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JP5193849B2 - ブラインドの操作装置 - Google Patents
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本発明は、ブラインドの操作装置に関するものである。
従来、ヘッドボックスの一端部から垂下される無端状の操作コードの操作を通じて、上下に一定の間隔を隔てて支持された複数のスラットを昇降させるいわゆる横型ブラインドの操作装置が知られている。この横型ブラインドでは、一般的に、ヘッドボックスから垂下される梯子状の支持コードによって、水平方向へ延びる複数のスラット及びその下端に配置されたボトムレールが支持される。そして、ヘッドボックス内からそれぞれのスラットを通って下方へ垂直に延び下端で前記ボトムレールに連結された昇降コードを引き上げたり引き降ろしたりすることによってスラットを昇降させる。
昇降コードの引き上げまたは引き降ろしを行う操作装置としては、例えば次の構成が知られている。すなわち、ヘッドボックスの内部に軸支された駆動軸上に昇降コードを巻き取るドラムを設けて、当該ドラムに前記昇降コードの上端を係止する。そして、前記駆動軸の一端側に歯車等からなる伝達機構を介してプーリを連結し、このプーリを操作コードの操作を通じて回転させることにより前記駆動軸を回転させる。当該駆動軸の回転に伴い前記ドラムは回転し、当該ドラムに前記昇降コードが巻き取られたり巻き戻されたりすることにより、スラットの昇降が行われる。
ところが、前記従来のブラインドの操作装置には、次のような問題があった。すなわち、当該操作装置が設けられるブラインドは、例えば窓に取り付けて日よけや目隠しとして使用されるところ、例えば屋内にいる人がブラインドの近傍を歩行等する際に、前記操作コードのループ部分が手や腕等の人体の一部に絡みつくおそれがあった。特に、操作コードが首に絡むような場合には大きな問題となりかねない。そこで、こうした問題を解決するために、例えば特許文献1,2に記載されるようなブラインドの操作装置が従来提案されている。これら操作装置は、いずれも操作コードのループ部分に首等の人体の一部が絡みついた場合には、当該操作コードの両側が下方等へ同時に引っ張られることを利用してなされている。
特許文献1の操作装置では、プーリの下側に巻き掛けられた操作コードの両側を上方へ持ち上げつつ、当該操作コードの両側をプーリケースの両側壁の上部に引っ掛けた状態で下方へ垂下している。すなわち、操作コードはM字状に取り回される。そして、操作コードの両側が同時に下方等へ引っ張られた場合、プーリケースにはその両側壁を介して下方等への力が印加され、これにより当該プーリケースはプーリ及び操作コードとともにヘッドボックス等から外れる。これにより、操作コードによる首の締め付け等の問題が回避される。
また、特許文献2の操作装置では、ボールチェーンが巻回されたプーリを軸支するプーリケースにおいて、プーリの軸部分が挿入支持される支持孔の下部を僅かに切り欠くようにしている。そして、ボールチェーンの両側が同時に下方へ引っ張られた際には、プーリの軸部分がプーリケースの切り欠き部分を押し拡げるようにして下方へ通過することにより、当該プーリは操作コードとともにヘッドボックス等から外れる。これにより、操作コードによる首の締め付け等の問題が回避される。
米国特許第6116325号明細書 米国特許第6749000号明細書
特許文献1,2の操作装置によれば、操作コードによる首の締め付け等の問題は確かに回避される。しかし、特許文献1,2の操作装置には、次のような点において未だ改善の余地があった。すなわち、特許文献1の操作装置は、前述したように、M字状といった特殊な態様で操作コードを取り回す必要があるため、当該操作コードの取り回し作業が複雑化するといった問題がある。また、同文献のものでは、操作コードの両側をプーリケースの両側壁の上部に引っ掛けた状態で通常の操作が行われる構成とされているため、その操作時に当該プーリケースの両側壁と操作コードとの間に発生する摺動抵抗に起因して、操作コードの操作に必要とされる力、すなわち操作力が増大するおそれがある。
一方、特許文献2の操作装置では、特許文献1のものにみられるような操作コードの特殊な取り回しは必要とされていない。すなわち、プーリの上側の部分に巻回されたボールチェーンの両側が当該プーリの接線方向へそのまま垂下される通常の取り回しとされている。このため、ボールチェーンの取り回しの複雑化、あるいは操作力の増大といった問題は発生しない。しかしながら、特許文献2のものでは、前述したように、ボールチェーンの両側が同時に下方へ引っ張られた際には、プーリの軸部分がプーリケースの切り欠き部分を押し拡げるようにして下方へ通過させる構成を採用している。このため、プーリがプーリケースから外れる毎に、当該プーリケースの切り欠き部分が徐々に拡がり、これによりプーリがプーリケースから外れやすくなることが懸念される。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、プーリが外れるのに必要とされる外力の大きさを長期にわたって安定して維持することができるブラインドの操作装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、ヘッドボックスの一端に回転可能に支持されたプーリをこれに巻き掛けられた無端状の操作コードの操作を通じて回転させてこの回転力を当該プーリに作動連結される伝達機構を介して前記ヘッドボックスの内部に回転可能に支持される駆動軸に伝達し、当該駆動軸の回転を通じて前記ヘッドボックスから吊下支持される日射遮蔽材を昇降させるブラインドの操作装置において、前記プーリは、前記ヘッドボックスの外部において前記ヘッドボックスの外部に露出する前記伝達機構の連結部材に着脱自在に連結されるとともに、当該連結部材との間には互いに引きつけ合う磁力を作用させて当該磁力による吸着力を通じて前記連結部材に吸着されることにより当該連結部材に対する連結状態が維持されることをその要旨とする。
本発明によれば、操作コードを介して磁力による吸着力を超える外力が作用した際には、当該操作コードが巻き掛けられたプーリはプーリケースとともにヘッドボックスから外れる。磁力は、プーリ等が繰り返し外れた場合であれ、その吸着力が大きく変化することはない。このため、プーリが外れるのに必要とされる外力の大きさを長期にわたって安定して維持することができる。また、操作コードを通じてプーリケースを下方等へ付勢することにより当該プーリケース等をヘッドボックスから外す構成を採用する場合と異なり、操作コードの特殊な取り回し等も不要である。これは、プーリケースを下方へ付勢するために、操作コードをプーリケースに引っ掛ける等の必要がないからである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のブラインドの操作装置において、前記プーリには磁石又は磁性体を設ける一方、前記連結部材には磁性体又は磁石を設けることにより、前記プーリと前記連結部材との間に互いに引きつけ合う磁力を作用させるようにしたことをその要旨とする。
本発明によれば、プーリ及び伝達機構の連結部材側に、磁石及びこれに吸着される磁性体を設けるだけでよいことから、構成を複雑にすることなくプーリをヘッドボックス側に吸着させることができる。なお、磁石による吸着力(磁力)の調節を通じて、プーリがヘッドボックス側から外れるのに必要とされる外力の大きさを簡単に設定することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のブラインドの操作装置において、前記プーリは、プーリケースに回転可能に収容されるとともに当該プーリケースに形成された開口部を介して、前記連結部材に外嵌されるかたちで一体回転可能に係合連結し、前記プーリ及び前記連結部材においてこれらの回転方向に沿い且つ互いに合わさる周面には、それぞれ当該プーリの前記連結部材と反対側の側面に向かうにつれて縮径する抜きテーパを形成したことをその要旨とする。
本発明によれば、操作コードを介して磁力による吸着力を超える外力がプーリに作用して、当該プーリがプーリケースとともにヘッドボックスから外れる際に、連結部材に引っ掛かることなく円滑に外れる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載のブラインドの操作装置において、前記プーリは前記連結部材との間に形成される凹凸構造を通じて当該連結部材に一体回転可能に連結し、前記凹凸構造は、互いに嵌り合う複数の凸部及び複数の凹部を備え、これら凸部及び凹部の互いに係合する部位には抜き勾配面が形成されてなることをその要旨とする。
本発明によれば、操作コードを介して磁力による吸着力を超える外力がプーリに作用して、当該プーリがプーリケースとともにヘッドボックスから外れる際に、プーリと連結部材との間、具体的には互いに嵌り合う凸部及び凹部間に引っ掛かり等が発生することがなく、プーリはヘッドボックスから円滑に外れる。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は請求項4に記載のブラインドの操作装置において、前記プーリケースの前記ヘッドボックス側の側面下部には上方へ開口する掛止部を突設し、当該掛止部は前記ヘッドボックスの下部に設けられる被掛止部に下方から外挿されて掛止されることをその要旨とする。
操作コードは、プーリの回転中心軸に沿う方向、例えばブラインドの操作者側(ヘッドボックスに対して離間する方向)へ斜めに引っ張られた状態で操作される場合が想定される。このとき、本発明によれば、プーリケースの掛止部がヘッドボックスの被掛止部に掛止されることにより、プーリケースの操作者側への変位は規制される。したがって、通常操作時におけるプーリケース、ひいてはこれに収容されるプーリのヘッドボックスからの意図しない脱落が抑制される。なお、プーリケースの掛止部はヘッドボックス側の被掛止部に下方から外挿されることにより掛止されることから、当該プーリケースの下方への変位は許容される。このため、操作コードを介して磁力による吸着力を超える外力がプーリに対して下方へ作用した場合には、プーリはプーリケースとともにヘッドボックスから円滑に外れる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のブラインドの操作装置において、前記ヘッドボックスには、前記プーリケースの上部に係合してその前記ヘッドボックスに対する相対変位を規制する係合位置と、前記プーリケースの上部との係合が解除されて前記ヘッドボックスに対する相対変位を許容する解除位置との間を変位するストッパハンドルが設けられることをその要旨とする。
例えば多くの人により操作される場所にブラインドを設置する場合には、プーリケースがヘッドボックスから外れないようにしたいこともある。このような場合には、ストッパハンドルを解除位置から係合位置まで変位させることにより、プーリケース上部のヘッドボックスに対する相対変位を規制すればよい。ここで、プーリケースのヘッドボックスに対する相対変位には、当該プーリケースのヘッドボックスに対して離間する方向への変位、あるいはプーリケースのヘッドボックスに対する下方への変位も含まれる。そして、請求項5に記載されるように、通常、プーリケースの下部はヘッドボックスに対して離間する方向への変位が規制された状態に維持される。この状態で、本発明によるように、プーリケースの上部にストッパハンドルを係合させることにより当該プーリケース上部のヘッドボックスに対する離間方向への変位を規制するようにすれば、プーリケースの上下二箇所においてヘッドボックスに対する離間方向への変位が規制されることになる。また、ストッパハンドルの係合を通じてプーリケースのヘッドボックスに対する下方への変位も規制される。したがって、プーリに対して前記磁力による吸着力を超える外力がヘッドボックスに対する離間方向あるいは下方へ作用した場合であれ、プーリケースがヘッドボックスから外れることはない。このように、ブラインドの保護機能の有効状態及び無効状態を、ストッパハンドルの操作を通じて、簡単に切り替えることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載のブラインドの操作装置において、前記プーリは、前記操作コードが巻き掛けられるとともに両端が開口した円筒状の駆動プーリと、当該駆動プーリの内部に一体回転可能に設けられるとともに当該駆動プーリの開口部を介して前記伝達機構の連結部材に連結される円筒状の動力伝達部材と、前記駆動プーリに対して定められた回転力が印加された場合に前記駆動プーリと前記動力伝達部材との間の動力伝達を遮断するクラッチ機構と、を備えてなることをその要旨とする。
例えば日射遮蔽材が定められた上限位置あるいは下限位置に保持された状態でさらに操作コードの操作がなされた場合などには、駆動プーリには過大な操作力が作用することも想定される。この点、本発明によれば、駆動プーリに対して定められた回転力が印加された場合には、駆動プーリと動力伝達部材との動力伝達が遮断される。したがって、駆動プーリ、ひいては動力伝達部材と伝達機構側との連結部分等に、過大な回転負荷がかかることを抑制することができる。また、ヘッドボックスから操作装置が意図せず外れることも抑制される。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のブラインドの操作装置において、前記クラッチ機構は、前記動力伝達部材の内部に円環状に配設されるとともに当該動力伝達部材の周壁を貫通して前記駆動プーリの内周面にその周方向に間隔をおいて形成された複数の係合凹部に係合する複数のピンと、前記各ピンの内周側に設けられて各ピンを前記動力伝達部材の半径方向へ常時一括して付勢することにより各ピンをその一部を前記動力伝達部材側に残しつつ前記駆動プーリの係合凹部に係合した状態に保持するリングばねと、を備えてなることをその要旨とする。
通常時には、動力伝達部材の内部に設けられた各ピンは、これらピンの内周側に設けられたリングばねの弾性力により各ピンの一部を動力伝達部材側に残しつつ駆動プーリの係合凹部に係合した状態に保持される。このため、操作コードが巻き掛けられる駆動プーリの回転力は、各ピンを介して動力伝達部材に伝達される。そしてこの動力伝達部材の回転力は、伝達機構を介してヘッドボックス内の駆動軸に伝達される。
ここで、例えばスラット等の日射遮蔽材が下限位置又は上限位置にある状態で、さらに操作コードが引っ張られる等した場合には、プーリに過大な回転負荷が作用して当該プーリの破損等につながることが懸念される。また、本来外れるべきでない状況であるにもかかわらず、ヘッドボックスから操作装置が外れることも懸念される。この点、本発明によれば、プーリ(正確には、操作コードが巻き掛けられる駆動プーリ)に過負荷、すなわち各ピンと駆動プーリの各係合凹部との係合力を上回る力が作用した場合、各ピンはリングばねの弾性力に抗して動力伝達部材の内方へ変位し、これに伴いリングばねは縮径する。この結果、各ピンと駆動プーリとの係合状態が解除されて、駆動プーリ及び動力伝達部材の動力伝達は遮断される。したがって、操作コードが巻回される駆動プーリのみが回転し、この回転力が動力伝達部材に伝達されることはない。このように、駆動プーリに前述したいわゆる過負荷が作用した場合には、当該駆動プーリが空回りすることにより、当該駆動プーリ、ひいては動力伝達部材と伝達機構側との連結部分等に、過大な回転負荷がかかることを抑制することができる。また、ヘッドボックスから操作装置が意図せず外れることも抑制される。
請求項9に記載の発明は、請求項7に記載のブラインドの操作装置において、前記動力伝達部材は、前記駆動プーリの軸線に沿う方向へ変位可能に設けるとともに前記駆動プーリの開口部を介して前記伝達機構の連結部材との間に設けられる凹凸構造を通じて当該連結部材に係合連結し、前記凹凸構造を構成する複数の凸部及び複数の凹部は環状に設けるとともに、これら凸部及び凹部の互いに係合する部位には抜き勾配面を形成することにより前記動力伝達部材が回転した際には前記凸部及び前記凹部との係合が解除される方向への力が前記連結部材からの反力として前記動力伝達部材に印加されるようにし、前記クラッチ機構は、前記動力伝達部材の前記連結部材と反対側に配設されて当該動力伝達部材を当該連結部材側へ常時付勢することにより当該動力伝達部材と当該連結部材との連結状態を維持する付勢部材を備えてなることをその要旨とする。
通常時には、動力伝達部材は、連結部材と反対側に配設された付勢部材の付勢力により、連結部材側へ常時付勢される。これにより、動力伝達部材は、駆動プーリの開口部を介して連結部材に連結された状態に維持される。すなわち、操作コードの操作を通じて、駆動プーリ及び動力伝達部材は一体回転するとともに、この回転力は連結部材、ひいては伝達機構を介してヘッドボックス内の駆動軸に伝達される。
ここで、例えばスラット等の日射遮蔽材が下限位置又は上限位置にある状態で、操作コードがさらに引っ張られる等した場合には、プーリに過大な回転負荷が作用して当該プーリの破損等につながることが懸念される。また、本来外れるべきでない状況であるにもかかわらず、ヘッドボックスから操作装置が意図せず外れることも懸念される。この点、本発明によれば、プーリ(正確には、操作コードが巻き掛けられる駆動プーリ及びこれに一体回転可能に設けられた動力伝達部材)に過負荷が作用した場合には、動力伝達部材は、付勢部材の付勢力に抗して、凹部及び凸部の係合が解除される方向、すなわち連結部材に対して離間する方向へ変位する。このため、動力伝達部材及び連結部材の動力伝達は遮断される。したがって、駆動プーリ及び動力伝達部材は回転するものの、この回転力が伝達機構の連結部材に伝達されることはない。このように、プーリに前述したいわゆる過負荷が作用した場合には、当該プーリが空回りすることにより、伝達機構側との連結部分等に、過大な回転負荷がかかることを抑制することができる。また、ヘッドボックスから操作装置が意図せず外れることも抑制される。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜請求項9のうちいずれか一項に記載のブラインドの操作装置において、前記連結部材は、前記ヘッドボックスの前面及び背面の双方に設けられてなることをその要旨とする。
本発明によれば、操作装置は、ヘッドボックスの前面側及び背面側のいずれにも取り付けることができる。すなわち、ブラインドの操作タイプを簡単に左右反転することができる。
本発明によれば、操作コードの特殊な取り回しを回避しつつ、プーリが外れるのに必要とされる外力の大きさを長期にわたって安定して維持することができる。
<第1の実施の形態>
以下、本発明をいわゆる横型ブラインドに具体化した第1の実施の形態を図1〜図10に基づいて説明する。
<全体の概要>
図1に示すように、横型ブラインドは、ヘッドボックス11から複数本のラダーコード12を介して多数段のスラット(日射遮蔽材)13が吊下支持されるとともに、これらラダーコード12の下端にボトムレール14が取着されてなる。ラダーコード12の上端部はヘッドボックス11の内部に配設される図示しないチルト装置(角度調節装置)に支持される。当該チルト装置は、ヘッドボックス11の内部に配設される駆動軸15の回転に基づいてラダーコード12を介して各スラット13を同位相で上下方向へ回転させる。
また、各スラット13には、ヘッドボックス11から垂下される複数本の昇降コード16が貫通され、それら昇降コード16の下端はボトムレール14に連結されている。昇降コード16の上端部は、ヘッドボックス11の内部に配設される図示しない巻取り装置に巻着されている。当該巻き取り装置は、駆動軸15の回転に基づき昇降コード16の巻き取り及び巻き戻しを行う。そして、昇降コード16の巻き取りあるいは巻き戻しを通じてボトムレール14は昇降し、これに伴いスラット13も昇降する。
こうした各スラット13の角度調節操作及び昇降操作は、ヘッドボックス11の一端部に設けられる操作装置21の操作を通じて行われる。すなわち、この操作装置21は、ヘッドボックス11の内部に設けられるギヤボックス22を介して駆動軸15に作動連結され、当該操作装置21から垂下される無端状の操作コード23の操作を通じてスラット13の角度調節操作あるいは昇降操作が行われる。
<ギヤボックス>
図2に示すように、ギヤボックス22の内部には、駆動軸15の端部に固定された出力傘歯車31、及びこれに噛合する2つの入力傘歯車32,33が回転可能に設けられている。2つの入力傘歯車32,33は、出力傘歯車31の回転中心軸に直交する軸を中心として回転する。2つの入力傘歯車32,33の入力軸32a,33aの端部は、ギヤボックス22の側壁及びヘッドボックス11の側壁を貫通して外部に露出する。入力軸32a,33aには、ヘッドボックス11の外部に設けられる伝達機構34,35を介して操作装置21が作動連結可能とされている。
通常、操作装置21は、2つの伝達機構34,35のうち前面側(例えば、屋内側)となるものに連結される。例えば一方の入力軸32aに対応する伝達機構34に操作装置21が連結された場合には、操作コード23の操作力は伝達機構34を介して入力傘歯車32に伝達され、当該入力傘歯車32の回転に伴い出力傘歯車31及び駆動軸15が一体回転する。同様に、入力軸33aに対応する伝達機構35に操作装置21が連結された場合には、操作コード23の操作を通じた他方の入力傘歯車33の回転に伴い、出力傘歯車31及び駆動軸15が一体回転する。
<ヘッドボックス側の連結部位>
次に、操作装置21が作動連結されるヘッドボックス11側の伝達機構34,35の構成について説明する。
図3に示すように、ギヤボックス22において、出力傘歯車31を間に挟んで互いに対向する2つの側壁の外面には、円柱状の支持部41が形成されている。これら支持部41は、入力傘歯車32,33の入力軸32a,33aが回転可能に挿入支持される挿入孔42を有している。一方、ヘッドボックス11において、ギヤボックス22を間に挟んで互いに対向する側壁には、ギヤボックス22の支持部41を挿通可能とした挿通孔43が形成されている。これら挿通孔43には、ギヤボックス22の支持部41が内側から挿入されて外部に露出している。そして、これら支持部41の露出した部分に対応して伝達機構34,35が設けられる。なお、これら伝達機構34,35は、ヘッドボックス11に対する取り付け部位が前面側と背面側とで異なるのみであり同一の構成とされている。このため、本例では背面側の伝達機構35の構成についてのみ説明し、前面側の伝達機構34の部材構成については同一の符号を付し、その重複した説明を省略する。
さて、図4に併せ示されるように、伝達機構35は、支持部41の露出した部分を覆うように外方から取り付けられる四角板状のベース51を備えている。このベース51は、その上部に形成された係合突部52がヘッドボックス11の側壁を貫通して挿入されるとともに、その下部において皿螺子53が挿入されて締め付けられることによりギヤボックス22に固定されている。係合突部52がヘッドボックス11の側壁に貫通されることによりベース51の回転が規制される。また、係合突部52の一部がヘッドボックス11の側壁内面に係止されることにより、ベース51の上部がヘッドボックス11の側壁外面から離間することが規制される。このため、ベース51は確実にヘッドボックス11に固定される。
ベース51の中央部には、ギヤボックス22の支持部41の外径よりも若干小径の貫通孔54が形成されている。そして、ベース51の外面には、貫通孔54に沿う円環状の軸部55が突設されている。この軸部55には円錐台状の連結部材56が回転可能に挿通支持されている。この連結部材56の外周面には、ヘッドボックス11と反対側へ向かうにつれて縮径する抜きテーパ面57が形成されている。また連結部材56の中央部には、軸部55を挿入可能とした支持孔58が形成されている。また、連結部材56のヘッドボックス11と反対側の側面において、支持孔58の周囲には連結部材56の半径方向へ延びる多数の凹状歯59が環状に配置形成されている。この凹状歯59の内形形状は直方体状をなし、その互いに対向する2対(合計4つ)の内側面には当該凹状歯59の内底面に向かうにつれて互いに近接するように傾斜する抜き勾配面59aが形成されている。さらに、連結部材56のヘッドボックス11と反対側の側面において、支持孔58の周辺には円環状の収容凹部60が座繰り状に形成されるとともに、当該収容凹部60の周囲には、当該収容凹部60に連通する4つの係合凹部61が凹状歯59側へ延設されている。4つの係合凹部61は、連結部材56の円周方向において等間隔に設けられている。そして、収容凹部60には、鉄等の磁性体により一体形成された磁石受け部材71が装着されている。本例では、磁石受け部材71は鉄型焼結金属により形成されている。
磁石受け部材71は、一端が開口した円筒状の挿入部72及び当該挿入部72の開口端縁に形成された円環状の鍔部73を備えてなる。鍔部73の周面には、4つの係合突部74が設けられている。これら係合突部74は、磁石受け部材71の周方向において等間隔に形成されている。そして、磁石受け部材71は、各係合突部74を各係合凹部61に一致させた状態で収容凹部60に挿入されている。図3に示されるように、磁石受け部材71の挿入部72は、支持孔58内に露出するベース51の貫通孔54に挿入されている。挿入部72の先端面は、ギヤボックス22の挿入孔42から露出する入力軸33aに当接している。そして、磁石受け部材71の鍔部73は収容凹部60に、また各係合突部74は各係合凹部61に嵌合されている。これにより、磁石受け部材71と連結部材56との間の相対回転が規制される。また、磁石受け部材71のヘッドボックス11と反対側の側面と連結部材56のヘッドボックス11と反対側の側面とは、互いに段差のない状態、すなわち面一状態とされている。そしてこの状態で、磁石受け部材71の鍔部73側から螺子75を挿通して入力軸32aに締め付けることにより、磁石受け部材71は入力軸33aに固定されている。したがって、入力傘歯車33、磁石受け部材71、及び連結部材56は、ベース51の軸部55を中心として一体的に回転する。なお、螺子75の頭部は、磁石受け部材71の挿入部72の内部に収容された状態に保たれる。すなわち、螺子75の頭部が磁石受け部材71の外面から突出することはない。
このように構成された2つの伝達機構34,35のいずれか一方に操作装置21が着脱可能に連結される。横型ブラインドの操作タイプには、操作コード23がヘッドボックス11の右端部から垂下される右操作タイプと、同じくヘッドボックス11の左端部から垂下される左操作タイプの2種類があるところ、これらのいずれのタイプにするかにより操作装置21を2つの伝達機構34,35のいずれに連結するのかが決まる。本例では、ヘッドボックス11の前面側の伝達機構34に操作装置21が連結された場合には右操作タイプ、同じく背面側の伝達機構35に操作装置21が連結された場合には左操作タイプとなる。
<操作装置>
次に、ブラインドの操作装置の構成について詳細に説明する。
<プーリケース>
図3に示すように、操作装置21のプーリケース81はヘッドボックス11の外部に配設されるケース本体82及び当該ケース本体82に取り付けられるカバー83を備えている。これらケース本体82及びカバー83は、いずれも合成樹脂材料により形成されている。
図4に併せて示されるように、ケース本体82はその一側部から下部にわたって開口した有底箱体状をなし、ヘッドボックス11側となる底壁には当該ヘッドボックス11側の連結部材56よりも大径の円形の開口部84が形成されている。また、ケース本体82の逆U字状の側壁において、その下部に位置する2つの端部の外面には係止突部85が形成されるとともに、同じくその頂部には係合孔86が形成されている。
さらに、図5に併せて示すように、ケース本体82の底面下部には、左右方向へ延びる断面L字状の掛止部87が形成されている。当該掛止部87の上面にはその全長にわたって掛止溝87aが形成されている。この掛止溝87aには、ヘッドボックス11の底面において、その長手方向に沿う両側縁部に互いに対向して設けられた2つの突条11a,11bが係合可能とされている(図3参照)。また、図5に示すように、ケース本体82の底面上部には、断面L字状のストッパ部材88が形成されている。このストッパ部材88には、図3の左上に一点鎖線で示されるように、ヘッドボックス11の互いに対向する側壁の上部にスライド操作可能に設けられたストッパハンドル89が係合可能とされている。このストッパハンドル89については、後に詳述する。
図5に示すように、カバー83は、ケース本体82の側部における開口部を覆うものであって、当該開口部に対応する逆U字状の外形形状を有する板状に形成されている。カバー83の側縁部には2つの係止壁90が当該カバー83に直交するように突設され、これら係止壁90にはケース本体82側の係止突部85に対応する係止孔91が形成されている。また、カバー83の頂部にはケース本体82側の係合孔86に対応する係合突部92が形成されている。そしてこの係合突部92をケース本体82の係合孔86に内側から挿入しつつ、2つの係止壁90,90の間にケース本体82の側壁の下部を介在させ、当該側壁の係止突部85がカバー83側の係止孔91に係止されることにより、カバー83はケース本体82に固定される。
<プーリ>
図3に示すように、プーリケース81の内部には、プーリ100が回転可能に収容されている。このプーリ100は、両端が開口した円筒状の駆動プーリ101、及び当該駆動プーリ101に嵌合される円筒状の動力伝達部材102を備えてなる。これら駆動プーリ101及び動力伝達部材102はいずれも合成樹脂材料により形成されている。
<駆動プーリ>
図4に併せて示されるように、駆動プーリ101の外周面には複数個の爪部材103が設けられている。これら爪部材103は、駆動プーリ101の回転中心軸に沿う方向において2列に、且つ当該回転中心軸回りに一定間隔毎に設けられている。これら爪部材103のうち、カバー83から遠い方の列を構成する第1の爪部材103aと、カバー83に近い方の列を構成する第2の爪部材103bとは、駆動プーリ101の回転方向において互い違いになるように配設されている。これら第1及び第2の爪部材103a,103b間には操作コード23が巻き回される。
さらに図5に併せ示されるように、カバー83から遠い方の列を構成する第1の爪部材103aの上部には、カバー83と反対側に突出する突出部104が形成されている。各突出部104の内面にはその先端部に向かうほど駆動プーリ101の回転中心軸から離間するように傾斜する傾斜面104aが形成されている。そして各第1の爪部材103aの傾斜面104aと駆動プーリ101のカバー83と反対側の側面とからなる空間部は、ヘッドボックス11側に設けられる連結部材56の外形形状に対応する円錐台状をなす。すなわち、駆動プーリ101のヘッドボックス側の側面部分には、当該ヘッドボックス11側に設けられた連結部材56が嵌合可能とされている。なお、各傾斜面104aは、連結部材56の抜きテーパ面57に対応する駆動プーリ101側の抜きテーパ面を構成する。
また、駆動プーリ101の内周面には、4つのピン係合凹部105が形成されている。各ピン係合凹部105は、駆動プーリ101の回転中心軸方向へ延設されるととともに、当該回転中心軸周りに等間隔に配設されている。
<動力伝達部材>
図4に示すように、動力伝達部材102において、カバー83側の側面の中央部には、円柱状の磁石収容部106が凹設されるとともに、当該磁石収容部106の周囲には環状のスプリング収容部107が形成されている。また、動力伝達部材102の外周壁には、駆動プーリ101のピン係合凹部105に対応する4つの透孔108が形成されている。各透孔108は、動力伝達部材102の軸線周りにおいて等間隔に配設されている。さらに、動力伝達部材102の外周壁において、カバー83側の側縁部にはスプリング係合部109が切欠形成されている。スプリング係合部109は、動力伝達部材102の軸線周りにおいて所定角度(鈍角)をなして形成されている。そして、動力伝達部材102は、その4つの透孔108が駆動プーリ101側の4つのピン係合凹部105に一致するように、駆動プーリ101に嵌め込まれている。
動力伝達部材102の磁石収容部106には、円筒状の永久磁石110及び鉄等の磁性体からなる円板状のヨーク111が収容固定されている。また、図6(a)に併せて示されるように、動力伝達部材102のスプリング収容部107には、円柱状の4つのピン112がそれぞれ透孔108に対応して収容されている。ピン112は、例えばステンレス綱鋼材により形成されており、その中央外周面には、小径部112aが形成されている。これらピン112は、各透孔108を介して、駆動プーリ101側の各ピン係合凹部105に係合可能とされている。
そしてスプリング収容部107の内部において、各ピン112の内側には、円環状のバックスプリング113が収容されている。バックスプリング113は、各ピン112の小径部112aに係合している。これにより、バックスプリング113と各ピン112との係合状態が好適に維持される。また、バックスプリング113の外径は、スプリング収容部107の大径側の内周面の内径よりも若干大きく設定されている。このため、バックスプリング113は、その両端部がスプリング係合部109に係合されることにより若干縮径した状態に保持される。各ピン112は、バックスプリング113の弾性力により駆動プーリ101の半径方向へ付勢される。
通常は、図6(a)に示されるように、各ピン112は各透孔108を介して駆動プーリ101側のピン係合凹部105に係合した状態に保持される。正確には、各ピン112は、その一部を透孔108の内部に残した状態で、ピン係合凹部105に係合する。このため、操作コード23の操作を通じて、駆動プーリ101に所定の回転操作力が印加された場合には、駆動プーリ101及び動力伝達部材102は、一体的に回転する。一方、駆動プーリ101に対して、バックスプリング113の弾性力を超えるような過大な回転操作力が印加された場合には、図6(b)に示されるように、各ピン112はバックスプリング113の弾性力に抗して動力伝達部材102の中心方向へ変位する。各ピン112と駆動プーリ101のピン係合凹部105との係合が解除されることより、駆動プーリ101は、動力伝達部材102に対して相対的に回転する。すなわち、図6(c)に示されるように、ピン係合凹部105はピン112に対して相対的に回転変位し、当該駆動プーリ101は動力伝達部材102に対していわゆる空回りをする。このように、各ピン112は、駆動プーリ101と動力伝達部材102との間において、動力を伝達又は遮断するクラッチ機構として機能する。
一方、動力伝達部材102のカバー83と反対側の側面には、ヘッドボックス11側の連結部材56に形成された凹状歯59に対応する多数の凸状歯114が環状に配置形成されている。これら凸状歯114の外形形状は直方体状をなし、その互いに反対側に位置する2対(合計4つ)の外側面には当該凸状歯114の先端に向かうにつれて互いに近接するように傾斜する抜き勾配面114aが形成されている。各凸状歯114は、連結部材56の各凹状歯59に係合している。
<ストッパ>
なお、ヘッドボックス11の互いに対向する側壁の上部には、ストッパハンドル89が当該側壁に沿ってスライド変位可能に設けられている。図7(a),(b)に示すように、このストッパハンドル89は、ヘッドボックス11の側壁の上部に抜け止め状態で嵌合する断面コ字状の嵌合部121を介して、ヘッドボックス11の上部に支持されている。この嵌合部121において互いに対向する2つの側壁のうちヘッドボックス11の外側に位置する側壁の下部には、ヘッドボックス11の外側面に沿って一方向へ延びる延設部122が形成されている。また、嵌合部121のヘッドボックス11の外側に位置する側壁の外面において、延設部122の延設方向と反対側の側縁部には、当該側壁に直交する当接部123が形成されている。当接部123の下部には、プーリケース81の上部における外面形状に対応する曲面である当接面123aとして形成されている。
そしてストッパハンドル89は、図7(a),(b)にニ点鎖線で示されるアンロック位置(係合解除位置)と、同図に実線で示されるロック位置(係合位置)との間をスライド変位する。
アンロック位置は、図8(a)に示されるように、ストッパハンドル89が操作装置21に対して側方に位置するとともに、その延設部122がプーリケース81側のストッパ部材88に対して非係合状態となる位置である。ストッパハンドル89が当該アンロック位置に保持されている場合には、その延設部122がストッパ部材88に対して非係合となることにより、プーリケース81の下方への変位及びその上部のヘッドボックス11から離間する方向への変位が許容される。
ロック位置は、図8(b)に示されるように、ストッパハンドル89が操作装置21の内側に位置するとともに、その延設部122がプーリケース81側のストッパ部材88に内側から係合する位置である。ストッパハンドル89が当該ロック位置に保持されている場合には、その延設部122がストッパ部材88に係合することにより、プーリケース81の下方への変位及びその上部のヘッドボックス11から離間する方向への変位が規制される。
なお、ストッパハンドル89のアンロック位置からロック位置への変位は、図7(a)に実線で示されるように、ストッパハンドル89の当接部123(正確には、その下部に形成された当接面123a)がプーリケース81の上部外面に当接することにより規制される。
<ケースの取り付けの態様>
次に、前述のように構成した操作装置のヘッドボックスに対する取付けの態様について説明する。ここでは、操作装置21をヘッドボックス11の前面側に取り付けるものとする。
操作装置21は次のようにしてヘッドボックス11に取り付けられる。すなわち、図9(a)に示されるように、ケース本体82の下部に設けられた掛止部87をヘッドボックス11の突条11aに下方から係合させつつ、ケース本体82の上部に設けられたストッパ部材88をヘッドボックス11側の対応部位に形成される凹部11cに挿入するかたちで近接させる。すると、プーリケース81に内蔵された永久磁石110とヘッドボックス11側の磁石受け部材71との間に作用する吸着力により、プーリケース81はヘッドボックス11に固定された状態に保持される。この際、動力伝達部材102側の各凸状歯114と、連結部材56側の各凹状歯59とは、互いに係合した状態に保持される。したがって、動力伝達部材102の回転力は、各凸状歯114及び各凹状歯59の係合関係を通じて連結部材56に伝達される。
<左右転換>
なお、横型ブラインドにおいては、設置場所等に応じて、操作タイプを左右転換したい場合も多く存在すると想定される。この場合には、ヘッドボックス11の互いに反対側に設けられた伝達機構34あるいは伝達機構35から操作装置21を取り外して、この取り外した操作装置21を伝達機構35又は伝達機構34に装着すればよい。操作装置21は、永久磁石110の磁力を利用してヘッドボックス11側に固定されているのみであることから、何ら工具等を使用することなく、簡単に当該操作装置21の着脱を行うことができる。
本例では、前述したように、伝達機構34に操作装置21が連結される場合を右操作タイプ、伝達機構35に操作装置21が連結される場合を左操作タイプとしていることから、ブラインドの操作タイプを例えば右操作タイプから左操作タイプへ変更する場合には、次のようにする。すなわち、図10(a),(b)に示されるように、伝達機構34に装着されている操作装置21を取り外し、この取り外した操作装置21を伝達機構34と反対側に位置する伝達機構34に装着する。そして操作装置21を付け替えた後に、ヘッドボックス11を含む横型ブラインドの表裏を反転すれば、当該ブラインドの操作タイプの左右反転は完了となる。なお、操作装置21の取り外しの際には、例えば操作装置21の上部を把持して、駆動プーリ101の傾斜面104aと平行をなす方向へ引っ張ることにより、操作装置21をヘッドボックス11から簡単に取り外すことができる。
<操作装置の動作>
次に、前述のように構成した操作装置の動作について説明する。なお、ここでは操作装置21は前面側の伝達機構34に連結されているものとする。
操作コード23の操作、正確には操作装置21から垂下されたループ状の操作コード23において、ブラインドの昇降操作に対応する一方側の部分が下方へ引っ張られた場合には、操作装置21側の駆動プーリ101及び動力伝達部材102、並びにヘッドボックス11側の連結部材56及び入力傘歯車32は一体的に回転する。そして、当該入力傘歯車32の回転に基づき出力傘歯車31、ひいては駆動軸15が回転することにより、各スラット13が昇降される。ちなみに、操作装置21から垂下される操作コード23において、各スラット13の昇降操作の際には使用されない他方側の部分が下方へ引っ張られたときには、ヘッドボックス11の内部に設けられる前記チルト装置の動作を通じて、各スラット13は上下方向へ回転される。すなわち、各スラット13の上下方向における傾斜角度が変更される。
この通常のブラインド操作時には、操作コード23が、プーリ100の回転中心軸に沿う方向、例えばブラインドの操作者側(ヘッドボックス11に対して離間する方向)へ引っ張られた状態で操作される場合がある。このとき、プーリケース81の掛止部87がヘッドボックス11の突条11aに掛止されることにより、プーリケース81の操作者側への変位は規制される。したがって、通常操作時におけるプーリケース81、ひいてはこれに収容されるプーリ100のヘッドボックス11からの意図しない脱落が抑制される。
<駆動プーリに過負荷が印加された場合>
ここで、各スラット13の昇降操作時においては、プーリ100に過大な操作トルクが作用する場合が想定される。例えばスラット13が下限位置(下がりきった位置)又は上限位置(上がりきった位置)にある状態で、さらに操作コード23が引っ張られる等した場合には、プーリ100に過大な回転負荷が作用して当該プーリ100の破損等につながることが懸念される。また、ヘッドボックス11から操作装置21が外れることも懸念される。こうした懸念は、本実施の形態の操作装置21では、次のような保護動作を通じて解消される。すなわち、プーリ100(正確には、操作コード23が巻き掛けられる駆動プーリ101)に過負荷、すなわち各ピン112と駆動プーリ101の各ピン係合凹部105との係合力を上回る力が作用した場合、各ピン112はバックスプリング113の弾性力に抗して動力伝達部材102の内方へ変位し、これに伴いバックスプリング113は縮径する(図6(b)参照)。この結果、各ピン112と駆動プーリ101との係合状態が解除されて、駆動プーリ101及び動力伝達部材102間の動力伝達は遮断される。したがって、操作コード23が巻回される駆動プーリ101のみが回転し、この回転力が動力伝達部材102、ひいてはヘッドボックス11側の連結部材56に伝達されることはない。このように、駆動プーリ101に過負荷(過大な回転操作力)が作用した場合には、当該駆動プーリ101が空回りすることにより、当該駆動プーリ101、ひいては動力伝達部材102と伝達機構34あるいは伝達機構34との連結部分等に、過大な回転負荷がかかることが抑制される。また、操作装置21がヘッドボックス11から意図せず外れることもない。
<両端が同時に引っ張られた場合>
また、前述したように、操作コード23は操作装置21からループ状をなして垂下されるところ、この構成に起因して次のような不具合の発生が想定される。すなわち、この操作装置21が設けられるブラインドは、例えば窓に取り付けて日よけや目隠しとして使用されるところ、例えば屋内にいる人がブラインドの近傍を歩行等する際に、操作コード23のループ部分が手や腕等の人体の一部に絡みつくおそれがある。この場合、図9(b)に示されるように、プーリ100に巻き掛けられた操作コード23の両側が下方等へ同時に引っ張られることにより、プーリ100に対して当該操作コード23が引っ張られる方向への過大な外力が印加されることが考えられる。そしてプーリ100に印可される外力の大きさによっては、当該プーリ100、ひいてはこれが連結されるヘッドボックス11側の伝達機構34あるいは伝達機構35等の破損等につながることが懸念される。
こうした懸念は、本実施の形態の操作装置21では、次のような保護動作を通じて解消される。すなわち、操作コード23を介して磁力による吸着力を超える外力が、プーリ100に対して例えば下方へ作用した際には、当該プーリ100はプーリケース81とともにヘッドボックス11から外れる。すなわち、図9(a)に二点鎖線で示されるように、操作装置21の全体がヘッドボックス11から下方へ外れる。これにより、プーリ100、ひいてはこれが連結される伝達機構34,35等に無理な力がかかることはなく、これらの破損等の不具合が回避される。なお、永久磁石110による吸着力(磁力)の調節を通じて、プーリ100がヘッドボックス11から外れるのに必要とされる外力の大きさを簡単に設定することができる。
ここで、操作装置21がヘッドボックス11に取り付けられた状態においては、駆動プーリ101のヘッドボックス11側の側面部分には連結部材56が嵌合した状態に保持されるところ、連結部材56の外周面には抜きテーパ面57が形成される一方で、駆動プーリ101側の各第1の爪部材103aには当該抜きテーパ面57に対応して接触する傾斜面104aが形成されてなる。このため、図9(c)に示されるように、プーリ100に対して下方への外力が作用した場合には、駆動プーリ101はその傾斜面104aが連結部材56の抜きテーパ面57に案内されるかたちで下方へ滑り落ちる。
したがって、操作装置21がヘッドボックス11から外れるに際して、駆動プーリ101が連結部材56に引っ掛かることはない。また、動力伝達部材102側の各凸状歯114にも抜き勾配面114aが形成される一方で、連結部材56側の各凹状歯59の内形形状は各凸状歯114の外形形状に対応して形成されている。したがって、操作装置21がヘッドボックス11から外れるに際して、各凸状歯114が各凹状歯59に引っ掛かることもない。さらに、プーリケース81の掛止部87はヘッドボックス11側の突条11aあるいは突条11bに下方から外挿されることにより掛止されることから、当該プーリケース81の下方への変位は許容される。このため、操作コード23のループ部分を介して磁力による吸着力を超える外力がプーリ100に対して下方等へ作用した場合には、プーリケース81の掛止部87とヘッドボックス11側の突条11a,11bとの掛止は容易に解除される。したがって、操作コード23の両側が下方等へ同時に引っ張られた際、操作装置21はヘッドボックス11から円滑に外れる。
そして、操作装置21がヘッドボックス11から外れた際には、この外れた操作装置21をヘッドボックス11に取り付けることにより、再びブラインドの操作が可能となる。操作装置21は永久磁石110の磁力を利用してヘッドボックス11に連結する構成であることから、外れた操作装置21のヘッドボックス11に対する再度の組付も簡単である。
なお、ブラインドが、例えば多くの人により操作される場所(老人ホーム、ホテル等)に設置される場合には、プーリケース81がヘッドボックス11から外れないようにしたいこともある。このような場合には、ストッパ部材88を、図7(a),(b)に二点鎖線で示されるアンロック位置から、同図に実線で示されるロック位置までスライド変位させればよい。これにより、プーリケース81をヘッドボックス11から外れないようにすることができる。すなわち、通常時、プーリケース81の下部はヘッドボックス11に対して離間する方向への変位が規制された状態に維持される。この状態で、プーリケース81の上部にストッパ部材88を係合させることにより当該プーリケース81の上部のヘッドボックス11に対する離間方向への変位を規制するようにすれば、プーリケース81の上下二箇所においてヘッドボックス11に対する離間方向への変位が規制されることになる。したがって、プーリ100に対して前記磁力による吸着力を超える外力が例え下方へ向けて作用した場合であれ、プーリケース81がヘッドボックス11から外れることはない。このように、ブラインドの保護機能の有効状態及び無効状態を、ストッパ部材88の操作を通じて、簡単に切り替えることができる。
<実施の形態の効果>
したがって、本実施の形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)プーリ100は、その側部においてヘッドボックス11側の伝達機構34,35の連結部材56に着脱自在に連結するととともに、当該プーリ100と連結部材56との間には、これらを互いに引きつけ合う磁力を作用させることにより、当該プーリ100の連結部材56に対する連結状態が維持されるようにした。このため、操作装置21から垂下される操作コード23の両側が同時に下方等へ引っ張られた場合には、当該操作コード23が巻き掛けられたプーリ100はプーリケース81とともにヘッドボックス11から外れる。磁力は、操作装置21が繰り返し外れた場合であれ、その吸着力が大きく変化することはない。このため、操作装置21が外れるのに必要とされる外力の大きさを長期にわたって安定して維持することができる。ひいては、操作装置21が意図せずヘッドボックス11から外れることを抑制することができる。また、操作コード23を通じてプーリケース81を下方等へ付勢することにより当該プーリケース81をヘッドボックス11から外す構成を採用する場合と異なり、操作コード23の特殊な取り回し等も不要である。これは、プーリケース81を下方へ付勢するために、操作コード23をプーリケース81に引っ掛ける等の必要がないからである。
また、プーリ100、ひいてはこれが連結される伝達機構34,35等に無理な力がかかることはなく、これらの破損等を回避することができる。また、操作コード23のループ部分に対する首の挟み込み等に起因する問題の発生を防止することができる。
(2)プーリ100側には永久磁石110を、連結部材56側には磁性体からなる磁石受け部材71を設けることにより、プーリ100と連結部材56との間に互いに引きつけ合う磁力を作用させるようにした。このため、プーリ100及び伝達機構の連結部材側に、磁石及びこれに吸着される磁性体を設けるだけでよいことから、構成を複雑にすることなくプーリをヘッドボックス側に吸着させることができる。
また、磁石による吸着力(磁力)の調節を通じて、プーリがヘッドボックス側から外れるのに必要とされる外力の大きさを簡単に設定することができる。また、プーリ100をヘッドボックス11に固定するための手段として永久磁石110を使用することにより、操作装置21がヘッドボックス11から繰り返し外れた場合であれ、ヘッドボックス11側に対する吸着力が大きく変化することはない。すなわち、プーリ100がヘッドボックス11から外れる荷重にばらつきがなく一定である。したがって、操作コード23に同じ外力が印加された場合に、プーリ100が外れるときもあれば、外れないときもある、といった状況は生じ得ず、操作装置21の保護動作の信頼性が確保される。
(3)プーリ100は、プーリケース81に形成された開口部84を介して、連結部材56に外嵌されるかたちで一体回転可能に係合連結するようにした。そして、連結部材56の外周面には、ヘッドボックス11から離間するにつれて縮径する抜きテーパ面57を形成する一方で、当該連結部材56が嵌合されるプーリ100の側部には、抜きテーパ面57に対応するプーリ100側の抜きテーパ面として複数の傾斜面104aを各第1の爪部材103aに形成した。このため、操作コード23を介して磁力による吸着力を超える外力(特に、下方への外力)がプーリ100に作用した場合には、当該プーリ100は連結部材56に引っ掛かることなく円滑にヘッドボックス11から外れる。
(4)プーリ100の側部に設けられた各凸状歯114には抜き勾配面114aを形成した。また、これら凸状歯114が係合する連結部材56側の各凹状歯59の内形形状は、凸状歯114の外形形状に対応して形成した。このため、操作コード23を介して磁力による吸着力を超える外力がプーリ100の下方等に作用した場合には、当該プーリ100は、その各凸状歯114が連結部材56側の各凹状歯59に引っ掛かることなく円滑にヘッドボックス11から外れる。
(5)プーリケース81のヘッドボックス11側の側面下部には、上方へ開口する断面コ字状の掛止部87を設け、当該掛止部87はヘッドボックス11の下部に設けられる被掛止部としての突条11a,11bに下方から外挿されて掛止されるようにした。このため、操作コード23が、例えばブラインドの操作者側へ斜めに引っ張られた状態で操作された場合であれ、掛止部87に突条11a,11bが掛止されることにより、プーリケース81の操作者側への変位は規制される。したがって、通常操作時のプーリケース81の意図しない脱落が抑制される。
なお、プーリケース81の掛止部87はヘッドボックス11側の突条11a,11bに下方から外挿されることにより掛止されることから、当該プーリケース81の下方への変位は許容される。このため、操作コード23を介して磁力による吸着力を超える外力がプーリに対して下方へ作用した場合には、プーリケース81の掛止部87とヘッドボックス11側の突条11a,11bとの掛止は容易に解除される。すなわち、通常使用時にはプーリケース81はヘッドボックス11から外れにくく、操作コード23の両側が同時に下方へ引っ張られる等した場合にはプーリケース81は円滑にヘッドボックス11から外れる。したがって、通常使用時には、プーリケース81がヘッドボックス11から頻繁に外れるようなことがないので、ブラインドの操作性が確保される。一方、プーリ100に大きな外力が作用してその破損等のおそれがある場合には当該プーリ100がヘッドボックス11から円滑に外れることにより、プーリ100等の保護が図られる。
(6)プーリケース81のヘッドボックス11側の側面上部には、断面L字状のストッパ部材88を形成した。そして、ヘッドボックス11の上縁部には、前記のストッパ部材88に係合してそのヘッドボックス11に対して離間する方向への変位を規制する係合位置と、前記のストッパ部材88との係合が解除される解除位置との間を変位するストッパハンドル89を設けた。このため、ストッパハンドル89の操作を通じて、ブラインドの保護機能の有効状態及び無効状態を簡単に切り替えることができる。したがって、操作コード23のループ部分が下方へ引っ張られた場合であれ、プーリケース81をヘッドボックス11から外れないようにしたい場合等にも簡単に対応することができる。
(7)プーリ100は、操作コード23が巻き掛けられる駆動プーリ101と、当該駆動プーリ101の内部に摺動回転可能に嵌合されるとともに当該駆動プーリ101の開口部を介して伝達機構34,35の連結部材56に係合連結される動力伝達部材102とを備えてなる。そして、これら駆動プーリ101と動力伝達部材102との間の動力伝達を断続するクラッチ機構を設けた。
このクラッチ機構は、動力伝達部材102の内部に円環状に配設される複数個のピン112と、各ピン112の内周側に設けられて各ピン112を動力伝達部材102の半径方向へ常時一括して付勢するバックスプリング113とを有してなる。通常時には、各ピン112は、バックスプリング113の弾性力により、その一部を動力伝達部材102側に残しつつ駆動プーリ101の内周面に形成された各ピン係合凹部105に係合した状態に保持される。すなわち、駆動プーリ101及び動力伝達部材102は一体回転可能となる。そして、例えばスラット13が下限位置又は上限位置にある状態でさらに操作コード23が操作される等して、各ピン112と駆動プーリ101の各ピン係合凹部105との係合力を上回る力がプーリ100に作用した場合には、各ピン112はバックスプリング113の弾性力に抗して動力伝達部材102の内方へ変位する。この結果、各ピン112と駆動プーリ101との係合状態が解除されて、駆動プーリ101と動力伝達部材102との動力伝達は遮断された状態となる。このため、例えば各スラット13の下限位置及び上限位置を超えて操作された場合には、駆動プーリ101のみが回転する。したがって、プーリ100と伝達機構34,35との連結部分等に、過大な回転負荷がかかることはなく操作装置21の保護が図られる。なお、この際には、操作装置21がヘッドボックス11から外れることはない。前述した通り、操作コード23のループ部分に下方等への外力が印加された場合にのみ操作装置21はヘッドボックス11から外れる。
(8)ヘッドボックス11の表裏に伝達機構34,35を設け、これらの連結部材56に対する永久磁石110の磁力による吸着力を利用して操作装置21をヘッドボックス11側に連結するようにした。このため、操作装置21の着脱が非常に簡単である。また、操作装置21を伝達機構34,35のいずれかに取り付けることにより、ブラインドの操作タイプを簡単に左右転換することができる。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。本実施の形態は、基本的には第1の実施の形態と同様の構成とされているところ、操作コードが巻回されるプーリの構成の点で前記第1の実施の形態と異なる。したがって、前記第1の実施の形態と同一の部材構成については同一の符号を付し、その重複した説明を省略する。
図11に示すように、プーリケース81の内部に回転可能に収容されるプーリ200は、操作コード23が巻回される駆動プーリ201、並びにその内部に嵌合される動力伝達部材202、並びに永久磁石110及びヨーク111が収容される磁石保持部材203、並びに磁石保持部材203と動力伝達部材202との間に介在されるウェイブワッシャ204を備えてなる。駆動プーリ201、動力伝達部材202及び磁石保持部材203は、いずれも合成樹脂材料により形成されている。
図13及び図14に示すように、駆動プーリ201の内周面には、複数の係合凹部211が当該駆動プーリ201の軸線周りにおいて所定間隔毎に形成されている。各係合凹部211は、カバー83側に開放されるかたちで形成されている。
動力伝達部材202は、一側面が開口した有底円筒状に形成されている。動力伝達部材202の底面には、その中央部に円形の孔221が形成されるとともに、当該孔221の周囲には、多数の凸状歯114が円環状に配設されている。また、動力伝達部材202の外形形状は、駆動プーリ201の内形形状に対応している。すなわち、動力伝達部材202の外周面には、駆動プーリ201側の各係合凹部211に対応する係合凸部222が当該動力伝達部材202の軸線周りにおいて所定間隔毎に形成されている。さらに、動力伝達部材202の内周面には、4つの係合凹部223が当該動力伝達部材202の軸線周りに所定の間隔毎に形成されている。各係合凹部223は、カバー83側に開放されている。そして図12に示されるように、この動力伝達部材202は、その外周面の各係合凸部222を駆動プーリ201の各係合凹部211に一致させた状態で、駆動プーリ201のカバー83側から嵌合される。図11に示されるように、各係合凸部222が各係合凹部223のカバー83と反対側の非開放の部分に当接することにより、動力伝達部材202の駆動プーリ201への挿入方向への変位が規制される。この状態において、動力伝達部材202の底面(カバー83と反対側の側面)は、駆動プーリ201のカバー83と反対側の開口部から外部に露出する。そして各係合凸部222と各係合凹部211との間の係合関係を通じて、動力伝達部材202は駆動プーリ201と一体的に回転する。なお、動力伝達部材202は、各係合凸部222が各係合凹部211に案内されることにより、駆動プーリ201の軸線に沿う方向へスライド変位可能とされている。
図13及び図14に示すように、磁石保持部材203は、一側面が開口した有底円筒状に形成されている。磁石保持部材203の外径は、動力伝達部材202の孔221の内径とほぼ同一とされている。磁石保持部材203の開口端縁には円環状の鍔部231が形成されている。また、磁石保持部材203の開口側の外周面には、動力伝達部材202側の各係合凹部223に対応する4つの係合凸部232が鍔部231を含むかたちで形成されている。各係合凸部232は、動力伝達部材202の周方向において所定間隔毎に設けられている。磁石保持部材203の内部には、永久磁石110及びヨーク111が収容されている。そしてこの磁石保持部材203は、その外周面の各係合凸部232を動力伝達部材202側の各係合凹部223に一致させた状態で、動力伝達部材202の各凸状歯114と反対側の開口部から嵌合される。そして各係合凸部232と各係合凹部223との間の係合関係を通じて、磁石保持部材203は動力伝達部材202と一体的に回転する。すなわち、永久磁石110及びヨーク111が収容された磁石保持部材203、動力伝達部材202、及び駆動プーリ201は一体的に回転する。
また、磁石保持部材203の各係合凸部232において当該磁石保持部材203の軸線方向における長さは、動力伝達部材202側の各係合凹部223において当該動力伝達部材202の軸線方向に沿う長さよりも小さく設定されている。そして通常は、図11に示されるように、磁石保持部材203の各係合凸部232と、動力伝達部材202の各係合凹部223における各係合凸部232に対向する内側面との間には、所定の隙間Dが形成されている。したがって、動力伝達部材202に対して所定の外力がカバー83側へ向けて印加された際には、当該動力伝達部材202は、ウェイブワッシャ204の弾性力に抗して、カバー83側へスライド変位する。この動力伝達部材202のカバー83側への変位は、当該動力伝達部材202の各係合凹部223の内側面が磁石保持部材203側の各係合凸部232に当接することにより規制される。なお、磁石保持部材203は、図11に示されるように、カバー83の内面に設けられた押さえ部233に、ヨーク111及び永久磁石110を介して当接することにより、当該カバー83側への変位が規制される。
このように構成された操作装置21のヘッドボックス11への取付けの態様は、前記第1の実施の形態と同様に、ケース本体82下部の掛止部87をヘッドボックス11下部の突条11a,11bに下方から係合させつつ、ケース本体82上部のストッパ部材88をヘッドボックス11側の凹部11cに挿入するかたちで近接させる。すると、永久磁石110と磁石受け部材71との間に作用する吸着力により、プーリケース81はヘッドボックス11に固定された状態に保持される。また、ブラインドの操作方向の左右転換についても前記第1の実施の形態と同様に行うことができる。すなわち、操作装置21を伝達機構34,35間において付け替えるだけでよい。
<操作装置の動作>
次に、前述のように構成した操作装置の動作について説明する。なお、ここでは、操作装置21は伝達機構34に連結されているものとする。
さて、各スラット13を昇降させる際には、前記第1の実施の形態と同様に、操作装置21から垂下されたループ状の操作コード23において、当該昇降操作に対応する一方側の部分を下方へ引っ張ればよい。すると、操作装置21側の駆動プーリ201、及び動力伝達部材202、及び磁石保持部材203、並びにヘッドボックス11側の連結部材56及び入力傘歯車32は一体的に回転する。そして、当該入力傘歯車32の回転に基づき出力傘歯車31、ひいては駆動軸15が回転することにより、各スラット13が昇降される。また、各スラット13の上下方向における傾斜角度を変更する場合には、これも前記第1の実施の形態と同様に、操作コード23において各スラット13の昇降操作の際には使用されない他方側の部分を下方へ引っ張ればよい。なお、この通常のブラインド操作時において、操作コード23が例えばブラインドの操作者側へ引っ張られた状態で操作される場合であれ、プーリケース81の掛止部87がヘッドボックス11の突条11aに掛止されることにより、プーリケース81のヘッドボックス11からの意図しない脱落が抑制されることについても、前記第1の実施の形態と同様である。
<駆動プーリに過負荷が印加された場合>
ここで、例えばスラット13が下限位置(下がりきった位置)又は上限位置(上がりきった位置)にある状態で、さらに操作コード23が引っ張られる等した場合には、プーリ200に過大な回転負荷が作用して当該プーリ200の破損等につながることが懸念されることについては前述した通りである。また、ヘッドボックス11から操作装置21が外れることについても同様に懸念される。こうした懸念は、本実施の形態の操作装置21では、動力伝達部材202がウェイブワッシャ204の弾性力に抗してカバー側へ変位することにより解消される。すなわち、前述したように、動力伝達部材202の各凸状歯114には抜き勾配面114aが形成されるとともに、これらが係合する連結部材56の各凹状歯59の内周面にも当該抜き勾配面114aに対応する抜き勾配面59aが形成されている。このため、例えばスラット13が上限位置あるいは下限位置に達する等して連結部材56の回転が規制された状態で、これに係合する動力伝達部材202に回転力が印加された場合には、当該動力伝達部材202の回転力は、連結部材56の各凹状歯59の抜き勾配面59aと、動力伝達部材202の各凸状歯114の抜き勾配面114aとの係合を通じて、カバー83側への力に変換される。そして動力伝達部材202はその回転に伴い、各凸状歯114が連結部材56側の各凹状歯59間を乗り越えるかたちで、連結部材56に対して相対回転する。すなわち、各凸状歯114は、各凹状歯59を乗り越えるたびに、当該凹状歯59に係合する図15(a)に示される状態と、当該凹状は59から抜け出る図15(b)に示される状態とを繰り返す。したがって、操作コード23が巻回される駆動プーリ201のみが回転し、この回転力がヘッドボックス11側の連結部材56に伝達されることはない。このように、駆動プーリ201に過負荷(過大な回転操作力)が作用した場合には、当該駆動プーリ201が空回りすることにより、当該駆動プーリ201と伝達機構34あるいは伝達機構35との連結部分等に、過大な回転負荷がかかることが抑制される。また、ヘッドボックス11から操作装置21が意図せず外れることもない。
なお、前述のことからも分かるように、駆動プーリ101に対してその軸線方向へスライド変位する動力伝達部材202及びこれを連結部材56側へ常時付勢するウェイブワッシャ204は、駆動プーリ101と連結部材56との間において、動力を伝達又は遮断するクラッチ機構として機能する。
<操作コードの両端が同時に引っ張られた場合>
また、これも前述したように、例えば屋内にいる人がブラインドの近傍を歩行等する際に、操作コード23のループ部分が手や腕等の人体の一部に絡みつき、当該操作コード23の両側が同時に下方等へ引っ張られることが想定される。そして、操作コード23を介して、磁力による吸着力を超える外力がプーリ200に対して例えば下方へ作用した際には、当該プーリ200はプーリケース81とともにヘッドボックス11から外れる。これにより、プーリ200、ひいてはこれが連結される伝達機構34,35等に無理な力がかかることはなく、これらが破損する等の不具合が回避される。なお、プーリケース81をヘッドボックス11から外れないようにする場合には、前記第1の実施の形態と同様に、ストッパハンドル89を、図7(a),(b)に二点鎖線で示されるアンロック位置から、同図に実線で示されるロック位置までスライド変位させればよい。
<実施の形態の効果>
したがって、本実施の形態によれば、前記第1の実施の形態の(1)〜(6)の効果に加え、さらに以下の効果を得ることができる。
・駆動プーリ201の内部には、伝達機構34,35側の連結部材56に係合連結される動力伝達部材202を一体回転可能且つ当該駆動プーリ201の軸線に沿う方向へ変位可能に設けた。また、動力伝達部材202と磁石保持部材203との間には、当該動力伝達部材202を連結部材56側へ常時付勢するウェイブワッシャ204を配設した。そしてこのウェイブワッシャ204の弾性力により、動力伝達部材202と連結部材56との連結状態が維持される。
ここで、動力伝達部材202の各凸状歯114には抜き勾配面114aが形成されるとともに、これらが係合する連結部材56の各凹状歯59の内周面にも当該抜き勾配面114aに対応する抜き勾配面59aが形成されている。このため、動力伝達部材202の回転力の一部は、当該動力伝達部材202に対して、連結部材56から離間する方向への反力として作用する。当該反力は、動力伝達部材202の回転力が増大するにつれて大きくなる。そして例えばスラット13が下限位置又は上限位置にある状態でさらに操作コード23が操作される等して、当該反力がウェイブワッシャ204の弾性力よりも大きくなった場合には、動力伝達部材202はウェイブワッシャ204の弾性力に抗して連結部材56から離間する方向へ変位する。その結果、動力伝達部材202と連結部材56との間の動力伝達は、遮断された状態となる。したがって、プーリ200と伝達機構34,35との連結部分等に、過大な回転負荷がかかることはなく操作装置21の保護が図られる。
<他の実施の形態>
なお、前記第1及び第2の実施の形態は、次のように変更して実施してもよい。
・第1及び第2の実施の形態において、磁石受け部材71と入力傘歯車32,33の入力軸32a,33aとは螺子75により一体回転可能に連結するようにしたが、次のようにしてもよい。例えば、図16に示すように、磁石受け部材71における挿入部72の先端部には、中心角を例えば90°とした断面扇状の2つの連結突部241を互いに対向して形成する。一方、入力傘歯車32,33の入力軸32a,33aには、磁石受け部材71側の連結突部241が嵌合される断面扇状の2つの嵌合凹部242を形成する。そして、これら嵌合凹部242に連結突部241を嵌合させることにより、磁石受け部材71の入力傘歯車32,33に対する相対回転を規制する。このようにすれば、連結突部241と嵌合凹部242との係合を通じて、磁石受け部材71、ひいては連結部材56の回転力を入力傘歯車32,33に確実に伝達することができる。
・第1及び第2の実施の形態では、永久磁石110の磁力を利用してヘッドボックス11側に着脱可能に設けられる操作装置21にクラッチ機構を設けたが、当該クラッチ機構はヘッドボックス11に固定される操作装置に適用することも可能である。この場合にも、プーリ100等に過大な回転力が印加されることを防止することができる。
・第1及び第2の実施の形態では、永久磁石110をプーリ100側に設けたが、ヘッドボックス11側に設けてもよい。この場合、永久磁石110が吸着される相手側部材をプーリ100側に設ける。
・第1及び第2の実施の形態では、プーリ100側に凸状歯114を、連結部材56側に凹状歯59を設けたが、凸状歯114を連結部材56側に、凹状歯59をプーリ100側に設けてもよい。このようにしても、凸状歯114及び凹状歯59の係合を通じて、プーリ100と連結部材56との間の動力伝達が可能となる。
・第1及び第2の実施の形態では、プーリケース81側の掛止部87の形状は適宜変更してもよい。プーリケース81の落下を許容しつつ当該プーリケース81の手前側への変位が規制されればよい。
・第1及び第2の実施の形態では、いわゆる横型ブラインドの操作装置として本発明を具体化したが、ロールスクリーン及びプリーツスクリーン等、操作コードの操作を通じて遮蔽材の昇降等を行うブラインド全般の操作装置として適用することができる。
・第1及び第2の実施の形態において、プーリケース81を省略することも可能である。
横型ブラインドの正面図。 ギヤボックスの構成を示す概略平面図。 図2の1−1線断面図。 第1の実施の形態の操作装置の分解斜視図。 同じく操作装置の分解斜視図。 (a)は、同じく通常時においてカバーを外した状態での操作装置の正面図、(b)は、駆動プーリに過大な回転力が印加された状態を示す操作装置の正面図、(c)は、駆動プーリの動力伝達部材に対する相対回転を示す操作装置の正面図。 (a),(b)は、ストッパハンドルのロック位置及びアンロック位置を示す斜視図。 (a),(b)は、ストッパハンドルのロック位置及びアンロック位置を示す操作装置の背面図。 (a)は、操作装置のヘッドボックスに対する取付け態様、あるいはヘッドボックスからの脱落の態様を示す側断面図、(b)は、操作コードの両端に同時に外力が印加された旨示す操作装置の正面図、(c)は、操作装置が脱落する際における駆動プーリの傾斜面及び連結部材の抜きテーパ面との関係を示す要部側断面図、(d)は、操作装置が脱落する際における動力伝達部材の凸状歯及び連結部材の凹状歯の関係を示す要部側断面図。 (a),(b)は、ブラインド操作方向を左右転換する際の操作装置の着脱の態様を示す斜視図。 第2の実施の形態の操作装置の断面図。 同じくカバーを取り外した状態での操作装置の正面図。 同じく操作装置の分解斜視図。 同じく操作装置の分解斜視図。 (a)は、動力伝達部材の凸状歯が連結部材の凹状歯に係合した状態を示す要部側断面図、(b)は、動力伝達部材の凸状歯が連結部材の凹状歯から離脱した状態を示す要部側断面図。 他の実施の形態の磁石受け部材と入力傘歯車との連結構造を示す斜視図。
符号の説明
11…ヘッドボックス、11a,11b…突状(被掛止部)、13…スラット(日射遮蔽材)、15…駆動軸、23…操作コード、34,35…伝達機構、21…操作装置、56…連結部材、57…抜きテーパ面、59…凹状歯(凹部、凹凸構造)、59a…抜き勾配面、81…プーリケース、84…開口部(プーリケース)、87…掛止部、89…ストッパハンドル、100,200…プーリ、101,201…駆動プーリ、102,202…動力伝達部材、104a…傾斜面(抜き勾配)、105…クラッチ機構を構成するピン係合凹部(係合凹部)、110…永久磁石、111…磁石受け(磁性体)、112…クラッチ機構を構成するピン、113…クラッチ機構を構成するバックスプリング(リングばね)、114…凸状歯(凸部、凹凸構造)、114a…抜き勾配面、204…ウェイブワッシャ(付勢部材)。

Claims (10)

  1. ヘッドボックスの一端に回転可能に支持されたプーリをこれに巻き掛けられた無端状の操作コードの操作を通じて回転させてこの回転力を当該プーリに作動連結される伝達機構を介して前記ヘッドボックスの内部に回転可能に支持される駆動軸に伝達し、当該駆動軸の回転を通じて前記ヘッドボックスから吊下支持される日射遮蔽材を昇降させるブラインドの操作装置において、
    前記プーリは、前記ヘッドボックスの外部において前記ヘッドボックスの外部に露出する前記伝達機構の連結部材に着脱自在に連結されるとともに、当該連結部材との間には互いに引きつけ合う磁力を作用させて当該磁力による吸着力を通じて前記連結部材に吸着されることにより当該連結部材に対する連結状態が維持されるブラインドの操作装置。
  2. 請求項1に記載のブラインドの操作装置において、
    前記プーリには磁石又は磁性体を設ける一方、前記連結部材には磁性体又は磁石を設けることにより、前記プーリと前記連結部材との間に互いに引きつけ合う磁力を作用させるようにしたブラインドの操作装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のブラインドの操作装置において、
    前記プーリは、プーリケースに回転可能に収容されるとともに当該プーリケースに形成された開口部を介して、前記連結部材に外嵌されるかたちで一体回転可能に係合連結し、
    前記プーリ及び前記連結部材においてこれらの回転方向に沿い且つ互いに合わさる周面には、それぞれ当該プーリの前記連結部材と反対側の側面に向かうにつれて縮径する抜きテーパを形成したブラインドの操作装置。
  4. 請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載のブラインドの操作装置において、
    前記プーリは前記連結部材との間に形成される凹凸構造を通じて当該連結部材に一体回転可能に連結し、前記凹凸構造は、互いに嵌り合う複数の凸部及び複数の凹部を備え、これら凸部及び凹部の互いに係合する部位には抜き勾配面が形成されてなるブラインドの操作装置。
  5. 請求項3又は請求項4に記載のブラインドの操作装置において、
    前記プーリケースの前記ヘッドボックス側の側面下部には上方へ開口する掛止部を突設し、当該掛止部は前記ヘッドボックスの下部に設けられる被掛止部に下方から外挿されて掛止されるブラインドの操作装置。
  6. 請求項5に記載のブラインドの操作装置において、
    前記ヘッドボックスには、前記プーリケースの上部に係合してその前記ヘッドボックスに対する相対変位を規制する係合位置と、前記プーリケースの上部との係合が解除されて前記ヘッドボックスに対する相対変位を許容する解除位置との間を変位するストッパハンドルが設けられるブラインドの操作装置。
  7. 請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載のブラインドの操作装置において、
    前記プーリは、前記操作コードが巻き掛けられるとともに両端が開口した円筒状の駆動プーリと、当該駆動プーリの内部に一体回転可能に設けられるとともに当該駆動プーリの開口部を介して前記伝達機構の連結部材に連結される円筒状の動力伝達部材と、前記駆動プーリに対して定められた回転力が印加された場合に前記駆動プーリと前記動力伝達部材との間の動力伝達を遮断するクラッチ機構と、を備えてなるブラインドの操作装置。
  8. 請求項7に記載のブラインドの操作装置において、
    前記クラッチ機構は、前記動力伝達部材の内部に円環状に配設されるとともに当該動力伝達部材の周壁を貫通して前記駆動プーリの内周面にその周方向に間隔をおいて形成された複数の係合凹部に係合する複数のピンと、
    前記各ピンの内周側に設けられて各ピンを前記動力伝達部材の半径方向へ常時一括して付勢することにより各ピンをその一部を前記動力伝達部材側に残しつつ前記駆動プーリの係合凹部に係合した状態に保持するリングばねと、を備えてなるブラインドの操作装置。
  9. 請求項7に記載のブラインドの操作装置において、
    前記動力伝達部材は、前記駆動プーリの軸線に沿う方向へ変位可能に設けるとともに前記駆動プーリの開口部を介して前記伝達機構の連結部材との間に設けられる凹凸構造を通じて当該連結部材に係合連結し、
    前記凹凸構造を構成する複数の凸部及び複数の凹部は環状に設けるとともに、これら凸部及び凹部の互いに係合する部位には抜き勾配面を形成することにより前記動力伝達部材が回転した際には前記凸部及び前記凹部との係合が解除される方向への力が前記連結部材からの反力として前記動力伝達部材に印加されるようにし、
    前記クラッチ機構は、前記動力伝達部材の前記連結部材と反対側に配設されて当該動力伝達部材を当該連結部材側へ常時付勢することにより当該動力伝達部材と当該連結部材との連結状態を維持する付勢部材を備えてなるブラインドの操作装置。
  10. 請求項1〜請求項9のうちいずれか一項に記載のブラインドの操作装置において、
    前記連結部材は、前記ヘッドボックスの前面及び背面の双方に設けられてなるブラインドの操作装置。
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