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JP5458405B2 - 太陽電池パネルを用いた外装構造 - Google Patents
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JP5458405B2 - 太陽電池パネルを用いた外装構造 - Google Patents

太陽電池パネルを用いた外装構造 Download PDF

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Description

本発明は、室内側から見上げた際に、隙間等を生ずることがなく、美麗な天井構造を形成することができ、特に天井材(天井仕上げ)を構築しない建築物に有用な構造である太陽電池パネルを用いた外装構造に関する。
光エネルギーを電気エネルギーに変換する太陽光発電は、クリーンエネルギーを得る手段として幅広い利用が期待され、近年、建築物の屋根、壁等に適用されるようになり、生活に必要な電力を補うシステムとして実用化されている。
建築物の屋根に太陽エネルギー変換モジュール(太陽電池パネル)を設置する場合、屋根上に支持架台を取付固定して太陽電池パネルを支持する構造、また特許文献1などに開示されるように、太陽電池パネルを複雑な形状のフレーム部材で囲ってパネルを構成して屋根に組み込む構造が提案されている。
前記の屋根上に支持架台を介して太陽電池パネルを取り付ける構造では、既設の屋根上に支持架台を取付固定する際に雨仕舞いを損なわない限りは問題は生じないが、前記支持架台を確実にかつ強固に取り付ける必要があるため、建築物自体の意匠性を損なうという問題があった。
これに対し、前記特許文献1に記載の構造では、建築物自体の意匠性を損なうことはなく、太陽電池パネルの周囲に、それぞれ雨水を排水するための側枠、上枠、下枠を取り付け、これらの枠体を組み付けて浸入した雨水を排水する方法が採られている。
特開平7−122769号公報
しかしながら、近年では、採光屋根(採光パネル)と隣接して太陽電池パネルを組み付けるケースが増加しており、屋根面の下側が室内空間となる、すなわち屋根面の裏面が天井部分となる構造が、特に大型構築物にて多く採用されている。この構造に、前述の特許文献1の構成を適用した場合、その図6に示されるように、側枠の側壁上に、上枠及び下枠を直交状に載置させて組み付けるため、流れ方向に隣接する上枠及び下枠との間に隙間が形成されてしまい、極めて見栄えが悪いものであった。
さらに、前記隙間は、見栄え上の問題ばかりでなく、側方からツバメ等の鳥類やスズメバチ等の昆虫類が入り込んで巣を作ることがあるため、天井部分としては極めて不都合な環境を作る虞があった。また、鳥類や昆虫の侵入等によって糞等の堆積物が排水部内に形成されると、排水部の排水機能が低下する虞もあった。
また、前記特許文献1では、太陽電池パネルの周囲に左右の側枠、上枠、下枠を取り付ける構成であるため、縦横の寸法が異なる太陽電池パネルに対応させる場合には、その長さに応じて左右の側枠、上枠、下枠を用意する必要があるため、極めて面倒であり、コストがかかるものであった。
そこで、本発明は、室内側から見上げた際に、隙間等を生ずることがなく、美麗な天井構造を形成することができ、特に天井材(天井仕上げ)を構築しない建築物に有用な構造である太陽電池パネルを用いた外装構造を提供することを目的とする。
本発明は、上記に鑑み提案されたもので、太陽エネルギー変換モジュールを備える太陽電池パネルの流れ方向の端縁を縦支持材にて支持し、桁行き方向の端縁を横支持材にて支持する太陽電池パネルを用いた外装構造であって、前記縦支持材の側壁上端に前記横支持材を載置して連結することにより、縦支持材の内部空間と横支持材の内部空間とを連通させ、流れ方向に隣接する横支持材間における前記縦支持材の側壁上端に縦化粧材を取り付けてなることを特徴とする太陽電池パネルを用いた外装構造に関するものである。
また、本発明は、前記外装構造において、縦化粧材は嵌合部を備え、縦支持材に設けた被嵌合部に弾性的に嵌合していることを特徴とする太陽電池パネルを用いた外装構造をも提案するものである。
また、本発明は、前記外装構造において、縦支持材及び横支持材の各内部空間は、太陽電池パネルのケーブルの収容空間であることを特徴とする太陽電池パネルを用いた外装構造をも提案するものである。
さらに、本発明は、前記外装構造において、縦支持材は躯体上に固定され、横支持材は縦支持材に固定されていることを特徴とする太陽電池パネルを用いた外装構造をも提案するものである。
また、本発明は、前記外装構造において、横支持材は流水部を備え、縦支持材は排水部を備え、前記流水部と前記排水部とは連絡されていることを特徴とする太陽電池パネルを用いた外装構造をも提案するものである。
本発明の太陽電池パネルを用いた外装構造は、縦支持材の側壁上端に横支持材を載置して連結すると共に、その流れ方向の配設間隔に縦化粧材を取り付ける構成であるため、流れ方向に連続する縦支持材の任意の位置に横支持材を連結しても、その流れ方向の配設間隔に応じた長さの縦化粧材を取り付けることにより、隙間等を生ずることがなく、美麗な天井構造を形成することができる。
そのため、各メーカーの様々な太陽電池パネルの寸法に応じて適宜に縦支持材及び横支持材を配設することができ、隙間を生じない美麗な天井構造を構築できるものである。
なお、同等の効果を奏する(=隙間を生じない)方法として、縦支持材の側壁上端の所定位置に、横支持材を嵌め込む切欠部を形成する方法があるが、このような作業を工場又は現場にて実施することは極めて困難である。したがって、本発明における前記縦化粧材を用いる外装構造は、縦支持材に切欠部を不要とする構造ということもできる。
また、縦化粧材は嵌合部を備え、縦支持材に設けた被嵌合部に弾性的に嵌合している場合、縦化粧材を上方から押圧するだけで取り付けることができ、ビス等の固定具の取り付けを必要としないので、極めて作業性がよいものとなる。
また、縦支持材及び横支持材の各内部空間は、太陽電池パネルのケーブルの収容空間である場合、ケーブルが室内側へ垂れ下がったりして見映えが悪くなることを防止できる。
また、縦支持材は躯体上に固定され、横支持材は縦支持材に固定されている場合、各支持材の配設間隔を予め太陽電池パネルの縦横のサイズに応じて固定することにより、様々なサイズの太陽電池パネルに適用できる。
さらに、横支持材は流水部を備え、縦支持材は排水部を備え、前記流水部と前記排水部とは連絡させている場合、雨水が例えば太陽電池パネルの端縁から裏面側へ浸入しても、横支持材の流水部から、縦支持材の排水部に導かれ、水下側へ流下させることができる。
本発明の外装構造の一実施例(第1実施例)の要部を拡大して示す断面図である。 前記第1実施例の要部を拡大して示す側断面図である。 (a)前記第1実施例に用いたフレーム材、(b)縦化粧材、(c)縦桟カバーを含む支持構造、(d)縦支持材の各断面図、(e)横桟カバーを含む支持構造、(f)横支持材の各側断面図である。 前記第1実施例を構成する各部材を意図的に取り外して示す分解斜視図である。 本発明の外装構造の他の一実施例(第2実施例)の要部を拡大して示す断面図である。 前記第2実施例の要部を拡大して示す側断面図である。 本発明の外装構造の他の一実施例(第3実施例)の要部を拡大して示す断面図である。 前記第3実施例の要部を拡大して示す側断面図である。
本発明の太陽電池パネルを用いた外装構造は、太陽エネルギー変換モジュールを備える太陽電池パネルと、該太陽電池パネルの桁行き方向に沿う端縁を支持する横支持材と、流れ方向に沿う端縁を支持する縦支持材と、該縦支持材の側壁上端に取り付けられる縦化粧材と、からなる構成である。
前記太陽電池パネルは、太陽エネルギー変換モジュール(以下、太陽電池という)を備えるものであって、特にそれ以外の構成を限定するものではない。
例えば太陽電池を複数(並列状に)備える構成でもよいし、後述する図示実施例のように、その周縁をシール材を介してフレームで取り囲んだ構成としてもよい。
前記太陽電池パネルにおける太陽電池としては、多結晶,単結晶,アモルファス等、どのようなものを用いてもよい。一般的に太陽電池は、導電性基体、裏面反射層、光電変換部材としての半導体層、透明導電層から構成され、上記導電性基体としては、例えば鋼板、銅、チタン、アルミニウム、ステンレス、カーボンシートを用いることができ、その他にも導電層が設けられたポリエステル、ポリイミド、ポリエチレンナフタライド、エポキシ等の樹脂フィルムやセラミックス等を用いることもできる。前記半導体層は特に限定するものではなく、アモルファスシリコン半導体、多結晶シリコン半導体、結晶シリコン半導体、銅インジウムセレナイド等の化合物半導体を用いることができる。例えば近年提案された可撓性を有するアモルファスシリコン太陽電池は極めて薄肉で軽量であるため好ましい。
前記太陽電池パネルは、前述のようにその周縁に、フレームを配してもよい。
このフレームは、太陽電池の周縁を保持して縦支持材や横支持材に支持されるものであり、言い換えれば、太陽電池の周縁を保持する保持部と、縦支持材や横支持材の支持部に支持される被支持部を有する構成であり、それ以外の構成は特に限定するものではない。
前記縦支持材は、前記太陽電池パネルの縦方向(流れ方向)の端縁を支持する部材であり、流れ方向に連続する通し材でもよいし、所定長さの定尺材を連結材にて接続した構成でもよい。
この縦支持材は、躯体上に固定される固定部と、太陽電池パネルを支持する支持部と、を必須構成として備え、望ましくは、太陽電池のケーブルを収容する収容空間と、雨水を流れ方向に流す排水部とを備える。
前記縦支持材の支持部は、太陽電池パネルの周縁のうち、左右の端縁を支持するものであって、例えば後述する図示実施例のように排水部の略中央に隆起部分を設け、該隆起部分に設けてもよい。
前記縦支持材の固定部は、躯体としての梁上に固定されるものであり、後述する図示実施例のように梁に載置した部分に固定具を打ち込んで固定するものでもよいし、梁が高強度鋼材の場合などには、後述する図示実施例のように一種又は二種以上の固定金具を介して梁に穴を形成することなく取り付けるようにしてもよく、また、この固定部の具体的形状については、特に限定するものではない。
また、前記縦支持材の排水部は、流れ方向に連続するものであって、一般的に樋状に形成されるものであり、後述する図示実施例のように左右に別々に設けてもよい。
後述する横支持材を載置状に取り付ける(支持させる)側壁は、この排水部の側壁(側面部)を兼ねるものであり、内側へ延在させてフランジ状に形成して安定に支持するようにしてもよい。
前記横支持材は、太陽電池パネルの周縁のうち、桁行き方向の端縁を支持するものであって、太陽電池パネルの横方向(桁行き方向)の寸法(長さ)と略同一か短く形成される定尺材である。
この横支持材は、前記縦支持材の側壁上端に固定される固定部と、太陽電池パネルを支持する支持部と、を必須構成として備え、望ましくは、太陽電池のケーブルを収容する収容空間と、雨水を流れ方向に流す流水部部とを備える。
前記横支持材の支持部は、太陽電池パネルの周縁のうち、水上側及び水下側の端縁を支持するものであって、例えば後述する図示実施例のように前記流水部の略中央に隆起部を設け、該隆起部に設けてもよい。
前記横支持材の固定部は、前記縦支持材の側壁上端に固定されるものであり、その具体的形状については、特に限定するものではなく、後述する図示実施例のように、排水部内(の直上)にてビス等で固定するものでもよい。
前記横支持材の流水部は、前記固定部よりも高い位置に一般的に樋状に形成されるものであり、後述する図示実施例のように水上側と水下側に別々に設けてもよい。
この流水部の内部に導かれた雨水は、桁行き方向に流れて連結した縦支持材の排水部内に導かれ、この排水部により水下方向へ排水される。
前記縦化粧材は、前記縦支持材の側壁上端に取り付けられるものであって、流れ方向に隣接する横支持材の配設間隔に取り付けられ、横支持材の配設間隔の隙間を覆うものであれば、特にその他の構成については限定するものではない。
この縦化粧材は、前述のように横支持材の配設間隔の隙間を覆うものであるため、その上方、すなわち太陽電池パネルとの間に隙間が形成されないように、縦化粧材の上端は、太陽電池パネルの裏面に極めて近接する高さ寸法を備えることが望ましい。
また、この縦化粧材は、ビス等の固定具を用いて側方から取り付けるようにしてもよいし、後述する図示実施例のように、下端に嵌合部を設け、縦支持材に形成した被嵌合部に上方から押圧するだけで弾性的に取り付けられる構成としてもよい。
前述のように太陽電池パネルとしては、様々な種類が提供され、その縦横のサイズにも規定がないため、多種の寸法のものが市販されている。選定した太陽電池パネルに応じ、流れ方向に連続する縦支持部材は、その横寸法に応じた配設間隔で配設すればよく、これにより太陽電池パネルの左右の端縁を縦支持材にて支持することができる。同様に、横支持材についても通常は太陽電池パネルの縦寸法に応じた配設間隔で配設すればよく、これにより太陽電池パネルの水上側、水下側の端縁を横支持材にて支持することができる。
そして、縦支持材の任意の位置に横支持材を連結しても、その流れ方向の配設間隔に応じた長さの縦化粧材を取り付けることにより、隙間を生じない美麗な天井構造を構築できる。なお、縦化粧材の長さの調整は、取り付けた横支持材の配設間隔を測定(実測)し、適宜切断具にて切断すればよいので、極めて容易に実施できる。
なお、前記縦化粧材を用いずに、同等の効果を奏する方法として、縦支持材の側壁上端の所定位置に、切欠部を形成し、この切欠部に横支持材が嵌合するように配設する方法があるが、このような作業を工場又は現場にて実施することは極めて困難である。
また、桁行き方向に隣接する太陽電池パネル間には、縦桟カバーを配してもよい。この縦桟カバーは、後述する図示実施例のように縦支持材に取付受部材を介して連結ボルトにて取り付けるようにしてもよいし、太陽電池パネルの周縁のフレームに固定するようにしてもよく、その取付手段は特に限定するものではない。
同様に、流れ方向に隣接する太陽電池パネル間には、横桟カバーを配してもよい。この横桟カバーは、後述する図示実施例のように横支持材に連結ボルトにて取り付けるようにしてもよいし、太陽電池パネルの周縁のフレームに固定するようにしてもよく、その取付手段は特に限定するものではない。
そして、本発明の太陽電池パネルを用いた外装構造は、縦支持材の側壁上端に横支持材を載置して連結すると共に、その流れ方向の配設間隔に縦化粧材を取り付けるため、流れ方向に連続する縦支持材の任意の位置に横支持材を連結しても、その流れ方向の配設間隔に応じた長さの縦化粧材を取り付けることにより、隙間等を生ずることがなく、美麗な天井構造を形成することができる。
図1〜図4に示す本発明の第1実施例の外装構造は、太陽電池11を備える太陽電池パネル1と、その桁行き方向に沿うフレーム12A,12Bを支持する横支持材2と、流れ方向に沿うフレーム12C,12Dを支持する縦支持材3と、この縦支持材3の側壁上端に取り付けられる縦化粧材4と、からなる構成である。
なお、太陽電池パネル1の周縁のフレームのうち水上側を12Aとし、水上側を12Bとし、左方側を12Cとし、右方側を12Dとした。
前記太陽電池パネル1は、図4に示すように横長の太陽電池11の周縁にフレーム12A〜12Dを配したものであり、各フレーム12A〜12Dは、図3(a)に示すようにシール材13を介して太陽電池11の端縁を保持する略コ字状の保持部121を備え、前記保持部121から下方へ延在して横支持材2、縦支持材3に支持される略L字状の被支持部122を備える簡易な構成である。また、この太陽電池パネル1の横方向(桁行き方向)の接続部分の表面には縦桟カバー6を、流れ方向の接続部分の表面には横桟カバー7を配して接続している。
前記縦支持材3は、図1に示すように躯体としての梁5上に固定されるものであり、躯体5への固定部31と、前記太陽電池パネル1の縦方向(流れ方向)に沿う端縁を支持する支持部33と、流れ方向に連続する排水部32と、左右端縁に側壁34と、を備える縦桟である。
図示実施例の縦支持材3は、図3(d)に示すように底面部分の左右の端縁に、それぞれ途中で外側へ分岐する側壁34,34を備え、その内側に上方へ延在する起立片35,35を備え、この起立片35,35の上端(略T字状部分)が前記太陽電池パネル1を支持する前記支持部33となっている。前記起立片35,35間が太陽電池11のケーブル111を収容する収容空間であり、側壁34と起立片35との間に排水部32が形成されている。
図示実施例の固定部31は、縦支持材3の底面部分を指し、リップ溝付きC形鋼である梁(母屋)5上の所定部分に配置され、略中央の隆起部分の上方からビス状の固定金具3aを母屋5の上フランジに留めつけて固定する構成である。
図示実施例の排水部32は、前述のように側壁34と起立片35との間に形成されるものであり、左右それぞれに形成される。
この排水部32,32の側面部を兼ねる側壁34,34の上端には、後述する左右の横支持材2,2の流水部22,22の端縁(固定部21)の裏面を受け止め支持する内側フランジである受部36,36が設けられている。なお、この受部36の先端には下向きに折曲片が設けられ、側壁34の分岐片には内側へ突出する突出片が設けられ、後述する縦化粧材4の嵌合部42を弾性的に保持する被嵌合部37を形成している。
そして、この排水部32内に導かれた雨水や結露水などは、流れ方向に沿って水下方向へ排水される。
図示実施例の支持部33は、前述のように前記起立片35,35の上端の略T字状部分を指し、太陽電池パネル1,1の左方側及び右方側のフレーム12C,12Dの被支持部122,122を受け止め支持している。
また、図示実施例の支持部33には、縦桟カバー6を取り付けるための取付受部材3Bと連結ボルト3cが取り付けられている。
この取付受部材3Bは、図3(c)に示すようにその左右の下端に、前記縦支持材3の支持部33の下端に係止する係止部38を備え、その略中央に形成された対向状の起立片の外側に、縦桟カバー6の連結部61と係合する突起状の被連結部39を備えるピース材である。また、この取付受部材3Bの対向状の起立片間には、下方から取り付けられた連結ボルト3cが上方へ延在する構成である。
縦桟カバー6は、図1に示すように弾性材6b,6bを介して桁行き方向に隣接する太陽電池パネル1,1のフレーム12C,12D間に固定されるものであり、略平坦状の上面部62の裏面側から下方へ向かって垂下する対向状の縦片の外側に突起状の連結部61が形成される構成である。なお、図中、6aは、連結ボルト3cの上端を縦桟カバー6の上面部62上にて締め付けるナットと留め付けるナットを示す。
前記上面部62は、桁行き方向に隣接する太陽電池パネル1,1に跨るように配され、連結ボルト3cを挿通する通孔が形成され、前記連結部61は、前記取付受部材3Bの被連結部39に弾性的に嵌合させる。
そして、このような縦桟カバー6の支持構造では、連結ボルト3cの下端に取付受部材3Bが、上端に縦桟カバー6が配された間に太陽電池パネル1が挟まれる状態となる。そのため、ナット6aの締め付けにより、取付受部材3Bが支持部33の下端に強固に係止し、さらに縦桟カバー6との間に太陽電池パネル1の端縁を上下から挟むので、縦支持材3から取付受部材3Bと太陽電池パネル1及び縦桟カバー6が一体的に固定されるものとなる。
前記横支持材2は、前記太陽電池パネル1の水上側の端縁及び水下側の端縁を支持する横桟であって、縦支持材3に固定される固定部21と、雨水を桁行き方向に流す略樋状の流水部22と、太陽電池パネル1を支持して固定する支持部23とを備え、前記太陽電池パネル1の横方向(桁行き方向)の寸法(長さ)と略同一に形成された定尺材である。
図示実施例の横支持材2は、図3(f)に示すように底面部分の左右の端縁に、後述する縦化粧材4と略同一高さの側壁24,24を備え、その内側に上方へ延在する起立片25,25を備え、この起立片25,25の上端(略T字状部分)が前記太陽電池パネル1を支持する前記支持部23となっている。前記側壁24と前記起立片25との間が、前記流水部22が形成される空間であり、太陽電池11のケーブル111を収容する収容空間でもある。
図示実施例の固定部21は、流水部22の底面部分の桁行き方向の端縁を指し、前記縦支持材2の受部36に上方からビス状の固定金具2aを固定し、この固定金具2aは前記排水部32内にて留め付けられている。
前記横支持材2の流水部22は、前述のように側壁24と起立片25との間に形成されるものであり、左右それぞれに形成される。
そして、この流水部22の底面部分の桁行き方向の端縁である固定部21を前述のように前記縦支持材3の受部36に固定金具2aで固定したので、排水部32より上方に位置している。
図示実施例の支持部23は、前述のように前記起立片25,25の上端の略T字状部分を指し、太陽電池パネル1,1の水上側及び水下側のフレーム12A,12Bの被支持部122,122を受け止め支持している。
また、図示実施例の支持部23には、横桟カバー7を取り付けるための連結ボルト2bを保持する保持部26が取り付けられている。
この保持部26は、図3(e)に示すように前記支持部23から上方に延在する縦部分27の上端に設けられている。
横桟カバー7は、図3(e)に示すように流れ方向に隣接する太陽電池パネル1,1のフレーム12A,12B間に固定されるものであり、略平坦状の上面部71の裏面側から下方へ向かって垂下する対向状の縦片の間に連結ボルト2bを挿通する通孔が形成されている。なお、図中、7aは、連結ボルト2bの上端を縦桟カバー7の上面部71上にて締め付けるナットと留め付けるナットを示す。
前記縦化粧材4は、前記縦支持材3の側壁上端に取り付けられるものであって、流れ方向に隣接する横支持材2,2の配設間隔に取り付けられ、横支持材2,2の配設間隔の隙間を覆うものである。
この縦化粧材4は、図3(b)に示すように平板状の化粧面部41の下端に、前記縦支持材3の被嵌合部37と弾性的に嵌合する二股状の嵌合部42が設けられている。前記化粧面部41には、ケーブル111を抜き出すための通孔411が設けられている。
これらの各部材から構成される本発明の太陽電池パネル1を用いた外装構造は、縦支持材3の側壁上端(受部36)に横支持材2を載置して連結すると共に、その流れ方向の配設間隔に縦化粧材4を取り付ける構成であるため、流れ方向に連続する縦支持材3の任意の位置に横支持材2を連結しても、その流れ方向の配設間隔に応じた長さの縦化粧材4を取り付けることにより、室内側から見上げた際に、隙間等を生ずることがなく、美麗な天井構造を形成することができる。
したがって、様々なサイズの太陽電池パネル1に適用でき、美麗で、鳥類や昆虫類が入り込んで巣を作るようなことがなく、また鳥類や昆虫の侵入等によって糞等の堆積物が排水部の排水機能を低下させることがなく、特に天井材(天井仕上げ)を構築しない大型構築物にも好適に採用することができる。
また、この第1実施例では、縦化粧材4は嵌合部42を備え、縦支持材3に設けた被嵌合部37に弾性的に嵌合するようにしたので、縦化粧材4を上方から押圧するだけで取り付けることができ、ビス等の固定具の取り付けを必要としないので、極めて作業性がよいものとなる。
また、縦支持材3及び横支持材2の各内部空間は、太陽電池パネル1のケーブル111の収容空間であるため、ケーブル111が室内側へ垂れ下がったりして見映えが悪くなることを防止できる。
また、縦支持材3は躯体5上に固定され、横支持材2は縦支持材3に固定されているので、各支持材2,3の配設間隔を予め太陽電池パネル1の縦横のサイズに応じて配設して固定すればよく、様々なサイズの太陽電池パネル1に適用できる。
さらに、横支持材2の流水部22と縦支持材3の排水部32を連絡させているので、雨水が例えば太陽電池パネル1の端縁から裏面側へ浸入しても、横支持材2の流水部22から、縦支持材3の排水部32に導かれ、水下側へ流下させることができる。
図5及び図6に示す本発明の第2実施例の外装構造は、取付受部材3B'が単なる横片であって、垂直片状の起立片35'の上端に係合状に取り付けられ、該取付受部材3B'の下面から細径の連結ボルト3c'を上方へ延在させた以外は、前記第1実施例とほとんど同様であり、前記第1実施例と同様の効果が果たされる。
また、前記第1実施例と同様に、連結ボルト3c'の下端に取付受部材3B'が、上端に縦桟カバー6が配された間に太陽電池パネル1が挟まれる状態となるため、ナット6aの締め付けにより、縦支持材3から取付受部材3B'と太陽電池パネル1及び縦桟カバー6が一体的に固定される効果も同様に果たされる。
図7及び図8に示す本発明の第3実施例の外装構造は、取付受部材3B"が単なる横片で、縦長の垂直片状の起立片35"の上端に係合状に取り付けられ、該取付受部材3B"の下面から短尺の連結ボルト3c"を上方へ延在させた以外は、前記第1実施例及び前記第2実施例とほとんど同様であり、同様の効果が果たされる。
さらに、この第3実施例では、リップ溝付きC形鋼である梁(母屋)5の上フランジの先端の下向き片に対して下方から取り付けられる取付金具3dと締付金具3eとを一体に組み合わせた固定金具を用いて縦支持材3の底面部分を固定するものであり、梁5の下向き片の下方から取付金具3dを配設した状態で締付金具3eを略中央の隆起部分の上方に位置させ、そのナットを締め付けることにより梁5に固定することができる。
また、前記第1実施例及び前記第2実施例と同様に、連結ボルト3c"の下端に取付受部材3B"が、上端に縦桟カバー6が配された間に太陽電池パネル1が挟まれる状態となるため、ナット6aの締め付けにより、縦支持材3から取付受部材3B"と太陽電池パネル1及び縦桟カバー6が一体的に固定される効果も同様に果たされる。
1 太陽電池パネル
11 太陽電池(太陽エネルギー変換モジュール)
111 ケーブル
12,12A,12B,12C,12D フレーム
2 横支持材
21 固定部
22 流水部
23 支持部
24 側壁
25 起立片
3 縦支持材
31 固定部
32 排水部
33 支持部
34 側壁
35 起立片
36 受部
37 被嵌合部
3a 固定金具
3B 取付受部材
3c 連結ボルト
4 縦化粧材
41 化粧面部
42 嵌合部
5 躯体(梁、母屋)
6 縦桟カバー
6a ナット
7 横桟カバー
7a ナット

Claims (5)

  1. 太陽エネルギー変換モジュールを備える太陽電池パネルの流れ方向の端縁を縦支持材にて支持し、桁行き方向の端縁を横支持材にて支持する太陽電池パネルを用いた外装構造であって、
    前記縦支持材の側壁上端に前記横支持材を載置して連結することにより、縦支持材の内部空間と横支持材の内部空間とを連通させ、流れ方向に隣接する横支持材間における前記縦支持材の側壁上端に縦化粧材を取り付けてなることを特徴とする太陽電池パネルを用いた外装構造。
  2. 縦化粧材は嵌合部を備え、縦支持材に設けた被嵌合部に弾性的に嵌合していることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池パネルを用いた外装構造。
  3. 縦支持材及び横支持材の各内部空間は、太陽電池パネルのケーブルの収容空間であることを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽電池パネルを用いた外装構造。
  4. 縦支持材は躯体上に固定され、横支持材は縦支持材に固定されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の太陽電池パネルを用いた外装構造。
  5. 横支持材は流水部を備え、縦支持材は排水部を備え、前記流水部と前記排水部とは連絡されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の太陽電池パネルを用いた外装構造。
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