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JP5269464B2 - 磁気処理ユニットの取付機構 - Google Patents
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Description

本発明は、磁気ヘッドを有する磁気処理ユニットを本体シャーシに対して着脱可能に取付ける際に用いて好適な磁気処理ユニットの取付機構に関する。
一般に、切符等の券体を自動券売する発券機は知られており、この種の発券機としては、特許文献1で開示される発券機が知られている。同文献1で開示される発券機は、矩形状のシャーシ部材の一方の対角線方向に、券体を搬送して当該券体に対する処理を行う券体処理部を配し、かつ券体処理部の搬送方向下流側に発券口を配するとともに、シャーシ部材の他方の対角線方向における券体処理部の両側に、ロール紙をそれぞれ配し、かつ券体処理部の搬送方向上流側に、ロール紙から繰り出す券体用紙を券体処理部に導入する導入部を配したものであり、券体処理部には、印字部,カッティング部,券体方向変換機構部,磁気処理部を備える。そして、券体処理部を通過した券体は発券口から発券される。
ところで、発券機に内蔵する磁気処理部は、券体の裏面に設けた磁気記録面に情報(データ)を記録する書込磁気ヘッド及び券体の磁気記録面から記録された情報(データ)を読出す読取磁気ヘッドを備えており、このような書込及び読取を行う磁気ヘッドは使用によりヘッド面が減耗する。したがって、各磁気ヘッドは、定期的に交換する必要があり、従来は、特許文献2に開示されるように、磁気処理部を別体の磁気処理ユニットとして構成し、この磁気処理ユニットを、本体シャーシに対して所定の取付機構を介して着脱可能に取付けていた。これにより、取付機構の脱着操作により、旧磁気処理ユニットの取外しと新磁気処理ユニットの取付けを行うことができる。
特開2000−215327号公報 特開2000−67279号公報
しかし、上述した磁気処理ユニットを本体シャーシに取付ける従来の取付機構は、次のような解決すべき課題が存在した。
第一に、この種の発券機には、通常、券体に記録される情報(データ)の量と発券の高速化が求められる。現在、券体の磁気記録面には、10〔本〕前後のトラックが形成され、各トラック間のピッチは2〔mm〕程度になるため、搬送される券体の幅方向位置に対して許容される誤差は0.05〔mm〕以下になることが要求されるが、従来の磁気処理ユニットの取付機構では、位置精度上、このような許容誤差に対応できず、結果的に、券体に対する読取不良等のエラーを生じる虞れがあった。
第二に、磁気処理ユニットの交換作業は、例えば、駅等の場合、夜間の限られた時間内に終了させる必要があるため、交換作業を迅速かつ確実に行うことが要求されるとともに、発券機の設置台数が増加するに従って交換作業に対する更なる効率アップ及びコストダウンが要求される。したがって、このような要求に応える観点から取付機構の構造においても更なる改善が要請されていた。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決した磁気処理ユニットの取付機構の提供を目的とするものである。
本発明は、上述した課題を解決するため、磁気ヘッドma,mbを有する磁気処理ユニットMmを、本体シャーシ3に対して着脱可能に取付けることにより、磁気処理ユニットMmを、本体シャーシ3におけるシート体Sを搬送する搬送路Fに組付ける磁気処理ユニットの取付機構1を構成するに際して、本体シャーシ3に、磁気処理ユニットMmを収容する開口部3wを形成し、かつ磁気処理ユニットMmに、開口部3wに収容した際に本体シャーシ3の搬送路Fo(F)に対して同一面上に位置する搬送路Fm(F)を有するユニット側シャーシ2を設け、このユニット側シャーシ2と本体シャーシ3間における複数の取付位置Pa,Pb,Pcを、本体シャーシ3又はユニット側シャーシ2における一方側の面に配する第一固定体11…と他方側の面に配する第二固定体12…,及び第一固定体11…と第二固定体12…を固定する固定ネジ部13…を有することにより、ユニット側シャーシ2と本体シャーシ3間に跨がり、かつユニット側シャーシ2と本体シャーシ3を両面側から挟む固定具4…により固定可能に構成し、さらに、取付位置Pa,Pb,Pcにおける本体シャーシ3とユニット側シャーシ2に、それぞれ切欠部3c…,2c…を設けるとともに、第一固定体11…に、各切欠部3c…,2c…に跨がって係合可能な係合突起部11s…を一体に設け、係合突起部11s…と少なくとも一方の切欠部2c…は、一方向にのみ相対変位が許容される形状に形成してなることを特徴とする。
この場合、発明の好適な態様により、取付位置Pa,Pb,Pcは、少なくともユニット側シャーシ2におけるX方向位置とY方向位置の双方に設けることができる。また、係合突起部11sは、第二固定体12に設けた係合凹部12rに係合することができる。なお、磁気処理ユニットMmは、発券機Mの本体シャーシ3に取付けることによりシート体Sを構成する券体Scの磁気記録面Scmに対する記録又は読出を行う磁気処理ユニットに適用することができる。
このような構成を有する本発明に係る磁気処理ユニットの取付機構1によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) 本体シャーシ3に、磁気処理ユニットMmを収容する開口部3wを形成するとともに、磁気処理ユニットMmに、開口部3wに収容した際に本体シャーシ3の搬送路Fo(F)に対して同一面上に位置する搬送路Fm(F)を有するユニット側シャーシ2を設け、このユニット側シャーシ2と本体シャーシ3間における複数の取付位置Pa,Pb,Pcを、ユニット側シャーシ2と本体シャーシ3間に跨がり、かつユニット側シャーシ2と本体シャーシ3を両面側から挟む固定具4…により固定するため、搬送されるシート体Sに対する磁気処理ユニットMmの位置精度を高めることができる。これにより、幅方向位置に対する許容誤差が0.05〔mm〕以下になることが要求されるような場合であっても十分に対応することができ、シート体Sに対する読取不良等のエラーの発生を回避できる。
(2) ユニット側シャーシ2と本体シャーシ3間における複数の取付位置Pa,Pb,Pcを、ユニット側シャーシ2と本体シャーシ3間に跨がり、かつユニット側シャーシ2と本体シャーシ3を両面側から挟む固定具4…により固定するようにしたため、取付機構1の機構構造上のシンプル化によるコストダウン、更には磁気処理ユニットMmを交換する際における交換作業の効率アップを図ることができる。
(3) 固定具4は、本体シャーシ3又はユニット側シャーシ2における一方側の面に配する第一固定体11…と他方側の面に配する第二固定体12…,及び第一固定体11…と第二固定体12…を固定する固定ネジ部13…を備えて構成したため、本発明に係る取付機構1を実施するに際して、機構構造上のシンプル化によるコストダウン及び交換作業の効率アップの観点からより大きな効果を得ることができる。
(4) 取付位置Pa,Pb,Pcにおける本体シャーシ3とユニット側シャーシ2に、それぞれ切欠部3c,2cを設けるとともに、第一固定体11に、各切欠部3c,2cに跨がって係合可能な係合突起部11sを一体に設けたため、固定具4…の取付性及び操作性の向上を図れるとともに、磁気処理ユニットMmの交換作業の効率アップの観点からより大きな効果を得ることができる。
(5) 係合突起部11sと少なくとも一方の切欠部2cは、一方向にのみ相対変位が許容される形状に形成したため、第一固定体11の回り止めが行われ、固定具4…の更なる取付性及び操作性の向上を図ることができる。
(6) 好適な態様により、取付位置Pa,Pb,Pcを、少なくともユニット側シャーシ2におけるX方向位置とY方向位置の双方に設ければ、本体シャーシ3に対するユニット側シャーシ2の位置決めを行うことができ、複数の固定具4…による固定機能(取付機能)に加え、位置決め機能を兼用させることができ、取付機構1における機構構造上の更なるシンプル化に寄与できる。
(7) 好適な態様により、係合突起部11sを、第二固定体12に設けた係合凹部12rに係合するようにすれば、第一固定体11と第二固定体12の位置決めを容易かつ確実に行うことができる。
(8) 好適な態様により、磁気処理ユニットMmを、発券機Mの本体シャーシ3に取付けることによりシート体Sを構成する券体Scの磁気記録面Scmに対する記録又は読出を行う磁気処理ユニットに適用すれば、本発明に係る取付機構1を実施するに際して、シート体Sに対する磁気処理ユニットMmの位置精度,取付機構1の機構構造上のシンプル化によるコストダウン及び磁気処理ユニットMmを交換する際における交換作業の効率アップの観点からより大きな効果を得ることができる。
次に、本発明に係る最良の実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係る磁気処理ユニットの取付機構1を用いて好適な発券機Mの概略構成について、図4を参照して説明する。
31はキャビネットであり、キャビネット31の前面下部には発券口32を備えるとともに、発券口32の上方には操作パネル33を備える。また、キャビネット31の内部には本体シャーシ3を配設し、この本体シャーシ3に、それぞれ異なるサイズのシート体Sを構成する券体Sca(Sc)…,Scb(Sc)…を収容したスタッカ部35a,35b、磁気処理ユニットMm、印字部37等の主要機構部を配設するとともに、スタッカ部35a,35b、磁気処理ユニットMm、印字部37、発券口32に沿って複数の搬送ローラ及び搬送ベルトを組合わせた搬送ライン38を配設する。なお、40は制御回路部を示す。
この場合、磁気処理ユニットMmは、ユニット側シャーシ2を備え、このユニット側シャーシ2上に書込磁気ヘッドma及び読取磁気ヘッドmbを搭載することにより、本体シャーシ3とは別体のユニットとして構成する。そして、この磁気処理ユニットMmは、本実施形態に係る取付機構1を用いて本体シャーシ3に対して着脱可能に取付けることができる。
次に、本実施形態に係る取付機構1の構成について、図1〜図6を参照して具体的に説明する。
まず、磁気処理ユニットMmを設置する本体シャーシ3には、図1に示すように、磁気処理ユニットMmを収容する開口部3wを形成する。磁気処理ユニットMmは、上述したように、ユニット側シャーシ2を備えているため、開口部3wは、この開口部3wの内側空間に、ユニット側シャーシ2が完全に入る大きさに選定するとともに、開口部3wの形状は、ユニット側シャーシ2の外郭形状を考慮して選定する。特に、開口部3wの大きさ及び形状は、磁気処理ユニットMmの取付け及び取外しが円滑にできるように考慮することが望ましい。
他方、磁気処理ユニットMmに備えるユニット側シャーシ2は、図3に示すように、開口部3wに収容した際に、当該ユニット側シャーシ2に有する搬送路Fmが、本体シャーシ3の搬送路Fo,Foに対して同一面上に位置するように、本体シャーシ3と同一の素材を使用し、かつ同一の厚さに形成することが望ましい。これにより、本体シャーシ3に磁気処理ユニットMmを取付けた際には、磁気処理ユニットMmと本体シャーシ3間に、券体Scを搬送する機能的に連続する搬送路Fが形成される。
このため、図1に示すように、ユニット側シャーシ2の両端には、搬送路Fを形成する搬送路形成部2f,2fを設けるとともに、本体シャーシ3に、この搬送路形成部2f,2fに対向する搬送路形成部3f,3fを設ける。また、各搬送路形成部2f,2f,3f,3fの先端部2e,2e,3e,3eは、図3に示すように、内側にやや折曲げることにより、券体Scの円滑な搬送を確保する。
さらに、ユニット側シャーシ2を本体シャーシ3に取付ける際の取付位置を選定する。例示の場合、ユニット側シャーシ2を横長の長方形と見做せば、左短辺の下部位置,右短辺の下部位置,上長辺の中央位置を、それぞれ三つの取付位置Pa,Pb,Pcとして選定することができる。そして、各取付位置Pa,Pb,Pcにおける本体シャーシ3とユニット側シャーシ2には、それぞれ切欠部3c,2cを設ける。この場合、図1及び図5に示すように、本体シャーシ3に設ける切欠部3cは、本体シャーシ3の端辺部から半円形に形成するとともに、ユニット側シャーシ2に設ける切欠部2cは、ユニット側シャーシ2の端辺部からU形に形成する。
一方、各取付位置Pa,Pb,Pcにおいて、ユニット側シャーシ2と本体シャーシ3間に跨がり、かつユニット側シャーシ2と本体シャーシ3を両面側から挟んで固定する三組の固定具4…を用意する。三組の固定具4…は同一であり、一組の固定具4は、本体シャーシ3及びユニット側シャーシ2の一方側の面に配する第一固定体11と、本体シャーシ3及びユニット側シャーシ2の他方側の面に配する第二固定体12と、第一固定体11と第二固定体12を固定する固定ネジ部13とを備えて構成する。第一固定体11は、図2に示すように、一定の厚さを有する円盤形に形成し、一端面側には係合突起部11sを一体形成するとともに、中心にはネジ孔11nを設ける。この場合、係合突起部11sの断面は、図5に示すように、小判形に形成する。即ち、円柱形の外周面における180〔゜〕対向位置をDカット状にスライスした形状を有する。そして、このスライス面間の寸法は、前述したU形に形成した切欠部2cの幅寸法に略一致させる。また、係合突起部11sにおけるスライス面以外の円弧面の曲率は、前述した半円形に形成した切欠部3cの曲率に略一致させる。
したがって、係合突起部11sは、図5に示すように、各切欠部2c,3cに対して跨がって係合させることができるとともに、係合突起部11sは、切欠部2cの長手方向に進入して係合するため、係合突起部11sと切欠部2cは、一方向にのみ相対変位が許容される。これにより、第一固定体11の回り止めが行われるため、固定具4の取付性及び操作性の向上が図られる。また、係合突起部11sと切欠部2cの規制された方向におけるクリアランスを可及的に少なくすれば、ユニット側シャーシ2に対する本体シャーシ3の位置決めを行うことができる。即ち、前述したように、三つの取付位置Pa,Pb,Pcは、ユニット側シャーシ2における左短辺の下部位置,右短辺の下部位置,上長辺の中央位置にそれぞれ配されることから、ユニット側シャーシ2は、X方向位置とY方向位置に規制されて位置決めされる。これにより、複数の固定具4…による固定機能(取付機能)に加え、位置決め機能を兼用させることができ、取付機構1における機構構造上の更なるシンプル化に寄与できる。
さらに、第二固定体12は、図2に示すように、一定の厚さを有する円盤形に形成し、一端面側には係合突起部11sの先端部分が進入して係合(嵌合)する係合凹部12rを設ける。これにより、第一固定体11と第二固定体12の位置決めを容易かつ確実に行うことができる。また、中心にはネジの挿通孔12hを設ける。なお、第二固定体12の直径は、第一固定体11の直径よりも大きく設定する。他方、固定ネジ部13は、上述したネジ孔11nに螺合するネジ部本体を有するとともに、ワッシャ及びリング形バネが付属する。
このように、固定具4を、本体シャーシ3及びユニット側シャーシ2の一方側の面に配する第一固定体11と、本体シャーシ3及びユニット側シャーシ2の他方側の面に配する第二固定体12と、第一固定体11と第二固定体12を固定する固定ネジ部13を備えて構成すれば、本実施形態に係る取付機構1を実施するに際して、機構構造上のシンプル化によるコストダウン及び交換作業の効率アップの観点からより大きな効果を得ることができる。しかも、本体シャーシ3及びユニット側シャーシ2に、それぞれ切欠部3c,2cを設けるとともに、第一固定体11に、各切欠部3c,2cに跨がって係合可能な係合突起部11sを一体に設けたため、固定具4…の取付性及び操作性の向上を図ることができ、磁気処理ユニットMmの交換作業の効率アップの観点からもより大きな効果を得ることができる。
次に、本実施形態に係る取付機構1を用いた磁気処理ユニットMmの取付方法及び取外し方法について、各図を参照して説明する。
今、磁気処理ユニットMmは、本体シャーシ3から取外されているものとする。取付けに際しては、三組の固定具4…を用意する。一組の固定具4は、図2に示すように、第一固定体11,第二固定体12及び固定ネジ部13を備えるため、まず、第一固定体11の係合突起部11sを、図5に示すように、磁気処理ユニットMmにおけるユニット側シャーシ2の切欠部2cに対して一方側の面から収容し、さらに、他方側の面から係合突起部11sの先端部に対して第二固定体12の係合凹部12rを係合させる。そして、固定ネジ部13を、図2に示すように、第二固定体12の挿通孔12hを通して第一固定体11のネジ孔11nに螺合する。また、係合突起部11sは切欠部2cの底まで入れ、この状態で固定ネジ部13を締付けて固定具4をユニット側シャーシ2に対して落下しないように仮固定する。他の固定具4…についても以上の仮固定を同様に行う。
磁気処理ユニットMmのユニット側シャーシ2は、この状態で本体シャーシ3の開口部3wに収容できるため、ユニット側シャーシ2と本体シャーシ3に設けられた隙間部Wに手が位置するようにして磁気処理ユニットMmを持ち、この状態で三つの固定具4…の正規の固定を行う。即ち、固定ネジ部13をやや緩め、係合突起部11sが切欠部2cから外に出る方向へ固定具4をスライド移動させ、係合突起部11sを本体シャーシ3の切欠部3cに係合させる。この際、係合突起部11sは切欠部3cの底に当接させる。この状態を図5及び図6に示す。他の固定具4…についても以上の手順を同様に行う。そして、三組の固定具4…を同様の状態にセットしたなら、三組の固定具4…の締付度合のバランスをとりながら各固定ネジ部13…を完全に締め付ける。この際、係合突起部11sは切欠部2cに係合して回り止めされるため、第一固定体11を押さえることなく、固定ネジ部13…を締め付けたり緩めたりすることができる。
これにより、本体シャーシ3に対する磁気処理ユニットMmの取付けを行うことができる。このように、磁気処理ユニットMmを本体シャーシ3に取付けるに際しては、特に、道具(治具)などを用いることなく、一人で容易に取付作業を行うことができる。一方、磁気処理ユニットMmを本体シャーシ3から取外す場合には、上述した取付ける場合の手順に対して反対の手順で作業を行えばよい。そして、前述したように、本体シャーシ3に磁気処理ユニットMmを取付けた際には、磁気処理ユニットMmと本体シャーシ3間に、券体Scを搬送する機能的に連続する搬送路Fが形成される。
このように、本実施形態に係る磁気処理ユニットの取付機構1によれば、本体シャーシ3に、磁気処理ユニットMmを収容する開口部3wを形成するとともに、磁気処理ユニットMmに、開口部3wに収容した際に本体シャーシ3の搬送路Fo(F)に対して同一面上に位置する搬送路Fm(F)を有するユニット側シャーシ2を設け、このユニット側シャーシ2と本体シャーシ3間における複数の取付位置Pa,Pb,Pcを、ユニット側シャーシ2と本体シャーシ3間に跨がり、かつユニット側シャーシ2と本体シャーシ3を両面側から挟む固定具4…により固定するようにしたため、搬送される券体Scに対する磁気処理ユニットMmの位置精度を高めることができる。これにより、幅方向位置に対する許容誤差が0.05〔mm〕以下になることが要求されるような場合であっても十分に対応することができ、券体Scに対する読取不良等のエラーの発生を回避できる。また、ユニット側シャーシ2と本体シャーシ3間における複数の取付位置Pa,Pb,Pcを、ユニット側シャーシ2と本体シャーシ3間に跨がり、かつユニット側シャーシ2と本体シャーシ3を両面側から挟む固定具4…により固定するようにしたため、取付機構1の機構構造上のシンプル化によるコストダウン、更には磁気処理ユニットMmを交換する際における交換作業の効率アップを図ることができる。しかも、磁気処理ユニットMmを、発券機Mの本体シャーシ3に取付けることにより券体Scの磁気記録面Scmに対する記録又は読出を行う磁気処理ユニットに適用したため、本発明に係る取付機構1を実施するに際して、券体Scに対する磁気処理ユニットMmの位置精度,取付機構1の機構構造上のシンプル化によるコストダウン及び磁気処理ユニットMmを交換する際における交換作業の効率アップの観点からより大きな効果を得ることができる。
以上、最良の実施形態について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,数量,素材等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。例えば、取付位置Pa,Pb,Pcは、三個所の場合を示したが、四個所又はそれ以上を排除するものではないし、二個所であってもよい。また、本発明に係る磁気処理ユニットの取付機構1は、券体Scを券売する発券機Mにおける磁気処理ユニットMmをはじめ、他の同類のチケット類やカード類などのシート体Sを扱う各種磁気処理ユニットの取付機構に利用することができる。
本発明の最良の実施形態に係る取付機構の構成を示す側面図、 同取付機構の図1中A−A線断面を含む平面図、 同取付機構の図1中B−B線断面を含む平面図、 同取付機構を用いた発券機の概要図、 同取付機構における一部を抽出して示す側面図、 図5中C−C線断面図、
符号の説明
1:取付機構,2:ユニット側シャーシ,2c:切欠部,3:本体シャーシ,3w:開口部,3c:切欠部,4…:固定具,11:第一固定体,11s:係合突起部,12:第二固定体,12r:係合凹部,13:固定ネジ部,ma:磁気ヘッド,mb:磁気ヘッド,M:発券機,Mm:磁気処理ユニット,S:シート体,Sc:券体,Scm:磁気記録面,F:搬送路,Fo:搬送路,Fm:搬送路,Pa:取付位置,Pb:取付位置,Pc:取付位置

Claims (4)

  1. 磁気ヘッドを有する磁気処理ユニットを、本体シャーシに対して着脱可能に取付けることにより、前記磁気処理ユニットを、前記本体シャーシにおけるシート体を搬送する搬送路に組付ける磁気処理ユニットの取付機構において、前記本体シャーシに、前記磁気処理ユニットを収容する開口部を形成し、かつ前記磁気処理ユニットに、前記開口部に収容した際に前記本体シャーシの搬送路に対して同一面上に位置する搬送路を有するユニット側シャーシを設け、このユニット側シャーシと前記本体シャーシ間における複数の取付位置を、前記本体シャーシ又は前記ユニット側シャーシにおける一方側の面に配する第一固定体と他方側の面に配する第二固定体,及び前記第一固定体と前記第二固定体を固定する固定ネジ部を有することにより、前記ユニット側シャーシと前記本体シャーシ間に跨がり、かつ前記ユニット側シャーシと前記本体シャーシを両面側から挟む固定具により固定可能に構成し、さらに、前記取付位置における前記本体シャーシと前記ユニット側シャーシに、それぞれ切欠部を設けるとともに、前記第一固定体に、前記各切欠部に跨がって係合可能な係合突起部を一体に設け、前記係合突起部と少なくとも一方の前記切欠部は、一方向にのみ相対変位が許容される形状に形成してなることを特徴とする磁気処理ユニットの取付機構。
  2. 前記取付位置は、少なくとも前記ユニット側シャーシにおけるX方向位置とY方向位置の双方に設けることを特徴とする請求項1記載の磁気処理ユニットの取付機構。
  3. 前記係合突起部は、前記第二固定体に設けた係合凹部に係合することを特徴とする請求項1記載の磁気処理ユニットの取付機構。
  4. 前記磁気処理ユニットは、発券機の本体シャーシに取付けることにより券体の磁気記録面に対する記録又は読出を行う磁気処理ユニットであることを特徴とする請求項1記載の磁気処理ユニットの取付機構。
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