JP5381393B2 - 静電荷現像用キャリア、静電荷現像用現像剤、静電荷現像用現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
更に、芯材の比表面積と内部空隙率を規定したキャリア(例えば、特許文献4参照)が提案されている。
更にまた、磁性体粒子(芯材)をシクロアルキル基を有する樹脂を含有する被覆層で被覆したキャリア(例えば、特許文献5参照)が提案されている。
即ち、請求項1に係る発明は、
ストロンチウムを0.1質量%以上1.0質量%以下含有し、BET比表面積が0.13m2/g以上0.23m2/g以下であるフェライト粒子と、
該フェライト粒子と接触して該フェライト粒子を被覆する被覆層であって、シクロアルキル基を有する樹脂を含有する被覆層と、
を有する静電荷現像用キャリアである。
前記シクロアルキル基を有する樹脂が、シクロアルキルアクリレート及びシクロアルキルメタクリレートから選択される少なくとも一方と、メチルメタクリレート及びメタクリレートから選択される少なくとも一方と、の共重合体である請求項1に記載の静電荷現像用キャリアである。
トナーと、請求項1又は請求項2に記載の静電荷現像用キャリアと、を含有する静電荷現像用現像剤である。
画像形成装置に脱着され、請求項3に記載の静電荷現像用現像剤を収納した静電荷現像用現像剤カートリッジである。
請求項3に記載の静電荷現像用現像剤を収納すると共に、静電潜像保持体表面に形成された静電潜像を該現像剤により現像してトナー像を形成する現像手段と、
静電潜像保持体、該静電潜像保持体表面を帯電させるための帯電手段、及び該静電潜像保持体表面に残存したトナーを除去するための清掃手段からなる群より選ばれる少なくとも1つと、を備えるプロセスカートリッジである。
静電潜像保持体と、該静電潜像保持体表面を帯電する帯電手段と、前記静電潜像保持体表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、請求項3に記載の静電荷現像用現像剤により該静電潜像を現像してトナー像を形成する現像手段と、該トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、該記録媒体に該トナー像を定着する定着手段と、を備える画像形成装置である。
請求項2に係る発明によれば、被覆層がシクロアルキル基アクリレートと、メチルメタクリレート及びメタクリレートから選択される少なくとも何れかとの共重合体を含有しない場合に比べて、帯電量の変化の抑制が維持される。
請求項4に係る発明によれば、キャリアにおけるフェライト粒子のストロンチウム含有量、及びBET比表面積を特定の範囲にせず、かつ被覆層の樹脂としてシクロアルキル基を有する樹脂を適用しなかった場合に比べ、現像剤の帯電量の変化が抑制される静電荷現像用現像剤を現像手段に供給する静電荷現像用現像剤カートリッジが提供される。
請求項6に係る発明によれば、フェライト粒子のストロンチウム含有量、及びBET比表面積を特定の範囲にし、かつ被覆層の樹脂としてシクロアルキル基を有する樹脂を適用たキャリアを含有する現像剤を用いなかった場合に比べ、カブリの発生を抑制する画像形成装置が提供される。
本実施形態に係る静電荷現像用キャリア(以下、「本実施形態に係るキャリア」という場合がある。)は、ストロンチウムを0.1質量%以上1.0質量%以下含有し、BET比表面積が0.13m2/g以上0.23m2/g以下であるフェライト粒子と、該フェライト粒子を被覆し、シクロアルキル基を有する樹脂を含有する被覆層と、を有することを特徴とする。但し、本実施形態では、シクロアルキル基を有する樹脂を含有する被覆層がフェライト粒子と接触する。
ストロンチウムは、従来のフェライト粒子を構成する物質の中でも、第一イオン化エネルギーが低く、第1イオン化エネルギーと第2イオン化エネルギーとの和が大きいため、被覆層を構成する樹脂との電界移動が容易に起こるが、電界移動による影響が小さいという特性を有している。この電界移動による影響が小さいという特性がチャージアップの抑制に寄与していると考えられる。また、ストロンチウムは、電荷リークが起こしにくいため、帯電の減衰が生じにくいと考えられる。その結果、例えば、強い攪拌状態から弱い攪拌状態に変化しても帯電の変化が抑制されると考えられる。
上記の条件での蛍光X線による測定によりストロンチウムの検量線を作成し、該検量線により、前記フェライト粒子におけるストロンチウムの含有量を定量的に測定する。
シクロアルキル基を有する樹脂は、極性が小さく、トナーとの電荷交換が行われにくいために、チャージアップ現象が生じにくいと考えられる。また、シクロアルキル基を有する樹脂とストロンチウムを含むフェライト粒子とが接触することで、シクロアルキル基を有する樹脂が帯電しても、電界移動による影響が小さいフェライト粒子へ電荷が移動し、過度に現像剤が攪拌されてもチャージアップが起こりにくいと考えられる。さらに、シクロヘキシル基は疎水性が高い基であるため、シクロアルキル基を有する樹脂を含有する被覆層を有することにより水分の影響を受けにくくなると考えられる。
本実施形態におけるフェライト粒子は、ストロンチウムを0.1質量%以上1.0質量%以下含有し、BET比表面積が0.13m2/g以上0.23m2/g以下のフェライト粒子である。ここで、フェライトとは一般的に下記式(1)で表されるものである。
(MO)X(Fe2O3)Y ・・・ 式(1)
上記式(1)においてX、Yは質量モル比を示し、かつ、X+Y=100を満たす。
以下、本実施形態におけるフェライト粒子の製造方法の一例を示す。
原料となる金属酸化物または金属塩の粉末を混合し、ロータリーキルン等を用いて仮焼成を行い仮焼成物を得る。ここで、原料となる金属酸化物または金属塩としては、Fe2O3、MnO2、SrCO3、Mg(OH)2等が挙げられ、例えば、SrCO3の量を調整することによりフェライト粒子におけるストロンチウムの含有量を0.1質量%以上1.0質量%以下とする。
また、仮焼成の温度は800℃以上1000℃以下が挙げられ、仮焼成の時間は6時間以上10時間以下が挙げられる。
次に粉砕した仮焼成物をスプレードライヤーにて造粒し、乾燥させる。この乾燥した仮焼成物を再び仮焼成(再仮焼成)し、含有有機物を除去して再仮焼成物を得る。再仮焼成の温度は800℃以上1000℃以下が挙げられ、再仮焼成の時間は5時間以上10時間以下が挙げられる。
本焼成物は、引き続き、解砕工程、分級工程を経て、フェライト粒子が得られる。
本実施形態に係るキャリアは、前記フェライト粒子を被覆する被覆層であって、シクロアルキル基を有する樹脂を含有する被覆層を有する。
前記シクロアルキル基を有する樹脂としては、(1)シクロアルキル基を含むモノマーの単独重合体、(2)シクロアルキル基を含むモノマーを2種以上重合した共重合体、(3)シクロアルキル基を含むモノマーとシクロアルキル基を含まないモノマーとの共重合体が挙げられる。
前記(1)乃至(3)において、シクロアルキル基としては、例えば、3員環乃至10員環のシクロアルキル基が挙げられる。具体的には、シクロヘキシル基、シクロペンチル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、シクロノニル基、シクロデシル基が挙げられ、シクロヘキシル基、シクロペンチル基が好ましい。
特に、前記シクロアルキル基を有する樹脂としては、前記(3)シクロアルキル基を含むモノマーとシクロアルキル基を含まないモノマーとの共重合体であることが好ましく、シクロアルキルアクリレート及びシクロアルキルメタクリレートから選択される少なくとも一方と、メチルメタクリレート及びメタクリレートから選択される少なくとも一方との共重合体であることがより好ましく、シクロアルキルアクリレートと、メチルメタクリレート及びメタクリレートから選択される少なくとも一方との共重合体が更に好ましい。前記シクロアルキル基がシクロアルキルアクリレートと、メチルメタクリレート及びメタクリレートから選択される少なくとも一方との共重合体であると、帯電量の変化の抑制が維持される。この効果は、被覆層とフェライト粒子との密着性が向上するためと考えられる。
尚、前記重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)を用いて測定した。GPCは、HLC−8120GPC、SC−8020(東ソー(株)社製)を用い、カラムは、TSKgel、SuperHM−H(東ソー(株)社製、6.0mmID×15cm)を2本用い、溶離液としてTHF(テトラヒドロフラン)を用いた。実験条件としては、試料濃度を0.5質量%、流速を0.6ml/min、サンプル注入量を10μl、測定温度を40℃とし、IR検出器を用いて実験を行った。また、検量線は東ソー社製「polystylene標準試料TSK standard」:「A−500」、「F−1」、「F−10」、「F−80」、「F−380」、「A−2500」、「F−4」、「F−40」、「F−128」、「F−700」の10サンプルから作製した。
ここで、上記被覆率は以下の方法によって測定される。
X線電子分光分析装置として、日本電(株)製 ESCA−9000MXを用い、キャリアを試料ホルダーに固定し、ESCAのチャンバー内に挿入する。チャンバーの真空度を1×10−6Pa以下とし、励起源としてはMg−Kαを用い、出力を200Wとする。以上の条件下で、磁性体粒子及びキャリアのXPSスペクトルを測定し、検出された元素のFeピーク(2p3/2)の面積強度の比から被覆率を算出する。
被覆率=F2/F1×100
(F1:磁性体粒子のFe面積強度,F2:キャリアのFe面積強度)
より具体的には、前記フェライト粒子を前記被覆層形成用溶液に浸漬する浸漬法、前記被覆層形成用溶液を前記フェライト粒子の表面に噴霧するスプレー法、ニーダーコーター中で前記フェライト粒子と前記被覆層形成用溶液とを混合し、溶剤を除去するニーダーコーター法などが挙げられる
本実施形態に係る静電荷現像用現像剤(以下、「本実施形態に係る現像剤」という。)は、トナー及び既述の本実施形態に係るキャリアを含んで構成されるいわゆる二成分現像剤である。以下、本実施形態に用いるトナーについて説明する。
本実施形態に用いるトナーは、特に制限されないが、少なくとも結着樹脂、着色剤、離型剤を含有するトナーが挙げられる。
例えば、着色剤としてマグネタイト、フェライト等の磁性粉、カーボンブラック、アニリンブルー、カルイルブルー、クロムイエロー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイルレッド、キノリンイエロー、メチレンブルークロリド、フタロシアニンブルー、マラカイトグリーンオキサレート、ランプブラック、ローズベンガル、C.I.ピグメント・レッド48:1、C.I.ピグメント・レッド122、C.I.ピグメント・レッド57:1、C.I.ピグメント・イエロー97、C.I.ピグメント・イエロー17、C.I.ピグメント・ブルー15:1、C.I.ピグメント・ブルー15:3等が挙げられる
また、本実施形態に用いるトナーには、シリカ、酸化チタン、メタチタン酸、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、アルミナ、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、酸化クロム、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム等の公知の外添剤を外添させてもよい。
本実施形態に係る静電荷現像用現像剤カートリッジ(以下、「本実施形態に係るカートリッジ」という場合がある。)は、画像形成装置に脱着され、既述の本実施形態に係る現像剤を収納したことを特徴とする。この構成にすることにより、本実施形態に係る現像剤が画像形成装置の現像手段に供給される。従って、後述するように、現像手段において、現像剤を過度に攪拌しても、現像剤の帯電量の変化が抑制される。
上記の現像器内で攪拌され続けるトナーは、帯電量が高くなり、現像されにくくなる。そのため、高帯電トナーについては、画像形成装置内でパラメーター調整を行い現像するのが一般的である。
以下、図を用いて、本実施形態に係る画像形成装置について説明する。
また、各ユニット10Y、10M、10C、10Kの現像装置(現像手段)4Y、4M、4C、4Kのそれぞれには、現像剤カートリッジ8Y、8M、8C、8Kに収容されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色の現像剤が供給される。
尚、1次転写ローラ5Yは、中間転写ベルト20の内側に配置され、感光体1Yに対向した位置に設けられている。更に、各1次転写ローラ5Y、5M、5C、5Kには、1次転写バイアスを印加するバイアス電源(図示せず)がそれぞれ接続されている。各バイアス電源は、図示しない制御部による制御によって、各1次転写ローラに印加する転写バイアスを可変する。
感光体1Yは、導電性(20℃における体積抵抗率:1×10−6Ωcm以下)の基体上に感光層を積層して形成されている。この感光層は、通常は高抵抗(一般の樹脂程度の抵抗)であるが、レーザ光線3Yが照射されると、レーザ光線が照射された部分の比抵抗が変化する性質を持っている。そこで、帯電した感光体1Yの表面に、図示しない制御部から送られてくるイエロー用の画像データに従って、露光装置3を介してレーザ光線3Yを出力する。レーザ光線3Yは、感光体1Yの表面の感光層に照射され、それにより、イエロー印字パターンの静電潜像が感光体1Yの表面に形成される。
一方、感光体1Y上に残留したトナーはクリーニング装置6Yで除去されて回収される。
前記イエロートナーは、本実施形態に係るキャリアと共に現像剤を構成している。このため、攪拌或いは環境変化による帯電量の変化が抑制される。
こうして、第1ユニット10Yにてイエロートナー像の転写された中間転写ベルト20は、第2乃至第4ユニット10M、10C、10Kを通して順次搬送され、各色のトナー像が重ねられて多重転写される。
なお、上記例示した画像形成装置は、中間転写ベルト20を介してトナー像を記録紙Pに転写する構成となっているが、この構成に限定されるものではなく、感光体から直接トナー像が記録紙に転写される構造であってもよい。
(フェライト粒子1の作製)
仕込み原料として、Fe2O3 74部、Mg(OH)2 4部、Mn2O3 21部、SrCO3 1部を混合し、ロータリーキルンを用いて900℃、7時間の条件で仮焼成1を行い仮焼成物1を得た。得られた仮焼成物1を、湿式ボールミルで7時間粉砕し、平均粒径を2.0μmとした後にスプレードライヤーを用いて造粒、乾燥を行い、更にロータリーキルンで950℃、6時間の条件で仮焼成2を行い、仮焼成物2を得た。得られた仮焼成物2を湿式ボールミルで5時間粉砕し、平均粒径を5.6μmとした後、更にスプレードライヤーにより造粒、乾燥した後、電気炉で温度1300℃用いて5時間の本焼成を行った。解砕工程、分級工程を経て平均粒径36μmのフェライト粒子1を作製した。得られたフェライト粒子1のBET比表面積は0.14m2/gであり、ストロンチウムの含有量が0.6%であった。
フェライト粒子1の作製において、仮焼成物2を湿式ボールミルで6時間粉砕し、平均粒径を5μmとし、本焼成の焼成時間を4時間に変更する以外は、フェライト粒子1の作製と同様にして、平均粒径36μmのフェライト粒子2を作製した。得られたフェライト粒子のBET比表面積は0.18m2/gであり、ストロンチウムの含有量が0.6%であった。
フェライト粒子1の作製において、仮焼成物2を湿式ボールミルで8時間粉砕し、平均粒径を4.9μmとし、本焼成の焼成温度を1280℃、焼成時間を4.5時間に変更する以外は、フェライト粒子1の作製と同様にして、平均粒径35μmのフェライト粒子3を作製した。得られたフェライト粒子3のBET比表面積は0.21m2/gであり、ストロンチウムの含有量が0.6%であった。
フェライト粒子1の作製において、仕込み原料を、Fe2O3 74部、Mg(OH)2 4.5部、Mn2O3 20部、SrCO3 1.5部に変更し、本焼成の焼成温度を1290℃、焼成時間を5時間に変更する以外は、フェライト粒子1の作製と同様にして、平均粒径36μmのフェライト粒子4を作製した。得られたフェライト粒子4のBET比表面積は0.14m2/gであり、ストロンチウムの含有量が0.9%であった。
フェライト粒子4の作製において、仮焼成物2を湿式ボールミルで6時間粉砕し、平均粒径を5.1μmとし、本焼成の焼成温度を1290℃、焼成時間を4時間に変更する以外は、フェライト粒子4の作製と同様にして、平均粒径36μmのフェライト粒子5を作製した。得られたフェライト粒子5のBET比表面積は0.18m2/gであり、ストロンチウムの含有量が0.9%であった。
フェライト粒子4の作製において、仮焼成物2を湿式ボールミルで8時間粉砕し、平均粒径を4.9μmとし、本焼成の焼成温度を1270℃、焼成時間を4時間に変更する以外は、フェライト粒子4の作製と同様にして、平均粒径35μmのフェライト粒子6を作製した。
得られたフェライト粒子6のBET比表面積は0.21m2/gであり、ストロンチウムの含有量が0.9%であった。
フェライト粒子1の作製において、仕込み原料を、Fe2O3 74部、Mg(OH)2 4.7部、Mn2O3 21部、SrCO3 0.35部に変更し、本焼成の焼成温度を1310℃、5時間に変更する以外は、フェライト粒子1の作製と同様にして、平均粒径36μmのフェライト粒子7を作製した。得られたフェライト粒子7のBET比表面積は0.14m2/gであり、ストロンチウムの含有量が0.2%であった。
フェライト粒子7の作製において、仮焼成物2を湿式ボールミルで6時間粉砕し、平均粒径を5μmとし、本焼成の焼成温度を1300℃、焼成時間を5時間に変更する以外は、フェライト粒子7の作製と同様にして、平均粒径36μmのフェライト粒子8を作製した。得られたフェライト粒子8のBET比表面積は0.18m2/gであり、ストロンチウムの含有量が0.2%であった。
フェライト粒子7の作製において、仮焼成物2を湿式ボールミルで8時間粉砕し、平均粒径を4.9μmとし、本焼成の焼成温度を1290℃、焼成時間を4時間に変更する以外は、フェライト粒子7の作製と同様にして、平均粒径36μmのフェライト粒子9を作製した。得られたフェライト粒子9のBET比表面積は0.21m2/gであり、ストロンチウムの含有量が0.2%であった。
フェライト粒子1の作製において、仮焼成物2を湿式ボールミルで2時間粉砕し、平均粒径を6μmとし、本焼成の焼成温度を1300℃、焼成時間を4時間に変更する以外は、フェライト粒子1の作製と同様にして、平均粒径37μmのフェライト粒子10を作製した。得られたフェライト粒子10のBET比表面積は0.11m2/gであり、ストロンチウムの含有量が0.6%であった。
フェライト粒子1の作製において、仮焼成物2を湿式ボールミルで8時間粉砕し、平均粒径を4.9μmとし、本焼成の焼成温度を1250℃、焼成時間を4時間に変更する以外は、フェライト粒子1の作製と同様にして、平均粒径36μmのフェライト粒子11を作製した。得られたフェライト粒子11のBET比表面積は0.26m2/gであり、ストロンチウムの含有量が0.6%であった。
フェライト粒子1の作製において、仕込み原料を、Fe2O3 70部、Mg(OH)2 4部、Mn2O3 21部、SrCO3 5部に変更し、仮焼成物2を湿式ボールミルで8時間粉砕し、平均粒径を4.9μmとし、本焼成の焼成温度を1290℃、焼成時間を4時間に変更する以外は、平均粒径36μmのフェライト粒子1の作製と同様にして、フェライト粒子12を作製した。得られたフェライト粒子12のBET比表面積は0.17m2/gであり、ストロンチウムの含有量が3.1%であった。
フェライト粒子12の作製において、仕込み原料を、Fe2O3 75部、Mg(OH)2 4部、Mn2O3 21部に変更する以外は、フェライト粒子1の作製と同様にして、平均粒径36μmのフェライト粒子13を作製した。得られたフェライト粒子13のBET比表面積は0.14m2/gであり、ストロンチウムの含有量が0%であった。
フェライト粒子1の作製において、仕込み原料を、Mn2O3 20部、SrCO3 2部に変更し、仮焼成物2を湿式ボールミルで6時間粉砕し、平均粒径を5μmとし、本焼成の焼成温度を1310℃に変更する以外は、フェライト粒子1作製と同様にして、平均粒径36μmのフェライト粒子14を作製した。得られたフェライト粒子14のBET比表面積は0.14m2/gであり、ストロンチウムの含有量が1.2%であった。
(被覆層形成用溶液1の調製)
・シクロヘキシルメタクリレート−メチルメタクリレート共重合体
(モル比(シクロヘキシルメタクリレート:メチルメタクリレート)=90:10、重 量平均分子量6万):36部
・カーボンブラック VXC72(キャボット社製):4部
・トルエン(和光純薬社製):500部
・イソプロピルアルコール(和光純薬社製):50部
上記成分とガラスビーズ(粒径:1mm、トルエンと同量)とを関西ペイント社製サンドミルに投入し、回転速度1200rpmで30分間攪拌し固形分11%の被覆層形成用溶液1を調製した。
スチレン−シクロヘキシルメタクリレート共重合体
(モル比(シクロヘキシルメタクリレート:スチレン)=84:16、重 量平均分子量10万):36部
カーボンブラック VXC72(キャボット社製):4部
トルエン(和光純薬社製):500部
イソプロピルアルコール(和光純薬社製):50部
上記成分とガラスビーズ(粒径:1mm、トルエンと同量)とを関西ペイント社製サンドミルに投入し、回転速度1200rpmで30分間攪拌し固形分11%の被覆層形成用溶液2を調製した。
(キャリア1の作製)
真空脱気型5Lニーダーにフェライト粒子1を2000部入れ、更に被覆層形成用溶液1を360部を入れ、攪拌しながら、昇温/減圧させ、90℃/−720mHgで30分間、攪拌・乾燥させ、被覆された粒子を得た。更に、75μメッシュの篩分網で篩分を行い、キャリア1を得た。
キャリア1の作製において、フェライト粒子1をフェライト粒子2に、被覆層形成用溶液1の使用量を450部にする以外は、キャリア1の作製と同様にしてキャリア2を得た。
キャリア1の作製において、フェライト粒子1をフェライト粒子3に、被覆層形成用溶液1の使用量を450部にする以外は、キャリア1の作製と同様にしてキャリア3を得た。
キャリア1の作製において、フェライト粒子1をフェライト粒子4にする以外は、キャリア1の作製と同様にしてキャリア4を得た。
キャリア1の作製において、フェライト粒子1をフェライト粒子5に、被覆層形成用溶液1の使用量を450部にする以外は同様にしてキャリア5を得た。
キャリア1の作製において、フェライト粒子1をフェライト粒子6に、被覆層形成用溶液1の使用液量を450部にする以外は、キャリア1の作製と同様にしてキャリア6を得た。
キャリア1の作製において、フェライト粒子1をフェライト粒子7にする以外は、キャリア1の作製と同様にしてキャリア7を得た。
キャリア1の作製において、フェライト粒子1をフェライト粒子8に、被覆層形成用溶液1の使用量を450部にする以外は、キャリア1の作製と同様にしてキャリア8を得た。
キャリア1の作製において、フェライト粒子1をフェライト粒子9に、被覆層形成用溶液1の使用量を450部にする以外は、キャリア1の作製と同様にしてキャリア9を得た。
キャリア1の作製において、フェライト粒子1をフェライト粒子2に、被覆層形成用溶液1を被覆層形成用溶液2にする以外は、キャリア1の作製と同様にしてキャリア10を得た。
キャリア1の作製において、フェライト粒子1をフェライト粒子10ににする以外は、キャリア1の作製と同様にしてキャリア11を得た。
キャリア1の作製において、フェライト粒子1をフェライト粒子11に、被覆層形成用溶液1の液量を450部にする以外は、キャリア1の作製と同様にしてキャリア12を得た。
キャリア1の作製において、フェライト粒子1をフェライト粒子12に、コート液1の液量を450部にする以外は同様にしてキャリア13を得た。
キャリア1の作製において、フェライト粒子1をフェライト粒子13にする以外は、キャリア1の作製と同様にしてキャリア14を得た。
キャリア1の作製において、フェライト粒子1をフェライト粒子14にする以外は、キャリア1の作製と同様にしてキャリア15を得た。
(樹脂分散液1の調製)
・エチレングリコール(和光純薬工業(株)製):37部
・ネオペンチルグリコール(和光純薬工業(株)製):65部
・1,9−ノナンジオール(和光純薬工業(株)製):32部
・テレフタル酸(和光純薬工業(株)製):96部
上記の成分をフラスコに仕込み、1時間をかけて温度200℃まで上げ、反応系内が均一に攪拌されていることを確認した後、ジブチル錫オキサイドを1.2部投入した。更に、生成する水を留去しながら同温度から6時間をかけて240℃まで温度を上げ、240℃で更に4時間脱水縮合反応を継続し、酸価が9.4mgKOH/g、重量平均分子量13,000、ガラス転移温度62℃であるポリエステル樹脂を得た。
・シアン顔料(PigmentBlue15:3、大日精化工業(株)製):10部
・アニオン性界面活性剤(ネオゲンSC、第一工業製薬(株)製):2部
イオン交換水:80部
上記の成分を混合し、高圧衝撃式分散機アルティマイザー(HJP30006、(株)スギノマシン製)により1時間分散し、体積平均粒径180nm、固形分20%の着色剤粒子分散液を得た。
・デカン二酸(東京化成(株)製):81部
・ヘキサンジオール(和光純薬(株)製):47部
上記の成分をフラスコに仕込み、1時間をかけて温度160℃まで上げ、反応系内が均一に攪拌されていることを確認したのち、ジブチル錫オキサイドを0.03部投入した。更に、生成する水を留去しながら同温度から6時間をかけて200℃まで温度を上げ、200℃で更に4時間脱水縮合反応を継続し、反応を終了させた。反応液を冷却後、固液分離を行い得られた固形物を40℃、真空状態の下乾燥を行い結着樹脂1を得た。
得られた結着樹脂1の融点は、パーキネルマー社製の示差熱走査熱量計DSC−7を用いて測定した結果、64℃であった。重量平均分子量は東ソー社製の分子量測定器HLC−8020を用い、テトラヒドロキシフラン(THF)を溶媒として、測定したところ、15000であった。
・結着樹脂1:50部
・アニオン性界面活性剤(ネオゲンSC、第一工業製薬(株)製):2部
・イオン交換水:200部
上記の成分を120℃に加熱して、IKE社製、ウルトラタラックスT50で十分に分散した後、圧力吐出型ホモジナイザーで分散処理し、体積平均粒径が180nmになったところで回収した。このようにして固形分20%の樹脂分散液2を得た。
・パラフィンワックス(HNP−9 日本精鑞(株)製):50部
・アニオン性界面活性剤(ネオゲンSC、第一工業製薬(株)製):2部
・イオン交換水:200部
上記の成分を120℃に加熱して、IKE社製ウルトラタラックスT50で十分に分散した後、圧力吐出型ホモジナイザーで分散処理し、体積平均粒径200nm、固形分20%の離型剤粒子分散液を得た。
・樹脂分散液1:150部
・着色剤分散液:25部
・離型剤分散液:35部
・樹脂分散液2:50部
・ポリ塩化アルミニウム:0.4部
・イオン交換水:100部
上記の成分を丸型ステンレス製フラスコ中でIKE社製のウルトラタラックスT50を用い十分に混合・分散した後、加熱用オイルバスでフラスコ内を攪拌しながら48℃まで加熱した。48℃で60分保持した後、ここに上記と同じ樹脂粒子分散液1を緩やかに70部追加した。
このトナーの体積平均粒径D50vをコールターカウンターで測定したところ5.7μmであった。
Docu Centre Color400 改造機(Black単独印刷時に、多色/Yellow/Magenta/Cyanの現像器が、連れ回る)に、キャリア1とトナー1が100:6の質量比になるように混合した現像剤をCyan現像剤用現像機とBlack現像剤用現像機に仕込み、10℃、12%RHの環境下で12時間放置した。放置後、Black現像剤用現像機から10cm×10cmのソリッドパッチにて連続で1000枚の出力を行った。次いで、Cyan現像剤用現像機から同様に10cm×10cmのソリッドパッチを1枚出力した。これをC0画像とする。その後、30℃、88%RHの環境下に12時間、静置した。静置後、Cyan現像剤用現像機から10cm×10cmのソリッドパッチを1枚印刷した。これをC1画像とする。すなわち、C0画像とは帯電量が高くなりやすい状況下でトナーの入れ替わりがないまま攪拌された後出力されるため、現像がされにくく、濃度が低くなりやすい状態であり、C1画像はその後高温高湿状況下で帯電量が低下しやすく、背景部にトナーが付着しカブリが生じやすい状態を示す。
上記のC1画像乃至C3画像について、以下の基準でカブリを評価した。その結果を表1に示す。尚、濃度低下は、前記10℃、12%RHの環境下で12時間放置後、Black現像剤用現像機で出力した1枚目のCyan画像の濃度に比較して評価したものである。また、評価結果は、△までが許容できる範囲である。
◎:濃度低下もカブリの無い良好な画像であった。
○:僅かにカブリ又は濃度低下が見られたが、拡大鏡にて観察されるレベルで目視では良好であった。
△:カブリが見られ、又は濃度低下が見られたが、許容できる範囲であった。
×:許容できないカブリまたは濃度低下が見られた。
実施例1において、キャリア1の代わりにキャリア2を用いた以外は、実施例1と同様に評価を行った。その結果を表1に示す。
実施例1において、キャリア1の代わりにキャリア3を用いた以外は、実施例1と同様に評価を行った。その結果を表1に示す。
実施例1において、キャリア1の代わりにキャリア4を用いた以外は、実施例1と同様に評価を行った。その結果を表1に示す。
実施例1において、キャリア1の代わりにキャリア5を用いた以外は、実施例1と同様に評価を行った。その結果を表1に示す。
実施例1において、キャリア1の代わりにキャリア6を用いた以外は、実施例1と同様に評価を行った。その結果を表1に示す。
実施例1において、キャリア1の代わりにキャリア7を用いた以外は、実施例1と同様に評価を行った。その結果を表1に示す。
実施例1において、キャリア1の代わりにキャリア8を用いた以外は、実施例1と同様に評価を行った。その結果を表1に示す。
実施例1において、キャリア1の代わりにキャリア9を用いた以外は、実施例1と同様に評価を行った。その結果を表1に示す。
実施例1において、キャリア1の代わりにキャリア10を用いた以外は、実施例1と同様に評価を行った。その結果を表1に示す。
実施例1において、キャリア1の代わりにキャリア11を用いた以外は、実施例1と同様に評価を行った。その結果を表1に示す。
実施例1において、キャリア1の代わりにキャリア12を用いた以外は、実施例1と同様に評価を行った。その結果を表1に示す。
実施例1において、キャリア1の代わりにキャリア13を用いた以外は、実施例1と同様に評価を行った。その結果を表1に示す。
実施例1において、キャリア1の代わりにキャリア14を用い、トナー1の代わりにトナー2を用いた以外は、実施例1と同様に評価を行った。その結果を表1に示す。
実施例1において、キャリア1の代わりにキャリア15を用いた以外は、実施例1と同様に評価を行った。その結果を表1に示す。
2Y、2M、2C、2K、108 帯電ローラ
3Y、3M、3C、3K レーザ光線
3 露光装置
4Y、4M、4C、4K、111 現像装置(現像手段)
5Y、5M、5C、5K 1次転写ローラ
6Y、6M、6C、6K、113 感光体クリーニング装置(クリーニング手段)
8Y、8M、8C、8K トナーカートリッジ
10Y、10M、10C、10K ユニット
20 中間転写ベルト
22 駆動ローラ
24 支持ローラ
26 2次転写ローラ(転写手段)
28、115 定着装置(定着手段)
30 中間転写体クリーニング装置
Claims (6)
- ストロンチウムを0.1質量%以上1.0質量%以下含有し、BET比表面積が0.13m2/g以上0.23m2/g以下であるフェライト粒子と、
該フェライト粒子と接触して該フェライト粒子を被覆する被覆層であって、シクロアルキル基を有する樹脂を含有する被覆層と、
を有する静電荷現像用キャリア。 - 前記シクロアルキル基を有する樹脂が、シクロアルキルアクリレート及びシクロアルキルメタクリレートから選択される少なくとも一方と、メチルメタクリレート及びメタクリレートから選択される少なくとも一方と、の共重合体である請求項1に記載の静電荷現像用キャリア。
- トナーと、請求項1又は請求項2に記載の静電荷現像用キャリアと、を含有する静電荷現像用現像剤。
- 画像形成装置に脱着され、請求項3に記載の静電荷現像用現像剤を収納した静電荷現像用現像剤カートリッジ。
- 請求項3に記載の静電荷現像用現像剤を収納すると共に、静電潜像保持体表面に形成された静電潜像を該現像剤により現像してトナー像を形成する現像手段と、
静電潜像保持体、該静電潜像保持体表面を帯電させるための帯電手段、及び該静電潜像保持体表面に残存したトナーを除去するための清掃手段からなる群より選ばれる少なくとも1つと、を備えるプロセスカートリッジ。 - 静電潜像保持体と、該静電潜像保持体表面を帯電する帯電手段と、前記静電潜像保持体表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、請求項3に記載の静電荷現像用現像剤により該静電潜像を現像してトナー像を形成する現像手段と、該トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、該記録媒体に該トナー像を定着する定着手段と、を備える画像形成装置。
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