JP5201821B2 - 着色組成物、およびそれを用いたカラーフィルタ - Google Patents
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Description
スピンコート法は、比較的小サイズの基板への薄膜形成に広く用いられている方法であり、透明基板を一定の回転数で回転させながら、透明基板中心部に塗布液を滴下し、遠心力によって塗布液を薄く延ばし、その塗布液に適した透明基板の回転数や回転時間等を制御することにより、所望の膜厚の塗膜を透明基板の表面に形成する塗布方法である。しかしながら、回転による遠心力を利用し塗膜を薄く延ばすという原理に起因し、透明基板の回転中心部分および周辺部分の塗布膜厚が、その中間部分に比べて厚くなりすぎるという欠点がある。
また、塗布方式によらず塗布液の表面張力や粘度が適切でないとピンホール(白抜け)が生じるといった問題が起こる。
白抜け:「白抜け=ピンホール状の欠点」
色ムラ:「端部色ムラ=端部に観察される額縁状の色ムラであり、境界が比較的明瞭」と「全体の色ムラ=基板全体に観察される境界の不鮮明な色ムラ」の2つに分類される。
膜厚ムラ:膜厚の均一性が不十分であることを意味し、「膜厚均一性(端部)=端面部の膜厚均一性」と「膜厚均一性(端部以外)=基板中央から端面手前までの均一性」の2つに分類される。
スジムラ:「スジムラ=ダイコート方式においてスリットの進行方向にたいして垂直方向に発生するスジ状のムラ」
本発明は、スピンコート法およびダイコート法により塗布した場合に、塗膜に観察される上記欠点を低減できる着色組成物の提供を目的とする。また、本発明は、上記塗膜欠点が殆ど認められないフィルタセグメントおよび/またはブラックマトリックスを具備するカラーフィルタの提供を目的とする。
0.08≦ B−A’ ≦ 0.18
を満たすことを特徴とする。
また、本発明のカラーフィルタは、本発明の着色組成物から形成されるフィルタセグメントおよび/またはブラックマトリックスを具備することを特徴とする。
従って、本発明の着色組成物を用いてフィルタセグメントおよび/またはブラックマトリックスを形成することにより、良質なカラーフィルタを提供することが可能となる。
本発明は、塗工ムラの発生しやすい赤色の着色組成物において、特にその効果が高い。
本発明の着色組成物は、透明樹脂、その前駆体またはそれらの混合物からなる色素担体と、色素と、有機溶剤と、表面調整剤とを含有する液状着色組成物であって、ウィルヘルミー平板法に従い、平面が22mm×22mmの正方形で、厚さが0.145mmのガラス板を、該液状着色組成物中に、前記ガラス板の一辺を該液状着色組成物の液面に対して垂直にして、垂直方向に2.5mm浸漬したとき、前記ガラス板の静止状態で測定される力A(25℃で測定)が1.16mN 以上であり、かつ、前記力Aから、前記液状着色組成物中における前記ガラス板の浮力を差し引いた力A’と、前記浸漬したガラス板を2.5mm/秒で垂直方向に引き上げたとき前記ガラス板が液状着色組成物から離れる瞬間に測定される力B(25℃で測定)とが、関係:
0.08≦ B−A’ ≦ 0.18
を満たす。
本発明においては、レスカ社製動的濡れ性試験器WET−600型測定機を用い、平面が22mm×22mmの正方形で、厚さが0.145mmのガラス板(MATSUNAMI社製、厚さは実測値)を用いる。試料液(液状着色組成物)を収容する容器は、直径45mmで深さが約40mmのもので、試料液を容器の底から15mm以上の高さまで入れる。ガラス板は、その一辺が液状着色組成物の液面に対して垂直となるように、液状着色組成物中に深さ2.5mmまで浸漬する。このガラス板の浸漬深さは、液面(容器に試料液を入れ、ガラス板を浸漬していないときの試料液の液レベル)を基準とする。測定は、液状着色組成物の温度25℃で行う。
ガラス板1(図2)が容器中の試料液(着色組成物)2(図2)に浸漬されて安定した状態(図1のT1の範囲)では、図2で示すように電子天秤にて検出される力A(単位:mN)は、試料液の表面張力により下側に向かって働く力A’と、浸漬された部分のガラス板の体積に比例したガラス板の浮力fとの合成された力であり、下記式(1)によって表される。
ここで、
A’=γ×cosθ×L
γ:試料液の表面張力(mN/m)
θ:試料液とガラス板の接触角
L:ガラス板と試料液の接液周長(ガラス板の(幅+厚さ)×2)(m)
f=v×ρ×g
v:浸漬した部分のガラス板の体積(m3)
ρ:試料液の密度(g/m3)
g:重力加速度(m/s2)
よって、下側に向かって働く力A’は、下記式(2)によって表される。
A’=A+f (2)
ガラス板が引き上げられる過程(図1のT2の範囲)でガラス板に働く力は、前述の力Aに加えて、ガラス板に付着した液がもとの状態に回復しようとする力(f1:液の変形を妨げる力)が下向きに働く。よって、力A2は、下記式(3)によって表される。
A2=A+f1=A’−f+f1 (3)
但し、引き上げられて浸漬体積が減少する過程で浮力(f)は小さくなっていく。
図1のT3の位置で試料液からガラス板が離れる。この瞬間に検出される力には浮力(f)の要素が含まれないので、力Bは、下記式(4)によって表される。
B=A’+f1 (4)
T1からT3への状態変化において「液がガラス板から切れる瞬間の力B」と「静止状態でガラスの浮力を差し引いた下方向に向かって働く力A’」の関係から「変形を妨げる力f1」を整理すると、f1は、下記式(5)によって表される。
f1= B−A’ (5)
本発明者らは、Aの値 が1.16mN以上であり、かつ、Bの値とA’の値の関係が0.08≦ B−A’ ≦0.18 [mN]を満たすように着色組成物(塗布液)の特性をコントロールすることが、塗膜表面の塗布ムラ、つまり白抜け、膜厚ムラおよびスジムラの全てが低減された良好な塗膜品質を得るために必要であるということを見出した。
0.08≦ B−A’ ≦0.18 [mN]を満たしているが、Aが1.16mN未満の場合は、「端部色ムラ長さ」が長くなる。
「B−A’」が0.18mNを超えるが、Aが1.16mN以上を満たしている場合、「白抜け」が僅かに悪い、「端部色ムラ長さ」が長くなる、「膜厚均一性(端部)」および「膜厚均一性(端部以外)」が悪いという評価結果となる。
表面調整剤は、分子内に疎水基と親水基を有するいわゆる界面活性剤の一種で、親水基を有しながらも水に対する溶解性が小さく、着色組成物に添加した場合、その表面張力低下能が低いという特長を有し、さらに表面張力低下能が低いにも拘らずガラス板への濡れ性が良好なものを好ましく使用できる。
表面調整剤としては、ポリアルキレンオキサイドを有するジメチルポリシロキサンが好ましく使用できる。ポリアルキレンオキサイドとしては、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイドがあり、ジメチルポリシロキサンは、ポリエチレンオキサイドとポリプロピレンオキサイドとを共に有していてもよい。
ポリアルキレンオキサイドを有するジメチルポリシロキサンは、東レ・ダウコーニング株式会社から市販されており、例えば、FZ-2110、FZ-2122、FZ-2130、FZ-2166、FZ-2191、FZ-2203、FZ-2207が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
表面調整剤の添加量が5.00重量部を超えると、Aの値が低くなりすぎて「端部色ムラの長さ」が長くなる。
また、添加量が0.01重量部より少ない場合は、Aの値が高くなり過ぎ、また「B−A’」が低くなりすぎて、「白抜け」が起こり「全体の色ムラ」が発生し、「膜厚均一性(端部)」および「膜厚均一性(端部以外)」が悪くなる。
アニオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、スチレン−アクリル酸共重合体のアルカリ塩、アルキルナフタリンスルホン酸ナトリウム、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸モノエタノールアミン、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸アンモニウム、ステアリン酸モノエタノールアミン、ステアリン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、スチレン−アクリル酸共重合体のモノエタノールアミン、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステルなどが挙げられる。
ノニオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリエチレングリコールモノラウレートなどの;アルキルジメチルアミノ酢酸ベタインなどのアルキルベタイン、アルキルイミダゾリンなどの両性界面活性剤、また、フッ素系やシリコーン系の界面活性剤が挙げられる。
界面活性剤を用いる場合、界面活性剤の量は、表面調整剤の重量の1〜50重量%に相当する量であることが好ましい。
色素担体は、着色組成物中の色素100重量部に対して、30〜700重量部、好ましくは60〜450重量部の量で用いることができる。また、透明樹脂とその前駆体との混合物を色素担体として用いる場合には、透明樹脂は、着色組成物中の色素100重量部に対して、20〜400重量部、好ましくは50〜250重量部の量で用いることができる。また、透明樹脂の前駆体は、着色組成物中の色素100重量部に対して、10〜300重量部、好ましくは10〜200重量部の量で用いることができる。
以下に、本発明の着色組成物に好ましく使用できる有機顔料の具体例を、カラーインデックス番号で示す。
赤色フィルタセグメントを形成するための赤色着色組成物には、例えばC.I. Pigment Red 7、9、14、41、48:1、48:2、48:3、48:4、81:1、81:2、81:3、97、122、123、146、149、168、177、178、180、184、185、187、192、200、202、208、210、215、216、217、220、223、224、226、227、228、240、246、254、255、264、272等の赤色顔料を用いることができる。赤色着色組成物には、黄色顔料、オレンジ顔料を併用することができる。
緑色フィルタセグメントを形成するための緑色着色組成物には、例えばC.I. Pigment Green 7、10、36、37等の緑色顔料を用いることができる。緑色着色組成物には黄色顔料を併用することができる。
青色フィルタセグメントを形成するための青色着色組成物には、例えばC.I. Pigment Blue 15、15:1、15:2、15:3、15:4、15:6、16、22、60、64等の青色顔料を用いることができる。青色着色組成物には、C.I. Pigment Violet 1、19、23、27、29、30、32、37、40、42、50等の紫色顔料を併用することができる。
マゼンタ色フィルタセグメントを形成するためのマゼンタ色着色組成物には、例えばC.I. Pigment Violet 1、19、C.I. Pigment Red144、146、177、169、81等の紫色顔料および赤色顔料を用いることができる。マゼンタ色着色組成物には、黄色顔料を併用することができる。
本発明の着色組成物には、調色のため、耐熱性を低下させない範囲内で染料を含有させることができる。
光重合開始剤としては、4−フェノキシジクロロアセトフェノン、4−t−ブチル−ジクロロアセトフェノン、ジエトキシアセトフェノン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン等のアセトフェノン系光重合開始剤、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンジルジメチルケタール等のベンゾイン系光重合開始剤、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、アクリル化ベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルサルファイド等のベンゾフェノン系光重合開始剤、チオキサンソン、2−クロルチオキサンソン、2−メチルチオキサンソン、イソプロピルチオキサンソン、2,4−ジイソプロピルチオキサンソン等のチオキサンソン系光重合開始剤、2,4,6−トリクロロ−s−トリアジン、2−フェニル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−メトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−トリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−ピペニル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−スチリル−s−トリアジン、2−(ナフト−1−イル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(4−メトキシ−ナフト−1−イル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2,4−トリクロロメチル−(ピペロニル)−6−トリアジン、2,4−トリクロロメチル(4’−メトキシスチリル)−6−トリアジン等のトリアジン系光重合開始剤、ボレート系光重合開始剤、カルバゾール系光重合開始剤、イミダゾール系光重合開始剤等が用いられる。光重合開始剤は、着色組成物中の色素100重量部に対して、5〜200重量部、好ましくは10〜150重量部の量で用いることができる。
界面活性剤としては、先述の表面調整剤に併用可能なものを用いることができる。
貯蔵安定剤としては、例えばベンジルトリメチルクロライド、ジエチルヒドロキシアミンなどの4級アンモニウムクロライド、乳酸、シュウ酸などの有機酸およびそのメチルエーテル、t−ブチルピロカテコール、テトラエチルホスフィン、テトラフェニルフォスフィンなどの有機ホスフィン、亜リン酸塩等が挙げられる。貯蔵安定剤は、着色組成物中の色素100重量部に対して、0.1〜10重量部の量で用いることができる。
本発明の着色組成物は、遠心分離、焼結フィルタ、メンブレンフィルタ等の手段にて、5μm以上の粗大粒子、好ましくは1μm以上の粗大粒子、さらに好ましくは0.5μm以上の粗大粒子および混入した塵の除去を行うことが好ましい。
本発明のカラーフィルタは、基板上にフィルタセグメントおよびブラックマトリックスを具備するものであり、例えば、ブラックマトリックスと、赤色、緑色、青色のフィルタセグメントとを備えることができる。前記フィルタセグメントおよび/またはブラックマトリックスは、スピンコート方式あるいはダイコート方式によって本発明の着色組成物を塗布することにより、基板上に形成される。
現像処理方法としては、シャワー現像法、スプレー現像法、ディップ(浸漬)現像法、パドル(液盛り)現像法等を適用することができる。
なお、紫外線露光感度を上げるために、上記着色レジスト材を塗布乾燥後、水溶性あるいはアルカリ可溶性樹脂、例えばポリビニルアルコールや水溶性アクリル樹脂等を塗布乾燥し、酸素による重合阻害を防止する膜を形成した後、紫外線露光を行うこともできる。
なお、実施例および比較例中、「部」および「%」とは「重量部」および「重量%」をそれぞれ意味する。
まず、実施例および比較例で用いたアクリル樹脂溶液の調製について説明する。樹脂の分子量は、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィ)により測定したポリスチレン換算の重量平均分子量である。
反応容器にシクロヘキサノン370部を入れ、容器に窒素ガスを注入しながら80℃に加熱して、同温度で下記モノマーおよび熱重合開始剤の混合物を1時間かけて滴下して重合反応を行った。
メタクリル酸 20.0部
メチルメタクリレート 10.0部
ブチルメタクリレート 55.0部
2‐ヒドロキシエチルメタクリレート 15.0部
アゾビスイソブチロニトリル 4.0部
滴下後さらに100℃で3時間反応させた後、アゾビスイソブチロニトリル1.0部をシクロヘキサノン50部で溶解させたものを添加し、さらに100℃で1時間反応を続けてアクリル樹脂の溶液を得た。アクリル樹脂の重量平均分子量は、約40000であった。
室温まで冷却した後、樹脂溶液約2gをサンプリングして180℃、20分加熱乾燥して不揮発分を測定し、先に合成した樹脂溶液に不揮発分が20%になるようにシクロヘキサノンを添加してアクリル樹脂溶液を調製した。
下記の組成の混合物を均一に撹拌混合した後、直径1mmのガラスビーズを用いて、サンドミルで5時間分散した後、5μmのフィルタで濾過し銅フタロシアニン顔料分散体を作製した。
ε型銅フタロシアニン顔料(C.I. Pigment Blue 15:6) 12.0部
(BASF製「ヘリオゲンブルーL−6700F」)
色素分散剤(ゼネカ社製「ソルスパース20000」) 2.4部
アクリル樹脂溶液 28.1部
シクロヘキサノン 57.5部
ついで、下記組成の混合物を均一になるように攪拌混合した後、1μmのフィルタで濾過して、青色レジスト材として調整した着色組成物を得た。着色組成物の組成(着色組成物全量を100とした重量比・かっこ内は顔料100重量部に対する重量)を表1に示す。
アクリル樹脂溶液 12.5部
トリメチロールプロパントリアクリレート 4.8部
(新中村化学社製「NKエステルATMPT」)
光重合開始剤 2.5部
(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製「イルガキュアー907」)
増感剤(保土ヶ谷化学社製「EAB−F」) 0.2部
表面調整剤A 0.01部
(ポリアルキレンオキサイド単位を有するジメチルポリシロキサン
:東レ・ダウコーニング社製「FZ-2122」)
シクロヘキサノン 0.99部
エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート 34.0部
表1に示した各実施例および各比較例の色に相当する顔料と表面調整剤を以下の中から選択したこと、および、顔料、分散助剤、アクリル樹脂、モノマー、光重合開始剤、増感剤、有機溶剤、表面調整剤の組成を表1に示す割合(着色組成物全量を100とした重量比・顔料100重量部に対する重量を併記)に変更した以外は、実施例1と同様にして各色レジスト材として調整した着色組成物を得た。
有機溶剤2:エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート
赤用顔料:ジケトピロロピロール系顔料(C.I. Pigment Red 254) 5.08部
(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製「イルガフォーレッドB−CF」)
アントラキノン系顔料(C.I. Pigment Red 177) 0.82部
(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製「クロモフタールレッドA2B」)
アントラキノン系顔料(C.I. Pigment Yellow 199) 0.20部
(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製「クロモフタールエローGT-AD」)
計6.10部
(東洋インキ製造社製「リオノールグリーン6YK」)
ニッケルアゾ錯体系顔料(C.I. Pigment Yellow 150) 2.00部
(ランクセス社製「E4GN」)
計5.60部
青用顔料:ε型銅フタロシアニン顔料(C.I. Pigment Blue 15:6) 5.40部
(BASF製「ヘリオゲンブルーL−6700F」)
黒用顔料:カーボンブラック
(テグサ社製「Printex75」) 5.50部
東レ・ダウコーニング社製「FZ-2122」
表面調整剤B:ポリアルキレンオキサイドを有するジメチルポリシロキサン
東レ・ダウコーニング社製「FZ-2110」
界面活性剤C:アラルキル変性シリコーン系界面活性剤、ビックケミー社「BYK-323」
界面活性剤D:フッ素系界面活性剤、大日本インキ化学工業社製「BL-20」
「白抜け」:塗布基板について、白色透過光にて目視によって基板全体を観察し、白抜けが無かった場合を○、白抜けが1〜3個であった場合を△、白抜けが4個以上観察された場合を×とした。
(色ムラ)
「端部色ムラ長さ」:塗工した面に白色光を透過させ、目視で塗膜の端部を観察しムラの境界の長さが5mm未満を○、5mm以上10mm未満を△、10mm以上を×とした。
「全体の色ムラ」:塗工した面に白色光を透過させ、目視で塗膜の端部を観察しムラの程度を評価した。ムラが無い場合○、僅かに観察される場合△、酷い場合×とした。
「膜厚均一性(端部)」:塗布塗膜の短辺端中央より基板中心方向に5cmまで5mmおきに膜厚を測定した。最大膜厚をTmax、最小膜厚をTmin、平均膜厚をTavgとし、下記式(6)により膜厚均一性(端部)を算出した。
「膜厚均一性(端部以外)」:塗布基板の基板中央より対角線方向に26cmまで2cmおきに膜厚を測定した。上記と同様に、下記式(6)により膜厚均一性(端部以外)を算出した。
膜厚均一性[%]=((Tmax−Tmin)/(Tavg×2))×100 (6)
膜厚均一性[%]は、5%以下であることが好ましく、2%以下であれば均一性が十分高いと判断出来る。
(スジムラ)
「スジムラ」:ダイコート塗布基板について、白色透過光にてスジムラ評価を行った。目視によってスジムラがない場合を○、スジムラが観察された場合を×とした。
それぞれの評価の結果を表2に示す
比較例1は、Aは1.16mN以上を満たしているが、「B−A’」が0.08未満であるため、「白抜け」が多い、「全体の色ムラ」が酷い、「膜厚均一性(端部、端部以外)」が悪い、およびダイコート法で「スジムラ」が観察されるという評価結果となった。
比較例4では、「B−A’」が0.18mNを超えており、かつAが1.16mN未満であるため、「白抜け」が僅かに悪い、「端部色ムラ長さ」が長い、「膜厚均一性(端部、端部以外)」が悪い、およびダイコート法で「スジムラ」が観察されるという評価結果となった。
比較例5では、Aが1.16mN以上を満たしているが、「B−A’」が0.18mNを超えるため、「白抜け」が僅かに悪い、「端部色ムラ長さ」が長い、「膜厚均一性(端部、端部以外)」が悪いという評価結果となった。
2:着色組成物
Claims (3)
- 透明樹脂、その前駆体またはそれらの混合物からなる色素担体と、色素と、有機溶剤と、表面調整剤とを含有する液状着色組成物であって、該表面調整剤が、着色組成物中の色素100重量部に対して、0.01〜5.00重量部のポリアルキレンオキサイドを有するジメチルポリシロキサンであり、かつウィルヘルミー平板法に従い、平面が22mm×22mmの正方形で、厚さが0.145mmのガラス板を、該液状着色組成物中に、前記ガラス板の一辺を該液状着色組成物の液面に対して垂直にして、垂直方向に2.5mm浸漬したとき、前記ガラス板の静止状態で測定される力A(25℃で測定)が1.16mN 以上であり、かつ、前記力Aから、前記液状着色組成物中における前記ガラス板の浮力を差し引いた力A'と、前記浸漬したガラス板を2.5mm/秒で垂直方向に引き上げたとき前記ガラス板が液状着色組成物から離れる瞬間に測定される力B(25℃で測定)とが、関係:
0.08≦ B−A' ≦ 0.18
を満たすことを特徴とする着色組成物。 - 25℃における粘度が20mPa・s以下であることを特徴とする請求項1記載の着色組成物。
- 請求項1または2記載の着色組成物から形成されるフィルタセグメントおよび/またはブラックマトリックスを具備することを特徴とするカラーフィルタ。
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