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JP5156076B2 - コイル部品 - Google Patents
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JP5156076B2 - コイル部品 - Google Patents

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Description

本発明はコイル部品に関し、特に、ドラムコアと板状コアとを有するコイル部品に関する。
従来よりドラムコアに導線が巻回されて構成されたコイル部品が知られている。ドラムコアは、巻芯部とその両端に設けられた鍔部とを有している。巻芯部には絶縁被覆された銅線たる導線が巻回されている。鍔部には電極が設けられており、電極には導線の一端部、他端部が電気的に接続され継線されている。また、巻芯部の両端の鍔部の一部であって導線の一端部、他端部が電気的に接続され継線されている部分に対向するように配置された板状コアを備えている。このようなコイル部品は、例えば、特開2006−4979号公報(特許文献1)に記載されている。
特開2006−4979号公報
ドラムコアの鍔部と板状コアとが対向する部分における鍔部と板状コアとの接触面積は、大きければ大きいほどコイル部品のインダクタンス特性やインピーダンス特性が向上する。しかし、上述の従来のコイル部品では、鍔部の一部であって板状コアに対向する部分には電極が配置され、当該電極には導線の一端部、他端部が電気的に接続され継線されていたため、鍔部と板状コアとの接触面積を大きくすることには限界があった。
上記目的を達成するために、本発明は、実装基板に対向可能な実装面と該実装面に対向配置された板状コア対向面とをそれぞれ有する一対の鍔部と、該一対の鍔部を互いに連結する巻芯部と、を備えるドラムコアと、略板状をなし長手方向の両端部が該一対の鍔部の該板状コア対向面にそれぞれ固着された板状コアと、端子金具からなり該鍔部に配置された金属端子と、該巻芯部に巻回され一端部及び他端部が該金属端子に電気的に接続されて継線部をなす導線と、を備え、該鍔部の実装面には該板状コア対向面の方向へ窪んだ凹部が形成され、該金属端子は、該鍔部の該実装面上に配置された実装部と、該実装部から該凹部内へ延出し該凹部内に配置されて該導線を保持する導線保持部とを有し、該導線保持部は、該凹部を画成する鍔部の面であって該実装面に接続された面上に配置され、該継線部よりも該巻芯部側において該導線を保持し、全ての該継線部は該凹部内又は凹部近傍に配置されているコイル部品を提供している。
上記目的を達成するために、本発明は、実装基板に対向可能な実装面と該実装面に対向配置された板状コア対向面とをそれぞれ有する一対の鍔部と、該一対の鍔部を互いに連結する巻芯部と、を備えるドラムコアと、略板状をなし長手方向の両端部が該一対の鍔部の該板状コア対向面にそれぞれ固着された板状コアと、端子金具からなり該鍔部に配置された金属端子と、該巻芯部に巻回され一端部及び他端部が該金属端子に電気的に接続されて継線部をなす導線と、を備え、該鍔部の実装面には該板状コア対向面の方向へ窪んだ凹部が形成され、該金属端子は、該鍔部の該実装面上に配置された実装部と、該実装部から該凹部内へ延出し該凹部内に配置されて該導線を保持する導線保持部とを有し、全ての該継線部は該凹部内又は凹部近傍に配置されているコイル部品を提供している。
鍔部の実装面には板状コア対向面の方向へ窪んだ凹部が形成され、金属端子は、鍔部の実装面上に配置された実装部と、実装部から凹部内へ延出し凹部内に配置されて導線を保持する導線保持部とを有し、全ての継線部は凹部内又は凹部近傍に配置されているため、導線の継線部を板状コア対向面上に配置させずに済み、継線部の存在により板状コア対向面の一部であって板状コアに固着され接触する部分の面積が小さくなることを回避することができる。
ここで、該導線保持部は、該実装部と一体で構成され該凹部内において折り曲げられた端子金具の一部からなる折り曲げ片により構成されることが好ましい。
導線保持部は、実装部と一体で構成され凹部内において折り曲げられた端子金具の一部からなる折り曲げ片により構成されるため、折り曲げ片からなる簡単な構成で導線を保持することができる。
また、該折り曲げ片は、該凹部を画成する鍔部の面であって該実装面に接続された面上において折り曲げられていることが好ましい。
折り曲げ片は、凹部を画成する鍔部の面であって実装面に接続された面上において折り曲げられているため、折り曲げ片を凹部内に配置させることができ、且つ凹部を画成する鍔部の面であって実装面に接続された面上に配置させることができる。このため、寸法交差を気にせず折り曲げ片を配置でき、また、折り曲げ片と鍔部との間に間隙が形成されず、これらのことにより安定して導線を保持することができる。
また、該金属端子は、該巻芯部の軸方向における該鍔部の端面に配置された端面部を有することが好ましい。
金属端子は、巻芯部の軸方向における鍔部の端面に配置された端面部を有するため、コイル部品を実装基板に実装したときに端面部にはんだフィレットを形成することができる。
また、該金属端子は、該端面部に接続され該鍔部の該板状コア対向面に係止される被係止部を有し、該被係止部の面積は該実装部の面積よりも小さいことが好ましい。
金属端子は、端面部に接続され鍔部の板状コア対向面に係止される被係止部を有し、被係止部の面積は実装部の面積よりも小さいため、被係止部の存在により板状コア対向面の一部であって板状コアに固着され接触する部分の面積が小さくなることを極力回避することができる。
また、該鍔部の該板状コア対向面には該実装面の方向へ窪んだ対向面凹部が形成され、該被係止部は対向面凹部内に収容されていることが好ましい。
鍔部の板状コア対向面には実装面の方向へ窪んだ対向面凹部が形成され、被係止部は対向面凹部内に収容されているため、板状コアの方向へ係止部が板状コア対向面から突出することを防止することができる。このため、板状コア対向面の一部であって対向面凹部以外の部分の全体で板状コアに接触することができる。
また、該端面部は、該鍔部の端面上において一の方向に延出する端面部基部と、該端面部基部に交差する方向へ該端面部基部から延出する端面部延出部とを有することが好ましい。
端面部は、鍔部の端面上において一の方向に延出する端面部基部と、端面部基部に交差する方向へ端面部基部から延出する端面部延出部とを有するため、端面部の面積をより大きくすることができ、鍔部の端面との接着面積をより大きくすることができる。このためより強固に金属端子を鍔部に固定することができる。
また、該金属端子の一部であって該継線部が電気的に接続されて継線された部分は、該端面部延出部から延出した該金属端子の部分からなることが好ましい。
金属端子の一部であって継線部が電気的に接続されて継線された部分は、端面部延出部から延出した金属端子の部分からなるため、金属端子が複雑で込み入った構造となることを回避することができる。このため実装部に対して金属端子が安定して配置された構成とすることができ、金属端子に導線の一端部、他端部をレーザ溶接して電気的に接続して継線する際に、安定して溶接部を形成することができる。
また、該金属端子の一部であって該継線部が電気的に接続されて継線された部分は、該実装部から延出した金属端子の部分からなることが好ましい。
金属端子の一部であって継線部が電気的に接続されて継線された部分は、実装部から延出した金属端子の部分からなるため、金属端子の一部であって継線部が電気的に接続されて継線された部分と継線部とが溶融してなる溶接玉と、導線保持部とを凹部内に配置させることができる。
また、該鍔部の端面の一部であって該金属端子の該端面部が配置されている部分以外の部分の全体は、該巻芯部の軸方向において該巻芯部から離間する方向へ突出していることが好ましい。
鍔部の端面の一部であって金属端子の端面部が配置されている部分以外の部分の全体は、巻芯部の軸方向において巻芯部から離間する方向へ突出しているため、突出している分だけ板状コア対向面の面積が大きくなり、板状コア対向面の板状コアとの接触面積を大きくすることができる。また、コアのボリュームアップを図ることができる。また、当該突出している部分を、金属端子の位置決めをするための部分とすることができる。
また、該鍔部は巻芯部の軸方向に直交する面で切った断面が長方形状をなし該長方形の一の辺が該実装面を構成し、該凹部は、該長方形の一の辺の両端の角を切欠いた形状をなしていることが好ましい。
鍔部は巻芯部の軸方向に直交する面で切った断面が長方形状をなし長方形の一の辺が実装面を構成し、凹部は、長方形の一の辺の両端の角を切欠いた形状をなしているため、当該切欠かれた部分を通して導線を巻芯部から金属端子へ引き出すことができ、導線を巻芯部から金属端子へ引き出す作業を容易とすることができる。
以上により本発明は、ドラムコアの鍔部と板状コアの鍔部とが対向する部分におけるドラムコアの鍔部と板状コアの鍔部との接触面積を大きく確保することができるコイル部品を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態によるコイル部品を示す斜視図。 本発明の第1の実施の形態によるコイル部品のドラムコアを示す斜視図。 本発明の第1の実施の形態によるコイル部品の金属端子を示す斜視図。 本発明の第1の実施の形態によるコイル部品の金属端子に導線を溶接する様子を示す図であり(a)は側面図、(b)は底面図。 本発明の第1の実施の形態によるコイル部品の金属端子にはんだフィレットが引かれた様子を示す正面図。 本発明の第2の実施の形態によるコイル部品を示す斜視図。 本発明の第2の実施の形態によるコイル部品のドラムコアを示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図。 本発明の第2の実施の形態によるコイル部品の金属端子を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は底面図。 本発明の第1の実施の形態によるコイル部品の変形例を示す斜視図。 本発明の第1の実施の形態によるコイル部品の金属端子の変形例を示す図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は左側面図、(d)は平面図(e)は底面図。 本発明の第1の実施の形態によるコイル部品の金属端子の変形例を示す斜視図。
本発明の第1の実施の形態によるコイル部品について図1〜図3を参照しながら説明する。第1の実施の形態に係るコイル部品1は、具体的には小型化が図られた車載用のコモンモードフィルタである。コイル部品1は、図1に示すように、ドラムコア10と、ドラムコア10を覆うように配置された板状コア20とを備えている。
図2に示すようにドラムコア10は、長手方向に直交する断面が略長方形の巻芯部11と、巻芯部11の長手方向両端に設けられた同一形状の一対の鍔部12、12とを有している。巻芯部11には2本の導線31、32が巻回されている。ドラムコア10の両端に位置している鍔部12、12は同一形状であるため、以下特に明記しない限り一方の鍔部12のみ説明する。また、巻芯部11の軸心が指向する方向たる長手方向をX軸方向と定義し、巻芯部11の長手方向に直交する断面形状である略長方形の長手方向をY軸方向と定義し、X軸方向とY軸方向とに直交する方向をZ軸方向と定義して説明する。更に、図1の略左下から略右上に向かう方向をX軸+方向と定義し、その逆の方向をX軸−方向と定義する。また、図1の略右下から略左上に向かう方向をY軸+方向と定義し、その逆の方向をY軸−方向と定義する。また、図1の下から上に向かう方向をZ軸+方向と定義し、その逆の方向をZ軸−方向と定義する。X軸方向におけるドラムコア10の寸法は略3.2mm程度であり、Y軸方向におけるドラムコア10の寸法は略2.5mm程度であり、Z軸方向におけるドラムコア10の寸法は略1.5mm程度である。
鍔部12、12は、X軸方向における巻芯部11の両端に巻芯部11と一体で設けられている。鍔部12は略直方体形状をなしており、板状コア対向面12A、実装面12B、第1の側面12C、第2の側面12D、外端面12E、内端面12Fの6つの面を有している。板状コア対向面12Aと実装面12Bとは平行の位置関係をなしXY平面に平行の位置関係をなしている。第1の側面12Cと第2の側面12Dとは平行の位置関係をなしXZ平面に平行の位置関係をなしている。また、外端面12Eと内端面12Fとは平行の位置関係をなしYZ平面に平行の位置関係をなしている。
実装面12BのY軸方向の両端部には、それぞれ凹部12aが形成されている。凹部12aはより具体的には切欠き部からなり、外端面12Eから内端面12Fに至るまで、略直方体の外面を規定する第1の側面12Cと実装面12Bとの接続部分、第2の側面12Dと実装面12Bとの接続部分がそれぞれ切り欠かれたような形状をなしている。即ち、巻芯部11の軸方向に直交する面で切った断面が略長方形状をなす鍔部12の、実装面12Bに相当する当該長方形の一の辺の両端の角を切欠いたような形状をなしている。鍔部12の一部であって凹部12aを画成する部分は縦壁12Gと横壁12Hとにより構成されており、縦壁12Gは第1の側面12C及び第2の側面12Dに平行な位置関係をなし、横壁12Hは板状コア対向面12A及び実装面12Bに平行な位置関係をなしている。
また、鍔部12の外端面12EにはT字状突出部12Iが設けられている。T字状突出部12Iは、図2に示すように、X軸方向において巻芯部11から離間する方向へ突出しており、同方向への突出量はT字状をなしている全ての部分において同一である。突出量は、後述の金属端子41、42の端面部41B、42Bの面であって後述のように鍔部12に接着された面とは反対の面と面一となる量であるか、又は当該反対の面よりもX軸方向において巻芯部11から離間する方向へ突出する量である。
導線31、32は、それぞれ絶縁被覆された銅線により構成されており、導線31が巻芯部11に巻回されたその上に導線32が巻回されたいわゆる2層巻で巻芯部11に巻回されている。導線31、32は、巻芯部11の一部であって鍔部12に接続されている接続部付近より引き出されて、凹部12aへ向かって延びている。導線31、32の一端部、他端部は、計4つの凹部12aの近傍にそれぞれ1つずつ配置され、凹部12a近傍であってX軸方向における凹部12aに対向する位置において後述の金属端子41、42と電気的に接続されて継線部31A、32Aをなしている。継線部31A、32Aは、導線31、32の一端部、他端部が後述の金属端子41、42にレーザ溶接されることにより金属端子41、42の一部とともに溶接玉を構成する。
鍔部12には、それぞれ金属端子41、42が設けられている。金属端子41、42は、鍔部12の外端面12E及び実装面12Bに跨って配置されている。金属端子41及び金属端子42は、それぞれリン青銅からなる一枚の板状の金属板が打ち抜きにより切断され折り曲げられて構成された端子金具からなる。従って、金属端子41及び金属端子42は、折り曲げられる前の状態に戻した場合には、一枚の板状の金属板となる。金属端子41及び金属端子42の一方の面は図示せぬ実装基板と接合され、当該一方の面にはニッケル及びスズのメッキが施されている。また一方の面に対する他方の面は、鍔部12に接着されており、他方の面においてはリン青銅がそのまま露出している。金属端子41と金属端子42とは鏡面対称形状をなしているため、以下特に明記しない限り金属端子41についてのみ説明し、金属端子42については説明を省略する。
金属端子41、42は、図3に示すように、それぞれ板状をなす実装部41A、42Aと端面部41B、42Bとを有している。実装部41A、42Bは略長方形状をなし、鍔部12の実装面12Bの一部であってY軸+方向の端部及びY軸−方向の端部に配置され接着剤によって鍔部12に固着されている。
実装部41Aには、導線保持部41Cが実装部41Aと一体で設けられている。導線保持部41Cは金属端子41を構成する端子金具の一部からなる折り曲げ片により構成されている。折り曲げ片はより具体的には、実装部41Aから凹部12a内へ延出し、縦壁12G上においてZ軸+方向へ向かって延出している部分41C−1と、その延出端から略Z軸−方向へ折り返された部分41C−2とにより構成されており、凹部12a内に収容されている。当該Z軸+方向へ向かって延出する部分とZ軸−方向へ折り返された部分とで導線32の一端部近傍、他端部近傍を挟持し保持する。
端面部41Bは、略長方形状をなす実装部41Aの一の辺の部分に一体で設けられており、実装部41Aに対して直交する位置関係をなす。端面部41Bは、Z軸方向に長手方向が指向する略長方形状をなす端面部基部41Dと、端面部基部41DからY軸方向へ延出する略長方形状の端面部延出部41Eとを有している。端面部基部41Dと端面部延出部41Eとで略L字を逆にした形状をなし、図1に示すように、端面部41Bは外端面12E上において凹部12aの周囲を囲むように外端面12Eに接着されて配置されている。
Y軸方向へ指向する端面部延出部41Eの一部であってZ軸−方向の端部には、電極継線部41Fが設けられている。電極継線部41Fは、巻芯部11から離間する方向へ当該部分から延出して設けられており、導線31、32の一端部、他端部を溶接する前の状態では先端が2股に分岐して略Y字形状をなしている。図4に示すように、導線保持部41Cの部分41C−1と部分41C−2との間に導線32が配置され、導線32を挟むように導線保持部41Cの部分41C−2が折り曲げられることにより導線32が部分41C−1と部分41C−2とで挟持される。そして、電極継線部41Fには、図4(b)の二点鎖線の○で囲まれた箇所に対して図4(a)の矢印で示すように導線32と電極継線部41Fとに対して同時にレーザ照射がなされてレーザ溶接されることにより、導線31、32の一端部又は他端部がそれぞれ1つずつ電極継線部41Fに電気的に接続され継線されている。
板状コア20は、Z軸方向に厚みを有する略長方形状の板状をなしている。従って板状コア20は、ドラムコア10側に端面20Aを有しており、当該端面20AはXY平面に平行な位置関係をなしている。板状コア20がドラムコア10上に載置されている状態では、端面20Aと板状コア対向面12Aの全面とは接着剤を介して接触し互いに固定されている。
上述のようなコイル部品1の金属端子41、42が図示せぬ実装基板の導電パターンにはんだ付けされることによりコイル部品1が実装基板2(図5)上に実装されたときには、図5に示すように、はんだフィレット2Aが金属端子42の端面部42Bのみならず導線保持部42C及び導線保持部42Cの周辺にまでも引かれた状態となる。金属端子41についても同様である。
鍔部12の実装面12Bには板状コア対向面12Aの方向へ窪んだ凹部12aが形成され、金属端子41、42は、鍔部12の実装面12Bに配置された実装部41Aと、実装部41Aから凹部12a内へ延出し凹部12a内に配置されて導線31、32を保持する導線保持部41Cとを有し、全ての継線部31A、32Aは凹部12a近傍に配置されているため、導線31、32の継線部31A、32Aを板状コア対向面12A上に配置させずに済み、継線部31A、32Aの存在により板状コア対向面12Aの一部であって板状コア20に固着され接触する部分の面積が小さくなることを回避することができる。
また、導線保持部41Cは、実装部41Aと一体で構成され凹部12a内において折り曲げられた端子金具の一部からなる折り曲げ片により構成されるため、折り曲げ片からなる簡単な構成で導線31、32を保持することができる。
また、折り曲げ片は、縦壁12G上において折り曲げられているため、折り曲げ片を凹部12a内に配置させることができ、且つ縦壁12G上に配置させることができる。このため、寸法交差を気にせず折り曲げ片を配置でき、また、折り曲げ片と鍔部12との間に間隙が形成されず、これらのことにより安定して導線31、32を保持することができる。
また、金属端子41は、巻芯部11の軸方向における鍔部12の外端面12Eに配置された端面部41Bを有するため、コイル部品1を実装基板に実装したときに端面部41Bにはんだフィレットを形成することができる。
また、端面部41Bは、鍔部12の外端面12E上においてZ軸方向に延出する端面部基部41Dと、Y軸方向へ端面部基部41Dから延出する端面部延出部41Eとを有するため、端面部41Bの面積をより大きくすることができ、鍔部12の外端面12Eとの接着面積をより大きくすることができる。このためより強固に金属端子41を鍔部12に固定することができる。
また、T字状突出部12Iは巻芯部11の軸方向において巻芯部11から離間する方向へ突出しているため、突出している分だけ板状コア対向面12Aの面積が大きくなり、板状コア対向面12Aの板状コア20との接触面積を大きくすることができる。この結果、コイル部品1に要求される所望のインダクタンス特性やインピーダンス特性を得ることができる。また、ドラムコア10のボリュームアップを図ることができる。また、コイル部品1の製造の際に、当該突出している部分を、金属端子41の位置決めをするための部分とすることができる。
また、鍔部12は巻芯部11の軸方向に直交する面で切った断面が長方形状をなし長方形の一の辺が実装面12Bを構成し、凹部12aは、長方形の一の辺の両端の角を切欠いた形状をなしているため、当該切欠かれた部分を通して導線31、32を巻芯部11から金属端子41、42へ引き出すことができ、導線31、32を巻芯部11から金属端子41、42へ引き出す作業を容易とすることができる。
また、金属端子41、42の一部であって継線部31A、32Aが電気的に接続されて継線された部分は、端面部延出部41E、42Eから延出した金属端子41、42の部分からなるため、金属端子41、42が複雑で込み入った構造となることを回避することができる。このため実装部41A、42Aに対して金属端子41、42が安定して配置された構成とすることができ、金属端子41、42に導線31、32の一端部、他端部をレーザ溶接して電気的に接続して継線する際に、安定して溶接部を形成することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態によるコイル部品について図6〜図8を参照しながら説明する。第2の実施の形態に係るコイル部品101は、鍔部112の形状及び金属端子141、142の形状が第1の実施の形態に係るコイル部品1の鍔部12の形状及び金属端子41、42の形状とは異なる。これ以外の構成は第1の実施の形態に係るコイル部品1の構成と同一であるため、同一の構成については同一の符号を用いて図示し説明を省略する。
鍔部112の外端面112Eには、第1の実施の形態におけるT字状突出部12Iに代えて、図7に示すようにI字状長突出部112Iと一対のI字状短突出部112J、112Jとが設けられている。I字状長突出部112Iは、Y軸方向における鍔部112の中央位置において、鍔部112のZ軸方向の−側端部から+側端部に至るまで設けられている。また、一対のI字状短突出部112J、112Jは、それぞれY軸方向における鍔部112の+側端位置、−側端位置において、鍔部112のZ軸方向の+側端部からZ軸−方向へ向かって凹部12aに至るまで設けられている。I字状長突出部112I、I字状短突出部112Jは、図6に示すように、X軸方向において巻芯部11から離間する方向へ突出しており、同方向への突出量はそれぞれI字状をなしている全ての部分において同一である。
鍔部112の板状コア対向面112Aには、実装面12Bの方向へ窪んだ対向面凹部112b、112bが形成されている。対向面凹部112b、112bは、板状コア対向面112Aの一部であって、Z軸方向において後述の金属端子141、142の実装部141A、142Aが配置される実装面12Bの部分に対向する部分にそれぞれ形成されている。対向面凹部112b、112bの中央には、実装面12Bの方向へ更に窪んだ係合凹部112c、112cがそれぞれ1つずつ形成されている。また、鍔部112の実装面12Bの一部であって後述の金属端子141、142の実装部141A、142Aに対向する部分には、板状コア対向面112Aの方向へ窪んだ図示せぬ係合凹部が形成されている。
金属端子141、142は、図8に示すように、それぞれ板状をなす実装部141A、142Aと端面部141B、142Bと被係止部141G、142Gとを有している。実装部141A、142Aは略長方形状をなし、鍔部112の実装面12Bの一部であってY軸+方向の端部上及びY軸−方向の端部上に配置されている。
実装部141A、142Aには、保持部継線部基部141H、142Hと導線保持部先端部141C、142Cと電極継線部141F、142Fとが実装部141A、142Aと一体で設けられている。保持部継線部基部141H、142Hは、実装部141A、142Aから凹部12a内へ延出し、縦壁12G上においてZ軸+方向へ向かって延出している。そして、2つに分岐して導線保持部先端部141C、142Cと電極継線部141F、142Fとなり、これらはZ軸−方向へ折り返されて凹部12a内に収容されている。
導線保持部先端部141C、142Cと保持部継線部基部141H、142Hとで導線31、32の一端部近傍、他端部近傍を挟持し保持する。導線保持部先端部141C、142C、保持部継線部基部141H、142Hは、導線保持部、折り曲げ片に相当する。また、導線31、32の一端部、他端部と溶接される前の状態の電極継線部141F、142Fは、導線保持部先端部141C、142CよりもX軸方向に長く構成されている。電極継線部141F、142Fには、導線31、32の一端部又は他端部がそれぞれ1つずつレーザ溶接されることにより導線31、32の一端部又は他端部が電気的に接続され継線されている。また、Z軸+方向側の実装部141A、142Aの面には凸部141K、142Kが設けられており、鍔部112の実装面12B上に実装部141A、142Aが配置されているときに凸部141K、142Kは鍔部112の図示せぬ係合凹部に係合する。
端面部141B、142Bは、略長方形状をなす実装部141A、142Aの一の辺の部分にそれぞれ一体で設けられており、実装部141A、142Aに対してそれぞれ直交する位置関係をなす。端面部141B、142Bは、それぞれZ軸方向に長手方向が指向する略長方形状をなす端面部基部141D、142Dからなり、鍔部112の外端面112EのZ軸−方向端部からZ軸+方向端部に至るまで外端面112E上に帯状に配置されている。鍔部112の外端面112Eにおいて端面部141B、142Bが配置されている部分以外の部分には、前述のI字状長突出部112I、I字状短突出部112Jが配置されている。
被係止部141G、142Gは、端面部141B、142BのZ軸+方向端部において端面部141B、142Bと一体で設けられている。被係止部141G、142Gは、端面部141B、142BからX軸方向であって巻芯部11に近づく方向に延出しており、Z軸−方向側の面には凸部141L、142Lが設けられている。凸部141L、142Lは、鍔部112の板状コア対向面112Aの対向面凹部112b、112bに被係止部141G、142Gが係合しているときに、鍔部112の係合凹部112c、112cに係合する。このこと及び凸部141K、142Kが鍔部112の図示せぬ係合凹部に係合することにより、金属端子141、142は鍔部112に係止され固定されている。
被係止部141G、142Gは、板状コア対向面112Aの一部であって対向面凹部112b、112bが形成されている部分以外の部分よりもZ軸+方向へ突出しておらず、対向面凹部112b、112b内に収容されている。また、Y軸方向における被係止部141G、142Gの幅は同方向における端面部141B、142Bの幅よりも小さく、被係止部141G、142Gの面積は実装面12B上における実装部141A、142Aの面積よりも小さい。
また、金属端子141、142は被係止部141G、142Gを有し、被係止部141G、142Gの面積は実装部141A、142Aの面積よりも小さいため、被係止部141G、142Gの存在により板状コア対向面112Aの一部であって板状コア20に固着され接触する部分の面積が小さくなることを極力回避することができる。
また、鍔部112の板状コア対向面112Aには実装面12Bの方向へ窪んだ対向面凹部112b、112bが形成され、被係止部141G、142Gは対向面凹部112b、112b内に収容されているため、板状コア20の方向へ被係止部141G、142Gが板状コア対向面112Aから突出して板状コア20に当接することを防止することができる。このため、板状コア対向面112Aの一部であって対向面凹部112b、112b以外の部分の全体で板状コア20に接触することができる。
また、金属端子141、142の一部であって継線部31A、32Aが電気的に接続されて継線された部分は、実装部141A、142Aから延出した金属端子141、142の部分からなるため、電極継線部141F、142Fと継線部31A、32Aとが溶融してなる溶接玉と、導線保持部先端部141C、142Cと、保持部継線部基部141H、142Hと、を凹部12a内に配置させることができる。
本発明によるコイル部品は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、第1の実施の形態によるコイル部品1の金属端子41、42は、第2の実施の形態のような被係止部141G、142Gを有していなかったが、図9に示すように第2の実施の形態と同様に、端面部241B、242Bの端面部基部241D、242Dが、鍔部212の外端面212EのZ軸−方向端からZ軸+方向端に至るまで外端面212E上に帯状に配置されて設けられ、端面部241B、242BのZ軸+方向端部に被係止部241G、242Gが端面部241B、242Bと一体で設けられた構成のコイル部品201としてもよい。被係止部241G、242Gは、第2の実施の形態と同様に、端面部241B、242BからX軸方向であって巻芯部11に近づく方向に延出しており、図示せぬ板状コア対向面の図示せぬ対向面凹部に係合し、鍔部212に係止され固定されている。
また、金属端子の形状は上述した金属端子41、42、141、142の形状に限定されない。例えば、図10に示す金属端子241のように、第1の実施の形態における金属端子41の電極継線部41Fに代えて、電極継線部241Fを実装部41Aから延出する構成としてもよい。
より具体的には、図11等に示すように、導線保持部241CはX軸方向の幅が短く構成されており、実装部41Aの一部であってX軸−方向端部寄りの部分から電極継線部241FがZ軸+方向へ延出している。そして、電極継線部241FはXY平面と平行となるように折り曲げられており、当該折り曲げられた箇所よりも延出端側の部分は、X軸−方向へ更に延出し、端面部41BよりもX軸−方向の位置において2つに分岐し、更にX軸−方向且つZ軸−方向へ延出している。
導線32が電極継線部241Fに継線される際には、導線保持部241Cの部分241C−1と部分241C−2との間に導線32が配置され、導線32を挟むように導線保持部241Cが折り曲げられることにより導線32が部分241C−1と部分241C−2とで挟持される。また、導線32は、電極継線部241Fの一部であってXY平面と平行な部分のZ軸−側に対向配置され、第1の実施の形態と同様に、電極継線部241Fの一部であって2つに分岐している部分と導線32とに対して同時にレーザ照射がなされてレーザ溶接されることにより、導線31、32の一端部又は他端部がそれぞれ1つずつ電極継線部241Fに電気的に接続され継線される。
また、導線31、32の一端部、他端部は、凹部12a近傍であってX軸方向における凹部12aに対向する位置において金属端子41、42と電気的に接続されて継線部31A、32Aをなしていたが、凹部12a内で金属端子41、42と電気的に接続されて継線部31A、32Aをなしていてもよい。
また、金属端子41、42の一方の面にはニッケル及びスズのメッキが施され、他方の面においてはリン青銅がそのまま露出していたが、この構成に限定されない。例えば、金属端子41、42を構成する端子金具の全面に予めめっきが施されていてもよい。
また、導線31、32の一端部、他端部はレーザ溶接により金属端子41、42に電気的に接続されて継線されていたが、電気的に接続して継線する方法はこの方法に限定されない。例えば、アーク溶接が用いられてもよい。
また、導線31、32は、導線31が巻芯部11に巻回されたその上に導線32が巻回されたいわゆる2層巻で巻芯部11に巻回されていたが、この巻回方法に限定されない。例えば、2本の導線を同時に平行に巻芯部11に巻回する巻回方法でもよい。
また、凸部141L、142Lが鍔部112の係合凹部112c、112cに係合し、凸部141K、142Kが鍔部112の図示せぬ係合凹部に係合することにより、金属端子141、142は鍔部112に係止され固定されていたが、さらに、接着剤を用いてより強固に金属端子141、142を鍔部112に固定してもよい。
本発明は、特にドラムコアの鍔部に板状コアが接触するようにして固定される小型のコイル部品の分野において特に有用である。
1 コイル部品
10 ドラムコア
11 巻芯部
12、112 鍔部
12A 板状コア対向面
12B 実装面
12E 外端面
12G 縦壁
12I T字状突出部
12a 凹部
20 板状コア
31、32 導線
31A、32A 継線部
41、42、141、142、241 金属端子
41A、141A、142A 実装部
41B、141B、142B 端面部
41C、141C、142C、241C 導線保持部
41D 端面部基部
41E 端面部延出部
41F、141F、142F、241F 電極継線部
112b、112b 対向面凹部
112I I字状長突出部
112J、112J I字状短突出部
141C、142C 導線保持部先端部
141G、142G 被係止部

Claims (11)

  1. 実装基板に対向可能な実装面と該実装面に対向配置された板状コア対向面とをそれぞれ有する一対の鍔部と、該一対の鍔部を互いに連結する巻芯部と、を備えるドラムコアと、
    略板状をなし長手方向の両端部が該一対の鍔部の該板状コア対向面にそれぞれ固着された板状コアと、
    端子金具からなり該鍔部に配置された金属端子と、
    該巻芯部に巻回され一端部及び他端部が該金属端子に電気的に接続されて継線部をなす導線と、を備え、
    該鍔部の実装面には該板状コア対向面の方向へ窪んだ凹部が形成され、
    該金属端子は、該鍔部の該実装面上に配置された実装部と、該実装部から該凹部内へ延出し該凹部内に配置されて該導線を保持する導線保持部とを有し、
    該導線保持部は、該凹部を画成する鍔部の面であって該実装面に接続された面上に配置され、該継線部よりも該巻芯部側において該導線を保持し、
    全ての該継線部は該凹部内又は凹部近傍に配置されていることを特徴とするコイル部品。
  2. 該導線保持部は、該実装部と一体で構成され該凹部内において折り曲げられた端子金具の一部からなる折り曲げ片により構成されることを特徴とする請求項1記載のコイル部品。
  3. 該折り曲げ片は、該凹部を画成する鍔部の面であって該実装面に接続された面上において折り曲げられていることを特徴とする請求項2記載のコイル部品。
  4. 該金属端子は、該巻芯部の軸方向における該鍔部の端面に配置された端面部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一記載のコイル部品。
  5. 該金属端子は、該端面部に接続され該鍔部の該板状コア対向面に係止される被係止部を有し、該被係止部の面積は該実装部の面積よりも小さいことを特徴とする請求項4記載のコイル部品。
  6. 該鍔部の該板状コア対向面には該実装面の方向へ窪んだ対向面凹部が形成され、該被係止部は対向面凹部内に収容されていることを特徴とする請求項5記載のコイル部品。
  7. 該端面部は、該鍔部の端面上において一の方向に延出する端面部基部と、該端面部基部に交差する方向へ該端面部基部から延出する端面部延出部とを有することを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか一記載のコイル部品。
  8. 該金属端子の一部であって該継線部が電気的に接続されて継線された部分は、該端面部延出部から延出した該金属端子の部分からなることを特徴とする請求項7記載のコイル部品。
  9. 該金属端子の一部であって該継線部が電気的に接続されて継線された部分は、該実装部から延出した該金属端子の部分からなることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一記載のコイル部品。
  10. 該鍔部の端面の一部であって該金属端子の該端面部が配置されている部分以外の部分の全体は、該巻芯部の軸方向において該巻芯部から離間する方向へ突出していることを特徴とする請求項4乃至請求項9のいずれか一記載のコイル部品。
  11. 該鍔部は巻芯部の軸方向に直交する面で切った断面が長方形状をなし該長方形の一の辺が該実装面を構成し、該凹部は、該長方形の一の辺の両端の角を切欠いた形状をなしていることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか一記載のコイル部品。
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