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JP5287013B2 - 交流−交流直接変換装置および交流−交流直接変換装置の転流制御方法 - Google Patents
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JP5287013B2 - 交流−交流直接変換装置および交流−交流直接変換装置の転流制御方法 - Google Patents

交流−交流直接変換装置および交流−交流直接変換装置の転流制御方法 Download PDF

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本発明は、双方向スイッチの制御によって、多相の交流電源から任意の電圧または周波数に変換した多相出力を得るための転流制御手段を備えた交流−交流直接変換装置(マトリックスコンバータ)およびその転流制御方法に関する。
PWM制御する交流−交流直接変換装置(マトリックスコンバータ)は、自己消弧形の半導体素子を用いた双方向スイッチを高速に切り換え、単相または多相の交流入力を任意の電圧または周波数の電力に変換する変換装置であり、図1のように構成されている。
図1において、三相交流電源51は、リアクトルとコンデンサによる入力フィルタ部52および両方向の電圧と電流を制御できる9つの双方向スイッチSru,Ssu,Stu,Srv,Ssv,Stv,Srw,Ssw,Stwで構成された半導体電力変換部53を介して任意の負荷54に接続される。
図1では電源三相をr,s,t相、出力三相をu,v,w相としている。
このような独自の回路構成であるマトリックスコンバータの動作課題としてスイッチング時の転流方法が挙げられる。マトリックスコンバータ動作には、(1)電源短絡禁止、(2)誘導性負荷の場合、負荷開放禁止、という2つの制限がある。これが転流時に発生しないように転流時間を設けてスイッチングを行う必要がある。
ここで、前記転流方法を、図1のマトリックスコンバータにおける任意の二相電源と一相出力の等価回路を示す図2とともに説明する。
図2においてv1は第1の相の電源、v2は第2の相の電源であり、S1,S2はこれら電源v1、v2と負荷を結ぶ電路に介挿された双方向スイッチを示している。
双方向スイッチS1は、図2(a)に示すように、図示極性のダイオードD1aと電源v1から負荷方向へ流れる電流をオン、オフ制御するスイッチS1a(半導体素子から成る第1のスイッチ)の直列体と、図示極性のダイオードD1bと負荷から電源v1方向へ流れる電流をオン、オフ制御するスイッチS1b(半導体素子から成る第2のスイッチ)の直列体とを並列接続して構成される。
双方向スイッチS2は、図2(a)に示すように、図示極性のダイオードD2aと電源v2から負荷方向へ流れる電流をオン、オフ制御するスイッチS2a(半導体素子から成る第3のスイッチ)の直列体と、図示極性のダイオードD2bと負荷から電源v2方向へ流れる電流をオン、オフ制御するスイッチS2b(半導体素子から成る第4のスイッチ)の直列体とを並列接続して構成される。
またIoは負荷電流、voは負荷電圧を各々示している。
いま電源v1から電源v2へ転流することを考える(ただし、v1>v2かつIo>0の場合)。ここで負荷電流I0は図1の矢印の向きで負荷側へ流れているとする。
初期状態ではスイッチS1a,S1bがオン状態であり、スイッチS2a,S2bがオフ状態であり、v1がvoに出力している。転流完了後はスイッチS1a,S1bがオフ状態であり、スイッチS2a,S2bがオン状態であり、v2がvoに出力する。転流方法としては、(1)電圧転流方式、(2)電流転流方式の2種類がある。
電圧転流方式では、入力電圧v1、v2の大小関係から転流パターンを作成し、転流時間Tdを設け4ステップで転流を行う。図3にその転流パターン例を示す。図3において、T1〜T4は時刻を示している。まず1ステップ目T1でスイッチS2aをオンする。これにより、負荷側への負荷電流の経路を確保する。2ステップ目T2でスイッチS1aをオフする。これにより、電源短絡を防止できる。3ステップ目T3でスイッチS2bをオンする。これにより、電源側への電流経路を確保する。4ステップ目T4でスイッチS1bをオフして転流完了となる。
電流転流方式では、負荷電流極性から転流パターンを作成し、転流時間Tdを設け4ステップで転流を行う。図4にその転流パターン例を示す。図4において、まず1ステップ目T1でスイッチS1bをオフする。これにより、電源短絡を防止できる。2ステップ目T2でスイッチS2aをオンする。これにより、負荷側への負荷電流の経路を確保する。3ステップ目T3でスイッチS1aをオフする。これにより、電源短絡を防止でき。4ステップ目T4でスイッチS2bをオンして転流完了となる。
また上記方式の4ステップ転流方法の他に例えば非特許文献1に記載の3ステップ転流方式が提案されている。
この3ステップ転流は従来の4ステップ転流とは違い、ステップ数を1つ減らした手法であり、入力電圧情報と負荷電流極性情報の両方を常に使用し、転流時間Tdを設けて転流パターンを作成する。図5にその転流パターンを示す。図5において、1ステップ目T1でスイッチS2aをオンする。これにより、負荷電流の経路を確保する。2ステップ目T2でスイッチS1aをオフし、電源短絡を防止する。3ステップ目T3でスイッチS1bのオフ、スイッチS2bのオンを同時に行い転流を完了する。
この転流方式によれば、負荷電流極性がわかっているので、電源側への電流経路を確保する期間が必要なく、これによって、3ステップ目T3で転流完了することができる。さらに転流時のスイッチング遅れにより発生する出力電圧誤差が電圧転流方式、電流転流方式に比べて減少する。その結果、電圧転流方式、電流転流方式に比べて転流回数、転流時間が少なくなり、入力電流のTHD(ひずみ率)が低下する方式である。
櫻井、竹下、「マトリックスコンバータの3ステップ転流法」、平成19年電気学会産業応用部門大会、pp.1−219〜1−222
まず、従来の4ステップ転流法について考える。表1に4ステップ転流における全転流パターンの適用可否を示す。
Figure 0005287013
表1の左側に転流パターンを示し、右側に電源電圧の大小関係および負荷電流極性の条件の評価結果を示している。
4ステップ転流では、一度の転流につき、スイッチS1a,S1b、S2a,S2bを一度ずつ制御するため、スイッチング順序は4!(階乗)=24通り存在する。
図2の等価回路の場合を例に考えると、入力電圧の大小および負荷電流の極性によって4つ状態が考えられる。よって、4ステップ転流において考えられる転流パターンは24×4=96通り存在する。
表1中の×印は転流動作中に電源短絡異常および負荷電流開放異常が発生するパターンである。さらに前述した4ステップの電流転流方式、電圧転流方式を除くと、入力電圧の大小および負荷電流の極性の各パターンについて未知の2通りの転流方法が存在する。その転流法をパターンA、パターンBと呼称する。
パターンAは、1,2ステップ目は電圧転流法と同一であるが、3,4ステップ目が入れ替わっているパターンである。
パターンBは、3,4ステップ目は電流転流法と同一であるが、1,2ステップ目が入れ替わっているパターンである。
つまり、ある電源電圧の大小関係および負荷電流の極性の条件において、転流パターンは電流転流法、電圧転流法、パターンA、パターンBの計4種類が存在する。v1>v2かつIo>0の場合を例に挙げると、転流が可能であるパターンは表1のパターン9,13,14,15の4つ存在する。
次に非特許文献1の手法について考える。非特許文献1の手法は、転流可能パターン13と14の1ステップ目と2ステップ目が共通であり、3,4ステップ目はどちらが先でも構わないため、3,4ステップ目のスイッチS2b=onとスイッチS1b=offを図5で述べたように同時にスイッチングし、3ステップ転流を実現している。
これは入力電圧情報および負荷電流極性情報から判断することで可能となった。結果、一度の転流につきスイッチング回数が従来の4回から3回に低減し、それに伴って転流誤差低減、スイッチング回数の低減が可能である。
しかしながら、非特許文献1には、従来の4ステップ転流法における3,4ステップ目のスイッチング制御を同時に行うことしか開示されていない。このため、3ステップ転流方式の転流パターンが1通りしかなく転流の自由度が無い。
本発明は上記課題を解決するものであり、その目的は、スイッチング回数の少ない3ステップ転流方式による転流パターンを増やして転流の自由度を増加させた交流−交流直接変換装置およびその転流制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するための請求項1に記載の交流−交流直接変換装置の転流制御方法は、多相交流−交流直接変換装置の転流制御方法であって、第1の相から第2の相へ転流するとき、1番目のステップ〜4番目のステップを有する4つのステップにより1回の転流を行い、1ステップにつき、多相交流の第1の相の電源から負荷方向へ流れる電流をオン、オフ制御する第1のスイッチと、負荷から前記第1の相の電源方向へ流れる電流をオン、オフ制御する第2のスイッチと、多相交流の第2の相の電源から負荷方向へ流れる電流をオン、オフ制御する第3のスイッチと、負荷から前記第2の相の電源方向へ流れる電流をオン、オフ制御する第4のスイッチのうちいずれか1つのスイッチを制御する4ステップ転流法における、電源短絡異常および負荷電流開放異常が発生しないで、且つ前記第1〜第4のスイッチのスイッチング順序、電源電圧の大小および負荷電流の極性から決定される全転流パターンから、第1〜第3のステップを有する複数のスイッチングパターンを作成し、電源電圧の大小および負荷電流の極性に応じて前記スイッチングパターンを選択し、前記選択されたスイッチングパターンに沿って前記第1〜第4のスイッチを制御することを特徴としている。
また請求項2に記載の交流−交流直接変換装置の転流制御方法は、請求項1において、前記スイッチングパターンは、前記4ステップ転流法における全転流パターンから、4つのステップのうち3番目のステップの制御どうしが同一であり且つ4番目のステップの制御どうしが同一である複数のパターンを抽出し、前記抽出したパターンの1番目のステップの制御と2番目のステップの制御を同時に行う第1のステップと、前記抽出したパターンの3番目のステップの制御を行う第2のステップと、前記抽出したパターンの4番目のステップの制御を行う第3のステップとから構成されていることを特徴としている。
また請求項3に記載の交流−交流直接変換装置の転流制御方法は、請求項1において、前記スイッチングパターンは、前記4ステップ転流法における全転流パターンから、4つのステップのうち1番目のステップの制御どうしが同一であり且つ4番目のステップの制御どうしが同一である複数のパターンを抽出し、前記抽出したパターンの1番目のステップの制御を行う第1のステップと、前記抽出したパターンの2番目のステップの制御と3番目のステップの制御を同時に行う第2のステップと、前記抽出したパターンの4番目のステップの制御を行う第3のステップとから構成されていることを特徴としている。
また請求項4に記載の交流−交流直接変換装置の転流制御方法は、請求項1ないし3のいずれか1項において、前記スイッチは、第1のスイッチと第2のスイッチからなる双方向スイッチと、第3のスイッチと第4のスイッチからなる双方向スイッチで構成されていることを特徴としている。
また、請求項5に記載の交流−交流直接変換装置は、多相交流−交流直接変換装置であって、第1の相から第2の相へ転流するとき、1番目のステップ〜4番目のステップを有する4つのステップにより1回の転流を行い、1ステップにつき、多相交流の第1の相の電源から負荷方向へ流れる電流をオン、オフ制御する第1のスイッチと、負荷から前記第1の相の電源方向へ流れる電流をオン、オフ制御する第2のスイッチと、多相交流の第2の相の電源から負荷方向へ流れる電流をオン、オフ制御する第3のスイッチと、負荷から前記第2の相の電源方向へ流れる電流をオン、オフ制御する第4のスイッチのうちいずれか1つのスイッチを制御する4ステップ転流法における、電源短絡異常および負荷電流開放異常が発生しないで、且つ前記第1〜第4のスイッチのスイッチング順序、電源電圧の大小および負荷電流の極性から決定される全転流パターンから作成した、第1〜第3のステップを有する複数のスイッチングパターンを、電源電圧の大小および負荷電流の極性毎に対応付けて構築したスイッチングパターンデータベースと、電源電圧の大小および負荷電流の極性を検出してそれらの状態を判別する状態判別手段と、前記状態判別手段により判別された電源電圧の大小および負荷電流の極性に対応するスイッチングパターンを前記スイッチングパターンデータベースから選択するパターン選択手段と、前記パターン選択手段により選択されたスイッチングパターンに沿って前記第1〜第4のスイッチを制御する制御手段とを備えたことを特徴としている。
また請求項6に記載の交流−交流直接変換装置は、請求項5において、前記スイッチングパターンは、前記4ステップ転流法における全転流パターンから、4つのステップのうち3番目のステップの制御どうしが同一であり且つ4番目のステップの制御どうしが同一である複数のパターンを抽出し、前記抽出したパターンの1番目のステップの制御と2番目のステップの制御を同時に行う第1のステップと、前記抽出したパターンの3番目のステップの制御を行う第2のステップと、前記抽出したパターンの4番目のステップの制御を行う第3のステップとから構成されていることを特徴としている。
また請求項7に記載の交流−交流直接変換装置は、請求項5において、前記スイッチングパターンは、前記4ステップ転流法における全転流パターンから、4つのステップのうち1番目のステップの制御どうしが同一であり且つ4番目のステップの制御どうしが同一である複数のパターンを抽出し、前記抽出したパターンの1番目のステップの制御を行う第1のステップと、前記抽出したパターンの2番目のステップの制御と3番目のステップの制御を同時に行う第2のステップと、前記抽出したパターンの4番目のステップの制御を行う第3のステップとから構成されていることを特徴としている。
また請求項8に記載の交流−交流直接変換装置は、請求項5ないし7のいずれか1項において、前記スイッチは、第1のスイッチと第2のスイッチからなる双方向スイッチと、第3のスイッチと第4のスイッチからなる双方向スイッチで構成されていることを特徴としている。
請求項1〜8に記載の発明によれば、従来の4ステップ転流法に比べて、1回の転流時におけるスイッチング回数が4回から3回に低減される。これによってスイッチング損失が低減されるとともに、転流時間も短縮される。また転流時のスイッチング遅れにより発生する出力電圧誤差を低減することができる。その結果入出力電流のひずみ率を低下させることができる。
また、転流の選択肢が増えて転流の自由度が増加するので、より最適な転流パターンを選択することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明するが、本発明は下記の実施形態例に限定されるものではない。
(実施例1)
図6は本発明のマトリックスコンバータの転流制御装置のブロック図である。図6は、説明のため、図2の二相入力、一相出力(図1の一部の等価回路)を制御対象とし、双方向スイッチS1からS2に切り替わる場合を例に挙げており、実際には例えば三相入力、三相出力へ適用されるものである。
61は図示省略の電圧検出器により検出された電源電圧v1、v2の大小比較を行って各相電圧の大小関係を決定する比較部である。
62は、図示省略の電流検出器により検出された負荷電流Ioの極性を判別する極性判別部である。
これら電圧検出器、電流検出器、比較部61および極性判別部62によって本発明の状態判別手段を構成している。
63は、比較部61で決定された電源電圧v1、v2の大小および極性判別部62により判別された負荷電流Ioの極性に基づいて、転流パターン(本発明のスイッチグパターン)を表2から選定するパターン選択部(本発明のパターン選択手段)である。
Figure 0005287013
この表2は、前述した4ステップ転流法における、図2(a)のスイッチS1a,S1b,S2a,S2bのスイッチング順序、電源電圧の大小および負荷電流の極性から決定される全転流パターンのうち、電源短絡異常および負荷電流開放異常が発生しないパターン(表1中の×印以外のパターン)に基づいて作成した、第1〜第3のステップを有する複数の3ステップ転流パターンを、電源電圧v1、v2の大小および負荷電流Ioの極性毎に対応付けたスイッチングパターンデータベースとして構築されている。
この表2のスイッチングパターンデータベースはパターン選択部63の内部か、又は外部に設けられている。
64は双方向スイッチ指令を決定するマトリックスコンバータのPWM制御部である。
65は、PWM制御部64からの双方向スイッチ指令と、パターン選択部63において前記スイッチングパターンデータベース(表2)を参照して選択された3ステップ転流パターンとに基づいて、転流時間Tdを設けた3ステップで、スイッチS1a,S1b,S2a,S2bをスイッチング制御(転流制御)する3ステップ転流制御部である。
上記のように、電源電圧の大小および負荷電流の極性に応じて、表2の複数の3ステップの転流パターンから転流パターンを選択することができるので、スイッチング回数が減ってスイッチング損失が低減するとともに、転流時間が短縮され、且つ転流に起因する出力電圧誤差が低減できるという優れた利点を持つ3ステップ転流の選択肢が増加し、転流法の自由度も増加する。
(実施例2)
本実施例2では、表2の3ステップ転流パターンのうち、1ステップ目に2つのスイッチを同時に制御するように構成した転流パターンを選択するものである。
例えば電源電圧v1>v2かつ負荷電流Io>0の場合は、表1の電流転流法(パターン9)とパターンB(パターン15)の3、4ステップ目が共通であり、1、2ステップ目はどちらが先でも構わないため、表1のパターン9,15の1、2ステップ目を同時にスイッチングする。
すなわち図7に示すように、1ステップ目T1(本発明の第1のステップ)に、表1のパターン9、15の1、2ステップ目の操作であるスイッチS1bオフとスイッチS2aオンを同時に実行する。
電源電圧の各相大小、負荷電流の極性が判明しているため、負荷電流の経路は確保され、電源短絡経路は存在しない。
次に2ステップ目T2(本発明の第2のステップ)は、表1のパターン9、15の3ステップ目の操作であるスイッチS1aオフを実行する。このときすでに負荷電流経路が確保されているためオフしても問題はない。
次に3ステップ目T3(本発明の第3のステップ)に、表1のパターン9、15の4ステップ目の操作であるスイッチS2bオンを実行することで、転流を完了する。
同様に電源電圧v1<v2かつ負荷電流Io>0の場合は、表1のパターンA(パターン12)と電圧転流法(パターン22)の3、4ステップ目が共通であり、1、2ステップ目はどちらが先でも構わないため、表1のパターン12,22の1、2ステップ目を同時にスイッチングする。
すなわち、1ステップ目T1に、表1のパターン12、22の1、2ステップ目の操作であるスイッチS2bオンとスイッチS1bオフを同時に実行する。
次に2ステップ目T2は、表1のパターン12、22の3ステップ目の操作であるスイッチS2aオンを実行する。
次に3ステップ目T3に、表1のパターン12、22の4ステップ目の操作であるスイッチS1aオフを実行することで、転流を完了する。
同様に電源電圧v1>v2かつ負荷電流Io<0の場合は、表1のパターンA(パターン4)と電圧転流法(パターン14)の3、4ステップ目が共通であり、1、2ステップ目はどちらが先でも構わないため、表1のパターン4,14の1、2ステップ目を同時にスイッチングする。
すなわち、1ステップ目T1に、表1のパターン4、14の1、2ステップ目の操作であるスイッチS2aオンとスイッチS1aオフを同時に実行する。
次に2ステップ目T2は、表1のパターン4、14の3ステップ目の操作であるスイッチS2bオンを実行する。
次に3ステップ目T3に、表1のパターン4、14の4ステップ目の操作であるスイッチS1bオフを実行することで、転流を完了する。
同様に電源電圧v1<v2かつ負荷電流Io<0の場合は、表1の電流転流法(パターン5)とパターンB(パターン19)の3、4ステップ目が共通であり、1、2ステップ目はどちらが先でも構わないため、表1のパターン5,19の1、2ステップ目を同時にスイッチングする。
すなわち、1ステップ目T1に、表1のパターン5、19の1、2ステップ目の操作であるスイッチS2bオンとスイッチS1aオフを同時に実行する。
次に2ステップ目T2は、表1のパターン5、19の3ステップ目の操作であるスイッチS1bオフを実行する。
次に3ステップ目T3に、表1のパターン5、19の4ステップ目の操作であるスイッチS2aオンを実行することで、転流を完了する。
(実施例3)
本実施例3では、表2の3ステップ転流パターンのうち、2ステップ目に2つのスイッチを同時に制御するように構成した転流パターンを選択するものである。
例えば電源電圧v1>v2かつ負荷電流Io>0の場合は、表1のパターンA(パターン13)とパターンB(パターン15)の1、4ステップ目が共通であり、2、3ステップ目はどちらが先でも構わないため、表1のパターン13,15の2、3ステップ目を同時にスイッチングする。
すなわち図8に示すように、1ステップ目T1に、表1のパターン13、15の1ステップ目の操作であるスイッチS2aオンを実行する。これにより、負荷側への負荷電流の経路を確保する。
次に2ステップ目T2は、表1のパターン13、15の2、3ステップ目の操作であるスイッチS1bオフとスイッチS1aオフを同時に実行する。このときすでに負荷電流経路が確保されているためオフしても問題はない。
次に3ステップ目T3に、表1のパターン13、15の4ステップ目の操作であるスイッチS2bオンを実行することで、転流を完了する。
同様に電源電圧v1<v2かつ負荷電流Io>0の場合は、表1のパターンA(パターン12)とパターンB(パターン10)の1、4ステップ目が共通であり、2、3ステップ目はどちらが先でも構わないため、表1のパターン12,10の2、3ステップ目を同時にスイッチングする。
すなわち、1ステップ目T1に、表1のパターン12、10の1ステップ目の操作であるスイッチS1bオフを実行する。
次に2ステップ目T2は、表1のパターン12、10の2、3ステップ目の操作であるスイッチS2bオンとスイッチS2aオンを同時に実行する。
次に3ステップ目T3に、表1のパターン12、10の4ステップ目の操作であるスイッチS1aオフを実行することで、転流を完了する。
同様に電源電圧v1>v2かつ負荷電流Io<0の場合は、表1のパターンA(パターン4)とパターンB(パターン6)の1、4ステップ目が共通であり、2、3ステップ目はどちらが先でも構わないため、表1のパターン4,6の2、3ステップ目を同時にスイッチングする。
すなわち、1ステップ目T1に、表1のパターン4、6の1ステップ目の操作であるスイッチS1aオフを実行する。
次に2ステップ目T2は、表1のパターン4、6の2、3ステップ目の操作であるスイッチS2bオンとスイッチS2aオンを同時に実行する。
次に3ステップ目T3に、表1のパターン4、6の4ステップ目の操作であるスイッチS1bオフを実行することで、転流を完了する。
同様に電源電圧v1<v2かつ負荷電流Io<0の場合は、表1のパターンA(パターン21)とパターンB(パターン19)の1、4ステップ目が共通であり、2、3ステップ目はどちらが先でも構わないため、表1のパターン21,19の2、3ステップ目を同時にスイッチングする。
すなわち、1ステップ目T1に、表1のパターン21、19の1ステップ目の操作であるスイッチS2bオンを実行する。
次に2ステップ目T2は、表1のパターン21、19の2、3ステップ目の操作であるスイッチS1aオフとスイッチS1bオフを同時に実行する。
次に3ステップ目T3に、表1のパターン21、19の4ステップ目の操作であるスイッチS2aオンを実行することで、転流を完了する。
本発明が適用されるマトリックスコンバータの基本構成図。 図1の装置における二相電源と一相出力の等価回路図。 従来の4ステップ転流法の電圧転流方式における各ステップの操作を示す説明図。 従来の4ステップ転流法の電流転流方式における各ステップの操作を示す説明図。 従来の3ステップ転流法における各ステップの操作を示す説明図。 本発明の転流制御装置の実施形態例を示すブロック図。 本発明の実施例2の3ステップ転流法における各ステップの操作を示す説明図。 本発明の実施例3の3ステップ転流法における各ステップの操作を示す説明図。
符号の説明
51…三相交流電源、52…入力フィルタ部、53…半導体電力変換部、54…負荷、61…比較部、62…極性判別部、63…パターン選択部、64…マトリックスコンバータのPWM制御部、65…3ステップ転流制御部、S1、S2…双方向スイッチ、S1a,S1b,S2a,S2b…スイッチ、v1、v2…電源電圧、Io…負荷電流。

Claims (8)

  1. 多相交流−交流直接変換装置の転流制御方法であって、
    第1の相から第2の相へ転流するとき、1番目のステップ〜4番目のステップを有する4つのステップにより1回の転流を行い、1ステップにつき、多相交流の第1の相の電源から負荷方向へ流れる電流をオン、オフ制御する第1のスイッチと、負荷から前記第1の相の電源方向へ流れる電流をオン、オフ制御する第2のスイッチと、多相交流の第2の相の電源から負荷方向へ流れる電流をオン、オフ制御する第3のスイッチと、負荷から前記第2の相の電源方向へ流れる電流をオン、オフ制御する第4のスイッチのうちいずれか1つのスイッチを制御する4ステップ転流法における、電源短絡異常および負荷電流開放異常が発生しないで、且つ前記第1〜第4のスイッチのスイッチング順序、電源電圧の大小および負荷電流の極性から決定される全転流パターンから、第1〜第3のステップを有する複数のスイッチングパターンを作成し、
    電源電圧の大小および負荷電流の極性に応じて前記スイッチングパターンを選択し、
    前記選択されたスイッチングパターンに沿って前記第1〜第4のスイッチを制御することを特徴とする交流−交流直接変換装置の転流制御方法。
  2. 前記スイッチングパターンは、
    前記4ステップ転流法における全転流パターンから、4つのステップのうち3番目のステップの制御どうしが同一であり且つ4番目のステップの制御どうしが同一である複数のパターンを抽出し、
    前記抽出したパターンの1番目のステップの制御と2番目のステップの制御を同時に行う第1のステップと、前記抽出したパターンの3番目のステップの制御を行う第2のステップと、前記抽出したパターンの4番目のステップの制御を行う第3のステップとから構成されていることを特徴とする請求項1に記載の交流−交流直接変換装置の転流制御方法。
  3. 前記スイッチングパターンは、
    前記4ステップ転流法における全転流パターンから、4つのステップのうち1番目のステップの制御どうしが同一であり且つ4番目のステップの制御どうしが同一である複数のパターンを抽出し、
    前記抽出したパターンの1番目のステップの制御を行う第1のステップと、前記抽出したパターンの2番目のステップの制御と3番目のステップの制御を同時に行う第2のステップと、前記抽出したパターンの4番目のステップの制御を行う第3のステップとから構成されていることを特徴とする請求項1に記載の交流−交流直接変換装置の転流制御方法。
  4. 前記スイッチは、第1のスイッチと第2のスイッチからなる双方向スイッチと、第3のスイッチと第4のスイッチからなる双方向スイッチで構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の交流−交流直接変換装置の転流制御方法。
  5. 多相交流−交流直接変換装置であって、
    第1の相から第2の相へ転流するとき、1番目のステップ〜4番目のステップを有する4つのステップにより1回の転流を行い、1ステップにつき、多相交流の第1の相の電源から負荷方向へ流れる電流をオン、オフ制御する第1のスイッチと、負荷から前記第1の相の電源方向へ流れる電流をオン、オフ制御する第2のスイッチと、多相交流の第2の相の電源から負荷方向へ流れる電流をオン、オフ制御する第3のスイッチと、負荷から前記第2の相の電源方向へ流れる電流をオン、オフ制御する第4のスイッチのうちいずれか1つのスイッチを制御する4ステップ転流法における、電源短絡異常および負荷電流開放異常が発生しないで、且つ前記第1〜第4のスイッチのスイッチング順序、電源電圧の大小および負荷電流の極性から決定される全転流パターンから作成した、第1〜第3のステップを有する複数のスイッチングパターンを、電源電圧の大小および負荷電流の極性毎に対応付けて構築したスイッチングパターンデータベースと、
    電源電圧の大小および負荷電流の極性を検出してそれらの状態を判別する状態判別手段と、
    前記状態判別手段により判別された電源電圧の大小および負荷電流の極性に対応するスイッチングパターンを前記スイッチングパターンデータベースから選択するパターン選択手段と、
    前記パターン選択手段により選択されたスイッチングパターンに沿って前記第1〜第4のスイッチを制御する制御手段とを備えたことを特徴とする交流−交流直接変換装置。
  6. 前記スイッチングパターンは、
    前記4ステップ転流法における全転流パターンから、4つのステップのうち3番目のステップの制御どうしが同一であり且つ4番目のステップの制御どうしが同一である複数のパターンを抽出し、
    前記抽出したパターンの1番目のステップの制御と2番目のステップの制御を同時に行う第1のステップと、前記抽出したパターンの3番目のステップの制御を行う第2のステップと、前記抽出したパターンの4番目のステップの制御を行う第3のステップとから構成されていることを特徴とする請求項5に記載の交流−交流直接変換装置。
  7. 前記スイッチングパターンは、
    前記4ステップ転流法における全転流パターンから、4つのステップのうち1番目のステップの制御どうしが同一であり且つ4番目のステップの制御どうしが同一である複数のパターンを抽出し、
    前記抽出したパターンの1番目のステップの制御を行う第1のステップと、前記抽出したパターンの2番目のステップの制御と3番目のステップの制御を同時に行う第2のステップと、前記抽出したパターンの4番目のステップの制御を行う第3のステップとから構成されていることを特徴とする請求項5に記載の交流−交流直接変換装置。
  8. 前記スイッチは、第1のスイッチと第2のスイッチからなる双方向スイッチと、第3のスイッチと第4のスイッチからなる双方向スイッチで構成されていることを特徴とする請求項5ないし7のいずれか1項に記載の交流−交流直接変換装置。
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