JP5237909B2 - 電子キー - Google Patents
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請求項1に記載の発明は、ユーザに携帯されて同ユーザの操作に応じて自身の識別コードを含む制御を要求する旨の要求信号を制御対象側に送信する電子キーにおいて、前記電子キーに対するユーザの操作態様を検出する操作検出手段と、前記制御対象の周囲に形成される通信エリアに進入したときに、前記制御対象との間で相互通信を自動的に開始し、通信が開始してから一定時間経過して、前記制御対象との間の距離が予め定められた前記電子キーの操作に適した距離となるタイミングにおいて前記制御対象との間の通信が確立することにより前記制御対象との間での情報の授受を可能とする通信手段と、ユーザによる前記電子キーの操作が有効とされるタイミングにて、ユーザにその旨を通知する伝達手段と、前記操作検出手段の検出結果に基づき操作内容を判断するとともに、前記伝達手段による前記通知から一定時間内におけるユーザの操作を有効として、前記操作内容に応じた制御を要求する旨を含む前記要求信号を前記制御対象側に送信する制御装置と、を備えたことをその要旨としている。
以下、本発明にかかる電子キーを電子キーシステムに具体化した第1の実施形態について説明する。本実施形態においては、電子キーとして携帯電話が利用される。すなわち、携帯電話は、通常の通話等の機能に加え、車両ドアの施解錠を可能とする電子キーとしての機能を有する。
携帯電話2は、例えばユーザの衣服のポケット、カバン等に収納された状態で携帯される。ユーザは後述する所定のタイミングにおいて外部から衣服、カバン等を介して携帯電話2を所定回数だけ叩くことで、簡易に車両ドアの施解錠に係る操作を行うことができる。
図1に示すように、車載装置3は、受信アンテナ31と、受信回路32と、車載制御部33と、マスタ通信部35と、を備えている。また、車載制御部33には、車両ドアが閉じた状態において車両ドアを自動的に施解錠するドアロック装置40が電気的に接続されている。
図3に示すように、通信エリア41に携帯電話2を携帯するユーザが進入すると、両通信部26,35間において通信が開始される。この通信が開始された時刻から通信が確立するまでに、5秒程度の通信確立時間を要する。通信確立後にはマスタ通信部35及びスレーブ通信部26間において、適宜無線信号に情報が付加された情報信号が送受信されることで、各種情報のやりとりが可能となる。
ユーザの降車時においては、マスタ通信部35及びスレーブ通信部26間において通信は確立している。車載装置3は、エンジン停止後において、ユーザが降車するにあたって車両ドアが開かれた後に車両ドアが閉じられたとき、その旨の無線信号を、マスタ通信部35を介して携帯電話2側に送信する。マイコン23は、この無線信号を、スレーブ通信部26を通じて受信すると、加速度センサ21に電力を供給して、同加速度センサ21を起動させる。加速度センサ21の起動後の一定時間において、マイコン23は携帯電話2が2回に亘り叩き操作されたと認識した場合には、車両側に施錠要求信号を送信する。これにより、車両ドアが施錠される。
(1)携帯電話2及び車両間の距離が予め定められた携帯電話2の操作に適した距離となるタイミング以後における携帯電話2の操作のみが有効とされる。すなわち、携帯電話2の操作に適した距離となるタイミング前の操作はユーザの意図しない操作である可能性が高いため、同タイミング前の操作を無効とされる。これにより、ユーザの意図する操作を有効としつつ、ユーザの操作意思のない携帯電話2の誤操作を抑制できる。なお、携帯電話2(スレーブ通信部26)及び車両(マスタ通信部35)間の通信が確立するときに、携帯電話2の操作に適した距離となるタイミングとなる。
以下、本発明の第2の実施形態について、図4及び図5を参照して説明する。この実施形態の電子キーシステム1は、ユーザ及び車両間の距離に基づき携帯電話2の叩き操作の認否を決定する点で、上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。なお、この実施形態の電子キーは、図1に示す第1の実施形態の電子キーとほぼ同様の構成を備えている。
マイコン23はスレーブ通信部26及びマスタ通信部35間で通信確立した後に、RSSIがしきい値B以上となったときから一定時間T11に亘って車両ドアの解錠に係る叩き操作を有効とする。このときマイコン23は、振動素子27を介して携帯電話2を振動させることで、ユーザに操作が有効となった旨を知らせる。これにより、ユーザは叩き操作が有効なタイミングを容易に知ることができる。なお、本実施形態においては、通信エリア41を大きく形成したり、通信確立時間を短くしたりすることで、スレーブ通信部26及びマスタ通信部35間の通信確立時の携帯電話2及び車載装置3間の距離を5m以上とする。これにより、RSSIがしきい値Bとなったとき、すなわち携帯電話2及び車載装置3間の距離が5mとなったときに通信が確立されている。
車両ドアの施錠は、ユーザが降車して車両を離れる際に実行される。そのため、図5に示すように、RSSI検出回路29により検出されるRSSIは漸減していく。ここで、RSSIがしきい値C以下となったときから一定時間T12において、施錠に係る叩き操作は有効とされる。RSSIがしきい値C以下となったとき、マイコン23は振動素子27を介して、携帯電話2を振動させることでユーザに叩き操作が有効となった旨を知らせる。これにより、ユーザは叩き操作が有効なタイミングを容易に知ることができる。
(4)RSSI検出回路29の検出結果を通じて、携帯電話2を携帯するユーザの位置が判断可能とされる。すなわち、マイコン23において、携帯電話2の操作に適した距離以下である旨判断する場合にはユーザの操作を有効とし、携帯電話2の操作に適した距離を越える旨判断する場合には、たとえ携帯電話2及び車両間の通信が確立していたとしても、ユーザの操作を無効とする。ここで、携帯電話2の操作に適した距離を越える、すなわち解錠操作可能エリア42を外れる位置における操作は誤操作である可能性が高い。従って、携帯電話2の操作に適した距離を越える位置における操作を無効とすることで、誤操作を抑制できる。
・第1及び第2の実施形態においては、Bluetooth通信を利用して携帯電話2及び車載装置3間(正確にはスレーブ通信部26及びマスタ通信部35間)での双方向通信を行っていた。しかし、通信規格は携帯電話2及び車載装置3間において、双方向通信が可能であれば、Bluetooth通信に限らず、例えばZigbee通信等の通信規格であってもよい。また、たとえ、前述した各種通信規格を利用した通信でなくても、無線信号にて携帯電話2及び車載装置3間の双方向通信が可能であればよい。
・第1及び第2の実施形態においては、携帯電話2を叩くことで車両ドアの施解錠に係る操作が可能であった。しかし、操作態様はこれに限定されない。例えば、携帯電話2のスイッチ操作を通じて車両ドアの施解錠に係る操作を可能としてもよいし、携帯電話2に備えられる音を検出するマイクを通じてユーザの声により車両ドアの施解錠に係る操作を可能としてもよい。これら構成であっても、スイッチ操作の場合にはポケットに携帯電話2を収納した状態において、ユーザの動作により意図せずスイッチが押されるおそれがあり、声による操作の場合にはユーザの意図しない発声等により車両ドアの施解錠に係る操作が認識されるおそれがある。このような問題に対しても、ユーザによる操作を有効とするタイミング及び位置を限定することで、誤操作を防止できる。
(イ)請求項1〜4の何れか一項に記載の電子キーにおいて、制御装置は、操作を有効とする時間を前記通信手段及び前記制御対象間の通信確立から、ユーザが車両に到達すると想定される一定時間までとする電子キー。
同構成によれば、携帯電話が電子キーとして利用される。ここで、携帯電話には種々の機能を発揮するために、通信手段、制御装置、加速度検出手段等が予め備えられている。このため、既存の携帯電話に新たな構成を付加することなく、電子キーとして利用できる。
Claims (3)
- ユーザに携帯されて同ユーザの操作に応じて自身の識別コードを含む制御を要求する旨の要求信号を制御対象側に送信する電子キーにおいて、
前記電子キーに対するユーザの操作態様を検出する操作検出手段と、
前記制御対象の周囲に形成される通信エリアに進入したときに、前記制御対象との間で相互通信を自動的に開始し、通信が開始してから一定時間経過して、前記制御対象との間の距離が予め定められた前記電子キーの操作に適した距離となるタイミングにおいて前記制御対象との間の通信が確立することにより前記制御対象との間での情報の授受を可能とする通信手段と、
ユーザによる前記電子キーの操作が有効とされるタイミングにて、ユーザにその旨を通知する伝達手段と、
前記操作検出手段の検出結果に基づき操作内容を判断するとともに、前記伝達手段による前記通知から一定時間内におけるユーザの操作を有効として、前記操作内容に応じた制御を要求する旨を含む前記要求信号を前記制御対象側に送信する制御装置と、を備えた電子キー。 - 請求項1に記載の電子キーにおいて、
前記通信手段及び前記制御対象間で送受信される無線信号の信号強度を検出する信号強度検出手段を備え、
前記制御装置は前記信号強度検出手段の検出する無線信号の信号強度の値に基づき、前記電子キー及び前記制御対象間の距離を判断するとともに、前記電子キーの操作に適した距離以下となった旨の判断をした場合に、前記伝達手段による通知を行うとともにユーザによる前記電子キーの操作を有効とする電子キー。 - 請求項1又は2に記載の電子キーにおいて、
前記操作検出手段は前記電子キーへの叩き操作に伴う衝撃を検出する加速度検出手段であって、
前記制御装置は前記加速度検出手段の検出結果に基づき前記ユーザの操作としての前記電子キーに対する叩き操作の有無及び叩き操作の回数を判断し、前記叩き操作の回数に応じた制御を要求する旨を含む前記要求信号を前記制御対象側に送信する電子キー。
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