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JP5508232B2 - クエリ推薦装置、クエリ推薦方法、クエリ推薦プログラム - Google Patents
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JP5508232B2 - クエリ推薦装置、クエリ推薦方法、クエリ推薦プログラム - Google Patents

クエリ推薦装置、クエリ推薦方法、クエリ推薦プログラム Download PDF

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Description

本発明は、検索エンジンの検索ログに基づきユーザに推薦クエリを提供する技術に関する。
近年、インターネット上の情報は急激に増加し、ユーザが必要な情報を検索する検索エンジンの重要性が高まっている。この検索エンジンには、ユーザの検索状況を示すログファイルが蓄積されているため、該ログファイルを分析し、検索サービスの向上に利用する試みが行われている。
Figure 0005508232
表1は、一般的なログファイルを示している。ここでは「日付」、「ユーザID」、「クエリ名」、「クリックURL」、「ランキング順位」の項目に関する情報が記録されている。具体的には、「日付」の項目にはユーザが検索結果のURLをクリックした日付が記録され、「ユーザID」の項目には検索クエリを用いて検索したユーザの所有するIDが記録され、「クエリ名」の項目にはユーザが検索に利用したクエリ名が記録され、「クリックURL」の項目にはユーザが検索結果中でクリックしたURLが記録され、「ランキング順位」の項目にはクリックURLの検索ランキングの順位が記録される。
検索エンジンでは、このようなログファイルをユーザの検索行動の効率化、例えば推薦クエリの提示に利用している。この推薦クエリは、図1に示すように、ユーザが検索エンジンに投入したクエリと、検索結果をクリックしたURLとをペアにした二部グラフを用いて定められている。図1中、左側のq1〜q3はユーザ投入のクエリ名を示し、右側のu1〜u5は検索結果からユーザがクリックしたURLを示し、該両者がエッジで連結されている。このような二部グラフを解析し、結び付きの強いクエリを推薦クエリとして用いている。
ところが、二部グラフに基づく推薦クエリの提示は、利用頻度の高いクエリはログファイル中の検索ログが多く有効であるものの、利用頻度の少ないクエリでは検索ログが少ないため、関連するクエリも少なく、推薦できるクエリが希少となる問題が生じる。
そこで、利用頻度の少ないクエリに対するクエリ推薦技術が非特許文献1に提案されている。ここではユーザ投入のクエリと実際にクリックしたURLとを結び付けたクリックグラフ(二部グラフ)と、ユーザ投入のクエリと実際にはクリックしていないURLとを結び付けたスキップグラフを用いてクエリを推薦している。図2は、図1のクリックグラフから得られるスキップグラフ例を示し、該スキップグラフによればクリックグラフでは繋がりのないクエリ同士が繋がりをもつようになり(例えばq1.q2.q3がu2を介して繋がりを持つ)、ユーザに推薦するクエリ数を増やすことができる。
ここではクリックグラフから得られる特徴量は、クリックされたURLで繋がるクエリ同士の明示的な関連度として扱っている。また、スキップグラフから得られる特徴量は、ユーザのクリックしていないURLを介して繋がるクエリ同士の暗黙的な関連度として扱っている。このようなクリックグラフから得られるクエリ間の特徴量と、スキップグラフから得られるクエリ間の特徴量との総和を用いて、ユーザに推薦するクエリを抽出している。
Yang Song,Li-wei He,"Optimal Rare Query Suggestion With Implicit User Feedback",ACM WWW 2010,April 26-30,2010
しかしながら、非特許文献1の手法では、対象としているクエリの検索結果に対して、クリックしていないURLにスキップグラフのエッジを作成して重みを与えていくことから、該当するURLをクリックしないユーザ数が多くなると大きな重みが与えられてしまう。これではユーザの未クリックURLをクエリに関連しないURLと想定した場合に無関係のクエリが多く推薦され、ユーザの検索効率が悪化するおそれがある。
また、ログファイルを用いてスキップグラフを作成するにあたって、ログファイル中にはクエリとクリック関係の無いURLが多数存在するため、関連するクエリと判断されるクエリ同士が多くなり、この点でも無関係なクエリが数多く推薦されるおそれがある。
本発明は、上述のような従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、高精度の推薦クエリをユーザに提供し、ユーザの検索効率の向上に貢献することを解決課題としている。
そこで、本発明は、検索ログ中、クリックされたURLで結び付けられる各クエリの検索ログを順次抽出し、抽出された検索ログ中のURL、即ちクエリ間に介在するURLの重要度を算出する。このURLの重要度に基づきスキップグラフにおけるクエリ間の特徴量を算出することで、検索結果におけるクリック状況(例えばクリックされなかったURLが多い等)の影響を軽減してクエリ間の関連度を算出し、より高精度の推薦クエリを抽出する。このときクエリ間の距離も用いてスキップグラフにおけるクエリ間の特徴量を算出することもできる。これにより関連度の低いクエリの特徴量を小さくすることが可能となる。
具体的には、本発明に係るクエリ推薦装置の一態様は、検索クエリ記憶手段からクリックされたURLで結び付けられる各クエリの検索ログを抽出し、抽出された検索ログ内のURLの重要度を各クエリからのクリック確率に基づき算出するクエリ関連ログ抽出手段と、前記抽出手段の抽出した検索ログに基づき各クエリとクリックされたURLとをエッジで連結させたクリックグラフと、各クエリと未クリックのURLとをエッジで連結させたスキップグラフとを作成するグラフ作成手段と、グラフ作成手段の作成したクリックグラフにおけるクエリ間の特徴量をURL経由の到達確率に応じて算出するクリックグラフ特徴量抽出手段と、グラフ作成手段の作成したスキップグラフにおけるクエリ間の特徴量を、前記抽出手段の算出したURLの重要度をもって算出するスキップグラフ特徴量抽出手段と、前記各特徴量抽出手段の算出した特徴量を合成して最終的なクエリ間の特徴量を算出する特徴量合成手段と、を備え、特徴量合成手段の合成したクエリ間の特徴量に応じてユーザに推薦クエリを提示することを特徴とする。
本発明に係るクエリ推薦装置の他の態様は、検索クエリ記憶手段からクリックされたURLで結び付けられる各クエリの検索ログを抽出する際に、該URLで順次結び付けられるクエリの位置情報をクエリ間のURL数に応じて設定し、該URLの重要度を各クエリからのクリック確率に基づき算出するクエリ関連ログ抽出手段と、前記抽出手段の抽出した検索ログに基づき各クエリとクリックされたURLとをエッジで連結させたクリックグラフと、各クエリと未クリックのURLとをエッジで連結させたスキップグラフとを作成するグラフ作成手段と、グラフ作成手段の作成したクリックグラフにおけるクエリ間の特徴量をURL経由の到達確率に応じて算出するクリックグラフ特徴量抽出手段と、グラフ作成手段の作成したスキップグラフにおけるクエリ間の特徴量を、前記抽出手段の設定した位置情報に基づくクエリ間の距離と、前記抽出手段の算出した前記URLの重要度とを用いて算出するスキップグラフ特徴量抽出手段と、前記各特徴量抽出手段の算出した特徴量を合成して最終的なクエリ間の特徴量を算出する特徴量合成手段と、を備え、特徴量合成手段の合成したクエリ間の特徴量に応じてユーザに推薦クエリを提示することを特徴とする。
本発明に係るクエリ推薦方法の一態様は、検索クエリ記憶手段からクリックされたURLで結び付けられる各クエリの検索ログを抽出し、抽出された検索ログ内のURLの重要度を各クエリのクリック確率に基づき算出するクエリ関連ログ抽出ステップと、前記抽出ステップで抽出した検索ログに基づき各クエリとクリックされたURLとをエッジで連結させたクリックグラフと、各クエリと未クリックのURLとをエッジで連結させたスキップグラフとを作成するグラフ作成ステップと、グラフ作成ステップで作成したクリックグラフにおけるクエリ間の特徴量をURL経由の到達確率に応じて算出するクリックグラフ特徴量抽出ステップと、グラフ作成ステップで作成したスキップグラフにおけるクエリ間の特徴量を、前記抽出ステップで算出したURLの重要度をもって算出するスキップグラフ特徴量抽出ステップと、前記各特徴量抽出ステップで算出した特徴量を合成して最終的なクエリ間の特徴量を算出する特徴量合成ステップと、を有し、特徴量合成ステップで合成したクエリ間の特徴量に応じてユーザに推薦クエリを提示することを特徴とする。
本発明に係るクエリ推薦方法の他の態様は、検索クエリ記憶手段からクリックされたURLで結び付けられる各クエリの検索ログを抽出する際に、該URLで順次結び付けられるクエリの位置情報をクエリ間のURL数に応じて設定し、該URLの重要度を各クエリからのクリック確率に基づき算出するクエリ関連ログ抽出ステップと、前記抽出ステップで抽出した検索ログに基づき各クエリとクリックされたURLとをエッジで連結させたクリックグラフと、各クエリと未クリックのURLとをエッジで連結させたスキップグラフとを作成するグラフ作成ステップと、グラフ作成ステップで作成したクリックグラフにおけるクエリ間の特徴量をURL経由の到達確率に応じて算出するクリックグラフ特徴量抽出ステップと、グラフ作成ステップで作成したスキップグラフにおけるクエリ間の特徴量を、前記抽出ステップで設定した位置情報に基づくクエリ間の距離と、前記抽出ステップで算出した前記URLの重要度とを用いて算出するスキップグラフ特徴量抽出ステップと、前記各特徴量抽出ステップで算出した特徴量を合成して最終的なクエリ間の特徴量を算出する特徴量合成ステップと、有し、特徴量合成ステップで合成したクエリ間の特徴量に応じてユーザに推薦クエリを提示することを特徴とする。
なお、本発明は、前記装置としてコンピュータを機能させるプログラムの態様としてもよい。このプログラムは、ネットワークや記録媒体などを通じて提供することができる。
本発明によれば、高精度の推薦クエリをユーザに提供でき、ユーザの検索効率の向上に貢献することができる。
クリックグラフ(二部グラフ)例。 スキップグラフ例。 本発明の実施形態に係るクエリ推薦装置の構成例。 同 クエリ推薦方法のフローチャート。 図4中のS01のクエリ位置算出を示すフローチャート。 同 URLの重要度算出を示すフローチャート。 同 クリックグラフからクエリ間の特徴量算出例を示す説明図。
≪装置構成例≫
図3に基づき本発明の実施形態に係るクエリ推薦装置の構成例を説明する。この推薦装置1は、検索エンジンの検索ログに基づきクリックグラフとスキップグラフとを作成し、該両グラフから得られるクエリ間の関連度、即ちクエリ間の特徴量を用いてユーザに推薦クエリを提示する。
具体的には、前記推薦装置1は、検索サービスを提供する検索エンジンと連携し、通常のコンピュータのハードウェアリソース、例えばCPU,メモリ(RAM),ハードディスクドライブ装置,通信デバイスなどを備える。このハードウェアリソースとソフトウェアリソース(OS.アプリケーションなど)との協働の結果、前記推薦装置1は、検索クエリ記憶部2,クエリ関連ログ抽出部3,クリックグラフ作成部4,クリックグラフ特徴量抽出部5,スキップグラフ作成部6,スキップグラフ特徴量抽出部7,特徴量合成部8を実装する。
この記憶部2には、検索エンジンに投入された検索クエリ群と検索結果などの検索ログ(ログファイル)が格納されている。ここでは検索エンジンの検索ログに連動してメモリ(RAM)あるいはハードディスクドライブ装置などの記憶装置に該検索ログをデータ格納する。表2は、前記記憶部2の格納データ例を示し、表1と同様に「日付」、「ユーザID」、「クエリ名」、「クリックURL」、「ランキング順位」の項目に関する情報が記録されている。
Figure 0005508232
前記抽出部3は、前記記憶部2を参照してクリックされたURLで繋がる各クエリ、即ち該URLで結び付けられる各クエリの検索ログを順次抽出する。このときクリックされたURLを介して順次結び付けられるクエリの位置情報を、クエリ間に介在するURL数に応じて設定する。また、抽出された検索ログ内のURL、即ち前記クエリ間に介在するURLの重要度を算出する。ここではクエリの利用頻度(クエリ投入回数に対するURLのクリック回数)に基づきURLのクリック確率を算出し、該クリック確率に基づきURLのエントロピーを算出する。このエントロピーを、各URLのエントロピーの最大値で正規化する。正規化されたエントロピーをURLの重要度に利用する。
前記グラフ作成部4は、前記抽出部3の抽出した検索ログに基づき各クエリとクリックされたURLとをエッジで連結したクリックグラフを作成し、前記特徴量抽出部5は、前記グラフ作成部4で作成したクリックグラフにおけるクエリ間の特徴量、即ちクエリ間の明示的な関連度を一方のクエリからURLを経由して他方のURLに到達する確率に基づき算出する。その際にクエリの投入回数に対するURLのクリック回数の割合を利用する。
前記グラフ作成部6は、前記抽出部3の抽出した検索ログに基づき各クエリとクリックされていないURLとをエッジで連結したスキップグラフを作成し、前記特徴量抽出部7は、スキップグラフにおけるクエリ間の特徴量、即ちクエリ間の暗黙的な関連度を、前記抽出手段の算出したURLの重要度と各クエリの位置情報に基づく距離を用いて算出する。
前記合成部8は、前記各特徴量抽出手段5.7の算出した特徴量を合成して最終的なクエリ間の特徴量を算出する。ここで合成されたクエリ間の特徴量に応じてユーザに提示する推薦クエリが抽出される。抽出された推薦クエリは、インターネット経由でユーザ所有の端末(PC,携帯電話など)に表示される。
≪処理ステップ≫
以下、図4に基づき前記推薦装置1の処理ステップを説明する。ここではクエリq1を処理対象のクエリとする事例を説明する。このクエリq1が図示省略の入力部に入力されて処理が開始される。
S01:前記抽出部3は、図示省略の入力部にクエリq1が入力されると、前記記憶部2にアクセスし、クエリq1から順にクリックされたURLで結び付けられる各クエリの検索ログ(クリックログ)のサブセットを抽出する。このとき前記抽出部3は、該検索ログ内における各クエリの位置情報を設定し、各URLの重要度を算出する。なお、前記サブセット・各クエリの位置情報・各URLの重要度は、前記グラフ作成部4.6に出力される。
図5に基づき各クエリの位置情報の設定例を説明する。ここではクエリq1から順にURLのクリック関係を有するクエリ(いわゆる関連クエリ)の位置情報を設定する。この関連クエリの位置情報をクエリq1からの最小距離、即ちクエリq1からの最小経由URL数に応じて設定する。まず、処理の開始にあたってS12.S13の処理回数の最大値「N_max」が設定される。この処理例では「N_max=2」とし、初期値「N=0」で処理を開始する(S11)。なお、「N_max」の値は適宜調整することができるものとする。
つぎに「N=N+1=1」とし、Nの値「1」をq1の検索ログ内における位置情報に設定し(S12)、クエリq1を対象とする第1回目の検索ログ抽出を行う。すなわち、q1をクエリに持つ検索ログからURLを抽出し、併せて該URLに結び付くクエリ、即ち該URLとクリック関係を有するクエリを含む検索ログを抽出する(S13)。
この抽出後に「N=N_max」が成立するか否かを確認する(S14)。確認の結果、成立すればS15に進む一方、成立しなければS12に戻る。この段階では「N=1」であるため、「N=N_max」は成立しない。したがって、S12に戻って「N=N+1=2」とし、前記抽出された検索ログに含まれるq1以外のクエリ(関連クエリ1)について、検索ログ内の位置情報をNの値「2」に設定する(S12)。ここで設定されたq1以外のクエリを対象とする第2回目の検索ログ抽出を行う。
すなわち、位置情報「2」に設定されたクエリを含む検索ログを抽出し、併せて該検索ログに含まれるURLに結び付くクエリを抽出する(S13)。この段階では「N=2」なため、S14が成立し、S15に進む。S15では、「N=N+1=3」とし、最後にS13で抽出されたクエリ(関連クエリ2)について検索ログ内の位置情報をNの値「3」に設定(関連クエリ1を除く)して処理を終了する。これによりクエリq1から順次URL経由で結び付く各クエリの位置情報を最小経由のURL数に応じて設定することができる。なお、この設定例では位置情報は「N+1」(URL数+1)で設定されている。
図6に基づきURLの重要度の算出方法を説明する。まず、処理の開始により前記サブセット中の各URLとクリック関係を有するクエリとを抽出する(S21)。ここでは一例として式(1)のURLを対象とし、該式(1)のURLとクリック関係を有するクエリqi(i=1,2,・・・,n)を抽出する。
Figure 0005508232
つぎにS21で抽出したクエリqiの利用頻度から式(1)のURLのクリック確率を算出する(S22)。すなわち、クエリqiの前記サブセット内における投入回数を基に式(2)を用いて、式(1)のURLに対するクリック確率(Pik)を算出する。
Figure 0005508232
ここでは式(1)のURLとクリック関係を有するすべてのクエリqi(i=1,2,・・・,n)に対して、式(2)を用いてクリック確率(Pik)を算出する。そして、S22で算出したクリック確率(Pik)を基に式(1)のURLのエントロピーEkを、式(3)を用いて算出する(S23)。
Figure 0005508232
最後にS21〜S23の処理を前記サブセットに含まれるすべてのURLに対して実行し、各URLのエントロピーEkの最大値を用いて式(4)で正規化する(S24)。正規化されたエントロピーEkを各URLの重要度とする。
Figure 0005508232
S02:前記グラフ作成部4は、前記抽出部3からの出力情報のうちS01で抽出された前記サブセットを基にクリックグラフを作成する。このクリックグラフの作成方法を説明する。ここで前記サブセットが表2の検索ログであれば、q1のクエリからはu1.u4のURLがクリックされているため、図1のクリックグラフに示すように、q1からu1.u4へそれぞれエッジを連結させる。同様に表2の検索ログに基づきq2.q3に対しても同様にクリックグラフを作成する。すなわち、q2からu3.u5にエッジを連結し、q3からu1.u5へエッジを連結させる。このようにクリックグラフを作成し、作成されたクリックグラフを前記抽出部3からの出力情報(クリック確率Pikを含む。)と併せて前記特徴量抽出部5に出力する。
S03:前記特徴量抽出部5は、S02で作成されたクリックグラフにおけるエッジの重み、即ちクエリ間の特徴量(関連度)を算出する。このクリックグラフからの特徴量は式(5)〜(7)を用いて算出する。
Figure 0005508232
Figure 0005508232
Figure 0005508232
式(5)〜(7)を用いてクリックグラフにおけるすべてのクエリ間の特徴量を計算する。ここで「click_valueij」は、クエリqiとクエリqjの関連性を表す特徴量を示している。また、「k」は式(1)のURLを示し、「Pik×Pkj」はクエリqiを出発して式(1)のURLを経由し、式(1)のURLからクエリqjへ到達する確率を示している。図7にクリックグラフにおけるクエリq1とクエリq2の関連性を表す特徴量「click_value12」を対象とした具体的な計算方法を示しておく。なお、算出したクエリ間の特徴量は前記合成部8に出力される。
S04:前記グラフ作成部6は、前記抽出部3からの出力情報のうちS01で抽出された前記サブセットを基にスキップグラフを作成する。このスキップグラフの作成方法を説明する。ここではS02と同様に前記サブセットが表2の検索ログとする。このときq1に着目するとu1.u4はクリックされているが、u2.u3.u5はクリックされていない。そこで、q1からクリックされていないu2.u3.u5に対して、図2に示すように、エッジを連結させる。
また、q2.q3に対しても、q2からクリックされていないu1.u2.u4にエッジを連結し、q3からクリックされていないu2.u3.u4にエッジを連結させる。このようにスキップグラフを作成し、作成したスキップグラフを前記抽出部3からの出力情報と併せて前記特徴量抽出部7に出力する。
S05:前記特徴量抽出部7は、S04で作成されたスキップグラフにおけるエッジの重み、即ちクエリ間の特徴量(クエリ間の関連度)を算出する。このとき前記グラフ作成部6からの出力情報中、各クエリの位置情報に基づくクエリ間の距離(qiの位置−qjの位置)を算出する。
このクエリ間の距離と前記出力情報中のURLの重要度Ekとを用いて、スキップグラフにおけるクエリ間の特徴量を算出する。この算出には式(8)を用いるものとし、算出されたクエリ間の特徴量は前記合成部8に出力される。
Figure 0005508232
S06:前記合成部8は、S03.S05で前記各特徴量抽出部5.7から出力されたクリックグラフの特徴量とスキップグラフの特徴量とを合成し、最終的なクエリ間の特徴量を算出する。この算出には式(9)を用いる。
Figure 0005508232
式(9)中、「α」は「0〜1.0」までの実数を示し、予め任意の値に設定することができる。以下、「α」の値に「0.7」を設定し、クエリとして「恋愛占い」,「心理テスト」,「タロット占い」,「姓名判断」,「誕生日占い」を対象とした事例を説明する。ここではクリックグラフからは表3に示すクエリ間の特徴量が得られ、スキップグラフからは表4に示すクエリ間の特徴量が得られたとする。
Figure 0005508232
Figure 0005508232
このとき「恋愛占い」についてクエリ間の特徴量は、
「恋愛占い」⇒「心理テスト」=0.7×0.0+0.3×0.4=0.12
「恋愛占い」⇒「タロット占い」=0.7×0.5+0.3×0.2=0.41
「恋愛占い」⇒「姓名判断」 =0.7×0.0+0.3×0.3=0.09
「恋愛占い」⇒「誕生日占い」=0.7×0.1+0.3×0.0=0.07
と算出される。
算出された特徴量が閾値を超えていれば、推薦クエリとして抽出される一方、閾値を超えていなければ、推薦クエリとして抽出されないものとする。この閾値は仕様に応じて適宜に調整できるものとする。例えば閾値を「0.1」に設定すれば、「心理テスト」と「タロット占い」が推薦クエリとして抽出される。抽出される推薦クエリは、インターネット経由でユーザ所有の端末に表示されてユーザに提示される。
このような前記推薦装置1によれば、スキップグラフにおけるクエリ間の特徴量を算出するにあたって、式(8)に示すように、クエリ間を結び付けるURLの重要度Ekを利用するため、検索ログ中のクリック状況(クリックされていないURLが多いなど)の影響が軽減される。したがって、非特許文献1のように検索ログ中の未クリックURLが増加するほど前記特徴量が大きくはならず、これによりユーザに高精度の推薦クエリを提示でき、ユーザの検索効率の向上に貢献できる。
このとき非特許文献1では、スキップグラフを作成する際にクエリとクリック関係に無いすべてのURLにエッジを作成しているため、関連度の低いクエリとURLにもエッジが作成されるものの、前記推薦装置1の式(8)によれば、URLで結び付けられるクエリ間の距離(q1の位置−qjの位置)を考慮しているため、かかるクエリ間の関連度を低くすることができ、この点でも精度のよい推薦クエリをユーザに提示できる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えばスキップグラフおけるクエリ間の特徴量算出にあたってURLの重要度Ekのみを用いることもできる。この場合にはS12.S15の位置情報の設定を行うことなく、式(8)中から「1/q1の位置−qjの位置+1」を削除すればよい。このときURLで結び付けられるクエリ間の距離は考慮されないものの、検索ログ中のクリック状況(クリックされていないURLが多いなど)の影響が軽減される効果を得ることができる。
≪プログラムなど≫
本発明は、前記推薦装置1の各部2〜8の一部もしくは全部として、コンピュータを機能させる文書検索プログラムとして構成することもできる。このプログラムによれば、S01〜S06.S11〜S15.S21〜S24の一部あるいは全部をコンピュータに実行させることが可能となる。
前記プログラムは、Webサイトや電子メールなどネットワークを通じて提供することができる。また、前記プログラムは、CD−ROM,DVD−ROM,CD−R,CD−RW,DVD−R,DVD−RW,MO,HDD,BD−ROM,BD−R,BD−REなどの記録媒体に記録して、保存・配布することも可能である。この記録媒体は、記録媒体駆動装置を利用して読み出され、そのプログラムコード自体が前記実施形態の処理を実現するので、該記録媒体も本発明を構成する。
1…クエリ推薦装置
2…検索クエリ記憶部(検索クエリ記憶手段)
3…クエリ関連ログ抽出部(クエリ関連ログ抽出手段)
4…クリックグラフ作成部(グラフ作成手段)
5…クリックグラフ特徴量抽出部(クリックグラフ特徴量抽出手段)
6…スキップグラフ作成部(グラフ作成手段)
7…スキップグラフ特徴量抽出部(スキップグラフ特徴量抽出手段)
8…特徴量合成部(特徴量合成手段)

Claims (9)

  1. 検索クエリ記憶手段に格納された検索ログに基づきユーザに推薦クエリを提示するクエリ推薦装置であって、
    検索クエリ記憶手段からクリックされたURLで結び付けられる各クエリの検索ログを抽出し、抽出された検索ログ内のURLの重要度を各クエリからのクリック確率に基づき算出するクエリ関連ログ抽出手段と、
    前記抽出手段の抽出した検索ログに基づき各クエリとクリックされたURLとをエッジで連結させたクリックグラフと、各クエリと未クリックのURLとをエッジで連結させたスキップグラフとを作成するグラフ作成手段と、
    グラフ作成手段の作成したクリックグラフにおけるクエリ間の特徴量をURL経由の到達確率に応じて算出するクリックグラフ特徴量抽出手段と、
    グラフ作成手段の作成したスキップグラフにおけるクエリ間の特徴量を、前記抽出手段の算出したURLの重要度をもって算出するスキップグラフ特徴量抽出手段と、
    前記各特徴量抽出手段の算出した特徴量を合成して最終的なクエリ間の特徴量を算出する特徴量合成手段と、を備え、
    特徴量合成手段の合成したクエリ間の特徴量を、予め設定された閾値と対比した結果に応じてユーザに推薦クエリを提示することを特徴とするクエリ推薦装置。
  2. 検索クエリ記憶手段に格納された検索ログに基づきユーザに推薦クエリを提示するクエリ推薦装置であって、
    検索クエリ記憶手段からクリックされたURLで結び付けられる各クエリの検索ログを抽出する際に、該URLで順次結び付けられるクエリの位置情報をクエリ間のURL数に応じて設定し、該URLの重要度を各クエリからのクリック確率に基づき算出するクエリ関連ログ抽出手段と、
    前記抽出手段の抽出した検索ログに基づき各クエリとクリックされたURLとをエッジで連結させたクリックグラフと、各クエリと未クリックのURLとをエッジで連結させたスキップグラフとを作成するグラフ作成手段と、
    グラフ作成手段の作成したクリックグラフにおけるクエリ間の特徴量をURL経由の到達確率に応じて算出するクリックグラフ特徴量抽出手段と、
    グラフ作成手段の作成したスキップグラフにおけるクエリ間の特徴量を、前記抽出手段の設定した位置情報に基づくクエリ間の距離と、前記抽出手段の算出した前記URLの重要度とを用いて算出するスキップグラフ特徴量抽出手段と、
    前記各特徴量抽出手段の算出した特徴量を合成して最終的なクエリ間の特徴量を算出する特徴量合成手段と、を備え、
    特徴量合成手段の合成したクエリ間の特徴量を、予め設定された閾値と対比した結果に応じてユーザに推薦クエリを提示することを特徴とするクエリ推薦装置。
  3. 前記抽出手段は、クエリ投入回数に対するURLのクリック回数に基づき各URLのクリック確率を算出し、
    該クリック確率に基づき各URLのエントロピーを算出し、各エントロピーの最大値をもって各URLのエントロピーを正規化し、
    正規化されたエントリピーを各URLの重要度とすることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のクエリ推薦装置。
  4. クリックグラフ特徴量抽出手段は、クエリ投入回数に対するURLのクリック回数に基づき各URLのクリック確率を算出し、
    該クリック確率に基づき一方のクエリからURLを経由して他方のクエリに到達する前記到達確率を算出する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のクエリ推薦装置。
  5. 検索クエリ記憶手段に格納された検索ログに基づきユーザに推薦クエリを提示する装置の実行するクエリ推薦方法であって、
    検索クエリ記憶手段からクリックされたURLで結び付けられる各クエリの検索ログを抽出し、抽出された検索ログ内のURLの重要度を各クエリのクリック確率に基づき算出するクエリ関連ログ抽出ステップと、
    前記抽出ステップで抽出した検索ログに基づき各クエリとクリックされたURLとをエッジで連結させたクリックグラフと、各クエリと未クリックのURLとをエッジで連結させたスキップグラフとを作成するグラフ作成ステップと、
    グラフ作成ステップで作成したクリックグラフにおけるクエリ間の特徴量をURL経由の到達確率に応じて算出するクリックグラフ特徴量抽出ステップと、
    グラフ作成ステップで作成したスキップグラフにおけるクエリ間の特徴量を、前記抽出ステップで算出したURLの重要度をもって算出するスキップグラフ特徴量抽出ステップと、
    前記各特徴量抽出ステップで算出した特徴量を合成して最終的なクエリ間の特徴量を算出する特徴量合成ステップと、を有し、
    特徴量合成ステップで合成したクエリ間の特徴量を、予め設定された閾値と対比した結果に応じてユーザに推薦クエリを提示することを特徴とするクエリ推薦方法。
  6. 検索クエリ記憶手段に格納された検索ログに基づきユーザに推薦クエリを提示する装置の実行するクエリ推薦方法であって、
    検索クエリ記憶手段からクリックされたURLで結び付けられる各クエリの検索ログを抽出する際に、該URLで順次結び付けられるクエリの位置情報をクエリ間のURL数に応じて設定し、該URLの重要度を各クエリからのクリック確率に基づき算出するクエリ関連ログ抽出ステップと、
    前記抽出ステップで抽出した検索ログに基づき各クエリとクリックされたURLとをエッジで連結させたクリックグラフと、各クエリと未クリックのURLとをエッジで連結させたスキップグラフとを作成するグラフ作成ステップと、
    グラフ作成ステップで作成したクリックグラフにおけるクエリ間の特徴量をURL経由の到達確率に応じて算出するクリックグラフ特徴量抽出ステップと、
    グラフ作成ステップで作成したスキップグラフにおけるクエリ間の特徴量を、前記抽出ステップで設定した位置情報に基づくクエリ間の距離と、前記抽出ステップで算出した前記URLの重要度とを用いて算出するスキップグラフ特徴量抽出ステップと、
    前記各特徴量抽出ステップで算出した特徴量を合成して最終的なクエリ間の特徴量を算出する特徴量合成ステップと、有し、
    特徴量合成ステップで合成したクエリ間の特徴量を、予め設定された閾値と対比した結果に応じてユーザに推薦クエリを提示することを特徴とするクエリ推薦方法。
  7. 前記抽出ステップにおいて、クエリ投入回数に対するURLのクリック回数に基づき各URLのクリック確率を算出し、
    該クリック確率に基づき各URLのエントロピーを算出し、各エントロピーの最大値をもって各URLのエントロピーを正規化し、
    正規化されたエントリピーを各URLの重要度とすることを特徴とする請求項5または6のいずれか1項に記載のクエリ推薦方法。
  8. クリックグラフ特徴量抽出ステップにおいて、クエリ投入回数に対するURLのクリック回数に基づき各URLのクリック確率を算出し、
    該クリック確率に基づき一方のクエリからURLを経由して他方のクエリに到達する前記到達確率を算出する
    ことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載のクエリ推薦方法。
  9. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のクエリ推薦装置としてコンピュータを機能させるクエリ推薦プログラム。
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