JP5369232B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
本発明は、不揮発性メモリ等の記憶部を備えたカートリッジ等の消耗部品を、着脱可能に装着した画像形成装置及びその制御方法に関する。
従来、電子写真技術を用いた複写機やレーザビームプリンタなどにおいて画像形成に用いられる様々な部品が一体的にカートリッジ(以下CRGとも記載する)化されている。このようなカートリッジは、消耗部品であるため、寿命に到達するごとに交換される。
一方で、このようなカートリッジに不揮発性のメモリ(例:EEPROM)を搭載したメモリ内蔵カートリッジも利用されている。メモリ内蔵カートリッジには、カートリッジを構成する部品である感光ドラムの回転時間の累積時間やトナー残量など、カートリッジの寿命に関する情報が蓄積される。プリンタ制御部は、蓄積された寿命に関する情報を読み出してカートリッジの消費量を特定し、プリント条件などを変更する。
ところで、特許文献1では、画像形成累積回数をメモリに記憶しておき、画像形成累積回数にしたがって転写バイアスを切り替えて安定した品質の画像を形成する方法が提案されている。特許文献2では、プロセスCRGの寿命判断を行い、印刷品質が保てなくなるほど使用された場合には、寿命到達情報をメモリに保存して、ユーザにプロセスCRGの寿命到達を報知する方法が提案されている。
ところで、カートリッジだけでなく、EEPROMなどのメモリ自身にも寿命が存在する。すなわち、これらのメモリでは、書き換え回数に上限が存在するのである。この上限は一般的に保証書換え回数とも呼ばれる。一方で、近年、画像形成装置の高速化に伴うプロセスCRGの大容量化により、メモリの書き換え回数が増大しつつある。書き換え回数の増大に対処するには、例えば、保証書換え回数が多い等のより高性能なメモリを採用することが考えられるが、これは、メモリのコストアップにつながってしまう。メモリがコストアップすれば消耗部品であるカートリッジのコストアップにつながるという課題があった。
書き換え回数を減らすことができれば、この課題を解決できるであろう。例えば、一定の印刷枚数ごとにデータをまとめて書き換えれば、メモリの書き換え回数を減らすことができるであろう。しかし、例えば、メモリの書き換えが完了する前に電源を切られてしまうと、データの書き換えができず、データの精度(信頼度)が低下してしまう。
さらに、メモリはカートリッジに搭載されているため、カートリッジとともに交換される部材である。したがってカートリッジの寿命が尽きたときに、メモリの寿命が余りすぎていても、コストの観点からは無駄といえる。よって、カートリッジの寿命が尽きる時期とメモリの寿命の尽きる時期とができる限り近ければ、メモリが有効に使用されたといえよう。
本発明は、上記目的を達成するための、本発明の画像形成装置は、情報を記憶するメモリを備えたユニットが着脱可能な画像形成装置であって、前記メモリの使用量に関する第一情報を取得する第一取得手段と、前記ユニットの使用量に関する第二情報を取得する第二取得手段と、前記第一情報と前記第二情報に基づき前記メモリへのアクセス間隔を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
また、本発明のアクセス制御方法は、画像形成装置に着脱可能な消耗部品に設けられる記憶部へのアクセス制御方法であって、前記消耗部品の使用量を計測する計測工程と、前記記憶部へのアクセス回数を計数する計数工程と、前記アクセス回数と前記消耗部品の使用量とに応じて、前記記憶部へのアクセス頻度を制御するアクセス制御工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、カートリッジなどの消耗部品の寿命が尽きるまでメモリなどの記憶部の書き換え寿命を維持させつつ、かつデータの精度を可能な限り高めることが可能となる。これにより、書き込み寿命の短いより安価な記憶部を採用しやすくなる。
以下に本発明の一実施形態を示す。以下で説明される個別の実施形態は、本発明の上位概念、中位概念および下位概念など種々の概念を理解するために役立つであろう。また、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
[実施形態1]
図1は、実施形態に係る画像形成装置の制御部の一部を示したブロック図である。図1を基に本発明における問題解決方法を説明する。ここでは、画像形成装置の本体に対して着脱可能な消耗部品の一例として、現像剤(例:トナー)を格納したカートリッジ317(以下CRGとも記載する)について説明する。なお、画像形成装置は、例えば、印刷装置、プリンタ、複写機、複合機又はファクシミリとして実現されてもよい。なお、図中の各部は、CPU、RAM、ROM、コンピュータプログラム、ASIC又は論理回路の1つ以上により実現される。また、各部は、メモリ111を除き、本体に配置されてもよいし、消耗部品に配置されてもよい。
図1は、実施形態に係る画像形成装置の制御部の一部を示したブロック図である。図1を基に本発明における問題解決方法を説明する。ここでは、画像形成装置の本体に対して着脱可能な消耗部品の一例として、現像剤(例:トナー)を格納したカートリッジ317(以下CRGとも記載する)について説明する。なお、画像形成装置は、例えば、印刷装置、プリンタ、複写機、複合機又はファクシミリとして実現されてもよい。なお、図中の各部は、CPU、RAM、ROM、コンピュータプログラム、ASIC又は論理回路の1つ以上により実現される。また、各部は、メモリ111を除き、本体に配置されてもよいし、消耗部品に配置されてもよい。
CRG使用量計測部101は、CRGの寿命を判断するためにCRGの現在の使用量(消耗量)を計測し、計測結果をCRG使用量情報としてCRG使用量記憶部102に書き込む。CRG使用量計測部101は、消耗部品の使用量を計測する計測部の一例である。CRG使用量計測部101には、例えば、特開2000−275950号公報で紹介されているような、カートリッジ内の静電容量を検出し、検出された静電容量から現像剤の使用量を推定する方法を適用できる。なお、現像剤の使用量を決定できるのであれば、静電容量以外の物理的特性が採用されてもよい。
メモリアクセス間隔決定部103は、単位時間あたりに許容される記憶部へのアクセス回数であるメモリアクセス間隔を決定する。メモリアクセス間隔決定部103は、メモリ寿命記憶部104に記憶されているメモリ寿命情報と、メモリアクセスカウンタ105が計数したメモリへのアクセス回数とからメモリ寿命の消費率又は消費量を算出する。ここでメモリ寿命情報とは、例えばメモリに対する書換え回数の上限(保証書換え回数)を示す情報である。メモリアクセスカウンタ105は、記憶部へのアクセス回数を計数する計数部の一例である。また、メモリアクセス間隔決定部103は、計数されたアクセス回数と記憶部の寿命のデータとから記憶部としてのメモリの消費率を算出する消費率算出部の一例である。また、メモリアクセス間隔決定部103は、計数された前記アクセス回数と記憶部の寿命を示すデータとから記憶部の使用率を算出する第1の使用率算出部の一例でもある。
メモリアクセスは、通常、データの読み出しとデータの書き込み(書き換え)との双方を指すが、本実施形態では、後者をさすものとする。ただし、本発明から、データの読み出し回数をアクセス回数から除外する意図はない。
さらに、メモリアクセス間隔決定部103は、CRG使用量情報とCRG寿命記憶部106に記憶されているCRG寿命情報とからCRGの寿命の消耗率を算出する。よって、メモリアクセス間隔決定部103は、計測された消耗部品の使用量と消耗部品の寿命のデータとから消耗部品の消耗率を算出する消耗率算出部の一例である。また、メモリアクセス間隔決定部103は、計測された消耗部品の使用量と消耗部品の寿命を示すデータとから消耗部品の使用率を算出する第2の使用率算出部の一例でもある。メモリアクセス間隔決定部103は、メモリの消費率とCRGの消耗率とを比較することで、メモリアクセス間隔が適正であるか判定する。例えば、CRGの残り寿命に比してメモリアクセス可能回数の残りに余裕がないのか否かが判定される。あるいは、メモリに残すべき情報の精度が低いか否かが判断される。メモリアクセス間隔決定部103は、例えば、これらの一部又はすべてを総合的に勘案して、メモリアクセス間隔を決定する。なお、決定された新しいメモリアクセス間隔は、メモリアクセス間隔情報としてメモリアクセス間隔記憶部107に格納される。このように、メモリアクセス間隔決定部103は、計数されたアクセス回数と計測された消耗部品の使用量とに応じてメモリアクセス間隔を更新する更新部の一例である。
メモリアクセスタイミング制御部108は、画像形成装置のエンジン制御部等からメモリアクセス要求を受信すると、実際にメモリ111へのアクセスを許可するか否かを判定する。このとき、メモリアクセスタイミング制御部108は、メモリアクセス間隔記憶部107に記憶されているメモリアクセス間隔情報と、メモリアクセス間隔カウンタ109のカウント値とを比較し、比較結果に応じてメモリアクセスを許容できるか否かを判断する。なお、メモリアクセス間隔カウンタ109は、前回のアクセスタイミングから今回のアクセスタイミングまでの時間間隔をカウントするカウンタである。メモリアクセスを許容できるのであれば、メモリアクセスタイミング制御部108は、メモリアクセス部110に対し、メモリアクセス指示を発行するとともに、メモリアクセス間隔カウンタ109をクリア(ゼロにリセット)する。一方で、メモリアクセスを許容できなければ、メモリアクセスタイミング制御部108は、メモリアクセス要求の発行を禁止し、メモリアクセス間隔カウンタ109を更新する。メモリアクセス部110は、メモリアクセス要求を受信すると、メモリ111に対して書き込みを実施し、メモリアクセスカウンタ105を更新する。メモリ111は、書き換え回数に上限のある記憶部の一例である。
図2および図3は、実施形態に係るメモリアクセス間隔決定部が行うべき判断内容を説明するための補助図である。横軸は、CRG使用量(消耗量)を示す。縦軸は、メモリ書き換え回数を示す。横軸のある時点がCRG寿命に相当し、縦軸のある地点がメモリ寿命(書き換え寿命)に相当する。
L1は、CRG寿命とメモリ寿命とが交差する点Pと原点Oとを結んだ直線である。直線L1は、CRGの使用開始からCRGの寿命満了まで平均的にメモリアクセスが実行されるといった理想的な関係を示す直線である。L2は、データの精度を上げるためにメモリアクセスが頻繁に行われた結果、メモリ寿命が尽きた時点でまだCRG寿命が残っているケースを示す直線である。L3は、メモリ寿命を保つためにアクセス頻度を落とした結果、CRG寿命が尽きた時点まだメモリ寿命が残っているケースを示す直線である。
図中のnは、CRG寿命が尽きた時点でのメモリ書き換え回数とメモリ寿命との差を示している。すなわち、nは、メモリの書き換え回数のマージンを意味する。マージンnが大きすぎれば、そのメモリの品質は過剰品質といえ、コストダウンの対象として注目されよう。
メモリアクセス間隔決定部103は、メモリアクセス間隔カウンタ109のカウント値、メモリ寿命情報、CRG使用量情報及びCRG寿命情報から、以下のような判断を行う。なお、式(1)、(2)の各左辺は、メモリの消費率を示す。右辺は、消耗部品(CRG)の消耗率を示す。消費率や消耗率は、使用率と呼ばれてもよい。
式(1)が成立する場合、消耗部品の消耗率に対してメモリの消費率のほうが大きくなっており、メモリアクセスが頻繁に行われた状態(過剰状態)を示す。よって、メモリアクセス間隔決定部103は、アクセス間隔が今よりも広がるようメモリアクセス間隔情報を更新する。式(2)が成立する場合、消耗部品の消耗率に対してメモリの消費率のほうが小さくなっており、メモリアクセスが疎の状態(データの精度が相対的に低い)ことを示している。よって、メモリアクセス間隔決定部103は、アクセス間隔が今よりも狭くなるようメモリアクセス間隔情報を更新する。
ところで、メモリアクセスタイミングに制限がなければ、CRG使用の初期から終期までメモリアクセスの頻度を一定に制御することも可能である。この場合、直線L1と重なるようにメモリアクセス間隔を制御することで、CRGの寿命の尽きる時期とメモリ111の書き換え回数が上限になる時期との差がゼロとなる。しかし、実際には、画像形成装置の構成や電気的な制限(例:モータ駆動中はメモリアクセスできないなど)が存在するため、直線L1を実現することは極めて困難であろう。実際のメモリの書き換え回数とCRGの消耗量との関係は、図3が示すように、直線L4のようになる。
そこで、直線L4のように直線L1からずれたタイミングでメモリアクセスが発生した場合、メモリアクセスタイミング制御部108が、直線L1に近づくように次のメモリアクセスタイミングを制御すればよい。
データの精度を保つため、エンジン制御部が、プリント動作の終了時に、メモリデータの書き換えを実行する場合がある。プリントのジョブボリュームが少なく、図3の点Aに相当するタイミングでデータ更新が頻繁に実行されたと仮定する。この場合、点Aは、直線L1の上方に位置している(アクセス頻度が多い状態)ため、メモリアクセス間隔決定部103は、次のデータの更新が点bに相当するタイミングで実行されるよう、アクセス間隔を決定する。
しかし、次のジョブのプリントボリュームが大きければ、メモリアクセスタイミング制御部108は、点bに相当するタイミングでメモリ111への書き込みを許容できないと判定することがある。この場合、点bに相当するタイミングよりも遅いタイミング(プリントの終了時点[図中の点B])で、メモリアクセス部110は、データの書き換えを実行する。
ところが、点Bは、直線L1の下方に位置する(アクセス頻度が少ない状態)ため、メモリアクセス間隔決定部103は、次のメモリデータの更新タイミングが直線L1に近い点cとなるよう、アクセス間隔を更新(短い間隔)する。もし、次のジョブのプリントボリュームも大きければ、点cに相当するタイミングではデータを書き換えられず、プリント終了時(点Cに相当するタイミング)で書き換えが実行される。点dや点Dも同様である。
このように、CRG消耗量とメモリ書き換え回数との関係が理想的な関係に近づくよう、すなわち、CRGの寿命の尽きる時期とメモリ111の書き換え回数が上限になる時期との差が小さくなるよう、メモリアクセス間隔が設定されることが望ましい。
CRGの使用状況に応じてメモリ書き換え回数を十分に設定することが可能になる。また、可能な限りメモリアクセス頻度を増加させることで、データの精度を高く維持できる。
図4は、実施形態に係る画像形成装置の一例を示す概略断面図である。同図において感光ドラム301は静電潜像担持体の一例である。帯電ローラ302は、感光ドラム301の表面を一様に帯電させる帯電装置の一部である。感光ドラム301の表面のうち、感光ドラム301と帯電ローラ302の当接位置よりも回転方向下流側の位置(照射位置)には、発光部によって光ビーム303が照射されるようになっている。
発光部は、光ビーム303を発する半導体レーザ304と、光ビーム303を感光ドラム301の表面上に走査させるスキャナ305と、光ビーム303が感光ドラムの表面でスポットを形成するように調整する光学レンズ306とを備えている。発光部は、画像データに基づいて光ビーム303を照射することによって、感光ドラム301の表面に静電潜像を形成する。
静電潜像は、照射位置よりもさらに感光ドラム301の回転方向下流側で、感光ドラム301に当接するように配設された現像器307によってトナー像として現像される。現像器307は、上述したトナーカートリッジとして実現されているものとする。トナー像は、感光ドラム301の下方において、感光ドラム301に対向するように配設された転写ローラ308によって転写材たる用紙P上に転写される。トナー像の転写が行われる位置を転写位置と呼ぶことにする。用紙Pは、用紙カセット309内に収納されているが、手差しでも給紙が可能である。用紙カセット309の端部に配設された給紙ローラ310が、用紙カセット309内の用紙Pを搬送路へ送り込む。
給紙ローラ310と転写ローラ308の間の搬送路中には、用紙Pの斜行補正並びに感光ドラム301への画像形成と用紙搬送の同期をとるためのレジストローラ311が配設されている。レジストローラ311は、転写位置へ所定のタイミングで用紙Pを送り込む。なお、レジストローラ311と給紙ローラ310との間には、レジスト紙有無検知センサ312が配設されている。
未定着トナー像を転写された用紙Pは、さらに定着装置へと搬送される。定着装置は、内部に定着ヒータ(図示略)を有する定着ローラ313と、定着ローラ313に圧接するように配設された加圧ローラ314とを備えている。転写部から搬送されてきた用紙Pは、定着ローラ313と加圧ローラ314とにより形成された圧接部にて加圧しながら加熱することにより、未定着トナー像が定着される。圧接部の後方には、圧接部から用紙Pが排出されることを確認するための排紙紙有無検知センサ315が配設されている。さらに、排紙紙有無検知センサ315の後方には、排紙ローラ316が配設されている。排紙ローラ316は、トナー像の定着された用紙Pを排出する。
なお、感光ドラム301、帯電ローラ302、現像器307、不揮発性のメモリ111を一体化して、カートリッジ317として画像形成装置の本体に対して脱着可能である。なお、プロセスカートリッジとしては、感光ドラム301、帯電ローラ302、現像器307に加えて感光ドラムをクリーニングするクリーナー(不図示)を設ける構成にしても良い。
また、本実施形態において、コントローラ318は、前述した図1のメモリ111以外の部分を含んでいる。そして、ROM320に予め記憶されている制御プログラムに基づいて、上述した画像形成の動作や図1で説明した動作を制御する。
ここでは、CRGの寿命が、感光ドラム301表面の膜厚により定義されるものとする。感光ドラム301の表層は、帯電、現像、転写及びクリーニングを効果的に行うために複層構造を有している。表層は、プリント動作に従い次第に劣化してゆく。そして、表層の膜圧が、あるレベルを下回ると、印刷品質を維持できなくなる可能性がでてくる。このときの膜圧をCRG寿命が尽きたレベルとして定義する。したがって、本実施形態では、印刷動作に応じて膜厚などのCRG寿命を検知、測定または推定する処理部が必要となる。ただし、膜圧を直接的に測定することは難しいため、何らかの代替的な手段が必要となる。
例えば、CRG使用量計測部101は、感光ドラム301の回転速度、駆動時間又は電圧印加時間などの物理的パラメータから寿命の消耗量又は残量を算出してもよい。また、CRG使用量計測部101は、トナー容器内に設けられた複数の電極を用いてトナー容器内の残存トナーによる静電容量を検出し、検出された静電容量から寿命の消耗量又は残量を算出してもよい。
図5は、実施形態に係るメモリアクセス間隔決定処理の一例を示すフローチャートである。ステップS401で、メモリアクセス間隔決定部103は、メモリアクセス間隔カウンタ109のカウント値とメモリ寿命情報とから現在のメモリ消費率を算出する。ステップS402で、次にCRG使用量情報とCRG寿命情報からCRG消耗率を算出する。
ステップS403で、メモリアクセス間隔決定部103は、メモリ消費率とCRG消耗率を比較する。メモリ消費率がCRG消耗率より大きければ、メモリアクセス頻度が密であると判断できる。よって、ステップS404に進み、メモリアクセス間隔決定部103は、メモリアクセス間隔を現在のものより1ステップ増加(拡大)させる。これにより、アクセス頻度を少なくすることができる。一方、メモリ消費率がCRG消耗率以下であれば、アクセス頻度が疎であると判断できる。よって、ステップS405に進み、メモリアクセス間隔決定部103は、メモリアクセス間隔を削減(縮小)する。これにより、アクセス頻度が多くなる。なお、アクセス間隔の増加幅や削減幅は、一定であってもよいし、可変であってもよい。可変とする場合、メモリアクセス間隔決定部103は、例えば、上述した直線L1を基準としたずれ量に応じて増加幅や削減幅を決定する。
図6は、実施形態に係るメモリアクセスタイミング制御処理の一例を示すフローチャートである。メモリアクセスタイミング制御部108は、メモリアクセス要求が有るたびに、本フローチャートにしたがってアクセス制御を実行する。
ステップ501で、メモリアクセスタイミング制御部108は、メモリアクセス間隔記憶部107から読み出したメモリアクセス間隔とメモリアクセス間隔カウンタ109のカウント値を比較する。ここでは、メモリアクセス間隔がカウント値よりも大きいか否かが判定される。メモリアクセス間隔がカウント値よりも大きければ、メモリアクセスを許可できないため、ステップS502へ進む。ステップS502で、メモリアクセスタイミング制御部108は、メモリアクセス間隔カウンタ109を1だけインクリメントして処理を終える。
一方で、メモリアクセス間隔がカウント値以下であれば、ステップS503に進む。ステップS503で、メモリアクセスタイミング制御部108は、メモリアクセス間隔カウンタ109をゼロにリセットする。次に、ステップS504で、メモリアクセスタイミング制御部108は、メモリアクセス部110に対しメモリアクセスを指示する。メモリアクセス部110は、メモリに書き込み動作を行うとともに、メモリアクセス間隔カウンタ109のカウント値を1だけインクリメントする。
本実施形態によれば、消耗部品の寿命の尽きる時期と記憶部の書き換え回数が上限になる時期との差が小さくなるよう、アクセス回数と消耗部品の使用量とに応じて記憶部へのアクセスが制限される。これにより、消耗部品の寿命が尽きるまで記憶部の書き換え寿命を維持させつつ、かつデータの精度を可能な限り高めることが可能となる。これにより、書き込み寿命の短いより安価な記憶部を採用しやすくなる。
例えば、単位時間あたりに許容される記憶部へのアクセス回数であるアクセス間隔を、計数されたアクセス回数と計測された消耗部品の使用量とに応じて更新してもよい。より具体的には、メモリアクセス間隔決定部103が、消耗部品の消耗率の変化に応じて記憶部の消費率が変化するようアクセス間隔を決定することで、消耗部品の寿命が尽きるまで記憶部の書き換え寿命を維持させやすくなる。
なお、メモリアクセス間隔決定部103は、記憶部の消費率と消耗部品の消耗率とから算出された変化率と、記憶部の寿命と消耗部品の寿命とから決定された傾きとを比較する比較部を備えてもよい。ここで傾きとは、例えば、図3で示されるグラフの傾きを意味する。この場合、メモリアクセス間隔決定部103は、比較部における比較結果に基づいてアクセス間隔を決定する。これにより、メモリ書き換え回数とカートリッジの消耗量との対応関係が、理想的な直線L1に近づくようになろう。
[実施形態2]
実施形態1では、消耗部品の使用量(寿命の消耗量)を消耗部品の使用開始から常に検出できることを前提としていた。しかし、トナー容器内に設けられた電極を用いて検出された静電容量から消耗部品の使用量を推定する推定部が採用される場合もある(特開2000−275950号公報)。
実施形態1では、消耗部品の使用量(寿命の消耗量)を消耗部品の使用開始から常に検出できることを前提としていた。しかし、トナー容器内に設けられた電極を用いて検出された静電容量から消耗部品の使用量を推定する推定部が採用される場合もある(特開2000−275950号公報)。
静電容量検出型のCRG使用量推定部は、残存トナーが少なくなった場合の検出精度に優れている。また、静電容量検出型のCRG使用量推定部は、印字率の異なった複数の画像を形成した場合でも、正確にトナー残存量を検出できるメリットがある。なお、印字率は、単位面積あたりのトナー使用量である。一方で、静電容量検出型のCRG使用量推定部は、CRGの使用開始時など、トナーが十分に残存している状態では、検出精度が相対的に低い。このように、静電容量検出型のCRG使用量推定部は、消耗部品の寿命の始期おける推定精度が、消耗部品の寿命の終期おける推定精度よりも低いため、何らかの対策が必要となる。
図7は、CRGの使用量(消耗量)が所定量に達しなければ、CRG消耗量を精度良く検出できない推定部が採用されたときの、CRG寿命の消耗量の推移とメモリ寿命の消費量の推移とを示したグラフである。図2、図3と共通する事項についての説明は省略する。
CRGが使用されてから初期においては、CRG寿命の消耗量が検出されない。よって、消耗部品の寿命の途中(特に、CRG寿命の消耗量を精度良く検出可能となる検出開始ポイントX)から、静電容量検出型のCRG使用量推定部が機能する。
なお、直線L1上の点Zから横軸に対して垂線を下ろしたときの交点が検出開始ポイントXである。また、直線L1上の点Zから縦軸に対して垂線を下ろしたときの交点がYである。点Yは、メモリアクセス間隔の決定開始ポイントである。
この場合、原点O、点X、Y,Zを頂点とする四角形内では、上述した理由から、CRGの寿命の消耗量に基づいてはメモリアクセス間隔を調整できない。とりわけ、CRGの寿命の消耗量が検出開始ポイントXを超えるまでに、メモリ書き換え回数がメモリアクセス間隔の決定開始ポイントを越えてしまうおそれがある。このように、メモリアクセス間隔が短すぎると、CRGの寿命が尽きる前にメモリの寿命が尽きてしまう。
図8は、実施形態に係る画像形成装置の制御部の一部を示したブロック図である。実施形態2では、CRGに関する検出開始ポイントXに到達する前までは、印刷枚数を用いて消耗部品の使用量を推定する。
物理特性検出部701は、消耗部品の物理的特性の変化を検出する検出部の一例である。ここでは、物理特性検出部701は、CRGの静電容量を検出するものとする。なお、CRG使用量計測部101は、検出された物理的特性の変化から消耗部品の使用量を推定する第1推定部の一例である。
枚数カウンタ702は、画像形成装置における画像形成枚数をカウントするカウンタである。CRG使用量推定部703は、カウントされた画像形成枚数から消耗部品の使用量を推定する第2推定部の一例である。消耗部品の寿命の途中までは、CRG使用量推定部703により決定された使用量が採用され、消耗部品の寿命の途中以降(ポイントX以降)は、CRG使用量計測部101により決定された使用量が採用される。
例えば、CRG寿命が100,000枚であり、CRG使用量の検出開始ポイントXがCRG消耗率75%に相当するものと仮定する。さらに、CRG使用量の検出開始ポイントXに到達したとときの画像形成枚数を
100,000×(75÷100)=75,000(枚)
と仮定する。実際には、画像形成時の印字率や1ジョブでの連続画像形成枚数などによって、検出開始ポイントXに到達したとときの画像形成枚数にはバラツキが生じる。しかし、これは、CRG使用量検出不能期間の仮の目安として使用される指標にすぎないので、十分であろう。
100,000×(75÷100)=75,000(枚)
と仮定する。実際には、画像形成時の印字率や1ジョブでの連続画像形成枚数などによって、検出開始ポイントXに到達したとときの画像形成枚数にはバラツキが生じる。しかし、これは、CRG使用量検出不能期間の仮の目安として使用される指標にすぎないので、十分であろう。
同様にメモリの書き換え寿命が1,000,000回であると仮定する。この場合、メモリアクセス間隔の決定開始タイミングは、
1,000,000×(75÷100)=750,000(回)
となる。
1,000,000×(75÷100)=750,000(回)
となる。
さらに、CRG使用量が検出不能な期間中は、メモリアクセス間隔を
750,000÷75,000=10(回/枚)
とする。すなわち、メモリアクセスタイミング制御部108は、1枚あたり10回のメモリアクセスだけが実行されるよう制限する。
750,000÷75,000=10(回/枚)
とする。すなわち、メモリアクセスタイミング制御部108は、1枚あたり10回のメモリアクセスだけが実行されるよう制限する。
CRG使用量計測部101によるCRG使用量が検出開始ポイントXに到達する前に、メモリ書き換え回数がメモリアクセス間隔の決定開始ポイントYを越えてしまうことも予想される。例えば、印字率の低いプリントを繰り返した場合や、1プリントジョブあたりのプリントボリュームが大きい場合などでは、CRGの寿命の消耗率が低下してしまうため、このような現象が発生する。この場合、CRG使用量計測部101によるCRG使用量が検出開始ポイントVに到達するまでは、メモリアクセス間隔決定部103は、メモリアクセス間隔を通常より疎にする。つまり10(回/枚)よりも少ない値にする。
図9は、実施形態に係るメモリアクセス間隔決定処理の一例を示すフローチャートである。すでに説明した個所には同一の参照符号を付すことで、説明を簡潔にする。
ステップS801で、CRG使用量計測部101は、CRG使用量計測部101が計測したCRG使用量が検出開始ポイントXを超えているか否かを判定する。超えていれば、上述したステップS401以降に進む。一方で、超えていなければ、ステップS802へ進む。
ステップS802で、CRG使用量計測部101は、枚数カウンタ702によりカウントされた印刷枚数が、所定の閾値(例:750,000枚)を越えているか否かを判定する。既に750,000枚を越えていれば、ステップS404に進む。これにより、メモリアクセス間隔が現在の値よりも拡大される。
一方、印刷枚数が、750,000枚を越えていなければ、ステップS803に進む。ステップS803で、メモリアクセス間隔決定部103は、メモリアクセスカウンタ105のカウント値をメモリ寿命で除算することでメモリ消費率を算出する。ステップS804で、CRG使用量推定部703は、印刷枚数を基礎とするCRG使用量を推定し、CRG使用量記憶部102へ書き込む。例えば、CRG使用量推定部703は、印刷枚数をCRG寿命に相当する枚数(例:100,000枚)で除算することで、印刷枚数を基礎とするCRG使用量である、枚数消費率を算出する。
ステップS805で、メモリアクセス間隔決定部103は、メモリ消費率が枚数消費率を超えているか否かを判定する。超えていれば、上述したステップS404に進む。これにより、アクセス間隔が拡大される。超えていなければ、上述したステップS405へ進む。これにより、アクセス間隔が縮小される。
以上説明したように、メモリアクセス間隔決定部103は、消耗部品の寿命の途中までは、印刷枚数に基づいて決定された使用量を採用する。そして、消耗部品の寿命の途中以降になると、メモリアクセス間隔決定部103は、物理的特性に基づいて決定された使用量を採用する。なお、メモリアクセス間隔決定部103もアクセス制御部の一部である。よって、消耗部品の寿命の始期おける推定精度が消耗部品の寿命の終期おける推定精度よりも低い場合であっても、実施形態1と同様の効果を期待できる。
なお、印刷枚数をカウントすることは、代替手段の一例にすぎない。CRG使用量推定部703は、感光ドラムの回転時間と帯電高圧の印加時間とから、感光ドラムの膜圧の削れ量を算出し、算出した削れ量をCRG使用量として採用してもよい。
101‥‥CRG使用量計測部
102‥‥CRG使用量記憶部
103‥‥メモリアクセス間隔決定部
104‥‥メモリ寿命記憶部
105‥‥メモリアクセスカウンタ
106‥‥CRG寿命記憶部
107‥‥メモリアクセス間隔記憶部
108‥‥メモリアクセスタイミング制御部
109‥‥メモリアクセスカウンタ
110‥‥メモリアクセス部
111‥‥メモリ
102‥‥CRG使用量記憶部
103‥‥メモリアクセス間隔決定部
104‥‥メモリ寿命記憶部
105‥‥メモリアクセスカウンタ
106‥‥CRG寿命記憶部
107‥‥メモリアクセス間隔記憶部
108‥‥メモリアクセスタイミング制御部
109‥‥メモリアクセスカウンタ
110‥‥メモリアクセス部
111‥‥メモリ
Claims (8)
- 情報を記憶するメモリを備えたユニットが着脱可能な画像形成装置であって、
前記メモリの使用量に関する第一情報を取得する第一取得手段と、
前記ユニットの使用量に関する第二情報を取得する第二取得手段と、
前記第一情報と前記第二情報に基づき前記メモリへのアクセス間隔を制御する制御手段と
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記第一情報と前記第二情報の比較結果に従って前記アクセス間隔を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記第一情報は、前記メモリの消費率に関する情報であり、前記第二情報は、前記ユニットの消耗度に関する情報であり、
前記制御手段は、前記第一情報に対応した値が前記第二情報に対応した値より大きい場合のアクセス間隔を、前記第一情報に対応した値が前記第二情報に対応した値より小さい場合のアクセス間隔より短く制御することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記ユニットは、トナーを収容しており、
前記制御手段は、前記ユニットに収容されたトナーの量が少ない場合における前記アクセス間隔を前記ユニットに収容されたトナーの量が多い場合におけるアクセス間隔よりも短く制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記ユニットは、トナーを収容しており、
前記画像形成装置は、更に前記トナーで画像を形成する画像形成部を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記第二情報は、前記画像形成部によって画像が形成された記録材の枚数に関する情報を含むことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記ユニットは、トナーを収容しており、
前記第二情報は、前記ユニットに収容されるトナーの量に関する情報を含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記アクセス間隔は、前記メモリに対してデータを書き換える間隔であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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