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JP5256411B2 - 管継手 - Google Patents
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JP5256411B2 - 管継手 - Google Patents

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Description

本発明は、ソケットとプラグとを接続、又は分離させることにより、流路を開閉する管継手において、前記ソケットとプラグとが結合された状態でロック可能な管継手に関する。
従来から、ソケットとプラグとを接続、又は分離させる際に、自動的に流路を開閉する管継手が採用されている。この管継手では、ソケットに対してプラグを接続・分離させることによって弁体が自動的に開閉され、前記弁体によって流路を流通するエアの流通状態が切り換えられる構成としている。
このような管継手は、例えば、プラグとソケットから構成され、該プラグの端部に形成された嵌入部が前記ソケットの内部に嵌入されるように形成される。このソケットには、回転方向及び軸線方向に移動可能に設けられ、該ソケットとプラグとの接続状態を切換可能なロックスリーブと、前記ロックスリーブの移動を規制して前記接続状態を保持可能なロック機構とを備える。
このロック機構は、ソケットを構成するソケットボデーの外周面に設けられ、ロックスリーブに覆われたL字状の係止溝と、前記ロックスリーブの内周面に設けられ前記係止溝に係止する係止突起とからなる。そして、係止溝の一端部に係止突起が係合された状態から、ロックスリーブを回転させ軸線方向に沿って変位させた後、ソケットの内部にプラグを挿入することにより、ボールが前記プラグの溝部に挿入されると共に、前記ロックスリーブが圧縮コイルスプリングの弾発力によって再び元の位置へと復帰する。これにより、ロックスリーブによってボールの外周側への変位が規制されてプラグがソケットに接続された状態で保持されることとなる。
特開2000−193172号公報
しかしながら、特許文献1に係る従来技術においては、ロック機構を構成する係止溝を、ロックスリーブに加工を行うことによって形成する必要があり、製造コストの高騰を招くと共に、部品点数及び組付工数の増大が生じることとなる。
また、ロック機構によってソケット及びプラグの接続状態でロックを行う際、そのロック状態の確認が困難であると共に、振動や誤動作等によって係止突起が係止溝に沿って移動してしまい前記ロック状態が誤って解除されてしまう懸念がある。
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、簡素な構成で第1継手部材と第2継手部材とを結合状態で確実にロックすることが可能な管継手を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、第1継手部材と、該第1継手部材と一体的に連結されるホルダと、該ホルダの内部に結合又は離脱自在に装着される第2継手部材と、前記第1継手部材と第2接続部材との結合状態を切換自在なスリーブとを有する管継手において、
前記スリーブは、前記ホルダ及び前記第1継手部材の外周側に軸線方向に沿って変位自在に設けられ、且つ、周方向に沿って回転自在に設けられ、前記スリーブに臨む第1継手部材の端部には、該第1継手部材と第2継手部材との結合状態において、前記スリーブの軸線方向に沿った変位を規制するロック機構を備え、前記ロック機構は、前記第1継手部材に設けられ、半径外方向に突出した凸部からなり、前記スリーブが前記第1継手部材側へと変位する際、前記凸部によって前記スリーブを係止することを特徴とする。
本発明によれば、第1継手部材と第2継手部材とが、ホルダを介して結合又は離脱自在に装着される管継手において、前記ホルダ及び第1継手部材の外周側には、スリーブが軸線方向に沿って変位自在に設けられ、且つ、周方向に沿って回転自在に設けられ、前記第1継手部材の端部には、該第1継手部材と第2継手部材との結合状態において、前記スリーブの軸線方向に沿った変位を規制するロック機構が設けられている。そして、スリーブが誤って第1継手部材側へと変位しようとした際、ロック機構を構成する凸部によって前記スリーブが係止されるため、前記スリーブの変位によって第1継手部材と第2継手部材との結合状態が解除されてしまうことが防止される。
従って、第1継手部材の端部にロック機構の凸部を設けるという簡素な構成で、第1継手部材と第2継手部材との結合状態で確実にロックすることができる。その結果、第1継手部材と第2接続部材とが結合状態において、スリーブが軸線方向に沿って誤って変位してしまうことが確実に防止され、前記結合状態が確実に維持される。
さらに、スリーブの内周面には、凸部を収容可能な凹部を有し、前記スリーブを第1継手部材側へと変位させる際、前記凹部内に前記凸部を収容させるとよい。これにより、凸部によって係止されていた第1継手部材側への変位が規制されていたスリーブを、該スリーブに設けられた凹部内へ収容することによって変位可能とすることができるため、前記第1継手部材と第2継手部材との結合状態を解除することができる。
さらにまた、凹部は、スリーブを第1継手部材及びホルダに対して回転させることにより凸部と一直線上に配置させることができるため、前記スリーブを前記第1継手部材側へと変位させる際に、前記凹部内に凸部を収容させることが可能となり、前記スリーブが係止されることなく前記第1継手部材側へと変位し、前記第1継手部材と第2継手部材との結合状態を解除することができる。
またさらに、スリーブが、該スリーブの回転変位を規制する回転規制手段を備えることにより、前記ロック機構によって保持された第1継手部材と第2接続部材との結合状態が、前記スリーブが回転することによって誤って解除されてしまうことが阻止される。
また、回転規制手段は、スリーブの内周面に設けられ、ホルダの溝部に係合される係合部からなり、係合部が、前記スリーブを第2継手部材側に向かって付勢するスプリングの押圧力によって前記溝部内に保持させるとよい。これにより、前記スリーブに設けられた係合部を、スプリングの押圧力を利用してホルダの溝部へと係合させることが可能となるため、前記スリーブが振動や外力によって誤って回転してしまうことが確実に阻止される。
さらに、係合部及び溝部を、スリーブ及びホルダの周方向に沿って等間隔離間して複数設けるとよい。
さらにまた、スリーブの外周面には、ロック機構によってスリーブの軸線方向に沿った変位の規制されたロック状態を示す表示部を設けることにより、第1継手部材と第2継手部材とが結合状態でロックされていることを簡便且つ確実に確認することが可能となる。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、管継手を構成するホルダ及び第1継手部材の外周側に設けられたスリーブが、軸線方向及び回転方向に変位自在に設けられ、前記第1継手部材の端部には、該第1継手部材と第2継手部材との結合状態において、前記スリーブの軸線方向に沿った変位を規制する凸部からなるロック機構を設けることにより、前記スリーブが誤って第1継手部材側へと変位しようとした際、ロック機構を構成する凸部によって前記スリーブが係止されるため、前記凸部を設けるといった簡素な構成で第1継手部材と第2継手部材との前記結合状態が確実に維持される。
本発明に係る管継手について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係る管継手を示す。なお、ここでは、ソケット12に対してプラグ14が接続された状態について、図1〜図7を参照しながら説明する。
この管継手10は、金属製材料から形成され、軸線方向に沿った一方側(矢印A方向)に配設されるソケット(第1継手部材)12と、該ソケット12と対向して他方側(矢印B方向)に同軸上となるように配設されるプラグ(第2継手部材)14と、前記ソケット12の端部に設けられ、該プラグ14の一部が挿入されるホルダ16と、該ホルダ16の外周面を囲繞するように装着され、スリーブスプリング(スプリング)18の弾発作用下に軸線方向に移動自在なスリーブ20と、前記ソケット12の内部に設けられ、該ソケット12とプラグ14との連通状態を切り換える弁機構22と、前記ソケット12とプラグ14との接続状態を維持可能なロック機構24とを含む。
ソケット12は、その一端部側(矢印A方向)に形成され、図示しない配管等が接続される第1接続部26と、該第1接続部26に隣接して設けられた六角柱状の第1締付部28と、その他端部側(矢印B方向)に形成され、前記ホルダ16を保持可能な保持部30とを有する。
また、ソケット12には、第1接続部26の内部にポート32が形成され、第1締付部28の内部には、前記ポート32に対して半径外方向に拡径した空間部34が設けられる。そして、この空間部34には後述する弁機構22が配設される。
さらに、ソケット12を構成する保持部30の内周面には、空間部34に対してさらに拡径した段付部36が形成され、該段付部36には環状のパッキン38が装着される。
保持部30は、円筒状に形成され、その外周端部には、半径外方向に膨出した一対の凸部40a、40b(図3及び図5参照)が設けられる。この凸部40a、40bは、断面略長方形状に形成され、保持部30の中心を挟んで互いに対向する位置に一直線上に設けられる。すなわち、保持部30の端部は、凸部40a、40bの設けられた2箇所が外周面に対して所定高さだけ突出するように形成される。
また、保持部30の外周面には、凸部40a、40bの幅方向に沿った両端から該保持部30の軸線方向(矢印A方向)に向かって2本の補助線42が延在している。
一方、保持部30の内周面には、該保持部30の外周側から加締められ半径内方向に突出した加締部44が形成される。この加締部44は、保持部30の軸線方向に沿った略中央部に形成され、ソケット12の内部にホルダ16が挿入された際、該ホルダ16の凹溝46に挿入される。
プラグ14は、金属製材料から筒状に形成され、その一部がホルダ16及びソケット12の内部に挿入されることによって該ソケット12の他端部に接続される。このプラグ14は、一端部側(矢印A方向)に形成され、先端に向かって徐々に縮径したインサート部48と、他端部側(矢印B方向)に形成され、図示しない配管等が接続される第2接続部50と、該第2接続部50の隣接して設けられた六角柱状の第2締付部52と、前記第2締付部52とインサート部48との間に設けられ、その外周面が環状に窪んだボール溝54とからなる。
ホルダ16は、例えば、金属製材料から鍛造成形によって円筒状に形成され、ソケット12側(矢印A方向)となるホルダ16の一端部は、その外周面が前記ソケット12の段付部36に臨むように配設される。また、ホルダ16の一端部には、その内周面にOリング56が設けられると共に、該Oリング56に摺接したリング部材58が設けられる。すなわち、リング部材58は、Oリング56とソケット12に設けられたパッキン38との間に配設され、前記パッキン38にバルブ80が着座した際に付与される荷重を受けることにより、該パッキン38のホルダ16側(矢印B方向)への変位を防止する。そして、ソケット12の内部にプラグ14が挿入された際、Oリング56が前記プラグ14の外周面に当接する(図3参照)。これにより、ホルダ16とプラグ14との間を通じてエアが外部に漏出することが阻止される。
さらに、ホルダ16の一端部側には、その外周面に沿って環状の凹溝46が設けられ、前記ソケット12の保持部30に設けられた加締部44が挿入される。これにより、ホルダ16が、ソケット12に対して軸線方向(矢印A、B方向)に位置決めされ、該軸線方向に沿った移動の規制された接続状態となる。
なお、ホルダ16の一端部は、該ホルダ16がソケット12に挿入された際、パッキン38の端部に当接し、該ホルダ16とソケット12との間を通じたエアの漏出が防止される。
プラグ14側となる他端部には、半径外方向に拡径したフランジ部60を備え、該フランジ部60の近傍には、周方向に沿って所定間隔離間した複数のボール孔62が設けられる。このボール孔62には、複数のボール64がそれぞれ前記ホルダ16の半径方向に沿って変位自在に挿入される。ボール孔62の直径は、ホルダ16の内周側が若干だけ小さく形成されている。そのため、ボール64が、ボール孔62からホルダ16の内部へと脱落してしまうことがなく、該ボール孔62の内部に保持される。
また、フランジ部60の側面には、ホルダ16の一端部側(矢印A方向)に臨むように複数(例えば、4個)の位置決め溝66が形成されている。この位置決め溝66は、前記側面に対して断面半円状に窪んで形成され、且つ、ホルダ16の周方向に沿って互いに等間隔(例えば、90°)離間して設けられる。
一方、ホルダ16の内周面は、他端部側(矢印B方向)から一端部側(矢印A方向)に向かって徐々に縮径するように形成される。詳細には、ホルダ16の内周径は、他端部から軸線方向に沿った略中央部まで略一定で設定され、この略中央部から一端部側に向かって徐々に縮径するように設定されている。すなわち、ホルダ16の内周面は、その内部に挿入されるプラグ14のインサート部48に対応した形状で形成される。
スリーブ20は、金属製材料から円筒状に形成され、ホルダ16の外周面を覆うように配設される。スリーブ20の一端部には、該スリーブ20の内周面に対してさらに半径外方向に拡径した一対の凹部68a、68bが形成される。この凹部68a、68bは、断面略長方形状に形成され、スリーブ20の中心を挟んで互いに対向する位置に一直線上に設けられると共に、前記スリーブ20の他端部側(矢印B方向)に向かって所定長さで形成される。そして、スリーブ20がホルダ16の外周側に配置された際、該ホルダ16の凸部40a、40bが前記凹部68a、68bの内部に収容可能に設けられる。
すなわち、凹部68a、68bは、その内周径が凸部40a、40bの外周径と略同等もしくは若干小さく形成されると共に、略同一の断面形状で形成される。また、スリーブ20の軸線方向に沿った凹部68a、68bの長さは、凸部40a、40bの軸線方向に沿った長さと略同等に設定される。
一方、プラグ14側(矢印B方向)となるスリーブ20の他端部近傍には、その内周面に半径内方向に突出したボール押え部70が形成され、前記ボール押え部70の端部とソケット12の他端部との間に、スリーブ20を前記ソケット12から離間させる方向(矢印A方向)に付勢するスリーブスプリング18が介装されている。このボール押え部70は、ホルダ16のボール孔62及び該ボール孔62に装着されたボール64に臨むように環状に形成され、前記ボール64の外周面に当接自在に設けられる。
また、スリーブ20の他端部には、その内周面から半径内方向に膨出した複数(例えば、4個)の膨出部72が設けられている。この膨出部72は、断面半円状に形成され、スリーブ20の周方向に沿って互いに等間隔離間して配置されると共に、前記他端部側(矢印B方向)に向かって円弧状となるように形成される。
そして、スリーブ20がホルダ16の外周側に配設され、スリーブ20がスリーブスプリング18の弾発力によってホルダ16の一端部側(矢印A方向)へと移動した際、該スリーブ20の膨出部72が前記ホルダ16の位置決め溝66へと挿入される。
すなわち、ホルダ16に設けられた位置決め溝66に対応して同一数量且つ同断面形状で形成されると共に、周方向に沿って同一間隔(例えば、90°)で配置されている。このように、スリーブ20の膨出部72が、ホルダ16に設けられた位置決め溝66に挿入されることにより、前記スリーブ20の前記ホルダ16に対する回転変位を規制可能なディテント機構として機能する。
換言すれば、スリーブ20の膨出部72が、等間隔で設けられた位置決め溝66に挿入されることにより、前記スリーブ20を回転させた際の回転角度を、該位置決め溝66及び膨出部72が設けられた90°毎とすることができる。
なお、このディテント機構は、スリーブ20をスリーブスプリング18の弾発力に抗してソケット12側へと移動させることにより、該スリーブ20の回転変位が規制された状態を解除可能に構成される。
このスリーブ20の外周面には、該外周面より所定高さだけ膨出し、周方向に沿って延在した環状の把持部74が形成される。把持部74は、スリーブ20の一端部側が周方向に沿って一直線上に形成され、該スリーブ20の他端部側が、該スリーブ20の軸線方向に沿って凹凸状に形成される。詳細には、把持部74の他端部は、スリーブ20の一端部側に向かって所定長さで窪んだ部位と、該スリーブ20の他端部側に向かって突出した部位とが交互且つ連続的に前記スリーブ20の周方向に沿って形成されている。
また、把持部74の一端部側には、スリーブ20の外周面から膨出し、該スリーブ20の一端部側(矢印A方向)に向かって突出した一対の指示部76が設けられている。指示部76は、断面略長方形状に形成され、スリーブ20の中心を挟んで一直線上となる位置に設けられると共に、前記指示部76と一直線上となる把持部74の外周面には、ソケット12とプラグ14とが接続状態でロックされたことを示す表示部78が設けられる。この表示部78には、例えば、ロック状態を示す「LOCK」との表示がなされる。
弁機構22は、ソケット12の空間部34に設けられ、該ソケット12の軸線方向(矢印A、B方向)に沿って変位自在なバルブ80と、該バルブ80と空間部34の内壁面との間に介装され、該バルブ80をプラグ14側(矢印B方向)に向かって付勢するバルブスプリング82とを含む。
バルブ80は、例えば、金属製材料から形成され、本体部84と、該本体部84の端面に対して所定高さで突出した複数の脚部86と、前記本体部84に対して半径外方向に突出した着座部88とを有する。本体部84は、プラグ14及びパッキン38に臨む一端面が、軸線と直交方向に延在した平面状に形成され、その中央部には、円柱状の基部90が設けられる。
脚部86は、例えば、3個設けられ、基部90を中心として互いに等間隔離間して半径外方向に向かって放射状に延在すると共に、前記基部90側から徐々に高さが高くなるように形成される。また、脚部86は、本体部84の外周側となる部位がプラグ14の一端部と略同一直径となるように配置され、該プラグ14がソケット12及びホルダ16に装着された際、前記脚部86の先端部に対して前記一端部が当接自在に設けられる。
着座部88は、本体部84の外周面に対して所定直径で突出した鍔状に形成され、プラグ14側(矢印B方向)となる一端面は、脚部86側に向かって徐々に先細状となるテーパ状に形成される。そして、ソケット12に対するプラグ14の非接続状態において、着座部88がパッキン38の着座面に対して当接した弁閉状態となる。また、着座部88の他端面は平面状に形成され、バルブスプリング82の一端部が固着される。
一方、ソケット12のポート32に臨む本体部84の他端面は、断面矩形状に形成され、その外周側にはバルブスプリング82が挿通されている。バルブスプリング82は、例えば、外巻部92と内巻部94とを有する半径方向に二重に巻回されたコイルスプリングからなり、その外巻部92の一端部が、バルブ80の着座部88に装着され、該外巻部92の他端部が、ソケット12を構成する空間部34とポート32との接合部位における内壁面に装着される。この外巻部92は、バルブ80側となる一端部から他端部に向かって徐々に拡径する断面略テーパ状に形成されている。
一方、バルブスプリング82の内巻部94は、外巻部92より軸線方向に沿って短く形成され、バルブ80側となる一端部が本体部84に当接している。すなわち、この内巻部94は、バルブ80がパッキン38から離間した弁開状態において、該バルブ80の変位量を規制するストッパとして機能している。
本発明の実施の形態に係る管継手10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に前記管継手10におけるソケット12とプラグ14とを接続する場合について説明する。
先ず、ソケット12とプラグ14とが分離された管継手10の非接続状態において、スリーブ20に表示された表示部78が、図8に示されるように、ソケット12の外周面に設けられた凸部40a、40b及び補助線42と一直線上に配置されていないことを確認する(アンロック状態)。また、図4に示されるように、表示部78が、凸部40a、40b及び補助線42と一致している場合には、スリーブ20を把持して一旦ソケット12側(矢印A方向)へとスライドさせ、位置決め溝66に係合された膨出部72を該位置決め溝66から離脱させた後、約90°だけ回転させる。これにより、図9に示されるように、スリーブ20の内周面に形成された凹部68a、68bと、ソケット12の外周面に形成された凸部40a、40bとが所定間隔離間して一直線上に配置された状態となる。この場合、スリーブ20の膨出部72が、それぞれ前記とは別の位置決め溝66に係合され、該スリーブ20の回転変位が規制された状態となる。
このプラグ14が非接続状態にある管継手10のソケット12では、図10及び図11に示されるように、バルブスプリング82の弾発作用下にバルブ80がホルダ16側(矢印A方向)に向かって押圧され、その着座部88がパッキン38に当接している。また、スリーブ20が、スリーブスプリング18の弾発作用下にソケット12から離間する方向(矢印B方向)に付勢され、前記スリーブ20のボール押え部70がホルダ16に装着されたボール64の外周面に当接している(図10参照)。これにより、複数のボール64がそれぞれホルダ16の内周側に向かって押圧され、該ボール64の一部がホルダ16の内部に露呈した状態にある。
次に、このソケット12に対してプラグ14を接続する場合には、前記ソケット12の他端部に装着されたホルダ16の他端部側(矢印B方向)からプラグ14を装着する。この場合には、先ず、図12及び図13に示されるように、作業者(図示せず)がスリーブ20をスリーブスプリング18の弾発力に抗してソケット12側(矢印A方向)へとスライドさせた後、前記プラグ14をインサート部48側からホルダ16の内部へと挿入する。この場合、スリーブ20は、図9及び図13に示されるように、凹部68a、68bがソケット12の凸部40a、40bを一直線上に配置されているため、該スリーブ20を前記ソケット12側へと移動させた際、前記凹部68a、68bの内部に前記凸部40a、40bが収容され、前記スリーブ20のソケット12側(矢印A方向)への移動が規制されることがない。
そして、このプラグ14をソケット12側(矢印A方向)に向かってさらに押し込むことにより、インサート部48の外周面にパッキン38が摺接すると共にOリング56が摺接し、該プラグ14とホルダ16との間の気密が保持される。その後、インサート部48の端部が、バルブ80の脚部86に当接し、該脚部86を介して前記バルブ80をソケット12のポート32側(矢印A方向)へと押圧する。
これにより、バルブ80がバルブスプリング82の弾発力に抗して変位し、該バルブ80を構成する着座部88がパッキン38から離間して前記ソケット12の空間部34とプラグ14の貫通孔96とが連通する。その結果、ソケット12のポート32へと供給されたエアが、空間部34、バルブ80の脚部86の間を通じてプラグ14の貫通孔96へと流通し、該プラグ14に接続された配管等へと流通する。
次に、上述したソケット12とプラグ14とが接続された状態において、スリーブ20を把持して一旦ソケット12側(矢印A方向)へとスライドさせた後、前記ソケット12及びプラグ14に対して所定角度(約90°)だけ回転させ、該スリーブ20の把持部74に記載された表示部78を、図1に示されるように、ソケット12の補助線42及び凸部40a、40bと一直線上となるように配置する。これにより、図7に示されるソケット12の凸部40a、40bと、スリーブ20の凹部68a、68bとが互いに略直交した位置となり、スリーブ20をソケット12側へと移動させた際、その凹部68a、68bに凸部40a、40bを収容不可能な状態となる。換言すれば、スリーブ20の内周面端部が、凸部40a、40bに当接してしまい、ソケット12側への移動が規制される。
そのため、スリーブ20がソケット12側へと移動することがないため、該スリーブ20によってボール64が内周側に押圧された状態で保持され、プラグ14がソケット12及びホルダ16に対して離脱することがない。すなわち、管継手10は、ソケット12とプラグ14とが接続状態で保持されたロック状態となる。また、スリーブ20に設けられた表示部78が、ソケット12の凸部40a、40b及び補助線42と一致しているため、該ソケット12及びプラグ14を含む管継手10が接続状態でロックされていることが容易に確認できる(図1参照)。
さらに、この場合も、スリーブ20の膨出部72が、それぞれ前記とはさらに別の隣接した位置決め溝66に係合され、該スリーブ20の回転変位が規制されているため、前記スリーブ20が振動や外部からの力によって誤って回転してしまうことが防止される。
すなわち、スリーブ20の内周面に設けられた凹部68a、68bは、ソケット12とプラグ14とが接続された際に、前記スリーブ20が前記ソケット12側へと移動することを規制可能なロック機構24として機能し、接続されている前記ソケット12とプラグ14とが誤って離脱してしまうことが防止される。
一方、このようにソケット12及びプラグ14が接続された管継手10から該プラグ14を取り外す場合には、先ず、図示しない作業者がスリーブ20を把持し、スリーブスプリング18の弾発力に抗してソケット12側(矢印A方向)へとスライドさせた後、表示部78がソケット12の補助線42及び凸部40a、40bと一直線上となった状態(図1参照)から所定角度(例えば、90°)だけ回転させる。すなわち、表示部78を、補助線42に対して周方向にずらした位置とする。これにより、スリーブ20の凹部68a、68bとソケット12の凸部40a、40bとが再び一直線上に配置された状態となり、前記スリーブ20をソケット12側(矢印A方向)へと移動可能な状態となる。
なお、作業者がスリーブ20の把持状態を解除することにより、該スリーブ20がスリーブスプリング18の弾発力によってプラグ14側(矢印B方向)に向かって移動し、その膨出部72が位置決め溝66に対して係合され、前記スリーブ20がホルダ16及びソケット12に対して回転変位することが阻止される。
そして、スリーブ20をスリーブスプリング18の弾発力に抗してソケット12側(矢印A方向)へと再びスライドさせた後、プラグ14をソケット12から離間させる方向(矢印B方向)に引張する。これにより、ボール溝54を覆うように配置されていたスリーブ20のボール押え部70が移動し、プラグ14のボール溝54に挿入されていたボール64がボール孔62に沿って半径外方向へと押し出される。これにより、ボール64によるプラグ14の軸線方向に沿った移動規制状態が解除されると共に、バルブ80に対する押圧力が滅勢されるため、該バルブ80がバルブスプリング82の弾発力によってプラグ14側(矢印A方向)へと押圧される。
プラグ14をさらにソケット12から離間する方向(矢印B方向)へと移動させることにより、バルブ80の着座部88がパッキン38に当接し、前記ソケット12の空間部34とホルダ16の内部との連通が遮断される。これにより、ソケット12からプラグ14を離脱させた際に、該ソケット12の空間部34に供給されているエアが外部に漏出することがなく保持される。
このように、ソケット12に対してプラグ14が離脱された管継手10の非接続状態とすることができる。
以上のように、本実施の形態では、管継手10を構成するソケット12の外周側にスリーブ20を回転自在に設け、該ソケット12の外周面に一対の凸部40a、40bを設けると共に、前記スリーブ20の内周面に、前記凸部40a、40bを収容可能な一対の凹部68a、68bを設けている。そして、ソケット12とプラグ14とを接続する場合、又は、接続された前記ソケット12とプラグ14とを離脱させる場合には、凹部68a、68bがソケット12の凸部40a、40bと一直線上となるようにスリーブ20を回転させることにより、前記スリーブ20を前記ソケット12側(矢印A方向)へと所定距離だけ移動させることが可能となる。その結果、凹部68a、68b内に凸部40a、40bが収容されることによってスリーブ20を移動させることが可能となり、該スリーブ20の移動によって保持されていた複数のボール64によるプラグ14の保持状態が解除される。
一方、ソケット12とプラグ14とが接続された状態において、スリーブ20を回転させて凹部68a、68bとソケット12の凸部40a、40bとが略直交するように配置することにより、前記スリーブ20が誤ってソケット12側(矢印A方向)へと移動しようとした際、凸部40a、40bが凹部68a、68b内に挿入されることがなく、該凸部40a、40bとスリーブ20の内周面端部とが当接して係止される。その結果、管継手10の接続状態において、誤ってスリーブ20がソケット12側へ移動して、前記ソケット12からプラグ14が離脱してしまうことがなく接続状態で確実に維持することができる。
また、スリーブ20の一端部に、内周面から膨出した複数の膨出部72を設けると共に、該スリーブ20の一端部に臨むホルダ16のフランジ部60に、前記膨出部72を挿入可能な位置決め溝66を設ける構成としている。そして、スリーブ20は、スリーブスプリング18によって常にホルダ16のフランジ部60側(矢印B方向)に向かって付勢されているため、前記膨出部72が位置決め溝66に挿入された状態で前記スリーブスプリング18の弾発力によって保持される。これにより、スリーブ20が、該スリーブ20のソケット12側(矢印A方向)への移動が規制されたロック状態において、例えば、振動や外部からの力によって誤って回転変位してしまうことが防止される。その結果、ソケット12とプラグ14とが接続された管継手10の接続状態において、スリーブ20が誤って回転変位して該接続状態が解除されてしまうことが防止される。
さらに、スリーブ20の外周面に設けられた把持部74には、該スリーブ20の凹部68a、68bとソケット12の凸部40a、40bとが略直交する位置に配置された状態で、前記凸部40a、40bに臨むソケット12の外周面に表示部78が設けられている。そのため、スリーブ20をソケット12及びホルダ16に対して回転させ、その表示部78を凸部40a、40b及び該凸部40a、40bから延在した補助線42と一直線上とすることにより、確実且つ簡便にソケット12とプラグ14とが接続状態で保持されたロック状態とすることができる。
すなわち、このような表示部78、補助線42を設けることにより、ソケット12とプラグ14との接続された管継手10のロック状態を視覚的に確認することが可能となる。また、反対に、表示部78が、凸部40a、40b及び補助線42の一直線上に位置していない場合には、スリーブ20がソケット12側に移動可能であり、ソケット12に対してプラグ14を接続又は離脱可能な状態(アンロック状態)であることを確認できる。
さらにまた、スリーブ20の端部に、複数の膨出部72を設け、該スリーブ20を回転させた際にスリーブスプリング18の弾発力によってホルダ16のフランジ部60側(矢印B方向)へと押圧され、該フランジ部60の位置決め溝66へと挿入される。そして、この膨出部72及び位置決め溝66は、スリーブ20及びホルダ16の周方向に沿って等間隔離間するように設けられているため、前記スリーブ20を等角度毎に回転させることが可能となる。その結果、例えば、スリーブを90°毎に回転させることによって該スリーブ20のソケット12側(矢印A方向)への移動が規制されたロック状態と、前記ソケット12側へ移動可能なアンロック状態とを確実に切り換えることができる。
またさらに、スリーブ20、ホルダ16を、例えば、金属製材料から鍛造成形によって形成することにより、切削加工でロックスリーブ等を製造していた従来の管継手と比較し、製造コストの低減を図ることができる。
また、ソケット12とプラグ14とが接続された接続状態において、スリーブ20の移動を規制するロック機構24を、ソケット12に設けられた一対の凸部40a、40bから構成することができるため、従来の管継手と比較し、部品点数を増大させることなく簡素に構成することができる。
なお、本発明に係る管継手は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
本実施の形態に係る管継手の外観斜視図である。 図1のII−II線に沿った断面図である。 図1のIII−III線に沿った断面図である。 図1に示す管継手を構成するソケット、スリーブ及びホルダを示す外観斜視図である。 図4のソケット、スリーブ及びホルダの分解斜視図である。 図5とは別の方向から見たソケット、スリーブ及びホルダの分解斜視図である。 図4のVII−VII線に沿った断面図である。 図4のスリーブをソケットに対して所定角度だけ回転させた状態を示す外観斜視図である。 図8のIX−IX線に沿った断面図である。 図8の管継手に対してプラグが装着される前の状態を示す管継手の一部省略断面図である。 図10と直交する別断面から見た管継手の一部省略断面図である。 図10のソケットに対してプラグのインサート部が挿入された状態を示す管継手の一部省略断面図である。 図12と直交する別断面から見た管継手の一部省略断面図である。
符号の説明
10…管継手 12…ソケット
14…プラグ 16…ホルダ
20…スリーブ 22…弁機構
24…ロック機構 30…保持部
38…パッキン 40a、40b…凸部
42…補助線 58…リング部材
60…フランジ部 64…ボール
66…位置決め溝 68a、68b…凹部
72…膨出部 74…把持部
76…指示部 78…表示部
80…バルブ 82…バルブスプリング

Claims (6)

  1. 第1継手部材と、該第1継手部材と一体的に連結されるホルダと、該ホルダの内部に結合又は離脱自在に装着される第2継手部材と、前記第1継手部材と第2継手部材との結合状態を切換自在なスリーブとを有する管継手において、
    前記スリーブは、前記ホルダ及び前記第1継手部材の外周側に軸線方向に沿って変位自在に設けられ、且つ、周方向に沿って回転自在に設けられ、前記スリーブに臨む第1継手部材の端部には、該第1継手部材と第2継手部材との結合状態において、前記スリーブの軸線方向に沿った変位を規制するロック機構を備え、前記ロック機構は、前記第1継手部材に設けられ、半径外方向に突出した凸部からなり、前記スリーブが前記第1継手部材側へと変位する際、前記凸部によって前記スリーブを係止し、
    さらに、前記スリーブは、該スリーブの回転変位を規制する回転規制手段を備え、前記回転規制手段は、前記スリーブの内周面に設けられ、前記ホルダの溝部に係合される係合部からなることを特徴とする管継手。
  2. 請求項1記載の管継手において、
    前記スリーブの内周面には、前記凸部を収容可能な凹部を有し、前記スリーブを前記第1継手部材側へと変位させる際、前記凹部内に前記凸部が収容されることを特徴とする管継手。
  3. 請求項記載の管継手において、
    前記凹部は、前記スリーブを前記第1継手部材及びホルダに対して回転させることにより前記凸部と一直線上に配置されることを特徴とする管継手。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の管継手において、
    記係合部は、前記スリーブを前記第2継手部材側に向かって付勢するスプリングの押圧力によって前記溝部内に保持されることを特徴とする管継手。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の管継手において、
    前記係合部及び溝部は、前記スリーブ及びホルダの周方向に沿って等間隔離間して複数設けられることを特徴とする管継手。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の管継手において、
    前記スリーブの外周面には、前記ロック機構によって前記スリーブの軸線方向に沿った変位の規制されたロック状態を示す表示部が設けられることを特徴とする管継手。
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