JP5514998B2 - 弾球遊技機 - Google Patents
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Description
前記不具合を解消して正常な遊技を行うためにはCPUを再起動しなければならない。しかしながら、遊技状態がバックアップされていないため、再起動すると元の遊技状態に戻すことができず、確変状態から通常確率に戻るなど遊技者に不利益を与える可能性がある。
そこで本発明は、ハードウェア乱数の取り込みに関するCPUのフリーズを防止し、不測の事態となっても遊技状態をバックアップすることができ、CPUの再起動を行っても元の遊技状態に戻して、遊技者に不利益を与えることのない弾球遊技機を提供することを課題としてなされたものである。
遊技制御プログラムを実行することにより前記当否抽選を含む遊技進行の制御を行なう遊技制御手段と、
前記遊技制御手段に設けられ、前記遊技制御プログラムとは別系統の制御により、前記当否抽選に用いる乱数を生成する乱数生成部を備え、
前記遊技制御手段は、前記遊技制御プログラムに従い、前記乱数生成部へ向けて乱数の取り込みを要求した後に、前記乱数生成部から前記乱数を取り込むことが可能な状態にあるか否かを判定する乱数取込判定処理と、
該乱数取込判定処理により前記乱数を取り込むことが可能な状態にあることが確認された場合に前記乱数を所定の記憶領域に取り込む乱数取込処理と、
前記乱数取込判定処理により前記乱数を取り込むことが可能な状態にあることが確認されない場合に実行され、前記所定の記憶領域に、前記当否抽選で当りとならないハズレ乱数を取り込むハズレ乱数取込処理と、
該ハズレ乱数取込処理が実行される回数を計数し、実行回数が所定の回数に達した場合に、前記乱数生成部のエラーとみなすエラー判定処理と、
エラー判定時に実行され、現在の遊技状態を維持するためのバックアップ処理へ移行するバックアップ移行処理と、を有する構成とする。
請求項1に記載の弾球遊技機によれば、不測の事態、例えば乱数が生成されていないなど、乱数を取り込むことが可能な状態にあることが確認できなくても、従来構造のようにポーリング処理を継続するのではなく、乱数を取り込む所定の記憶領域に、当否抽選がハズレとなるハズレ乱数を取り込むようにしたので、遊技制御手段がフリーズすることなく遊技を継続することができる。
前記遊技制御手段は、前記エラー判定処理のエラー判定時に実行され、エラー発生を報知するエラー報知処理を有する構成とする。
前記遊技制御手段は、電源の投入処理と、該電源の投入処理の後に繰り返し実行される基本処理とを有し、
該基本処理は、停電の発生を検出する停電検出処理を含み、停電を検出するとその時点の遊技状態を維持する前記バックアップ処理を実行せしめるようになし、
上記基本処理の実行毎に、前記停電検出処理と前記乱数取込判定処理とを実行せしめ、
前記乱数取込判定処理により前記乱数を取り込むことが可能な状態にあることが確認されない場合には、前記ハズレ乱数取込処理および前記エラー判定処理を実行し、
かつ前記エラー判定処理でエラー判定がなされた時には、前記バックアップ移行処理により、停電検出時と同様に前記停電検出処理から前記バックアップ処理を実行せしめる構成とする。
前記遊技制御手段は、電源の投入処理と、該電源の投入処理の後に繰り返し実行される基本処理とを有し、
該基本処理は、停電の発生を検出する停電検出処理を含み、停電を検出するとその時点の遊技状態を維持する前記バックアップ処理を実行せしめるようになし、
上記基本処理の実行毎に、前記停電検出処理と前記乱数取込判定処理とを、前記乱数取込判定処理により前記乱数を取り込むことが可能な状態にあることが確認されるまで両処理を繰り返し実行せしめ、
前記乱数取込判定処理により前記乱数を取り込むことが可能な状態にあることが確認されない場合には、前記ハズレ乱数取込処理および前記エラー判定処理を実行し、
かつ前記エラー判定処理でエラー判定がなされた時には、前記バックアップ移行処理により、停電検出時と同様に前記停電検出処理から前記バックアップ処理を実行せしめる構成とする。
前枠52の板ガラス61の奥には前記内枠に保持された遊技盤10(図2)が設けてある。
前枠52の下半部には上皿55と下皿63とが一体に形成してある。下皿63の右側には発射ハンドル64が設けてあり、該発射ハンドル64を時計回りに操作することにより発射装置が作動して、上皿55から供給された遊技球が遊技盤10に向けて発射される。
尚、図1の39は、前枠52および前記内枠を外枠51にロックするシリンダ錠であり、該シリンダ錠39に所定の鍵を挿入し、鍵を時計回りに操作して前記内枠を開放するようになし、反時計まわりの操作により前枠52を開放する。
始動口22は特別図柄(以下、単に特図という)の抽選を実行する始動口である。始動口22の電動役物は、遊技球が始動ゲート21を通過したことに起因して実行される普通図柄(以下、単に普図という)の抽選で当りとなると所定の時間(約2.6秒)開放する。そして、始動口22に遊技球が入球すると複数種類の乱数が抽出され、特図の保留記憶として記憶される。
前記保留記憶として、「大当り判定用乱数」、「特図決定用乱数1」、「特図決定用乱数2」、「リーチ決定用乱数」、「変動パターン決定用乱数」などが記憶される(図10参照)。尚、保留記憶は最大4つ記憶される。
尚、遊技盤10の遊技領域13には、多数の遊技釘が植設されている。
またセンターケース14には、周知のものと同様にワープ入口、ワープ樋、ステージなどが設けられている。
また、パチンコ機50の裏側には、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83、発射制御装置84、電源基板85が設けられている。演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83はサブ制御装置に該当する。
主制御装置80は、CPU80b、ROM、RWM(RAM)、図略の入力ポート、出力ポート等を備え、主制御装置80のCPU80b、ROMおよびRWMは、パッケージされた一体型のMPU(マイクロプロセッシングユニット、)80aとして構成されている。MPU80aは遊技進行の制御を行なう遊技制御手段である。またMPU80aにはそのパッケージ内に後述するハードウェア乱数生成回路80cも設けられている。
また主制御装置80は、大入賞口25の開閉駆動する大入賞口ソレノイドを制御して大入賞口を開放作動せしめる。また特図の始動口22を開閉する普電役物ソレノイドの作動を制御する。
ハードウェア乱数は数値が「0」から「65535」まで一巡する周期で数値が重複することはない。数値が一巡する周期は回路内部のクロックにより設定され、例えば前記クロックが10.0MHzの場合の周期は約6.5msとなる。
このようにハードウェア乱数生成回路80cによれば、前述の不正な読込みが困難であること、生成されるハードウェア乱数の範囲を広くできること、かつハードウェア乱数の更新処理が、後述の「割込(INT)処理」ごとに更新されるソフトウェア乱数に比べて非常に早く更新できることから、乱数予想が困難となる。よってハードウェア乱数は「大当り判定用乱数」に用いる。
パチンコ機50は、始動口22への入球により前記各種乱数を抽出し、これら乱数に基づいて特図の当否抽選を行い、特図表示装置16および演出図柄表示装置15の図柄変動を開始する。前記抽選結果が大当りであれば、各表示装置15,16に大当り図柄を確定表示した後、賞球の獲得に有利な大当り遊技を実行する。尚、演出図柄表示装置15には特図表示装置16に表示される特図に対応する擬似図柄や演出を表示する。
またパチンコ機50は、前記確定された大当り図柄に基づき、大当り遊技終了後の遊技状態が確変状態や時短状態などに移行する。これら確変や時短などの遊技状態に関する情報は電源遮断時に遊技情報として記憶される。
図5は、パチンコ機50の電源基板85に設けられた電源スイッチを操作することにより電源が各制御装置に供給され、主制御装置80に電源が供給された際に実行される「遊技処理」である。尚、「遊技処理」は、CPU80bにより電源投入直後に実行される図示しないセキュリティーチェック後に行われる処理である
その後、電源基板85のRWMクリアスイッチが操作されているか否かの確認を行い(S101)、操作されていなければ(S101:no)、RWM保証値が正常にバックアップされたことを示す「1」であるか否かを確認する(S102)。
RWM保証値が「1」であれば(S102:yes)、SUM値作成処理を実行し(S103)、SUM値が記憶情報に問題がないことを示す「0」であるか否か確認する(S104)。
SUM値が0であれば(S104:yes)、電源復帰処理を実行し(S105)、電源遮断時の遊技情報(遊技状態)に基づいて遊技を再開することとなる。
S200の処理では、電源の電圧が下降して所定の電圧に達した際に電源基板85(停電監視回路)から出力されるNMI信号を主制御装置80が受信すると、実行しているプログラムのアドレスをRWMに記憶するレジスタ退避処理を行い、停電検出フラグを「1」にセットし(S201)、S202でRWMに記憶したアドレスに復帰するレジスタ復帰処理(S202)を実行する。
ここで「INT信号」とは、MPU80aの内部または外部に設けられたクロック回路により所定時間毎(例えば2msまたは4ms毎)に定期的に入力される信号のことである。尚、MPU80a内部にクロック回路が形成されている場合は、入力や受信という表現ではなくなるが、ここではMPU80aの内外問わず、入力や受信という表現を用いることとする。
一方、割込回数が「1」でなければ(S306:no)、割込回数をクリアし(S308)、払出制御装置81へ各種コマンドを送信するための賞球コマンド送信処理(S309)を実行する。
S307またはS309の処理に続いて、普通電役ソレノイドや大入賞口ソレノイド等の駆動やホールコンピュータ等への情報出力等をするための各種出力処理(S310)を実行する。
保留記憶の数が最大値でなければ(S401:yes)、ハードウェア乱数生成回路80cからCPU80bへのハードウェア乱数の取り込みを要求するための取込レジスタをセットする(S402)。
続くS404の処理では、ハードウェア乱数が乱数レジタスにセットされたことを示すラッチレジスタが「1」であるか否か確認する。ラッチレジスタが「1」であり、ハードウェア乱数が乱数レジスタにセットされ、ハードウェア乱数を取り込むことが可能な状態にあることを確認すると(S404:yes)、ハードウェア乱数を乱数レジスタからRWMの大当り判定用乱数の記憶領域へ取り込む(S405)。続くS406の処理では、後述の未セット回数をクリアする。なお、前記S402,S404の処理はハードウェア乱数の乱数取込判定処理であり、前記S405の処理は乱数取込処理である。
続くS501の処理はハズレ乱数取込処理であり、大当り判定用乱数の記憶領域に、ハードウェア乱数の代わりに、前記当否抽選の結果がハズレとなるように予め設定されたハズレ値を取り込む処理を行う。なお、ここでは予め設定されたハズレ値を取り込む処理としているが、必ずハズレ値となることを満たしていればどのような値であってもよく、複数の中から選択された値としても何ら差し支えない。
ハードウェア乱数の未セット状態が続くと、ハードウェア乱数生成回路80cに故障などの不具合が生じている可能性があり、未セット回数が所定数に達すると(S502:yes)、ハードウェア乱数生成回路80cにエラーが発生したとみなす。
そしてS503の処理はエラー報知処理であり、主制御装置80から演出図柄制御装置82やサブ統合制御装置83へエラーが発生したことを示すコマンドを送信する。これにより各種のランプや音声および演出図柄表示装置15でエラー表示がなされる。またこの処理で主制御装置80はホールコンピュータにエラー情報を通信する。
ここで、S502の比較に用いられる所定数は、ノイズの影響によって生じたものをエラーとして扱う可能性を低くするためにノイズ幅を考慮し、少なくとも複数回(3〜5回程度)とすることが望ましいが、数値を大きくすればするほど遊技者に不利益を与えることも考慮する必要がある。
「遊技処理1」の「基本処理」では、先ず、通常割込信号(INT信号)の受信を禁止する割込禁止処理を実行する(S130)。次に、ハードウェア乱数生成回路80cの取込レジスタをセットして、ハードウェア乱数を乱数レジスタにセットするように要求する(S131)。
停電検出フラグがセットされていなければ(S132:yes)、続くS133の処理では、ラッチレジスタがセットされたか否か確認する。前記S131,S133の処理はハードウェア乱数の乱数取込判定処理である。
ここで、先の実施形態とは、「エラー判定処理」(図9)のS502の判定に用いられる所定数が大きく異なる。先の実施形態では、始動口入力ビットが1であり、かつラッチレジスタがセットされていないときに実行されていたために少ない回数で対応することができたが、本実施形態では実行される回数が多いため、3000〜5000回程度とすることが望ましく、このような数値としても、先の実施形態とは異なり遊技者に多大な不利益を与える危惧はない。(ノイズの影響よって生じたものをエラーとして扱わないようにしないのであれば、先の実施形態と同様に3〜5回程度としても問題ない。)
「始動入賞処理1」では、始動口入力ビットにより始動口への入球が検出されたことを確認し(S420:yes)、保留記憶の数が最大値でなければ(S421:yes)、各種のソフトウェア乱数の取り込み処理を行う(S422)。
停電が検出されなければ(S143:yes)、続くS144の処理では、ラッチレジスタによりハードウェア乱数が乱数レジスタにセットされたか否か確認する(乱数取込判定処理)。
「エラー判定処理」の終了後には停電検出フラグにより停電が検出されたか確認する処理(S143)に戻る。従って、ラッチレジスタが「1」となってハードウェア乱数が乱数レジスタにセットされたことが確認されるか、または「エラー判定処理」によりエラーが発生したとみなして停電検出フラグに「1」がセットされるまで、S143,S144,S148の処理を順に繰り返し実行することとなる。
また、一つの始動口と一つの特図を備えたパチンコ機に本発明を適用したが、これに限らず、例えば、複数の始動口と複数の特図を有し、各々の特図に対応して当否抽選を行うパチンコ機等に適用してもよく、特図の代わりに普図を用いて主とした遊技を行うパチンコ機(所謂普通機、一般電役機)等に特図と普図とを読み換えて適用してもよい。
更に、所定時間毎の割込信号をINT信号として、電源基板85による停電検出時の信号をNMI信号として、各々記載しているが、主制御装置80のMPU80aのXINT端子やXNMI端子に入力されたものに限定されるものではなく、入力端子(ポート)に入力される信号やMPU80a内部の信号であっても、同義の信号であれば読み換え可能なことはいうまでもない。
15 演出図柄表示装置
16 特別図柄表示装置
22 始動口
50 パチンコ機(弾球遊技機)
80 主制御装置
80a MPU(遊技制御手段)
80b CPU
80c ハードウェア乱数生成回路(乱数生成部)
Claims (4)
- 遊技盤上に発射した遊技球が所定の遊技領域に入球すると当否抽選を行い、該抽選の結果に応じて遊技者にとって賞球の獲得に有利な特別遊技を実行可能とする弾球遊技機において、
遊技制御プログラムを実行することにより前記当否抽選を含む遊技進行の制御を行なう遊技制御手段と、
前記遊技制御手段に設けられ、前記遊技制御プログラムとは別系統の制御により、前記当否抽選に用いる乱数を生成する乱数生成部を備え、
前記遊技制御手段は、前記遊技制御プログラムに従い、前記乱数生成部へ向けて乱数の取り込みを要求した後に、前記乱数生成部から前記乱数を取り込むことが可能な状態にあるか否かを判定する乱数取込判定処理と、
該乱数取込判定処理により前記乱数を取り込むことが可能な状態にあることが確認された場合に前記乱数を所定の記憶領域に取り込む乱数取込処理と、
前記乱数取込判定処理により前記乱数を取り込むことが可能な状態にあることが確認されない場合に実行され、前記所定の記憶領域に、前記当否抽選で当りとならないハズレ乱数を取り込むハズレ乱数取込処理と、
該ハズレ乱数取込処理が実行される回数を計数し、実行回数が所定の回数に達した場合に、前記乱数生成部のエラーとみなすエラー判定処理と、
エラー判定時に実行され、現在の遊技状態を維持するためのバックアップ処理へ移行するバックアップ移行処理と、を有する構成としたことを特徴とする弾球遊技機。 - 請求項1に記載の弾球遊技機において、
前記遊技制御手段は、前記エラー判定処理のエラー判定時に実行され、エラー発生を報知するエラー報知処理を有する構成とした弾球遊技機。 - 請求項1又は2のいずれかに記載の弾球遊技機において、
前記遊技制御手段は、電源の投入処理と、該電源の投入処理の後に繰り返し実行される基本処理とを有し、
該基本処理は、停電の発生を検出する停電検出処理を含み、停電を検出するとその時点の遊技状態を維持する前記バックアップ処理を実行せしめるようになし、
前記基本処理の実行毎に、前記停電検出処理と前記乱数取込判定処理とを実行せしめ、
前記乱数取込判定処理により前記乱数を取り込むことが可能な状態にあることが確認されない場合には、前記ハズレ乱数取込処理および前記エラー判定処理を実行し、
かつ前記エラー判定処理でエラー判定がなされた時には、前記バックアップ移行処理により、停電検出時と同様に前記停電検出処理から前記バックアップ処理を実行せしめる構成とした弾球遊技機。 - 請求項1又は2のいずれかに記載の弾球遊技機において、
前記遊技制御手段は、電源の投入処理と、該電源の投入処理の後に繰り返し実行される基本処理とを有し、
該基本処理は、停電の発生を検出する停電検出処理を含み、停電を検出するとその時点の遊技状態を維持する前記バックアップ処理を実行せしめるようになし、
上記基本処理の実行毎に、前記停電検出処理と前記乱数取込判定処理とを、前記乱数取込判定処理により前記乱数を取り込むことが可能な状態にあることが確認されるまで両処理を繰り返し実行せしめ、
前記乱数取込判定処理により前記乱数を取り込むことが可能な状態にあることが確認されない場合には、前記ハズレ乱数取込処理および前記エラー判定処理を実行し、
かつ前記エラー判定処理でエラー判定がなされた時には、前記バックアップ移行処理により、停電検出時と同様に前記停電検出処理から前記バックアップ処理を実行せしめる構成とした弾球遊技機。
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