JP5437783B2 - 光学フィルム、その製造方法、偏光板および液晶表示装置 - Google Patents
光学フィルム、その製造方法、偏光板および液晶表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5437783B2 JP5437783B2 JP2009281221A JP2009281221A JP5437783B2 JP 5437783 B2 JP5437783 B2 JP 5437783B2 JP 2009281221 A JP2009281221 A JP 2009281221A JP 2009281221 A JP2009281221 A JP 2009281221A JP 5437783 B2 JP5437783 B2 JP 5437783B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- optical film
- present
- dope
- acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
- Polarising Elements (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
Description
すなわち、本発明者は、ハンドリング適性が良好であり、液晶表示装置に組み込んだときに単独で視野角特性を改善できる程度に高い光学発現性を有し、かつ画像表示時のコントラストを上昇させることができる光学フィルムを製造できることを初めて見出し、本発明を完成するに至った。
具体的には、以下の手段により上記課題を解決した。
式(1): 25nm≦Re≦140nm
(式(1)中、Reは波長590nmで測定したフィルム面内方向のレターデーション値を表す。)
[2] 下記式(1’)を満たすことを特徴とする[1]に記載の光学フィルム。
式(1’): 30nm≦Re≦100nm
(式(1’)中、Reは波長590nmで測定したフィルム面内方向のレターデーション値を表す。)
[3] 下記式(2)を満たすことを特徴とする[1]または[2]に記載の光学フィルム。
式(2): 80nm≦Rth≦300nm
(式(2)中、Rthは波長590nmで測定したフィルム膜厚方向のレターデーション値を表す。)
[4] 前記熱可塑性樹脂がセルロースアシレート樹脂であることを特徴とする[1]〜[3]のいずれか一項に記載の光学フィルム
[5] 前記セルロースアシレート樹脂の全アシル置換度が2.1〜2.6であることを特徴とする[4]に記載の光学フィルム。
[6] コア層と、該コア層の両面に少なくとも1層ずつの表層が積層されていることを特徴とする[1]〜[5]のいずれか一項に記載の光学フィルム。
[7] 前記コア層と前記表層が、いずれもセルロースアシレート樹脂を含むことを特徴とする[6]に記載の光学フィルム。
[8] 前記コア層と、前記表層がそれぞれ全アシル置換度の異なるセルロースアシレート樹脂を含むことを特徴とする[6]に記載の光学フィルム。
[9] 前記コア層に含まれるセルロースアシレート樹脂の全アシル置換度が2.1〜2.6であることを特徴とする[7]または[8]に記載の光学フィルム。
[10] 内部ヘイズが0.03%未満であることを特徴とする[1]〜[9]のいずれか一項に記載の光学フィルム。
[11] 光学異方性層が積層されていないことを特徴とする[1]〜[10]のいずれか一項に記載の光学フィルム。
[12] 熱可塑性樹脂と該熱可塑性樹脂に対して0.03質量%〜0.15質量%の無機微粒子を含むドープを流涎して、光学フィルムの少なくとも一方の最外層となるフィルムを形成する工程と、該最外層となるフィルムを含む光学フィルムを、延伸温度A±10℃でフィルム搬送方向に直交する方向に20〜40%延伸する工程を含むことを特徴とする光学フィルムの製造方法(但し、前記Aは、残留溶媒量が0%のときのセルロースアシレートの動的粘弾性tanδを測定した際にtanδがピークを示す温度(単位:℃)を表す)。
[13] 該最外層となるフィルムを含む光学フィルムの全膜厚が30〜160μmとなるように制御する工程を含むことを特徴とする[12]に記載の光学フィルムの製造方法。
[14] 前記熱可塑性樹脂としてセルロースアシレート樹脂を用いることを特徴とする[12]または[13]に記載の光学フィルムの製造方法。
[15] 表層用ドープとコア層用ドープを、該コア層用ドープの両面に前記表層用ドープが積層されるように逐次流延または同時共流延することを特徴とする[12]〜[14]のいずれか一項に記載の光学フィルムの製造方法。
[16] 表層用ドープとコア層用ドープを、該コア層用ドープの両面に前記表層用ドープが積層されるように同時共流延することを特徴とする[12]〜[14]のいずれか一項に記載の光学フィルムの製造方法。
[17] 両方の前記表層用ドープが、無機微粒子を前記熱可塑性樹脂に対して0.03重量%〜0.15重量%含むことを特徴とする[15]または[16]に記載の光学フィルムの製造方法。
[18] 前記表層の合計膜厚が0.5〜9μmとなるように制御する工程を含むことを特徴とする[15]〜[17]のいずれか一項に記載の光学フィルム。
[19] [12]〜[18]のいずれか一項に記載の光学フィルムの製造方法で製造されたことを特徴とする光学フィルム。
[20] [1]〜[11]および[19]のいずれか一項に記載の光学フィルムを少なくとも1枚用いたことを特徴とする偏光板。
[21] [1]〜[11]および[19]のいずれか一項に記載の光学フィルムを少なくとも1枚用いたことを特徴とする液晶表示装置。
本発明の光学フィルム(以下、本発明のフィルムとも言う)は、熱可塑性樹脂を含み、フィルム表面のXRF測定を実施したときのXRF強度が0.6〜15であり、全ヘイズ値が0.1〜1.0%であり、内部ヘイズ値が0.07%未満であり、かつフィルムの両表面における動摩擦係数が0.3〜3.5であり、下記式(1)を満たすことを特徴とする。
式(1): 25nm≦Re≦140nm
(式(1)中、Reは波長590nmで測定したフィルム面内方向のレターデーション値を表す。)
以下、本発明のフィルムについて説明する。
本発明のフィルムは、フィルム表面のXRF測定を実施したときのXRF強度が0.6〜15である。前記XRF強度は、エア面側のXRF強度と、バンド面側のXRF強度の2種を測定することが可能であるが、本発明のフィルムは、XRF強度がエア面側およびバンド面側共に0.6〜15である。前記XRF強度が0.6以上であると、光学フィルムの全ヘイズと動摩擦係数を本発明の範囲にでき、ハンドリング適性を改善することができる。さらに液晶表示装置に組み込んだときのコントラストも上昇させることができる。前記XRF強度が15以下であると、光学フィルムの全ヘイズを維持したまま動摩擦係数を本発明の範囲にでき、光学フィルムの滑りを良くしてハンドリング適性を改善することができる。
前記XRF強度は、0.6〜10であることが好ましく、0.6〜5であることがより好ましい。
蛍光X線分析装置(XRF;X−ray FluorescenceSpectrometer)を用いて、検量線法によりSi原子の量(Si mg/m2)として測定される。検量線を作成するための標準試料は、既知量のSi原子を含む珪酸ナトリウム水溶液を、アルミニウム基板の上の30mmφの面積内に均一に滴下後、乾燥させたものが用いられる。蛍光X線分析装置の機種としては特に限定はないが、本発明においては、理学電機工業(株)製RIX3000を用い、下記条件にてSi−Kαスペクトルのピーク高さより測定したSi原子の量を採用している。
装置 :理学電機工業(株)製RIX3000
X線管球 :Rh
測定スペクトル :Si−Kα
管電圧 :50kV
管電流 :50mA
スリット :COARSE
分光結晶 :RX4
検出器 :F−PC
分析面積 :30mmφ
ピーク位置(2θ) :144.75deg.
バックグランド(2θ):140.70deg.、146.85deg.
積算時間 :80秒/sample
なお、上記の測定条件の場合、XRF測定によって読み取ることができるマット剤濃度は、フィルム表面からフィルム膜厚方向に向けて20μmまでの平均値となる。
本発明のフィルムは、全ヘイズ値が0.1〜1.0%である。前記全ヘイズ値が0.1〜1.0%であると、光学フィルムを液晶表示装置に組み込んだときのコントラストを上昇させることができる。
前記全ヘイズ値は、0.15〜0.8%であることが好ましく、0.2〜0.7%であることがより好ましい。全ヘイズが0.2%以上であると、ロールフィルムの送り出し、巻き取りのためのハンドリング時にハンドリングロールとの滑りを確保でき、傷が生じにくくなり、ハンドリング適性を改善することができる。また、長尺のロール状態で保存中に表裏面が密着しないようにもなる。さらに、フィルムは他の基板やフィルムとの間の密着性についても向上し、けん化処理する場合のけん化時間も短くなる。
内部ヘイズが0.07%未満であると偏光板に組み込んだときのコントラストが高くなり好ましい。コントラスト低下を抑制するためには内部ヘイズは、0.03%未満がより好ましい。
本発明のフィルムは、フィルムの両表面における動摩擦係数が0.3〜3.5である。前記動摩擦係数が0.3以上であればフィルム搬送時のキシミを改善でき、ハンドリング適性を改善することができる。また、前記動摩擦係数が3.5以下であればフィルム搬送時の滑り性を改善でき、ハンドリング適性を改善することができる。
前記動摩擦係数は、0.3〜3.0以下であることが好ましく、0.3〜2.0であることがより好ましい。特に動摩擦係数が3.0以下であると、顕著にハンドリング適性が改善されるため好ましい。
本明細書中、動摩擦係数は、フィルム試料100mm×200mm及び75mm×100mmの試料を23℃、相対湿度65%、2時間調湿し、テンシロン引張試験機(RTA−100、オリエンテック(株)製)にて大きいフィルムを台の上に固定し、200gの重りを付けた小さいフィルムを載せた。重りを水平方向に引張り、動いている時の力Fを測定し、下記式より動摩擦係数μkを算出した。
F=μk×W(W:重りの重さ(Kgf))
本発明のフィルムは、下記式(1)を満たすことを特徴とする。
式(1): 25nm≦Re≦140nm
前記式(1)中、Reは波長590nmで測定したフィルム面内方向のレターデーション値を表す。本発明のフィルムはReが25nm以上であることで、液晶表示装置に組み込んだときに視野角特性を改善することができる。
また、本発明のフィルムは、下記式(1’)を満たすことがコントラスト上昇および視野角特性改善の観点から好ましい。
式(1’): 30nm≦Re≦100nm
さらに、下記式(1’’)を満たすことがさらなるコントラスト上昇および視野角特性改善の観点からより好ましい。
式(1’’): 40nm≦Re≦100nm
式(2): 80nm≦Rth≦300nm
(式(2)中、Rthは波長590nmで測定したフィルム膜厚方向のレターデーション値を表す。)
本発明のフィルムは、Rthが90〜270nmであることがより好ましく、100〜250nmであることが特に好ましい。
本発明のフィルムのレターデーション値は、25nm≦Re≦140nm、かつ、80nm≦Rth≦300nmであることが好ましい。また、30nm≦Re≦100nm、かつ、80nm≦Rth≦300nmであることがより好ましく、40nm≦Re≦100nm、かつ、90nm<Rth<270nmであることが特に好ましく、45nm<Re<80nm、かつ、100nm<Rth<250nmであることがより特に好ましい。
測定されるフィルムが1軸または2軸の屈折率楕円体で表されるものである場合には、以下の方法によりRth(λ)は算出される。
Rth(λ)は、前記Re(λ)を、面内の遅相軸(KOBRA 21ADHまたはWRにより判断される)を傾斜軸(回転軸)として(遅相軸がない場合にはフィルム面内の任意の方向を回転軸とする)のフィルム法線方向に対して法線方向から片側50度まで10度ステップで各々その傾斜した方向から波長λnmの光を入射させて全部で6点測定し、その測定されたレターデーション値と平均屈折率の仮定値及び入力された膜厚値を基にKOBRA 21ADHまたはWRが算出する。
上記において、法線方向から面内の遅相軸を回転軸として、ある傾斜角度にレターデーションの値がゼロとなる方向をもつフィルムの場合には、その傾斜角度より大きい傾斜角度でのレターデーション値はその符号を負に変更した後、KOBRA 21ADHまたはWRが算出する。
尚、遅相軸を傾斜軸(回転軸)として(遅相軸がない場合にはフィルム面内の任意の方向を回転軸とする)、任意の傾斜した2方向からレターデーション値を測定し、その値と平均屈折率の仮定値及び入力された膜厚値を基に、以下の式(A)及び式(B)よりRthを算出することもできる。
上記のRe(θ)は法線方向から角度θ傾斜した方向におけるレターデーション値を現す。
式(A)におけるnxは面内における遅相軸方向の屈折率を表し、nyは面内においてnxに直交する方向の屈折率を表し、nzはnx及びnyに直交する方向の屈折率を表す。
式(B)
Rth=((nx+ny)/2−nz)×d
Rth(λ)は前記Re(λ)を、面内の遅相軸(KOBRA 21ADHまたはWRにより判断される)を傾斜軸(回転軸)としてフィルム法線方向に対して−50度から+50度まで10度ステップで各々その傾斜した方向から波長λnmの光を入射させて11点測定し、その測定されたレターデーション値と平均屈折率の仮定値及び入力された膜厚値を基にKOBRA 21ADHまたはWRが算出する。
セルロースアシレート(1.48)、シクロオレフィンポリマー(1.52)、ポリカーボネート(1.59)、ポリメチルメタクリレート(1.49)、ポリスチレン(1.59)である。
これら平均屈折率の仮定値と膜厚を入力することで、KOBRA 21ADHまたはWRはnx、ny、nzを算出する。
なお、本明細書において、特に断らない限り、測定波長は590nmとする。
本発明の光学フィルムは熱可塑性樹脂を含む。本発明の光学フィルムは、前記熱可塑性樹脂としてセルロースアシレート樹脂を含むことが好ましい。
本発明に用いられるセルロースアシレート樹脂は、特に定めるものではない。アシレート原料のセルロースとしては、綿花リンタや木材パルプ(広葉樹パルプ、針葉樹パルプ)などがあり、何れの原料セルロースから得られるセルロースアシレートでも使用でき、場合により混合して使用してもよい。これらの原料セルロースについての詳細な記載は、例えば、丸澤、宇田著、「プラスチック材料講座(17)繊維素系樹脂」日刊工業新聞社(1970年発行)や発明協会公開技報公技番号2001−1745号(7頁〜8頁)に記載のセルロースを用いることができる。
全アシル置換度、即ち、DS2+DS3+DS6は2.1〜2.9が好ましく、より好ましくは2.1〜2.8であり、特に好ましくは光学特性の発現の観点から、少なくとも1層に含まれるセルロースアシレートの全アシル置換度が2.1〜2.6である。また、DS6/(DS2+DS3+DS6)は0.08〜0.66が好ましく、0.15〜0.60、さらに好ましくは0.20〜0.45である。ここで、DS2はグルコース単位の2位の水酸基のアシル基による置換度(以下、「2位のアシル置換度」とも言う)であり、DS3は3位の水酸基のアシル基による置換度(以下、「3位のアシル置換度」とも言う)であり、DS6は6位の水酸基のアシル基による置換度である(以下、「6位のアシル置換度」とも言う)。また、DS6/(DS2+DS3+DS6)は全アシル置換度に対する6位のアシル置換度の割合であり、以下「6位のアシル置換率」とも言う。
すなわち、本発明のフィルムに用いられるセルロースアシレート樹脂は、セルロースアセテートであることが、自然への還元性および環境負荷の観点から、好ましい。
さらにDSBはその28%以上が6位水酸基の置換基であるが、より好ましくは30%以上が6位水酸基の置換基であり、31%以上が6位水酸基の置換基であることがさらに好ましく、特には32%以上が6位水酸基の置換基であることも好ましい。これらのフィルムにより溶解性の好ましい溶液が作製でき、特に非塩素系有機溶媒において、良好な溶液の作製が可能となる。さらに粘度が低くろ過性のよい溶液の作成が可能となる。
本発明のフィルムは、1層からなっていても、2層以上からなっていてもよい。
本発明のフィルムは、コア層と、該コア層の両面に少なくとも1層ずつの表層が積層されていることがより好ましい。すなわち、本発明のフィルムは、3層以上の積層構造を有している態様が、光学補償フィルムとして所望の光学特性を実現させる工程における自由度向上の観点から好ましい。なお、前記コア層とは、最も膜厚の厚い層のことをいう。
また、本発明のフィルムが2層以上からなる積層フィルムの場合、本発明のフィルムは、共流延されてなることが好ましい。
また、本発明のフィルムは、前記コア層用が無機微粒子を全く含まないことが、フィルムの内部ヘイズを低くする観点から好ましい。
なお、接着剤または粘着剤を介して接着された複層構造のフィルムを製造するときに用いられる接着剤や粘着剤としては、例えば特開平11?295527号公報に記載がある。
本発明のフィルムに含まれるセルロースアシレート樹脂の全アシル置換度の平均値は、2.1〜2.6であることが好ましく、2.2〜2.5であることがより好ましく、2.3〜2.48であることが特に好ましい。
前記コア層に含まれる前記セルロースアシレート樹脂の全アシル置換度の平均値は、2.2〜2.5であることがより好ましく、2.3〜2.48であることが特に好ましい。
前記表層に含まれるセルロースアシレート樹脂の全アシル置換度は、2.6〜2.9であることがより好ましく、2.65〜2.85であることが特に好ましい。
本発明のフィルムの厚さ(2層以上からなる場合は合計膜厚)は、30〜160μmであることが好ましい。フィルムの全膜厚を制御することで、フィルムのRe発現量と、全ヘイズを本発明の範囲に制御することができ、その中でも特にフィルムのRe発現量を本発明の範囲に制御するために重要となる。前記膜厚は、用いる偏光板の種類等によって適宜定めることができるが、好ましくは35〜155μmであることがより好ましく、40〜140μmであることが特に好ましく、40〜100μmより特に好ましく、フィルムの厚さを60μm以下とすることにより、コストを下げることができ好ましい。
本発明のフィルム中には、添加剤として、無機微粒子(マット剤)、非リン酸エステル系の化合物;レターデーション調整剤(レターデーション発現剤およびレターデーション低減剤);フタル酸エステル、リン酸エステル系の化合物などの可塑剤;紫外線吸収剤;酸化防止剤などの添加剤を加えることもできる。
本発明のフィルムは、少なくとも一方の最外層に無機微粒子を含むことが前記XRF強度を本発明の範囲に制御する観点から好ましく、両方の最外層に無機微粒子を含むことがより好ましい。
本発明のフィルムが2層の積層構造であるときは、前記無機微粒子は少なくとも一方の最外層に含まれる。また、本発明のフィルムが3層以上の積層構造であるときは、前記無機微粒子は前記表層の両方に含まれることが好ましい。
これらの中でアエロジルR972が、無機微粒子分散溶液を作製する際の凝集性の観点から特に好ましい。
最終的なセルロースアシレートフィルム中の前記XRF強度測定から算出される表層のマット剤濃度は、コア層と該コア層の両面に少なくとも1層ずつの表層が積層されている態様のフィルムの場合は、エア面側で0.6〜12であることが好ましく、1.0〜8.0であることがより好ましく、1.5〜4.0であることが特に好ましい。また、バンド面側で0.6〜12であることが好ましく、1.0〜8.0であることがより好ましく、1.5〜4.0であることが特に好ましい。
最終的なセルロースアシレートフィルム中の前記XRF強度測定から算出される表層のマット剤濃度は、単層の態様のフィルムの場合は、エア面側で0.6〜12であることが好ましく、2〜10であることがより好ましく、4〜8であることが特に好ましい。また、バンド面側で0.6〜12であることが好ましく、2〜10であることがより好ましく、4〜8であることが特に好ましい。
本発明のフィルムは、リン酸エステル系の化合物または非リン酸エステル系のポリエステル系の化合物を含むことが、湿熱耐久性時にフィルムから添加剤が泣き出す現象を抑え、かつ、本発明の奏する効果のうちヘイズを低減できる観点からも好ましい。以下、本発明のフィルムに用いることができる添加剤について詳細に説明する。
また、本明細書中、「非リン酸エステル系の化合物」とは、「エステル結合を有する化合物であって、該エステル結合に寄与する酸がリン酸以外である化合物」のことを言う。すなわち、「非リン酸エステル系の化合物」は、リン酸を含まず、エステル系である、化合物を意味する。
また、前記非リン酸エステル系の化合物は、低分子化合物であっても、ポリマー(高分子化合物)であってもよい。以下、ポリマー(高分子化合物)である非リン酸エステル系の化合物のことを、非リン酸エステル系ポリマーとも言う。
以下、本発明に用いられる非リン酸エステル系の化合物である高分子量添加剤について、その具体例を挙げながら詳細に説明するが、本発明で用いられる非リン酸エステル系の化合物である高分子量添加剤がこれらのものに限定されるわけでないことは言うまでもない。
本発明のポリエステル添加剤の両末端がカルボン酸やOH基とならないように、モノアルコール残基やモノカルボン酸残基で保護することが好ましい。
この場合、モノアルコールとしては炭素数1〜30の置換、無置換のモノアルコールが好ましく、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、ペンタノール、イソペンタノール、ヘキサノール、イソヘキサノール、シクロヘキシルアルコール、オクタノール、イソオクタノール、2−エチルヘキシルアルコール、ノニルアルコール、イソノニルアルコール、tert−ノニルアルコール、デカノール、ドデカノール、ドデカヘキサノール、ドデカオクタノール、アリルアルコール、オレイルアルコールなどの脂肪族アルコール、ベンジルアルコール、3−フェニルプロパノールなどの置換アルコールなどが挙げられる。
炭素数8〜20の芳香族ジカルボン酸としては、フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、1,5−ナフタレンジカルボン酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、1,8−ナフタレンジカルボン酸、2,8−ナフタレンジカルボン酸および2,6−ナフタレンジカルボン酸等がある。これらの中でも好ましい芳香族ジカルボン酸としてはフタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、である。
該公報一般式(1)の化合物は、スルホニルクロリド誘導体とアミン誘導体との縮合反応により得ることができる。
上記添加量を30質量%以下とすることにより、セルロース系樹脂との相溶性を向上させることができ、白化を抑制させることができる。2種類以上のレターデーション低減剤を用いる場合、その合計量が、上記範囲内であることが好ましい。
本発明に用いられる可塑剤としては、セルロースアシレートの可塑剤として知られる多くの化合物も有用に使用することができる。可塑剤としては、リン酸エステル系化合物またはカルボン酸エステルが用いられる。リン酸エステル系化合物の例には、トリフェニルホスフェート(TPP)およびトリクレジルホスフェート(TCP)が含まれる。カルボン酸エステルとしては、フタル酸エステルおよびクエン酸エステルが代表的である。フタル酸エステルの例には、ジメチルフタレート(DMP)、ジエチルフタレート(DEP)、ジブチルフタレート(DBP)、ジオクチルフタレート(DOP)、ジフェニルフタレート(DPP)およびジエチルヘキシルフタレート(DEHP)が含まれる。クエン酸エステルの例には、O−アセチルクエン酸トリエチル(OACTE)およびO−アセチルクエン酸トリブチル(OACTB)が含まれる。その他のカルボン酸エステルの例には、オレイン酸ブチル、リシノール酸メチルアセチル、セバシン酸ジブチル、種々のトリメリット酸エステルが含まれる。フタル酸エステル系可塑剤(DMP、DEP、DBP、DOP、DPP、DEHP)が好ましく用いられる。DEPおよびDPPが特に好ましい。
本発明のフィルムは、レターデーション発現剤を含んでいても含んでいなくても所望の面内方向のレターデーションを発現させることができるが、さらにレターデーション発現剤を含んでいてもよい。レターデーション発現剤を採用することにより、低延伸倍率で高いRe発現性を得られる。レターデーション発現剤の種類としては、特に定めるものではないが、棒状または円盤状化合物からなるものや、前記非リン酸エステル系の化合物のうちレターデーション発現性を示す化合物を挙げることができる。上記棒状または円盤状化合物としては、少なくとも二つの芳香族環を有する化合物をレターデーション発現剤として好ましく用いることができる。
二種類以上のレターデーション発現剤を併用してもよい。
レターデーション発現剤は、250〜400nmの波長領域に最大吸収を有することが好ましく、可視領域に実質的に吸収を有していないことが好ましい。
円盤状化合物としては、例えば欧州特許出願公開第0911656A2号明細書に記載の化合物、特開2003−344655号公報に記載のトリアジン化合物、特開2008−150592号公報[0097]〜[0108]に記載されるトリフェニレン化合物も好ましく用いることもできる。
棒状化合物は、文献記載の方法を参照して合成できる。文献としては、Mol. Cryst. Liq. Cryst., 53巻、229ページ(1979年)、同89巻、93ページ(1982年)、同145巻、111ページ(1987年)、同170巻、43ページ(1989年)、J. Am. Chem. Soc.,113巻、1349ページ(1991年)、同118巻、5346ページ(1996年)、同92巻、1582ページ(1970年)、J. Org. Chem., 40巻、420ページ(1975年)、Tetrahedron、48巻16号、3437ページ(1992年)を挙げることができる。
また、本発明のフィルムは、本発明のフィルムを少なくとも一枚用いる偏光板に応用することができる。
前記偏光板は、偏光子と、該偏光子の片面に本発明のフィルムを有することが好ましい。本発明の光学補償フィルムと同様、前記偏光板の態様は、液晶表示装置にそのまま組み込むことが可能な大きさに切断されたフィルム片の態様の偏光板のみならず、連続生産により、長尺状に作製され、ロール状に巻き上げられた態様(例えば、ロール長2500m以上や3900m以上の態様)の偏光板も含まれる。大画面液晶表示装置用とするためには、上記した通り、偏光板の幅は1470mm以上とすることが好ましい。
前記偏光板の具体的な構成については、特に制限はなく公知の構成を採用できるが、例えば、特開2008−262161号公報の図6に記載の構成を採用することができる。
本発明のフィルムは、前記偏光板を有する液晶表示装置に応用することができる。
前記液晶表示装置は液晶セルと該液晶セルの両側に配置された一対の偏光板を有する液晶表示装置であって、前記偏光板の少なくとも一方が本発明の偏光板であることを特徴とするIPS、OCBまたはVAモードの液晶表示装置であることが好ましい。
前記液晶表示装置の具体的な構成としては特に制限はなく公知の構成を採用できる.また、特開2008−262161号公報の図2に記載の構成も好ましく採用することができる。
本発明の光学フィルムの製造方法(以下、本発明の製造方法とも言う)は、熱可塑性樹脂と該熱可塑性樹脂に対して0.03質量%〜0.15質量%の無機微粒子を含むドープを流涎して、光学フィルムの少なくとも一方の最外層となるフィルムを形成する工程と、該最外層となるフィルムを含む光学フィルムを、延伸温度A±10℃でフィルム搬送方向に直交する方向に20〜40%延伸する工程を含むことを特徴とする(但し、前記Aは、残留溶媒量が0%のときのセルロースアシレートの動的粘弾性tanδを測定した際にtanδがピークを示す温度を表す)。
本発明の製造方法によれば、従来知られていなかったハンドリング適性が良好であり、液晶表示装置に組み込んだときに単独で視野角特性を改善できる程度に高い光学発現性を有し、かつ画像表示時のコントラストを上昇させることができる本発明の光学フィルムを製造することができる。
ソルベントキャスト法では、熱可塑性樹脂を有機溶媒に溶解した溶液(ドープ)を用いてフィルムを製造することができる。
有機溶媒は、炭素原子数が3〜12のエーテル、炭素原子数が3〜12のケトン、炭素原子数が3〜12のエステルおよび炭素原子数が1〜6のハロゲン化炭化水素から選ばれる溶媒を含むことが好ましい。エーテル、ケトンおよびエステルは、環状構造を有していてもよい。エーテル、ケトンおよびエステルの官能基(すなわち、−O−、−CO−および−COO−)のいずれかを2つ以上有する化合物も、有機溶媒として用いることができる。有機溶媒は、アルコール性水酸基のような他の官能基を有していてもよい。2種類以上の官能基を有する有機溶媒の場合、その炭素原子数は、いずれかの官能基を有する化合物の規定範囲内であればよい。
炭素原子数が3〜12のケトン類の例には、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、ジイソブチルケトン、シクロヘキサノンおよびメチルシクロヘキサノンが含まれる。
炭素原子数が3〜12のエステル類の例には、エチルホルメート、プロピルホルメート、ペンチルホルメート、メチルアセテート、エチルアセテートおよびペンチルアセテートが含まれる。
2種類以上の官能基を有する有機溶媒の例には、2−エトキシエチルアセテート、2−メトキシエタノールおよび2−ブトキシエタノールが含まれる。
ハロゲン化炭化水素の炭素原子数は、1または2であることが好ましく、1であることが最も好ましい。ハロゲン化炭化水素のハロゲンは、塩素であることが好ましい。ハロゲン化炭化水素の水素原子が、ハロゲンに置換されている割合は、25〜75モル%であることが好ましく、30〜70モル%であることがより好ましく、35〜65モル%であることがさらに好ましく、40〜60モル%であることが最も好ましい。メチレンクロリドが、代表的なハロゲン化炭化水素である。
2種類以上の有機溶媒を混合して用いてもよい。
熱可塑性樹脂の量は、得られる溶液中に10〜40質量%含まれるように調整することが好ましい。熱可塑性樹脂の量は、10〜30質量%であることがさらに好ましい。前記熱可塑性樹脂は、本発明のフィルムにおける好ましい範囲と同様であり、セルロースアシレート樹脂または環状オレフィン樹脂であることが好ましく、セルロースアシレート樹脂であることがより好ましく、セルロースアセテートであることが特に好ましい。有機溶媒(主溶媒)中には、本発明のフィルムに好ましく添加できる添加剤として挙げた添加剤の中から、任意の添加剤を添加しておいてもよい。また、本発明の製造方法では、前記ドープが、無機微粒子を含む。
溶液は、常温(0〜40℃)で熱可塑性樹脂と有機溶媒とを攪拌することにより調製することができる。高濃度の溶液は、加圧および加熱条件下で攪拌してもよい。具体的には、熱可塑性樹脂と有機溶媒とを加圧容器に入れて密閉し、加圧下で溶媒の常温における沸点以上、かつ溶媒が沸騰しない範囲の温度に加熱しながら攪拌する。加熱温度は、通常は40℃以上であり、好ましくは60〜200℃であり、さらに好ましくは80〜110℃である。
加熱する場合、容器の外部より加熱することが好ましい。例えば、ジャケットタイプの加熱装置を用いることができる。また、容器の外部にプレートヒーターを設け、配管して液体を循環させることにより容器全体を加熱することもできる。
容器内部に攪拌翼を設けて、これを用いて攪拌することが好ましい。攪拌翼は、容器の壁付近に達する長さのものが好ましい。攪拌翼の末端には、容器の壁の液膜を更新するため、掻取翼を設けることが好ましい。
容器には、圧力計、温度計等の計器類を設置してもよい。容器内で各成分を溶媒中に溶解する。調製したドープは冷却後容器から取り出すか、あるいは、取り出した後、熱交換器等を用いて冷却する。
溶液の流延方法としては、調製されたドープを加圧ダイから金属支持体上に均一に押し出す方法、一旦金属支持体上に流延されたドープをブレードで膜厚を調節するドクターブレードによる方法、逆回転するロールで調節するリバースロールコーターによる方法等があるが、加圧ダイによる方法が好ましい。加圧ダイにはコートハンガータイプやTダイタイプ等があるが、いずれも好ましく用いることができる。また、加圧ダイによる方法を用いる場合、公知の方法の中でも膜厚を高度に調節できる方法がより好ましい。またここで挙げた方法以外にも、従来知られているセルローストリアセテート溶液を流延製膜する種々の方法で実施することができ、用いる溶媒の沸点等の違いを考慮して各条件を設定することにより、それぞれの公報に記載の内容と同様の効果が得られる。
また、前記最外層となるフィルムを形成するためのドープ中に含まれる無機微粒子は、本発明のフィルムを共流延により製膜する場合は、該ドープ中の熱可塑性樹脂に対して0.03質量%〜0.15質量%であり、0.04〜0.15質量%であることが好ましく、0.05質量%〜0.15質量%であることがより好ましく、0.06〜0.14質量%であることが特に好ましく、0.06〜0.12質量%であることがより特に好ましい。
一方、本発明のフィルムを単層で製膜する場合は、該ドープ中の熱可塑性樹脂に対して0.03質量%〜0.15質量%であり、0.03〜0.10質量%であることが好ましく、0.03〜0.07質量%であることがより好ましく、0.04質量%〜0.05質量%であることが特に好ましい。
本発明の製造方法では、前記最外層となるフィルムを含む光学フィルムの全膜厚が35〜155μmでとなるように制御することがより好ましく、40〜140μmであることが特に好ましく、40〜100μmであることがより特に好ましい。
本発明のフィルムが2層以上からなる場合は、その形成においては同時共流延(重層同時流延)法、逐次流延法、塗布法などの積層流延法を用いることが好ましく、同時共流延法および逐次流延法がより好ましく、同時共流延法を用いることが、安定製造および生産コスト低減の観点から特に好ましい。
すなわち、本発明の製造方法では、前記熱可塑性樹脂と該熱可塑性樹脂に対して0.03質量%〜0.15質量%の無機微粒子を含むドープと、熱可塑性樹脂を含む少なくとも1種のコア層用ドープを、該コア層用ドープの両面に前記熱可塑性樹脂と該熱可塑性樹脂に対して0.03質量%〜0.15質量%の無機微粒子を含むドープが積層されるように逐次流延または同時共流延することが好ましい。本発明の製造方法では、前記熱可塑性樹脂と該熱可塑性樹脂に対して0.03質量%〜0.15質量%の無機微粒子を含むドープと、熱可塑性樹脂を含む少なくとも1種のコア層用ドープを、該コア層用ドープの両面に前記熱可塑性樹脂と該熱可塑性樹脂に対して0.03質量%〜0.15質量%の無機微粒子を含むドープが積層されるように同時共流延することがより好ましい。
本発明の製造方法では、前記コア層用ドープに含まれる前記セルロースアシレート樹脂の全アシル置換度の平均値が2.1〜2.6を満たすことが好ましく、より好ましい範囲は本発明のフィルムの説明における好ましい範囲と同様である。
可塑剤、紫外線吸収剤は表層用ドープよりもコア層用ドープのみに多くいれることができ、コア層用ドープのみにいれてもよい。また、コア層用ドープと表層用ドープで可塑剤、紫外線吸収剤の種類を変更することもできる。また、剥離剤を金属支持体側の表層用ドープにのみ含有させることも好ましい態様である。また、冷却ドラム法で金属支持体を冷却して溶液をゲル化させるために、表層用ドープに貧溶媒であるアルコールをコア層用ドープより多く添加することも好ましい。表層用ドープとコア層用ドープのTgが異なっていてもよく、表層用ドープのTgよりコア層用ドープのTgが低いことが好ましい。また、流延時の熱可塑性樹脂を含む溶液の粘度も表層用ドープとコア層用ドープで異なっていてもよく、表層用ドープの粘度がコア層用ドープの粘度よりも小さいことが好ましいが、コア層用ドープの粘度が表層用ドープの粘度より小さくてもよい。
本発明の製造方法では、該最外層となるフィルムを含む光学フィルムを、延伸温度A±10℃でフィルム搬送方向に直交する方向に20〜40%延伸する工程を含むことを特徴とする(但し、前記Aは、残留溶媒量が0%のときのセルロースアシレートの動的粘弾性tanδを測定した際にtanδがピークを示す温度を表す)。本発明のフィルムの製造方法では、熱可塑性樹脂と該熱可塑性樹脂に対して0.03質量%〜0.15質量%の無機微粒子を含むドープを流涎して得られた光学フィルムの少なくとも一方の最外層となるフィルムを含む光学フィルムを、上記特定の条件で延伸する処理を含むことで、搬送性の改善と低ヘイズ化の両立ができ、かつReを高く発現させることができる。
本発明のフィルムの製造方法における上記特定の条件でのフィルムの延伸方向はフィルム搬送方向に直交する方向(幅方向、TD方向)であるが、本発明の趣旨に反しない限りにおいてフィルム搬送方向にも延伸してもよい。
光学フィルムの製造に係わる、金属支持体上におけるドープの乾燥は、一般的には、金属支持体(ドラム又はベルト)の表面側、つまり金属支持体上にあるウェブの表面から熱風を当てる方法、ドラム又はベルトの裏面から熱風を当てる方法、温度コントロールした液体をベルトやドラムのドープ流延面の反対側である裏面から接触させて、伝熱によりドラム又はベルトを加熱し表面温度をコントロールする裏面液体伝熱方法などがあるが、裏面液体伝熱方式が好ましい。流延される前の金属支持体の表面温度は、ドープに用いられている溶媒の沸点以下であれば何度でもよい。しかし乾燥を促進するためには、また金属支持体上での流動性を失わせるためには、使用される溶媒の内の最も沸点の低い溶媒の沸点より1〜10℃低い温度に設定することが好ましい。なお流延ドープを冷却して乾燥することなく剥ぎ取る場合はこの限りではない。
以上のようにして得られた、光学フィルムの長さは、1ロール当たり100〜10000mで巻き取るのが好ましく、より好ましくは500〜7000mであり、さらに好ましくは1000〜6000mである。光学フィルムの幅は、0.5〜5.0mが好ましく、より好ましくは1.0〜3.0mであり、さらに好ましくは1.0〜2.5mである。巻き取る際、少なくとも片端にナーリングを付与するのが好ましく、ナーリングの幅は3mm〜50mmが好ましく、より好ましくは5mm〜30mm、高さは0.5〜500μmが好ましく、より好ましくは1〜200μmである。これは片押しであっても両押しであってもよい。
XRF強度の測定は、本発明のフィルム試料40mm×80mmを60℃相対湿度90%の環境下で、本明細書中に記載の方法によりエア面側とバンド面側のそれぞれについて行った。得られたXRF強度を下記表6および7に記載した。
また、マット剤濃度と膜厚を規定した標準サンプルをもとに、XRF強度とマット剤濃度に関する下記表1に記載の検量線を作成した。上記にて得られた測定値から、エア面側とバンド面側のそれぞれについてマット剤濃度を下記表1に記載の検量線を用いて算出した。得られた結果を下記表6および7に記載した。
なお、表1中、XがXRFで算出された強度を表し、Yが膜厚(単位:μm)を表す。
全ヘイズの測定は、本発明のフィルム試料40mm×80mmを、25℃、相対湿度60%で、ヘイズメーター(HGM−2DP、スガ試験機)でJIS K−6714に従って測定した。その結果を下記表6および7に示す。
まず本発明のフィルム試料40mm×80mmの屈折率をアッベ屈折計((株)アタゴ社製の『アッベ屈折計2−T』)により測定した。
次に、フィルム試料の表面及び裏面に、フィルム中に最も多く含まれる熱可塑性樹脂の屈折率±0.02以内の屈折率を有するオイルを数滴添加し、厚さ1mmのガラス板(ミクロスライドガラス品番S 9111、MATAUNAMI製)を2枚用いて裏表より挟んで、完全に2枚のガラス板と得られたフィルムを光学的に密着し、全ヘイズを除去した状態でヘイズメーター(HGM−2DP、スガ試験機)によってJIS K−6714に従ってヘイズを測定し、別途測定したガラス板2枚の間にオイルのみを挟んで測定したヘイズを引いた値をフィルムの内部ヘイズとして算出した。
実施例および比較例で得られたセルロースアシレート樹脂を用いたフィルム試料は屈折率が1.48〜1.49であったため、屈折率1.48の流動パラフィンを用いて測定した。
また、本発明では上記方法で30回測定を行い、その平均値を内部へイズとした。その結果を下記表6および7に示す。
得られたフィルムのキシミ測定による動摩擦係数を本明細書中に記載の方法で測定した。その結果を下記表6および7に記載した。
幅1mのフィルムを作製し,両側に荷重10kgの重しを付け、0.1mΦのパスロールを50cm、5往復させた後、フィルムの表面を顕微鏡観察した際の傷の状態および上記フィルムに対してヘイズ測定をした結果を下記分類にしたがってレベル分けした。その結果を下記表6および7に記載した。
○:表面に傷がなく、ヘイズ値が上昇しない。
△:顕微鏡で表面の傷が確認されるが、ヘイズ値が上昇しない。
×:表面に傷が有り、ヘイズ値の上昇が0.3%未満。
××:表面に傷が有り、ヘイズ値の上昇が0.3%以上。
KOBRA 21ADH(王子計測機器(株)製)で上記の方法によりReおよびRthを波長590nmで計測した。その結果を下記表6および7に記載した。
2層以上からなるフィルムを製造した実施例および比較例については、以下の方法で光学フィルムを製膜した。
表1に記載のアシル置換度のセルロースアシレートを調製した。触媒として硫酸(セルロース100質量部に対し7.8質量部)を添加し、カルボン酸を添加し40℃でアシル化反応を行った。その後、硫酸触媒量、水分量および熟成時間を調整することで全置換度と6位置換度を調整した。熟成温度は40℃で行った。さらにこのセルロースアシレートの低分子量成分をアセトンで洗浄し除去した。
<2−1>コア層用ドープ
下記組成物をミキシングタンクに投入し、攪拌して各成分を溶解し、さらに90℃に約10分間加熱した後、平均孔径34μmのろ紙および平均孔径10μmの焼結金属フィルターでろ過した。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
実施例1のコア層用ドープ
――――――――――――――――――――――――――――――――――
・セルロースアセテート(置換度2.41) 100.0質量部
・添加剤B 18.5質量部
・メチレンクロライド 365.5質量部
・メタノール 54.6質量部
――――――――――――――――――――――――――――――――――
また、前記添加剤の添加量は、各コア層用ドープ中に含まれる熱可塑性樹脂に対する質量%である。
下記組成物をミキシングタンクに投入し、攪拌して各成分を溶解し、さらに90℃に約10分間加熱した後、平均孔径34μmのろ紙および平均孔径10μmの焼結金属フィルターでろ過した。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
実施例1の表層用ドープ
――――――――――――――――――――――――――――――――――
・セルロースアセテート(置換度2.81) 100.0質量部
・化合物B 11.0質量部
・マット剤(アエロジルR972) 0.035質量部
・メチレンクロライド 365.5質量部
・メタノール 54.6質量部
――――――――――――――――――――――――――――――――――
前記コア層用ドープと、前記表層用ドープを下記表4および5に記載の膜厚のコア層および表層にそれぞれなるように、同時共流延した。なお、バンドはSUS製であった。
得られたウェブ(フィルム)をバンドから剥離し、クリップに挟み、フィルム全体の質量に対する残留溶媒量が30〜5%の状態のときに固定端一軸延伸の条件で、下記表4および5に記載の延伸温度および延伸倍率でテンターを用いてフィルム搬送方向に直交する方向(横方向)に延伸した。
その後にフィルムからクリップを外して130℃で20分間乾燥させた。このとき、延伸後の膜厚が表4および5に記載の膜厚(単位:μm)になるように、流延膜厚を調整した。表4および5に示した組成のフィルムを作製し、その製造適性を判断する目的で、ロール幅1280mm、ロール長2600mmのロールを上記条件で最低24ロール作製した。連続で製造した24ロールの中の1ロールについて100m間隔で長手1mのサンプル(幅1280mm)を切り出して各測定を行った。
単層フィルムを製造したその他の実施例および比較例については、以下の方法で光学フィルムを製膜した。
共流延フィルムの製造と同様の方法により、セルロースアシレート樹脂を調製した。なお、下記表4および5中に記載の「プロピオニル」は、全アシル置換度が2.36のセルロースアセテートプロピオネート樹脂であった、プロピオニル置換度が0.8であるものを表す。
<2−1> 熱可塑性樹脂溶液
下記組成物をミキシングタンクに投入し、攪拌して各成分を溶解し、さらに90℃に約10分間加熱した後、平均孔径34μmのろ紙および平均孔径10μmの焼結金属フィルターでろ過した。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
比較例9のセルロースアシレート溶液
――――――――――――――――――――――――――――――――――
下記表4および5に記載の熱可塑性樹脂 100.0質量部
下記表4および5に記載の添加剤B 18.5質量部
メチレンクロライド 403.0質量部
メタノール 60.2質量部
――――――――――――――――――――――――――――――――――
次に上記方法で作成したセルロースアシレート溶液を含む下記組成物を分散機に投入し、マット剤分散液を調製した。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
比較例9のマット剤分散液
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
・マット剤(アエロジルR972) 0.2質量部
・メチレンクロライド 72.4質量部
・メタノール 10.8質量部
・セルロースアシレート溶液 10.3質量部
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
上述のドープを、下記表5に記載の膜厚となるように、バンド流延機を用いて流延した。なお、バンドはSUS製であった。
得られたウェブ(フィルム)をバンドから剥離し、クリップに挟み、フィルム全体の質量に対する残留溶媒量が30〜5%の状態のときに固定端一軸延伸の条件で、下記表5に記載の延伸温度および延伸倍率でテンターを用いてフィルム搬送方向に直交する方向(横方向)に延伸した。
その後にフィルムからクリップを外して130℃で20分間乾燥させた。このとき、延伸後の膜厚が表5に記載の膜厚(単位:μm)になるように、流延膜厚を調整した。表5および7に示した組成のフィルムを作製し、その製造適性を判断する目的で、ロール幅1280mm、ロール長2600mmのロールを上記条件で最低24ロール作製した。連続で製造した24ロールの中の1ロールについて100m間隔で長手1mのサンプル(幅1280mm)を切り出して各測定を行った。
延伸したポリビニルアルコールフィルムにヨウ素を吸着させて偏光子を作製した。作製した各実施例および比較例のフィルムを、ポリビニルアルコール系接着剤を用いて、偏光子の片側に貼り付けた。なお、ケン化処理は以下のような条件で行った。
1.5mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液を調製し、55℃に保温した。0.005mol/Lの希硫酸水溶液を調製し、35℃に保温した。各実施例および比較例で作製したフィルムを上記の水酸化ナトリウム水溶液に2分間浸漬した後、水に浸漬し水酸化ナトリウム水溶液を十分に洗い流した。次いで、上記の希硫酸水溶液に1分間浸漬した後、水に浸漬し希硫酸水溶液を十分に洗い流した。最後に試料を120℃で十分に乾燥させた。
市販のセルローストリアシレートフィルム(フジタックTD80UF、富士フイルム(株)製)にケン化処理を行い、ポリビニルアルコール系接着剤を用いて、偏光子の反対側に貼り付け、70℃で10分以上乾燥した。
偏光子の透過軸と各実施例および比較例のフィルムの遅相軸とは平行になるように配置した。偏光子の透過軸と市販のフィルムの遅相軸とは直交するように配置した。
BRAVIA−KDL40V5(商品名、SONY(株)社製)の液晶セルから偏光板を剥がした。実施例:偏光板の作成で得られた偏光板に、各実施例および比較例のフィルムの偏光子とは逆側に粘着剤を貼り付け、各実施例または比較例のフィルム/粘着剤/液晶セルの順になるようにこの液晶セルに対して貼り合わせた。この液晶表示装置に対して、コントラストを測定した。その結果を下記表6および7に記載した。
一方、比較例1は表層用ドープ中のマット剤濃度を本発明の範囲を下回る添加量としたものであり、得られた光学フィルムはXRF強度、全ヘイズおよび動摩擦係数がいずれも本発明の範囲外であり、ハンドリング適性と実装時のコントラストが悪いことがわかった。
比較例2は表層用ドープ中のマット剤濃度を本発明の範囲を上回る添加量としたものであり、得られた光学フィルムはXRF強度が本発明の範囲外であり、実装時のコントラストが悪いことがわかった。
比較例3は、比較例1よりもさらに表層用ドープ中のマット剤濃度を減らして0としたものであり、得られた光学フィルムはXRF強度および全ヘイズが本発明の範囲外であり、ハンドリング適性と実装時のコントラストが悪いことがわかった。
比較例4は、延伸温度を本発明の範囲を下回る温度としたものであり、得られたフィルムは全ヘイズが本発明の範囲を外れ、実装時のコントラストが悪いことがわかった。
比較例5は、延伸温度を本発明の範囲を上回る温度としたものであり、得られたフィルムは動摩擦係数が本発明の範囲を外れ、ハンドリング適性と実装時のコントラストが悪いことがわかった。
比較例6は、フィルム製造条件のうち,マット剤濃度を0.026質量%としたものであり、得られたフィルムは動摩擦係数が本発明の範囲を外れ、ハンドリング適性と実装時のコントラストが悪いことがわかった。
比較例9および11は、単層流延において、マット剤濃度を本発明の範囲を下回る添加量としたものであり、得られた光学フィルムは全ヘイズおよび動摩擦係数が本発明の範囲を外れ、ハンドリング適性が悪いことがわかった。
比較例10および12は、単層流延において、マット剤濃度を本発明の範囲を上回る添加量としたものであり、得られた光学フィルムはXRF強度および動摩擦係数が本発明の範囲を外れ、実装時のコントラストが悪いことがわかった。
比較例13は、延伸倍率を本発明の範囲を下回る倍率としたものであり、得られたフィルムはReが本発明の範囲を外れ、実装時のコントラストが悪いことがわかった。
比較例14は、延伸倍率を本発明の範囲を上回る倍率としたものであり、得られたフィルムは全ヘイズが本発明の範囲を外れ、ハンドリング適性と実装時のコントラストが悪いことがわかった。
比較例15および16は、特開2009−222944号公報に記載のフィルムNO.1をそれぞれ追試したものであり、得られた異方性層塗工前の比較例15のフィルムは動摩擦係数、光学特性が本発明の範囲をはずれ、異方性層塗工後の比較例16のフィルムは、塗工側の動摩擦係数が本発明の範囲をはずれることがわかった。
2 コア層用ドープ
3 共流延ギーサ
4 流延用支持体
Claims (12)
- コア層と、該コア層の両面に少なくとも1層ずつの表層が積層されている光学フィルムであって、該光学フィルムは、
熱可塑性樹脂を含み、
フィルム表面のXRF測定を実施したときのXRF強度が0.6〜15であり、
全ヘイズ値が0.1〜1.0%であり、
内部ヘイズ値が0.07%未満であり、かつ
フィルムの両表面における動摩擦係数が0.3〜3.5であり、
下記式(1)および下記式(2)を満たす、光学フィルム。
式(1): 25nm≦Re≦140nm
(式(1)中、Reは波長590nmで測定したフィルム面内方向のレターデーション値を表す。)
式(2): 80nm≦Rth≦300nm
(式(2)中、Rthは波長590nmで測定したフィルム膜厚方向のレターデーション値を表す。) - 下記式(1')を満たすことを特徴とする請求項1に記載の光学フィルム。
式(1'): 30nm≦Re≦100nm
(式(1')中、Reは波長590nmで測定したフィルム面内方向のレターデーション値を表す。) - 前記熱可塑性樹脂がセルロースアシレート樹脂であることを特徴とする請求項1または2に記載の光学フィルム
- 前記セルロースアシレート樹脂の全アシル置換度が2.1〜2.6であることを特徴とする請求項3に記載の光学フィルム。
- 前記コア層と前記表層が、いずれもセルロースアシレート樹脂を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光学フィルム。
- 前記コア層と、前記表層がそれぞれ全アシル置換度の異なるセルロースアシレート樹脂を含むことを特徴とする請求項5に記載の光学フィルム。
- 前記コア層に含まれるセルロースアシレート樹脂の全アシル置換度が2.1〜2.6であることを特徴とする請求項5または6に記載の光学フィルム。
- 内部ヘイズが0.03%未満であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の光学フィルム。
- 光学異方性層が積層されていないことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の光学フィルム。
- 前記表層の合計膜厚が0.5〜9μmであることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の光学フィルム。
- 請求項1〜10のいずれか一項に記載の光学フィルムを少なくとも1枚用いたことを特徴とする偏光板。
- 請求項1〜10のいずれか一項に記載の光学フィルムを少なくとも1枚用いたことを特徴とする液晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009281221A JP5437783B2 (ja) | 2009-12-11 | 2009-12-11 | 光学フィルム、その製造方法、偏光板および液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009281221A JP5437783B2 (ja) | 2009-12-11 | 2009-12-11 | 光学フィルム、その製造方法、偏光板および液晶表示装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2011123316A JP2011123316A (ja) | 2011-06-23 |
| JP5437783B2 true JP5437783B2 (ja) | 2014-03-12 |
Family
ID=44287249
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2009281221A Active JP5437783B2 (ja) | 2009-12-11 | 2009-12-11 | 光学フィルム、その製造方法、偏光板および液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP5437783B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5869820B2 (ja) * | 2011-09-30 | 2016-02-24 | 富士フイルム株式会社 | セルロースアシレート積層フィルムとその製造方法、偏光板および液晶表示装置 |
| WO2013145560A1 (ja) * | 2012-03-26 | 2013-10-03 | コニカミノルタ株式会社 | 光学フィルムの製造方法及び光学フィルム、偏光板、液晶表示装置 |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3425484B2 (ja) * | 1995-02-03 | 2003-07-14 | 富士写真フイルム株式会社 | セルロースアセテート積層フイルムおよびその製造方法 |
| JP2003212927A (ja) * | 2002-01-24 | 2003-07-30 | Jsr Corp | 光学透明材料およびその用途 |
| JP2003291161A (ja) * | 2002-04-04 | 2003-10-14 | Fuji Photo Film Co Ltd | 溶液製膜方法及びその製造物 |
| JP2004268281A (ja) * | 2003-03-05 | 2004-09-30 | Fuji Photo Film Co Ltd | セルロースアシレートフィルム及び溶液製膜方法、偏光板、光学補償フィルム、液晶表示装置、写真感光材料 |
| JP2006030425A (ja) * | 2004-07-14 | 2006-02-02 | Konica Minolta Opto Inc | 位相差フィルム、その製造方法、及び位相差フィルムを用いて作製した偏光板 |
| JP2007279083A (ja) * | 2006-04-03 | 2007-10-25 | Fujifilm Corp | 光学補償フィルム、偏光板及び液晶表示装置 |
| JP2009249386A (ja) * | 2008-04-01 | 2009-10-29 | Fujifilm Corp | セルロースアシレートフィルム、偏光板、液晶表示装置 |
-
2009
- 2009-12-11 JP JP2009281221A patent/JP5437783B2/ja active Active
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2011123316A (ja) | 2011-06-23 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2011132496A (ja) | プラスチックフィルム、その製造方法、偏光板および液晶表示装置 | |
| JP5134029B2 (ja) | セルロースアシレートフィルムとその製造方法、位相差フィルム、偏光板および液晶表示装置 | |
| JP5631241B2 (ja) | 樹脂フィルムとその製造方法、偏光板および液晶表示装置 | |
| JP5701716B2 (ja) | 偏光板保護フィルム、偏光板および液晶表示装置 | |
| JP2011118339A (ja) | セルロースアシレート積層フィルム、セルロースアシレート積層フィルムの製造方法、偏光板および液晶表示装置 | |
| JP2011105924A (ja) | セルロースエステルフィルム、光学補償フィルム、偏光板、及び液晶表示装置 | |
| JP5156067B2 (ja) | セルロースアシレートフィルム | |
| JP2011118222A (ja) | セルロースアシレートフィルム、偏光板および液晶表示装置 | |
| JP2012181516A (ja) | セルロースエステルフィルム、偏光板、液晶表示装置、及びセルロースエステルフィルムの製造方法 | |
| JP5384314B2 (ja) | セルロースアシレートフィルム、偏光板及び液晶表示装置 | |
| JP5490653B2 (ja) | 光学フィルムおよびその製造方法、偏光板、液晶表示装置 | |
| JP2012025804A (ja) | ポリマーフィルム、偏光板及び液晶表示装置 | |
| JP5325083B2 (ja) | 光学フィルム、光学フィルムの製造方法、偏光板および液晶表示装置 | |
| JP5437783B2 (ja) | 光学フィルム、その製造方法、偏光板および液晶表示装置 | |
| JP5156133B2 (ja) | セルロースアシレートフィルムの製造方法 | |
| JP5539021B2 (ja) | Ipsモード又はffsモード液晶表示装置 | |
| JP2013028755A (ja) | 樹脂フィルムとその製造方法、偏光板および液晶表示装置 | |
| JP2011183759A (ja) | セルロースアセテートフィルムとその製造方法、偏光板および液晶表示装置 | |
| JP2011246622A (ja) | 光学フィルムとその製造方法、偏光板、液晶表示装置 | |
| JP2009265643A (ja) | 延伸フィルム、延伸フィルムの製造方法、および偏光板 | |
| JP6421094B2 (ja) | 光学フィルム、光学フィルムの製造方法、偏光板及び液晶表示装置 | |
| JP2013076872A (ja) | セルロースアシレートフィルム、偏光板および液晶表示装置 | |
| JP5993327B2 (ja) | セルロースアセテートブチレートフィルム、偏光板および液晶表示装置 | |
| JP5837470B2 (ja) | セルロースアシレートフィルム、偏光板および液晶表示装置 | |
| JP2012215706A (ja) | セルロースアシレートフィルム、偏光板及び液晶表示装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120705 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130620 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130625 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130826 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131203 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131212 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5437783 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |