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JP5207901B2 - 皮膚化粧料 - Google Patents
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Description

本発明は、皮膚化粧料に関する。さらに詳しくは、β−アラニン誘導体と、非乳化性架橋型シリコーンを常温で液状の油分で膨潤した膨潤物の状態で配合することにより、毛穴のすり鉢状構造の目立ちを抑える毛穴縮小効果、不飽和脂肪酸により惹起される肌荒れを防止・改善する効果及び、皮膚のしわ、はり改善効果を有し、かつ使用性(しっとりさ、はり感)にも優れる皮膚化粧料に関する。
人の肌は、季節変動や加齢により、毛穴の目立ちや肌あれ、たるみやしわの発現など、様々な悩みを生じやすい。近年、特に若い女性を中心として、毛穴の目立ちに対する悩みは大きくなっており、これを改善する皮膚外用組成物が必要とされてきた。しかし毛穴が目立つメカニズムは明らかではなく、収斂化粧水や角栓の除去による対応が一般的である。あるいはファンデーションで見た目の改善を図ることも多い。しかし、例えば収斂化粧水は、肌を引き締めることを目的にしており、アルコールにより一時的に皮膚表面温度を下げたり、有機酸等により、蛋白質を凝固させたりする作用による。従って一時的に肌を引き締めるものであるため、皮膚への負荷が大きく、また毛穴の目立ちの根本的な解決となっておらず、その効果も充分ではなかった。また、知られた技術としては、グリコール酸やアスコルビン酸誘導体に毛孔縮小効果があるという報告もある(例えば、非特許文献1参照。)ものの、その作用メカニズムや効果の程度等、不明な点も多い。
また、角栓除去は毛穴につまった角栓を物理的に除去する方法であり、例えば、塩生成基を有する高分子化合物を含有した角栓除去剤(例えば、特許文献1参照。)、水不溶性シクロデキストリンポリマーを含有した化粧料(例えば、特許文献2参照。)、粘度が5〜80mPa・s/25℃の油分を50質量%以上含有した角栓除去用化粧料(例えば、特許文献3参照。)等による除去が知られている。このような角栓を除去する方法では物理的な力が肌にダメージになることもあり、皮膚への副作用が問題となることがあった。またその効果も一時的で角栓がすぐに再生してしまうことや、角栓を除去すると逆に毛穴が大きくなってしまうこともあり、必ずしも効果は充分とは言えなかった。また、β−アラニン誘導体は、皮膚への有効成分として従来より化粧料に配合されており、一般に、化粧料中にβ−アラニン誘導体を配合するとしっとりさが得られることが知られている。
なお、β−アラニン誘導体の化粧料配合については、例えば、特開2006−312597号(特許文献4)に、β−アラニン誘導体が皮膚の不全角化抑制作用、毛穴縮小効果、肌荒れ改善・防止効果等を有することが示されている。
また一方で、抗老化を目的とした化粧料において、加齢等に伴うはりや弾力の低下・しわの発現などの遅延・予防・隠蔽等は大きな目的のひとつである。
これらに効果がある薬剤としては、生薬由来の活性成分のほか、特許文献5にあるように、ビタミンAおよびその誘導体が知られている。しかしながら、これらの成分を化粧品に配合して肌に有効な状態を安定に維持することは困難である。
その中でも例えば、特許文献6のように、ビタミンA誘導体を安定化する技術が発明されているが、乳化化粧料として必須である乳化剤の添加が限定されるため、粘性や感触などの点で必ずしも望ましい状態が得られるとは限らなかった。また、このような薬剤の効果を明確にするには、連続的な適用が必要であり、その継続を促す意味でも、塗布して比較的短時間ではりや弾力の感覚を短時間で付与しうるものとしては、これまで、例えば、ポリビニルアルコール、アルギン酸ナトリウム、ムコ多糖やコラーゲン、卵殻タンパク質、およびこれらの分解物、アクリル系樹脂等の皮膜形成成分や、球状その他の粉末(特許文献7)、有機シリコーン樹脂などが用いられてきた。また、粘性の高い油分や固形状、あるいは抱水性を有する油分を用いたり(特許文献8)、またそれらと前述の薬剤や皮膜形成成分などとを組み合わせて用いることも知られている(特許文献9)。
しかしながら、これらの成分をはりや弾力が十分に感じられる量で添加した場合、適用時によれやべたつきが生じることが課題であった。
このように、従来、毛穴の目立ち抑制や肌あれ改善、たるみやしわの改善に対し、総合的に効果が認められ、しかも使用性にも優れた皮膚化粧料はなく、開発が望まれていた。
特開平5−97627号公報 特開平5−105619号公報 特開2002−241260号公報 特開2006−312597号公報 特開平8−245366号公報 特許第3634139号公報 特開平5−933号公報 特開2004−256515号公報 特開2007−269723号公報
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、不全角化抑制、毛穴縮小、肌荒れ防止・改善等の機能及び、しわ、はりの改善効果を総合的に改善する効果を有し、使用性にも優れた皮膚化粧料を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、(a)βーアラニン誘導体及びその塩から選ばれる群の1種又は2種以上と、(b)非乳化性架橋型シリコーンの1種又は2種以上とを含有することを特徴とする皮膚化粧料を提供する。
また、本発明は、(a)成分が、3−(1’−ピペリジン)−プロピオン酸、β−アラニンアミド、N−モノメチル−β−アラニン、N−シクロヘキシル−β−アラニン、N−シクロヘキシルメチル−β−アラニン、N−シクロヘキシル−N−メチル−β−アラニン、N−シクロヘキシルカルボニル−β−アラニン、N−(2’−ピリジル)−β−アラニン、N−ニコチノイル−β−アラニン、N−ベンジルオキシカルボニル−β−アラニン、N−ベンジル−β−アラニン、N−ベンゼンスルホニル−β−アラニン、N−ベンゾイル−β−アラニン、N−p−アニソイル−β−アラニン(N−4’−メトキシベンゾイル−β−アラニン)、N−m−アニソイル−β−アラニン(N−3’−メトキシベンゾイル−β−アラニン)、N−o−アニソイル−β−アラニン(N−2’−メトキシベンゾイル−β−アラニン)、N−3’,4’,5’−トリメトキシベンゾイル−β−アラニン及びN−フェニルアセチル−β−アラニンから選ばれる1種または2種以上である、皮膚化粧料を提供する。
また、本発明は(b)成分が、ジメチコンクロスポリマー、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマー、(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン/ビス−ビニルジメチコンクロスポリマーの群から選択される1種又は2種以上である皮膚化粧料を提供する。
また、本発明は、非乳化性架橋型シリコーンを常温で液状の油分で膨潤した膨潤物(ゲル状組成物)で配合することを特徴とする皮膚化粧料を提供する。
また、本発明は、成分(a)が0.1〜5.0質量%、成分(b)が0.1〜5.0質量%であることを特徴とする皮膚化粧料を提供する。
本発明の皮膚化粧料は、(a)βーアラニン誘導体及びその塩から選ばれる群の1種又は2種以上と、(b)非乳化性架橋型シリコーンの1種又は2種以上とを併用し、非乳化性架橋型シリコーンを常温で液状の油分で膨潤した膨潤物で配合することによって、不全角化抑制、毛穴縮小、肌荒れ防止・改善等の機能及び、しわ、はりの改善効果を総合的に改善する効果を有し、使用性にも優れる。
以下、本発明について詳述する。
本発明で用いられる(a)成分であるβ−アラニン誘導体としては、化粧料に用いられ得るものであれば特に限定されるものでなく、例えば、3−(1’−ピペリジン)−プロピオン酸、β−アラニンアミド、N−モノメチル−β−アラニン、N−シクロヘキシル−β−アラニン、N−シクロヘキシルメチル−β−アラニン、N−シクロヘキシル−N−メチル−β−アラニン、N−シクロヘキシルカルボニル−β−アラニン、N−(2’−ピリジル)−β−アラニン、N−ニコチノイル−β−アラニン、N−ベンジルオキシカルボニル−β−アラニン、N−ベンジル−β−アラニン、N−ベンゼンスルホニル−β−アラニン、N−ベンゾイル−β−アラニン、N−p−アニソイル−β−アラニン(N−4’−メトキシベンゾイル−β−アラニン)、N−m−アニソイル−β−アラニン(N−3’−メトキシベンゾイル−β−アラニン)、N−o−アニソイル−β−アラニン(N−2’−メトキシベンゾイル−β−アラニン)、N−3’,4’,5’−トリメトキシベンゾイル−β−アラニン、N−フェニルアセチル−β−アラニン、あるいはこれらの塩などが挙げられる。中でも、3−(1’−ピペリジン)−プロピオン酸あるいはその塩が、薬剤安定性、および皮膚への効果の点から最も好ましい。塩としては、例えばアルカリ金属塩(ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩、等)、アルカリ土類金属塩(カルシウム塩、マグネシウム塩、等)、アンモニウム塩、有機アミン塩(モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、等)などが挙げられる。(a)成分は1種または2種以上を用いることができる。
(a)成分の配合量は、本発明の皮膚化粧料中に、0.1〜5.0質量%を配合することが好ましい。0.1質量%未満では、効果が十分出ない場合があり、5.0質量%を超えて配合しても本発明の効果がさらに増強されるものではなく、安定性に影響が出ることも考えられる。
本発明で用いられる(b)成分としての非乳化性架橋型シリコーンは、シリコーン鎖の一部を架橋した架橋型シリコーンで、それ自体油と水を乳化する機能を持たないものである。非乳化性であることは、水及び油と共に架橋型シリコーンを配合した組成物をホモミキサー等を用いて高速撹拌した時に、乳化しないか、乳化した場合でも、乳化粒子径が50μm以上で大きく、乳化物をしばらく放置させた時に乳化状態が保たれないことで確認できる。
本発明に用いられる非乳化性の架橋型シリコーンとしては、例えば、メチルハイドロジェンポリシロキサンとメチルビニルポリシロキサンとの反応によるクロスポリマー(以下、ジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマーという。)、部分長鎖アルキル化あるいは部分フェニル化メチルハイドロジェンポリシロキサンとメチルビニルポリシロキサンとの反応によるクロスポリマー(以下、ビニルジメチコン/アルキルジメチコンクロスポリマーという。)、メチルハイドロジェンポリシロキサンとアルケンとの反応によるクロスポリマー(以下、ジメチコンクロスポリマーという。)等が挙げられる。上記3種のクロスポリマーからなる群より選択される1種又は2種以上を用いることが好ましい。
前記メチルビニルポリシロキサンにおいては、少なくとも、分子中にビニル基を2個有するものが用いられ、本発明において、効果的にクロスポリマーを生成する。また、生成に際して、一般的には分子中にビニル基を1個有するメチルビニルポリシロキサンが用いられ、このものはクロスポリマーの架橋率をコントロールする役割を果たす。
部分長鎖アルキル化メチルハイドロジェンポリシロキサンの長鎖アルキルの炭素数は、任意に設定できるが、本発明においては10〜14であることが好ましく、炭素数12のラウリル基が最適である。
また部分フェニル化メチルハイドロジェンポリシロキサンの場合には、フェニル基となる。
前記アルケンにおいては、少なくとも、分子中にビニル基を2個有するものが用いられ、本発明において効果的にクロスポリマーを生成する。また、生成に際して、一般的には、分子中にビニル基を1個有するアルケンが用いられ、このものはクロスポリマーの架橋率をコントロールする役割を果たす。
本発明においては、前記ジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマーは、表示名称(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーあるいはポリシリコーン−11と称されるものが該当する。また、ジメチコンクロスポリマーは、表示名称ジメチコンクロスポリマーと称されるものが該当する。また、(ビニルジメチコン/アルキルジメチコン)クロスポリマーのうち、ラウリル化メチルハイドロジェンポリシロキサンとメチルビニルポリシロキサンとの反応によるクロスポリマーは、表示名称(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマーと称されるものが該当し、フェニル化メチルハイドロジェンポリシロキサンとメチルビニルポリシロキサンとの反応によるクロスポリマーは、(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマーと称されるものが該当する。また、分岐シリコーン含有部分長鎖アルキル化メチルハイドロジェンポリシロキサンとメチルビニルポリシロキサンおよびとの反応によるクロスポリマーは、表示名称ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン/ビス−ビニルジメチコンクロスポリマーと称されるものが該当する。
非乳化性架橋型シリコーンの含有量は、皮膚化粧料全量中0.1〜5.0質量%であることが好ましい。含有量が0.1質量%未満では本発明の充分な効果が得られにくく、5.0質量%を超えて配合しても効果の増強はみられず、かえってべたつきを生じるようになってくる。
本発明においては、皮膚化粧料を調製するに際して、非乳化性架橋型シリコーンを前記液状油分で膨潤された膨潤物(ゲル組成物)で配合することが好ましい。これにより、優れた効果を有する皮膚化粧料を安定に調製することができる。
この場合の液状油分としては、特に、常温で低粘度、例えば、100mPa・s以下の液状油分が好ましい。好ましい粘度範囲は、1〜100mPa・sであり、たとえば、
シクロメチコン、メチルトリメチコンなどを用いることができる。
本発明において、好ましい配合形態である非乳化性架橋型シリコーン液状油膨潤物において、非乳化性架橋型シリコーンと液状油の混合の比率は質量比で、5〜40:95〜60が好適である。この範囲において本発明皮膚化粧料にとって好適な膨潤物となる。
前記非乳化性架橋型シリコーン液状油膨潤物は、市販されているので、その市販品を用いることが可能であり、市販品の例としては、以下のようなものが挙げられる。

表示名称ジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマーあるいはポリシリコーン−11と称されるものの膨潤物として、KSG−15((ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、シクロペンタシロキサンの混合物で架橋物は約5%)、KSG−16((ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、ジメチコン6mPa・sの混合物で架橋物は約25%)、KSG−1610((ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、メチルトリメチコンの混合物で架橋物は約17.5%)(以上、信越化学工業株式会社製)、GRANSIL
GCM(ポリシリコーン−11とオクタメチルシクロテトラシロキサンの混合物で架橋物は約6%)、GRANSIL GCM−5(ポリシリコーン−11とデカメチルシクロペンタシロキサンの混合物で架橋物は約6%)、GRANSIL
IDS(ポリシリコーン−11とイソデカンの混合物で架橋物は約7%)、GRANSIL DMG−6(ポリシリコーン−11とジメチコン6mPa・sの混合物で架橋物は約18%)、GRANSIL
DMG−20(ポリシリコーン−11とジメチコン20mPa・sの混合物で架橋物は約25%)、GRANSIL DMG−50(ポリシリコーン−11とジメチコン50mPa・sの混合物で架橋物は約26%)、GRANSIL
PM(ポリシリコーン−11とフェニルトリメチコンの混合物で架橋物は約20%)、GRANSIL ININ(ポリシリコーン−11とイソノナン酸イソノニルの混合物で架橋物は約15%)(以上、GRANT社製)等が挙げられる。
また、表示名称(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマーと称されるものの膨潤物として、
KSG−18((ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、フェニルトリメチコンの混合物で架橋物は約15%)(信越化学工業株式会社製)が挙げられる。
また、表示名称ビニルジメチコン/ラウリルジメチコンクロスポリマーと称されるものの膨潤物として、KSG−41((ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、流動パラフィンの混合物で架橋物は約30%)、KSG−42((ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、軽質イソパラフィンの混合物で架橋物は約25%)、KSG−43((ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリルの混合物で架橋物は約30%)、KSG−44((ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、スクワランの混合物で架橋物は約5%)(以上、信越化学工業株式会社製)等が挙げられる。

さらに、表示名称ジメチコンクロスポリマーと称されるものの膨潤物として、DC9040(ジメチコンクロスポリマー、デカメチルシクロペンタシロキサンの混合物で架橋物は12%)、DC9041(ジメチコンクロスポリマー、ジメチコン5mPa・sの混合物で架橋物は16%)、DC9045(ジメチコンクロスポリマー、デカメチルシクロペンタシロキサンの混合物で架橋物は12.5%)(以上、東レ・ダウコーニングシリコーン株式会社製)等が挙げられる。
さらに、表示名称ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン/ビス−ビニルジメチコンクロスポリマーと称されるものの膨潤物として、KSG−042Z(ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン/ビス−ビニルジメチコンクロスポリマー、イソドデカンの混合物で架橋物は約20%)、KSG−045Z(ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン/ビス−ビニルジメチコンクロスポリマー、シクロペンタシロキサンの混合物で架橋物は約20%)(以上、信越化学工業株式会社製)が挙げられる。
本発明において、前記膨潤物は、非乳化性架橋型シリコーンの質量%が、皮膚化粧料全量中、0.1〜5.0質量%の範囲内となるように用いられる。この範囲を逸脱すると、本発明の効果が得られなかったり、使用性の面でべたつきなどの問題を生じるようになる傾向がある。
本発明に係る皮膚化粧料には、通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられる成分、例えば油分、界面活性剤、粉末、色材、水、アルコール類、増粘剤、キレート剤、シリコーン類、酸化防止剤(抗酸化剤)、紫外線吸収剤、保湿剤、香料、各種薬効成分、防腐剤、中和剤、pH調整剤等必要に応じて適宜配合することができる。
上記任意配合成分のうち、油分の具体的な例としては、例えば、アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、月見草油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン等の液体油脂、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、モクロウ核油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油等の固型油脂、ミツロウ、カンデリラロウ、カルナバロウ、ラノリン、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ホホバロウ、硬質ラノリン、ポリオキシエチレン(以下、POEという。)ラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル等のロウ類、流動パラフィン、オゾケライト、スクワレン、パラフィン、セレシン、スクワラン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素、
ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアレン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジ2−エチルヘキシル酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ2−エチルヘキシル酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ2−エチルヘキシル酸ペンタエリスリトール、トリ2−エチルヘキシル酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル−2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オイル、アセトグリセライド、パルミチン酸−2−ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソプロピル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ2−ヘプチルウンデシル、セバシン酸ジ2−エチルヘキシル、ミリスチン酸−2−ヘキシルデシル、パルミチン酸−2−ヘキシルデシル、アジピン酸−2−ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸−2−エチルヘキシル等のエステル油、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、ラノリン脂肪酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸等の高級脂肪酸、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2−デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等の直鎖、分岐高級アルコール、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等のシリコーン油、パーフルオロヘキサン、トリパーフルオロ−n−ブチルアミン等のパーフルオロカーボンないしパーフルオロポリエーテル等を挙げることができる。
また、界面活性剤としては、例えば、セッケン用素地、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等の脂肪酸セッケン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム等の高級アルキル硫酸エステル塩、POEラウリル硫酸トリエタノールアミン、POEラウリル硫酸ナトリウム等のアルキルエーテル硫酸エステル塩、ラウロイルサルコシンナトリウム等のN−アシルサルコシン酸、N−ミリストイル−N−メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム等の高級脂肪酸アミドスルホン酸、POEステアリルエーテルリン酸等のリン酸エステル塩、モノラウロイルモノエタノールアミドPOEスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等のスルホコハク酸塩、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン等のアルキルベンゼンスルホン酸塩、
N−ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N−ステアロイルグルタミン酸モノナトリウム等のN−アシルグルタミン酸塩、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等の高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩、ロート油等の硫酸化油、POEアルキルエーテルカルボン酸、POEアルキルアリルエーテルカルボン酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、二級アルコール硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩、ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム、カゼインナトリウム等のアニオン系界面活性剤;塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム等のアルキルトリメチルアンモニウム塩、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム塩等のジアルキルジメチルアンモニウム塩、塩化セチルピリジニウム等のアルキルピリジニウム塩、アルキル四級アンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモリホニウム塩、POEアルキルアミン、アルキルアミン塩、ポリアミン脂肪酸誘導体、アミルアルコール脂肪酸誘導体、塩化ベンザルコニウム等のカチオン系界面活性剤;2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキシド−1−カルボキシエチロキシ二ナトリウム塩等のイミダゾリン系両性界面活性剤、アミドベタイン、スルホベタイン等のベタイン系界面活性剤等の両性界面活性剤;
ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタントリオレエート等のソルビタン脂肪酸エステル類、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸塩等のグリセリンポリグリセリン脂肪酸類、モノステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂肪酸エステル類、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POE・メチルポリシロキサン共重合体等の親油性非イオン性界面活性剤;
POEソルビタンモノオレエート、POEソルビタンモノステアレート等のPOEソルビタン脂肪酸エステル類、POEソルビットモノラウレート、POEソルビットモノオレエート、POEソルビットモノステアレート等のPOEソルビット脂肪酸エステル類、POEグリセリンモノオレエート、POEグリセリンジステアレート等のPOEグリセリン脂肪酸エステル類、POEモノオレエート、POEジステアレート、POEモノジオレエート等のPOE脂肪酸エステル類、POEラウリルエーテル、POEオレイルエーテル、POEコレスタノールエステル等のPOEアルキルエーテル類、POEオクチルフェニルエーテル、POEノニルフェニルエーテル等のPOEアルキルフェニルエーテル類、
POE・ポリオキシプロピレン(以下、POPという。)モノブチルエーテル、POE・POPセチルエーテル、POE・POPグリセリンエーテル等のPOE・POPアルキルエーテル類、POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油、POE硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE硬化ヒマシ油マレイン酸等のPOEヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体、POEソルビットミツロウ等のPOEミツロウ・ラノリン誘導体、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等のアルカノールアミド、POEプロピレングリコール脂肪酸エステル、POE脂肪酸アミド、POEアルキルアミン、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルエトキシジメチルアミンオキシド等の親水性非イオン性界面活性剤等を挙げることができる。
また、粉末としては、例えば、マイカ、タルク、カオリン、セリサイト(絹雲母)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、酸化アルミニウム、硫酸バリウム、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛、雲母チタン(酸化チタンコーテッドマイカ)、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス、窒化ホウ素、赤色228号、赤色226号、青色404号、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、セルロース粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等を挙げることができる。
また、アルコール類としては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール等の低級アルコール;コレステロール、シトステロール、ラノステロール等を挙げることができる。
また、増粘剤としては、例えば、アラビアゴム、トラガントカム、ガラクタン、キャロプガム、グアーガム、カラギーナン、ペクチン、寒天、デンプン(トウモロコシ、コムギ、ジャガイモ、コメ)等の植物系高分子、デキストラン、プルラン等の微生物系高分子、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子、コラーゲン、カゼイン、ゼラチン等の動物系高分子、メチルセルロース、ニトロセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、結晶セルロース等のセルロース系高分子、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子、ポリビニルメチルエーテル、カルボキシビニルポリマー等のビニル系高分子、POE系高分子、POEポリオキシプロピレン共重合体系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸アミド等のアクリル系高分子、ポリエチレンイミン、カチオンポリマー、ベントナイト、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ラポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸等の無機系水溶性高分子等の水溶性高分子等を挙げることができる。
また、キレート剤としては、例えば、シトラマル酸、アガル酸、グリセリン酸、シキミ酸、ヒノキチオール、没食子酸、タンニン酸、コーヒー酸、エチレンジアミン四酢酸、エチレングリコールジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、フィチン酸、ポリリン酸、メタリン酸、ならびにこれらの類似体ならびにこれらのアルカリ金属塩及びカルボン酸エステル等を挙げることができる。
また、紫外線吸収剤としては、例えば、パラアミノ安息香酸等の安息香酸系紫外線吸収剤;アントラニル酸メチル等のアントラニル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸オクチル等のサリチル酸系紫外線吸収剤;パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシケイ皮酸オクチル等のケイ皮酸系紫外線吸収剤;ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル等の紫外線吸収剤、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸等を挙げることができる。
また、保湿剤としては、例えば、ポリエチレングリコール(以下、PEGという。)、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、キシリトール、マルチトール、マルトース、D−マンニット、ブドウ糖、果糖、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、グルコサミン、シクロデキストリン等を挙げることができる。
また、薬効成分としては、例えば、ビタミンA油、レチノール、パルミチン酸レチノール、塩酸ピリドキシン、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド、ニコチン酸dl−α−トコフェロール、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、ビタミンD2、dl−α−トコフェロール、パントテン酸、ビオチン等のビタミン類;アズレン、グリチルリチン等の抗炎症剤;アルブチン、4−メトキシサリチル酸、トラネキサム酸、エチルビタミンC、アスコルビン酸リン酸マグネシウム等の美白剤、エストラジオール等のホルモン類;酸化亜鉛、タンニン酸等の収斂剤;L−メントール、カンフル等の清涼剤;その他塩化リゾチーム、塩酸ピリドキシン、イオウ等を配合することができる。さらに多様な薬効を示す各種抽出物を配合することができる。すなわちドクダミエキス、オウバクエキス、カンゾウエキス、シャクヤクエキス、ボタンピエキス、ヘチマエキス、ユキノシタエキス、ユーカリエキス、チョウジエキス、マロニエエキス、ヤグルマギクエキス、海藻エキス、タイムエキス等を挙げることができる。
また、防腐剤としては、例えば、安息香酸、サリチル酸、パラオキシ安息香酸エステル(メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン等)、ソルビン酸、パラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、塩化ベンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニリド、感光素、フェノキシエタノール等を挙げることができる。
また、その他、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、水酸化カリウム、水酸化カリウム、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム等の中和剤;乳酸、クエン酸、グリコール酸、コハク酸、酒石酸、リンゴ酸、炭酸水素ナトリウム炭酸水素アンモニウム等のpH調整剤;アスコルビン酸、α−トコフェロール、カロチノイド等の抗酸化剤を本発明の製剤に配合することができる。
上記成分は例示であり、これらに限定されるものではない。またこれら成分は、所望する形態に応じた処方に従い、適宜組み合わせて配合することが可能である。
また、剤型としては、水溶液系,可溶化系、乳化系、油液系、ゲル系、軟膏系、エアゾール系、水−油2層系、水−油−粉末3層系等、幅広い剤型を取りことができる。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれによってなんら限定されるものではない。なお、配合量は特記しない限りすべて質量%である。
まず初めに、本実施例で用いた試験方法、評価方法について説明する。
<確認試験1>ヒト毛穴縮小効果
健常人男性の頬部を用い、1ヶ月間1日2回試料を塗布する実験を各群5人で行った。本発明品と比較品を半面ずつ塗布した。
塗布連用前と連用後にレプリカを採取し、同一部位の毛穴の形状変化を、3次元レーザースキャン顕微鏡で観察した。毛穴の大きさは、視感判定により1〜13の13段階(数字が大きい程毛穴は大きい。)で評価し、塗布前後の評点の差(塗布後−塗布前)を算出して、これをレプリカ判定値として、各試料の有効性を検討した。結果を表1および2に示す。
また、各試験品について、専門パネル10名に使用してもらい、(確認試験2)塗布直後のしわ改善効果、(確認試験3、4、5)塗布後、5時間後、連用4週間後のしわ改善効果、(確認試験6)はり感・肌にはりを感じる使用感を判定してもらい、以下の基準で評価した。
<確認試験2>使用性(使用時のべたつきのなさ)
◎:べたつきがないと感じた人が8人以上
○:べたつきがないと感じた人が5人〜7人
△:べたつきがないと感じた人が3人〜4人
×:べたつきがないと感じた人が2人以下
<確認試験3>塗布直後のしわ改善効果
◎:しわ改善効果があると感じた人が8人以上
○:しわ改善効果があると感じた人が5人〜7人
△:しわ改善効果があると感じた人が3人〜4人
×:しわ改善効果があると感じた人が2人以下
<確認試験4>塗布5時間後のしわ改善効果
◎:しわ改善効果があると感じた人が8人以上
○:しわ改善効果があると感じた人が5人〜7人
△:しわ改善効果があると感じた人が3人〜4人
×:しわ改善効果があると感じた人が2人以下
<確認試験5>塗布・連用4週間後のしわ改善効果
◎:しわ改善効果があると感じた人が8人以上
○:しわ改善効果があると感じた人が5人〜7人
△:しわ改善効果があると感じた人が3人〜4人
×:しわ改善効果があると感じた人が2人以下
<確認試験6>はり感・肌にはりを感じる使用感
◎:はり改善効果があると感じた人が8人以上
○:はり改善効果があると感じた人が5人〜7人
△:はり改善効果があると感じた人が3人〜4人
×:はり改善効果があると感じた人が2人以下
[実施例1〜10および比較例1〜10]
下記表1〜2に示す組成で、皮膚化粧料であるスキンケアクリームを常法により製造し、上記の確認試験1〜7の評価方法に従い、各々評価した。結果を表1〜2に示す。
(*1)商品名:Dow Corning 9041 Silicone Elastomer
Blend(非乳化性架橋型シリコーン純分16%)
東レ・ダウ・コーニング・シリコーン社製
(*2)商品名:KSG−042Z(非乳化性架橋型シリコーン純分15%),信越化学工業株式会社製
表1〜2から明らかなように、本発明の必須成分である(a)βーアラニン誘導体及びその塩から選ばれる群の1種又は2種以上、あるいは(b)非乳化性架橋型シリコーンの1種又は2種以上を含有する本発明の実施例1〜10は、使用性に優れながらも、不全角化抑制、毛穴縮小の効果およびしわ、はり改善効果に優れる皮膚化粧料を提供することができるが、本発明の必須成分を欠いた比較例1〜10は、上記の使用性と不全角化抑制、毛穴縮小の効果、しわ・はり改善効果のいずれかを欠いたものとなることが明らかである。
以下、さらに本発明の処方例を示す。
また、前記効果試験をこれらにおいて行ったところ、いずれも優れた結果が得られた。
[実施例11]エモリエントクリーム(O/W型)
成分 配合量(質量%)
(1)ステアリルアルコール 2.0
(2)ベヘニルアルコール 1.0
(3)水添ポリイソブテン 4.0
(4)スクワラン 7.0
(5)ジネオペンタン酸トリプロピレングリコール 2.0
(6)1,3−ブチレングリコール 5.0
(7)ジプロピレングリコール 3.0
(8)(成分b)ジメチコンクロスポリマー/ジメチコン混合物 25.0
(架橋型シリコーン分3.0%)
商品名:Dow Corning 9045 Silicone
Elastomer Blend(非乳化性架橋型シリコーン純分12%)
東レ・ダウ・コーニング・シリコーン社製
(9)ポリエチレングリコール1500 1.0
(10)モノヤシ油脂肪酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン 3.0
商品名:NIKKOL TL-10V,日光ケミカルズ株式会社製
(11)モノステアリン酸グリセリル 2.0
(12)エチルパラベン 0.1
(13)ブチルパラベン 0.1
(14)トコフェロール 0.1
(15)(成分a)N-メチル−β-アラニン 2.0
(16)香料 適量
(17)イオン交換水 残余

<製法>
(17)に(6)、(7)、(9)、(12)〜(15)を加え、70℃に加熱調製した。次いで、(1)〜(5)、(8)、(10)、(11)、(16)の油相を70℃に調製した。これを先の水相に加えて、ホモミキサーにて乳化粒子を均一にして、脱気、冷却、濾過を行い、目的のエモリエントクリーム(O/W型)を得た。
[実施例12]乳液
成分 配合量(質量%)
(1)ジメチコン5cs 3.0
(2)(成分b)ポリシリコーン-11/デカメチルシクロペンタシロキサン混合物 5.0
(非乳化性架橋型シリコーン分0.3%)
商品名:GRANCIL GCM-5(非乳化性架橋型シリコーン純分6%,GRANT社製)
(3)スクワラン 2.0
(4)オレフィンオリゴマー 1.0
(5)イソノナン酸イソトリデシル 2.0
(6)ステアリン酸PEG−20 0.3
商品名:EMALEX 820,日本エマルジョン株式会社製
(7)セスキステアリン酸ソルビタン 0.1
商品名:NIKKOL SS-15V,日光ケミカルズ株式会社製
(8)モノステアリン酸グリセリル(自己乳化型) 0.3
商品名:NIKKOL MGS-ASEV,日光ケミカルズ株式会社製
(9)香料 適量
(10)ジプロピレングリコール 1.0
(11)1,3−ブチレングリコール 4.0
(12)グリセリン 2.0
(13)カルボキシビニルポリマー 0.1
(14)アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.05
(15)水酸化カリウム 適量
(16)(成分a)N−(4’-メトキシベンゾイル)−β−アラニン 3.5
(17)スギナエキス 0.1
(18)ハマメリスエキス 0.1
(19)エタノール 5.0
(20)フェノキシエタノール 0.3
(21)イオン交換水 残余

<製法>
(10)〜(21)を60℃で均一に溶解する(水相)。次いで、(1)、(3)〜(9)を60℃で均一に溶解し、先の水相に添加して、ホモミキサーで60℃で乳化する。さらに、この乳化物に(2)を添加して、ディスパーで均一に分散する。脱気、冷却、濾過を行い、目的の乳液を得た。
[実施例13]エモリエントクリーム(O/W型)
成分 配合量(質量%)
(1)ベヘニルアルコール 0.1
(2)バチルアルコール 0.5
(3)水添ポリイソブテン 4.0
(4)流動パラフィン 5.0
(5)エチルヘキサン酸セチル 1.0
(6)デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0
(7)(成分b)(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマー/ジフェニルシロキシ (非乳化性架橋型シリコーン分2.25%)フェニルトリメチコン混合物
商品名:KSG-18A(非乳化性架橋型シリコーン純分15%,信越化学工業株式会社製)
(8)香料 0.1
(9)ポリエチレングリコール20000 1.0
(10)エチルパラベン 0.1
(11)ブチルパラベン 0.1
(12)トコフェロール 0.1
(13)(ジメチルアクリルアミド/2-アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸共重合体 0.2
(14)(成分a)
N−ベンゼンスルホニル−β−アラニン 2.0
(15)サンザシエキス 0.1
(16)フトモモ葉エキス 0.1
(17)アロエエキス 0.1
(18)ワレモコウエキス 0.1
(19)チョウジエキス 0.1
(20)ジュウヤクエキス 0.1
(21)アルテア根エキス 0.1
(22)ムラサキ根エキス 0.1
(23)1,3−ブチレングリコール 3.0
(24)グリセリン 3.0
(25)イオン交換水 残余

<製法>
(25)に、(9)〜(24)を加え、70℃に加熱調製した。次いで、(1)〜(6)、(8)の油相を70℃に調製した。これを水相に加えて、ホモミキサーにて乳化粒子を均一にした。さらに、(7)を添加して、
ディスパーで均一に分散する。脱気、冷却、濾過を行い、目的エモリエントクリーム(O/W型)を得た。
[実施例14]エモリエントクリーム(W/O型)
成分 配合量(質量%)
(1)マイクロクリスタリンワックス 2.0
(2)流動パラフィン 25.0
(3)水添ナタネ種子油 5.0
(3)ジオレインポリグリセリル−2 5.0
商品名:NIKKOL DGDO,日光ケミカルズ株式会社製
(4)ブチルパラベン 0.1
(5)香料 0.1
(6)(成分b)(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー/メチルトリメチコン混合物 23.0
(非乳化性架橋型シリコーン分4.0%)
商品名:KSG-1610(非乳化性架橋型シリコーン純分17.5%,信越化学工業株式会社製)
(7)グルタミン酸ナトリウム 1.6
(8)セリン 0.4
(9)イオン交換水 残余
(10)プロピレングリコール 3.0
(11)(成分a)N−ニコチノイル-β-アラニン 4.5
(12)カミツレエキス 0.1
(13)クララエキス 0.1

<製法>
一部の(9)と(7)、(8)と(3)を50℃に加熱し、均一にする(アミノ酸ゲル)。次いで、(1)〜(5)の油相を70℃に溶解したものの中に先のアミノ酸ゲルをディスパーで均一に分散する。さらに、残りの(9)と(10)〜(13)を70℃に加熱したものをこの分散液中に十分撹拌しながら添加し、ディスパーで均一に乳化した後、(6)を添加してディスパーで均一に分散する。 脱気、冷却、濾過を行い、目的のエモリエントクリーム(W/O型)を得た。
[実施例15]抗老化・美白の効果のある総合クリーム(O/W型)
成分 配合量(質量%)
(1)パルミチン酸 2.0
(2)セチルアルコール 1.5
(3)ワセリン 3.0
(4)スクワラン 5.0
(5)トリエチルヘキサノイン 2.0
(6)オレイン酸ソルビタン 2.0
商品名:EMALEX SPO-100,日本エマルジョン株式会社製
(7)香料 0.1
(8)(成分b)
(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー/イソドデカン混合物
(非乳化性架橋型シリコーン分2.5%) 10.0
商品名:KSG−42(非乳化性架橋型シリコーン純分25%,信越化学工業株式会社製)
(9)トラネキサム酸 2.0
(10)(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/ビニルピロリドン)コポリマー 0.1
(11)メチルパラベン 0.1
(12)フェノキシエタノール 0.1
(13)(成分a)N-(1’−ピペリジン)-プロピオン酸
3.0
(14)オトギリソウエキス 0.1
(15)アセンヤクエキス 0.1
(16)メリロートエキス 0.1
(17)イオン交換水 残余
<製法>
(17)に、(9)〜(16)を加え、70℃に加熱調製した。次いで、(1)〜(7)の油相を70℃に調製した。この油相を先に調製した水相に加え、ホモミキサーにて乳化粒子を均一にした後、(8)を添加して、ディスパーで均一に分散した。脱気、冷却、濾過を行い、目的の抗老化・美白の効果のある総合クリーム(O/W型)を得た。
[実施例16]エモリエントクリーム(W/O型)
成分 配合量(質量%)
(1)スクワラン 15.0
(2)エチルヘキサン酸セチル 5.0
(3)イソノナン酸イソノニル 3.5
(4)マイクロクリスタリンワックス 1.0
(5)ジステアルジモニウムヘクトライト 1.5
(6)PEG−10ジメチコン 1.0
商品名:KF-6017,信越化学工業株式会社製
(7)デカメチルシクロペンタシロキサン 5.0
(8)ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン/ビス−ビニルジメチコンクロスポリマー(非乳化性架橋型シリコーン分5.0%) 25.0
商品名:KSG-045Z(非乳化性架橋型シリコーン純分20%),信越化学工業株式会社製
(9)香料 0.1
(10)1,3−ブチレングリコール 5.0
(11)グリセリン 5.0
(12)(成分a)N-(3’,4’,5’−トリメトキシ−ベンゾイル)−β−アラニン 1.0
(13)エチルパラベン 0.1
(14)フェノキシエタノール 0.2
(15)エチルビタミンC 0.1
(16)ワイルドタイムエキス 0.1
(17)チャ葉エキス 0.1
(18)イオン交換水 残余

<製法>
(1)〜(7)、(9)を70℃に調製し、均一に分散・溶解して油性ゲルを得る。(18)に、(10)〜(17)を加え、均一に溶解させ、70℃に調製する(水相)。この水相を先に調製した油性ゲルの中へ十分に撹拌しながら徐添する。ディスパーで乳化粒子を均一に調製した後、(8)を添加して、ディスパーに均一に分散する。脱気、冷却、濾過を行い、目的のエモリエントクリーム(W/O型)を得た。
[実施例17]ジェル状美容液
成分 配合量(質量%)
(1)ポリアクリル酸ナトリウム/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸共重合体 2.0
(2)(成分b)(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー/ジメチコン混合物 3.0
(非乳化性架橋型シリコーン分0.75%)
商品名:KSG-16(非乳化性架橋型シリコーン純分25%),信越化学工業株式会社製
(3)ジメチコン5cs 5.0
(4)POE(20)ベヘニルエーテル 0.5
商品名:NIKKOL BB-20,日光ケミカルズ株式会社製
(5)エタノール 5.0
(6)フェノキシエタノール 0.1
(7)香料 0.1
(8)イオン交換水 残余
(9)グリセリン 5.0
(10)1,3−ブチレングリコール 3.0
(11)ビャクレンカエキス 0.1
(12)トウキ根エキス 0.1
(13)ヨモギエキス 0.1
(14)ショウキョウエキス 0.1
(15)ボタンエキス 0.1
(16)(成分a)N-シクロヘキシルカルボニル-β-アラニン 0.3

<製法>
(1)、(5)〜(16)を均一に溶解した水相に、(2)〜(4)の混合物を添加して、ディスパーで均一に分散する。脱気、冷却、濾過を行い、目的のジェル状美容液を得た。
実施例11〜17の化粧料はいずれも本願発明の効果に優れた皮膚化粧料である。


















Claims (4)

  1. (a)3−(1’−ピペリジン)−プロピオン酸、β−アラニンアミド、N−モノメチル−β−アラニン、N−シクロヘキシル−β−アラニン、N−シクロヘキシルメチル−β−アラニン、N−シクロヘキシル−N−メチル−β−アラニン、N−シクロヘキシルカルボニル−β−アラニン、N−(2’−ピリジル)−β−アラニン、N−ニコチノイル−β−アラニン、N−ベンジルオキシカルボニル−β−アラニン、N−ベンジル−β−アラニン、N−ベンゼンスルホニル−β−アラニン、N−ベンゾイル−β−アラニン、N−p−アニソイル−β−アラニン(N−4’−メトキシベンゾイル−β−アラニン)、N−m−アニソイル−β−アラニン(N−3’−メトキシベンゾイル−β−アラニン)、N−o−アニソイル−β−アラニン(N−2’−メトキシベンゾイル−β−アラニン)、N−3’,4’,5’−トリメトキシベンゾイル−β−アラニン及びN−フェニルアセチル−β−アラニン並びにこれらの塩からなる群から選ばれる化合物の1種又は2種以上と、
    (b)ジメチコンクロスポリマー、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマー、(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン/ビス−ビニルジメチコンクロスポリマーの群から選択される非乳化性架橋型シリコーンの1種又は2種以上とを含有することを特徴とする皮膚化粧料。
  2. 前記(b)非乳化性架橋型シリコーンを常温で液状の油分で膨潤した膨潤物で配合することを特徴とする請求項1に記載の皮膚化粧料。
  3. (a)成分が、3−(1’−ピペリジン)−プロピオン酸またはその塩である、請求項1、2に記載の皮膚化粧料。
  4. 成分(a)が0.1〜5.0質量%、成分(b)が0.1〜5.0質量%であることを特徴とする請求項1〜に記載の皮膚化粧料。
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