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JP5374489B2 - 発電設備 - Google Patents
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Description

本発明は、複数の過給機に連結された複数の発電機による発電を制御する発電設備に関するものである。
例えば、船舶は、推進用として複数のディーゼルエンジンが搭載されており、このディーゼルエンジンは、過給機(ターボチャージャー)を有している。そして、省エネルギ化の観点から複数台の過給機のうちの少なくとも1台に、排気ガスのエネルギを電力として回収する発電機を連結した発電設備が考えられている。
例えば、下記特許文献1に記載された過給装置では、エンジン運転中に排気タービン過給機と並列運転状態とされるハイブリッド排気タービン過給機を設け、ハイブリッド排気タービン過給機の回転数と排気タービン過給機の回転数とが一致するように発電機の発電量を制御している。また、下記特許文献2に記載された電力変換装置では、複数台の発電機を昇圧回路と逆流防止ダイオードを介して直流で接続し、インバータ1台で電力系統に電力を供給するように構成している。
特開2009−257098号公報 特開2003−009537号公報
上述した各特許文献には、ハイブリッド排気タービン過給機の回転数と排気タービン過給機の回転数とが一致するように発電機の発電量を制御すること、複数台の発電機を昇圧回路と逆流防止ダイオードを介して直流で接続して1台のインバータで制御することが記載されている。ところが、複数のディーゼルエンジンは、その回転数がばらつくことから安定した発電量を確保することが困難となる。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、安定した電力を発電可能な発電設備を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の発電設備は、複数の排ガス発生源と、該複数の排ガス発生源からの排ガスにより駆動する複数の過給機と、該複数の過給機に接続される複数の発電機と、該複数の発電機により発電された交流電力を直流電力に変換する複数のコンバータと、該複数のコンバータから出力された直流電力を交流電力に変換する一つのインバータと、該インバータからの交流電力に応じて前記複数の排ガス発生源または前記複数の過給機を制御する制御装置と、を備えることを特徴とするものである。
従って、インバータからの交流電力が所望の電力となるように複数の排ガス発生源または複数の過給機を制御することで、安定した電力を発電することができる。
本発明の発電設備では、前記複数の排ガス発生源はエンジンであり、前記制御装置は、前記インバータからの交流電力が一定となるように前記エンジンを制御することを特徴としている。
従って、エンジンの吸入空気量、燃料供給量、点火時期、回転数などを制御することで、安定した電力を発電することができる。
本発明の発電設備では、前記複数の過給機は可変容量式の過給機であり、前記制御装置は、前記インバータからの交流電力が一定となるように前記過給機における過給圧を制御することを特徴としている。
従って、可変容量式の過給機における排ガス量や流速などを調整して過給圧を制御することで、安定した電力を発電することができる。
本発明の発電設備によれば、複数の排ガス発生源からの排ガスにより駆動する複数の過給機を設けると共にこの各過給機に複数の発電機を接続し、複数の発電機により発電された交流電力を直流電力に変換する複数のコンバータと、この直流電力を交流電力に変換する一つのインバータと、インバータからの交流電力に応じて複数の排ガス発生源または複数の過給機を制御する制御装置とを設けるので、安定した電力を発電することができる。
図1は、本発明の実施例1に係る発電設備の概略構成図である。 図2は、本発明の実施例2に係る発電設備の概略構成図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る発電設備の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではなく、また、実施例が複数ある場合には、各実施例を組み合わせて構成するものも含むものである。
図1は、本発明の実施例1に係る発電設備の概略構成図である。
実施例1の発電設備は、図示しない船舶に搭載されるものである。図1に示すように、2台のディーゼルエンジン(排ガス発生源)11,31は、重油を燃料として駆動するものであり、船舶を航行させるための推進用として機能する。即ち、各ディーゼルエンジン11,31は、図示しないクランク軸にプロペラ軸12,32が連結され、プロペラ軸12,32にスクリュープロペラ13,33が取付けられている。
2台の過給機14,34は、各ディーゼルエンジン11,31に装着されるものであり、タービン15,35とコンプレッサ16,36が回転軸17,37により連結されて構成されている。従って、各過給機14,34にて、各ディーゼルエンジン11,31の排気通路18,38から排出される排ガスにより各タービン15,35が回転すると、回転軸17,37により連結された各コンプレッサ16,36が回転することで過給し、各ディーゼルエンジン11,31の吸気通路19,39に送り込むことができる。
そして、各過給機14,34は、同軸上に発電機20,40が接続されている。この発電機20,40は、回転軸21,41が各過給機14,34の回転軸17,37に直結している。従って、各過給機14,34が駆動すると、各発電機20,40が交流電力を出力することができる。
電力変換器51は、各発電機20,40が発電した電力を整流して出力するものであり、コンバータ22,42、DCリンク23、インバータ24を有している。即ち、コンバータ22,42は、発電機20,40に接続されており、この発電機20,40が出力した交流電力を整流して直流電力に変換する。また、コンバータ22,42は、DCリンク23を介してインバータ24に接続されており、DCリンク23にコンデンサ25が設けられている。DCリンク23は、コンバータ22,42が変換した直流電力を充電することができ、このコンデンサ25に蓄えた直流電力をインバータ24に出力する。インバータ24は、コンバータ22,42が変換した直流電力を所定の(例えば、60Hz、450V)交流電力に変換するものである。
この場合、電力変換器51は、2つの発電機20,40が発電した電力を整流して出力するものであり、2つのコンバータ22,42がDCリンク23を介して1つのインバータ24に接続されている。そして、インバータ24は、出力系統26に接続されており、この出力系統26には複数の補機27,28,29・・・が接続されている。
コンバータコントローラ52は、各コンバータ22,42を制御可能であり、インバータコントローラ53は、インバータ24を制御可能である。メインコントローラ54は、コンバータコントローラ52及びインバータコントローラ53を制御可能である。
従って、メインコントローラ54は、コンバータコントローラ52に対して直流バス電圧指令を出力し、インバータコントローラ53に対して発電出力指令を出力する。ここで、インバータコントローラ53は、メインコントローラ54からの発電出力指令に基づいてインバータ24により出力される電力の制御を行うが、インバータ24には2つのコンバータ22,42からの電力が供給されることから、コンバータコントローラ52は、直流バス電圧が一定となるように各コンバータ22,42を制御する。
コンバータコントローラ52は、各コンバータ22,42に対して発電出力制御、出力トルク制御、回転数制御を行うことができる。ここで、コンバータコントローラ52は、例えば、発電機20,40の回転数が高い方に対して、発電出力が大きくなるよう各コンバータ22,42を制御する。即ち、コンバータコントローラ52は、回転数の高い発電機側のコンバータに対して指令回転数を下げたり、指令トルクを上げたりする。また、コンバータコントローラ52は、例えば、発電機20,40の出力トルクが小さい方に対して、発電出力が大きくなるよう各コンバータ22,42を制御する。即ち、コンバータコントローラ52は、トルクが小さい発電機側のコンバータに対して指令回転数を下げたり、指令トルクを上げたりする。
この場合、各コンバータ22,42は、電圧PWM形式であって、直流バスの間に逆流防止ダイオードが配置されており、並列されているコンバータ22,42間の横流を防止することができる。但し、コンバータコントローラ52が各コンバータ22,42を高精度に制御可能であれば、この逆流防止ダイオードは不要となる。
即ち、本実施例では、メインコントローラ54は、インバータ24から出力される交流電力に応じてコンバータ22,42を制御している。つまり、メインコントローラ54は、インバータ24から出力される交流電力がほぼ一定となるようにコンバータ22,42を制御している。
このように実施例1の発電設備にあっては、複数のディーゼルエンジン11,31と、この複数のディーゼルエンジン11,31の排ガスにより駆動する複数の過給機14,34と、この複数の過給機14,34に接続される複数の発電機20,40と、複数の発電機20,40により発電された交流電力を直流電力に変換する複数のコンバータ22,42と、この複数のコンバータ22,42から出力された直流電力を交流電力に変換する一つのインバータ24と、インバータ24からの交流電力に応じてコンバータ22,42を制御するメインコントローラ54とを設けている。
従って、電力変換器51として1つのインバータ24だけでよく、構成の簡素化、省スペース化、低コスト化を可能とすることができる。また、インバータ24からの交流電力に応じてコンバータ22,42を制御することで、安定した電力を発電することができる。
図2は、本発明の実施例2に係る発電設備の概略構成図である。なお、上述した実施例と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
実施例2の発電設備は、図2に示すように、2台のディーゼルエンジン11,31と、2台の過給機61,71と、発電機20,40と、電力変換器51とを有している。
ここで、本実施例の過給機61,71は、各ディーゼルエンジン11,31に装着されるものであり、タービン15,35とコンプレッサ16,36が回転軸17,37により連結されて構成されている。また、この過給機61,71は、可変容量式の過給機であって、タービン15,35に導入される排ガスの容量が制御可能な可変ノズル機構(ノズルベーン)62,72が設けられている。この可変ノズル機構62,72は、図示しないが、アクチュエータを駆動することによりドライブリングを回転させることで、レバープレートが揺動してノズルベーンの翼角を変化させ、タービン15,35に導入される排ガスの容量を調整することができる。
従って、各過給機61,71にて、各ディーゼルエンジン11,31の排気通路18,38から排出される排ガスにより各タービン15,35が回転すると、回転軸17,37により連結された各コンプレッサ16,36が回転することで過給し、各ディーゼルエンジン11,31の吸気通路19,39に送り込むことができる。このとき、可変ノズル機構62,72によりタービン15,35に導入される排ガスの容量を調整し、各ディーゼルエンジン11,31へ送り込む吸気量、つまり、過給圧を調整することができる。
そして、各過給機61,71は、同軸上に発電機20,40が接続されている。この発電機20,40は、回転軸21,41が各過給機61,71の回転軸17,37に直結している。従って、各過給機61,71が駆動すると、各発電機20,40が交流電力を出力することができる。
電力変換器51は、各発電機20,40が発電した電力を整流して出力するものであり、コンバータ22,42、DCリンク23、インバータ24を有している。そして、インバータ24は、出力系統26に接続されており、この出力系統26には複数の補機27,28,29・・・が接続されている。
コンバータコントローラ52は、各コンバータ22,42を制御可能であり、インバータコントローラ53は、インバータ24を制御可能である。メインコントローラ54は、コンバータコントローラ52及びインバータコントローラ53を制御可能であると共に、各ディーゼルエンジン11,31、各過給機61,71(可変ノズル機構62,72)を制御可能である。
従って、メインコントローラ54は、コンバータコントローラ52に対して直流バス電圧指令を出力し、インバータコントローラ53に対して発電出力指令を出力する。ここで、インバータコントローラ53は、メインコントローラ54からの発電出力指令に基づいてインバータ24により出力される電力の制御を行うが、インバータ24には2つのコンバータ22,42からの電力が供給されることから、コンバータコントローラ52は、直流バス電圧が一定となるように各コンバータ22,42を制御する。
また、本実施例では、メインコントローラ54は、インバータ24から出力される交流電力に応じてディーゼルエンジン11,31や過給機61,71(可変ノズル機構62,72)を制御している。つまり、メインコントローラ54は、インバータ24から出力される交流電力がほぼ一定となるようにディーゼルエンジン11,31や過給機61,71の可変ノズル機構62,72を制御している。
即ち、メインコントローラ54は、インバータ24から出力される交流電力がほぼ一定となるようにインバータコントローラ53及びコンバータコントローラ52を制御している。しかし、ディーゼルエンジン11,31の駆動力は、船舶の推進力にも用いられていることから、その駆動力が変動し、発電機20,40の回転数、つまり、発電量が変動する。
そのため、メインコントローラ54は、発電機20,40の回転数が変動しないように、船舶の推進力が変動しない範囲内でディーゼルエンジン11,31を制御する。このディーゼルエンジン11,31の制御内容としては、例えば、吸入空気量、燃料供給量、点火時期、回転数などである。
また、メインコントローラ54は、発電機20,40の回転数が変動しないように、船舶の推進力が変動しない範囲内で過給機61,71における過給圧を制御する。即ち、メインコントローラ54は、可変ノズル機構62,72によりタービン15,35に導入される排ガスの容量を調整することで、各ディーゼルエンジン11,31へ送り込む吸気量、つまり、過給圧を調整する。
このように実施例2の発電設備にあっては、複数のディーゼルエンジン11,31と、この複数のディーゼルエンジン11,31の排ガスにより駆動する複数の過給機61,71と、この複数の過給機61,71に接続される複数の発電機20,40と、複数の発電機20,40により発電された交流電力を直流電力に変換する複数のコンバータ22,42と、この複数のコンバータ22,42から出力された直流電力を交流電力に変換する一つのインバータ24と、インバータ24からの交流電力に応じてコンバータ22,42を制御するメインコントローラ54とを設けている。
従って、電力変換器51として1つのインバータ24だけでよく、構成の簡素化、省スペース化、低コスト化を可能とすることができる。また、インバータ24からの交流電力に応じてコンバータ22,42を制御することで、安定した電力を発電することができる。
また、実施例2の発電設備では、メインコントローラ54は、インバータ24からの交流電力に応じて複数のディーゼルエンジン11,31や複数の過給機61,71を制御している。従って、インバータ24からの交流電力が所望の電力となるようにディーゼルエンジン11,31や過給機61,71を制御することで、安定した電力を発電することができる。
この場合、メインコントローラ54は、ディーゼルエンジン11,31の吸入空気量、燃料供給量、点火時期、回転数などを制御することで、安定した電力を発電することができる。また、過給機61,71は、可変容量式であることから、メインコントローラ54は、過給機61,71における可変ノズル機構62,72を制御することで、過給圧を調整しており、排ガス量や流速などを調整して過給圧を制御することで、安定した電力を発電することができる。
なお、上述した各実施例にて、複数の排ガス発生源として2台のディーゼルエンジン11,31を適用し、2つの過給機14,34,61,71を設けたが、それぞれ2つに限定されるものではなく、3つ以上であってもよい。また、排ガス発生源はディーゼルエンジンに限るものではなく、このディーゼルエンジンにおける各気筒であってもよく、気筒ごとに過給機を配置してもよい。更に、排ガス発生源はディーゼルエンジンに限らず、排ガスを発生するものであればよく、ガスタービンなどであってもよい。
本発明に係る発電設備は、インバータからの交流電力に応じて複数の排ガス発生源を制御することで、安定した電力を発電可能とするものであり、いずれの発電設備にも適用することができる。
11,31 ディーゼルエンジン(排ガス発生源)
14,34,61,71 過給機
20,40 発電機
22,42 コンバータ
23 DCリンク
24 インバータ
51 電力変換器
52 コンバータコントローラ
53 インバータコントローラ
54 メインコントローラ

Claims (3)

  1. 複数の排ガス発生源と、
    該複数の排ガス発生源からの排ガスにより駆動する複数の過給機と、
    該複数の過給機に接続される複数の発電機と、
    該複数の発電機により発電された交流電力を直流電力に変換する複数のコンバータと、
    該複数のコンバータから出力された直流電力を交流電力に変換する一つのインバータと、
    該インバータからの交流電力に応じて前記複数の排ガス発生源または前記複数の過給機を制御する制御装置と、
    を備えることを特徴とする発電設備。
  2. 前記複数の排ガス発生源はエンジンであり、前記制御装置は、前記インバータからの交流電力が一定となるように前記エンジンを制御することを特徴とする請求項1に記載の発電設備。
  3. 前記複数の過給機は可変容量式の過給機であり、前記制御装置は、前記インバータからの交流電力が一定となるように前記過給機における過給圧を制御することを特徴とする請求項1に記載の発電設備。
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