JP5299183B2 - 無線オーディオシステム - Google Patents
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Description
この発明は、オーディオ信号を無線で伝送する無線オーディオシステムに関し、特に所定の起動時刻に装置を起動させるアラーム機能に関する。
無線でオーディオ信号を伝送するオーディオシステムが提案されている。無線オーディオシステムは、ケーブルを引き回す必要がないため設置が簡略であり、オーディオ機器の設置場所の自由度が高まる。携帯型のオーディオプレイヤを据置のオーディオ装置に容易に接続できるという利点がある。このような無線オーディオシステムの多くは、Bluetooth(登録商標)と呼ばれる通信規格でオーディオ信号を伝送している(たとえば特許文献1)。
オーディオシステムの機能の一つとしてアラーム機能がある。アラーム機能とは、ユーザが設定した時刻にオーディオシステムが起動してオーディオコンテンツを自動再生するという機能である。このアラーム機能を携帯型のオーディオプレイヤと据置のオーディオ装置とを無線で接続したシステムで実現しようとした場合には、以下のような問題点が生じる。
据置型のオーディオ装置は、携帯型のオーディオプレイヤ以外にもソース機器を接続しており、アラームがセットされている間もそのソース機器のオーディオコンテンツを楽しみたい場合があるが、アラームがセットされて起動時刻まで待機している間は、携帯型のオーディオプレイヤが選択された状態であるため他のソース機器のコンテンツを楽しむことができない。
アラームの待機中もずっと無線通信機能が動作している必要があるため、アラーム時刻までに携帯型のオーディオプレイヤの電池が消耗してしまうおそれがある。
この発明は、無線アラーム機能における上記課題を解決した無線オーディオシステムを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、オーディオ信号を無線で送信する送信モードまたはオーディオ信号を無線で受信する受信モードに切り換え可能な第1および第2のオーディオ再生装置、オーディオ信号を無線で受信する第3のオーディオ再生装置を含む無線オーディオシステムであって、
前記第1のオーディオ再生装置は、送信モードで前記第2、第3のオーディオ再生装置にオーディオ信号を送信する状態で時刻を管理し、所定の起動時刻になったとき、前記第2のオーディオ再生装置に起動コマンドを送信して、自身のモードを受信モードに切り換える起動時刻管理手段を備え、前記第2のオーディオ再生装置は、受信モードで待機し、前記第1のオーディオ再生装置から起動コマンドを受信したとき、自身のモードを送信モードに切り換え、前記第1、第3のオーディオ再生装置にオーディオ信号を送信するアラーム起動手段を備えたことを特徴とする。
前記第1のオーディオ再生装置は、送信モードで前記第2、第3のオーディオ再生装置にオーディオ信号を送信する状態で時刻を管理し、所定の起動時刻になったとき、前記第2のオーディオ再生装置に起動コマンドを送信して、自身のモードを受信モードに切り換える起動時刻管理手段を備え、前記第2のオーディオ再生装置は、受信モードで待機し、前記第1のオーディオ再生装置から起動コマンドを受信したとき、自身のモードを送信モードに切り換え、前記第1、第3のオーディオ再生装置にオーディオ信号を送信するアラーム起動手段を備えたことを特徴とする。
この発明では、アラーム機能がセットされたとき、第1のオーディオ再生装置は、その起動時刻を管理する。管理中は送信モードで動作しているため、オーディオコンテンツを再生して第3のオーディオ再生装置にオーディオ信号を送信することが可能である。そして、起動時刻が到来して第2のオーディオ再生装置を起動したとき、自身のモードを受信モードに切り換えるため、第2のオーディオ再生装置から送られてくるオーディオ信号を受信して再生・放音可能である。
請求項2の発明は、前記第1および第2のオーディオ装置は、送信モード時に相手装置の受信を確認することなくオーディオパケットを送信することを特徴とする。
請求項3の発明は、前記第1のオーディオ再生装置は、前記時刻を管理しているとき、送信するオーディオ信号の有無にかかわらず、前記第2、第3のオーディオ再生装置に対して継続的にオーディオパケットを送信することを特徴とする。
請求項4の発明は、前記第2のオーディオ再生装置は、充電可能なバッテリで駆動される装置であり、前記アラーム起動手段は、前記バッテリが充電動作中であることを条件として、前記受信モードで待機することを特徴とする。
この発明によれば、アラームがセットされた待機中、第1のオーディオ再生装置は送信モードで動作しているため、他のオーディオコンテンツを再生して第3のオーディオ再生装置に送信することが可能になる。
また、この発明によれば、アラームがセットされた待機中に第2のオーディオ再生装置がバッテリを消耗してしまうことがない。
図面を参照してこの発明の実施形態である無線オーディオシステムについて説明する。この無線オーディオシステムは、電波を用いて各機器間でオーディオ信号を送受信するシステムである。また、このシステムでは、据置型のメイン再生装置が時刻を管理し、所定のアラーム時刻になると携帯型のポータブル再生装置を無線で起動させてオーディオコンテンツを再生させる無線アラーム機能を備えている。
《無線オーディオシステムの構成》
図1はこの発明の実施形態である無線オーディオシステムの構成を示す図である。この無線オーディオシステムは、据置型のオーディオ再生装置(以下、メイン再生装置と呼ぶ)1、スピーカ装置2、および、携帯型のオーディオ再生装置(以下、ポータブル再生装置と呼ぶ)3を有している。メイン再生装置1は、再生装置本体部10、通信処理部11および操作部12を有している。スピーカ装置2は、スピーカ装置本体部20、通信処理部21を有している。また、ポータブル再生装置3は、バッテリ31、ストレージ32を内蔵しているとともに、外付けの通信アダプタ35、充電器36が着脱可能に接続されている。
図1はこの発明の実施形態である無線オーディオシステムの構成を示す図である。この無線オーディオシステムは、据置型のオーディオ再生装置(以下、メイン再生装置と呼ぶ)1、スピーカ装置2、および、携帯型のオーディオ再生装置(以下、ポータブル再生装置と呼ぶ)3を有している。メイン再生装置1は、再生装置本体部10、通信処理部11および操作部12を有している。スピーカ装置2は、スピーカ装置本体部20、通信処理部21を有している。また、ポータブル再生装置3は、バッテリ31、ストレージ32を内蔵しているとともに、外付けの通信アダプタ35、充電器36が着脱可能に接続されている。
メイン再生装置1の通信処理部11、スピーカ装置2の通信処理部21、ポータブル再生装置3の通信アダプタ35は、相互に通信してオーディオ信号やコマンド等の送受信を行う。
メイン再生装置1の再生装置本体部10および通信処理部11は、それぞれ別の電源回路を有している。再生装置本体部10の電源(本体電源)はオン/オフ可能であるが、通信処理部11の電源は、本体電源がオフしているときも常時オンしている。本体電源は、操作部12に対するユーザの操作、通信処理部11によってオン/オフされる。スピーカ装置2も同様に、スピーカ装置本体部20、通信処理部21はそれぞれ別の電源回路を有しており、スピーカ装置本体部20の電源はオン/オフされるが、通信処理部21の電源は常時オンしている。スピーカ装置本体部20の電源は、通信処理部21によってオン/オフされる。
ポータブル再生装置3の電源は電源スイッチおよび通信アダプタ35によってオン/オフされる。通信アダプタ35はポータブル再生装置3本体に接続されると、ポータブル再生装置3から電源の供給を受けて動作する。ポータブル再生装置3は、自身の電源がオフされていても通信アダプタ35に対してはバッテリ31または充電器36から電源を供給し続け、通信アダプタ35は常時動作している。なお、以下の説明において、ポータブル再生装置3に通信アダプタ35が接続されたシステムを単にポータブル再生装置3と呼ぶ場合がある。
メイン再生装置1の再生装置本体部10には1または複数のソース機器4およびスピーカシステム5が接続されている。再生装置本体部10は、ソース機器4や通信処理部11から入力されたオーディオ信号を増幅、イコライズ等してスピーカシステム5に出力する機能部である。ソース機器4としてはDVDプレーヤ、テレビジョン(TV)等が接続される。またスピーカシステム5は、マルチチャンネル(たとえば5チャンネル)のスピーカシステムであってもよく、出願人のデジタル・サウンド・プロジェクター(商標)等のアレイスピーカであってもよい。
また、操作部12は、ユーザによる操作を受け付けて装置の動作を制御する機能部である。操作部12は、ユーザによる電源のオン/オフ、ソース機器の選択、無線アラームのセット等の操作を受け付ける。無線アラーム機能についての詳細は後述する。
スピーカ装置2のスピーカ装置本体部20は、サブウーファ22を有している。スピーカ装置本体部20は、アンプを内蔵し通信処理部21から入力されたオーディオ信号を増幅してサブウーファ22に入力する。
ポータブル再生装置3は、バッテリ31、オーディオファイルを記憶するストレージ32等を内蔵しており、ストレージ32に記憶されているオーディオファイルを再生してイヤフォン端子に出力する機能を有している。また、通信アダプタ35が接続されているとき、再生したオーディオ信号を通信アダプタ35に出力し、このオーディオ信号を通信アダプタ35からメイン再生装置1やスピーカ装置2に送信して、スピーカシステム5やサブウーファ22から放音させる機能も有している。
また、充電器36は、いわゆる卓上ホルダ型のものであり、ポータブル再生装置3を卓上に立てて設置して使用しつつ充電ができるようにしたものである。充電器36は、商用電源を適切なDC電圧に変換してポータブル再生装置3のバッテリ31を充電するとともに通信アダプタ35に電源を供給する。
《通信方式の説明》
通信処理部11および通信アダプタ35は、オーディオ信号のパケット(オーディオパケット)を送信する送信モードの動作機能、他の装置から送られてくるオーディオパケットを受信する受信モードの動作機能を有する。また、通信処理部21は、受信モードの動作機能のみを有する。
通信処理部11および通信アダプタ35は、オーディオ信号のパケット(オーディオパケット)を送信する送信モードの動作機能、他の装置から送られてくるオーディオパケットを受信する受信モードの動作機能を有する。また、通信処理部21は、受信モードの動作機能のみを有する。
通信処理部11、21および通信アダプタ35相互間における通信方式は、無手順方式である。すなわち、送信モードの装置は、受信モードの装置の受信を確認することなく一方通行でオーディオパケットを伝送する。これにより、高速且つ遅延の少ないオーディオストリーム信号の伝送を可能にしている。なお、オーディオストリーム信号としては、リニアPCM信号が用いられる。このオーディオパケットの伝送は、2.4GHz帯に設定された帯域幅6MHzの8チャンネルの伝送チャンネルのいずれかを用いて行われる。
そして、オーディオパケットの合間に、時分割で、同じ伝送チャンネルを用いて、コマンド、ビーコンの送受信が行われる。コマンドは送信/受信モードの装置から受信/送信モードの装置へ送られる制御信号である。すなわち、送信モード/受信モードどちらのモードで動作している装置でもコマンドを送受信することが可能である。また、ビーコンは、受信モードの装置から送信モードの装置へ定期的に送信される存在確認信号である。
なお、ポータブル再生装置3の通信アダプタ35は受信モードの動作機能を有するが、これは後述する無線アラーム機能を実行するために備えている機能であり、他の装置からオーディオパケットを受信してポータブル再生装置3で再生するために備えているものではない。したがって、通信アダプタ35が受信したオーディオパケットは破棄される。
上記のようにオーディオパケットの伝送は、無手順方式の一方通行通信であるため、システム内に送信モードの装置Txは1台のみ存在可能であるが、受信モードの装置Rxは複数台存在可能である。
図2を参照して、メイン再生装置1を送信モードの装置Txとし、スピーカ装置2を受信モードの装置Rxとする基本システムのネットワーク構築手順について説明する。
上述したように、このTxとRxとは8チャンネルの伝送チャンネルのうち1つのチャンネルを用いて通信する。メイン再生装置1の通信処理部11は、電源がオンされるとデフォルトで送信モードが設定され、送信モードの装置Txとして受信モードの装置Rxを探す探査動作を実行する。一方、スピーカ装置2の通信処理部21は、電源がオンされると受信モードRxで動作し、送信モードの装置Txを探す探査動作を実行する。探査動作は、自装置の存在を示すビーコンを送信するとともに、相手装置からビーコンが送られてくるかをワッチする動作である。1つのチャンネルにおける探査動作で相手装置からのビーコンを受信しなかった場合には、次のチャンネルに移動(スキャン)して同様に探査動作を実行する。相手装置からのビーコンを受信した場合には、スキャンを停止して相互にビーコンを送受信可能な状態を維持する。これによって物理レベルのリンクが確立される。
上述したように、このTxとRxとは8チャンネルの伝送チャンネルのうち1つのチャンネルを用いて通信する。メイン再生装置1の通信処理部11は、電源がオンされるとデフォルトで送信モードが設定され、送信モードの装置Txとして受信モードの装置Rxを探す探査動作を実行する。一方、スピーカ装置2の通信処理部21は、電源がオンされると受信モードRxで動作し、送信モードの装置Txを探す探査動作を実行する。探査動作は、自装置の存在を示すビーコンを送信するとともに、相手装置からビーコンが送られてくるかをワッチする動作である。1つのチャンネルにおける探査動作で相手装置からのビーコンを受信しなかった場合には、次のチャンネルに移動(スキャン)して同様に探査動作を実行する。相手装置からのビーコンを受信した場合には、スキャンを停止して相互にビーコンを送受信可能な状態を維持する。これによって物理レベルのリンクが確立される。
1つのチャンネルから次のチャンネルへの移動(スキャン)は、受信モードの装置Rxが速く、送信モードの装置Txがゆっくり行う。これにより、Tx、Rxは、何時かはいずれかのチャンネルで遭遇し物理レベルのリンクを確立することができる。
上記の手順でメイン再生装置1とスピーカ装置2との物理レベルのリンクが確立されると(S101)、つぎにアプリケーションレベルのリンクを確立する(S102)。
アプリケーションレベルのリンク確立は、以下の手順で行われる。まず受信モードの装置Rxから送信モードの装置Txに対して接続要求コマンドが送信される(S110)。この接続要求コマンドには、自装置の識別情報が含まれる。識別情報はたとえば装置ID、グループID、製品コード、メーカコードなどである。送信モードの装置Txは、受信モードの装置Rxから接続要求コマンドを受信し、このコマンドに含まれる識別情報に基づいて接続の可否を判定する(S111)。接続の可否は、たとえば自装置と同一のグループIDであるか否か等に基づいて判定される。接続可と判定した場合には、受信モードの装置Rxに対して、接続許可のメッセージを返信する(S112)。そうすると、受信モードの装置Rxは、オーディオパケットの受信準備を行い(S113)、アプリケーションレベルのリンクが確立される。
なお、接続要求コマンドを受信した送信モードの装置Txが、その相手装置Rxはアプリケーションレベルのリンクを確立できない相手であると判断した場合には、接続拒否のメッセージを返信する。この場合には、送信モードの装置Tx、受信モードの装置Rxともに物理レベルのリンクを解消して、スキャン動作に戻る。
送信モードの装置Txと受信モードの装置Rxとの間にアプリケーションレベルのリンクが確立されたことにより、これら装置の間にネットワークが構築される(S103)。ネットワークが構築されるとオーディオ伝送処理(s103)を実行する。オーディオ伝送処理では、送信モードの装置Txから受信モードの装置Rxに向けてオーディオパケットが伝送され(S120)、受信モードの装置Rxから送信モードの装置Txに対して定期的にビーコンが送信され(S121)、必要に応じて双方向でコマンドが送受信される(S122)。
なお、通信可能圏内にネットワーク構築可能な相手装置が存在しない場合(たとえば、TxのみまたはRxのみの場合)にはリンクを確立することができないため、通信処理部は、上記のスキャン動作をずっと実行しつづける。
こののち、送信モードの装置Txから受信モードの装置Rxへは定期的にオーディオパケットが送信される。送信モードの装置Txがオーディオコンテンツを再生していない場合にもオーディオパケットは送信される。すなわち、オーディオパケットの送受信は下位レイヤの処理であるため、上位レイヤのオーディオコンテンツの再生処理とは無関係に自走しており、オーディオコンテンツを再生していないときのオーディオパケットは信号レベル0を示すデータからなるパケットである。
また、受信モードの装置Rxから送信モードの装置Txへは定期的にビーコンが送信される。上述したように、ビーコンは、受信モードの装置Rxが送信モードの装置Txに対して自己の存在を知らせる存在確認信号である。送信モードの装置Txは、一定時間以上継続してビーコンを受信できなかった場合、通信相手の相手装置Rxが消滅したとして、ネットワークを解消し、受信モードの相手装置Rxを探査して物理レベルのリンクを確立する再接続動作を行う。
なお、再接続動作は下位レイヤの処理であるため、この再接続動作の期間中も送信モードの装置Txは、オーディオコンテンツの再生を継続している。すなわち、スピーカ装置2のサブウーファ22からは音が出ないが、メイン再生装置1のスピーカシステム5からは音が出ているという状態になる。
以上は、メイン再生装置1、スピーカ装置2からなる基本システムのネットワーク構築動作である。次に、図3を参照して、メイン再生装置1、スピーカ装置2、および、ポータブル再生装置3からなる拡張システムのネットワーク構築動作について説明する。拡張システムにおいては、1台の送信モードの装置Txが、複数台の受信モードの装置Rxに対して、並行して、ネットワーク構築動作を行う。送信モードの装置Txが各受信モードの装置Rxに対して行う個別のネットワーク構築動作は、図2に示した基本システムのネットワーク構築動作と同様である。
図3は、ポータブル再生装置3が送信モードの装置Txとなる場合の手順を示している。まず、送信モードの装置Tx(ポータブル再生装置3)と受信モードの装置Rx(メイン再生装置1、スピーカ装置2)との間の物理レベルのリンクが確立される(S131、S132)。ポータブル再生装置3は電源がオンされると送信モードの装置Txとして動作をスタートし、他の装置から受信モードとなるべき旨のコマンドを受信すると受信モードの装置Rxに切り換わる。メイン再生装置1はユーザの操作およびネットワークに存在する他の機器に応じて送信モード/受信モードを切り換える。
つぎに、送信モードの装置Txと2台の受信モードの装置Rxとの間のアプリケーションレベルのリンクが確立される(S133、S134)。アプリケーションレベルのリンク確立は、図2のS102と同様に、まず受信モードの装置Rxから送信モードの装置Txに対して接続要求コマンドが送信され、送信モードの装置Txがこの接続要求コマンドを受信して接続の可否を判定し、接続可と判定した場合に受信モードの装置Rxに対して接続許可のメッセージを返信する、等の処理からなっている。
送信モードの装置Txと受信モードの装置Rxとの間にアプリケーションレベルのリンクが確立されたことにより、これら装置の間にネットワークが構築され、オーディオ伝送処理(s135)が実行される。オーディオ伝送処理では、送信モードの装置Txがオーディオパケットを無手順で送信し、これを2台の受信モードの装置Rxが受信する。なお、ビーコンおよびコマンドは各受信モードの装置Rxが個別に送受信する。
図3ではポータブル再生装置3が送信モードの装置Txとなる場合について説明したが、メイン再生装置1がTxとなる場合も同様の動作でネットワークが構築される。また、受信モードの装置Rxは2台に限定されず、3台以上であってもよい。
《無線アラーム機能の説明》
無線オーディオシステムが、上に説明した拡張システムで動作しているとき、ユーザは、メイン再生装置1を操作して無線アラーム機能をセットすることができる。無線アラーム機能とは、設定されたアラーム時刻にメイン再生装置1が起動し、起動したメイン再生装置1がポータブル再生装置3に起動コマンドを送信することでポータブル再生装置3を起動させ、ポータブル再生装置3がオーディオコンテンツを再生してメイン再生装置1、スピーカ装置2に送信することによって、ポータブル再生装置3が再生したオーディオコンテンツをアラーム時刻にメイン再生装置1、スピーカ装置2から放音してユーザを目覚めさせる機能である。
無線オーディオシステムが、上に説明した拡張システムで動作しているとき、ユーザは、メイン再生装置1を操作して無線アラーム機能をセットすることができる。無線アラーム機能とは、設定されたアラーム時刻にメイン再生装置1が起動し、起動したメイン再生装置1がポータブル再生装置3に起動コマンドを送信することでポータブル再生装置3を起動させ、ポータブル再生装置3がオーディオコンテンツを再生してメイン再生装置1、スピーカ装置2に送信することによって、ポータブル再生装置3が再生したオーディオコンテンツをアラーム時刻にメイン再生装置1、スピーカ装置2から放音してユーザを目覚めさせる機能である。
この無線オーディオシステムでは、無線アラームがセットされたのちも、メイン再生装置1でソース機器4のオーディオコンテンツを再生することができるように、以下のような手順で無線アラームがセットされる。
図4〜図7は、無線アラームセット時の動作手順を示す図である。また、図8は無線アラームセット時のシステム構成を説明する図である。
無線アラーム機能は、図8(A)に示すように、無線オーディオシステムが拡張システムで動作しているときにセット可能である。すなわち、ポータブル再生装置3が送信モードの装置Txとしてオーディオパケットを送信しており、メイン再生装置1、スピーカ装置2が受信モードの装置Rxとしてオーディオパケットを受信している。
無線アラーム機能は、図8(A)に示すように、無線オーディオシステムが拡張システムで動作しているときにセット可能である。すなわち、ポータブル再生装置3が送信モードの装置Txとしてオーディオパケットを送信しており、メイン再生装置1、スピーカ装置2が受信モードの装置Rxとしてオーディオパケットを受信している。
ユーザがメイン再生装置1の操作部12を操作して無線アラームセットの操作をすると(S200)、メイン再生装置1はポータブル再生装置3に対して、アラームセットコマンドを送信する(S201)。無線アラームセット操作とは、「無線アラーム設定を選択する。ソース機器としてポータブル再生装置3を選択する。アラーム時刻を設定する。」等の操作である。ポータブル再生装置3は、アラームセットコマンドを受信すると、自身が現在充電器36に接続中であることを確認したのち(S202)、無線アラームのセットを許可する旨のメッセージを返信する(S203)。もし、自身が充電器36に接続中でなければ(S202でN)、アラームセットがあった旨を記憶し(S204)、その後充電器36に接続されたとき(S205)、無線アラームのセットを許可する旨のメッセージを返信する(S206)。
このように、充電器36に接続中を条件として無線アラームセットを許可するようにしたのは、無線アダプタ35はポータブル再生装置3本体の電源オン/オフにかかわらず動作を継続するためである。すなわち、無線アラームの待機中は、ポータブル再生装置3本体の電源はオフしているが、無線アダプタ35はアラーム時刻まで(メイン再生装置1から起動コマンドが送られてくるまで)待機しており、無線アダプタ35は消費電力が大きいためポータブル再生装置3内蔵のバッテリ31ではアラーム時刻まで動作状態を維持できる保証がないからである。アラーム時刻にバッテリ31上がりのためにポータブル再生装置3が動作ができない状態であると、アラームとしての楽音が放音されずユーザを目覚めさせることができないため、アラーム時刻まで確実に電力の供給が可能な充電器36に接続している状態であるときのみアラームセットを許可するようにしている。
なお、無線アラームがセットされたのちもポータブル再生装置3を送信モードの装置Txとする拡張システムが維持され、ポータブル再生装置3が再生するオーディオコンテンツがメイン再生装置1のスピーカシステム5、スピーカ装置2のサブウーファ22から放音される形態が継続している。
図5は、無線アラームがセットされたのち、ユーザがメイン再生装置1の電源をオフしたときの動作を示す図である。ユーザによってメイン再生装置1の電源をオフする操作がされると(S210)、メイン再生装置1は、ポータブル再生装置3、スピーカ装置2に対して電源オフコマンドを送信するとともに(S211,S212)、再生装置本体部10の電源をオフする(S213)。電源オフコマンドを受信したポータブル再生装置3は、オーディオコンテンツの再生を停止して(S214)、ポータブル再生装置3本体の電源をオフする(S215)。電源オフコマンドを受信したスピーカ装置2は、スピーカ再生装置本体部20の電源をオフする(S216)。
こののち、ポータブル再生装置3は、オーディオパケットの送信を停止して、ネットワーク解消コマンドをメイン再生装置1、スピーカ装置2に送信する(S220)。ネットワーク解消コマンドは、現在構成されているネットワークの解消を受信モードの機器に対して指示するコマンドである。こののち、自身のモードを受信モードに切り換える(S221)。ネットワーク解消コマンドを受信したメイン再生装置1、スピーカ装置2は、ポータブル再生装置3とのリンクを解消する(S222、S223)。さらに、メイン再生装置1は、自身の通信処理部11のモードを送信モードに切り換える(S224)。
こののち、図3に示した手順でメイン再生装置1を送信モードの装置Txとする拡張システムのネットワーク構築処理を行う(S225)。これにより、図8(B)示す構成の拡張システムが構築される。
なお、本体部10、20の電源がオフしていても通信処理部11、21の電源は常時オンしており、図8(C)に示す形態でリンク状態は維持される。すなわち、メイン再生装置1からは無音のオーディオパケットが送信され、スピーカ装置2、ポータブル再生装置3はそのオーディオパケットを受信するが再生しない。また、コマンドの送受信は常時可能である。
図8(B)において、メイン再生装置1からポータブル再生装置3に向けた矢印が点線になっているのは、ポータブル再生装置3はオーディオパケットを受信してもそれをデコードして再生しないからである。ただし、メイン再生装置1から送られてくるコマンドは無線アダプタ35によって解析される。
図6は、無線アラームがセットされたのち、ユーザがメイン再生装置1を操作してソースを切り換えた場合の動作を示す図である。メイン再生装置1はポータブル再生装置3に3対してソース切換コマンドを送信する(S230)。ソース切換コマンドを受信したポータブル再生装置3は、オーディオコンテンツの再生を停止し(S231)、オーディオパケットの送信を停止して、ネットワーク解消コマンドをメイン再生装置1、スピーカ装置2に送信する(S232)。こののち、自身のモードを受信モードに切り換えるとともに(S233)、ポータブル再生装置3本体の電源をオフする(S234)。
ネットワーク解消コマンドを受信したメイン再生装置1、スピーカ装置2は、ポータブル再生装置3とのリンクを解消する(S235、S236)。さらに、メイン再生装置1は、自身の通信処理部11のモードを送信モードに切り換える(S237)。
こののち、図3に示した手順でメイン再生装置1を送信モードの装置Txとする拡張システムのネットワーク構築処理を行う(S238)。これにより、図6(B)示す構成の拡張システムが構築される。メイン再生装置1を送信モードの装置Txとする拡張システムが構築されたことにより、ユーザはメイン再生装置1を操作してソース機器4を選択することにより、自由にオーディオコンテンツを聴くことができる。拡張システムのネットワークが構築されたのち、メイン再生装置1は、入力ソースをユーザによって選択されたソース機器4に切り換え(S239)、メイン再生装置1のスピーカシステム5、スピーカ装置2のサブウーファ22からはソース機器4のオーディオコンテンツが放音される。
こののち、ユーザがメイン再生装置1の電源をオフする操作をすると(s250)、メイン再生装置1は、スピーカ装置2に対して電源オフコマンドを送信するとともに(s251)、再生装置本体部10の電源をオフする(s252)。電源オフコマンドを受信したスピーカ装置2は、スピーカ再生装置本体部20の電源をオフする(S253)。
図7はアラーム時刻が到来したときのシステムの動作を示す図である。アラーム時刻が到来すると(S230)、メイン再生装置1の再生装置本体部10の電源がオンされる(S231)。メイン再生装置1は、ポータブル再生装置3およびスピーカ装置2に対して起動コマンドを送信する(S262、S263)。この起動コマンドに応答して、スピーカ装置2はスピーカ装置本体部20の電源をオンし(S265)、無線アダプタ35は、ポータブル再生装置3本体の電源をオンする(S264)。さらに、メイン再生装置1は、ポータブル再生装置3およびスピーカ装置2に対してネットワーク解消コマンドを送信し(S266、S267)、自身のモードを受信モードに切り換える(S268)。ネットワーク解消コマンドにより、ポータブル再生装置3、スピーカ装置2はメイン再生装置1とのリンクを解消する(S269、S270)。
こののち、ポータブル再生装置3は、自身のモードを送信モードに切り換え(S271)、図3に示した拡張システムネットワーク構築処理を実行する(S272)。これにより、図8(A)に示す拡張システムのネットワークが構築され、ポータブル再生装置3は、オーディオコンテンツの再生をスタートする(S280)。このオーディオコンテンツの再生は、S214またはS231で停止したオーディオコンテンツの続きから再生するレジューム再生、予め指定されたオーディオコンテンツを再生する指定ファイル再生等どのようなコンテンツの再生方式を適用してもよい。
なお、メイン再生装置の電源がオフされないままアラーム時刻が到来した場合、すなわち、図5の処理が行われないままアラーム時刻が到来した場合、または、図6のS250以下の処理が行われないままアラーム時刻が到来した場合にも、図7の処理は実行される。
《尚書き》
上記実施形態では、メイン再生装置1が所定のアラーム時刻にポータブル再生装置3を起動させる無線アラーム機能について説明したが、アラームセット無しに図8(B)のような形態で無線オーディオシステムを動作させ、ユーザのメイン再生装置1に対する操作に応じて、メイン再生装置1がポータブル再生装置3を起動し、図8(A)のような形態でオーディオコンテンツを再生させるようにしてもよい。
上記実施形態では、メイン再生装置1が所定のアラーム時刻にポータブル再生装置3を起動させる無線アラーム機能について説明したが、アラームセット無しに図8(B)のような形態で無線オーディオシステムを動作させ、ユーザのメイン再生装置1に対する操作に応じて、メイン再生装置1がポータブル再生装置3を起動し、図8(A)のような形態でオーディオコンテンツを再生させるようにしてもよい。
1 メイン再生装置
2 スピーカ装置
3 ポータブル再生装置
11,21 通信処理部
35 無線アダプタ
36 充電器
2 スピーカ装置
3 ポータブル再生装置
11,21 通信処理部
35 無線アダプタ
36 充電器
Claims (4)
- オーディオ信号を無線で送信する送信モードまたはオーディオ信号を無線で受信する受信モードに切り換え可能な第1および第2のオーディオ再生装置、オーディオ信号を無線で受信する第3のオーディオ再生装置を含む無線オーディオシステムであって、
前記第1のオーディオ再生装置は、送信モードで前記第2、第3のオーディオ再生装置にオーディオ信号を送信する状態で時刻を管理し、所定の起動時刻になったとき、前記第2のオーディオ再生装置に起動コマンドを送信して、自身のモードを受信モードに切り換える起動時刻管理手段を備え、
前記第2のオーディオ再生装置は、受信モードで待機し、前記第1のオーディオ再生装置から起動コマンドを受信したとき、自身のモードを送信モードに切り換え、前記第1、第3のオーディオ再生装置にオーディオ信号を送信するアラーム起動手段を備えた
ことを特徴とする無線オーディオシステム。 - 前記第1および第2のオーディオ装置は、送信モード時に相手装置の受信を確認することなくオーディオパケットを送信する請求項1に記載の無線オーディオシステム。
- 前記第1のオーディオ再生装置は、前記時刻を管理しているとき、送信するオーディオ信号の有無にかかわらず、前記第2、第3のオーディオ再生装置に対して継続的にオーディオパケットを送信する請求項1または請求項2に記載の無線オーディオシステム。
- 前記第2のオーディオ再生装置は、充電可能なバッテリで駆動される装置であり、
前記アラーム起動手段は、前記バッテリが充電動作中であることを条件として、前記受信モードで待機する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の無線オーディオシステム。
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-
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