JP5454300B2 - 熱伝導シート、その製造方法及びこれを用いた放熱装置 - Google Patents
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Description
そのような電気絶縁性且つ熱伝導性の無機粒子をマトリックス材料中に配合させた熱伝導性複合材料組成物から構成されるシートとして、例えば、粒子厚みが1.4μm超で、且つ比表面積が2.6m2/g未満の窒化ホウ素粉末をシリコーンゴムに配合した組成物からなる絶縁放熱シートが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
さらに、バインダー樹脂と無機充填材の粒子との混練物から成形した複数枚の一次シートを積層し、その得られた積層体を積層面に対して垂直な方向にスライシングすることによって得られる熱伝導性シートが提案されている(例えば、特許文献3及び4参照)。
上述のように、熱伝導シートに向けて様々な検討がなされているが、高い熱伝導性だけでなく、シートに柔軟性、強度及び応力緩和等の特性を簡便且つ確実に追加するという観点では、いずれの方法も満足のいくものではない。
(1)非球状粒子(A)と、カルボキシル基を有する有機高分子化合物(B)と、硬化剤(C)と、アミノ基を有する添加剤(D)と、を含む樹脂組成物からなる熱伝導シートであって、
上記非球状粒子(A)が、上記熱伝導シート内部で該熱伝導シートの厚み方向に対して上記非球状粒子(A)の長軸方向で配向している熱伝導シート。
(3)上記非球状粒子(A)が板状窒化ホウ素粒子であることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の熱伝導シート。
(5)上記有機高分子化合物(B)が、ポリ(メタ)アクリル酸エステル系高分子化合物であることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれか一つに記載の熱伝導シート。
(7)上記硬化剤(C)の硬化性反応基の量が、上記有機高分子化合物(B)のカルボキシル基の量に対して、0.01〜3当量であることを特徴とする上記(1)〜(6)のいずれか一つに記載の熱伝導シート。
(9)上記非球状粒子(A)が、シートの厚み方向に対し上記非球状粒子(A)の長軸方向で配向している熱伝導シートの製造方法であって、
(a)少なくとも、上記非球状粒子(A)と、カルボキシル基を有する有機高分子化合物(B)と、硬化剤(C)と、アミノ基を有する添加剤(D)と、を混合し、樹脂組成物を調製する工程と、
(b)上記樹脂組成物を用いて、上記非球状粒子(A)が主たる面に対してほぼ平行な方向に配向した一次シートを形成する工程と、
(c−1)上記一次シートを積層して多層構造を有する成形体を形成する工程と、
(d)上記成形体をその主面から出る法線に対して0度〜30度の角度でスライスする工程と、を有する熱伝導シートの製造方法。
(a)少なくとも、上記非球状粒子(A)と、カルボキシル基を有する有機高分子化合物(B)と、硬化剤(C)と、アミノ基を有する添加剤(D)と、を混合し、樹脂組成物を調製する工程と、
(b)上記樹脂組成物を用いて、上記非球状粒子(A)が主たる面に対してほぼ平行な方向に配向した一次シートを形成する工程と、
(c−2)上記一次シートを、上記非球状粒子(A)の配向方向を軸にして捲回して多層構造を有する成形体を形成する工程と、
(d)上記成形体をその主面から出る法線に対して0度〜30度の角度でスライスする工程と、を有する熱伝導シートの製造方法。
(12)上記一次シートを形成する工程が、少なくとも圧延又はプレスのいずれかの成形方法を用いて実施されることを特徴とする上記(9)又は(10)に記載の熱伝導シートの製造方法。
(14)発熱体と放熱体との間に上記(1)〜(8)のいずれか一つに記載の熱伝導シートを介在させた構造を有することを特徴とする放熱装置。
さらに、本発明の放熱装置によれば、回路近傍でショートを起こす可能性が極めて低くなり、完全且つ効率の良い放熱を実現することが可能となる。
<熱伝導シート>
本発明の熱伝導シートは、非球状粒子(A)と、カルボキシル基を有する有機高分子化合物(B)と、硬化剤(C)と、アミノ基を有する添加剤(D)と、を含む樹脂組成物からなる熱伝導シートであって、上記非球状粒子(A)が、上記熱伝導シート内部で該熱伝導シートの厚み方向に対して上記非球状粒子(A)の長軸方向で配向していることを特徴とする。
なお、「長軸」とは、粒子端における任意の2点を結ぶ線のうち最も長い部分のことであり、「短軸」とは、長軸に直交する線のうち最も長い部分のことである。
本発明では、非球状粒子が上述のような配向を示さなければ、充分な熱伝導性を得ることができない。上述のような配向を示すようにするためには、本発明の熱伝導シートの製造方法により作製すればよい。詳細は後述する。
非球状粒子(A)の含有量(体積%)=(Aw/Ad)/((Aw/Ad)+(Bw/Bd)+(Cw/Cd)+(Ew/Ed)…)×100
Aw:非球状粒子(A)の質量組成(質量%)
Bw:有機高分子化合物(B)の質量組成(質量%)
Cw:硬化剤(C)の質量組成(質量%)
Dw:アミノ基を有する添加剤(D)の質量組成(質量%)
Ew:その他の任意成分(D)の質量組成(質量%)
Ad:非球状粒子(A)の比重(本発明において窒化ホウ素粒子の場合Adは2.3で計算する。その他、アルミナ:3.97、窒化アルミ:3.26、窒化珪素:3.2で計算する。)
Bd:有機高分子化合物(B)の比重(本発明においてBdは1.2で計算する)
Cd:硬化剤(C)の比重(本発明においてCdは1.2で計算する)
Dd:アミノ基を有する添加剤(D)の比重(本発明においてDdは1.2で計算する)
Ed:その他の任意成分(D)の比重
平均粒径は、レーザー回折・散乱法により測定したときのD50の値とする。
また、板状の窒化アルミ粒子としては、「トーヤルナイトFLX(商品名)」(東洋アルミ(株)製、平均粒子径16μm、長軸方向と短軸方向の比率:1.7)等が挙げられる。
上記有機高分子化合物のガラス転移温度(Tg)は、動的粘弾性測定装置(DMA)で測定できる。動的粘弾性測定装置(DMA)としては、例えば、TAインストゥルメンツ社製のARES−2KSTDを用いることができる。測定条件としては、昇温速度:5℃/分、測定周波数:1.0Hzとする。
有機高分子化合物(B)のカルボキシル量は、有機高分子化合物を適当な溶媒、例えば、酢酸エチル、メチルエチルケトン等に溶解させた有機高分子化合物溶液をアルコール性水酸化カリウム溶液によって滴定して、その滴定量と樹脂質量とから計算する。
上記アミノ基を有する添加剤(D)の含有量は、上記樹脂組成物100質量部に対して、0.01〜10質量部、好ましくは0.1〜8質量部、より好ましくは0.5〜5質量部である。
上記アミノ基を有する添加剤(D)の含有量が、0.01質量部以上であると膜強度及び圧縮復元性に優れ、10質量部以下であると柔軟性に優れる。
本発明の熱伝導シートを構成する樹脂組成物は必要に応じて、その他各種添加剤を追加することも可能である。
難燃剤の含有量は、樹脂組成物中、5〜50体積%の範囲とすることが好ましく、10〜40体積%の範囲とすることがより好ましい。難燃剤の含有量が5体積%以上であれば、熱伝導シートにおいて充分な難燃性を得ることができる。50体積%以下であれば、シートの強度が低下することを防ぐことができる傾向がある。
保護フィルムの材質としては、例えば、ポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルナフタレート、メチルペンテンフィルム等の樹脂、コート紙、コート布、アルミ等の金属が挙げられる。これら保護フィルムは、2種以上のフィルムから構成される多層フィルムであってもよく、フィルムの表面がシリコーン系、シリカ系等の離型剤等で処理されたものが好ましく使用される。
上記の熱伝導シートの製造方法に関しても本発明の範囲内である。
上記非球状粒子(A)が、シートの厚み方向に対し上記非球状粒子(A)の長軸方向で配向している本発明の熱伝導シートの製造方法は、
(a)少なくとも、上記非球状粒子(A)と、0.1〜2.0mmol/gのカルボキシル基を有する有機高分子化合物(B)と、硬化剤(C)と、アミノ基を有する添加剤(D)と、を混合し、樹脂組成物を調製する工程と、
(b)上記樹脂組成物を用いて、上記非球状粒子(A)が主たる面に対してほぼ平行な方向に配向した一次シートを形成する工程と、
(c−1)上記一次シートを積層して多層構造を有する成形体を形成する工程と、
(d)上記成形体をその主面から出る法線に対して0度〜30度の角度でスライスする工程と、を有する。
上記(c−1)工程に代えて、(c−2)上記一次シートを上記非球状粒子の配向方向を軸にして捲回して多層構造を有する成形体を形成する工程とすることも可能である。
上記(a)工程において、熱伝導シートを構成する樹脂組成物の調製は、所定の非球状粒子を樹脂組成物中に均一に混合することが可能であれば、いかなる方法を用いて実施してもよい。特に限定されるものではないが、例えば、予め有機高分子化合物を溶剤に溶かして溶液を形成し、その溶液に上記非球状粒子、硬化剤、アミノ基を有する添加剤及び難燃剤等その他の添加剤を加え、それらを混合、攪拌した後に乾燥する方法、又はロール混練、ニーダー、ブラベンダ、あるいは押出機を使用して各成分を混合する方法等で、樹脂組成物を調製することが可能である。
上記スライスする角度が30度以下の場合、得られた熱伝導シートの熱伝導率が良好である。上記成形体が積層体である場合は、一次シートの積層方向とは垂直もしくはほぼ垂直となるように(上記角度の範囲内で)スライスすればよい。また、上記成形体が捲回体である場合は捲回の軸に対して垂直もしくはほぼ垂直となるように(上記角度の範囲内で)スライスすればよい。上述したように、円形状の一次シートを積層した円柱状の成形体の場合は、上記角度の範囲内でかつら剥きのようにスライスしてもよい。
本発明は放熱装置も範囲内である。本発明の放熱装置は、発熱体と放熱体との間に本発明の熱伝導シートを介在させた構造を有する。
本発明の放熱装置に使用可能な発熱体としては、少なくともその表面温度が200℃を超えないものであり、本発明の熱伝導シートを好適に使用できる温度は−10℃〜120℃の範囲である。発熱体の表面が200℃を超える可能性が高い、例えば、ジェットエンジンのノズル近傍、窯陶釜内部周辺、溶鉱炉内部周辺、原子炉内部周辺、宇宙船外殻等における放熱装置への適用は、シート内の有機高分子化合物が分解してしまう可能性が高いので適さない傾向がある。本発明の放熱装置に好適な発熱体としては、例えば、半導体パッケージ、ディスプレイ、LED、電灯等が挙げられる。
本発明の放熱装置は、上述の発熱体と放熱体との間に本発明の熱伝導シートを設置し、各々の面を接触させて固定することによって成立する。熱伝導シートの固定は、各接触面を十分に密着させた状態で固定できる方法であれば、特に限定されずに、如何なる方法を用いてもよい。但し、各接触面の十分な密着を持続させる観点から、押し付け力が持続するような方法が好ましい。例えば、ばねを用いてねじ止めする方法、クリップを用いて挟み込む方法が挙げられる。本発明の放熱装置によれば、高い放熱効率を達成することが可能であり、且つ近傍の回路をショートさせるリスクが少ない。
なお、各実施例において、熱伝導率及び引張強度は、以下の方法により求めた。
測定する熱伝導シートを1cm×1cmの大きさにカッターで切断し、その切断片を一方の面がトランジスタ(2SC2233)、他方の面がアルミニウム放熱ブロックに接するように配置し、試験サンプルを作製した。次いで、トランジスタを押し付けながら、試験サンプルに電流を通じ、トランジスタの温度(T1、単位℃)及び放熱ブロックの温度(T2、単位℃)を測定し、測定値及び印可電力(W、単位W)から、下式に沿って、熱抵抗(X、単位℃/W)を測定した。
熱伝導シートを、一次シート面から出る法線に対して垂直な方向に5cm、一次シート面から出る法線に対して平行な方向に1cmとなるように切り抜き、引張試験機(R&A(株)製、商品名:RTM−100型テンシロン)を用い、一次シート面から出る法線に対して垂直な方向が3cm幅になるよう、両末端から1cmの箇所をつまみ、20〜30℃で、一次シート面から出る法線に対して垂直な方向に、5mm/分の引張速度で引っ張り、熱伝導シートの破断強度(引張強度)を測定した。
(A)非球状粒子として板状の窒化ホウ素粒子「PT−110(商品名)」(モーメンティブパフォーマンスマテリアルズジャパン合同会社製、平均粒径45μm、長軸方向と短軸方向の比:20)13.5gと、(B)有機高分子化合物としてアクリル酸エステル共重合樹脂「HTR−811A改3DR(商品名)」(ナガセケムテックス(株)製、アクリル酸ブチル/アクリル酸エチル/アクリル酸共重合体、カルボキシ量0.69mmol/g、Mw:55万、Tg:−41℃、固形)3.54gと、(C)硬化剤としてビスフェノールF型エポキシ(東都化成(株)製、商品名:YDF−8170C、2官能、エポキシ当量:156g/eq.)0.07gと、(D)アミノ基を有する添加剤として、アミノ基を有するポリマーの塩(商品名:DISPERBYK−106、ビックケミー・ジャパン(株)製)0.27g、及び(E)リン酸エステル系難燃剤「CR−741(商品名)」(大八化学工業(株)製)3.17gとを、120℃に加熱して混練することによって樹脂組成物を調製した。
なお、一次シートにおいて、「非球状粒子(A)が一次シートの主たる面に関してほぼ平行な方向に配向した状態」の確認は、以下のようにして行った。
得られた一次シートの断面をSEM(走査型電子顕微鏡)を用いて観察し、任意の50個の非球状粒子について見えている方向から非球状粒子の長軸方向の一次シート表面に対する角度を測定し、その平均値を求めたところ7度であり、非球状粒子の長軸方向は一次シートの主たる面に関してほぼ平行な方向に配向していることが認められた。
得られた熱伝導シートの熱伝導率11W/mK、引張強度0.63MPaと良好な値を示した。結果を表1に示す。
(D)添加剤にアミン系アクリル共重合物「DISPERBYK−116」(商品名:ビックケミー・ジャパン(株)製)を用いた以外は、実施例1と同様の条件により、実施例2の熱伝導シートを得た。
なお、実施例2において得られた一次シートの断面をSEM(走査型電子顕微鏡)を用いて観察し、任意の50個の板状窒化ホウ素粒子について見えている方向から板状窒化ホウ素粒子の長軸方向の一次シート表面に対する角度を測定し、その平均値を求めたところ4度であり、板状窒化ホウ素粒子の長軸方向は一次シートの主たる面に関してほぼ平行な方向に配向していることが認められた。
得られた熱伝導シートの熱伝導率10W/mK、引張強度1.01MPaと良好な値を示した。結果を表1に示す。
(D)添加剤にアミン系ブロックコポリマー「DISPERBYK−2155」(商品名:ビックケミー・ジャパン(株)製)を用いた以外は、実施例1と同様の条件により、実施例3の熱伝導シートを得た。
得られた熱伝導シートの熱伝導率11W/mK、引張強度0.59MPaと良好な値を示した。結果を表1に示す。
(A)球状の窒化ホウ素粒子(商品名:FS−3」(水島合金鉄(株)製、平均粒径:50μm、超軸方向と短軸方向の比:1)を用いた以外は、実施例1と同様の条件により、比較例1の熱伝導シートを得た。
また、得られた熱伝導シートの断面をSEM(走査型電子顕微鏡)を用いて観察したが、任意の50個の球状窒化ホウ素粒子について見えている方向から熱伝導シートの厚み方向に対する配向は認められなかった。
(A)板状の窒化ホウ素粉末13.1g(60.0体積%)、(B)アクリル酸エステル共重合樹脂「HTR−811DR(商品名)」(アクリル酸ブチル/アクリル酸エチル/2−ヒドロキシエチルメタクリレート共重合体、カルボキシ量0mmol/g、Mw:42万、Tg:−43℃、固形)2.56g(22.5体積%)、及び(D)添加剤にDISPERBYK−106を0.27g、及び(E)リン酸エステル系難燃剤1.99g(17.5体積%)の量で用いた以外は、実施例1と同様の条件により、比較例2の熱伝導シートを得た。
(B)アクリル酸エステル共重合樹脂「HTR−811A改3DR(商品名)」(ナガセケムテックス(株)製、アクリル酸ブチル/アクリル酸エチル/アクリル酸共重合体、カルボキシ量0.69mmol/g、Mw:55万、Tg:−41℃、固形)を用いた以外は、比較例2と同様の条件により、比較例3の熱伝導シートを得た。
(D)添加剤にDISPERBYK−106を用いないこと以外は、実施例1と同様の条件により、比較例4の熱伝導シートを得た。
得られた熱伝導シートの熱伝導率は10W/mKと良好であったが、引張強度は0.28MPaと低かった。結果を表2に示す。
(D)添加剤にアミノ基を有していないリン酸系アクリル共重合物「DISPERBYK−111」(商品名:ビックケミー・ジャパン(株)製)を用いた以外は、実施例1と同様の条件により、比較例5の熱伝導シートを得た。
得られた熱伝導シートの熱伝導率は12W/mKと良好であったが、引張強度は0.16MPaと低かった。結果を表2に示す。
Claims (13)
- 非球状粒子(A)と、カルボキシル基を有する有機高分子化合物(B)と、硬化剤(C)と、アミノ基を有する添加剤(D)と、を含む樹脂組成物からなる熱伝導シートであって、
前記非球状粒子(A)が、前記熱伝導シート内部で該熱伝導シートの厚み方向に対して前記非球状粒子(A)の長軸方向で配向しており、
前記非球状粒子(A)が窒化ホウ素粒子を含み、
前記添加剤(D)が、アミノ基を有するポリマーの塩、アミン系アクリル共重合物、アミン系ブロックコポリマー及びアミン系シランカップリング剤からなる群から選択される少なくとも一種を含む熱伝導シート。 - 前記非球状粒子(A)が板状窒化ホウ素粒子を含むことを特徴とする請求項1に記載の熱伝導シート。
- 前記有機高分子化合物(B)が、50℃以下のガラス転移温度(Tg)を有するものを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の熱伝導シート。
- 前記有機高分子化合物(B)が、ポリ(メタ)アクリル酸エステル系高分子化合物を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱伝導シート。
- 前記有機高分子化合物(B)が、0.1〜2.0mmol/gのカルボキシル基を有するものを含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の熱伝導シート。
- 前記硬化剤(C)が、前記有機高分子化合物(B)のカルボキシル基の量に対して0.01〜3当量の硬化性反応基を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の熱伝導シート。
- 前記添加剤(D)を、前記樹脂組成物100質量部に対して0.01〜10質量部含有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の熱伝導シート。
- 非球状粒子(A)が、シートの厚み方向に対し前記非球状粒子(A)の長軸方向で配向している熱伝導シートの製造方法であって、
(a)少なくとも、前記非球状粒子(A)と、カルボキシル基を有する有機高分子化合物(B)と、硬化剤(C)と、アミノ基を有する添加剤(D)と、を混合し、樹脂組成物を調製する工程と、
(b)前記樹脂組成物を用いて、前記非球状粒子(A)が主たる面に対してほぼ平行な方向に配向した一次シートを形成する工程と、
(c−1)前記一次シートを積層して多層構造を有する成形体を形成する工程と、
(d)前記成形体を前記主たる面から出る法線に対して0度〜30度の角度でスライスする工程と、を有し、
前記非球状粒子(A)が窒化ホウ素粒子を含み、
前記添加剤(D)が、アミノ基を有するポリマーの塩、アミン系アクリル共重合物、アミン系ブロックコポリマー及びアミン系シランカップリング剤からなる群から選択される少なくとも一種を含む熱伝導シートの製造方法。 - 非球状粒子(A)が、シートの厚み方向に対し前記非球状粒子(A)の長軸方向で配向している熱伝導シートの製造方法であって、
(a)少なくとも、前記非球状粒子(A)と、カルボキシル基を有する有機高分子化合物(B)と、硬化剤(C)と、アミノ基を有する添加剤(D)と、を混合し、樹脂組成物を調製する工程と、
(b)前記樹脂組成物を用いて、前記非球状粒子(A)が主たる面に対してほぼ平行な方向に配向した一次シートを形成する工程と、
(c−2)前記一次シートを、前記非球状粒子(A)の配向方向を軸にして捲回して多層構造を有する成形体を形成する工程と、
(d)前記成形体を前記主たる面から出る法線に対して0度〜30度の角度でスライスする工程と、を有し、
前記非球状粒子(A)が窒化ホウ素粒子を含み、
前記添加剤(D)が、アミノ基を有するポリマーの塩、アミン系アクリル共重合物、アミン系ブロックコポリマー及びアミン系シランカップリング剤からなる群から選択される少なくとも一種を含む熱伝導シートの製造方法。 - 前記一次シートを形成する工程が、圧延、プレス、押出及び塗工からなる群から選択される少なくとも1つの成形方法を用いて実施されることを特徴とする請求項8又は9に記載の熱伝導シートの製造方法。
- 前記一次シートを形成する工程が、少なくとも圧延又はプレスのいずれかの成形方法を用いて実施されることを特徴とする請求項8又は9に記載の熱伝導シートの製造方法。
- 前記スライスする工程が、有機高分子化合物(B)のTg+50℃(ガラス転移温度よりも50℃高い温度)〜Tg−20℃(ガラス転移温度よりも20℃低い温度)の温度範囲で実施されることを特徴とする請求項8〜11のいずれか一項に記載の熱伝導シートの製造方法。
- 発熱体と、放熱体と、前記発熱体と放熱体との間に介在した熱伝導シートと、を有する放熱装置であって、
前記熱伝導シートが、請求項1〜7のいずれか一項に記載の熱伝導シートであることを特徴とする放熱装置。
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