JP5458402B2 - 太陽電池パネルを用いた外装構造 - Google Patents
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Description
建築物の屋根に太陽エネルギー変換モジュール(太陽電池パネル)を設置する場合、屋根上に支持架台を取付固定して太陽エネルギー変換モジュールを支持する構造、また特許文献1などに開示されるように、太陽エネルギー変換モジュールを複雑な形状のフレーム部材で囲ってパネルを構成して屋根に組み込む構造が提案されている。
また、前記複雑な形状のフレーム材を用いる構造では、フレーム材に複数の排水部を設けたり、さらに複数の部材を組み付けて雨水の浸入を防止するか、浸入した雨水を排水する方法が採られている。そもそもこの方法は、フレーム材の構造が極めて複雑であって、その生産や管理が面倒であり、さらにはジョイント部分での部材数の増加を招き、コスト高騰という問題を抱えている。
そこで、本発明は、室内側から見上げた際に、ケーブルの垂れ下がり等が生じずに美麗な室内空間を損なうことがない太陽電池パネルを用いた外装構造を提供することを目的とする。
そのため、太陽電池パネルと共に、採光板を備える採光パネルを取り付けることにより、一つの屋根面を、太陽電池パネルを備える外装面と備えない外装面とで構成した場合にも、美麗な室内空間を維持することができる。
この横支持材は、後述する図示実施例に示すように(横)ケーブルカバーを取り付けるための取付受部と、躯体に間接的に固定される固定部と、雨水を桁行き方向に流す流水部とを備えることが望ましい。
収納空間と取付受部とを備える単一部材からなる場合には、例えば後述する図示実施例(図2(b)や図4(b)参照)のように水上側の側面部分及び水下側の側面部分が上方へ起立する断面略U字状でもよい。また、取付受部としては、前記側面部分の外側に、前記横支持材の取付受部(嵌合受部)に弾性的に嵌合する嵌合突起(嵌合部)を設けることが望ましい。
複数部材を組み合わせて構成されるケーブルカバーとしては、例えば後述する図示実施例(図6(c)や図7(c)参照)のように収容空間を備える定尺のカバー材と、取付部を備えるピース状の取付部材とを組み合わせた構成が望ましい。この構成では、収容空間の側方が開放状となるため、取り付けた後にケーブルを通すことが可能になる。そのため、後日のメンテナンス等もカバーを外すことなく行えるものとなる。
この固定部の具体的形状については、特に限定するものではなく、例えば後述する図示実施例のように縦支持材の排水部を構成する側壁部分の上端に設けた内側フランジに固定するものでもよい。
この流水部の内部に導かれた雨水は、桁行き方向に流下され、後述する図示実施例のように、流れ方向に連続する排水部を備える縦支持材を配設して流水部を排水部と連絡させた場合には、さらに流水部から排水部へと導かれ、この排水部により水下方向へ排水される。
例えば太陽電池を複数(並列状に)備える構成でもよいし、後述する図示実施例のように、横方向(桁行き方向)に長尺な太陽電池の周縁をシール材を介してフレームで取り囲んだ構成としてもよい。
このフレームは、太陽電池の周縁を保持して横支持材に支持されるものであり、言い換えれば、太陽電池の周縁を保持する保持部と、前記横支持材の支持部に支持される被支持部を有する構成であり、それ以外の構成は特に限定するものではない。
この縦支持材は、後述する図示実施例に示すように(縦)ケーブルカバーを取り付ける取付受部と、躯体上に固定される固定部と、雨水を流れ方向に流す排水部とを備えることが望ましい。
この固定部の具体的形状については、特に限定するものではなく、例えば後述する図示実施例のように前記空間部分に躯体に固定した固定金具が嵌合する嵌合受部を設けるようにしてもよい。
また、前記縦支持材の太陽電池パネルを支持する支持部分は、例えば前記排水部の略中央に隆起部分を設け、該隆起部分に設けてもよいし、前記排水部を構成する左右の側面を上方へ延在させて太陽電池パネルの端縁(フレーム)を支持するようにしてもよく、それらの両方に設けてもよい。
なお、太陽電池パネル1の周縁のフレームのうち水上側を12Aとし、水上側を12Bとし、左方側を12Cとし、右方側を12Dとし、総称的な説明においては12とした。また、横支持材2に配するものを横ケーブルカバー5、縦支持材6に配するものを縦ケーブルカバー8として区別した。
この流水部22は、後述する縦支持材6の排水部62に連絡(連結)されているため、この流水部22内に導かれた雨水は、さらに流水部22から排水部62へと導かれ、この排水部62により水下方向へ排水される。
前記台座部20には、取付受部として、底面から水上側及び水下側へ鏃状に突出する一対の嵌合受部201を設けた。そして、横ケーブルカバー5Aは、水上側の端縁及び水下側の端縁が上方へ起立する断面略U字状であって桁行き方向に連続する定尺材であり、水上側及び水下側の各起立部51の上端の内側には、取付部として、前記台座部20の嵌合受部201に下方から弾性的に嵌合する一対の嵌合部52が設けられている。この横ケーブルカバー5Aは、桁行き方向の端縁に形成される台座部20を避けて配設するため、その長さは図3に示されるように横支持材2よりも短く形成されている。
なお、図2(d)に点線にて示した横ケーブルカバー5A"は、収納するケーブル111の量に応じて収容空間50"の容量を意図的に大きくしたものである。
そして、図示実施例では前記隆起部24からさらに上方へ突出状に設けた塔状部25の上端に取付ボルト26を上向きに取り付け、この取付ボルト26に前記横桟カバー3を挿通させて取り付け、押さえ板を介して先端にナット27を取り付けて固定した。
この配設状態において、対向状に配設される太陽電池パネル1,1のフレーム12A,12B間に前記横桟カバー3のスペース部32を上方から挿入状に配設され、その上面部31がフレーム12A,12Bを上方から被覆状に押さえる状態となって留め付けられている。なお、上面部31とフレーム12A,12Bとの間には、シール材30を介在させた。
そして、前記固定部分61は、後述する排水部62の略中央に下方が解放する隆起部分64の内面(内側側面)に嵌合用の楔状の突部が左右一対に形成された構成であり、その内面空間に固定金具4bの起立面部を配置させて取り付けた。
さらに、後述する排水部62を構成する底面から外側へ延在する横片を第2固定部分61'とし、この第2固定部分61'に固着具を打ち込んだり固着金具を用いて固定するようにしてもよい。
そして、この排水部62には、前記横支持材2の流水部22が連絡されているため、この流水部22内に導かれた雨水は、さらに流水部22から排水部62へと導かれ、この排水部62により水下方向へ排水される。
この縦ケーブルカバー8Aは、左右の端縁が上方へ起立する断面略U字状であって流れ方向に連続する定尺材であり、左右の起立部81,81の上端の外側に、前記隆起部分64の内部空間(空間部68の内面に形成した楔状の突部である嵌合受部)に下方から弾性的に嵌合する左右一対の嵌合部分82が設けられている。すなわち前記躯体4への固定部分においては、固定金具4bと嵌合させていた楔状の突部である固定部分61は、ここでは縦ケーブルカバー8Aを下方から嵌合状に取り付ける取付受部(嵌合受部)を兼ねる。この縦ケーブルカバー8Aは、躯体4への固定部分を避けて配設するため、その長さは図1に示されるように横支持材2よりも短く形成されている。
この縦桟カバー7は、略平坦状の上面部分71と該上面部分71の裏面側から下方へ向かって垂下する対向状の縦片からなるスペース部分72とを備える。
そして、図示実施例では前記隆起部分64からさらに上方へ突出状に設けた塔状部分65の上端に取付ボルト66を上向きに取り付け、この取付ボルト66に前記縦桟カバー7を挿通させて取り付け、先端にナット67を取り付けて固定した。
この配設状態において、対向状に配設される太陽電池パネル1,1のフレーム12C,12D間に前記縦桟カバー7のスペース部分72を上方から挿入状に配設され、その上面部71がフレーム12C,12Dを上方から被覆状に押さえる状態となって留め付けられている。なお、上面部71とフレーム12A,12Bとの間には、シール材70を介在させた。
図示実施例では、梁(母屋)4に固定金具4a〜4cを取り付け、その後、固定金具4bに対し、流れ方向に沿うように縦支持材6の固定部分61を押圧状に取り付ける。
その後、この縦支持材6の排水部62を構成する側壁面部の上端に形成した内側フランジである受部621,621に、前記構成の横支持材2の固定部21である流水部22の端縁を固着具28を用いてを取り付け固定する。
太陽電池パネル1を配設するに際しては、その桁行き方向の端縁を横支持材2に支持させ、その流れ方向の端縁を縦支持材6に支持させる。具体的には、太陽電池パネル1の水上側及び水下側のフレーム12A,12Bの各被支持部122を、横支持材2,2の支持部23,23に支持させ、太陽電池パネル1の左右のフレーム12C,12Dの各被支持部122を縦支持材6,6の支持部分63,63に支持させるように配設する。
横桟カバー3は、横支持材2の塔状部25に取り付けた上向きの取付ボルト26に挿通させて取り付け、押さえ板を介して先端にナット27を取り付けて固定した。
同様に縦桟カバー7は、縦支持材6の塔状部分65に取り付けた上向きの取付ボルト66に挿通させて取り付け、先端にナット67を取り付けて固定した。
裏面側から、横ケーブルカバー5Aを臨ませ、その収容空間50内にケーブル111を収容させつつ、横支持材2の台座部20に設けた嵌合受部201に下方から嵌合部52を弾性的に嵌合させて取り付ける。
縦ケーブルカバー8Aについては、縦支持材6の隆起部分64の内面に形成した楔状の突部である嵌合受部分(固定部分61)に下方から楔状の嵌合部分82を弾性的に嵌合させて取り付ける。
そして、太陽電池パネル1の桁行き方向の端縁を支持する横支持材2と、流れ方向の端縁を支持する縦支持材6のうち少なくとも一方に上方が開放する収容空間50,80を備えるケーブルカバー5A,8Aの取付受部201,61を
備え、該取付受部201,61に、太陽電池パネル1のケーブル111を収容したケーブルカバー5A,8Aを取り付けてなる構成であるため、下方側、すなわち室内側から見上げてもケーブル111が垂れ下がったりして見映えが悪くなることがない。
さらに、本発明におけるフレーム12は、太陽電池11の周縁を保持して横支持材2に支持されるものであるから、その構造は簡単で生産や管理も容易であり、ジョイント部分での部材数の増加を招くものでもない。
前記ピース金具5xは、前記横ケーブルカバー5Aと略同様の断面形状を有し、対向する起立部の上端内側に一対の嵌合部52'を備え、樋状の底辺から水上側及び水下側へそれぞれ延在する一対の連結部53が設けられている。
前記定尺金具5yは、略平坦状の底面の水上側及び水下側の端縁が起立(起立片55)する幅広の収容空間50'を備え、各起立片55の上端には内側フランジ状の支持部551が設けられ、底面の表面側には、前記ピース金具5xの連結部53が嵌合する一対の横溝状の連結受部54が設けられている。
そして、前記ピース金具5xの連結部53を、前記定尺金具5yの連結受部54に嵌合させて連結することができる。
前記ピース金具8xは、前記縦ケーブルカバー8Aに比べて深い(高い)ものの略同様の断面形状を有し、対向する起立部の上端外側に一対の嵌合部82'を備え、樋状の底辺から水上側及び水下側へそれぞれ延在する一対の連結部83が設けられている。
前記定尺金具8yは、前記横ケーブルカバー5Bを構成する定尺金具5yと同一構成を有し、84は連結受部分、85は起立片、851は支持部分である。
そして、前記ピース金具8xの連結部83を、前記定尺金具8yの連結受部84に嵌合させて連結することができる。
この固定金具4d〜4fについては、図7(a)の正面図に側断面図を付記して示しており、略U字状の固定金具4dは、リップ溝付きC形鋼である梁4を下方から覆うように取り付けられ、この固定金具4dの上端のフランジ上に、略U字状の固定金具4eを載置状に配して固着具4fにて一体的に固定した構成である。また、固定金具4eには、縦支持材6の固定部分61に弾性的に嵌合する嵌合部が外向きに左右一対に形成されている。
したがって、梁(躯体)4への取り付けに関しても、前記実施例とほぼ同様に行うことができる。
11 太陽電池(太陽エネルギー変換モジュール)
111 ケーブル
12,12A,12B,12C,12D フレーム
13 シール材
2 横支持材
20 台座部
201 嵌合受部(取付受部)
21 固定部
22 流水部
23 支持部
24 隆起部
25 塔状部分
26 取付ボルト
3 横桟カバー
4 躯体
5A,5B 横ケーブルカバー
5x ピース金具
5y 定尺金具
50 収容空間
52 嵌合部(取付部)
6 縦支持材
61 固定部(取付受部)
62 排水部
63 支持部分
64 隆起部分
65 塔状部分
66 取付ボルト
7 縦桟カバー
8A,8B 縦ケーブルカバー
8x ピース金具
8y 定尺金具
80 収容空間
82 嵌合部分(取付部分)
Claims (5)
- 太陽エネルギー変換モジュールを備える太陽電池パネルの桁行き方向の端縁を横支持材にて支持し、流れ方向の端縁を縦支持材にて支持する太陽電池パネルを用いた外装構造であって、
前記横支持材及び前記縦支持材のうち少なくとも一方に取付受部を備え、
該取付受部に、ピース状の取付部材と略樋状断面の定尺のカバー材とからなるケーブルカバーが取り付けられ、
上方が開放した収容空間に、前記太陽電池パネルのケーブルが収容されることを特徴とする太陽電池パネルを用いた外装構造。 - 前記カバー材が前記取付部材よりも幅広であることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池パネルを用いた外装構造。
- 取付受部に対してケーブルカバーは弾性嵌合により取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽電池パネルを用いた外装構造。
- 縦支持材は躯体上に固定され、横支持材は縦支持材に固定されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の太陽電池パネルを用いた外装構造。
- 横支持材は流水部を備え、縦支持材は排水部を備え、前記流水部と前記排水部とは連絡されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の太陽電池パネルを用いた外装構造。
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