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JP5216441B2 - 電気コネクタ - Google Patents
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JP5216441B2 - 電気コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、電気コネクタに関する。特に、電線の端末を圧接により結線する圧接コンタクトを備える電気コネクタの構造に関する。
近年では、コピー機、ファクシミリ装置、又はこれらを統合した複合機などの事務機器が普及している。これらの事務機器は、電線とコネクタを一体に組み上げたワイヤリングハーネスが内部に設置された複数の基板用コネクタを電気接続している。
前述のワイヤリングハーネスに用いられるコネクタは、電線の端末を圧接により結線する圧接コンタクトを備えている。この圧接コンタクトは、相手側コンタクトと接続するコンタクト接続部と圧接接続部が一体に構成されている。
一般に、圧接接続部は、一対の圧接刃を有するスロットを有している。電線をこのスロットに挿入すると、一対の圧接刃が電線の絶縁被覆を押しのける。そして、一対の圧接刃は、単線の導体(又は撚線の素線)を変形させて、電気接続が得られる無はんだ接続を可能としている。
このような圧接コンタクト及び電気コネクタとして、コネクタの外形が微小サイズであって、かつ極数が多くても電気コネクタとの弾性的な接触状態を確保できる圧接コンタクト及びこれを用いた電気コネクタが発明されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1による圧接コンタクトは、二連に配置された圧接刃と、一方の圧接刃の外辺にそれぞれ連設された一対の弾性接触片と、を備えている。二連の圧接刃は、電線を受け容れるスロットを内辺側に形成するように、基部側で結合されて対向している。そして、電線をスロットに挿入すると、二連の圧接刃は、絶縁被覆を切断して芯線を圧接する。弾性接触片は、一方のスロットの開口とは反対側に向かって延びた弾性挟持部を有する。この弾性挟持部は、一対の接点部を有すると共に、接点部に向かうにしたがって幅狭となる先細り形状に形成されている。
特開2005−294217号公報
特許文献1による圧接コンタクトは、圧接接続部となる二連に配置された圧接刃と、コンタクト接続部となる一対の弾性接触片と、を同軸上に配置している。又、一方の圧接刃を一対の弾性接触片に近接して配置している。このように構成された圧接コンタクトは、外形が更に微小になると、電線を圧接したときの歪が弾性接触片に影響することが考えられる。
電線を一対の圧接刃を設けるスロットに挿入すると、一対の圧接刃が電線の絶縁被覆を押しのけるが、圧接コンタクトの外形が微小になると、反作用として一対の圧接刃が開く方向に変形して、一対の圧接刃の基部に歪が生ずる。
特許文献1による圧接コンタクトは、一方の圧接刃を一対の弾性接触片に近接して配置しているので、一対の弾性接触片が開く方向に変形して、所定の接触圧を維持することが困難になることが懸念される。したがって、電線を圧接してもコンタクト接続部に影響しない微小な圧接コンタクトを備える電気コネクタが求められる。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、電線を圧接してもコンタクト接続部に影響しない微小な圧接コンタクトを備える電気コネクタを提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を満たすため、コンタクト接続部を固定端子(雄端子)で構成すると共に、コンタクト接続部と圧接接続部をL字状の板部材で構成することにより、これらの課題を解決可能なことを見出し、これに基づいて、以下のような新たな圧接コンタクトを備える電気コネクタを発明した。
(1) 電線を結線する第1コネクタと基板に配置する第2コネクタとが接続する電気コネクタであって、前記第1コネクタは、薄直方体の第1ハウジングと、この第1ハウジングの長手方向に沿って配列する複数の第1コンタクトと、を備え、前記第1ハウジングは、第1側面に開口されて前記電線が挿入される複数の第1収容室と、前記第1側面と相反する第2側面に開口されて前記第2コネクタに設けられた第2コンタクトが挿入される複数の第2収容室と、前記第2側面に隣接する第3側面に開口されて前記第1コンタクトが圧入されると共に、前記第1収容室及び前記第2収容室に連通する複数の第3収容室と、を有し、前記第1コンタクトは、対向する一対の第1圧接刃を先端部に設ける帯板状の第1圧接片と、この第1圧接片の基端部が屈折されて当該第1圧接片の伸長方向と略直交する方向に延びる帯板状の接触片と、を有し、前記第1コンタクトを前記第3収容室に圧入すると、前記一対の第1圧接刃が前記電線の絶縁被覆を切断して芯線を圧接すると共に、前記接触片が前記第2収容室に臨んで前記第2コンタクトと接触可能に配置される電気コネクタ。
(1)の発明による電気コネクタは、電線を結線する第1コネクタと基板に配置する第2コネクタとが接続する。そして、第1コネクタは、薄直方体の第1ハウジングと複数の第1コンタクトを備えている。複数の第1コンタクトは、第1ハウジングの長手方向に沿って配列している。
第1ハウジングは、複数の第1から第3収容室を有している。第1収容室は、第1ハウジングの第1側面に開口されて、電線が挿入される。第2収容室は、第1側面と相反する第2側面に開口されており、第2コネクタに設けられた第2コンタクトが挿入される。第3収容室は、第2側面に隣接する第3側面に開口されており、第1コンタクトが圧入される。又、第3収容室は、第1収容室及び第2収容室に連通している。
第1コンタクトは、帯板状の第1圧接片と帯板状の接触片を有している。第1圧接片は、対向する一対の第1圧接刃を先端部に設けている。接触片は、第1圧接片の基端部が屈折されており、第1圧接片の伸長方向と略直交する方向に延びている。
そして、第1コンタクトを第3収容室に圧入すると、一対の第1圧接刃が電線の絶縁被覆を切断して芯線を圧接すると共に、接触片が第2収容室に臨んで第2コンタクトと接触可能に配置される。
ここで、電線は、芯線と芯線を外皮する絶縁被覆とで構成してよく、芯線は、単線又は撚線のいずれか一方を含むことができる。絶縁被覆は、絶縁合成樹脂体又は絶縁メッキのいずれか一方を含むことができる。コネクタは電線を結線するとは、電線の端末がコネクタの内部に結線されていることを意味している。
基板は、プリント基板又はパネルなどの基板のいずれか一方を含むことができる。プリント基板は、片面基板であってもよく、両面基板であってもよく、リジッド基板であってもよく、フレキシブル基板であってもよい。パネルなどの基板は、前面パネルであってもよく、背面パネルであってもよく、シャーシ又はフレームの一部であってもよい。
第2コネクタは、プリント基板の平面に対して第1コネクタが略直交する方向から結合する、いわゆる垂直取付形(トップタイプともいう)のコネクタであってもよく、プリント基板の平面に対して第1コネクタが略平行する方向から結合する、いわゆる水平取付形(サイドタイプともいう)のコネクタであってもよい。
第2コネクタは、第2コンタクトのリードをプリント基板に開口されたスルーホールにはんだ付けするスルーホール実装で配置してもよく、第2コンタクトのリードをプリント基板の表面に設けられたパッドにはんだ付けする表面実装で配置してもよい。第2コネクタは、スルーホール実装又は表面実装のいずれか一方でプリント基板に配置される。
第1及び第2ハウジングは絶縁性を有してよく、絶縁性のハウジングとは、非導電性の材料からなるハウジングのことであってよく、例えば、合成樹脂を成型して、所望の形状の絶縁性のハウジングを得ることができる。第1及び第2ハウジングは、対向する一対の金型のみで成形されるような形状とすることが好ましい。
第1及び第2コンタクトは、導通を有してよく、導通を有するコンタクトとは、導電性の材料からなるコンタクトのことであってよく、例えば、第1コンタクトは銅合金板が精密打ち抜き加工された後に折り曲げ成形されて、所望の形状の第1コンタクトを得ることができる。例えば、第2コンタクトは銅合金板が精密打ち抜き加工されて、所望の形状の第2コンタクトを得ることができる。しかし、第1及び第2コンタクトは、銅合金に限定されない。
第1及び第2コンタクトは、それらの一部がコンタクトキャリアで連鎖して連続して成形されることが好ましく、リールに巻回されたコンタクトキャリアを引き出して、第1コンタクトを生産性の高い自動実装とすることも可能になる。
第1圧接片は、電線の端末を圧接により結線する圧接接続部であってよく、接触片は、相手側コンタクトと接続するコンタクト接続部であってよく、第1圧接片と接触片をL字状の板部材で構成している。
電線の端末は、予め第1収容室に挿入されて収容されてよく、第1コンタクトを第3収容室に圧入すると、一対の第1圧接刃が電線の絶縁被覆を切断して芯線を圧接する。一方、接触片は、第2収容室に臨んで第2コンタクトと接触可能に配置される。
ここで、接触片は、従来の圧接コンタクトとは異なる固定端子(雄端子)で構成されており、かつ第1圧接片と接触片は屈折して連続しているので、一対の第1圧接刃が開く方向に変形しても、一対の第1圧接刃の歪を接触片に影響させることは困難である。
このように、(1)の発明による電気コネクタは、電線を圧接してもコンタクト接続部に影響しない微小な圧接コンタクトを備える電気コネクタを提供できる。
(2) 前記第1コンタクトは、前記接触片の先端部が反転されて当該接触片と略平行に延びる反転片と、この反転片の先端部が屈折されて前記第1圧接片の伸長方向と略平行に延びる第1平行片と、この第1平行片の先端部が屈折されて前記反転片の伸長方向と略平行に延びる第2平行片と、この第2平行片の先端部が屈折されて対向する一対の第2圧接刃を先端部に設ける第2圧接片と、を更に有し、前記第1コンタクトを前記第3収容室に圧入すると、前記一対の第2圧接刃が前記電線の絶縁被覆を切断して芯線を圧接すると共に、前記反転片が前記第2収容室に臨んで前記第2コンタクトと接触可能に配置される(1)記載の電気コネクタ。
(2)の発明による電気コネクタは、第1コンタクトが反転片、第1平行片及び第2平行片、及び第2圧接片を更に有している。反転片は、接触片の先端部が反転されて接触片と略平行に延びている。第1平行片は、反転片の先端部が屈折されて、第1圧接片の伸長方向と略平行に延びている。第2平行片は、第1平行片の先端部が屈折されて、反転片の伸長方向と略平行に延びている。第2圧接片は、第2平行片の先端部が屈折されて、対向する一対の第2圧接刃を先端部に設けている。
そして、第1コンタクトを第3収容室に圧入すると、一対の第2圧接刃が電線の絶縁被覆を切断して芯線を圧接すると共に、反転片が第2収容室に臨んで第2コンタクトと接触可能に配置される。
ここで、電線の端末は、予め第1収容室に挿入されて収容されてよく、第1コンタクトを第3収容室に圧入すると、一対の第1圧接刃及び一対の第2圧接刃が電線の絶縁被覆を切断して芯線を圧接する。
このように、(2)の発明による電気コネクタは、離間した2箇所で電線を圧接しているので、2点接触により第1コンタクトと芯線の接続がより確実になる。
又、第1コンタクトを第3収容室に圧入すると、接触片及び反転片が第2収容室に臨んで第2コンタクトと接触可能に配置される。なお、接触片及び反転片に接続する第2コンタクトは、接触片及び反転片を挟持する後述の二股コンタクトが好ましい。
ここで、反転片は、第2の接触片であってよく、従来の圧接コンタクトとは異なる固定端子(雄端子)で構成されており、かつ第2圧接片と反転片は多重曲げされて連続しているので、一対の第2圧接刃が開く方向に変形しても、一対の第2圧接刃の歪を反転片に影響させることは困難である。
このように、(2)の発明による電気コネクタは、電線を確実に圧接できてコンタクト接続部に影響しない微小な圧接コンタクトを備える電気コネクタを提供できる。
(3) 前記第2コンタクトは、前記接触片に接触する剛体アームと、前記反転片に接触する弾性アームと、を有し、前記剛体アームと弾性アームの基端部同士が結合されている(2)記載の電気コネクタ。
(3)の発明による電気コネクタは、第2コンタクトが剛体アームと弾性アームを有している。剛体アームは接触片に接触する。弾性アームは反転片に接触する。そして、剛体アームと弾性アームの基端部同士が結合されている。
第2コンタクトは、板状の平形コンタクトであってよく、二股コンタクト(又は音叉形コンタクト)状に形成されている。一般に、二股コンタクトは、2本のアームによって向かい合った方向に接触力を加えることができる。そして、通常、二股コンタクトは、2本のアームがカンチレバーコンタクトとなっている。
一方、(3)の発明による電気コネクタは、剛体アームがブレードコンタクトのように弾性を有さず、その板厚面が接触片に接触する。一方、弾性アームは、カンチレバーコンタクトであってよく、その先端部に接点を設けて、反転片に弾性接触できる。
(4) 前記第1ハウジングは、前記第2コネクタに設けられた第2ハウジングの内壁に係止可能な片持ち状のロックアームを前記第3側面に有する(1)から(3)のいずれかに記載の電気コネクタ。
(5) (2)記載の第1コンタクトを一対に連設する2連の圧接コンタクトであって、前記一対の第1圧接刃及び前記一対の第2圧接刃の片翼の先端部同士を結合する2連の圧接コンタクト。
(6) (2)記載の第1コンタクトを連設する3連の圧接コンタクトであって、前記一対の第1圧接刃及び前記一対の第2圧接刃の片翼の先端部同士を結合する3連の圧接コンタクト。
本発明による電気コネクタは、電線を圧接してもコンタクト接続部に影響しない微小な圧接コンタクトを備える電気コネクタを提供できる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明による電気コネクタの一実施形態を示す斜視図であり、第1コネクタと第2コネクタが接続した状態図である。図2は、前記実施形態による電気コネクタの斜視図であり、第1コネクタと第2コネクタが接続した状態の一部を断面で示している。
図3は、図2の要部拡大図であり、第1コンタクトと第2コンタクトが接続した状態図である。図4は、前記実施形態による電気コネクタに備わる第1コンタクトの斜視図である。図5は、前記実施形態による電気コネクタの縦断面図であり、第1コネクタと第2コネクタが接続した状態図である。
図6は、前記実施形態による電気コネクタに備わる第1コネクタの平面図である。図7は、前記実施形態による電気コネクタに備わる第1コネクタの正面図である。図8は、図7のX−X矢視断面図である。
図9は、前記実施形態による電気コネクタに備わる第2コネクタの平面図である。図10は、前記実施形態による電気コネクタに備わる第2コネクタの正面図である。図11は、図10のX−X矢視断面図である。
図12は、前記実施形態による電気コネクタに備わる第1コンタクトと第2コンタクトが接続する変化状態を拡大図で示している。図13は、前記実施形態による電気コネクタに備わる第1コンタクトを応用した2連の圧接コンタクトの斜視図である。図14は、前記実施形態による電気コネクタに備わる第1コンタクトを応用した3連の圧接コンタクトの斜視図である。
最初に、本発明の実施形態による電気コネクタの構成を説明する。図1から図5において、電気コネクタ10は、電線1wを結線する第1コネクタ1とプリント基板2pに配置する第2コネクタ2とが接続する。第1コネクタ1は、薄直方体の第1ハウジング3と複数の第1コンタクト5を備えている。複数の第1コンタクト5は、第1ハウジング3の長手方向に沿って配列している。
図5及び図8を参照すると、第1ハウジング3は、複数の第1から第3収容室31〜33を有している。第1収容室31は、第1ハウジング3の第1側面3aに開口されて、電線1wが挿入される。第2収容室32は、第1側面3aと相反する第2側面3bに開口されており、第2コネクタ2に設けられた第2コンタクト6が挿入される。
図5及び図8を参照すると、第3収容室33は、第2側面3bに隣接する第3側面3cに開口されており、第1コンタクト5が圧入される。又、第3収容室33は、第1収容室31及び第2収容室32に連通している。
図5及び図8を参照すると、第3収容室33は、実体として、第3側面3cに開口するスリット33sの一部となっている(図7参照)。又、第3側面3cと相反する第4側面3dには、第1収容室31に連通するスリット34sが開口されている(図6参照)。
図4において、第1コンタクト5は、帯板状の第1圧接片51と帯板状の接触片52を有している。第1圧接片51は、対向する一対の第1圧接刃51b・51bを先端部に設けている。一対の第1圧接刃51b・51bは、電線1wの芯線が入るスロット51sを設けている。
図4において、第1圧接片51の基端部には、第2コンタクト6に設けられた弾性アーム62が入るスリット51aが開口している(図3参照)。接触片52は、第1圧接片51の基端部が屈折されており、第1圧接片51の伸長方向と略直交する方向に延びている。
図3において、第1コンタクト5を第3収容室33に圧入すると、一対の第1圧接刃51b・51bが電線1wの絶縁被覆を切断して芯線を圧接すると共に、接触片52が第2収容室32に臨んで第2コンタクト6と接触可能に配置される。
図1から図5において、電線1wは、芯線と芯線を外皮する絶縁被覆とで構成している。芯線は、単線又は撚線のいずれか一方を含むことができる。絶縁被覆は、絶縁合成樹脂体で構成している。
図1の実施形態に示された第2コネクタ2は、プリント基板2pの平面に対して第1コネクタ1が略直交する方向から結合する、いわゆる垂直取付形(トップタイプともいう)のコネクタを示している。又、第2コネクタ2は、第2コンタクト6のリード6rをプリント基板2pに開口されたスルーホールにはんだ付けするスルーホール実装で配置している(図2参照)。
図4において、第1コンタクト5は、反転片53、第1平行片54及び第2平行片55、及び第2圧接片56を更に有している。反転片53は、接触片52の先端部が反転されて接触片52と略平行に延びている。第1平行片54は、反転片53の先端部が屈折されて、第1圧接片51の伸長方向と略平行に延びている。なお、接触片52及び反転片53の両翼には、第1ハウジング3に圧入されるために、一対のバーブ(刺)52b・52b及び53b・53bを設けている。
図4において、第1平行片54の基端部には、第2コンタクト6に設けられた弾性アーム62が入るスリット54aが開口している(図3参照)。スリット54aは、スリット51aに対向している。第2平行片55は、第1平行片54の先端部が屈折されて、反転片53の伸長方向と略平行に延びている。
図4において、第2圧接片56は、第2平行片55の先端部が屈折されて、対向する一対の第2圧接刃56bを先端部に設けている。一対の第2圧接刃56b・56bは、電線1wの芯線が入るスロット56sを設けている。
図3において、第1コンタクト5を第3収容室33に圧入すると、一対の第2圧接刃56b・56bが電線1wの絶縁被覆を切断して芯線を圧接すると共に、反転片53が第2収容室32に臨んで第2コンタクト6と接触可能に配置される。
一方、図5及び図11を参照すると、第2ハウジング4は、一端面が開口されて、第1ハウジング3の外壁を案内して収容する凹部4sを設けている。第2コンタクト6は、剛体アーム61と弾性アーム62を有している。そして、剛体アーム61と弾性アーム62の基端部同士が結合されている。
図5及び図11に示されるように、第2コンタクト6は、板状の平形コンタクトであってよく、二股コンタクト(又は音叉形コンタクト)状に形成されている。第2コンタクト6は、第2ハウジング4の他端面に開口されたスリット6sに圧入されている(図9参照)。
図5及び図11において、剛体アーム61は、ブレードコンタクトのように弾性を有さず、その板厚面が接触片52に接触する。一方、弾性アーム62は、カンチレバーコンタクトであってよく、その先端部に接点62sを設けて、反転片53に弾性接触できる(図12参照)。
図5、図6及び図8を参照すると、第1ハウジング3は、第2コネクタ2に設けられた第2ハウジング4の内壁に係止可能な片持ち状のロックアーム3rを第3側面3cに有している。
図5において、ロックアーム3rを押下すると、フック部31r(図7参照)が第2ハウジング4に設けられたラッチ部61r(図10参照)から係合解除できる。一方、第1コネクタ1を第2コネクタ2に挿入すると、フック部31rが撓んだ後、弾性復帰してラッチ部61rに係合できる。
最初に、本発明の実施形態による電気コネクタの作用を説明する。
図3、図5及び図8を参照すると、電線1wの端末は、予め第1収容室31に挿入されて収容される。次に、第1コンタクト5を第3収容室33に圧入すると、一対の第1圧接刃51b・51b及び一対の第2圧接刃56b・56bが電線1wの絶縁被覆を切断して芯線を圧接する。一方、接触片52及び反転片53は、第2収容室32に臨んで第2コンタクト6と接触可能に配置される。
図4に示された接触片52は、従来の圧接コンタクトとは異なる固定端子(雄端子)で構成されており、かつ第1圧接片51と接触片52は屈折して連続しているので、一対の第1圧接刃51b・51bが開く方向に変形しても、一対の第1圧接刃51b・51bの歪を接触片52に影響させることは困難である。
又、図4に示された反転片53は、第2の接触片であってよく、従来の圧接コンタクトとは異なる固定端子(雄端子)で構成されており、かつ第2圧接片56と反転片53は多重曲げされて連続しているので、一対の第2圧接刃56b・56bが開く方向に変形しても、一対の第2圧接刃56b・56bの歪を反転片53に影響させることは困難である。
図4に示された第1圧接片51は、電線1wの端末を圧接により結線する圧接接続部であってよく、接触片52は、相手側コンタクトと接続するコンタクト接続部であってよく、第1圧接片51と接触片52をL字状の板部材で構成している。
実施の形態に示された第1コンタクト5は、第1圧接片51と接触片52だけでも、電線を圧接してもコンタクト接続部に影響しない微小な圧接コンタクトを備える電気コネクタを提供できる。
実施の形態に示された第1コンタクト5は、一対の第1圧接刃51b・51bに対向する一対の第2圧接刃56b・56bを更に設けている。したがって、第1コンタクト5が電線1wを確実に圧接できる。
このように、本発明の実施形態による電気コネクタ10は、電線1wを確実に圧接できてコンタクト接続部に影響しない微小な圧接コンタクトを備える電気コネクタを提供できる。
次に、図12を参照して、第1コンタクト5と第2コンタクト6とが接続する状態変化を説明する。
図12(a)は、第1コンタクト5と第2コンタクト6とが接続する直近の状態図である。図12(a)において、接触片52の基端部が剛体アーム61の先端部に当接している。又、反転片53の先端部が弾性アーム62の先端部に当接している。
図12(b)は、第1コネクタ1を第2コネクタ2に更に挿入した状態図である。図12(b)において、反転片53の先端部が弾性アーム62の先端部と互いに滑り合わせ、弾性アーム62が弾性変形している。そして、弾性アーム62の先端部に設けられた接点62sが反転片53を付勢している。
図12(c)は、第1コネクタ1を第2コネクタ2に完全に挿入した状態図である。図12(c)において、接点62sが反転片53に圧力を付勢している。又、接触片52が剛体アーム61に圧力を付勢している。
このように、弾性アーム62は、カンチレバーコンタクトであってよく、その先端部に接点62sを設けて、反転片53に確実に弾性接触できる。一方、剛体アーム61は、ブレードコンタクトのように弾性を有さず、その板厚面が弾性アーム62に圧力を付勢されて接触片52に確実に接触する。
次に、図13を参照して、図4に示された第1コンタクト5を応用した第1の変形例を説明する。なお、図13の説明において、図4に示された同じ符号の構成品は、作用を同じとするので、説明を割愛する場合がある。
図13は、第1コンタクト5を一対に連設する2連の圧接コンタクトを示している。図13において、2連の圧接コンタクト7は、一対の第1圧接刃51b・51bの片翼の先端部同士を結合する連結片71を有している。又、2連の圧接コンタクト7は、一対の第2圧接刃56b・56bの片翼の先端部同士を結合する連結片72を有している。
第1ハウジング3の開口を部分的に変更設計すれば、一対の電線1w・1wを短絡する2連の圧接コンタクト7を第1コネクタに組み込むことができる。
次に、図14を参照して、図4に示された第1コンタクト5を応用した第2の変形例を説明する。なお、図14の説明において、図4に示された同じ符号の構成品は、作用を同じとするので、説明を割愛する場合がある。
図14は、第1コンタクト5を連設する3連の圧接コンタクトを示している。図14において、3連の圧接コンタクト8は、一対の第1圧接刃51b・51bの先端部同士を結合する連結片81を有している。又、3連の圧接コンタクト8は、一対の第2圧接刃56b・56bの先端部同士を結合する連結片82を有している。
第1ハウジング3の開口を部分的に変更設計すれば、3本の電線1wを短絡する3連の圧接コンタクト8を第1コネクタに組み込むことができる。
本発明による電気コネクタの一実施形態を示す斜視図であり、第1コネクタと第2コネクタが接続した状態図である。 前記実施形態による電気コネクタの斜視図であり、第1コネクタと第2コネクタが接続した状態の一部を断面で示している。 図2の要部拡大図であり、第1コンタクトと第2コンタクトが接続した状態図である。 前記実施形態による電気コネクタに備わる第1コンタクトの斜視図である。 前記実施形態による電気コネクタの縦断面図であり、第1コネクタと第2コネクタが接続した状態図である。 前記実施形態による電気コネクタに備わる第1コネクタの平面図である。 前記実施形態による電気コネクタに備わる第1コネクタの正面図である。 図7のX−X矢視断面図である。 前記実施形態による電気コネクタに備わる第2コネクタの平面図である。 前記実施形態による電気コネクタに備わる第2コネクタの正面図である。 図10のX−X矢視断面図である。 前記実施形態による電気コネクタに備わる第1コンタクトと第2コンタクトが接続する変化状態を拡大図で示している。 前記実施形態による電気コネクタに備わる第1コンタクトを応用した2連の圧接コンタクトの斜視図である。 前記実施形態による電気コネクタに備わる第1コンタクトを応用した3連の圧接コンタクトの斜視図である。
符号の説明
1 第1コネクタ
1w 電線
2 第2コネクタ
2p プリント基板(基板)
3 第1ハウジング
5 第1コンタクト
6 第2コンタクト
10 電気コネクタ
31〜33 第1〜第3収容室
51 第1圧接片
51b・51b 一対の圧接刃
52 接触片

Claims (4)

  1. 電線を結線する第1コネクタと基板に配置する第2コネクタとが接続する電気コネクタであって、
    前記第1コネクタは、薄直方体の第1ハウジングと、この第1ハウジングの長手方向に沿って配列する複数の第1コンタクトと、を備え、
    前記第1ハウジングは、
    第1側面に開口されて前記電線が挿入される複数の第1収容室と、
    前記第1側面と相反する第2側面に開口されて前記第2コネクタに設けられた第2コンタクトが挿入される複数の第2収容室と、
    前記第2側面に隣接する第3側面に開口されて前記第1コンタクトが圧入されると共に、前記第1収容室及び前記第2収容室に連通する複数の第3収容室と、を有し、
    前記第1コンタクトは、
    対向する一対の第1圧接刃を先端部に設ける帯板状の第1圧接片と、
    この第1圧接片の基端部が屈折されて当該第1圧接片の伸長方向と略直交する方向に延びる帯板状の接触片と、
    前記接触片の先端部が反転されて当該接触片と略平行に延びる反転片と、
    この反転片の先端部が屈折されて前記第1圧接片の伸長方向と略平行に延びる第1平行片と、
    この第1平行片の先端部が屈折されて前記反転片の伸長方向と略平行に延びる第2平行片と、
    この第2平行片の先端部が屈折されて対向する一対の第2圧接刃を先端部に設ける第2圧接片と、を有し、
    前記第1コンタクトを前記第3収容室に圧入すると、前記一対の第1圧接刃及び前記一対の第2圧接刃が前記電線の絶縁被覆を切断して芯線を圧接すると共に、前記反転片が前記第2収容室に臨んで前記第2コンタクトと接触可能に配置される電気コネクタ。
  2. 前記第2コンタクトは、前記接触片に接触する剛体アームと、前記反転片に接触する弾性アームと、を有し、前記剛体アームと弾性アームの基端部同士が結合されている請求項1記載の電気コネクタ。
  3. 請求項1記載の第1コンタクトを一対に連設する2連の圧接コンタクトであって、前記一対の第1圧接刃及び前記一対の第2圧接刃の片翼の先端部同士を結合する2連の圧接コンタクト。
  4. 請求項1記載の第1コンタクトを連設する3連の圧接コンタクトであって、前記一対の第1圧接刃及び前記一対の第2圧接刃の片翼の先端部同士を結合する3連の圧接コンタクト。
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