JP5491984B2 - 砥石及び中ぐり工具 - Google Patents
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Description
図14(a)は砥粒の一例を示す図であり、砥粒101は、多面体形状を呈している。この砥粒101を(b)に示すように、母材102の面に配置し、メッキ103で接着することで、砥石104が作られる。
(c)に示すように、砥石104を矢印(1)のように移動させることで、被加工物105の表面を削ることができる。
仮に、上面106が母材102の面と平行であれば、上面106が被加工物105の表面107に接触するため、研削抵抗が増大する。
結果、加工精度や砥石寿命が低下する。
請求項4に係る発明は、円柱状のベースと、この円柱状のベースに軸方向に複数列並べられるとともに、各列の砥粒の並びが軸方向に一列に形成されている請求項1記載の砥石と、からなることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、円柱状のベースと、この円柱状のベースに軸方向に並べられる請求項1記載の砥石と、からなる。シリンダブロックのジャーナル穴の加工は、例えば4気筒のシリンダブロックであれば5つの軸受けの加工を必要とし、ツールが長軸となることや、種類によっては、アルミニウムと鉄を共削りするものもあるため、仕上げ面の精度を出すのが困難なことが多い。この点、本発明の中ぐり工具を用いることで、ジャーナル穴の仕上げ精度をより向上させることができる。
また、例えばシリンダブロックのジャーナル穴加工においては、拡径機構をツールの軸方向に複数持たせることで、周方向に複数の砥石を有しながらも、径を縮小させてツールを進入させることで、複数の軸受け部を同時に加工することができる。そのため、サイクルタイムの短縮ができる。
さらに、砥石摩耗による加工径の減少にも対応できる。
図1(a)に示されるように、逃げ面形成前の砥粒10は、多面体形状を呈している。
なお、実施例に係る砥粒10は切頂八面体を例に説明するが、切頂八面体以外の多面体形状であっても差し支えない。
(b)に示すように、砥粒10を母材11の面12に載せ、電着または接着剤13で接着することで逃げ面形成前の砥石14が作られる。
すると、(d)に示すように、砥粒10の図上側に逃げ面16が形成される。
図2に示されるように、中ぐり工具20は、円柱状のベース21と、ベース21の外周22に設けられた3列の砥石14とからなる。
作用を説明すると、中ぐり工具20を、矢印(3)のように回転させることで、被加工物23の内周面(加工面)24を研削する。
なお、実施例では砥石14の列を3列にしたが、これに限定されず、4列、5列など被加工物23の材質や大きさに合わせて適宜変更しても差し支えない。また、砥粒10の高さは揃っている。
図3に示されるように、砥石14は、母材11の面12に、複数の砥粒10が一列に並んだ形態で接着されている。複数の砥粒10を一列に並べることで、一回のツルーイングで逃げ面16を形成できる。
なお、実施例では、砥粒10の数を11個としたが、これに限定されず、20個、30個など、被加工物23の材質や大きさに合わせて適宜変更しても差し支えない。
図4に示されるように、砥石14は、母材11の面12に、砥粒10が接着されている。砥粒10は、制御されていない角度αのすくい角を有するすくい面25と、形成した所定の角度βの逃げ角を有する逃げ面16で構成されている。図3に示した砥粒10の全て同様の構成である。図4の矢印(4)のように、砥石14を移動させることで、逃げ面16のこすり接触を最小限に抑えることで、研削抵抗が減少して効率良く被切削物23を研削することができる。
さらに、中ぐり工具20にかかる負荷も小さくなるので、設備の剛性や規模も小さくすることができる。
図5に示されるように、シャンク26の先端部に中ぐり工具20が設けられている。中ぐり工具20の外周である母材11の面12に、複数の砥粒10が一列に並んだ形態で接着されている砥石14が複数列配置されている。
図6に示されるように、中ぐり工具20に設けられた砥粒10は、被加工物23の内周面24に接している。
作用を説明すると、中ぐり工具20を、矢印(5)のように回転させることで、被加工物23の内周面24を研削する。
なお、砥粒10の列の個数は被加工物23や加工条件に応じて、適宜変更しても差し支えない。
図7に示されるように、中ぐり工具20(ラインボーリングバー20)は、円柱状のベース21と、ベース21の外周22に設けられた1列の砥石14とからなる。中ぐり工具20を、回転させることで、シリンダブロック27のジャーナル穴28を研削する。
図8に示されるように、ラインボーリングバー20は、円柱状のベース21に砥石14が軸方向に複数並べられている。砥石14は、母材11の面12に、複数の砥粒10が一列に並んだ形態で接着されている。複数の砥粒10を一列に並べて使用することで、砥石14でシリンダブロック27のジャーナル穴28を効率良く研削することができる。
図10に示されるように、研削装置30は、基台31にモータ32が取付けられ、このモータ32に回転可能にボールネジ33が取付けられ、このボールネジ33によって基台31に移動可能に設けられたテーブル34が移動され、このテーブル34に被加工物23が固定される。
また、被加工物23に対応する位置ように、中ぐり工具20が設けられている。
図12に示されるように、中ぐり工具20において、ツールホルダ38の内部にドローバー42が通されている。ドローバー42に、アーム52をツールホルダ38の径方向に拡径または縮径するテーパ部55が設けられている。
また、ツールホルダ38には、径方向に貫通穴56が設けられている。この貫通穴56にピン57が摺動自在に収納されおり、ピン57はテーパ部55に当接している。ドローバー42
また、ツールホルダ38には切削油通路47に繋がる噴出孔63が設けられており、切削油通路47からの切削油は噴出孔63から被研削面へ供給される。
なお、符号64は砥石(図11、符号14)を取付けるためのねじ穴である。
なお、実施例ではアーム52を3個としたが、4個、5個でもよく、アーム52を拡径することで研削することができれば、アーム52が複数個あっても差し支えない。
図12において、ドローバー42を図右に移動させ、ピン57を押し上げる。すると、ピン57に当接しているアーム52が溝53を中心にして開き、砥石14が拡径される。このように、ドローバー42の移動量に応じて、複数の砥石14全ての径方向の突出量が調整される。
また、調整ビス62を回すことで、ピン57とアーム52との距離を調整することで、個々の砥石14の径方向の突出量を調整することもできる。
上記の図4に示されるように、母材11の面12に、複数の砥粒10が一列に並んだ形態で接着されている砥石14であって、複数の砥粒10の全てに所定の角度βの逃げ角を有する逃げ面16が形成されている。
一般的に外径加工より内径加工の方が、ツール形状や周速に制限が発生するため、仕上げ面の精度を出すのが困難なことが多い。このような穴径の仕上げに本発明の中ぐり用砥石14を用いることで、穴の仕上げ精度をより向上させることができる。
この構成により、シリンダブロック27のジャーナル穴28の加工は、例えば4気筒のシリンダブロック27であれば5つの軸受けの加工を必要とし、ツールが長軸となることや、種類によっては、アルミニウムと鉄を共削りするものもあるため、仕上げ面の精度を出すのが困難なことが多い。この点、本発明の中ぐり工具20を用いることで、ジャーナル穴28の仕上げ精度をより向上させることができる。
この構成により、拡径機構67により径を調整するので、1つの中ぐり工具20で大きさの異なる内径の仕上げ加工に対応することができる。そのため、複数の中ぐり工具を必要とせず、中ぐり工具20のコストダウンを図ることができる。また、例えばシリンダブロック27のジャーナル穴28加工においては、拡径機構67をツール(中ぐり工具20)の軸方向に複数持たせることで、周方向に複数の砥石14を有しながらも、径を縮小させてツールを進入させることで、複数の軸受け部を同時に加工することができる。そのため、サイクルタイムの短縮ができる。さらに、砥石摩耗による加工径の減少にも対応できる。
Claims (5)
- 母材の面に、複数の砥粒が一列に並んだ形態で接着されている砥石であって、
前記複数の砥粒の全てに同一な所定の角度の逃げ角を有する逃げ面が形成されており、
前記逃げ面は、平面状の研削面であり、一列に並んだ全ての前記砥粒の前記逃げ面は同一面上に形成されていることを特徴とする砥石。 - 前記砥石は、中ぐり用の砥石であることを特徴とする請求項1記載の砥石。
- シャンクの先端部に設けられた母材の面に、複数の砥粒が、前記シャンクの軸方向に一列に並び且つ、前記軸方向に形成された前記砥粒の並びを前記シャンクの周方向に複数列形成した形態で接着されている砥石であって、
前記軸方向の各列の前記砥粒の全てに同一な所定の角度の逃げ角を有する逃げ面が形成されており、
前記逃げ面は、平面状の研削面であり、一列に並んだ全ての前記砥粒の前記逃げ面は同一面上に形成されていることを特徴とする砥石。 - 円柱状のベースと、この円柱状のベースに軸方向に複数列並べられるとともに、各列の前記砥粒の並びが前記軸方向に一列に形成されている請求項1記載の砥石と、からなることを特徴とする中ぐり工具。
- 筒状のツールホルダと、前記ツールホルダに揺動可能に設けられ拡径機構により径方向に広げられるアームと、前記アームの先端に設けられる請求項1記載の砥石と、からなることを特徴とする中ぐり工具。
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