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JP5219969B2 - 送風装置 - Google Patents
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本発明は、天井付近に設置される送風装置に関し、特に、複数備える送風機の各々について運転/停止の判別及び正常に動作しているか否かの確認が可能な送風装置に関する。
従来、換気効率の向上や、サーキュレーション効果によって空調機を補助して省エネルギー化を図る目的で設置される送風装置は、その性格上、天井付近の設置されることが多かった。
このため、特に天井が高い工場や倉庫などにおいては、送風装置からの風が直接当たる場所や、スイッチの状態(配電盤内のブレーカなど)を確認できる場所にいなければ、送風装置が運転されているか否かを判別することはできなかった。したがって、送風装置が故障などによって停止したままとなり、空調機を補助する能力の低下に伴って消費電力の増大を招いたり、換気効率が低下してしまったりする可能性があった。
特に、複数の送風機が並べて配置された送風装置では、一部の送風機が故障しても他の送風機から風が送られるため、故障が発生しているか否かがわかり難い。
しかし、動作の確認のために高所作業車を用意したり、足場を組んだりすることはコストや時間の面で非効率的であるため、送風機が正常に運転されているか否かを平常時に人間が居住している領域から確認できるようにすることが求められている。
特許文献1には、複数個の電動機及び複数個のファンが連なる送風装置において、吹出し口側の略三角形の底辺を開口とした形にてガイドを構成し、蛍光ランプなどからなる照明器をガイド内に配設した送風装置が開示されている。この送風装置は、入口付近に設置され、電動機及び照明器をオンすることによってエアーカーテンや入口照明として利用される。
特開平6−313603号公報
上記特許文献1に開示される従来の送風装置は、蛍光ランプを用いていることからも明らかなように、あくまでも建物の出入口などの比較的低い場所に設置して入口照明として使用することを想定したものであり、情報を表示する目的で使用することを想定したものではない。しかも、蛍光ランプは複数個の電動機及びファンに対して一つしか設けられないため、照明器を情報表示目的に用いようとしても、各々の電動機を区別して発動機の状態を表示することはできない。
したがって、特許文献1に開示される発明は、電動機及びファンからなる送風機が複数個連なる送風装置において、各々の送風機の状態を区別して表示することができないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、高所に設置された場合でも、複数備える送風機の各々について運転/停止の判別及び正常に動作しているか否かの確認が可能な送風装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、電動機と、該電動機を駆動源として回転するファンとを有する送風機を複数個並列に設置した送風装置であって、送風機の各々に対応して設けられた発光手段と、それぞれの送風機に対応する発光手段を、送風機が正常に運転されている時には第1の発光パターンで、停止しているときには第2の発光パターンで、異常運転時には第3の発光パターンで発光させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、高所に設置された場合でも、複数備える送風機の各々について運転/停止の判別及び正常に動作しているか否かの確認が可能な送風装置を得られるという効果を奏する。
図1は、本発明にかかる送風装置の実施の形態1の構成を示す六面図である。 図2は、送風装置の正面図である。 図3は、送風装置の上面図である。 図4は、送風装置の背面図である。 図5は、送風装置の下面図である。 図6は、送風装置の左側面図である。 図7は、送風装置の右側断面図である。 図8は、送風装置が建物の天井に設置された状態を示す図である。 図9は、本発明にかかる送風装置の実施の形態2の正面及び底面の外観を示す図である。 図10は、ランプの設置位置と死角との関係を示す図である。
以下に、本発明にかかる送風装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる送風装置の実施の形態1の構成を示す六面図である。図2は、送風装置10の正面図である。図3は、送風装置10の上面図である。図4は、送風装置10の背面図である。図5は、送風装置10の下面図である。図6は、送風装置10の左側面図である。図7は、送風装置10の右側断面図である。
送風装置10の外筐11は、天板14、底板9、側板15によって構成されており、背面側には吸い込み口12が、これと対向する正面側には吹き出し口13が設けられていることにより、前後が開口した箱状を呈している。
送風装置10の正面には、吹き出し口13を上下に2分割するようにガイド27が取り付けられている。ガイド27は、外筐11の吹き出し口13の中央に設けられ、吸い込み口12側を頂点、吹き出し口13側を底辺とする略三角形状の断面を備えている。ガイド27の各角部は丸められており、吹き出し口13内に多層平行ノズルを形成している。
ガイド27が取り付けられたことにより、吹き出し口13からは二つに分かれて噴流が吹き出すが、これらの間には負圧が発生するため、二つの噴流は吹き出し口13からしばらく進行した後に合流する。これにより、噴流幅の広がり始める位置が吹き出し口13から遠ざかり、噴流の広がりが抑制される。
風洞16は、吸い込み口12に装着されて等間隔に配置されている。風洞16は、ねじ17によって取り付け足18を外筐11へ共締めすることによって固定される。
電動機19は、風洞16に対応して同数設けられており、不図示の取り付け足を介して外筐11に固定されている。電動機19の回転軸19aには、軸流羽根からなる羽根車20が設置されて、風洞16内に配置されている。羽根車20と電動機19とが送風機を構成しており、羽根車20は電動機19が発生させる駆動力を受けて回転し、吸い込み口12から吹き出し口13へ向かう気流を発生させる。すなわち、電動機19を運転することによって羽根車20が回転し、吸い込み口12から空気を取り込んで吹き出し口13から噴流として噴射する。
側板15には、外筐11の外壁側となる面に取り付け金具21が回動可能に設置されている。取り付け金具21には、回動中心を中心として略半円状に複数個の角度ピッチ穴26が設けられている。側板15に設けられた不図示のねじ穴へ角度ピッチ穴26を介してねじ25をねじ止めすることにより、取り付け金具21を側板15に対して任意の角度で固定可能となっている。これにより、送風装置10は吹き出し方向を任意方向に設定可能となっている。
図8に示すように、送風装置10は、工場や倉庫などの大型の建造物である建物22の天井23へ取り付け金具21を用いて設置される。なお、必ずしも天井への取り付けに限定される訳ではなく、壁面に設置しても良いことは言うまでもない。
ランプ24には、送風装置10が天井23に設置された状態において、床面での照度(単位面積当たりの光束)が発光状態を確認可能な値以上となる輝度を有する光源が用いられている。ここで、床面での照度が発光状態を確認可能な値以上となる輝度を「高輝度」と定義する。
照度は光源からの距離の2乗に反比例するため、工場や倉庫の天井のような高所に設置する場合には、蛍光ランプのような低輝度の照明器で送風機の故障の有無を表示しても、確認者が床面付近から発光状態を識別することは難しいが、本実施の形態にかかる送風装置10は、高輝度の光源をランプ24として用いているため、確認者は床面付近から発光状態の識別が可能である。
送風装置10は、制御回路が形成された不図示の回路基板を備えており、それに設けられた検出回路によって各電動機19の状態を検出して、送風機の各々が正常であるか否かを判断する。例えば、検出回路が各電動機19の電流値を検知し、それを制御回路が所定の閾値と比較することによって送風機の各々が正常であるか否かを判断する。その判断結果に応じて制御回路が、送風機の正常運転時にはランプ24を点灯、停止時にはランプ24を消灯、故障時にはランプ24を点滅させることにより、確認者が居住域にいながら送風機が正常運転/停止/故障のいずれの状態にあるかを確認できるようになっている。
ランプ24が発する光の色としては、自然光や照明光との差異(色差)が大きい色(赤や緑、青など)を選択することが好ましく、これらの色の光をランプ24から発することで送風装置10が高所に設置されて確認者との距離が離れていても、送風機が正常運転/停止/故障のいずれの状態にあるかの確認を容易に行えるようになっている。
送風機が故障していることをランプ24の点滅によって示す場合、検出回路が電動機19に発生した異常の種類まで特定できるのであれば、ランプ24の点滅のパターンを変えることで、送風機に発生した故障の種類をも合わせて通知することが可能となる。例えば、ランプ24を連続して点滅させる回数を変化させることによって、送風機にどのような故障が発生したのかを表示することが可能となる。
なお、ここでは送風機が故障していることを、ランプ24を点滅させることによって表示する例を示したが、ランプ24の発光色が可変であるならば、正常運転時とは異なる色でランプ24を点灯させることによって送風機が故障していることを表示することも可能である。また、ランプ24の発光色が可変である場合には、電動機19に発生した異常の種類に応じて異なる色で点滅させることによって、送風機にどのような故障が発生したのかを表示することも可能である。なお、必ずしもランプ24自体が複数の異なる色の光を選択的に発することが可能な光源である必要はなく、白色光を発する光源及び複数のカラーフィルタをランプ24として用い、使用するカラーフィルタの種類を変えることで発光色を変化させるなどしても良い。
送風機が故障していることをランプ24の発光状態で表示することにより、確認者は居住域にいながら送風機に対する保守・点検の要否を把握できる。
このように、本実施の形態にかかる送風装置は、送風機の各々に対応してランプ24を備え、対応する送風機の電動機19の状態に応じてランプ24の発光状態を点灯/消灯/点滅と変化させる。このため、高所に設置された場合であっても確認者は送風機の各々について運転/停止の判別及び正常に動作しているか否かの確認が可能である。したがって、送風装置が故障などによって停止したままとなり、空調機を補助する能力の低下に伴って消費電力の増大を招いたり、換気効率が低下して作業環境の悪化を招いたりすることがない。
実施の形態2.
図9は、本発明にかかる送風装置の実施の形態2の正面及び底面の外観を示す図である。実施の形態1との相違は、本実施の形態においては外筐11の底面をなす底板9にランプ24が設置されている点である。
本実施の形態においては、外筐11の底面をなす底板9にランプ24が設置されているため、送風装置10の吹き出し口13と直交する底板9側からでも送風機の運転/停止の判別及び正常に動作しているか否かの確認が可能である。
天井23と平行、又はこれに近い角度で送風するように送風装置10が設置される場合、実施の形態1のように吹き出し口13側にランプ24が設けられていると、図10(a)に示すように、ランプ24の照射角よりも背面側となってランプ24の発光状態を確認できない死角が床面上に形成されてしまう。したがって、天井23と平行に近い角度で送風するように送風装置10を設置する場合には、本実施形態のように底板9にランプ24を設けることで、図10(b)に示すように、ランプ24の発光状態を確認できない死角が床面上に形成されないようにすることが可能である。
この他については第1の実施形態と同様であるため、重複する説明は省略する。
なお、上記各実施の形態は本発明の好適な実施の一例であり、本発明はこれに限定されることはない。
例えば、上記実施の形態においては、送風機が運転/停止/故障のいずれの状態にあるかを、ランプ24の点灯/消灯/点滅によって示す場合を例としたが、送風機の状態をランプ24の発光状態によって区別できさえすればよく、上記各実施の形態とは異なる発光状態で送風機の状態を示してもよい。一例として、送風機の運転/停止/故障をランプ24の消灯/点灯/点滅によって示すこともできる。
このように、本発明は様々な変形が可能である。
以上のように、本発明にかかる送風装置は、複数備える送風機の各々について運転/停止の判別及び正常に動作しているか否かの確認を容易に行える点で有用であり、特に、高所に設置して用いる場合に適している。
9 底板
10 送風装置
11 外筐
12 吸い込み口
13 吹き出し口
14 天板
15 側板
16 風洞
17 ねじ
18 取り付け足
19 電動機
19a 回転軸
20 羽根車
21 取り付け金具
22 建物
23 天井
24 ランプ
25 ねじ
26 角度ピッチ穴
27 ガイド

Claims (5)

  1. 電動機と、該電動機を駆動源として回転するファンとを有する複数の送風機と、
    天板、底板及び側板で構成される前後が開口した箱状であって、後方の開口から吸い込んだ空気を前方の開口から吹き出すように前記複数の送風機を並列に収容する外筐と、
    を備え、前記複数の送風機の吹き出し方向が建物の天井と略平行になるように前記外筐の角度を調整して前記天井に設置可能な送風装置であって、
    前記複数の送風機の各々に対応して前記底板の外面に設けられた複数の発光手段と、
    前記複数の発光手段を、対応する前記送風機が正常に運転されている時には第1の発光パターンで、停止しているときには第2の発光パターンで、異常運転時には第3の発光パターンで発光させる制御手段とを有することを特徴とする送風装置。
  2. 前記電動機に流れる電流を検出する検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記検出手段の検出結果に応じて前記複数の発光手段を前記第1〜第3のいずれかの発光パターンで発光させることを特徴とする請求項1記載の送風装置。
  3. 前記電動機に流れる電流が所定の閾値範囲を外れたとき、前記制御手段は前記複数の発光手段を前記第3の発光パターンで発光させることを特徴とする請求項2記載の送風装置。
  4. 前記第1の発光パターンは点灯であり、前記第2の発光パターンは消灯であり、前記第3の発光パターンは点滅であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の送風装置。
  5. 前記複数の発光手段から発する光の色が可変であり、前記第3の発光パターンは前記第1の発光パターンとは異なる色での発光であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の送風装置。
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