶し、
    前記集計部は、前記時刻情報において示された時間帯に含まれている移動数を集計することを特徴とする請求項3から9のいずれか一項に記載の人口流動生成システム。
  11. 移動機の位置情報を、時間情報とともに取得する取得部と、
    前記取得部により取得された位置情報の移動遷移に基づいて、ユーザの予想される移動範囲を規定する規定部と、
    前記規定部において規定されたユーザの予想される移動範囲と、予め定めた集計エリアとの面積比を示す流量指数を算出し、当該流量指数を、集計エリア単位に全ユーザ分、累積加算することで、集計エリアごとの人口流量を算出する算出部と、
    を備える人口流量情報生成システム。
  12. 前記規定部は、
    移動機の位置情報により示される2点間の中点を中心にした円を形成し、
    前記算出部は、当該円に含まれている集計エリアと、前記形成された円との面積比を示す流動指数を算出し、全ユーザ分の流量指数を累積加算することで人口流量を算出することを特徴とする請求項11に記載の人口流量情報生成システム。
  13. 前記規定部は、
    さらに、前記取得部により取得された位置情報の移動遷移に基づいて、ユーザの予想される他の移動範囲を規定し、
    前記算出部は、
    前記移動範囲と前記他の移動範囲との重複部分に含まれている各集計エリアに対しては、前記形成された移動範囲における人口流量と、当該他の移動範囲における人口流量とを合算することで、当該各集計エリアにおける人口流量を算出することを特徴とする請求項11または12に記載の人口流量情報生成システム。
  14. 前記算出部は、
    前記移動範囲にすべて含まれている集計エリアのうち、一の集計エリアと前記他の移動範囲と一部重複している重複エリアについては、当該重複エリアと前記他の移動範囲との面積比からなる流量指数を算出し、前記一の集計エリアにおける流動指数に加算することで、人口流量を算出することを特徴とする請求項13に記載の人口流量情報生成システム。
  15. 移動機が在圏するセクタに対応して前記移動機に無線接続される複数の基地局を制御する無線ネットワーク制御装置から、情報を受信して人口流動情報を生成する人口流動情報生成方法であって、
    人口流動情報生成システムが、前記無線ネットワーク制御装置から、前記移動機のハンドオーバ時に追加されたブランチに係る移動元のセクタ識別情報および移動先のセクタ識別情報を含むブランチ追加報告を受信する受信ステップと、
    前記人口流動情報生成システムが、前記ブランチ追加報告に基づいて、前記移動元のセクタ識別情報と前記移動先のセクタ識別情報の組み合わせ毎に、前記ブランチの追加数を記憶する記憶ステップと、
    前記人口流動情報生成システムが、二次元座標において予め設定された複数の集計エリア毎に、それぞれの前記集計エリアに対応する前記組み合わせに関して、前記記憶ステップによって記憶された前記ブランチの追加数を集計する集計ステップと、
    前記人口流動情報生成システムが、前記複数の集計エリア毎に集計された前記ブランチの追加数を、所定の出力形式に変換して人口流動情報として出力する出力ステップと、を備え
    前記集計ステップで、前記集計エリアの中心から所定距離に含まれる前記セクタの数に応じて半径を算出し、前記集計エリアから前記半径の範囲に含まれる前記組み合わせを対象に、前記ブランチの追加数を集計する、
    ることを特徴とする人口流動情報生成方法。
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