JP5227148B2 - Installation tool and fixing member - Google Patents
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Description
本発明は、建物の屋根や外壁などの改修を行う際に用いられる取付工具及び固定部材に関するものである。 The present invention relates to an attachment tool and a fixing member used when repairing a roof or an outer wall of a building.
従来より、建物の屋根や外壁などを改修(リフォーム)するにあたって、既存の外装材を撤去せず、また孔あけなどの加工をすることなく、既存外装材の屋外側に新規な外装材を配設することによって、新規外装で既存外装を被覆することが行われている。このようにすることで、既存外装材として石綿スレート板などの有害物質(例えば、発ガン性物質)を含有するものが使用されている場合であっても、その有害物質を含む塵を落下や拡散させずに改修することができるのである。 Conventionally, when renovating (renovating) the roof or outer wall of a building, a new exterior material is placed on the outdoor side of the existing exterior material without removing the existing exterior material or drilling. By installing, the existing exterior is covered with a new exterior. In this way, even if existing exterior materials containing harmful substances such as asbestos slate boards (for example, carcinogenic substances) are used, It can be repaired without spreading.
例えば、特許文献1では、既存外装材である波状スレート板の屋外面に複数個の支持金具を載置して取り付けた後、隣り合う支持金具の間に新規の下地材を架設することによって、複数本の新規下地材を既存外装材の屋外側(上方)に配設し、この後、新規下地材の上に新規外装材を配設して既存外装材を覆い隠すことによって、建物の屋根の改修を行うようにしている。
For example, in
しかし、既存外装材の屋外面には不陸(表面の凹凸)が存在し、この屋外面に支持金具をそのまま載置して新規下地材及び新規外装材を施工すると、新規下地材が支持金具から浮いた状態となって強固に固定できず取り付け強度不足となったり、新規外装材の表面(屋外面)に既存外装材の不陸が現出して凹凸になり外観が低下したりするという問題があった。 However, there is unevenness (surface irregularities) on the outdoor surface of the existing exterior material, and when a new base material and a new exterior material are installed by placing the support bracket on the outdoor surface as it is, the new base material becomes the support bracket. The problem is that it cannot be firmly fixed because it floats from the surface, resulting in insufficient mounting strength, or unevenness of the existing exterior material appears on the surface (outdoor surface) of the new exterior material, resulting in unevenness and reduced appearance. was there.
そこで、本願の発明者らは、この問題を解決するための建物の改修部品を提案している(特願2007−176593)。この改修部品は既存外装材の屋外面に配設される固定部材と、その固定部材の屋外側に取り付けられる高さ調整部材とを備えるものであり、既存外装材の不陸に応じて、高さの異なる複数種の高さ調整部材を適宜使い分けることにより、上記不陸を吸収しようとするものである。
しかし、上記の固定部材は既存外装材を固定しているフックボルトなどの既存固定具に強制的に差し込んで装着するものであり、既存固定具に設けられているパッキンや既存外装材との摩擦により、固定部材を差し込む際の抵抗力が大きくなるため、非常に大きな労力を要し、施工に手間取るという問題があった。 However, the above-mentioned fixing member is forcibly inserted into an existing fixture such as a hook bolt that fixes the existing exterior material, and is attached to the packing or the existing exterior material provided on the existing fixture. Therefore, since the resistance force when inserting the fixing member is increased, there is a problem that a very large amount of labor is required and the construction work is troublesome.
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、建物の改修部品の固定部材を既存外装材の既存固定具に装着する際の労力を軽減し、固定部材を簡単に施工することができる取付工具を提供することを目的とするものである。 The present invention has been made in view of the above points, and can reduce the labor when mounting a fixing member of a building refurbishment part to an existing fixing member of an existing exterior material, and can easily construct the fixing member. The object is to provide an installation tool.
また、既存外装材の既存固定具に装着する際の労力を軽減し、簡単に施工することができる固定部材を提供することを目的とするものである。 Moreover, it aims at providing the fixing member which reduces the effort at the time of mounting | wearing the existing fixing tool of the existing exterior material, and can be constructed easily.
本発明の請求項1に係る取付工具Bは、既存外装材1の屋外側面に固定部材3を介して新規外装材2を取り付けるに際し、既存外装材1の屋外側面に突出する既存固定具5を固定部材3に設けた取付孔6に差し込むことにより、既存外装材1の屋外側面に固定部材3を取り付けるための取付工具Bであって、ハンマー30で打撃される打撃部31と押圧部32とを備え、打撃部31は固定部材3の上側に配置し、打撃部31の打撃により上下方向に長い取付孔6の下端開口を既存固定具5に位置合わせした状態の固定部材3を押圧部32で押圧自在に形成して成ることを特徴とするものである。
When attaching the new
本発明の請求項2に係る取付工具Bは、請求項1において、打撃部31の打撃位置と既存外装材1との間に、ハンマー30により既存外装材1の打撃を防止するための打撃防止壁33を位置させて成ることを特徴とするものである。
The mounting tool B according to
本発明の請求項3に係る取付工具Bは、請求項1又は2において、打撃部31の打撃位置に、ハンマー30による打撃で発生する騒音を低減するための樹脂製の騒音軽減部34を設けて成ることを特徴とするものである。
The mounting tool B according to a third aspect of the present invention is the mounting tool B according to the first or second aspect, wherein the resin
本発明の請求項4に係る取付工具Bは、請求項1乃至3のいずれか一項において、打撃部31に固定部材3を既存外壁材1の方に押圧して傾倒を防止するための姿勢保持部35を設けて成ることを特徴とするものである。
The mounting tool B according to
本発明の請求項5に係る取付工具Bは、請求項1乃至4のいずれか一項において、打撃部31の下方に取付工具Bを手で支持するための把持部36を設け、把持部36に既存外装材1の屋外側面に当接して打撃時の打撃部31及び固定部材3の移動をガイドするためのガイド部37を設けて成ることを特徴とするものである。
A mounting tool B according to a fifth aspect of the present invention is the mounting tool B according to any one of the first to fourth aspects, wherein a gripping
本発明の請求項6に係る固定部材3は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の取付工具Bの押圧部32で押圧されることにより、既存外装材1の屋外側面に突出する既存固定具5に取り付けられる固定部材3であって、既存固定具5に差し込まれる上下方向に長い取付孔6の下端開口縁部の表裏面にテーパー状の傾斜部7c、7eを形成して成ることを特徴とするものである。
The
請求項1の発明では、ハンマー30で打撃部31を打撃することにより押圧部32で固定部材3を下方に押圧し、取付孔6に既存固定具5を差し込んで取り付けることができ、既存固定具5に設けられているパッキンや既存外装材1との摩擦による抵抗力よりも大きな衝撃力を固定部材3に与えて既存固定具5に装着する際の労力を軽減し、固定部材3を簡単に施工することができるものである。
In the invention of
請求項2の発明では、打撃防止壁33によりハンマー30で既存外装材1を打撃するのを防止することができ、既存外装材1の破損を防止することができるものである。
According to the second aspect of the present invention, it is possible to prevent the existing
請求項3の発明では、騒音軽減部34を打撃することにより、打撃音を軽減することができ、騒音の発生を防止することができるものである。
According to the third aspect of the present invention, by striking the
請求項4の発明では、姿勢保持部35で固定部材3を既存外壁材1の方に押圧して前側(既存外装材1の屋外面から離れる方向)に倒れないようにすることができ、固定部材3を傾かないように取り付けて既存外装材1の破損防止や新規外装材の不陸の発生を防止することができるものである。
In the invention of
請求項5の発明では、ガイド部37により打撃部31及び固定部材3の移動をガイドしながら固定部材3を取り付けることができ、固定部材3の施工が容易になるものである。
In the fifth aspect of the invention, the
請求項6の発明では、既存固定具5に差し込む際に、取付孔6の下端開口縁部が既存外装材1の屋外側面に接触しにくくなって、打撃により差し込むようにしても既存外装材1の削れを軽減することができると共に既存固定具5への差し込みを容易に行うことができるものであり、既存固定具5に装着する際の労力を軽減し、簡単に施工することができるものである。
In the invention of
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。 Hereinafter, the best mode for carrying out the present invention will be described.
本発明の取付工具Bは、図2、3に示すように、打撃部31と把持部36とガイド部37とを備えて形成されている。
As shown in FIGS. 2 and 3, the mounting tool B of the present invention is formed to include a
打撃部31は鋼製等の金属製であって、平板状の固着片43と固着片43の端部(使用時に既存外装材1側に向く端部)に上方に向かって突設した打撃防止壁33とで断面略L字状の打撃部本体46を形成し、固着片43の上面に騒音軽減部34を設けると共に固着片43の下面に姿勢保持部35と押圧部32とを設けて形成されている。
The hitting
騒音軽減部34はブロック形状の樹脂製部材で形成されるものであって、ボルトなどの固定具47で固着片43の上面に取り付けられている。この樹脂製部材は各種の樹脂材料で形成することができるが、図4に示すグラフのように、硬質ウレタンを用いた場合が施工時の騒音レベルを最も小さくすることができるので、これを用いるのが好ましい。
The
姿勢保持部35及び押圧部32は鋼製等の金属製であって、いずれも横方向に長い突条に形成されている。姿勢保持部35は後述の固定部材3の施工の際に、固定部材3に設けた凹所8eに差し込むようにするものであり、これにより、固定部材3を取付工具Bで既存外壁材1の方に押圧して前側(既存外壁材1の屋外面から離れる方向)に倒れないようにすることができ、固定部材3を既存外装材1の屋外面と略平行な姿勢(固定部材3の上下軸方向が鉛直方向となるような姿勢)を保つことができるものである。従って、固定部材3を傾かないように取り付けて既存外装材1の破損防止や新規外装材の不陸の発生を防止することができるものである。
The
押圧部32は固着片43の下面の前端部に設けられており、姿勢保持部35よりも前側(既存外装材1側)に位置している。また、押圧部32の下端は姿勢保持部35の下端よりも下側に突出している。これにより、固定部材3の施工時に、固定部材3の既存外装材1により近い部分を押圧部32で押圧することができ、固定部材3が既存外壁材1の屋外面から離れる方向に倒れないようにすることができる。つまり、固定部材3の上端の奥側(既存外装材1に近い部分)を押圧することにより、既存外装材1の屋外面から離れる方向の回転モーメントが固定部材3に発生することを極力小さくし、固定部材3を既存外装材1の屋外面と略平行な姿勢(固定部材3の上下軸方向が鉛直方向となるような姿勢)を保つことができるものである。
The
本発明の取付工具Bは後述のように、騒音軽減部34をハンマー30で打撃して使用するものであるが、このときに誤って既存外装材1をハンマー30で打撃しないように、打撃防止壁33が設けられている。すなわち、固定部材3の施工時に、騒音軽減部34と既存外装材1の屋外面との間に打撃防止壁33を位置させることによって、ハンマー30が既存外装材1に当たるのを打撃防止壁33で防止することができる。従って、既存外装材1の破損を防止することができる。
As will be described later, the mounting tool B of the present invention is used by hitting the
把持部36は鋼製のパイプを折り曲げ加工するなどして形成されるものであって、上部水平部36aと、鉛直部36bと、下部水平部36cとで略C字状に形成されている。上部水平部36aの前端には上記の打撃部31が上側に突出して設けられている。下部水平部36cの前端にはガイド部37が突設されている。
The
ガイド部37は鋼製の金属板を折り曲げ加工するなどして形成されるものであって、平板状の基板部48と、基板部48の両端部から前側(既存外装材1側)に向かって突出するガイド片49、49とで形成されている。ガイド片49の先端は波状スレート板で形成される既存外装材1の屋外面の谷部1bに沿うように曲げられて屈曲部63が設けられており、従って、ガイド片49は平面視で略J字状に形成されている。
The
本発明を用いて建物の既存外装材1の屋外面に取り付けられる改修部品Aは、主に、既存外装材1として波状スレート板が用いられた建物の既存壁や既存屋根を改修するのに用いられるものである。この改修部品Aは図5(a)(b)に示すように、固定部材3と高さ調整部材4とを備えて構成されており、固定部材3及び高さ調整部材4はそれぞれ亜鉛めっき鋼板などの金属板を折り曲げ加工などして形成することができる。
The refurbishment part A attached to the outdoor surface of the existing
図6(a)〜(f)に示すように、固定部材3は、その中央部のベース板7とベース板7の両側に突設される脚部8、8とを備えて形成されている。ベース板7はその中央部の支持板部7aとその両側に延設される係止板部7b、7bとで構成されている。係止板部7b、7bは支持板部7aから裏面側に向かって緩やかに傾斜するように突出しており、支持板部7aと係止板部7bの間の角度は例えば150°〜160°にすることができる。支持板部7aには上下に細長いスリット状の取付孔6が形成されている。取付孔6はその上端が支持板部7aの上下方向の略中央部にまで達しており、また、取付孔6の下端は支持板部7aの下端にまで達して開口している。また、取付孔6の下端開口縁部において係止板部7bの表面は表面傾斜面7cとして形成されていると共に係止板部7bの裏面は裏面傾斜面7eとして形成されている。図6(f)に示すように、表面傾斜面7cは係止板部7bの下端から上側に向かって上り傾斜(裏面側から表面側に向かって傾斜)するようにテーパー加工などで形成されている。裏面傾斜面7eは係止板部7bの下端から上側に向かって下り傾斜(表面側から裏面側に向かって傾斜)するようにテーパー加工などで形成されている。従って、取付孔6の下端開口縁部はくさび形状に形成されており、既存固定具5に固定部材3を取り付ける際に、取付孔6の下端開口縁部が既存外装材1の屋外面に接触しにくくなって、既存外装材1の削れを軽減することができる。既存の商品では差し込み性を考慮し、テーパー加工により表面を傾斜面に形成したものはあるが、本発明で用いる固定部材3のように、既存外装材1の削れへの対策で裏面にもテーパー加工にて傾斜面を形成したものはなく、差し込み性と既存外装材1の削れ防止とを両立させるために、取付孔6の下端開口縁部の表裏両面にテーパー状の傾斜面7c、7eに形成したものである。また、ベース板7の上端にはベース板7の表面側に突出する補強片7dが設けられている。補強片7dは支持板部7aと両方の係止板部7b、7bにわたって形成されている。
As shown in FIGS. 6 (a) to 6 (f), the fixing
脚部8はベース板7の係止板部7bに延設されている。すなわち、脚部8は、係止板部7bの先端(支持板部7aと反対側の端部)から前側(表面側)に向かって略垂直に突出する内壁部8aと、内壁部8aの先端(係止板部7bと反対側の端部)から外側(ベース板7と反対側の端部)に向かって突出する取付部8bと、取付部8bの先端(内壁部8aと反対側の端部)から後側(裏面側)に向かって略垂直に突出する外壁部8cと、外壁部8cの先端(内壁部8aと反対側の端部)から内側(ベース板7側)に向かって突出する脚片部8dとから構成されている。取付部8bはベース板7及び補強片7dよりも前側(表面側)に位置している。脚片部8dはベース板7よりも後側(裏面側)に位置しており、また、後側に向かって凸曲して形成されている。さらに、脚部8の内壁部8aとベース板7の係止板部7bの上面との間には複数のリブ片20が突設されている。また、両方の内壁部8aの上端には凹所8eが形成されている。この凹所8eは内壁部8aの上端及び内壁部8aと取付部8bとの境界部分とに開口して形成されている。
The
一方、高さ調整部材4は、図7(a)〜(d)に示すように、基板10と結合片11と係止プレート13とを備えて形成されている。基板10の中央部には表面側から裏面側に向かって凹んだすり鉢状の凹部21が形成されており、凹部21の底面を貫通するように係止孔14が形成されている。この係止孔14は後述の既存固定具5の外径よりも少し大きめの孔径を有するものである。また、基板10には凹部21の両側に上下方向に長いリブ突起60が形成されている。
On the other hand, as shown in FIGS. 7A to 7D, the
基板10の上端及び下端には前側(表面側)に突出する突片23が設けられている。また、上側の突片23の先端(前端)には上方に突出する結合片11が設けられており、下側の突片23の先端(前端)にも下方に突出する結合片11が設けられている。結合片11は基板10の幅寸法(横寸法)とほぼ同じで、上記固定部材3の幅寸法とほぼ同じである。また、上側の結合片11の上端及び下側の結合片11の下端には後側(裏面側)に向かって突出する突出片24が設けられている。結合片11と突出片24との間にはリブ部61が設けられている。また、突出片24の幅方向(横方向)の略中央部には回転防止片25が後側(裏面側)に向かって突出して設けられている。この回転防止片25の幅寸法は上記の固定部材3のベース板7の幅寸法(対向する一対の脚部8、8間の寸法)よりも少し小さめに形成されている。上記の係止プレート13は基板10の両側端部に一つずつ設けられている。係止プレート13は基板10よりも前側(表面側)に略垂直に突出している。また、係止プレート13の基部には上下方向に長いスリット状の切欠部27が設けられている。
Projecting
上記のような改修部品Aは、新規下地材12と新規外装材2とともに使用される。新規下地材12は亜鉛めっき鋼板などの金属板を折り曲げ加工などして長尺に形成されるものであって、図8に示すように、断面略U字状の支持部16と、一対の固定片17、17とを備えて断面略ハット状に形成されている。すなわち、支持部16は矩形板状の固着片26と固着片26の上下端部から後側(裏面側)に向かって略垂直に突出する矩形板状の被係止片64、64とからなり、また、一方の固定片17は上側の被係止片64の先端から上方(固着片26と反対側)に向かって略垂直に突設し、他方の固定片17は下側の被係止片64の先端から下方(固着片26と反対側)に向かって略垂直に突設している。ここで、固着片26からの被係止片64の突出寸法は上記固定部材3の係止プレート13の基板10からの突出寸法と同等か少し大きく形成されている。また、上下に対向する被係止片64、64の間の寸法は係止プレート13の高さ寸法と同等か少し大きく形成されている。
The modified part A as described above is used together with the
新規外装材2としては公知の外壁材や屋根材を用いることができるが、例えば、金属板を折り曲げ加工等して断面凹凸に形成した金属サイディング材などを用いることができる。また、新規外装材2としては二枚の金属外皮の間に断熱材を充填して形成される断熱パネル(サンドイッチパネル)などを用いることもできる。
As the new
そして、改修部品A及び新規下地材12並びに新規外装材2を用いて建物の既存壁の改修を行うにあたっては次のようにして行う。
And when repairing the existing wall of a building using the repairing part A, the
まず、建物の既存壁を構成する既存外装材1の屋外側面に改修部品Aの固定部材3を取り付ける。ここで、波状スレート板の既存外装材1はフックボルトなどの既存固定具5で建物の梁などの構造材62に取り付けられており、この既存固定具5を利用して固定部材3を取り付ける。すなわち、既存外装材1は上下方向に長い山部1aと谷部1bとが交互に連なって形成されるものであり、建物の構造材62に引っ掛けられた既存固定具5が山部1aを貫通し、山部1aの屋外側面に突出する既存固定具5の先端に締結具9を設けることにより、既存外装材1が建物の構造材に取り付けられている。締結具9はパッキン9cと座金9aとナット9bとからなり、上記既存固定具5の先端にパッキン9cと座金9aとをこの順で装着し、この後さらに既存固定具5の先端にナット9bを締結するものである。
First, the fixing
そして、図9(a)に示すように、固定部材3はその取付孔6に既存固定具5を挿入して係止することにより既存外装材1の屋外側面に取り付ける。取付孔6に既存固定具5を挿入するにあたっては、既存固定具5に固定部材3を上方から近づけて、既存固定具5に締結した締結具9のパッキン9c又は座金9aと既存外装材1の山部1aとの間において、既存固定具5に取付孔6をその下端開口から差し込むようにする。このように取付孔6を既存固定具5に差し込むと、締結具9のパッキン9c及び座金9aの幅寸法(直径)が取付孔6の幅寸法よりも大きいため、取付孔6の開口縁部である係止板部7bがパッキン9c又は座金9aと既存外装材1との間で挟持されて係止されることになり、これにより、固定部材3を既存固定具5に係止して取り付けることができる。
And as shown to Fig.9 (a), the fixing
固定部材3を既存固定具5に取り付けるにあたっては、上記のような本発明の専用の取付工具Bを用いる。まず、図1(a)に示すように、既存固定具5に固定部材3を上方から近づけて、既存固定具5に締結した締結具9のパッキン9c又は座金9aと既存外装材1の山部1aとの間に固定部材3の下端の表面傾斜面7c及び裏面傾斜面7eを当てることにより、パッキン9c又は座金9aと既存外装材1の山部1aとの間において既存固定具5に固定部材3を仮置きする。このとき固定部材3の取付孔6の下端開口は既存固定具5の直上に位置している。次に、図1(b)に示すように、取付工具Bの把持部36の鉛直部36bを手で持って取付工具Bを支持しながら、図1(c)に示すように、押圧部32の下面を固定部材3の補強片7dの上面に当接させると共に、姿勢保持部35を固定部材3の両方の凹所8eに上側から嵌め込む。次に、上記取付工具Bの騒音軽減部34の上面をハンマー30で打撃する。これにより、ハンマー30による打撃力で、固定部材3を押圧部31で下方に向かって押圧し、押圧部42で固定部材3を押し下げ、図9(a)に示すように、取付孔6に既存固定具5を挿入して固定部材3を既存外装材1の屋外側面に取り付けることができる。
In attaching the fixing
本発明者らが先に提案している特願2007−176593号の取付工具Bはテコの原理を利用して小さな力で固定部材3を既存固定具5に取り付けることができるようにしているが、既存固定具5への差し込む抵抗が大きい場合は、取付工具Bを手で支えながら差し込み作業をすることが難しくなり、固定部材3の取付が困難となり、また、取付工具B自体も複雑な構造になってコストが高くなるが、本発明の取付工具Bでは、ハンマー30による打撃を用いるので、固定部材3の既存固定具5への差し込む抵抗が大きい場合でも容易に差し込み作業を行うことができ、しかも、取付工具B自体も複雑も簡素なものであり低コスト化を図ることができる。
The mounting tool B of the Japanese Patent Application No. 2007-176593 previously proposed by the present inventors makes it possible to attach the fixing
このようにして既存外装材1の屋外側面に突出する複数の既存固定具5、5…のそれぞれに固定部材3を取り付けることによって、複数個の固定部材3を既存外装材1の屋外側面に縦横に配設する。ここで、既存固定具5は通常、取付孔6の上端に位置する。次に、図9(b)に示すように、既存外装材1の屋外側面に取り付けた各固定部材3の屋外側に高さ調整部材4を配設する。ここで、高さ調整部材4は既存外装材1の不陸に応じて固定部材3に取り付けないようにすることもできる。固定部材3の屋外側に高さ調整部材4を配設するにあたっては、図9(a)に示すように、既存外装材1に取り付けた固定部材3に高さ調整部材4を屋外側から近づけ、高さ調整部材4の係止孔14に既存固定具5の先端部を挿入するようにする。図9(b)に示すように、この既存固定具5の先端部は、上記のようにして固定部材3の取付孔6に既存固定具5を差し込むことにより、取付孔6を貫通してその屋外側に突出する部分であり、既存固定具5に締結した締結具9のナット9bよりもさらに屋外側に突出する部分である。このようにして高さ調整部材4の係止孔14に既存固定具5の先端部を挿入すると、既存固定具5に係止孔14の開口縁部が係止することになり、これにより、高さ調整部材4を既存固定具5に保持することができる。次に、図9(c)に示すように、横方向で並ぶ複数の改修部品A、A…で新規下地材12を支持することにより、横方向で隣り合う改修部品A、Aの間に新規下地材12を架け渡す。ここで、新規下地材12はその支持部16を各改修部品Aの高さ調整部材4の係止プレート13に係止するようにする。つまり、新規下地材12を既存外装材1に屋外側から近づけ、支持部16の上下の被係止片64、64の間に一対の係止プレート13、13を挿入し、上側の被係止片64を係止プレート13、13の上端面に載置することによって、新規下地材12を係止プレート13、13に係止することができる。また、新規下地材12の上側の固定片17は高さ調整部材4の上側の結合片11の表面(屋外側面)に当接すると共に新規下地材12の下側の固定片17は高さ調整部材4の下側の結合片11の表面(屋外側面)に当接して配置する。また、高さ調整部材4を取り付けていない固定部材3に対しては、新規下地材12の固定片17を固定部材3の脚部8の取付部8bの屋外側面に当接させる。このようにして新規下地材12を高さ調整部材4に仮固定した状態で配設することができる。
In this way, by attaching the fixing
次に、仮固定状態の新規下地材12を高さ調整部材4及び固定部材3に固定(本固定)する。新規下地材12を高さ調整部材4及び固定部材3に固定するにあたっては、ビスなどの新規固定具15を仮固定状態の新規下地材12の固定片17に屋外側から螺入して打ち込むと共にこの新規固定具15を固定片17と結合片11とに貫通させて固定部材3の脚部8の取付部8bにまで螺入して打ち込む。これにより、新規下地材12の固定片17と高さ調整部材4の結合片11と固定部材3の取付部8bとを新規固定具15で結合することができ、新規下地材12を高さ調整部材4及び固定部材3に固定(本固定)することができる。尚、各高さ調整部材4を固定部材3に対して上下動させることによって、横方向(水平方向)に並ぶ複数個の高さ調整部材4は同じ高さで揃えるようにする。上記のようにして、新規下地材12の仮固定と本固定とを順次繰り返し行うことによって、複数本の新規下地材12、12…を既存外装材1の屋外側に配設することができる。ここで、図10に示すように、横方向(水平方向)には複数本の新規下地材12、12…が略一直線上に並んで配設される。また、縦方向(鉛直方向)には複数本の新規下地材12、12…が互いに略平行に並んで配設される。尚、図10(b)に示すように、縦方向に新規下地材12を長く配設してもよい。
Next, the temporarily fixed
上記のようにして、複数の新規下地材12、12…を既存外装材1の屋外側に配設した後、図10(a)に示すように、新規下地材12の屋外側に複数枚の新規外装材2、2を取り付ける。この新規外装材2は隣り合う新規下地材12、12に架け渡すようにして配置し、この後、ドリルビスなどの固定具65を新規外装材2の屋外側から新規下地材12の支持部16の固着片26にまで螺入して打ち込むようにして取り付けることができる。そして、複数枚の新規外装材2、2…を縦横に並べて新規下地材12の屋外側に配設することによって、新規外装材2、2…で形成される新規外壁で既存外壁を覆うことができ、建物の改修を行うことができる。尚、図10(a)では新規下地材12及び新規外装材2の一部を省略している。
As described above, after a plurality of
図11に高さ調整部材4の他例を示す。この高さ調整部材4は、上記と同様に、基板10と結合片11とを備えて形成されている。基板10の略中央部には係止孔14が厚み方向に貫通するようにして形成されている。また、係止孔14には挟持片14a、14aが設けられている。各挟持片14aは係止孔14の各側縁部から中央部に向かって突出して延設されている。挟持片14aの基部には深さ1.0mm程度の補強リブ14bが形成されている。また、挟持片14aには、上下方向に長い通孔14cが板抜き加工などで形成されていると共に、この通孔14cを通る上下方向に長い屈曲部14dが設けられている。そして、挟持片14aの屈曲部14dよりも先側部分が挟持部14eとして前側に向かって突出して形成されている。
FIG. 11 shows another example of the
基板10には両側に上下方向に長いリブ突起60が形成されている。また、基板10の上端及び下端には前側(表面側)に突出する突片23が設けられている。また、上側の突片23の先端(前端)には上方に突出する結合片11が設けられており、下側の突片23の先端(前端)にも下方に突出する結合片11が設けられている。結合片11は基板10の幅寸法(横寸法)とほぼ同じで、上記固定部材3の幅寸法とほぼ同じである。また、上側の結合片11の上端及び下側の結合片11の下端には後側(裏面側)に向かって突出する突出片24が設けられている。結合片11と突出片24との間にはリブ部61が設けられている。また、基板10の両側部には立ち上げ片13a、13aが突設されている。また、突出片24の幅方向(横方向)の略中央部には回転防止片25が後側(裏面側)に向かって突出して設けられている。この回転防止片25の幅寸法は上記の固定部材3のベース板7の幅寸法(対向する一対の脚部8、8間の寸法)よりも少し小さめに形成されている。
The
このように形成される高さ調整部材4も上記と同様に固定部材3の前側に取り付けられる。すなわち、上記と同様にして、既存外装材1の屋外側面に突出する複数の既存固定具5、5…のそれぞれに固定部材3を取り付けることによって、複数個の固定部材3を既存外装材1の屋外側面に縦横に配設する。次に、既存外装材1の屋外側面に取り付けた各固定部材3の屋外側に高さ調整部材4を配設する。固定部材3の屋外側に高さ調整部材4を配設するにあたっては、既存外装材1に取り付けた固定部材3に高さ調整部材4を屋外側から近づけ、高さ調整部材4の係止孔14に既存固定具5の先端部を挿入するようにする。この既存固定具5の先端部は、上記のようにして固定部材3の取付孔6に既存固定具5を差し込むことにより、取付孔6を貫通してその屋外側に突出する部分であり、既存固定具5に締結した締結具9のナット9bよりもさらに屋外側に突出する部分である。このようにして高さ調整部材4の係止孔14に既存固定具5の先端部を挿入すると、既存固定具5の外面に挟持片14aの挟持部14eが当接して係止されることになり、これにより、一対の挟持片14a、14aで既存固定具5を挟持し、高さ調整部材4を既存固定具5に保持することができる。次に、上記と同様にして、横方向で並ぶ複数の改修部品A、A…で新規下地材12を支持することにより、横方向で隣り合う改修部品A、Aの間に新規下地材12を架け渡し、ビス等の固定具15で高さ調整部材4及び固定部材3に固定する。この後、上記と同様にして、複数枚の新規外装材2、2…を縦横に並べて新規下地材12の屋外側に配設することによって、新規外装材2、2…で形成される新規外壁で既存外壁を覆うことができ、建物の改修を行うことができる。
The
上記では壁についての本発明の適用について説明したが、これに限らず、本発明は屋根に対しても適用することができる。 Although the application of the present invention to the wall has been described above, the present invention is not limited to this, and the present invention can also be applied to a roof.
B 取付工具
1 既存外装材
3 固定部材
5 既存固定具
6 取付孔
6a 下端開口
31 打撃部
32 押圧部
33 打撃防止壁
34 騒音軽減部
35 姿勢保持部
36 把持部
37 ガイド部
Claims (6)
A fixing member that is attached to an existing fixture protruding on the outdoor side surface of the existing exterior material by being pressed by the pressing portion of the mounting tool according to any one of claims 1 to 5, A fixing member formed by forming tapered inclined portions on the front and back surfaces of the lower end opening edge portion of the vertically long mounting hole to be inserted.
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