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JP5364909B2 - 複数の補強仕切り板を有する軒樋付雨水貯留タンク - Google Patents
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JP5364909B2 - 複数の補強仕切り板を有する軒樋付雨水貯留タンク - Google Patents

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Description

本発明は、構築物の軒下に吊り固定ができる一体成型した軒樋付雨水貯留タンクであって、複数の補強仕切り板を有する軒樋付雨水貯留タンクに関する。
近年、異常気象による降雨量不足が問題となっている。渇水期には、上水道による生活用水の給水が制限されて生活に支障を来たすことがあり、全国自治体も雨水貯留タンクの設置による雨水利用に対して補助金制度を整備するところが増えるなど、雨水貯留タンクの設置が見直されている。
一般に、雨水を有効利用するための雨水貯留タンクの大半は、地盤面に設置し縦樋を接続して雨水を貯留している。雨水の利用目的も草花や植木の散水などの他に庭の撒き水や災害時の非常用水などの備えとして利用されている。
現在、一般住宅などに用いられている雨水貯留タンクは、貯水容量が小さく雨水の有効利用が制限されている。また、雨水貯留タンクは架台の上に設置して架台や建物に固定しているが雨水貯留タンクの設置場所が必要である。さらに、雑用水に利用するための揚水ポンプを必要としている。
他方、構築物の外壁に取付ける建築物の軒先に取付け可能に構成された、雨水導入口を上面に形成され、雨水供給口が底部側に形成された雨水の貯水層(特開2001-173027)が考案されている。
また、建物構造体と一体化した雨水貯留タンク(特表平10-507237)も考案されている。
上記の通り、多種多様な雨水貯留タンクが開発されているが、渇水時や地震等の災害によりインフラが停止した場合でも、水洗便器が使用できる備えは必要であり雨水の有効利用は大切である。
その他、本願発明に関連する公知技術として次の特許文献を挙げることができる。
特許出願2005−117758、
ところが、従来の雨水を有効利用するための雨水貯留タンクや給水システムには、次のような問題点がある。
日本の住宅地は狭く、雨水を有効利用するための雨水貯留タンクを設置するスペースの確保が困難であるとともに、一般住宅などの雨水貯留タンクは貯水容量が小さく雨水の有効利用の範囲が制限されている。また、雨水貯留タンクは架台の上に設置して外壁に転倒防止の固定をしているが、現状の外壁に強固に固定することは困難である。
また、地盤面に設置し縦樋を接続して貯留している雨水貯留タンクは揚水能力がなく、揚水ポンプを使用しなければトイレなどの雑用水には使用できない。しかも、電気などの動力を必要とすることから、地震等の災害によるインフラ停止時には対応はできないなどの問題もある。
上記の問題を解決する考案もされている。例えば、構築物の外壁に取付けられた建築物の軒先に取付け可能に構成された、雨水導入口を上面に形成され、雨水供給口が底部側に形成された雨水の貯水層(特開2001-173027)や建物構造体と一体化した雨水貯留タンク(特表平10-507237)があるが、いずれも、実用化するには複雑さとコスト面で問題がある。
しかしながら、軒樋から集めた雨水を利用すれば水道料金や下水道料金が節約できる。さらに、貯水ダム工事も中止される時代、各家庭に雨水貯留タンクが設置されれば節水だけでなく集中豪雨などの際の雨水流出抑制にも寄与できることからも、各構築物の全てに雨水貯留タンクを備えて雨水を大切に有効利用することは大切である。
本発明は、このような点に鑑みて成されたものであり、構築物の軒下に吊り固定して軒高の落差で供給できる雨水貯留タンクとして、容易な加工性と施工性・大きな容量・軽量化・強固な吊り固定・渇水時対応などを配慮して開発した、低コストの複数の補強仕切り板を有する軒樋付雨水貯留タンクを提供することを主目的とする。
この発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、複数の補強仕切り板を有する軒樋付雨水貯留タンクであって、前記軒樋付雨水貯留タンクは、内部に複数の補強仕切り板で補強形成されるとともに、上部に帯状のL型固定羽根を複数突出させて構築物の軒下に吊り固定させることを特徴とする複数の補強仕切り板を有する軒樋付雨水貯留タンク(請求項1)を提供する。
前記軒樋付雨水貯留タンクは、一体成型した一体成型部材の接続部の一部を切除し、給排水管接続スペースとして給排水管を集中取付け固定させる。さらに、接続補強板を取付けて通水孔を介在しつつ接続パッキン及び接続ボルトを用いて接続連結することを特徴とする請求項1に記載の複数の補強仕切り板を有する軒樋付雨水貯留タンク(請求項2)を提供する。
前記切除部分に蓋板をビスで固定した請求項1、2に記載の軒樋付雨水貯留タンクを、構築物の軒下の型枠として利用してコンクリートを打設することで、請求項1に記載の帯状のL型固定羽根がコンクリートの凝固により、強固に吊り固定できることを特徴とする請求項1、2に記載の複数の補強仕切り板を有する軒樋付雨水貯留タンク(請求項3)を提供する。
前記軒樋付雨水貯留タンクの上部にスリーブ管を固定し、コンクリートの打設凝固後にスリーブ管に散水管を挿入固定して、前記軒樋付雨水貯留タンク内の雨水を汲み上げて循環散水させることを特徴とする請求項1から3に記載の複数の補強仕切り板を有する軒樋付雨水貯留タンク(請求項4)を提供する。
前記軒樋付雨水貯留タンクに設けた帯状のL型固定羽根に吊り金物を固定して、吊り金物をもって吊り固定させることを特徴とする請求項1から3に記載の複数の補強仕切り板を有する軒樋付雨水貯留タンク(請求項5)を提供する。
請求項2に記載の一体成型された前記軒樋付雨水貯留タンクの接続部分の上部に、軒樋部分からの雨水の採りこみと雨水貯留タンク内の清掃を目的とした、孔を設けて複数の雨水導入板をビスで固定して軒樋部分の底部を砂溜りとしたことを特徴とする請求項1から5に記載の複数の補強仕切り板を有する軒樋付雨水貯留タンク(請求項6)を提供する。
前記軒樋付雨水貯留タンク内に設ける複数の補強仕切り板を、縦横格子状に一体成型補強することで、軽量で大容量の軒樋付雨水貯留タンクができることを特徴とする請求項1から6に記載の複数の補強仕切り板を有する軒樋付雨水貯留タンク(請求項7)を提供する。
本発明の特筆すべき最大の効果は、前記軒樋付雨水貯留タンクを一体成型が可能な形状に開発をしたもので、長短尺の前記軒樋付雨水貯留タンクが自由に選択できるとともに、帯状のL型固定羽根を複数突出させたことにより自由な位置を吊り固定できることにある。さらに、構築物の軒下面積を有効に活用した容量の大きな前記軒樋付雨水貯留タンクが設置場所に困窮することなく容易に吊り固定ができることにある。他方、軒高の落差を利用した雨水利用は、地震等の災害によるインフラ停止時もトイレや雑用水など多目的に利用できる。また、経費の掛からない雨水が大量に使えることは地球温暖化防止の観点からも大切であり大きな効果である。
請求項1に係る発明によれば、軒樋付雨水貯留タンク内に複数の補強仕切り板で補強形成することにより、部材の板厚が軽減できる効果と補強仕切り板と連結している帯状のL型固定羽根を複数突出させたことにより、構築物の軒下の吊り固定が容易にできる効果は大きい。
請求項2に係る発明によれば、軒樋付雨水貯留タンク内に複数の補強仕切り板を設けて一体成型することで、部材の板厚が軽減できるとともに強固な軒樋付雨水貯留タンクとなる。また、切断接続部分に通水孔を開けた接続補強板を溶接加工することにより、軒樋付雨水貯留タンクの接続部の強化と容易に連結接続ができる効果もある。
請求項3に係る発明によれば、前記切除部分に蓋板をビスで固定した請求項1、2に記載の軒樋付雨水貯留タンクを、構築物の軒下の型枠として利用してコンクリートを打設することで、前記帯状のL型固定羽根がコンクリートの凝固により、前記軒樋付雨水貯留タンクが強固に吊り固定できる効果は大きい。
請求項4に係る発明によれば、前記軒樋付雨水貯留タンクの上部にスリーブ管を固定し、コンクリートの打設凝固後にスリーブ管に散水管を挿入固定して、前記軒樋付雨水貯留タンク内の雨水を汲み上げて循環散水させることで、散水を必要とする太陽光発電システム等の節水型継続散水が容易にできる効果と配管ルートの短縮が可能である。
請求項5に係る発明によれば、前記軒樋付雨水貯留タンクに設けた帯状のL型固定羽根に吊り金物を固定して、吊り金物をもって吊り固定させることで多種多様な構築物への取付けが容易にできる。
請求項6に係る発明によれば、屋上や屋根から雨水を前記軒樋付雨水貯留タンク内に採りこむ場合に砂やごみを除去する必要がある。その対策として、一体成型された前記軒樋付雨水貯留タンクの接続部分の上部に、軒樋部分からの雨水の採りこみと雨水貯留タンク内の清掃を目的とした、孔を設けて複数の雨水導入板をビスで固定して軒樋部分の底部を砂溜りとしたことで、砂やごみが容易に除去できる効果と清掃が容易にできる効果もある。
請求項7に係る発明によれば、前記軒樋付雨水貯留タンク内に設ける複数の補強仕切り板を、縦横格子状に補強形成して一体成型することで、軽量で大容量の軒樋付雨水貯留タンクを構築物の軒下に吊り固定ができる効果がある。
以下に、本発明の実施形態の添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
(図1)本発明に係る複数の補強仕切り板を有する軒樋付雨水貯留タンクの一実施形態を示す軒樋付雨水貯留タンクの設置状況を示した斜視図である。(図2)軒樋付雨水貯留タンクの設置状況を示した断面詳細図、(図3)軒樋付雨水貯留タンクの接続部分を示した横断面詳細図、(図4)軒樋付雨水貯留タンクの設置状況を示した拡大断面詳細図、(図5)軒樋付雨水貯留タンクの接続部分を示した拡大横断面詳細図、(図6)木造屋根に設置した軒樋付雨水貯留タンクの設置状況を示した断面詳細図である。
本実施形態の図面について説明すれば、図1はコンクリート造構築物の軒下に、軒樋4と複数の補強仕切り板2で補強した軒樋付雨水貯留タンク1とその上部に吊り固定するための帯状のL型固定羽根3を一体成型した軒樋付雨水貯留タンク1部材を適切な長さに切断して、切断した両端接続部分の補強仕切り板2と帯状のL型固定羽根3の一部を切除し、通水孔9などの穴を開けた接続補強板6を両端接続部分に溶接加工して軒樋付雨水貯留タンク1とし、接続パッキン7を介して通水孔9と接続ボルト8を用いて雨水貯留タンク1を連結接続している。その軒樋付雨水貯留タンク1の底面にオーバーフロー管14と給水管13や排水管15を取付け、軒樋4の底面にも砂溜り22の掃除用の排水管16を取付けて止水している。さらに、軒樋4から軒樋付雨水貯留タンク1内に集水する集水導入板5と屋上散水を可能にする散水管17を挿入するスリーブ管19を取付けている。また、軒樋4の開口部を補強するために一定間隔に軒樋巾止め金物11で補強をし、両端接続部分の切除した開口部分の上にコンクリート25の侵入防止の蓋板10で塞ぎビス12で固定してある。以上の如く構成した軒樋付雨水貯留タンク1をコンクリート造構築物の外部の化粧打ち込み型枠23にビス12で固定して、軒先の型枠としてコンクリート25を打設することにより、軒樋付雨水貯留タンク1から突起した帯状のL型固定羽根3部分をコンクリート25が包み込み、コンクリート25が凝固することで軒樋付雨水貯留タンク1がコンクリートスラブに強固に吊り固定ができる。その実施形態を明解に示した複数の補強仕切り板を有する軒樋付雨水貯留タンクの一実施形態を示す軒樋付雨水貯留タンクの設置状況を示した斜視図である。
図2は図1で詳細に説明した一部分を省略するが、軒樋付雨水貯留タンク1の上に設けたスリーブ管19に散水管17を挿入固定して、軒樋付雨水貯留タンク1内の雨水21を屋上に設置した、太陽光発電システム26の積雪防止と発電効率を高めるための散水をする。散水後の雨水21を軒樋4で回収して循環利用させている。また、降雨時の余剰の雨水21は軒樋付雨水貯留タンク1内に設けたオーバーフロー管14から縦樋20で排水処理をしている。さらに、軒樋付雨水貯留タンク1の底面に設けた給水管13からは軒高の落差を利用して多目的な雨水21利用を可能にしている。他方、躯体は化粧打ち込み型枠23に断熱材24を張り付けたスラブの化粧打ち込み型枠と化粧打ち込み型枠23を内外の型枠としてコンクリート25を打設してある軒樋付雨水貯留タンクの設置状況を示した断面詳細図である。
図3は前記図1、2で詳細に説明した、コンクリート造構築物の軒下に吊り固定した軒樋付雨水貯留タンクの接続部分を示した横断面詳細図である。
図4は前記図1、2で詳細に説明した、コンクリート造構築物の軒下に吊り固定した軒樋付雨水貯留タンクの設置状況を示した拡大断面詳細図である。
図5は前記図1、2で詳細に説明した、コンクリート造構築物の軒下に吊り固定した軒樋付雨水貯留タンクの接続部分を示した拡大横断面詳細図である。
図6は前記図1、2で詳細に説明したので一部分を省略するが、木造住宅の柱27梁28に添え木29を固定し、その添え木29とタルキ30を固定基盤として、軒樋付雨水貯留タンク1に突起させている帯状のL型固定羽根3に吊り金物33を固定して、その吊り金物33をもってタルキ30に吊り固定している木造屋根に設置した軒樋付雨水貯留タンクの設置状況を示した断面詳細図である。
軒樋付雨水貯留タンク1の素材について、コンクリート25の凝固で吊り固定する軒樋付雨水貯留タンク1は、コンクリート造構築物の耐用年数に対応できる素材が要求されることから、アルミなどの非鉄金属等が望ましい、しかしながら、小規模な構築物や木造住宅など、コスト削減のために硬質塩化ビニール樹脂などの素材の利用も可能である。
軒樋付雨水貯留タンク1内への雨水の採りこみについて、図2、4、6に示すように、軒樋4の補強仕切り板2の上部に穴を設けて集水導入板5をビス12で固定して、雨水を軒樋付雨水貯留タンク1内に貯留することで軒樋4の底部が砂溜り22となる。
軒樋付雨水貯留タンク1からの給水について、図2、4、6に示すように、コンクリートや木造などの構築物の軒下に軒樋付雨水貯留タンク1を設置し、軒樋付雨水貯留タンク1の底部に設けた給水管13より、軒下からの落差を利用して多目的な雨水21利用を可能にしている。
軒樋付雨水貯留タンク1及び軒樋4の清掃について、図2、4、6に示すように、軒樋付雨水貯留タンク1及び軒樋4の底部に設けた排水管15,16を用いて清掃ができる。さらに、軒樋4の補強仕切り板2の上部に設けた集水導入板5を外して、その穴から洗浄することも可能である。
軒樋付雨水貯留タンク1からの屋上散水について、図2、4、に示すように、雨水貯留タンク1の上部にスリーブ管19を設けて、スリーブ管19に散水管17を差込み固定して、屋上に設置した加圧ポンプをもって散水し、散水余剰水は軒樋4から軒樋付雨水貯留タンク1内に回収し循環させて使用する。
降雨時の軒樋付雨水貯留タンク1内の余剰水の処理について、図2、4、6に示すように、雨水貯留タンク1内に設けたオーバーフロー管14から縦樋20で余剰の雨水21は排水処理をする。
軒樋付雨水貯留タンク1の加工と接続について、図2から6に示すように、軒樋4と複数の補強仕切り板2や帯状のL型固定羽根3で補強構成した軒樋付雨水貯留タンク1部材を一体成型し、適切な長さに切断して、切断した両端接続部分の補強仕切り板2と帯状のL型固定羽根3を一部切除し、通水孔9などの穴を開けた接続補強板6を両端接続部分に溶接加工して軒樋付雨水貯留タンク1とし、接続パッキンを介して通水孔9と接続ボルト8を用いて軒樋付雨水貯留タンク1を一体に連結接続している。他方、一体成型することで軒樋付雨水貯留タンク1の軽量化と長尺化が可能になる。
実施例その1、軒樋付雨水貯留タンク1の貯水量について、軒樋付雨水貯留タンク1を巾450mm×高さ200mm、軒樋4の巾150mmとし、最上階の床面積が38平米の極小地に建つ住宅を想定して、軒樋付雨水貯留タンク1の使用可能な雨水21量を計算してみると、軒樋付雨水貯留タンク1内が2.12立米、軒樋4内に0.24立米合わせて2.36立米の貯水が可能である。このことにより地震などでインフラが停止した場合や日常の雑用水にも十分に使用できる。特に、軒高の落差を利用した給水ができることは加圧ポンプが必要なく経済的である。さらに、渇水時やインフラの停止時の雨水21は命の水となる。
実施例その2、軒樋付雨水貯留タンク1の貯水量について、軒樋付雨水貯留タンク1を巾450mm×高さ200mm、軒樋4の巾150mmとし、床面積が6平米の小規模な物置や農業用倉庫などを想定して、軒樋付雨水貯留タンク1の使用可能な雨水21量を計算してみると、軒樋付雨水貯留タンク1内が0.92立米、軒樋4内に0.11立米合わせて1.03立米の貯水が可能で、地震などでインフラが停止した場合や日常の雑用水にも十分に使用できる。
このように、小規模な構築物でも軒下利用の軒樋付雨水貯留タンク1の貯水量は多い。
実施例その3、床面積が38平米程度の鉄筋コンクリートの住宅で、軒樋付雨水貯留タンク1を巾450mm×高さ200mm、軒樋4の巾150mmとし、図2に示すように、軒樋4と複数の補強仕切り板2と帯状のL型固定羽根3で補強した軒樋付雨水貯留タンク1部材を一体成型し、直物とコーナー物に使用する適切な長さに切断して、切断した両端接続部分の補強仕切り板2と帯状のL型固定羽根3を一部切除し、通水孔9などの穴を開けた接続補強板6を両端接続部分に溶接加工して、直物とコーナー物の軒樋付雨水貯留タンク1を加工して、図2に示すように、化粧打ち込み型枠23にビス12で固定しつつ接続パッキンを介して通水孔9と接続ボルト8を用いて軒樋付雨水貯留タンク1を連結して、両端接続部分の切除部分の上にコンクリート25の侵入防止の蓋板10で塞ぎビス12で固定して、軒下の軒樋付雨水貯留タンク1を完成させ軒樋付雨水貯留タンク1を軒下の型枠としてコンクリート25を打設する。コンクリート25は軒樋付雨水貯留タンク1に突起させた帯状のL型固定羽根3部分を包み込み、コンクリート25が凝固することで軒樋付雨水貯留タンク1が強固に吊り固定ができる。他方、直物の軒樋付雨水貯留タンク1は施工性や荷重を考慮して長さを4,000m以内にし、コーナー物は全長で3,000m以内にすることが望ましい。軒樋付雨水貯留タンク1を取付ける前に軒樋付雨水貯留タンク1の底面にオーバーフロー管14と給水管13や排水菅15を取付け、軒樋4の底面にも砂溜り22の掃除用の排水管16を取付ける。さらに、軒樋4から軒樋付雨水貯留タンク1内に集水する集水導入板5と屋上散水を可能にする散水管17を挿入するスリーブ管19を取付け、軒樋4の開口部を補強するために一定間隔に軒樋巾止め金物11で補強をすることにより、軒高の落差を利用した多目的な給水ができる。
実施例その4、実施例3記載の軒樋付雨水貯留タンク1に設けられたスリーブ管19に散水管17を挿入固定して、軒樋付雨水貯留タンク1内の雨水21を屋上に設置した、太陽光発電システム26の積雪防止と発電効率を高めるための散水をして、散水後の雨水21を軒樋4で回収して循環利用させる。雨水21を循環させることで寒冷地の雨水貯留タンク1内の雨水21が凍結することはない。また、降雨時の余剰の雨水21は軒樋付雨水貯留タンク1に設けたオーバーフロー管14から縦樋20で排水処理をする。さらに、軒高からの落差を利用して軒樋付雨水貯留タンク1の底面に設けた給水管13から雨水21を給水することで、地震などでインフラが停止した場合や日常の雑用水に使用できるとともに軒高の落差を利用した給水は加圧ポンプが必要なく経済的である。
実施例その5、アルミなど非鉄金属、硬質塩化ビニール樹脂などの軒樋付雨水貯留タンク1は一般木造住宅にも利用できる。図6に示すように、木造住宅の柱27梁28に添え木29を固定し、その添え木29とタルキ30を固定基盤として、軒樋付雨水貯留タンク1に突起させている帯状のL型固定羽根3に吊り金物33を固定して、その吊り金物33をもってタルキ30に吊り固定することで、寄棟や切り妻の一般木造住宅にも利用できる。直物の軒樋付雨水貯留タンク1は施工性や荷重を考慮して長さを4,000m以内にすることが望ましい、コーナー物は全長で3,000m以内にする。尚、軒樋付雨水貯留タンク1を取付ける前に軒樋付雨水貯留タンク1の底面にオーバーフロー管14を設けて縦樋20に繋ぐ、軒樋付雨水貯留タンク1に設けた給水管13を用いて軒高の落差を利用して給水する。さらに、軒樋付雨水貯留タンク1内と軒樋4に排水菅15、16を取付けて清掃を可能にした。さらに、軒樋4の補強仕切り板2に集水導入板5を設けて雨水を軒樋付雨水貯留タンク1内に貯留することにより、軒高の落差を利用した多目的な給水ができる。
以上、本発明の実施の形態及び実施例を説明したが、本発明の範囲はこれに限定するものではない。例えば雨水貯留タンクの補強仕切り板2と帯状のL型固定羽根の設置数、及び、軒樋の記入寸法や形状は軒の出やデザイン変更等により、状況に応じて適宜選択されるものである。
また、軒樋付雨水貯留タンクを取付ける構築物も鉄筋コンクリート造や木造に限定するものではなく、一例として雨水が集められる折板屋根の既設建物や新設される大型構築物等にも設置することも可能である。さらに、参考図を含めて実施例でも全て同一な形状や寸法で説明をしているが、状況に応じて適宜選択されるものである。
近年多発している巨大地震や津波等でインフラが停止して生活に支障を起こしている。特に水洗トイレが普及している今日水の無い生活は不可能である。さらに、異常気象による降水量不足による水不足が問題視されている。このような現状のなかで自然からの贈り物である雨水が大切にできる、軒樋付雨水貯留タンクは住宅から全ての構築物に設置すべきであり、地球温暖化防止の観点からも大切であるとともに、軒高からの落差を利用した給水のできる軒樋付雨水貯留タンクの市場は住宅から多種多様な構築物に至るまで無限の市場と可能性を秘めている。
本発明に係る軒下に固定した雨水利用の軒樋付雨水貯留タンクの一実施形態を示す軒樋付雨水貯留タンクの設置状況を示した斜視図である。 軒樋付雨水貯留タンクの設置状況を示した断面詳細図である。 軒樋付雨水貯留タンクの接続部分を示した横断面詳細図である。 軒樋付雨水貯留タンクの設置状況を示した拡大断面詳細図である。 軒樋付雨水貯留タンクの接続部分を示した拡大横断面詳細図である。 木造屋根に設置した軒樋付雨水貯留タンクの設置状況を示した断面詳細図である。
軒樋付雨水貯留タンク
補強仕切り板
帯状のL型固定羽根
軒樋
雨水導入板
接続補強板
接続パッキン
接続ボルト
通水孔
蓋板
軒樋巾止め金物
ビス
給水管
オーバーフロー管
排水管1
排水管2
散水管
配管固定金具
スリーブ管
縦樋
雨水
砂溜り
化粧打ち込み型枠
断熱材
コンクリート
太陽光発電システム


添え木
タルキ
屋根
外壁材
吊り金物

Claims (7)

  1. 複数の補強仕切り板を有する軒樋付雨水貯留タンクであって、
    前記軒樋付雨水貯留タンクは、内部に複数の補強仕切り板で補強形成されるとともに、上部に帯状のL型固定羽根を複数突出させて構築物の軒下に吊り固定させることを特徴とする複数の補強仕切り板を有する軒樋付雨水貯留タンク。
  2. 前記軒樋付雨水貯留タンクは、一体成型した一体成型部材の接続部の一部を切除し、給排水管接続スペースとして給排水管を集中取付け固定させる。さらに、接続補強板を取付けて通水孔を介在しつつ接続パッキン及び接続ボルトを用いて接続連結することを特徴とする請求項1に記載の複数の補強仕切り板を有する軒樋付雨水貯留タンク。
  3. 前記切除部分に蓋板をビスで固定した請求項1、2に記載の軒樋付雨水貯留タンクを、構築物の軒下の型枠として利用してコンクリートを打設することで、請求項1に記載の帯状のL型固定羽根がコンクリートの凝固により、強固に吊り固定できることを特徴とする請求項1、2に記載の複数の補強仕切り板を有する軒樋付雨水貯留タンク。
  4. 前記軒樋付雨水貯留タンクの上部にスリーブ管を固定し、コンクリートの打設凝固後にスリーブ管に散水管を挿入固定して、前記軒樋付雨水貯留タンク内の雨水を汲み上げて循環散水させることを特徴とする請求項1から3に記載の複数の補強仕切り板を有する軒樋付雨水貯留タンク。
  5. 前記軒樋付雨水貯留タンクに設けた帯状のL型固定羽根に吊り金物を固定して、吊り金物をもって吊り固定させることを特徴とする請求項1から3に記載の複数の補強仕切り板を有する軒樋付雨水貯留タンク。
  6. 請求項2に記載の一体成型された前記軒樋付雨水貯留タンクの接続部分の上部に、軒樋部分からの雨水の採りこみと雨水貯留タンク内の清掃を目的とした、孔を設けて複数の雨水導入板をビスで固定して軒樋部分の底部を砂溜りとしたことを特徴とする請求項1から5に記載の複数の補強仕切り板を有する軒樋付雨水貯留タンク。
  7. 前記軒樋付雨水貯留タンク内に設ける複数の補強仕切り板を、縦横格子状に一体成型補強することで、軽量で大容量の軒樋付雨水貯留タンクができることを特徴とする請求項1から6に記載の複数の補強仕切り板を有する軒樋付雨水貯留タンク。
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