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JP5458402B2 - 太陽電池パネルを用いた外装構造 - Google Patents
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JP5458402B2 - 太陽電池パネルを用いた外装構造 - Google Patents

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Description

本発明は、室内側から見上げた際に、ケーブルの垂れ下がり等が生じずに美麗な室内空間を損なうことがない太陽電池パネルを用いた外装構造に関する。
光エネルギーを電気エネルギーに変換する太陽光発電は、クリーンエネルギーを得る手段として幅広い利用が期待され、近年、建築物の屋根、壁等に適用されるようになり、生活に必要な電力を補うシステムとして実用化されている。
建築物の屋根に太陽エネルギー変換モジュール(太陽電池パネル)を設置する場合、屋根上に支持架台を取付固定して太陽エネルギー変換モジュールを支持する構造、また特許文献1などに開示されるように、太陽エネルギー変換モジュールを複雑な形状のフレーム部材で囲ってパネルを構成して屋根に組み込む構造が提案されている。
しかし、屋根上に支持架台を介して太陽電池パネルを取り付ける構造では、既設の屋根上に支持架台を取付固定する際に雨仕舞いを損なわない限りは問題は生じないが、前記支持架台を確実にかつ強固に取り付ける必要があるため、建築物自体の意匠性を損なうという問題があった。
また、前記複雑な形状のフレーム材を用いる構造では、フレーム材に複数の排水部を設けたり、さらに複数の部材を組み付けて雨水の浸入を防止するか、浸入した雨水を排水する方法が採られている。そもそもこの方法は、フレーム材の構造が極めて複雑であって、その生産や管理が面倒であり、さらにはジョイント部分での部材数の増加を招き、コスト高騰という問題を抱えている。
特開平7−122769号公報
前述のように前記特許文献1を含む従来技術は、それぞれに問題を備えるものであり、さらに近年では、屋根面の一部のみに太陽電池パネルを導入するケースが増加しており、例えば採光屋根(採光パネル)と隣接して太陽電池パネルを組み付けるなど、結果的に一つの屋根面を、太陽電池パネルを備える外装面と備えない外装面とで構成されることが多くなってきている。このような場合などにおいて、太陽電池パネルからケーブルが室内側に垂れ下がっていると、極めて見映えが悪いものとなっていた。
そこで、本発明は、室内側から見上げた際に、ケーブルの垂れ下がり等が生じずに美麗な室内空間を損なうことがない太陽電池パネルを用いた外装構造を提供することを目的とする。
本発明は、上記に鑑み提案されたもので、太陽エネルギー変換モジュールを備える太陽電池パネルの桁行き方向の端縁を横支持材にて支持し、流れ方向の端縁を縦支持材にて支持する太陽電池パネルを用いた外装構造であって、前記横支持材及び前記縦支持材のうち少なくとも一方に取付受部を備え、該取付受部に、ピース状の取付部材と略樋状断面の定尺のカバー材とからなるケーブルカバーが取り付けられ、上方が開放した収容空間に、前記太陽電池パネルのケーブルが収容されることを特徴とする太陽電池パネルを用いた外装構造に関するものである。
また、本発明は、前記カバー材が前記取付部材よりも幅広であることを特徴とする太陽電池パネルを用いた外装構造をも提案するものである。
また、本発明は、前記外装構造において、取付受部に対してケーブルカバーは弾性嵌合により取り付けられていることを特徴とする太陽電池パネルを用いた外装構造をも提案するものである。
さらに、本発明は、前記外装構造において、縦支持材は躯体上に固定され、横支持材は縦支持材に固定されていることを特徴とする太陽電池パネルを用いた外装構造をも提案するものである。
また、本発明は、前記外装構造において、横支持材は流水部を備え、縦支持材は排水部を備え、前記流水部と前記排水部とは連絡されていることを特徴とする太陽電池パネルを用いた外装構造をも提案するものである。
本発明の太陽電池パネルを用いた外装構造は、太陽電池パネルの桁行き方向の端縁を支持する横支持材と、流れ方向の端縁を支持する縦支持材のうち少なくとも一方に上方が開放する収容空間を備えるケーブルカバーの取付受部を備え、該取付受部に、太陽電池パネルのケーブルを収容したケーブルカバーを取り付けてなる構成であるため、下方側、すなわち室内側から見上げてもケーブルが垂れ下がったりして見映えが悪くなることがない。
そのため、太陽電池パネルと共に、採光板を備える採光パネルを取り付けることにより、一つの屋根面を、太陽電池パネルを備える外装面と備えない外装面とで構成した場合にも、美麗な室内空間を維持することができる。
また、ケーブルカバーが、支持材の取付受部に取り付けられる取付部材とケーブルの収容空間を有するカバー部材からなる場合、例えば後述する図示実施例(図6(c)や図7(c)参照)のように収容空間を備える定尺のカバー材と、取付部を備えるピース状の取付部材とを組み合わせた構成とすると、収容空間の側方が開放状となるため、取り付けた後にケーブルを通すことが可能になり、後日のメンテナンス等もカバーを外すことなく行えるものとなる。
さらに、取付受部に対してケーブルカバーは弾性嵌合により取り付けられている場合、下方側から押圧するだけの簡単な操作にてケーブルカバーを容易に取り付けることができる。
また、縦支持材は躯体上に固定され、横支持材は縦支持材に固定されている場合、各支持材の配設間隔を予め太陽電池パネルのサイズに応じて固定することにより、様々なサイズの太陽電池パネルに適用できる。
さらに、横支持材は流水部を備え、縦支持材は排水部を備え、前記流水部と前記排水部とは連絡させている場合、雨水が例えば太陽電池パネルの端縁から裏面側へ浸入しても、横支持材の流水部から、縦支持材の排水部に導かれ、水下側へ流下させることができる。
本発明の外装構造の一実施例を示す側断面図である。 (a)図1の要部を示す拡大側断面図、(b)それに用いた横支持材及び横ケーブルカバーの拡大側断面図、(c)それに用いた横桟カバーの拡大側断面図、(d)別の態様の横ケーブルカバーの拡大正面図である。 図1の正面図である。 (a)図3の要部を示す拡大正面図、(b)それに用いた縦支持材の拡大正面図、(c)それに用いた縦桟カバーの拡大正面図、(d)それに用いた縦ケーブルカバーの拡大正面図である。 図1の外装構造の施工状態を示す平面図である。 (a)他の一実施例の要部を示す拡大側断面図、(b)それに用いた横支持材の拡大側断面図、(c)それに用いた横ケーブルカバーの拡大分解側断面図である。 (a)他の一実施例の要部を示す拡大正面図(梁に取り付ける固定金具の側面図を付記した)、(b)それに用いた縦支持材の拡大正面図、(c)それに用いた縦ケーブルカバーの拡大分解正面図である。 他の一実施例の外装構造を示す背面図である。
本発明の太陽電池パネルを用いた外装構造は、太陽エネルギー変換モジュールを備える太陽電池パネルの桁行き方向の端縁を支持する横支持材と、流れ方向の端縁を支持する縦支持材のうち少なくとも一方に、上方が開放する収容空間に太陽電池パネルのケーブルを収容したケーブルカバーを取り付けた構成である。
前記横支持材は、太陽電池パネルの桁行き方向の端縁を支持する支持部を備えるものであり、後述する太陽電池パネルの横方向(桁行き方向)の寸法(長さ)と略同一か短く形成される定尺材であって、それ以外の構成は特に限定するものではない。
この横支持材は、後述する図示実施例に示すように(横)ケーブルカバーを取り付けるための取付受部と、躯体に間接的に固定される固定部と、雨水を桁行き方向に流す流水部とを備えることが望ましい。
前記横支持材の支持部は、太陽電池パネルの周縁のうち、水上側及び水下側の端縁を支持するものであって、例えば後述する図示実施例のように前記流水部の略中央に隆起部を設け、該隆起部に設けてもよい。
前述のようにケーブルカバーは、横支持材か縦支持材の何れか、或いは両支持材に設けてもよく、この取付受部は、後述するケーブルカバーが取り付けられるものであれば、その具体的な構成について何ら限定するものではない。例えば後述する図示実施例では、下方へ突出する台座部の外側面に形成したが、特にこれに限定されるものではない。また、この取付受部として、図示実施例のようにケーブルカバーを弾性的に嵌合する嵌合受部を設けると、ケーブルカバーを臨ませて下方から押圧するだけで容易に取り付けることができるため、望ましい。
前記取付受部に取り付けるケーブルカバーは、上方が開放する収容空間を備え、該収容空間に太陽電池パネルのケーブルを収容することができ、取付受部が設けられる横支持材又は縦支持材の長さに応じた寸法のものが用いられ、各(横、縦の)ケーブルカバーの上面と各支持材の下面は開放部分を介して対向状に配設される。これらのケーブルカバーは、単一部材からなるものでも複数部材を組み合わせて構成されるものでもよい。
収納空間と取付受部とを備える単一部材からなる場合には、例えば後述する図示実施例(図2(b)や図4(b)参照)のように水上側の側面部分及び水下側の側面部分が上方へ起立する断面略U字状でもよい。また、取付受部としては、前記側面部分の外側に、前記横支持材の取付受部(嵌合受部)に弾性的に嵌合する嵌合突起(嵌合部)を設けることが望ましい。
複数部材を組み合わせて構成されるケーブルカバーとしては、例えば後述する図示実施例(図6(c)や図7(c)参照)のように収容空間を備える定尺のカバー材と、取付部を備えるピース状の取付部材とを組み合わせた構成が望ましい。この構成では、収容空間の側方が開放状となるため、取り付けた後にケーブルを通すことが可能になる。そのため、後日のメンテナンス等もカバーを外すことなく行えるものとなる。
前記横支持材の固定部は、躯体に取り付けられるものであり、後述する図示実施例のように縦支持材を介して躯体に固定されるものでもよい。
この固定部の具体的形状については、特に限定するものではなく、例えば後述する図示実施例のように縦支持材の排水部を構成する側壁部分の上端に設けた内側フランジに固定するものでもよい。
前記横支持材の流水部は、前記固定部よりも高い位置に一般的に樋状に形成されるものであり、後述する図示実施例のように水上側と水下側に別々に設けてもよい。
この流水部の内部に導かれた雨水は、桁行き方向に流下され、後述する図示実施例のように、流れ方向に連続する排水部を備える縦支持材を配設して流水部を排水部と連絡させた場合には、さらに流水部から排水部へと導かれ、この排水部により水下方向へ排水される。
前記太陽電池パネルは、太陽エネルギー変換モジュール(以下、太陽電池という)を備えるものであって、特にそれ以外の構成を限定するものではない。
例えば太陽電池を複数(並列状に)備える構成でもよいし、後述する図示実施例のように、横方向(桁行き方向)に長尺な太陽電池の周縁をシール材を介してフレームで取り囲んだ構成としてもよい。
前記太陽電池パネルにおける太陽電池としては、多結晶,単結晶,アモルファス等、どのようなものを用いてもよい。一般的に太陽電池は、導電性基体、裏面反射層、光電変換部材としての半導体層、透明導電層から構成され、上記導電性基体としては、例えば鋼板、銅、チタン、アルミニウム、ステンレス、カーボンシートを用いることができ、その他にも導電層が設けられたポリエステル、ポリイミド、ポリエチレンナフタライド、エポキシ等の樹脂フィルムやセラミックス等を用いることもできる。前記半導体層は特に限定するものではなく、アモルファスシリコン半導体、多結晶シリコン半導体、結晶シリコン半導体、銅インジウムセレナイド等の化合物半導体を用いることができる。例えば近年提案された可撓性を有するアモルファスシリコン太陽電池は極めて薄肉で軽量であるため好ましい。
前記太陽電池パネルは、前述のようにその周縁に、フレームを配してもよい。
このフレームは、太陽電池の周縁を保持して横支持材に支持されるものであり、言い換えれば、太陽電池の周縁を保持する保持部と、前記横支持材の支持部に支持される被支持部を有する構成であり、それ以外の構成は特に限定するものではない。
流れ方向に隣接する太陽電池パネル間には、横桟カバーを配してもよい。この横桟カバーは、後述する図示実施例のように横支持材に取り付けるようにしてもよいし、太陽電池パネルの周縁のフレームに固定するようにしてもよい。
前記横支持材の固定部において説明した縦支持材は、前記横支持材が太陽電池パネルの横方向(桁行き方向)の端縁を支持するのに対し、太陽電池パネルの縦方向(流れ方向)の端縁を支持する部材であり、流れ方向に連続する通し材でもよいし、所定長さの定尺材を連結材にて接続した構成でもよい。
この縦支持材は、後述する図示実施例に示すように(縦)ケーブルカバーを取り付ける取付受部と、躯体上に固定される固定部と、雨水を流れ方向に流す排水部とを備えることが望ましい。
前記縦支持材の支持部分は、太陽電池パネルの周縁のうち、左右の端縁を支持するものであって、例えば後述する図示実施例のように排水部の略中央に隆起部分を設け、該隆起部分に設けてもよい。
前記縦支持材の取付受部は、前記横支持材の嵌合受部と同様にその具体的な構成について何ら限定するものではない。例えば後述する図示実施例では、下方が解放する空間部の内側面に形成したが、特にこれに限定されるものではない。また、この取付受部として、図示実施例のようにケーブルカバーを弾性的に嵌合する嵌合受部を設けると、ケーブルカバーを臨ませて下方から押圧するだけで容易に取り付けることができるため、望ましい。
前記縦支持材の固定部は、躯体としての梁上に固定されるものであり、後述する図示実施例のように一種又は二種以上の固定金具を介して固定されるものでもよい。
この固定部の具体的形状については、特に限定するものではなく、例えば後述する図示実施例のように前記空間部分に躯体に固定した固定金具が嵌合する嵌合受部を設けるようにしてもよい。
前記縦支持材の排水部は、流れ方向に連続するものであって、前記横支持材における流水部と同様に一般的に樋状に形成されるものであり、後述する図示実施例のように左右に別々に設けてもよい。
また、前記縦支持材の太陽電池パネルを支持する支持部分は、例えば前記排水部の略中央に隆起部分を設け、該隆起部分に設けてもよいし、前記排水部を構成する左右の側面を上方へ延在させて太陽電池パネルの端縁(フレーム)を支持するようにしてもよく、それらの両方に設けてもよい。
そして、本発明の太陽電池パネルを用いた外装構造は、太陽電池パネルの桁行き方向の端縁を支持する横支持材と、流れ方向の端縁を支持する縦支持材のうち少なくとも一方に空間部を設け、この空間部にケーブルカバーを取り付けた構成であるため、下方側、すなわち室内側から見上げても、ケーブルが垂れ下がったりケーブルカバーが出っ張ったりして見映えが悪くなることがない。
図1に示す外装構造は、要部を拡大して図2(a)に示すように太陽電池11の周縁にフレーム12を配した太陽電池パネル1の桁行き方向に沿うフレーム12A,12Bを支持する横支持材2と、流れ方向に沿うフレーム12C,12Dを支持する縦支持材6のうち少なくとも一方に、上方が開放する収容空間50,80に太陽電池パネル1のケーブル111を収容したケーブルカバー5,8を取り付けた構成である。
なお、太陽電池パネル1の周縁のフレームのうち水上側を12Aとし、水上側を12Bとし、左方側を12Cとし、右方側を12Dとし、総称的な説明においては12とした。また、横支持材2に配するものを横ケーブルカバー5、縦支持材6に配するものを縦ケーブルカバー8として区別した。
前記太陽電池パネル1は、横長の太陽電池11の周縁にフレーム12を配したものであり、水上側及び水下側に配されるフレーム12A,12Bは、上端にシール材13を介して太陽電池11の端縁を保持する略コ字状の保持部121と、下方に延在して横支持材2に支持される略L字状の被支持部122を有する簡易な構成である。
前記横支持材2は、図2(b)に拡大して示すように上下左右にそれぞれ突出する断面略十字状の枠体であって、前記太陽電池パネル1の水上側の端縁及び水下側の端縁を支持する横桟であって、躯体4上に固定される固定部21と、雨水を桁行き方向に流す略樋状の流水部22と、太陽電池パネル1を支持して固定する支持部23とを備え、図3に示すように前記太陽電池パネル1の横方向(桁行き方向)の寸法(長さ)と略同一に形成された定尺材である。
前記横支持材2の固定部21は、下方へ突出する台座部20を接着や固着具又は固着金具を用いて固定するようにしてもよいが、図示実施例では、躯体4上に固定した縦支持材6の排水部62を構成する側壁部分の上端に形成した内側フランジ(受部621)に固着具28,28を用いて固定した。そして、この固定部21は、後述する流水部22の桁行き方向の端縁にて相当する。
前記横支持材2の流水部22は、前記台座部20よりも高い位置に樋状に形成されるものであり、その側壁面部の上端には左右のフレーム12C,12Dの裏面を受け止め支持するフランジ状の受部221,221が設けられている。また、この流水部22の略中央には、上方へ突出する隆起部24が設けられているため、水上側と水下側に分断されている。
この流水部22は、後述する縦支持材6の排水部62に連絡(連結)されているため、この流水部22内に導かれた雨水は、さらに流水部22から排水部62へと導かれ、この排水部62により水下方向へ排水される。
なお、図示実施例では、水下側の受部221に、上方へ延在して太陽電池パネル1の裏面にシール材223を介して当接する雨水ガイド222を取り付けているので、雨水が太陽電池パネル1の裏面側に回り込むことなく確実に流水部22に導く(落下させる)ことができる。
前記横支持材2の支持部23は、前記流水部22内に形成した隆起部24の水上側及び水下側の肩状部分を指し、太陽電池パネル1,1の水上側及び水下側のフレーム12A,12Bの被支持部122,122を受け止め支持している。
また、図示実施例では、前記横支持材2の台座部20の長さ方向の途中(桁行き方向の端縁を除く部分)の裏面側に、上方が開放する収容空間50を有する横ケーブルカバー5Aを配し、ケーブル111を収容するようにした。
前記台座部20には、取付受部として、底面から水上側及び水下側へ鏃状に突出する一対の嵌合受部201を設けた。そして、横ケーブルカバー5Aは、水上側の端縁及び水下側の端縁が上方へ起立する断面略U字状であって桁行き方向に連続する定尺材であり、水上側及び水下側の各起立部51の上端の内側には、取付部として、前記台座部20の嵌合受部201に下方から弾性的に嵌合する一対の嵌合部52が設けられている。この横ケーブルカバー5Aは、桁行き方向の端縁に形成される台座部20を避けて配設するため、その長さは図3に示されるように横支持材2よりも短く形成されている。
なお、図2(d)に点線にて示した横ケーブルカバー5A"は、収納するケーブル111の量に応じて収容空間50"の容量を意図的に大きくしたものである。
前記横桟カバー3は、図2(c)に拡大して示すように前記流れ方向に隣接する太陽電池パネル1,1のフレーム12A,12B間に固定されるものであり、略平坦状の上面部31と該上面部31の裏面側から下方へ向かって垂下する対向状の縦片からなるスペース部32とを備える。
そして、図示実施例では前記隆起部24からさらに上方へ突出状に設けた塔状部25の上端に取付ボルト26を上向きに取り付け、この取付ボルト26に前記横桟カバー3を挿通させて取り付け、押さえ板を介して先端にナット27を取り付けて固定した。
この配設状態において、対向状に配設される太陽電池パネル1,1のフレーム12A,12B間に前記横桟カバー3のスペース部32を上方から挿入状に配設され、その上面部31がフレーム12A,12Bを上方から被覆状に押さえる状態となって留め付けられている。なお、上面部31とフレーム12A,12Bとの間には、シール材30を介在させた。
前記縦支持材6は、図3、及び要部を拡大して図4(a),(b)に示すように躯体としての梁4上に固定されるものであり、躯体4への固定部分61と、太陽電池パネル1の縦方向(流れ方向)に延在する端縁を支持する支持部分63と、流れ方向に連続する排水部62とを備える縦桟である。
前記縦支持材6の固定部分61は、梁(母屋)4に固定された固定金具4a,4bを介して固定される左右一対の部分を指し、上方から下方へ押圧状に取り付けることにより、弾性的に嵌合して固定される構成である。なお、固定金具4aは、リップ溝付きC形鋼である梁4の上フランジの先端の下向き片に対して下方から取り付けられ、これと固着具4cにより固定される固定金具4bは、係合片を有する起立面部を備える構成である。
そして、前記固定部分61は、後述する排水部62の略中央に下方が解放する隆起部分64の内面(内側側面)に嵌合用の楔状の突部が左右一対に形成された構成であり、その内面空間に固定金具4bの起立面部を配置させて取り付けた。
さらに、後述する排水部62を構成する底面から外側へ延在する横片を第2固定部分61'とし、この第2固定部分61'に固着具を打ち込んだり固着金具を用いて固定するようにしてもよい。
前記縦支持材6の排水部62は、樋状に形成されるものであり、その側壁面部の上端には、左右の横支持材2,2の流水部22,22の裏面を受け止め支持する内側フランジである受部621,621が設けられている。また、この排水部62の略中央には、上方へ突出する隆起部分64が設けられているため、左右に分断されている。
そして、この排水部62には、前記横支持材2の流水部22が連絡されているため、この流水部22内に導かれた雨水は、さらに流水部22から排水部62へと導かれ、この排水部62により水下方向へ排水される。
また、前記縦支持材6の支持部分63は、前記排水部62内に形成した隆起部分64の左右の肩状部分を指し、太陽電池パネル1,1の左方側及び右方側のフレーム12C,12Dの被支持部122,122を受け止め支持している。
また、図示実施例では、前記縦支持材6の長さ方向の途中(躯体4への固定部分を除く部分)の裏面側に、上方が開放する収容空間80を有する縦ケーブルカバー8Aを配し、太陽電池11のケーブル111を収容するようにした。この縦ケーブルカバー8Aは、前記横ケーブルカバー5と同様にケーブル111の垂れ下がりを防止して室内側からの見映えをよくする効果がある。
この縦ケーブルカバー8Aは、左右の端縁が上方へ起立する断面略U字状であって流れ方向に連続する定尺材であり、左右の起立部81,81の上端の外側に、前記隆起部分64の内部空間(空間部68の内面に形成した楔状の突部である嵌合受部)に下方から弾性的に嵌合する左右一対の嵌合部分82が設けられている。すなわち前記躯体4への固定部分においては、固定金具4bと嵌合させていた楔状の突部である固定部分61は、ここでは縦ケーブルカバー8Aを下方から嵌合状に取り付ける取付受部(嵌合受部)を兼ねる。この縦ケーブルカバー8Aは、躯体4への固定部分を避けて配設するため、その長さは図1に示されるように横支持材2よりも短く形成されている。
さらに、左右方向に隣接する太陽電池パネル1,1のフレーム12D,12C間には、図4(c)に示すような縦桟カバー7を固定した。
この縦桟カバー7は、略平坦状の上面部分71と該上面部分71の裏面側から下方へ向かって垂下する対向状の縦片からなるスペース部分72とを備える。
そして、図示実施例では前記隆起部分64からさらに上方へ突出状に設けた塔状部分65の上端に取付ボルト66を上向きに取り付け、この取付ボルト66に前記縦桟カバー7を挿通させて取り付け、先端にナット67を取り付けて固定した。
この配設状態において、対向状に配設される太陽電池パネル1,1のフレーム12C,12D間に前記縦桟カバー7のスペース部分72を上方から挿入状に配設され、その上面部71がフレーム12C,12Dを上方から被覆状に押さえる状態となって留め付けられている。なお、上面部71とフレーム12A,12Bとの間には、シール材70を介在させた。
そして、図示実施例の太陽電池パネルを用いた外装構造の施工方法は、以下の(1)〜(4)の手順にて施工される。
(1)まず、躯体4上に流れ方向に所定間隔を隔てて前記構成の横支持材2を桁行き方向に配設、固定する。
図示実施例では、梁(母屋)4に固定金具4a〜4cを取り付け、その後、固定金具4bに対し、流れ方向に沿うように縦支持材6の固定部分61を押圧状に取り付ける。
その後、この縦支持材6の排水部62を構成する側壁面部の上端に形成した内側フランジである受部621,621に、前記構成の横支持材2の固定部21である流水部22の端縁を固着具28を用いてを取り付け固定する。
(2)次に、流れ方向に隣接する横支持材2,2間に、周縁にフレーム12を配した太陽電池パネル1を取り付け固定する。
太陽電池パネル1を配設するに際しては、その桁行き方向の端縁を横支持材2に支持させ、その流れ方向の端縁を縦支持材6に支持させる。具体的には、太陽電池パネル1の水上側及び水下側のフレーム12A,12Bの各被支持部122を、横支持材2,2の支持部23,23に支持させ、太陽電池パネル1の左右のフレーム12C,12Dの各被支持部122を縦支持材6,6の支持部分63,63に支持させるように配設する。
(3)その後、取り付けた太陽電池パネル1,1のフレーム12,12間に横桟カバー3及び縦桟カバー7を固定する。
横桟カバー3は、横支持材2の塔状部25に取り付けた上向きの取付ボルト26に挿通させて取り付け、押さえ板を介して先端にナット27を取り付けて固定した。
同様に縦桟カバー7は、縦支持材6の塔状部分65に取り付けた上向きの取付ボルト66に挿通させて取り付け、先端にナット67を取り付けて固定した。
(4)さらにその後、横ケーブルカバー5A,縦ケーブルカバー8Aを配して太陽電池11のケーブル111を収容する。
裏面側から、横ケーブルカバー5Aを臨ませ、その収容空間50内にケーブル111を収容させつつ、横支持材2の台座部20に設けた嵌合受部201に下方から嵌合部52を弾性的に嵌合させて取り付ける。
縦ケーブルカバー8Aについては、縦支持材6の隆起部分64の内面に形成した楔状の突部である嵌合受部分(固定部分61)に下方から楔状の嵌合部分82を弾性的に嵌合させて取り付ける。
このように施工される本発明の太陽電池パネル1を用いた外装構造は、図5に示すように様々なサイズの太陽電池パネル1に適用でき、特に横長の太陽電池パネル1の取付けに好適である。なお、予め太陽電池パネル1の縦横の寸法に応じて横支持材2及び縦支持材6の配設間隔を定めることは説明するまでもない。
そして、太陽電池パネル1の桁行き方向の端縁を支持する横支持材2と、流れ方向の端縁を支持する縦支持材6のうち少なくとも一方に上方が開放する収容空間50,80を備えるケーブルカバー5A,8Aの取付受部201,61を
備え、該取付受部201,61に、太陽電池パネル1のケーブル111を収容したケーブルカバー5A,8Aを取り付けてなる構成であるため、下方側、すなわち室内側から見上げてもケーブル111が垂れ下がったりして見映えが悪くなることがない。
さらに、本発明におけるフレーム12は、太陽電池11の周縁を保持して横支持材2に支持されるものであるから、その構造は簡単で生産や管理も容易であり、ジョイント部分での部材数の増加を招くものでもない。
また、図示実施例では、横支持材2が、躯体4としての梁上に流れ方向に連続する排水部62を備える縦支持材6に配設され、流水部22を排水部62と連絡させたので、雨水が太陽電池パネル1のフレーム12から裏面側へ浸入しても、横支持材2の流水部22から縦支持材6の排水部62に導かれ、水下側へ流下させることができる。
さらに、図示実施例では、横支持材2の裏面側に、上方が開放する収容空間を有する横ケーブルカバー5Aを配し、縦支持材6の裏面側に、上方が開放する収容空間を有する縦ケーブルカバー8Aを配したので、下方側、すなわち室内側から見上げても、太陽電池11のケーブル111が各ケーブルカバー5A,8Aの収容空間50,80内に収容され、例えばケーブル111が垂れ下がったりして見映えが悪いものとならない。
特に縦支持材6には空間部を設けて縦ケーブルカバー8Aを収納状に取り付けたので、下方側(室内側)から見上げた際に出っ張りがなく美麗な外観となる。
図6及び図7には、複数部材5x,5yから構成される横ケーブルカバー5B、複数部材8x,8yから構成される縦ケーブルカバー8Bを用いた外装構造を示す。なお、他の横支持材2や縦支持材6、太陽電池パネル1などについては、全く同様であるから図面に同一符号を伏して説明を省略する。
この実施例におけるの横ケーブルカバー5Bは、図6(c)に示すように略樋状の断面を有して取付部(嵌合部52')を備えるピース状の取付部材であるピース金具5xと、幅広な略樋状断面を有する収容空間50'を備える定尺のカバー材である定尺金具5yとからなる。
前記ピース金具5xは、前記横ケーブルカバー5Aと略同様の断面形状を有し、対向する起立部の上端内側に一対の嵌合部52'を備え、樋状の底辺から水上側及び水下側へそれぞれ延在する一対の連結部53が設けられている。
前記定尺金具5yは、略平坦状の底面の水上側及び水下側の端縁が起立(起立片55)する幅広の収容空間50'を備え、各起立片55の上端には内側フランジ状の支持部551が設けられ、底面の表面側には、前記ピース金具5xの連結部53が嵌合する一対の横溝状の連結受部54が設けられている。
そして、前記ピース金具5xの連結部53を、前記定尺金具5yの連結受部54に嵌合させて連結することができる。
この実施例における縦ケーブルカバー8Bは、図7(c)に示すように略深樋状の断面を有して取付部(嵌合部82')を備えるピース金具8xと、幅広な略樋状断面を有する収容空間80'を備える定尺材である定尺金具8yとからなる。
前記ピース金具8xは、前記縦ケーブルカバー8Aに比べて深い(高い)ものの略同様の断面形状を有し、対向する起立部の上端外側に一対の嵌合部82'を備え、樋状の底辺から水上側及び水下側へそれぞれ延在する一対の連結部83が設けられている。
前記定尺金具8yは、前記横ケーブルカバー5Bを構成する定尺金具5yと同一構成を有し、84は連結受部分、85は起立片、851は支持部分である。
そして、前記ピース金具8xの連結部83を、前記定尺金具8yの連結受部84に嵌合させて連結することができる。
なお、この図示実施例における縦支持材6は、固定金具4d〜4fを介して梁(母屋)4に取り付けられている。
この固定金具4d〜4fについては、図7(a)の正面図に側断面図を付記して示しており、略U字状の固定金具4dは、リップ溝付きC形鋼である梁4を下方から覆うように取り付けられ、この固定金具4dの上端のフランジ上に、略U字状の固定金具4eを載置状に配して固着具4fにて一体的に固定した構成である。また、固定金具4eには、縦支持材6の固定部分61に弾性的に嵌合する嵌合部が外向きに左右一対に形成されている。
したがって、梁(躯体)4への取り付けに関しても、前記実施例とほぼ同様に行うことができる。
このような構成を有する図示実施例の外装構造は、図8に示す背面状態を呈するものであり、太陽電池11のケーブル111は、横ケーブルカバー5B及び縦ケーブルカバー8Bの各収容空間50',80'に収容されて室内側へ垂れ下がることがなく、室内側からは横ケーブルカバー5Bの定尺金具5yの裏面、縦ケーブルカバー8Bの定尺金具8yの裏面が見えるに過ぎない。
そして、この実施例における横ケーブルカバー5B及び縦ケーブルカバー8Bでは、収容空間50',80'の側方が開放状となるため、随時取り付けた後にケーブル111を通すことが可能になる。そのため、後日のメンテナンス等に際しても取り外しを必要としないので、容易にメンテナンス等を実施することができる。
1 太陽電池パネル
11 太陽電池(太陽エネルギー変換モジュール)
111 ケーブル
12,12A,12B,12C,12D フレーム
13 シール材
2 横支持材
20 台座部
201 嵌合受部(取付受部)
21 固定部
22 流水部
23 支持部
24 隆起部
25 塔状部分
26 取付ボルト
3 横桟カバー
4 躯体
5A,5B 横ケーブルカバー
5x ピース金具
5y 定尺金具
50 収容空間
52 嵌合部(取付部)
6 縦支持材
61 固定部(取付受部)
62 排水部
63 支持部分
64 隆起部分
65 塔状部分
66 取付ボルト
7 縦桟カバー
8A,8B 縦ケーブルカバー
8x ピース金具
8y 定尺金具
80 収容空間
82 嵌合部分(取付部分)

Claims (5)

  1. 太陽エネルギー変換モジュールを備える太陽電池パネルの桁行き方向の端縁を横支持材にて支持し、流れ方向の端縁を縦支持材にて支持する太陽電池パネルを用いた外装構造であって、
    前記横支持材及び前記縦支持材のうち少なくとも一方に取付受部を備え、
    該取付受部に、ピース状の取付部材と略樋状断面の定尺のカバー材とからなるケーブルカバーが取り付けられ、
    上方が開放した収容空間に、前記太陽電池パネルのケーブルが収容されることを特徴とする太陽電池パネルを用いた外装構造。
  2. 前記カバー材が前記取付部材よりも幅広であることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池パネルを用いた外装構造。
  3. 取付受部に対してケーブルカバーは弾性嵌合により取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽電池パネルを用いた外装構造。
  4. 縦支持材は躯体上に固定され、横支持材は縦支持材に固定されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の太陽電池パネルを用いた外装構造。
  5. 横支持材は流水部を備え、縦支持材は排水部を備え、前記流水部と前記排水部とは連絡されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の太陽電池パネルを用いた外装構造。
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