JP5427151B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
遊技盤(20)に配設され、図柄表示装置の表示部を臨ませた枠状装飾体(40)と、該枠状装飾体(40)の左側の遊技盤前側に設けられて遊技球が流下する第1球流下経路(21)と、該枠状装飾体(40)の右側の遊技盤前側に設けられて遊技球が流下する第2球流下経路(22)と、前記遊技盤(20)における第2球流下経路(22)に設けられ、該第2球流下経路(22)を流下する遊技球が入賞可能な入賞装置(90)とを有し、特定条件の成立により遊技球を前記第2球流下経路(22)へ打ち出して遊技が行なわれるよう構成された遊技機において、
前記入賞装置(90)は、
前記遊技盤(20)の前側に取付けられる取着部(91)と、
前記取着部(91)に前後に開口するよう設けられ、遊技球が入賞可能な入賞口(92)と、
前記取着部(91)の前面に突設されて前記入賞口(92)を挟む左右両側に位置し、遊技球が上下方向に通過可能な球通過口(100a)を間に画成する一対のガイド部(101,102)と、
前記一対のガイド部(101,102)の上面に夫々形成され、前記球通過口(100a)側に向けて下方傾斜する傾斜面(103)と、
前記取着部(91)の後側に配設した装置本体(110)に前後動可能に配設され、前進時に前記球通過口(100a)に臨んで該球通過口(100a)を通過する遊技球を入賞口(92)へ案内し、後退時に前記球通過口(100a)から退避すると共に入賞口(92)を閉成して該入賞口(92)への遊技球の入賞を阻止する開閉部材(130)と、
前記装置本体(110)に配設され、前記開閉部材(130)を前後動する駆動装置(150)と、
前記ガイド部(101,102)における傾斜面(103)に設けられた補強部材(104)と、
前記装置本体(110)に揺動可能に支持されると共に前記開閉部材(130)に連繋され、前記駆動装置(150)の駆動によって揺動して該開閉部材(130)を前後動する作動部材(140)と、
前記装置本体(110)に設けた規制部(125)と、
前記作動部材(140)に設けられ、前記駆動装置(150)の非駆動時において前記規制部(125)に係合して該作動部材(140)の揺動動作を規制すると共に、前記駆動装置(150)の駆動時において該作動部材(140)の揺動動作を許容するよう規制部(125)との係合状態が解除される係合部(146)とを備え、
前記作動部材(140)軸部(123)は、該作動部材(140)における開閉部材(130)との連繋部(144)から離間した位置に設けられ、
前記係合部(146)は、前記作動部材(140)における前記軸部(123)を挟んで開閉部材(130)の連繋部(144)側とは反対側に設けられ、
前記作動部材(140)に形成された軸部(123)が、前記装置本体(110)に形成された案内部(124)に揺動可能に支持されると共に、前記駆動装置(150)の駆動によって該軸部(123)が案内部(124)の規制位置と許容位置との間を移動し、
前記規制部(125)は、前記案内部(124)の規制位置に作動部材(140)の軸部(123)が位置する状態では、前記係合部(146)に係合して該係合部(146)の移動を規制すると共に、前記案内部(124)の許容位置に作動部材(140)の軸部(123)が位置する状態では、前記係合部(146)との係合が解除されて該係合部(146)の移動を許容するよう形成され、
前記作動部材(140)は、前記駆動装置(150)の非駆動時には前記軸部(123)が案内部(124)の規制位置に保持されると共に、該駆動装置(150)の駆動によって前記軸部(123)が案内部(124)の許容位置に移動されるよう構成したことを要旨とする。
また、作動部材の係合部に係合して該作動部材の揺動動作、すなわち開閉部材の開放規制を行なう規制部を装置本体に設けたので、可動部材同士の当接により開閉部材の開放規制を行なう構成に比べて、設計上の遊びに起因する係合部と規制部との位置ズレを小さく抑えることができる。また、作動部材は装置本体に配設されるものであるから、作動部材の係合部と装置本体の規制部とが組み付け誤差により大きく位置ズレすることはない。すなわち、作動部材を精度よく成形したり、作動部材の組み付け誤差の精度を高くしなくても、開閉部材の開放規制を確実に実現でき、製造コストを低廉に抑えることができる。
更に、簡単な構成で開閉部材の開放規制を行ない得る。
前記係合部(146)は、前記作動部材(140)における前記軸部(123)を挟んで開閉部材(130)の連繋部(144)側とは反対側に設けられ、
前記案内部(124)は、前記装置本体(110)に前後方向に延在するよう形成されて、前記駆動装置(150)の駆動によって前記作動部材(140)の軸部(123)が案内部(124)を前後方向に移動するよう構成したことを要旨とする。
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、前後に開口する矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に縦置き姿勢で設置される固定枠としての外枠11の開口前面側に、遊技盤20を着脱可能に保持する本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組み付けられて、該遊技盤20の裏側に、各種図柄を変動表示可能な図柄表示装置19が着脱可能に配設されている。また、前記中枠12の前面側には、前記遊技盤20を透視保護するガラス板や透明な合成樹脂材により形成された透視保護板(図示せず)で前後に開口する窓部13aを覆うよう構成された前枠13が開閉可能に組み付けられると共に、該前枠13の下方にパチンコ球Pを貯留する下球受け皿15が開閉可能に組み付けられる。なお、実施例では、前記前枠13の下部位置に、パチンコ球Pを貯留する上球受け皿14が一体的に組み付けられており、前枠13の開閉に合わせて上球受け皿14も一体的に開閉するよう構成される。なお、実施例では、前記図柄表示装置19としては、各種図柄を表示可能な液晶パネルを収容ケースに収容した液晶表示装置が採用されるが、これに限られるものではなく、ドラム式の図柄表示装置19やドットマトリックス式の図柄表示装置19等の各種図柄を停止および変動表示可能な従来公知の各種の図柄表示装置19を採用し得る。また、前記上球受け皿14は、前記前枠13と別体に形成してもよい。
前記遊技盤20は、図2に示すように、所定板厚の略矩形状に形成された木材板の表面に、各種絵柄等が描かれた合成樹脂シート(図示せず)等を貼付けて装飾した板部材であって、該遊技盤20の表面(盤面)に配設された略円形状に湾曲形成する案内レール23により、パチンコ球が流下可能な遊技領域20aが画成されている。また、前記遊技盤20の裏面に、前記図柄表示装置19が取り付けられた箱状部材33(後述)が配設されている。
前記遊技盤20には、前後に貫通する装着口(図5に第1装着口27aのみ図示)が前記遊技領域20a内に複数開設されて、各装着口27aに対して各種部品が前側から取り付けられると共に、遊技領域20aの最下部位置には、該遊技領域20aに打ち出されたパチンコ球を排出するアウト口30が開設されている。また、前記遊技盤20には、前記遊技領域20a内に多数の遊技釘20bが植設されており、遊技領域20aを流下するパチンコ球が遊技釘20bに接触することでパチンコ球の流下方向を不規則に変化させるようになっている。なお、前記装着口27aの形成数は、遊技盤20に対して取り付けられる各種部品の個数や配設位置等により必要に応じて適宜決定される。
また、実施例のパチンコ機10では、前記第2始動入賞装置90の第2始動入賞口92を開放する開放条件および該第2始動入賞口92を閉鎖する閉鎖条件は、遊技状態に応じて設定されている。すなわち、遊技状態が前記確率変動状態および時間短縮状態の場合には、遊技状態が通常状態の場合に較べて、前記第2始動入賞装置90の第2始動入賞口92が開放され易くなるよう前記開放条件や閉鎖条件が設定されて、第2始動入賞口92への入賞率を高くするよう構成されている。具体的には、実施例では、遊技状態が前記確率変動状態および時間短縮状態の場合には、遊技状態が通常状態の場合に較べて、前記始動口開放抽選の結果が確定するまでの時間が短くなるよう設定されると共に、第2始動入賞口92の1回の開放毎の開放時間を長く設定することで、確率変動状態および時間短縮状態における第2始動入賞口92への入賞確率を高くしている。例えば、遊技状態が通常状態の場合には、始動口開放抽選の結果が確定するまでの時間が略30秒で、かつ第2始動入賞口92の開放時間が0.1秒/1回に設定されるのに対し、遊技状態が確率変動状態および時間短縮状態の場合には、始動口開放抽選の結果が確定するまでの時間が略2秒で、かつ第2始動入賞口92の開放時間が2秒/1回に設定されている。
前記箱状部材33は、前記遊技盤20の外郭形状と略整合する大きさおよび形状に形成された略矩形状の背面板(図示せず)と、該背面板の外周縁部から前方に突出する画壁部33a(図5参照)とから前方に開口した箱状に形成されて、該画壁部33aの開口前端部を遊技盤20の裏面に当接させた状態で、当該遊技盤20と箱状部材33とがネジにより固定される。そして、前記箱状部材33において前記遊技盤20との間に画成される空間(図示せず)に、可動演出装置34や各種装飾部材35等が設置されて、箱状部材33を基材とする1つのユニットとして扱い得るようになっている。また、前記箱状部材33の背面板には、前記枠状装飾体40の窓口40aを前後に整列する位置に、略矩形状の開口部33b(図5参照)が前後に開口するよう開設されると共に、該背面板の裏側に前記図柄表示装置19が着脱自在に取り付けられて、該開口部33bを介して図柄表示装置19の表示部が遊技盤20の前側に臨むようになっている。
前記遊技盤20に配設される前記枠状装飾体40は、図2、図3に示すように、前記遊技盤20に開設された前記第1装着口27aに沿って延在する環状に形成された薄板状の固定板41と、該固定板41の開口内周に沿って設けられて、遊技盤20より前方へ突出する庇状部43とを備え、遊技盤20に固定板41が前側からネジ止めされている。ここで、前記庇状部43は、前記枠状装飾体40(固定板41)の左側縁の中間位置から上縁および右下縁に亘って連続して延在するよう設けられており、図柄表示装置19の前面側を横切ってパチンコ球が流下(落下)するのを規制している。
次に前記第1始動入賞装置50について説明する。前記第1始動入賞装置50は、図7〜図11に示すように、前記第1始動入賞口50aが形成される第1始動装置本体51と、該第1始動装置本体51に設けられ、遊技者に所定の像を投影する投影手段74と、該第1始動装置本体51に設けられた発光装飾手段65とから構成されている。ここで、前記第1始動装置本体51は、前後に開口する円筒状に形成され、前記遊技盤20の前面に固定される取付部材52と、該取付部材52の後端部に設けられ、前記投影手段74および発光装飾手段65が設置される設置部材57とから構成されている。なお、前記取付部材52の前端面には、第1始動入賞装置50を装飾する前飾り部材55が配設されている。
前記取付部材52は、前後方向の略中間位置に外方へ延出する取付片52aが取付部材52の略全周に亘って形成されている。そして、前記取付部材52における取付片52aより後方の後側部分を前記遊技盤20に形成した前記第2装着口に挿入した状態で、該取付片52aを遊技盤20に前側からネジ固定するよう構成されている。また、前記取付部材52の上端部には、前記取付片52aより前方前側部分に、上方および後方へ開放する球受け部53が形成され、該取付部材52を遊技盤20に取り付けた状態で、該球受け部53が遊技盤20の前面側で上方に開口するようになっている。すなわち、前記球受け部53の上方開口が前記遊技領域20a(第1球流下経路21)を流下するパチンコ球が入賞可能な前記第1始動入賞口50aとして機能するよう構成されている。また、前記取付部材52の上端部には、前記球受け部53の後方開口に連通する前側球通路54が前後方向に延在するよう形成されている。更に、前記取付部材52の後端部には、周方向に離間する複数箇所に後方へ開放する嵌合切欠部52bが形成されており、各嵌合切欠部52bに前記発光装飾手段65の装飾図柄表示部材69に形成された嵌合片70a(何れも後述)が嵌合するようになっている。なお、実施例の取付部材52には、周方向に離間する3箇所(下部位置および左右側部位置)に前記嵌合切欠部52bが形成されている。
前記設置部材57は、図8、図9、図11に示すように、前記取付部材52の後方開口を塞ぐ円板状に形成され、前記第1始動入賞装置50の後面を形成する後板部58と、該後板部58の外周端部から前方へ延出する外周壁部59とを有し、該外周壁部59の前端部を取付部材52の後端部に整合させた状態で、設置部材57を取付部材52にネジ固定するよう構成されている。また、前記設置部材57の上部には、前後および上方に開放する後側球通路60が形成されており、取付部材52と設置部材57とを組み付けた状態で、取付部材52の前側球通路54に後側球通路60が連通するようになっている。そして、前記第1始動入賞装置50を配設した遊技盤20と箱状部材33とを組み付けた際に、前記箱状部材33に設けた前記第1始動入賞球排出通路に前記後側球通路60が連通するよう構成されている。すなわち、前記第1始動入賞口50aに入賞したパチンコ球は、前記球受け部53、前側球通路54および後側球通路60を介して前記箱状部材33の第1始動入賞球排出通路に移動して、前記第1始動入賞球検出センサ38で検出される。
前記発光装飾手段65は、図8、図9に示すように、前記設置部材57に取り付けられ、前面に光を照射するLED(第2の発光手段)67を実装した入賞装置用LED基板66と、該入賞装置用LED基板66の前側に配設されると共に前記取付部材52の開口内部に収容される光透過性の装飾図柄表示部材69とから構成されている。前記入賞装置用LED基板66は、前記設置部材57における後板部58の略上半分(投影手段挿通孔61の上方側)を覆う形状に形成されている。また、前記入賞装置用LED基板66の外周近傍には、前後に貫通する位置決め孔66a,66aが形成されて、前記設置部材57(後板部58)の前面に形成された突起部63を各位置決め孔66aに挿入することで、設置部材57の所定位置に入賞装置用LED基板66が位置決めされるようになっている。
前記投影手段74は、図8〜図11に示すように、前後方向に貫通すると共に前記装飾図柄表示部材69の内側に収容される筒状本体75と、該筒状本体75の内部に配置され、該筒状本体75の延在方向に光を照射するLED(発光手段)84aを実装した投影用LED基板84と、当該筒状本体75の内部に設けられ、LED84aの前方に位置する拡大レンズ80と、LED84aおよび拡大レンズ80の間に設けられ、投影用図柄が描かれた投影図柄表示部材(図柄部材)86とから構成されて、LED84aから投影図柄表示部材86に照射された光の透過光により形成される図柄を拡大レンズ80で拡大して、前記遊技盤20に対面する遊技者に投影するようになっている。前記投影図柄表示部材86は、図9に示すように、後方に開口する矩形箱状に形成されて、該投影図柄表示部材86の前面部86aに小さな段差の凹状部87が形成されており、投影用図柄を描いた投影図柄シート88が凹状部87に接着等により取り付けられている。
図9、図10に示すように、前記筒状本体75は、前後方向に貫通する円筒状のレンズ設置筒部76と、該レンズ設置筒部76の後端部に設けられて後方に開口する矩形箱状の収容設置部77とから構成されて、レンズ設置筒部76内に前記拡大レンズ80が設置されると共に、収容設置部77に前記投影図柄表示部材86が収容されている。ここで、前記レンズ設置筒部76に配設される前記拡大レンズ80は、レンズ設置筒部76の前端部に配設される前側レンズ81および当該レンズ設置筒部76の後端部に配設される後側レンズ82からなる一対の凸レンズであって、該一対のレンズの拡大・反転作用により、前記投影図柄表示部材86に描かれた投影用の図柄(「漢」文字を上下反転させたもの)が、前記装飾図柄表示部材69に表示された装飾図柄72(「漢」文字)を左右反転させた態様で遊技者に投影されるよう構成されている。
前記第2始動入賞装置90は、図12〜図14に示すように、前記遊技盤20の前面に取り付けられる平板状の取着部91と、該取着部91に形成されて前後に開口し、パチンコ球が入賞可能な第2始動入賞口92(入賞口)と、当該取着部91の後側に配設され、第2始動入賞口92に入賞したパチンコ球が移動する収容空間110aが内部画成された第2始動装置本体110と、該第2始動装置本体110に配設され、第2始動入賞口92へパチンコ球を案内する入賞許容位置および第2始動入賞口92へパチンコ球が入賞不能な入賞阻止位置に変位可能な開閉部材130と、当該第2始動装置本体110に配設されたソレノイド150(駆動装置)と、開閉部材130とソレノイド150とを接続する作動手段135とを基本的に備えている。ここで、前記第2始動入賞装置90は、前述した開放条件の成立に伴って前記開閉部材130が入賞許容位置に移動し、前述した閉鎖条件の成立に伴って開閉部材130が入賞阻止位置に移動するようソレノイド150が駆動制御される。すなわち、前記ソレノイド150の駆動に伴って作動された作動手段135が前記開閉部材130を入賞許容位置および入賞阻止位置に移動させることで、前記第2球流下経路22を流下するパチンコ球の第2始動入賞口92への入賞を制限するよう構成されている。
前記取着部91には、図14、図16に示すように、前記第2始動入賞口92の下方位置に、開閉部材挿通孔93が前後に開口するよう形成されて、前記ソレノイド150の駆動に伴って前記入賞阻止位置から入賞許容位置に移動した開閉部材130が、該開閉部材挿通孔93を介して取着部91の前方へ突出するよう構成されている。すなわち、前記入賞許容位置に移動した開閉部材130上に、前記第2球流下経路22を流下するパチンコ球を開閉部材130上に受止め得るようになっている。また、前記第2始動入賞口92と開閉部材挿通孔93とは、上下に連通するよう形成されており、前記開閉部材130上に受け止められたパチンコ球が、第2始動入賞口92へ誘導されるよう構成されている。なお、前記開閉部材挿通孔93は、前記第2始動入賞口92の左右開口幅より幅広に設定されており、前記開閉部材130に形成されたガイド突部131,131(後述)が前記取着部91に干渉するのを防止している。
前記取着部91の前面には、図12〜図15に示すように、前記第2球流下経路22を流下するパチンコ球を前記第2始動入賞口92へ誘導するガイド手段100が設けられている。前記ガイド手段100は、前記第2始動入賞口92を挟む左右両側に設けられて前記取着部91の前面から前方へ突出する一対のガイド部101,102と、該一対のガイド部101,102の上面に形成されて対向するガイド部101,102に向けて下方傾斜する傾斜面103と、各ガイド部101,102の傾斜面103を覆うよう設けられた補強部材104とを備え、当該一対のガイド部101,102の間に、パチンコ球が上下方向に通過可能な球通過口100aが画成されている。すなわち、前記入賞許容位置に移動した際に前記球通過口100aの内側に前記開閉部材130が臨んで、該球通過口100aを通過するパチンコ球を第2始動入賞口92へ案内すると共に、前記入賞阻止位置に移動した際に球通過口100aから開閉部材130が退避することで、第2始動入賞口92を閉成して入賞を阻止するよう構成されている。
前記第2始動入賞装置90の第2始動装置本体110は、図17〜図21に示すように、前後に開口する前側ケース体111と、該前側ケース体111の後方に設けられ、前後および下方に開口する後側ケース体116とから構成されている。そして、両ケース体111,116を組み付けることで前記収容空間110aが内部画成されて、前記開閉部材130および作動手段135が収容空間110a内に収容される。前記前側ケース体111は、前記取着部91に形成した前記第2始動入賞口92の開口形状に整合する開口形状で前後に開口し、該第2始動入賞口92に入賞したパチンコ球が通過する球通過路112と、該球通過路112の下部に形成されて取着部91に形成した前記開閉部材挿通孔93の開口形状に整合する開口形状で前後に開口して、前記開閉部材130を前後移動可能に案内するガイド溝部113とを備えている。ここで、前記球通過路112とガイド溝部113とは相互に連通するよう形成される。すなわち、前記前側ケース体111は、前記第2始動入賞口92および開閉部材挿通孔93の開口形状に整合する開口形状で前後に開口する筒状に形成されている。また、図17に示すように、前記前側ケース体111の内底面111aには、後方へ下方傾斜する案内片111bが上方へ突出するよう形成されており、該案内片111bの傾斜に沿ってパチンコ球を後方へ案内するようになっている。
前記開閉部材130は、図17、図18、図20、図22に示すように、前後方向に長尺な平板状に形成されると共に、該開閉部材130における左右の側端部に、側方へ突出するガイド突部131,131が形成されている。そして、前記第2始動装置本体110(前側ケース体111)に形成された前記左右のガイド溝部113に、対応するガイド突部131,131が摺動可能に挿入されると共に、該第2始動装置本体110(後側ケース体116)に形成された前記ガイド凹部122に開閉部材130の後端部が摺動可能に挿入されている。すなわち、前記開閉部材130は、前記第2始動装置本体110のガイド溝およびガイド凹部122に摺動可能に支持され、前記収容空間110a内を前後移動し得るよう構成されている。
前記作動手段135は、図17、図18、図22に示すように、前記ソレノイド150のプランジャ150aに接続される第1作動部材136と、該第1作動部材136に接続すると共に前記開閉部材130に接続する第2作動部材140とから構成されている。前記第1作動部材136には、前記プランジャ150aが係合する係合溝137aが基部137に形成されて、前記ソレノイド150の通電・非通電の切り替えに伴ってプランジャ150aと一体的に第1作動部材136が前後移動するよう構成されている。また、前記第1作動部材136には、前記基部137の前面側に左右方向に開口する連繋孔138aが上下方向に延在するよう形成された連繋部138が形成されて、該連繋部138の連繋孔138aに前記第2作動部材140の連繋軸141(後述)が上下方向に摺動可能に挿通されている。なお、実施例の連繋部138は、連繋孔138aが上方開口するU字状に形成されて、該連携孔の上方開口を介して連繋軸141が挿入されている。
前記第2作動部材140は、図17、図18、図22に示すように、前記第1作動部材136に連繋接続される連繋軸141と、該作動軸144の左右両端部に設けられて前記開閉部材130に連繋接続されると共に前記第2始動装置本体110に揺動可能に支持された揺動アーム142,142と、前記第2始動装置本体110に形成された前記規制ガイド部125(規制溝部126)に係脱可能に係合する係合突部146とを備えている。そして、前記ソレノイド150の非駆動時に、前記第2作動部材140の係合突部146が前記規制ガイド部125に係合して該第2作動部材140の揺動動作を規制し、ソレノイド150の駆動時に、第2作動部材140の揺動動作を許容するよう係合突部146および規制ガイド部125の係合状態が解除されるよう構成されて、ソレノイド150の駆動以外の手段によって開閉部材130が入賞許容位置および入賞阻止位置に移動するのを防止している。
次に、前述のように構成された実施例に係るパチンコ機10の作用につき説明する。
なお、遊技機の構成としては、実施例のものに限らず、種々の変更が可能である。
(1) 実施例では、枠状装飾体における光透過部の裏側に導光部材を配設するよう構成したが、これに限られるものではなく、遊技盤裏側に設けた箱状部材の発光手段からの光が、枠状装飾体の光透過部に直接照射されるよう構成してもよい。
(2) 実施例では、前記枠状装飾体における光透過部の裏側に配設された導光部材に、1個の光透過部毎に応じた筒状の導光部を形成したが、複数の光透過部を単位として導光部を形成してもよく、また、光透過部全体を1つの導光部に臨ませるよう構成することも可能である。
(3) 実施例では、前記枠状装飾体の光透過部に対応した発光手段を、第2球流下経路の上流側から下流側に順に点灯するよう構成したが、これに限られるものではなく、遊技者に右打ちを行なうことを示唆し得る態様で発光手段を発光するようにすればよい。例えば、光透過部に「右打ち」の文字を表示すれば、枠状装飾体の光透過部に対応した発光手段を常時点灯させたり点滅させたとしても、右打ちを行なうべきことを遊技者が容易に理解できる。
(4) 前記第1始動入賞装置に設けられる投影手段の構成としては、実施例のものに限られるものではなく、入賞口の下方に設けられて通路が前後方向に延在する光非透過性の筒部材と、筒部材の内部に設けられて前方へ光を照射する発光手段と、筒部材の通路内に配設された拡大レンズと、発光手段および拡大レンズの間に設けられた図柄部材とを備えて、発光手段から図柄部材に照射された光の透過光により形成される図柄を拡大レンズで拡大した図柄を、遊技者に投影する構成であれば、任意の構成を採用できる。
(5) 実施例では、投影手段の筒部材を前方へ向けて下降する傾斜姿勢で配設したが、これに限られるものではなく、水平な姿勢で筒部材を配設するようにしてもよい。
(6) 実施例の投影手段では、拡大レンズを構成する前側レンズを筒部材から分離不能に構成したが、該筒部材に対して前側レンズを分離可能としてもよく、また拡大レンズを構成する後側レンズを筒部材に対して分離不能に構成してもよいことは当然である。
(7) 実施例では、投影用図柄を表示した投影図柄表示シートを投影図柄表示部材に取り付けるよう構成したが、該投影図柄表示部材自体に投影用図柄を表示してもよく、発光手段および拡大レンズの間に投影用図柄が位置する構成であればよい。
(8) 実施例では、第1始動入賞装置に発光装飾手段を設ける構成を示したが、該発光装飾手段を設けず、投影手段のみを設けることもできる。
(9) 実施例では、装飾用図柄および投影用図柄として「漢」文字を採用したが、これに限定されないことは云うまでもない。
(10) 実施例では、第2始動入賞装置におけるガイド手段のガイド部に、金属製の補強部材を設けるようにしたが、硬質の合成樹脂材により形成された補強部材を設けるようにしてもよい。
(11) 実施例では、前記ガイド手段のガイド部と補強部材との間に圧力センサを検知手段として設けたが、補強部材への遊技球の接触を検知し得る手段であれば、従来公知の各種センサやスイッチを採用し得る。例えば、ガイド手段のガイド部と補強部材との間にマイクロスイッチを配設して、補強部材への遊技球の接触により該スイッチのON・OFFが切り替わるよう構成することができる。
(12) 前記補強部材への遊技球の接触に伴う判定手段のエラー判定に基づいてエラー報知を行なう報知手段としては、実施例に示したスピーカに限定されるものではなく、図柄表示装置に「左打ち」表示を行なって遊技者に知らせるようにしてもよい。すなわち、エラーを報知可能な手段であれば、従来公知の各種構成を報知手段として採用し得る。
(13) 第2始動入賞装置において開閉部材の強制開放を規制するロック機構としては、実施例の構成に限られるものではなく、開放時に入賞口への遊技球の入賞を許容すると共に閉成時に入賞口への遊技球の入賞を阻止する開閉部材と、開閉部材に連繋されて駆動装置の駆動によって揺動して該開閉部材を開閉作動する作動部材と、装置本体に設けた規制部と、作動部材に設けられて、駆動装置の非駆動時において規制部に係合して該作動部材の揺動動作を規制すると共に、駆動装置の駆動時において該作動部材の揺動動作を許容するよう規制部との係合状態が解除される係合部とを備える構成であれば、実施例と同様の作用効果を期待できる。
(14) 実施例では、第2始動入賞装置の作動部材(第2作動部材)の左右両アームに係合部を形成したが、少なくとも一方のアームに係合部を形成すれば、開閉部材の強制開放を防止できる。
(15) 実施例では、第2始動入賞装置の駆動手段(ソレノイド)に第1作動部材を取り付けて、該第1作動部材の前後移動に伴って第2作動部材を揺動するよう構成したが、該駆動手段を第2作動部材に接続するよう構成することもできる。
(16) 実施例では、第2始動入賞装置に前後移動する開閉部材を設けたが、揺動により入賞口を開閉する開閉部材を第2始動入賞装置に設けてもよい。
(17) 実施例の第2始動入賞装置では、装置本体を前後のケース体から構成するようにしたが、上下のケース体から装置本体を形成してもよく、また単一或いは3つ以上のケース体を組み合わせて装置本体を構成することもできる。
(18) 実施例では、遊技盤の裏側に箱状部材を設けるよう構成したが、該箱状部材を本体枠としての中枠に設置する構成も採用できる。
(19) 実施例では、遊技盤を木材板形成したが、これに限られるものではなく、遊技盤を合成樹脂材から透明または不透明に形成するようにしてもよい。
(20) 実施例では、遊技機としてパチンコ機を例示して説明したが、これに限られるものではなく、アレンジボール機やピンボール機、スロットマシン機等の各種遊技機を採用し得る。
請求項4記載の遊技機において、
前記案内部は、装置本体(110)の側壁に形成した長溝(124)からなり、
前記規制部(125)は、装置本体(110)の側壁に形成されて前記長溝と平行に延在し、該長溝(124)の規制位置に位置する軸部(143)を中心として該軸部(143)と係合部(146)との離間距離を半径とする円弧と交差する底壁を有する規制溝部(126)と、該規制溝部(126)における作動部材(140)による開閉部材(130)の開放方向への回転時に前記係合部(146)が移動する側に連設するよう側壁(123)に形成され、前記長溝(124)の許容位置に位置する軸部(143)を中心として該軸部(143)と係合部(146)との離間距離を半径とする円弧状の案内孔(127)とからなり、
前記長溝(124)の規制位置に作動部材(140)の軸部(143)が位置する状態では、前記規制溝部(126)の底壁に係合部(146)が係合することで作動部材(140)の軸部(143)を中心とする揺動動作を規制し、前記長溝(124)の許容位置に作動部材(140)の軸部(143)が位置する状態では、該作動部材(140)の係合部(146)は案内孔(127)に臨んで、作動部材(140)の軸部(143)を中心とする揺動動作を許容するよう構成した。
この構成によれば、開閉部材の開放規制を確実に実現できる。
18a 判定手段
20 遊技盤
20a 遊技領域
21 第1球流下経路
22 第2球流下経路
90 第2始動入賞装置(入賞装置)
92 第2始動入賞口(入賞口)
100a 球通過口
101 左ガイド部(ガイド部)
102 右ガイド部(ガイド部)
103 傾斜面
104 補強部材
106 圧力センサ(検知手段)
110 第2始動装置本体(装置本体)
124 長溝(案内部)
125 規制ガイド部(規制部)
130 開閉部材
140 第2作動部材(作動部材)
143 揺動軸(軸部)
144 作動軸(連繋部)
150 ソレノイド(駆動手段)
Claims (2)
- 遊技盤に配設され、図柄表示装置の表示部を臨ませた枠状装飾体と、該枠状装飾体の左側の遊技盤前側に設けられて遊技球が流下する第1球流下経路と、該枠状装飾体の右側の遊技盤前側に設けられて遊技球が流下する第2球流下経路と、前記遊技盤における第2球流下経路に設けられ、該第2球流下経路を流下する遊技球が入賞可能な入賞装置とを有し、特定条件の成立により遊技球を前記第2球流下経路へ打ち出して遊技が行なわれるよう構成された遊技機において、
前記入賞装置は、
前記遊技盤の前側に取付けられる取着部と、
前記取着部に前後に開口するよう設けられ、遊技球が入賞可能な入賞口と、
前記取着部の前面に突設されて前記入賞口を挟む左右両側に位置し、遊技球が上下方向に通過可能な球通過口を間に画成する一対のガイド部と、
前記一対のガイド部の上面に夫々形成され、前記球通過口側に向けて下方傾斜する傾斜面と、
前記取着部の後側に配設した装置本体に前後動可能に配設され、前進時に前記球通過口に臨んで該球通過口を通過する遊技球を入賞口へ案内し、後退時に前記球通過口から退避すると共に入賞口を閉成して該入賞口への遊技球の入賞を阻止する開閉部材と、
前記装置本体に配設され、前記開閉部材を前後動する駆動装置と、
前記ガイド部における傾斜面に設けられた補強部材と、
前記装置本体に揺動可能に支持されると共に前記開閉部材に連繋され、前記駆動装置の駆動によって揺動して該開閉部材を前後動する作動部材と、
前記装置本体に設けた規制部と、
前記作動部材に設けられ、前記駆動装置の非駆動時において前記規制部に係合して該作動部材の揺動動作を規制すると共に、前記駆動装置の駆動時において該作動部材の揺動動作を許容するよう規制部との係合状態が解除される係合部とを備え、
前記作動部材に形成された軸部が、前記装置本体に形成された案内部に揺動可能に支持されると共に、前記駆動装置の駆動によって該軸部が案内部の規制位置と許容位置との間を移動し、
前記規制部は、前記案内部の規制位置に作動部材の軸部が位置する状態では、前記係合部に係合して該係合部の移動を規制すると共に、前記案内部の許容位置に作動部材の軸部が位置する状態では、前記係合部との係合が解除されて該係合部の移動を許容するよう形成され、
前記作動部材は、前記駆動装置の非駆動時には前記軸部が案内部の規制位置に保持されると共に、該駆動装置の駆動によって前記軸部が案内部の許容位置に移動されるよう構成した
ことを特徴とする遊技機。 - 前記軸部は、該作動部材における開閉部材との連繋部から離間した位置に設けられ、
前記係合部は、前記作動部材における前記軸部を挟んで開閉部材の連繋部側とは反対側に設けられ、
前記案内部は、前記装置本体に前後方向に延在するよう形成されて、前記駆動装置の駆動によって前記作動部材の軸部が案内部を前後方向に移動するよう構成した請求項1記載の遊技機。
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