Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP5493485B2 - 溶射皮膜形成装置及びワイヤへの給電方法 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP5493485B2 - 溶射皮膜形成装置及びワイヤへの給電方法 - Google Patents

溶射皮膜形成装置及びワイヤへの給電方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5493485B2
JP5493485B2 JP2009142220A JP2009142220A JP5493485B2 JP 5493485 B2 JP5493485 B2 JP 5493485B2 JP 2009142220 A JP2009142220 A JP 2009142220A JP 2009142220 A JP2009142220 A JP 2009142220A JP 5493485 B2 JP5493485 B2 JP 5493485B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
thermal spray
contact
spray coating
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009142220A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010285675A (ja
Inventor
英爾 塩谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2009142220A priority Critical patent/JP5493485B2/ja
Publication of JP2010285675A publication Critical patent/JP2010285675A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5493485B2 publication Critical patent/JP5493485B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B7/00Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas
    • B05B7/16Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas incorporating means for heating or cooling the material to be sprayed
    • B05B7/22Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas incorporating means for heating or cooling the material to be sprayed electrically, magnetically or electromagnetically, e.g. by arc
    • B05B7/222Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas incorporating means for heating or cooling the material to be sprayed electrically, magnetically or electromagnetically, e.g. by arc using an arc
    • B05B7/224Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas incorporating means for heating or cooling the material to be sprayed electrically, magnetically or electromagnetically, e.g. by arc using an arc the material having originally the shape of a wire, rod or the like

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Coating By Spraying Or Casting (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Description

本発明は、溶融させた溶射材料を被溶射物に向けて噴射することにより溶射皮膜を形成する溶射皮膜形成装置及びワイヤへの給電方法に関し、詳細には、ワイヤへの給電技術に関する。
例えば、旋回する溶射ガンの中央に溶射材料となるワイヤを溶射の進行に合わせて送給し、プラズマ発生部がワイヤに向かってプラズマを噴射することでワイヤを溶かし、溶滴となった溶射金属を被溶射物に吹き付けることで溶射皮膜を形成する溶射皮膜形成装置が提案されている(例えば、特許文献1に記載)。
特許文献1に記載の溶射皮膜形成装置では、送給されるワイヤをコンタクトチップ(ワイヤ用電極)に形成したワイヤ送給孔に送給させ、前記ワイヤを板バネでワイヤ送給孔の内壁に押し付けて接触させることで、該ワイヤに給電してプラズマを発生させる構造を採用している。
特開2003−33877号公報
特許文献1に記載の構造では、前記したようにコンタクトチップ内部に設けた板バネの一定したバネ力で前記ワイヤをワイヤ送給孔の内壁に押し付けて前記ワイヤに給電する構造となっている。
そのため、特許文献1に記載の構造では、ワイヤとの接触点が少ないことにより該ワイヤへの給電状態が不安定になり易く、プラズマアークが安定しない。また、この構造では、板バネで押圧されたワイヤがワイヤ送給孔内壁に対して押し続けられることで局所的に摩耗が進行し易く、コンタクトチップの寿命が短くなる。
そこで、本発明は、ワイヤとコンタクトチップとの接点を多くできプラズマアークの安定化を図ると共に、コンタクトチップの寿命を延ばすことのできる溶射皮膜形成装置及びワイヤへの給電方法を提供することを目的とする。
本発明の溶射皮膜形成装置では、コンタクトチップを、本体部と、この本体部の軸方向に貫通するワイヤ送給孔と、このワイヤ送給孔に収容されて前記ワイヤと接触する導電性を有した複数個の給電部材と、により構成する。
本発明のワイヤへの給電方法は、コンタクトチップに貫通するワイヤ送給孔に、ワイヤに接触する導電性を有した複数個の給電部材を設け、そのワイヤ送給孔に送給されるワイヤを給電部材に接触させて該ワイヤに給電するようにする。
本発明の溶射皮膜形成装置によれば、導電性を有した複数個の給電部材をワイヤ送給孔に収容させたので、ワイヤ送給孔に送給されたワイヤがその周囲を取り囲む複数個の給電部材と接触することになり、これら複数個の給電部材を介して前記ワイヤへ給電することができる。従って、本発明では、ワイヤとコンタクトチップとの接点が多くなり、該ワイヤへの給電状態が安定し、プラズマアークを安定発生させることができる。
一方、本発明のワイヤへの給電方法によれば、コンタクトチップに貫通するワイヤ送給孔に導電性を有した複数個の給電部材を設けると、このワイヤ送給孔に送給されるワイヤが複数個の給電部材と接触することになり、それらワイヤと給電部材の複数接点での接触によって前記ワイヤへの給電状態が安定し、プラズマアークを安定させて発生させることが可能となる。
図1は実施形態1の溶射皮膜形成装置の全体図である。 図2は実施形態1のコンタクトチップとそのコンタクトチップが取り付けられる溶射ガン先端部分を示す図である。 図3は実施形態1のコンタクトチップの分解斜視図である。 図4は実施形態1のコンタクトチップのワイヤ送給孔にワイヤが送給された状態を示す断面図であり、(A)はワイヤの送給開始状態、(B)はワイヤの送給が進んだ状態をそれぞれ示す。 図5は実施形態2のコンタクトチップの断面図であり、ワイヤ送給孔の内面に本体部の軸方向に沿って凸条部を設けた例を示す。 図6は実施形態3のコンタクトチップの分解斜視図であり、コンタクトチップを本体部と装着部に分けると共に、これらを2分割タイプとした例を示す。 図7は実施形態4のコンタクトチップの分解斜視図であり、コンタクトチップを2分割タイプとした例を示す。
以下、本発明を適用した具体的な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
「実施形態1」
図1は実施形態1の溶射皮膜形成装置の全体図、図2は実施形態1のコンタクトチップとそのコンタクトチップが取り付けられる溶射ガン先端部分を示す図、図3は実施形態1のコンタクトチップの分解斜視図、図4は実施形態1のコンタクトチップのワイヤ送給孔にワイヤが送給された状態を示す断面図であり、(A)はワイヤの送給開始状態、(B)はワイヤの送給が進んだ状態をそれぞれ示す。
溶射皮膜形成装置1は、図1に示すように、溶融金属を被溶射物に向けて噴射する溶射ガン2と、この溶射ガン2にワイヤ3を供給するワイヤ供給手段4と、溶射ガン2にガス(プラズマガス)を供給するガス供給手段と、溶射ガン2にアトマイズエアーを供給するエアー供給手段と、プラズマを発生させるプラズマ発生手段と、を備えている。
溶射ガン2は、この溶射ガン2を旋回(回転)させるための主軸5の先端に取り付けられている。主軸5は、ハウジング6内に設けられたモータ7からの回転力をタイミングベルト8を介して伝達されることで、その先端に取り付けた溶射ガン2を回転させる。図1では、モータ7は、矢印Xで示す方向に溶射ガン2を回転させる。この溶射ガン2の中心には、前記した主軸5を軸方向に貫通して形成されたワーク送り孔9を通して溶射材料となるワイヤ3が送給されるようになっている。ワーク送り孔9は、ワイヤ3をガイドして送給するために、該ワイヤ3の直径よりも多少大きな直径を有した貫通孔として形成されている。
ワイヤ供給手段4は、リール10に巻かれたワイヤ3を複数個の送給駆動ローラ11とバネでこの送給駆動ローラ11にワイヤ3を押し付ける送給補助ローラ12とを有し、これら送給駆動ローラ11と送給補助ローラ12とで、前記主軸5を通して溶射ガン2へとワイヤ3を送給させる。このワイヤ供給手段4では、溶射の進行(溶射量の増減に応じて)に合わせて、前記ワイヤ3の送り速度を可変して前記溶射ガン2へワイヤ3を送給するようになっている。
ガス供給手段及びエアー供給手段は、プラズマガス(ガス)を供給するガス供給部13と、アトマイズエアーを供給するエアー供給部14と、ガスエアーの経路であるロータリージョイント15と、を有している。ガス供給部13から供給されたプラズマガスとエアー供給部14から供給されたアトマイズエアーは、前記主軸5に形成されたそれぞれの供給路(図示は省略する)を介して前記溶射ガン2に供給されるようになっている。
プラズマ発生手段は、電源部16と、この電源部16のプラス極と接続される一方の電極と、電源部16のマイナス極と接続される他方の電極17と、を有している。他方の電極17は、前記溶射ガン2に形成されたガス噴出孔(図示は省略する)の近傍に固定されている。一方の電極は、ワイヤ3を内部に接触させて送給させる導電性を有したコンタクトチップ18からなる。
溶射ガン2には、ガス供給部13からガス噴出孔へとプラズマガスを供給するためのガス供給路が形成されている。また、溶射ガン2には、エアー供給部14からエアー噴出孔へとアトマイズエアーを供給するためのエアー供給路が形成されている。エアー噴出孔は、ガス噴出孔を中心として取り囲むように複数形成されている。
前記コンタクトチップ18は、図2に示すように、前記主軸5に形成されたワーク送り孔9と連通する貫通孔19とその貫通孔19の出口付近に形成された雌ねじ部20とを有したワイヤ供給用ガイド21に対して着脱自在に取り付けられている。このコンタクトチップ18は、例えば導電性材料からなり、一方の電極として機能する。
前記コンタクトチップ18は、図3及び図4に示すように、前記ワイヤ供給用ガイド21の雌ねじ部20に螺合される装着部18Aと、この装着部18Aに着脱自在とされる本体部18Bと、これら装着部18A及び本体部18Bを共に軸方向に貫通するワイヤ送給孔22と、このワイヤ送給孔22内に収容されて前記ワイヤ3と接触する導電性を有した複数個の給電部材23と、を備えている。
前記装着部18Aは、ワイヤ供給用ガイド21の雌ねじ部20と螺合する雄ねじ部24と、本体部18Bと着脱自在に連結される連結部25と、からなる。連結部25は、一面側を開放させた円筒体として形成され、他面側に雄ねじ部24を形成している。この連結部25の円筒部内面には、前記本体部18Bに対して螺合して結合される連結用雌ねじ部26が形成されている。
前記本体部18Bは、前記装着部18Aとの連結側を円筒形状となし、ワイヤ出口側を漏斗形状としている。この本体部18Bには、前記装着部18Aの前記連結用雌ねじ部26と螺合して該装着部18Aに該本体部18Bを結合させる連結用雄ねじ部27が形成されている。
前記ワイヤ送給孔22は、結合された装着部18Aと本体部18Bを共に軸方向に貫通して形成される貫通孔とされている。このワイヤ送給孔22は、前記装着部18Aを貫通する第1送給孔22Aと、前記本体部18Bを貫通する第2送給孔22Bとからなる。第1送給孔22Aは、ワイヤ3を遊嵌させる断面円形状をなすストレート孔として形成されている。第2送給孔22Bは、内部空間を充分広くした大径孔22B1と、その大径孔22B1からワイヤ出口28に向かって先つぼみ形状とされる円錐孔22B2と、ワイヤ出口28のストレート孔22B3と、により形成されている。
前記給電部材23は、例えば金、白金、銅等の如き導電性に優れた鋼球からなる。この給電部材23は、ボール形状をなし、前記した本体部18Bの大径孔22B1と円錐孔22B2に多数個まとめて収容される。給電部材23の数は、ワイヤ3の送給に支承を来さない程度の数とされると共に、互いの給電部材23同士が接触した状態を維持する程度の数とされる。ここで使用する給電部材23の直径R1は、例えばワイヤ3の直径R2を1.6mmとし且つワイヤ出口28のストレート孔22B3の直径R3を1.7mmとした場合、このストレート孔22B3とワイヤ3との隙間Cである0.1mmよりも大きな寸法とする。また、給電部材23の直径R1は、ワイヤ3と大径孔22B1及び円錐孔22B2の内壁間の距離Wよりも小さい寸法とする。具体的には、給電部材23の直径R1は、1mm〜2mmとすることが好ましい。
以上のように構成されたコンタクトチップ18は、前記ワイヤ供給用ガイド21の雌ねじ部20に雄ねじ部24を螺合させることで前記溶射ガン2に取り付けられて、前記電源部16のプラス極と接続される。その結果、コンタクトチップ18は、一方の電極となる。
次に、上述のように構成された溶射皮膜形成装置を使用して被溶射物に溶射皮膜を形成する方法並びにワイヤへの給電方法について説明する。
先ず、本体部22Bのワイヤ出口28に形成されるストレート孔22B3に丸棒等からなる栓を詰めてワイヤ出口28を仮封止した後、この本体部22Bの大径孔22B1及び円錐孔22B2内に複数個の給電部材23を入れる。そして、本体部18Bに装着部18Aを螺合し結合させることで、コンタクトチップ18を完成させる。次に、このコンタクトチップ18を、溶射ガン2のワイヤ供給用ガイド21に取り付ける。
コンタクトチップ18がワイヤ供給用ガイド21に取り付けられたらガス供給部13からプラズマガスを主軸5を介して溶射ガン2のガス供給路へ供給する。同じく、エアー供給部14からアトマイズエアーを主軸5を介して溶射ガン2のエアー供給路へ供給する。すると、前記プラズマガスは、ガス噴出孔から外部へと噴射される。一方、アトマイズエアーは、前記ガス噴出孔より噴射されたプラズマガスを取り囲むようにして各エアー噴出孔から外部へと噴射される。
次に、ワイヤ供給手段4によってワイヤ3を送給する。ワイヤ3は、主軸5のワーク送り孔9を介して溶射ガン2に設けたワイヤ供給用ガイド21の貫通孔19より前記コンタクトチップ18のワイヤ送給孔22へと送給される。ワイヤ供給手段4から供給されるワイヤ3は、リール10に巻かれた状態で使用されるため、巻き癖が残った湾曲状態でワイヤ送給孔22に供給される。
前記ワイヤ送給孔22に送給されたワイヤ3は、装着部18Aの第1送給孔22Aに入り込む。この時、ワイヤ3は、第1送給孔22Aがストレート孔形状であるため、引っ掛かることなくスムーズに孔奥へと入り込む。また、ワイヤ3は、この第1送給孔22Aのストレート孔形状により真っ直ぐ孔奥へと案内される。
そして、ワイヤ3は、本体部18Bの大径孔22B1及び円錐孔22B2内に収容された複数個の給電部材23の中を通って孔奥へと送給され、ストレート孔22B3を仮封止していた栓を押しやってワイヤ出口28から外方へ突出する。ワイヤ出口28からワイヤ3が外方へ突き出ることで、このワイヤ出口28からの給電部材23の飛び出しが防止される。ワイヤ3は、リール10に巻回されて巻き癖がついていることからワイヤ送給孔22内で湾曲し、コンタクトチップ18の入口と出口で当該コンタクトチップ18に接触する。
また、ワイヤ3は、複数個の給電部材23と常に接触しながら送給されることになる。給電部材23は、導電性を有した銅等の鋼球であるため、ワイヤ3の送給により回転しながら該ワイヤ3と接触することになる。また、給電部材23は、互いに接触した状態を維持し且つ少なくとも幾つかの給電部材23が大径孔22B1及び円錐孔22B2の内壁面と接触する状態を維持する。
このように、ワイヤ3がコンタクトチップ18のワイヤ送給孔22内で複数個の給電部材23と接触することで、コンタクトチップ18から給電部材23を介してワイヤ3に給電され、当該ワイヤ3自体が一方の電極(プラス極)になる。
そして、ワイヤ3は、ワイヤ出口28でストレート孔22B3により真っ直ぐ外へ飛び出る。つまり、ワイヤ3は、ガス噴出孔の前方へ供給されることになる。
そして、コンタクトチップ18とワイヤ3との接触状態が維持された状態で、一方の電極となるコンタクトチップ18とガス噴出孔近傍に設けた他方の電極13間に電圧を印加して通電する。すると、これら電極間にプラズマが発生する。ガス噴出孔から噴射されるプラズマガスは、前記プラズマにより燃焼されて燃焼炎となる。
前記ワイヤ3は、この燃焼炎によって溶融されて溶融金属となる。溶融金属は、エアー噴出孔から噴射されるアトマイズエアーにより溶射フレームとなって被溶射物に向けて噴射され、被溶射物表面に溶射皮膜として形成される。前記被溶射物への溶射時には、モータ7を駆動して主軸5を回転させ、この主軸5の先端に取り付けた溶射ガン2を旋回させる。
前記ワイヤ3は、被溶射物への溶射の進行に合わせて送給されるようになっている。例えば、溶射量が多くなればワイヤ3をより多く溶射ガン2へ送給し、溶射量が少なくなればワイヤ3の送給量を減らす。このように、ワイヤ3の送給量変動が生じると、湾曲したワイヤ3とコンタクトチップ18との接触部位であるワイヤ送給孔22の入口と出口が摩耗するが、複数個の給電部材23がワイヤ3と常に接触するため、ワイヤ3への通電状態が安定する。つまり、複数個の給電部材23がワイヤ3と接触することで、ワイヤ3とコンタクトチップ18との接点が多くでき、プラズマアークを安定させることができる。
被溶射物への溶射が進行すると、ワイヤ3の送給により給電部材23が接触摩耗してその大きさが次第に小さくなり、給電部材23全体が、図4(A)の初期状態から図4(B)に示すようにワイヤ出口28へと下がって行く。この時、ワイヤ送給孔22のうち円錐孔22B2を漏斗形状としたので、給電部材23のそれぞれが互いに接触した状態を維持しながらワイヤ出口28へと下がる。そのため、溶射を続けてもワイヤ3と複数個の給電部材23との接触状態が維持され、前記ワイヤ3に対する給電状態が安定する。
なお、実施形態1では、給電部材23をボール形状としたが、完全なる球状でなくてもよい。
実施形態1の溶射皮膜形成装置によれば、導電性を有した複数個の給電部材23をワイヤ送給孔22に収容させたので、ワイヤ送給孔22に送給されたワイヤ3がその周囲を取り囲む複数個の給電部材23と接触することになり、これら複数個の給電部材23を介して前記ワイヤ3へ給電することができる。従って、本発明では、ワイヤ3とコンタクトチップ18との接点が多くなり、該ワイヤ3への給電状態が安定し、プラズマアークを安定発生させることができる。したがって、実施形態1によれば、溶射の進行に合わせて送給されるワイヤ3に対するコンタクトチップ18の安定した接触状態を維持して通電状態を安定化でき、コンタクトチップ18の寿命を延ばすことができる。
また、実施形態1の溶射皮膜形成装置によれば、ワイヤ送給孔22をワイヤ出口28に向かって先つぼみ形状としたので、この先つぼみ形状によって給電部材23同士が常に接触する状態を維持する。
また、実施形態1の溶射皮膜形成装置によれば、給電部材23は摩耗して先つぼみとされたワイヤ出口28へと移動して該ワイヤ3との接触状態を維持するため、ワイヤ3との接触及び給電部材23同士の接触等で摩耗し小さくなってもワイヤ出口28へと移動し、給電部材23同士及び給電部材23とワイヤ3との接触状態を維持させることができ、コンタクトチップ18の寿命を延ばすことが可能となる。
また、実施形態1の溶射皮膜形成装置によれば、給電部材23を鋼球としたので、球状の性質としてワイヤ3の送給によって回転し易く偏摩耗もし難くなり、摩耗後もワイヤ3との接触状態を維持することができる。
また、実施形態1の溶射皮膜形成装置によれば、給電部材23の直径R1を少なくともワイヤ出口28とこのワイヤ出口28を通る前記ワイヤ3との隙間Cよりも大としたので、ワイヤ出口28から給電部材23が飛び出るのを防止することができる。
また、実施形態1のワイヤへの給電方法によれば、コンタクトチップ18に貫通するワイヤ送給孔22に、ワイヤ3に接触する導電性を有した複数個の給電部材23を設け、そのワイヤ送給孔22に送給されるワイヤ3を給電部材23に接触させて該ワイヤ3に給電するため、ワイヤ3と給電部材23との接触点が増えることから、ワイヤ3への給電状態が安定する。その結果、プラズマアークを安定して発生させることができる。
「実施形態2」
図5は実施形態2のコンタクトチップの断面図である。
実施形態2では、ワイヤ送給孔22の内面に本体部18Bの軸方向に沿って凸条部29を設けた構成としている。具体的には、コンタクトチップ18のうち本体部18Bの大径孔22B1と円錐孔22B2の内面に、この本体部18Bの中心へ突出し且つこの本体部18Bの軸方向へ連続するように断面矩形状をなす凸条部29を形成している。この実施形態では、3つの凸条部29を、前記本体部18Bの内部空間を略3等分する位置に設けている。これにより、ワイヤ3は、3つの凸条部29で挟まれた中央部に送給されることになる。
実施形態2の溶射皮膜形成装置によれば、前記凸条部29を本体部18の内部空間に軸方向に沿って設けているので、この凸条部29に給電部材23が接触してその接点が増えることにより、給電部材23とコンタクトチップ18との接触状態が安定し、ワイヤ3への給電状態をより一層安定化させることができる。
「実施形態3」
図6は実施形態3のコンタクトチップの分解斜視図である。
実施形態3では、装着部18Aと本体部18Bとからなるコンタクトチップ18を、ワイヤ3の送給方向である軸方向に沿ってコンタクトチップ18を2分割した構造としている。その他の構造は、実施形態1のコンタクトチップ18の構造と同一であるため、ここでは同一部材には実施形態1で使用した符号と同一の符号を付し、その説明は省略するものとする。
実施形態3の2分割タイプのコンタクトチップ18を使用した場合は、実施形態1のコンタクトチップ18と同様、ワイヤ送給孔22に送給されたワイヤ3がその周囲を取り囲む複数個の給電部材23と接触して、これら複数個の給電部材23を介して前記ワイヤ3へ給電することができる。従って、実施形態3によれば、ワイヤ3とコンタクトチップ18との接点が複数個の給電部材23によって増え、該ワイヤ3への給電状態が安定し、プラズマアークを安定発生させることができる。
「実施形態4」
図7は実施形態4のコンタクトチップの分解斜視図である。
実施形態1では、コンタクトチップ18を装着部18Aと本体部18Bとで構成したが、実施形態4では、装着部18Aと本体部18Bとに分けるのではなくこれらを最初から一体化したコンタクトチップ30とし、そのコンタクトチップ30をワイヤ3の送給方向である軸方向で2分割した構造とする。また、2分割された2つのチップ30A、30Bのワイヤ送給孔22には、実施形態2で形成した凸条部29を形成してある。この実施形態4では、実施形態1のコンタクトチップ18と同一構成部位には同一の符号を付し、その説明は省略するものとする。
実施形態4のコンタクトチップ30を使用した場合は、やはり実施形態1のコンタクトチップ18と同様、ワイヤ送給孔22に送給されたワイヤ3がその周囲を取り囲む複数個の給電部材23と接触して、これら複数個の給電部材23を介して前記ワイヤ3へ給電することができる。また、ワイヤ送給孔22にコンタクトチップ30の軸方向に沿って形成された凸条部29によって、給電部材23とコンタクトチップ30との接触状態が安定し、ワイヤ3への給電状態をより一層安定化させることができる。
本発明は、溶融させた溶射材料を被溶射物に向けて噴射することにより溶射皮膜を形成する溶射皮膜形成装置に利用することができる。
1…溶射皮膜形成装置
2…溶射ガン
3…ワイヤ
4…ワイヤ供給手段
5…主軸
13…ガス供給部
14…エアー供給部
17…電極(他方の電極)
18…コンタクトチップ(一方の電極)
18A…装着部
18B…本体部
20…雌ねじ部(ワイヤ供給用ガイドに形成された雌ねじ部)
22…ワイヤ送給孔
22A…第1送給孔(装着部に形成された送給孔)
22B…第2送給孔(本体部に形成された送給孔)
23…給電部材
28…ワイヤ出口
29…凸条部

Claims (6)

  1. 溶射ガンに取り付けた一方の電極となるコンタクトチップ内に溶射材料となるワイヤを送給し、該コンタクトチップとガス噴出孔近傍に設けた他方の電極間にプラズマを発生させ、そのプラズマによりガス噴出孔から噴射されるガスを燃焼させて前記ワイヤを溶融し、その溶融した溶融金属を被溶射物に向けて噴射して被溶射物表面に溶射皮膜を形成する溶射皮膜形成装置において、
    前記コンタクトチップは、本体部と、この本体部の軸方向に貫通するワイヤ送給孔と、このワイヤ送給孔内に収容されて前記ワイヤと接触する導電性を有した複数個の給電部材と、からなる
    ことを特徴とする溶射皮膜形成装置。
  2. 請求項1に記載の溶射皮膜形成装置であって、
    前記ワイヤ送給孔は、ワイヤ出口に向かって先つぼみ形状である
    ことを特徴とする溶射皮膜形成装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の溶射皮膜形成装置であって、
    前記給電部材は、鋼球からなる
    ことを特徴とする溶射皮膜形成装置。
  4. 請求項3に記載の溶射皮膜形成装置であって、
    前記給電部材の直径は、少なくともワイヤ出口とこのワイヤ出口を通る前記ワイヤとの隙間よりも大である
    ことを特徴とする溶射皮膜形成装置。
  5. 少なくとも請求項1から請求項4の何れか1項に記載の溶射皮膜形成装置であって、
    前記ワイヤ送給孔の内面に、前記本体部の軸方向に沿って凸条部を設けた
    ことを特徴とする溶射皮膜形成装置。
  6. 溶射ガンに取り付けた一方の電極となるコンタクトチップ内に溶射材料となるワイヤを送給し、該コンタクトチップとガス噴出孔近傍に設けた他方の電極間にプラズマを発生させ、そのプラズマによりガス噴出孔から噴射されるガスを燃焼させて前記ワイヤを溶融し、その溶融した溶融金属を被溶射物に向けて噴射して被溶射物表面に溶射皮膜を形成する溶射皮膜形成装置におけるワイヤへの給電方法において、
    前記コンタクトチップに貫通するワイヤ送給孔に、前記ワイヤに接触する導電性を有した複数個の給電部材を設け、前記ワイヤ送給孔に送給される前記ワイヤを前記給電部材に接触させて該ワイヤに給電する
    ことを特徴とするワイヤへの給電方法。
JP2009142220A 2009-06-15 2009-06-15 溶射皮膜形成装置及びワイヤへの給電方法 Active JP5493485B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009142220A JP5493485B2 (ja) 2009-06-15 2009-06-15 溶射皮膜形成装置及びワイヤへの給電方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009142220A JP5493485B2 (ja) 2009-06-15 2009-06-15 溶射皮膜形成装置及びワイヤへの給電方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010285675A JP2010285675A (ja) 2010-12-24
JP5493485B2 true JP5493485B2 (ja) 2014-05-14

Family

ID=43541595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009142220A Active JP5493485B2 (ja) 2009-06-15 2009-06-15 溶射皮膜形成装置及びワイヤへの給電方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5493485B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10604830B2 (en) 2016-06-06 2020-03-31 Comau Llc Wire guides for plasma transferred wire arc processes

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06114558A (ja) * 1992-09-30 1994-04-26 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 溶接トーチ
JP5034336B2 (ja) * 2006-06-20 2012-09-26 日産自動車株式会社 溶射皮膜形成装置および溶射皮膜形成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010285675A (ja) 2010-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20170006916A1 (en) Atomizer and electric cigarette
US20170035109A1 (en) Atomizer and electronic cigarette
KR20090030588A (ko) 플라즈마 토치장치 및 플라즈마를 이용한 반광 처리방법
JP6589280B2 (ja) 静電噴霧装置
JP4449645B2 (ja) プラズマ溶射装置
JP5493485B2 (ja) 溶射皮膜形成装置及びワイヤへの給電方法
JP5764864B2 (ja) 溶射皮膜形成装置及びワイヤへの給電方法
CN111364010B (zh) 等离子镀膜设备及等离子镀膜喷头
JP5461348B2 (ja) イオン生成装置
US7124960B2 (en) Electric arc wire burner
CA1073201A (en) Dual size wire arc spray gun
US7432469B2 (en) Arc spraying torch head
KR20120072589A (ko) 용사 장치
CN104108116B (zh) 接装纸的等离子打孔的方法和装置
CN101754563A (zh) 壳体及应用其的喷射式等离子体系统
JP2010209397A (ja) 溶射皮膜形成装置及びワイヤへの給電方法
CN214160101U (zh) 喷嘴组件和喷射装置
JP2010285674A (ja) 溶射皮膜形成装置及びワイヤ供給方法
JP4412020B2 (ja) 溶射皮膜の形成方法及び溶射ガン装置
JP5034336B2 (ja) 溶射皮膜形成装置および溶射皮膜形成方法
KR200457297Y1 (ko) 플라즈마 가우징 토치
KR102032479B1 (ko) 접촉 팁 및 이를 구비하는 용접 장치
JP7583444B2 (ja) スプレーガンのノズル、及びスプレーガン
JPH091346A (ja) アーク溶接機のトーチ
JP2007190086A (ja) 送風装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120424

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140217

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5493485

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151